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「農家の嫁の事件簿」は岩手県の畜産業を営む三世代家に嫁ぎ、その地域の四季をイラストと短文で紹介していた。(このシリーズは第二弾で以前の本も読了済み)筑波大学で学者の卵をしていた著者が研究でこの地にやって来て、地元の青年と結婚し学者から畜産業の妻になったエッセイは興味深い。三世代家族なので基本大家族の上に里帰りしてくる一族の世話話など「田舎の日常」がうまく描かれていた。「トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか」は2009年7月16日早朝から夕方にかけて北海道大雪山系トムラウシ山が悪天候に見舞われ、ツアーガイドを含む登山者9名が低体温症で死亡した事故の事故調査報告書から各分野の専門家が山岳事故を減らす提言をしていた。(昔は凍傷といっていたのを低体温症と呼び変えています)細かい感想は書かないが、夏の登山で低体温症になるなど驚いた。最近、年配の方の登山がブームらしくあまり経験もないのに軽装備でいきなり高い山に登ったりすることで事故が激増しているそうな。登山や山岳医療の専門家などの話はとても説得力があった。
September 30, 2010
「昭和十七年の夏 幻の甲子園」は昭和17年の甲子園大会のドキュメントだった。本来なら例年通りの大規模な大会にする予定だったのが、防諜(外国のスパイ)上の問題や戦争中ということもあり選抜制の小規模なものになったそうな。当時の記録は残っており、それをリアルに表現していた。まあ、こんなものだろう。「シークレットサービス」はアメリカ大統領警護官の物語だった。過去にアメリカ大統領は暗殺されたり未遂事件があったり危険な目に遭うことがあり警護官(シークレットサービス)が誕生しその歴史、過去の大統領とのエピソードが書かれていた。後半は警護官の現状が書かれていたが警護用具の性能の向上、事前調査の充実があり、警護官の人員削減が迫っているそうな。警護官の悲哀が書かれていた。
September 29, 2010
「テレビの大罪」はテレビが垂れ流す情報をそのまま信じると心身や知性を損なうと警鐘を鳴らしていた。情報番組で「○○が身体に良い」と放送されるとその商品がすぐに品切れになったりダイエット企画を女子小学生がやったりとテレビが流すことは常に正しいという考えにギモンを持とうということだった。テレビの悪い部分についていろいろ書かれていた。まだまだ多くの方が「TVが報じることが正しい」と思い込んでいるのが恐ろしい。今は自分でインターネットを通して調べることができるのに…こういう人は本も読まないのだろうな~。「一流たちの修行時代」は会社経営者・アーティスト・職人・トップ営業マンなどにインタビューをして修行時代のエピソードが書かれていた。個別の感想は書かないがなかなかおもしろかった。
September 28, 2010
「脳梗塞からの“再生”」は脳梗塞で半身不随・声が出せなくなるというハンデを背負いながら力強く生きた免疫学者・多田富雄先生(2010年4月死去)のその後をNHKの女性ディレクターが追ったものを書籍化したものだった。(NHKスペシャルで放送)言葉が発せないが機械を使いながらディレクターと会話・メールのやり取りをしながら撮影をこなしていたが、新たなガンの発症→摘出手術や骨折を負い今年の4月に亡くなったのである。脳梗塞の影響で半身不随・声が出せなくなるが、「脳自体」は健常なのでちゃんとやり取りをしているが先生はつらかったと思う。なかなか興味深い内容だった。「いつも上を向いて」は俳優のマイケル・J・フォックス氏の今を語っていた。若くしてパーキンソン病を発病し、役者業を廃業しパーキンソン病患者を支援するマイケル・J・フォックス財団を立ち上げ活動をしているそうである。心無い中傷や偏見に立ち向かいパーキンソン病患者である著者が楽観的に思いを語っていた。そういう記録や思いが延々書かれていた。私が若い頃、よく映画で見ていたが最近見ないな~と思っていたらパーキンソン病だったとは…。内容がとても濃いのでじっくり読み方向けの本です。
September 27, 2010
「ポテチを異常に食べる人たち」は危ないクスリではなく、安くすぐに手に入るポテチが依存症を引き起こすソフトドラックなのだそうな。若い女性にご飯類を食べず、毎日ポテチを食べ続ける人が多いそうな。原料はただのイモなのに油・味のパウダー・うまみ成分などを加えると中毒性が増して止まらなくなるのだ。そういう相談事例や対処法がこの本に書かれていた。こういう依存症に女性が特に多く現代社会が生き難いと書いていた。詳細は書かないがこれはとても参考になった。コーヒー・清涼飲料水などもソフトドラック類に入り現代人の多くが○○依存症になっているのが恐ろしいと思った。
September 26, 2010
「原爆は日本人には使っていいな」は先の大戦末期にアメリカ、イギリス間において原爆使用について秘密の覚書があったそうな。戦後この覚書は公開されたが、この覚書のウラに人種差別があったと著者は(終始)述べていた。この覚書は当然日本にも入っているが、日本の歴史学者たちはこの覚書についてなんら研究していないそうな。著者はもう80歳を超えているが、この分野の研究者は自分だけだ!と強い自負をもっており、日本の原爆使用は白人による人種問題が根底にあったので2回も落とされたとしていた。その他にも理由を述べていたがなかなか興味深い内容だった。「なぜ友は死に俺は生きたのか」は戦中生まれの著者が戦争に行った先の世代、戦争を知らない後の世代と比較し、戦前は天皇・国家の為、戦後は民主主義・自由という真反対の教育を受けた戦中派のイヤごとがツラツラと書かれていた。そんなにおもしろくもなかった。
September 25, 2010
「東条英機の中の仏教と神道」は東条英機の孫である東条布由子さんが巣鴨プリズンに拘束されている時に仏教を学び(東条家は神道)、仏教に帰依したという話だった。あとは東条布由子さんが東京裁判の不当性を訴えていた。正直、そんなにおもしろい内容ではなかった。「竜馬伝説の虚実」は元大蔵省の官僚の「ミスター円」と呼ばれた榊原英資氏が書いた坂本龍馬の本だった。司馬遼太郎先生の「竜馬がゆく」に対し、強い違和感を持っておられ「事実と違うぞ!司馬さん!」ということを強く訴えていた。その理由や龍馬の行動(亀山社中時代)が書かれていた。榊原氏も金融経済の専門家なので、当時の龍馬の経済観念もあわせて書かれていた。いろんな龍馬伝説の発祥が明治時代中期というのが何ともいえない。実はそれまで龍馬はそんなに評価されていなかったそうな。
September 24, 2010
「白い道」は作家・吉村昭氏の取材メモを元に書かれたエッセイ。エッセイに感想はないが本になるまでの現地取材や関係者インタビューなど詳細に書かれていた。吉村氏は現地取材に力点をかなり置いており、ノンフィクション作品を多く執筆されていた吉村氏の作品はどれもおもしろい。「山本五十六の乾坤一擲」は山本五十六氏の動向や当時海軍に籍を置いていた高松宮さまに対し現状を説明したりした話だった。当時、戦争への流れは止めれるものではなく、「いつやめるか」と考える山本五十六氏の言動が多く残っているのに驚いた。まあ、こんなものだろう。
September 23, 2010
「リストラなう!」は某大手出版社を早期退職優遇制度(リストラ)で退職した方のブログやTwitterをまとめた本だった。50歳からのリストラだったのに45歳の著者は自分から志願し辞めてしまったのである。(正しくはリストラの定員にぜんぜん満たなかったので自ら志願した)その説明会から始まり、人事との交渉や他の部署との闘争などエキサイティングに書かれていた。それに対しコメントやTwitter上で一般人がコメントをしておりすべて掲載されていた。分厚い本だったがおもしろく一気に読了することができた。ちなみに再就職先は決まっていないそうな。「戦艦大和最後の証言」は著者が大和特攻に参加した方(生存者)に話を聞き、この本を書いたそうな。ちなみに著者の肩書きは「記録家」だった。(太平洋戦争に参加した元将兵の証言を残そうと活動されている方だそうです。)今回は師範学校(今の教育大学)を卒業し、小学校の先生をしていた方が召集され当初は短期現役兵(三ヶ月勤務)だったのに戦争末期ということもあり、短現兵の制度は停止され現役兵(2年勤務)なみに従軍することになりその悲哀が書かれていた。そのまま大和に乗り組み沖縄特攻に参加したのである。大和の乗組員3332名が戦死し269名が生き残ったのである。戦後、多くの方が亡くなり生存者はごく少なくなり貴重な体験談は貴重である。なかなか興味深い内容だった。
September 22, 2010
「自死という生き方」は自殺ではなく自死をした哲学者・須原一秀氏の遺稿本だった。正しくは須原さんの息子さんの協力で出版された本である。この世を充分満喫した上で自らの意思でこの世を去ることを自死と呼び、須原氏は実験的に自殺したのである。その自死の説明が丁寧に書かれており、「自殺は絶対ダメ!」という世間の考えに一石を投じる内容だった。この自死にはたくさんの条件があり、病い・悩み・老いなどがある場合は自殺にされてしまうので、健康で普段から悩みもなくある程度の年齢で物欲のない今の生活に満足している方限定なのである。そういう方でないと警察の検視で「○○を苦に自殺」とされるので難しいのである。「自殺は絶対ダメ!」という世間の考え方に対し哲学者らしく、反論しているが私は納得することができた。これは「生き方」を考える上で知っておくべきことがいっぱい書かれていた。ぜひ、読んで欲しい一冊である。「文豪はみんな、うつ」は精神を病んだ作家たちの病んだ伝記だった。明治後期から大正時代の大東亜戦争前の自由・退廃が入り混じった時期に「精神薬」が流行し、作家だけでなく学生などの一般人も多量摂取でたくさん自殺しているのである。夏目漱石(妄想を伴う精神病性うつ病)、芥川龍之介(うつ病と神経衰弱、薬物中毒)、宮沢賢治(躁うつ病)、中原中也(幻覚妄想),太宰治(慢性的うつ、何回も入水自殺)、谷崎潤一郎(不安神経症と強迫神経症)など作家たちの症状が書かれていた。クスリによる中毒や遺伝的な問題、環境などの問題で病気を発病しており多くが自殺している。なかなか興味深い内容だった。確かに明治・大正期の作家に自殺がとても多い。それだけ作家業は大変なのだろうか。
September 21, 2010
「ヤンキー最終戦争」は参議院議員になったヤンキー先生こと義家弘介氏のエッセイ。前半は自身の半生記で後半は議員になって知った教師や日教組の問題を論じていた。先生時代は生徒のことを考えていればいいが議員になると教育行政や法律、教育に関わる問題の解決など多岐に渡るが日教組に所属する一部の先生たちが活動を活発化させ、教育現場を荒らしていることと書いていた。う~ん…とても根深い問題だが一般人にはどうもできない問題である。最前線にいる義家氏が頑張らないと…。なかなか興味深い内容だった。
September 20, 2010
「税務署の言うこと…(後略)」は元税務署職員だった著者が税務署のウラ側を余すことなく書いていた。過去に著者は数冊書いているがどれもおもしろい。今回は「税務署の職員の言うことをそのまま聞いているとソンをしますよ」ということを暴露していた。税務職員にもノルマがあり、言うことをハイハイと聞いてくれる中小企業の社長が狙われるそうな。政治家などが付いている大きな企業は見て見ぬ振りで税務調査すらしないのである。かなり不平等らしい。今回もためになるおもしろい内容だった。「権力の館を歩く」は政治家の○○荘や○○御殿を紹介する本だった。近衛文麿の荻外荘、吉田茂の大磯御殿、鳩山一郎の音羽御殿、田中角栄の目白御殿など多くの総理が別荘を所有しており、休養をしたり秘密の会談をしたり外人客を呼んだりと結構利用されているのである。後半は軽井沢にある別荘地図、首相官邸・衆議院・参議院(貴族院)・最高裁判所などの建物の紹介もあった。なかなか興味深い内容だった。
September 19, 2010
「未来改造のススメ」は岡田斗司夫氏と小飼弾氏の対談だった。特に軸になる話もなくご両人がワイワイ楽しそうに会話しており、まあ、こんなものだろう。おっさん二人がお互いを褒めあう構図はなんとも言えん…。「悲しき国産食品」は保存料や合成○○料のあぶなさを警鐘する内容だった。コンビニやスーパーの食べ物のほとんどに化合物が混ぜてあり、今は問題ないが後に身体に害が出る恐れもあるのに中国産化合物がどんどん輸入されているそうな。厚生労働省も規制をすることなく食品業界団体・メーカーの言うがままに許可を増やしているのである。確かにこういう化合物について我々消費者はあんまり文句を言いませんね。もっとこういう情報を出しいて欲しいものである。
September 18, 2010
「母宮貞明皇后とその時代」は大正天皇の四男である澄宮崇仁さま(後の三笠宮)と百合子妃殿下のインタビュー集だった。話のメインは母宮さまである貞明皇后の思い出語りだった。三笠宮は昭和天皇・秩父宮・高松宮各殿下とかなり歳が離れており、貞明皇后にかわいがってもらったそうな。そういう子供の頃のエピソードが語られていた。百合子妃殿下も姑となった貞明皇后からいろいろ皇族のしきたりや宮中言葉を教えてもらい、なれない世界で生きてこられたことを語っていた。貞明皇后は各妃殿下に分け隔てなくアドバイスをし、皇室の繁栄を祈ったそうな。なかなか興味深い内容だった。「精神科医からみた平安の才媛たち」は清少納言・紫式部・和泉式部などを精神面を作品や人物像から分析したものだった。しかし、そんなにおもしろくなかった。古典文の解説本だった。精神分析は…?という感じだった。残念。
September 17, 2010
「ズルい言葉」は酒井順子さんのショートエッセイ。複数の本に掲載されていたものを再編したものだったが文字制限があるのかいつもの感じがなかった。日常の会話にふと使われる言葉に突っ込みを入れるエッセイで、「ふ~ん…」という感じだった。少し残念。「「世間」を笑いとばせ!」は作家・演出家の鴻上尚史さんのエッセイ。世間をテーマに書いており、なかなかおもしろかった。最近は小説を書いたり、子供を対象としたワークショップをしてみたり結構活動の幅が広がっているようだ。その現場で感じだ「世間の様子」を鴻上流の目線で書いていた。鴻上氏のエッセイはおもしろい。
September 16, 2010
「国家神道と日本人」は国家神道の成立が書かれていた。国家神道の成立は新しく明治期にできたそうな。それまで皇室は仏教で国を一つにまとめるため、政府・学者が国家神道という概念を作り教育勅語などに派生させ、天皇主権の国家を作ったそうな。もともとあった土着神道や○○派神道とは違うもので、「へっ~」という感じで読了した。なかなか興味深い話だった。「なぜ北朝鮮は孤立するのか」は北朝鮮の金体制の歴史や最近の動向、後継者問題など北朝鮮の今が書かれていた。現在の金正日氏も高齢・病気がちということで後継者問題も取り上げられていた。誰が後継者ということはまだ正式に決まっていないようで、この本でもこの人物であると書いていなかった。内容自体は一般的は本と同じだった。まあ、こんなものだろう。
September 15, 2010
「父は、特攻を命じた兵士だった」は大戦末期、特攻兵器である桜花の部隊を指揮していた著者の父の思い出語りだった。(本人は痴呆症)兵学校を卒業したエリート将校だった彼は、桜花の出撃を管理する立場の将校で「今日の出撃要員」を選定し出撃黒板に名前を書く係りだったそうな。その際、「誰を出撃さそうか・・・」と悩みぬき終戦を迎え、戦後は自身の命令で出撃した者たちの遺族を訪れたり忠魂碑を建立したりしていたそうな。生きている人も少なくなり、本人も痴呆症になったためこの事実を世に広めるために書かれたのだろう。
September 14, 2010
「父は、特攻を命じた兵士だった」は大戦末期、特攻兵器である桜花の部隊を指揮していた著者の父の思い出語りだった。(本人は痴呆症)兵学校を卒業したエリート将校だった彼は、桜花の出撃を管理する立場の将校で「今日の出撃要員」を選定し出撃黒板に名前を書く係りだったそうな。その際、「誰を出撃さそうか・・・」と悩みぬき終戦を迎え、戦後は自身の命令で出撃した者たちの遺族を訪れたり忠魂碑を建立したりしていたそうな。生きている人も少なくなり、本人も痴呆症になったためこの事実を世に広めるために書かれたのだろう
September 13, 2010
「ゲゲゲの旅」は鬼太郎の作者である水木しげるさんの故郷である境港を著者(佐古文男氏)とカメラマンが訪れるという内容だった。カメラマンが同行ということで写真がとても豊富だった。境港の水木ロードや記念館、隠岐島などを巡っていた。最後に奥さんである布枝夫人も登場し故郷を紹介していた。一度行ってみたいな~。「硫黄島栗林中将の最期」は栗林中将の死に際が自殺・他殺説とありそれを著者が解くという内容だった。それと父島で起こった捕虜人肉事件(アメリカ軍人の肉を日本人将兵が宴会で食べた事件)を紹介していた。他殺説は直接見た話ではなく、伝聞や戦後何十年経過した後に公開された話など直後の話はなかったそうな。栗林中将はアメリカ留学経験もあり親米的ということで参謀や海軍の幹部たちと折り合い面もあったので噂が流れたらしい。人肉事件も戦後裁判で裁かれており事実だった。なかなか興味深い内容だった。
September 12, 2010
「右翼の掟公安警察の真実」は右翼である一水会会長・鈴木氏と元公安警察官だった北芝氏の対談集だった。前半は右翼の歴史や現在の状況を鈴木氏が書き、公安警察部分は北芝氏が公安の組織や捜査手法を紹介していた。後半は両者の対談で当時の状況を懐かしく語り合っていた。一応公安は右翼・左翼とも取り締まっていたが、新右翼、反左翼という構造もあり右翼には好意的だったそうな。トゲトゲした会話もなく大人の対談だった。「畸人巡礼怪人礼讃」はノンフィクション作家・佐野眞一氏の取材で知った人物や興味を持った人物を紹介していた。特に各人つながりはなく淡々と「その人」を紹介していた。私は佐野氏の本をそれなりに読んでいるはずだが、知らない人がたくさんいた。まあ、こんなものだろう。
September 11, 2010
「援助じゃアフリカは発展しない」はザンビア出身のエリート女性が今の援助事情が書かれていた。各国・世界銀行とかがばく大なお金を援助しているがアフリカ全土は発展せず、まだまだ貧困や病気の蔓延・民族紛争が絶えない。実は援助に原因があると著者は示していた。著者は世界銀行で働き→ハーバード大で修士、オックスフォード大で経済学博士になり、ゴールドマン・サックスで働き今に至るという才女で思いつきではなく、ちゃんと資料を添えて書かれていた。各章かっちりと記述してあり、「へ~っ」と感心した。援助の歴史や今の援助事情(中国の投資拡大)が詳細に書かれていたが、確か中国って日本から経済援助を受けていたと思うが…。「文学フシギ帖」は池内紀先生の文学エッセイ。この本図書館で借りているがとてもタバコくさい。本全体からタバコ臭がする。こういう本は読むのがツライ。一応、読んだがニオイがひどく文章があまり頭に入らなかった。そんなにおもしろくなかったような気がする。
September 10, 2010
「エロティックな大英帝国」は匿名で出版されたエロい内容(当時の基準でね)の本を収集し、きちん整理し目録として出回った本の筆者を誰だったのか?ということを探る内容だった。多分、この人物だろうとされている人物を見つけその人の伝記を書いていた。当時、各国には出版や風紀に厳しい法律があり、こういう内容の本は表に出版されず、裏で流通し筆者もわからないまま放置されていたそうな。そこで英国人のお金持ちがコソコソと集め目録化していたのである。その人は幕末の日本にも来日しており、遊郭・混浴の温泉場に訪れその感想を日記にかいていた。(しかし、日記には誇張や勘違いがとても多く資料的価値は低し)よくここまで人物が特定できたな~と思った。「星野真里の地味な生活」は女優の星野真里さんのどーでもいいような内容のエッセイだった。しゃべるのが苦手な著者が芸能界でもまれ、それなりに発言できるようになり思ったことをつらつらと書いたそうな。芸能界の話はなく、本当の星野さんの日常が書かれていた。芸能人の休みの日はこんなものだろう。
September 9, 2010
「腐った翼」はJALの歴史や今の状況が時系列ごとに書かれていた。まあ、新聞に載っていたことだぶっており仕方ないか…。どこの会社にもある派閥人事、強固な組合活動などにも触れており「ふ~ん…」という感じで読了した。JALは国策で作られており、事故を起こしてもそんなに危機感も持たず他人事のような社内らしい。自分たちの利益に終始している会社で潰れても仕方ないということが赤裸々に書かれていた。
September 8, 2010
「フランダースのイモ!」は日本人女性がベルギー人(フランダース地方出身)と結婚し香港で新婚生活をおくるというエッセイだった。著者はあまり料理作りに興味はなく、ダンナさんが作るベルギー料理を食べるという内容であまり知られていないベルギー料理のレシピがキレイなイラストで紹介されていた。後、日本人とベルギー人の結婚ということでカルチャー・ショックがたくさんありその部分をおもしろおかしく書いていた。それと外国人の中に「日本料理は最悪だ!まずい」という人がいることに驚いた。なかなかおもしろかった。
September 7, 2010
「息子マイケル・ジャクソンへ」はJ・Mの実父がインタビューに答える形で書かれていた。ただ内容はJ・M関連本とそんなに変わらなかった。ただ、J・Mと実父が不仲であった説やJ・M事故死ではなく他殺説を父親が「事実はこうだ!」と示していた。あまり詳しく書かないが他殺説には「彼ら」という表現を使い、身近にいた人物が医師を唆し殺させたのだ!していた。J・M死後も「彼ら」動き回り、死後の稼ぎをすべて持っていくなど不穏なことを語っていた。まあ、億単位のお金が動くのでいろんな人物たちの思惑が蠢いているのだろう。
September 6, 2010
「独女(ひとりおんな)世界放浪記」は女優さんが所属事務所の社長の死亡を機に芸能活動を中断し昔からの夢だった海外旅行それも世界一周する旅行記だった。若い女性と言うこともあり、行った国の現地人(男性)からもてまくる話や危ない目に遭う話など世界中で経験した貴重な話がいっぱいあった。ただ文章は中高生の女子のようで軽~いタッチで書かれていた。もう少し突っ込んだ話があってもいいんじゃーないか?と思った。次回作があればぜひ、読んでみたい。
September 5, 2010
「バカボンのパパよりバカなパパ」は故・赤塚不二夫氏の実娘の方が書かれた思い出エッセイだった。赤塚氏の伝説的エピソードが赤裸々に書かれており、「この話も事実だったのか~」と改めて感心した。赤塚氏は女性が大好きで結婚後も次々愛人を作り、本宅に帰ることなく著者とも全然会わないこともあり離婚したそうな。しかし、元妻と新妻(元愛人)が大変仲がよく円満に過ごすことができ、みんな幸せだったが新妻、元妻、赤塚氏を相次いで亡くし、フジオプロの社長として切り盛りしているそうな。著者の両親を想う気持ちがとてもさわやかでおもしろかった。「モンスターの歴史」は海外におけるモンスターの変遷が豊富なイラスト入りで紹介していた。古代時代は人間と動物の組み合わせがいろいろ壁画に描かれており敬意を持っていたが時代が下り、想像上のイメージや先天性の障害者、ホラー映画、大量殺人鬼と変わっていた。なかなか興味深い内容だった。
September 4, 2010
「軽くて深い井上陽水の言葉」は井上陽水氏に心酔する著者が陽水氏の過去の発言を元に「井上陽水像」を語ると言う内容だった。独特の歌詞まわしや本人がかもし出すエキセントリックな雰囲気など…本当に好きなんだな~と読んでいて思った。「くたばれTVがんばれTV」はテレビ創成期に放送作家になり有名番組を作っていた男のエッセイだった。題の通り今の面白くないTV番組内容を批判し、「スポンサーや放送局に媚びず、TVマンたちが自由に番組を作れる環境を作れ!」という内容だった。著者はもう一線より退いておりおもしろくないTVを憂いていた。業界にいた方なので業界人のみが知っている話も豊富で興味深い内容だった。
September 3, 2010
「黒人はなぜ足が速いのか」は題の通りオリンピック・世界陸上を見ると世界規模のスポーツ大会なのに出ているのが黒人で優勝者もほぼ黒人である。で、これを科学的に説明しようという内容だった。外国ではEU・アメリカでは「人種差別」になるということでなかなかこういう研究が進まないらしい。確かに男子は短距離はカリブ海勢で長距離は東・北アフリカ勢と相場が決まっているそうな。(女子はなぜか長距離だけは日本人女子が強く、短距離は黒人女性である。)それは遺伝子に原因があるということで解析し、まとめてあった。確かに遺伝子レベルで違いがあるのだろう。遺伝子レベルの話が多く「ふ~ん…」という感じだった。やっぱり遺伝子レベルで黒人は運動能力がすぐれているのだろ。※これはあくまで著者の理論です。「仏像ミステリー」はいろんな仏像の歴史とそれに関わった人物とのエピソード集だった。題ではミステリーとあるがそんなに「怖い・恐ろしい」ような話はなかった。まあ、こんなものだろう。
September 2, 2010
「還暦すぎて始めた骨董露天商という生き方」は元映像会社を経営していた著者が体調を崩し経営が思わしくなくなり、会社をたとみ古物商の免許をとり露天商になるおっさんのサクセス・ストリーだった。免許を取っても組合に入らないと商品を入手できず、あたふたするなどなかなかおもしろい。いろんな古美術話や露天商で知り合った露天仲間たちとの交流などなかなか外こら見えないエピソードが豊富にあった。それと著者の書き方もおもしろく一気に読了した。こういうのを読むと古本屋さんをやってみたくなる。
September 1, 2010
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