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「だれでも1日200回はウソをつく!」はドイツの女性心理学者が書いたウソにまつわるエッセイ本。人間はもともとウソをつくものでどうしよもないそうな。過去にあった偽造事件、贋作事件、ナチスによる偽札製造など事実を挙げて論じていた。戦後はメディアが進歩し写真の加工による改ざんが多くあり、「ウソ」が必要悪とされている。どの宗教もウソをつくことを否定しているので、あとで後悔するするのである。なかなかおもしろい考察だった。
July 31, 2010
「百人一首の暗号」は独自の研究で百人一首が魔方陣になっている!という内容だったが数字(百首あるので)や独自の計算法や配列など私にはあまり理解できなかった。百人一首には同じ言葉や表現が被っている和歌がたくさんありそれらを調べるとまた似ている言葉や表現など出てくるそうな。う~ん…私は何とも言えん。「裸はいつから恥ずかしくなったか」は江戸時代は混浴が普通だったのに幕末外国人がやってきてこの混浴の風習を見て、「なんたるふしだらな!野蛮だ!」と勝手に思い込み新政府に外国人が止めるよう要請したそうな。新政府も外国に追いつくためこれを受け入れ、条例で禁止したのである。この混浴は広く普及しており、日本人には当たり前だった行為を外国人(キリスト教の教え)が文句をつける構図は今も変わらないのがおもしろい。確かに私たちもTVで未開の人たちが乳をほりだし、性器をむき出しにしていたら「うわ~野蛮」と思うだろう。それと同じことなのだろうな。ただし、それをやめなさい!とは日本人はいわんだろうが…
July 30, 2010
「新聞消滅大国アメリカ」は今アメリカでは老舗新聞社が倒産したり、外国企業に買収されたりしている現状が書かれていた。その原因は新聞そのものを作るのに莫大な経費がかかったり、インターネットの台頭、新聞自体を読まない層の出現など複合化しておりそれを指摘していた。新聞は地域のネタも多いにもかかわらず、新聞を読まない人が増え地域コミュの崩壊など問題も出ているそうな。日本ではまだ新聞社の倒産はないがこの先倒産することも予想されているが時代の流れもあり仕方ないか…と思う。
July 29, 2010
「ツイッターで日本全国0円旅!」はかなり話題になった本である。私は詳しく知らずとりあえずこの本を読んでみたが、「…もう、いいわ…」と思った。要は学生(女性)が無銭旅行をしつつその様子をTwitterやユーストリームで生放送したというものだった。実は事前に細かく企画されて提供も付け出来レースのような感じで終始ぬるい内容だった。自分(著者ね)が楽しければ、他の人もハッピーになってくれることを願っているという感じで私はこういう風味を受け入れることができなかった。書いている文章も重みもなく、「学生がしていることなんだから、やさしく受け止めてね」という感じで文章に工夫もなく中学生のような文章だった。もう少し文章にひねりを入れ読者に「おもしろいな~」と言わして欲しいものである。この企画30過ぎの無職のむさ苦しいおっさんがしたらここまで話題になるだろうか?
July 28, 2010
「私は日本のここが好き!続」は在日外国人に日本の良いところや良い思い出を語るという内容だった。世界各国の日本在住の方にインタビュー形式で聞いており、多くの方が治安がいい、(日本人の)隣人が親切、町が清潔とあげていた。このまま「住み着きたい!」という方も多く、まだまだ日本も捨てたもんじゃないと思った。このインタビューに中国人・韓国人もいたのが実にうれしい。
July 27, 2010
「森繁さんの長い影」は小林信彦氏の週刊文春に長年掲載されているエッセイをまとめたもので題にある森繁先生の話は最後尾にちょこっとあるだけで内容はいつもと同じ風味のエッセイだった。「全力でスローボールを投げる」は北尾トロ氏がいろんなことに挑戦するエッセイで「クスッ」と笑える内容だった。個別具体の体験談の感想は書かないが、いい年をしたおっさんが仕事とはいえいろんなことに挑戦するというのはなかなかおもしかった。
July 26, 2010
「マヤ・アステカ遺跡へっぴり紀行」・「古代マヤ・アステカ不可思議大全」は同時に2冊出版されたもので「へっぴり紀行」は著者によるイラストが多くおもしろかったが「不可思議大全」は文章中心であまりおもしろくなかった。この本の文字は写植ではなく、著者が直接書いた文字がそのまま印刷されており、私は読みにくかった。「へっぴり紀行」は南米各地の旅行記で「不可思議大全」は南米地域の歴史(伝記)が中心です。こういうのを読むと「行きたいな~」とつくづく思う。
July 25, 2010
「秘密諜報員ベートーヴェン」はあの音楽の巨匠ベートーヴェンの話だった。鉛筆で書かれたあて先不明のラブレターが実はナポレオンの対ロシア戦線に関する暗号だったという内容だった。当時の音楽家はお金持ちの商人や各国の王侯貴族に呼ばれヨーロッパ各地を移動することがあり、行った先の国や州の状況をナポレオンに間接的に伝えていたそうな。この手紙が発見された当時はベートーヴェンの各地にいる彼女(10名)が候補者に上がったが内容がちぐはぐで乱筆・乱文でラブレターには思えない感じだったので著者はいろいろ研究しこの結果に至ったそうな。一応最後まで読んだが微妙だった。あくまで日本人による解釈なので無理がある。ナポレオンに情報を伝える役目を担い各地を徘徊していた秘密諜報員ベートーヴェンの姿が何か微笑ましい。
July 24, 2010
「6%の明日」は肺がんで29歳の若さで亡くなった勝野洋・キャシー中島夫婦の娘さん七奈美さんを見取った手記だった。肺がんは転移が早い上に生存率も低く七奈美さんは気力を振り絞りながら抗がん治療を受けたそうな。しかし、がんの進行が早く体力の落ちた七奈美さんは残念ながらすぐになくなってしまったようだ。文中、七奈美さんは「ママ、ごめんね」と何度も言っており、手のうちようのない親はほんとにツライだろう。この手の本はなぜか一気に読んでしまう。
July 23, 2010
「私はなぜ麻原彰晃の娘に生まれてしまったのか」は麻原彰晃死刑囚の実娘(四女)が書いた手記だった。事件当時は5歳で事件のことはまったく理解できず、大人になりインターネットや他の人が書いた本で事件の詳細を知り家出したそうな。この本は家出中に書き出版社に持ち込み書籍化したものだった。この本では刑務所に収監されている他のオウム信者たちに個人的に面会に行ったり、手紙を送ったりして交流(一方的な場合も)をしており、「オウム事件とは何か?」ということを今も模索している様子が赤裸々に書かれていた。それとオウムの施設で教祖や家族と暮らしていた思い出も書かれており、興味深かいモノだった。また次巻が出版されるかな~と期待する。
July 22, 2010
「マイケル・ジャクソン」は日本人評論家によるマイケル研究の新書だった。マイケルの歩みや少年虐待事件のその後などが書かれていた。著者(寺西郷太氏)はマイケル評論の第一人者で愛着もあり丁寧に書かれていた。著者の敬意が込められておりとてもよかった。「まな板の上の鯉、正論を吐く」は元ライブドアの社長・堀江貴文氏のインタビュー集。100個余りの「○○について、(堀江さん)どう考えますか?」みたいな質問形式で問い、堀江氏がいろいろ答えていた。お金、政治、ライブドア時代、逮捕前後、現在についてなどインタビューしていたがごく普通の答えだった。まあ、こんなものだろう。
July 21, 2010
「大宮様と妃殿下のお手紙」は大正天皇の妃だった貞明皇后と高松宮妃喜久子さまとの手紙のやりとりを掲載していた。著者は最後の将軍徳川慶喜公の実娘の榊原喜佐子さん。喜久子さまは姉にあたる方である。当時の状況では女性が海外視察旅行くというのが大変で外国に興味を持っておられる貞明皇后へ喜久子さまがハガキを送られるということをしていたのである。それらを調べ現代文に訳し著者の喜佐子さんが解説していた。なかなか興味深い内容だった。「先の先を読め」は大和ハウス創業者の石橋信夫元社長の伝記だった。奈良県の山地で育ちながらエリート兵として近衛兵(天皇陛下をお守りする特別な選ばれし兵士)となり中国戦線を戦い捕虜になり戦後に帰国し、軍隊で学んだ精神力・考えで会社を大きくしてきたのである。この本は大和ハウスの現CEOが書いたモノで「大和ハウス・マンセー」だった。
July 20, 2010
「なぜ日本陸海軍は共同して戦えなかったのか」は日本の旧陸軍と旧海軍の「仲の悪さ」を実例をあげて紹介していた。明治維新当時は「海主、陸従」だったのが大陸侵攻にともない「陸主、海従」となったそうな。日露戦争以降にこれが顕著になり、第二次世界大戦に敗北したのである。それと「学校」も原因にあげられており、陸軍士官学校→東京のど真ん中で政治に興味を持つ、海軍兵学校→呉の片田舎で政治に興味を持たないよう教育をするなど違いも大きく作用したそうな。兵器の開発にも陸海別々に開発費を投入するなど二十手間をかけるなど問題も多く、最後まで「水と油」だったのである。なかなか興味深い考察だった、「藩史物語2」は松山藩・彦根藩・会津藩・米沢藩の歴史や幕末の動き(左幕か攘夷など)、歴代藩主の話など書かれていた。まあ、こんなものだろう。
July 19, 2010
「世界で一番乙女な生きもの」はお笑いコンビ「オアシズ」の光浦靖子さんの日記。何かの本に掲載されていたのを書籍化されたモノっぽい。おもに光浦さんの交友関係が中心で女芸人の生態がよくわかった。光浦さんは私より年上ということを知り少し驚いた。女芸人さんも魅力的なのに…と思った。なかなかおもしろかった。「私は、なぜ日本国民となったのか」は元台湾人で現在は日本人に帰化した金美齢さんの半生記だった。細かい話はぜひ読んで欲しいが「TVタックル」や「たかじんの委員会」に時々出演されている金さんだがこういう人生があり今があるのか~と感心した。
July 18, 2010
「希望の国・日本」は漫画家・小林よしのりさんが政治家(9人)と対談する内容だった。マンガは一切なく本当に対談だった。少し前に出版された本なので若干今と誤差があるが十分読むことができた。平沼赳夫氏、石破茂氏、加藤紘一氏、城内実氏、安倍普三氏など…。小林氏と政治の話をしていたがまあこんなものだろう。自民・民主党の政治家の皆さんだが双方そんなに言っていることに「差」がないのである。個人では「私はこう考えてます!」と主張しても、党の方針で別の政策が決まると個人一人ではどうしようもない。現政権の民主党もいつまで続くだろうか…
July 17, 2010
「霊道紀行」は辛酸なめ子さんがスピリチュアルなことについていろいろ体験したことを語っていた。著者は幼少の頃から「霊的なもの」に敏感で、友達の家やいろんな場所で「霊」を感じる(見れる)ことができるので周りの友達が引くらしい。逆にこっち方面に興味のある人がたくさん集まってくるなどそんなこともある。いろんな霊障やラップ音などに悩まされることも多く、スピリチュアルグッズや清め塩を持ち歩く生活が続いているらしい。私はまったくこーいう事を感じないので「そんなにあるのかね~」と思ったが霊現象は9割が見間違いや脳の勘違いらしい。ラップ音は素材の伸縮の音だし、金縛りも脳と身体の乖離だというしな~。著者は真剣に霊現象ととらえているがこれで本1冊書けるので十分元を取っているだろう。
July 16, 2010
「皇太子婚約解消事件」は昭和天皇の「宮中某重大事件」ではなく、大正天皇が皇太子時代にあった婚約解消事件の詳細だった。まだ明治天皇がまだ元気な時で病気がちな皇太子(後の大正天皇ね)の妃の為に元気な妃候補を探しており、候補として各宮家の皇女、徳川慶喜の娘、毛利・薩摩のお殿様の姫君たちが上がったがいろいろ事情(健康不安や実家の状況など)で落ちていき数人に絞られたが、「この女性に決定!」という決め手がなく一応の候補者として伏見宮家の皇女が妃候補になるが、なんと別の宮家からクレームが入りおじゃんになり、貴族の中から九条節子(後の貞明皇后)に決定されたそうな。伏見宮家では妃候補になり喜び勇んでいたのに、明治天皇が急に「婚約解消」を申し出たためかなりガックリしたそうな。大正天皇の妻となった貞明皇后は4人の男子皇族を生み、婚約を解消した伏見宮禎子(さちこ)さんは山内豊景氏の妻になったが子供をもうけることができなかったそうな。どちらが幸せだったかはわからないが宮内省の決定はある意味正しかったのだろうか。とても興味深い内容だった。
July 15, 2010
「吉田茂の見た夢 独立心なくして国家なし」は元総理の吉田茂氏の伝記だった。まあ、吉田茂氏の伝記はいっぱい書かれているので内容はほぼ同じだった。戦後政治史に興味がある人にはぜひ読んで欲しい1冊である。「電子書籍の衝撃」はキンケイドやipadの電子ブックの将来性が書かれていた。この本の良い所は良いことだけ書くのではなくちゃんと短所も書いており、「う~ん、わかりやすい」と感じた。これから出版社も紙の本を出すのではなく電子化に移行するだろうと〆ていたがそうなるだろう。なかなか興味深い内容だった。
July 14, 2010
「トレイシー」は極秘に作られたアメリカ陸軍の対日本諜報機関で主な任務が日本軍人の捕虜から都市の様子や軍需工場の位置や軍艦の構造図などを詳細に聞き取り、対日戦争に生かそうという活動をしていたのである。確かこのトレイシーはNHKで見たような記憶がある。日本人ディレクターが元トレイシーがあった基地(戦後すぐに解体済み)をたずね歩き、当時ここで働いていた元将校や元捕虜尋問官にインタビューしていた。日本人捕虜はするすると尋問に答え協力的だったそうな。相手も日系人を使いさりげなく配慮もあり各所に盗聴器もセットし捕虜の言葉ひとつひとつを記録していたそうな。これらを元に日本各地に効果的な都市空襲をして戦争を遂行していたのである。内容がスリリングに書かれており一気に読了した。
July 13, 2010
「バンド臨終図巻」は外国・日本で活躍したバンドの終焉を本人らから聞くのではなく、雑誌やインタビュー記事から読み取り辞書風にまとめていた。個別グループの話は書かないが、終わりの原因はお金の配分、クスリやお酒におぼれる(外国に多い)、メンバー間での行き詰まりなど世間で言われるような終わり方だった。外国のバンドはあまり知らないが日本のバンドは大体知っており、「○○はこーいう理由で解散したのか~」とヒシヒシと感じた。ただ多くのバンドが何年後かに再結成(期間限定も含む)をしており、この辺が「悩ましいな~」と思った。
July 12, 2010
「十代目金原亭馬生」は古今亭志ん生師匠の長男である金原亭馬生師匠の思い出を語る内容だった。もっとわかりやすくいうと中尾彬氏の奥さんである池波志乃さんの父親である。若くしてガンで亡くなったためお弟子さんも少なく「これこそ師匠!」という得意根多もない珍しい師匠である。この本では馬生師匠の思い出を弟子たち、中尾夫妻、落語評論家、立川談志師匠が語る企画だったのであますことなく師匠の半生記を知ることができた。私は残念ながら馬生師匠よりも弟である古今亭志ん朝師匠の気風のいい江戸言葉が好きなのできいたことがないが興味を持った。談志師匠はかなり好きだったみたいだったのでぜひ聞いてみたい。
July 11, 2010
「ガキ以上、愚連隊未満。」は井筒監督の半生記だった。高校生時代から映画もどきを作り始めフリータをしながら「映画を作りたい!」という思いで生き延び、お金をかき集め作った映画を酷評される話などあまり知らない井筒氏の半生記を知った。山本晋也監督の助手になり映画のイロハを学び、自身も監督になり大阪や京都の下町に生きる人々の悲哀や差別を映画に込めて制作していることが書かれていた。しかし、最後まで読んだが「ワシが一番や!ワシの意見が正しんや!」という感じがヒシヒシ伝わり「何だかな~」という苦い感じがした。「晩節を汚さない生き方」は人生の最後(晩節)をどうすればいいのか?ということについて書かれていた。この本では晩節を汚さした有名人と晩節を汚さなかった有名人が記述してあり「へ~っ…そーうだったのか…」と思った。政治家や実業家は辞め時が難しく、晩節を汚す人が多いこと…。後半は宗教的な晩節についていろいろ書かれていた。人間引き際が大切だな~と改めて思った。
July 10, 2010
「ワールドカップは誰のものか」はサッカー世界一を決めるワールドカップの歴史や各大会の政治的な動きや次回大会の誘致合戦など詳しく書かれていた。当初は欧州と南米の国だけだったのがイタリアが「政治的な宣伝に使える!」と考え以降常に政治的思惑が付きまとったそうな。敵対国でもそれを伝えないといけないので間接的に宣伝になるのである。次期開催国の誘致合戦も投票国の思惑やお金(スタジアムを建てるインフラ整備)が動くなど本来の目的から外れていることを指摘していた。後半は今回開催される南アフリカの歴史、インフラ整備や治安の状況が書かれていた。なかなかおもしろい内容だった。(この本は放送利権には触れてませんでいた)「ブラック企業、世にはばかる」はブラック企業とは?という説明からはじまり、どうして転職は不利なのかやどうしてブラック企業ができるのか?という仕事や転職について書かれていた。小売業・飲食業・システム関連などが代表として上げられており、業界の賃金や仕事事情が書かれていた。40歳くらいからの転職(高学歴・キャリアあり)事情や新卒者の話とブラック企業の話だけでなく日本企業の採用事情がよくわかった。
July 9, 2010
「君は一流の刑事(デカ)になれ」は警視庁本庁の捜査一課に定年まで勤めた刑事一筋の男の人生訓モノだった。著者が現役中に経験した殺人事件を参考にケース・スタディー方式で仕事に役立つコメント(教訓)していた。いろんなケースの殺人事件を参考にしており、多用なコメント(教訓)用意していた。著者は刑事捜査一筋なので高いプロ意識を持っており、これを実社会に生かそう!という意志がヒシヒシと伝わっていた。
July 8, 2010
「へんな国会」は国会議員・参考人・公述人などの迷言発言をピックアップし、著者が突っ込みを入れる内容だった。著者の配慮か知っている方が多くおもしろかった。耐震偽装問題の姉歯参考人や鈴木宗男氏・小宮山洋子さんなどなど…今はインターネットで国会中継が見れる時代なので議員もめったな発言ができないので発言もショボクなっているが仕方ない。まあ、こんなものだろう。「もったいないねこのバチ当たりめ!」は北野大(まさる)氏とビートたけし氏の兄弟対談だった。テーマは大氏の専門である「環境」についてで二人が暮らした昭和30年代の思い出話や亡き母親・さきさんの口癖など語っていた。たけし氏が先にしゃべり大氏が環境問題に絡ませてまとめていた。なかなか為になる内容だった。ただ今の環境=悪と考えなくても良いのがよかった。
July 7, 2010
「恋愛saiban傍聴記」はよくある裁判傍聴記だったがこの本は「恋愛」に縛りをいれた内容でライターである著者が日本各地の裁判所を巡り、裁判を傍聴するモノだった。被告人(犯罪を犯した人)と証人や見学やって来た妻(内縁の妻)や彼女を隣でウオッチングするモノで著者が独特の突っ込みを入れていた。犯罪のバリエーションも詐欺・覚せい剤・殺人など多岐に渡っており、なかなかおもしろかった。検察官や弁護士から厳しい質問にボロボロになりながら対応する様子を描いていた。この手の傍聴記があまりに増えたが独特の突っ込みも冴えておりとてもおもしろかった。
July 6, 2010
「神苦楽島」は浅見光彦のシリーズで上下巻あり充分に読み応えがあった。私の地元である兵庫県(淡路島)の話で起こった殺人事件と東京で浅見光彦が巻き込まれた事件が「淡路」でつながっておりそれを追う話だった。探偵物なので詳細は書けないがおもしろく一気に読了した。浅見シリーズは安心して読めるのでとても良い。
July 5, 2010
「中国侵略の証言者たち」はデータが中心だった。旧満州国の高官や軍人のデータと戦犯となった当時の話が書かれていた。中国の日本人捕虜収容所で聞き取り調査した調書の公開だった。罪を認めたら帰国できるので自分が犯した罪が赤裸々に書かれていた。が、実はここで日本人を赤化(共産党員)する工場でもあり、ここで学習した者が日本に帰国し、共産党マンセーの活動をしたのも事実である。私はこの内容は話半分だと思う。たしか映画ラストエンペラーでも元皇帝だった溥儀も収容所で罪を告白するシーンもあったな。別の本を読むとここに入れられた召集された元兵士は「おおげさに書き、猛反省のフリをし(赤化の)勉強会に出れば優先で帰国できる」と発言している。こういう事実も知っているので話半分ということと考えている。まあ、こんなものだろう。
July 4, 2010
「刑事(デカ)魂」は警視庁に36年刑事勤務した方の刑事エッセイだった。この方は似たような内容な本を確か書いていたような気がするがとりあえず読む。(確認しましたら「警視庁捜査二課」でした)刑事という仕事の話からはじまり、ドロボウの特徴や考え方など刑事目線の内容で書かれており、とても興味深い話だった。著者の失敗話もおもしろく書かれており、人間味あふれる感じだった。「失踪入門」は吾妻ひでおさんとお弟子さん(中塚圭骸氏)の対談集だったがほとんど中塚圭骸氏(香山リカの実弟)と進行さんの会話で吾妻ひでおさんはあまり発言していなかった。正直、「う~ん…」という感じだった。この中塚圭骸氏がクセモノで自分の好きな話や全然別の話に流れるなど奇妙だった。全然おもしろくなかった。勢いだけでしゃべっている感じ。
July 3, 2010
「私がしたことは殺人ですか?」は川崎協同病院事件の被告だった医師の手記だった。植物状態だった患者さんを家族の了解を得た上で管を抜き弛緩剤を注射したのである。しかし、この医療行為が「殺人罪」に問われ拘置所に入り、裁判(1.2審)闘争した内容だった。法の遵守か医療行為による尊厳死という微妙な問題に触れていた。勝手にお医者さんが判断でしたのではなく、家族からの強い希望もありしたのに、殺人罪で医師が問われるというのは何とも言えない。国もそういう微妙なガイドライン(殺人か尊厳死)を選定していないのでこういう不都合なことが起こるのである。私は尊厳死はありだと思う派である。完全に治る見込みのない末期の病気などの場合は本人・家族の了解や複数の専門医の見立てがあればいいかと思う。治る見込みのない病気や脳死状態は家族の肉体的・精神的・金銭的な負担が大きく「愛」だけでは救えないと思う。なかなか考えさせらる手記だった。裁判後も医師を続けておられるのが救いである。
July 2, 2010
「ポジティブ病の国、アメリカ」はアメリカ人の気質である「前向き・陽気」を根底から覆す内容だった。これはアメリカの隠れた国策らしく、前向きに(クヨクヨせず)死のう、前向きに借金をしよう、前向きに戦争しようと何かにつけてポシティブに考える思想の原点は何か?ということに触れていた。アメリカではクヨクヨとネガティプに考えることは「悪」とされており、ネガティプな発言をするとバッシングされるそうな。アメリカにおける前向き思想のたとえで乳がん(ドンドン告白しよう!)とか前向きな企業話などおもしろく書かれていた。確かにアメリカ人のイメージは明るく能天気というイメージがあるがやっぱりそうなる理由があったのか…ということがわかった。比較文化論でみてもおもしろかった。
July 1, 2010
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