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ここからは頂いたコースのお料理です。 1品目はフレンチから、田舎風テリーヌ。ソースはイチゴです。合せたワインは北海ケルナーでした。ケルナーの持つ微かな白胡椒系のニュアンスや白い花の香りがテリーヌとよくマッチします。甘みの部分はイチゴのソースと肉のコクと上手く一体化しますね。 2品目はイタリアン。菜の花とタレッジョのスフォルマートです。合せたのは竜眼・スパークリングでしたが、これが個人的には今回一のマリアージュです。竜眼の甘みがタレッジョのコクとマッチしていますし、香りの面でも、菜の花の香りとワインのハーブっぽさがよく引き合っています。完成度の高いマリアージュでした。 3品目は中華から、豚肉とカシューナッツの炒め物です。合せたのは甲州小樽仕込み。カシューナッツの香りと甲州の樽香と吟醸っぽさの混ざったものがよく合いました。味の部分でも、豚肉の旨みとワインの旨みがそこそこ合いますが、やはり香りが一番の魅力。 4品目はフレンチから、鮟鱇のベニエ、肝のソースです。こちらも甲州小樽仕込みと合せました。上記炒め物が「香りのマリアージュ」なら、コチラは「旨みのマリアージュ」といったところ。鮟鱇の肝ソースの豊かな旨みとワインの持つ旨みがよく引き合います。香りの部分では樽っぽさは薄れ吟醸っぽさの部分がフィーチャーされます。 5品目は中華で、海老の蒸し物。香味野菜を沢山使ったものです。合せたのは農民ロッソで、これがなかなか面白い。ワインの持つベジタブル系のニュアンスと、香味野菜の香りが結構マッチするのです。ただ、海老の甘みとワインの果実味の間にはそこまで親和性を感じず(臭みが出たわけではなく、引き合うマリアージュにまでは至らなかったかなという意味です)。 6品目も中華。豚スペアリブのやわらか煮込みです。まあ、小諸メルローが合わないはずありませんよね^^肉の旨み、脂がワインの旨み、タンニンとマッチするのは当然、甘辛いソースや香味と、ワインの香りがよくマッチしていました。 7品目はフレンチから、黒米と鴨のコンフィのリゾットです。合せたワインは引き続き小諸メルロー。鴨の旨みとの相性は良好で、黒米の香ばしさとも悪くないですが、スペアリブとのマリアージュの後だとややインパクトで負けるか。実はとってあった農民ロッソと合せたのですが、これも旨みとの相性が決まっていました。8品目は最後のデザートです。イタリアンから、金柑のカンノーロ。合せたのは古酒甲州。カンノーロの甘みに対し甲州の酸味がいいアクセントになります。金柑の香りも引き合いますね。 締めは中国茶でさっぱりと。今回のメニュー。こちらは左半分。 こちらが右半分。今回も大変に楽しい&美味しい体験をさせていただけました。特に、スフォルマートと竜眼の相性は秀逸なものがあり、今年のベストマリアージュ大賞の候補にも挙げられそうです^^この品種、あまり今まで飲んだことは無いのですが、要注目ですね。しかも、イタリアンに合うと言うのも面白い点です。次回は最終の3回目、フレンチのモネットのオーブンさんにて、3月開催だそうです。ブログなどを拝見していましても、楽しそうなワインイベントはやはり東京に集中している感じですから、岡山でこういったイベントに参加できると言うのはうれしい限りです。今から楽しみです^^今回の会場は中国料理 はすのみ岡山県岡山市北区平和町1-11営業時間;17時30分~22時(ラストオーダー)定休日;火曜日電話:086-238-8403香り豊かで、脂のきつくない、さっぱりした中華料理がいただけます。四川系ですので辛いメニューも充実していますし、そうじゃないものもあります。辛さは好みを伝えておけばいいでしょう。ちなみに、忙しすぎてランチはやめたそうです^^;にほんブログ村にほんブログ村
2011年01月31日
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前回まで、先日の国産ワインの会のワインを記事にしていましたが、今回も国産ワインに関係のあるイベントです。昨年の11月行われました、GGWINEさんのイベント、「旅するワイン~夢のカタチを召し上がれ」の第2回が先日行われ、今回もお邪魔してきました!イタリアン、中華、フレンチの3人のシェフが一堂に集まり、1つのコースの中で3種類全ての料理をいただきつつ、ワインを各お料理にあわせていくという意欲的なこのイベントですが、今回は中国料理 はすのみさんが会場でした。はすのみのシェフ、加藤さんはソムリエの資格もお持ちで、今回は加藤さんのアジアの料理とワインの相性はどうか、というお考えもあり、国産ワインをテーマにする事になったそうです。お出しいただいたワインは以下の6種類です。テイスティングメモは取っていないので、感想はここで簡単なものに留めます。飲んだことのある銘柄もあったのですが、ヴィンテージの違いやマリアージュの違いもあり、新鮮に楽しめました。1、ココファーム&ワイナリー 北海ケルナー09これはヴィンテージ違いを以前飲んでいますが、今回の09のほうが酸の出方、旨みの乗り方がよく、アルコール感も少なめで非常にいい状態だったなと感じました。今回の中では一番好みでしたね。2、マンズワイン 竜眼・スパークリングやや辛口のスパークリングです。フレッシュフルーティでライトボディな、よく冷やして楽しみたいワインですが、マリアージュの完成度は今回の中で一番。花とマスカット系の香りがチャーミング。※楽天内には無し3、シャトー・メルシャン 甲州小樽仕込み09樽熟甲州ですが、そこまで強く樽をかけているタイプではありません。甲州らしい柑橘感と樽のナッツっぽさが時間と共にどんどん一体化していきます。果実味メインのタイプですが酸もしっとり目のものがきちんと入ります。ボディはミディアムライト。4、ココファーム&ワイナリー 農民ロッソ09お手頃な国産赤ワインを代表する1本とも言えるこのワイン、私も好きな銘柄です。カベルネ・ソーヴィニヨンとマスカット・ベリーAのあいまったベジタブルな香りが印象的。ボディはミディアムでキレイめ。酸と果実味は、やや酸優勢でバランスの良さがあります。5、マンズワイン ソラリス・信州小諸メルロー今回のメインともいえる長野のメルローです。日本らしい柔らかさがありつつも、ボディなどややしっかりした部分もあります。バランス的にはヨーロッパ的かもしれませんね。6、マンズワイン ソラリス・古酒甲州97締めはマンズの甘口古酒です。柑橘や金木犀、リンゴといった甘さのある香りと、甘口ながらも非常にキレイでしっかりした酸が印象的でした。料理の写真については次で。にほんブログ村にほんブログ村
2011年01月31日
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さてさて、先日の山梨のワインの会のワインもこれで最後です。締めは山梨の地に最も適していると言われるプティ・ヴェルドを使った赤です。ルバイヤート・プティヴェルドー東白坂収穫08。生産者である丸藤葡萄酒工業もまた、勝沼を代表する作り手の一つです。現在の大村春夫氏で4代目になるそうです。周辺のワイナリーからの信頼も厚く、現地では多くの生産者がこのワイナリーの見学を勧めているのだとか。大村氏はボルドーでの勉強経験があり、プティ・ヴェルドも山梨に適したボルドー品種は無いかと大村氏が初めて栽培したのだそうです。価格は、写真のお店等で3990円。色は暗さのあるガーネット。ボルドー系の色合いですが、透明度はやはり高いですね。香りはキノコ、ココア、軽い腐葉土っぽさや黒い土といったものも感じますが、最も印象的だったのはクランベリーっぽさ。それも、ドライクランベリーですね。また、ドライベリーといえばブルーベリーのそれも感じられたでしょうか。その他、ダークチェリーや軽いミネラル、森の下草といったものもありましたね。味わいはタイトなものです。乳酸系、というにはややフレッシュさの強い酸が中心で、そこにミネラル感や繊細な果実味が加わります。また、旨みもしっかりで、果実味とともに後口にかけて存在感を見せます。ボディはミディアムで、やや硬質さも感じます。口当たりは滑らか岩清水系で、タンニンの感じはあまり無いですね。会では、ブルーチーズよりは白カビの方が相性がよかったような印象です。やはり、同じ国産のメルローなどと比べてもすっきりしたタイプですね。また、豚肉のパテとの相性はまずまず。マリアージュ、とまでは行きませんが、旨みはよく引き立ててくれました。このワインに合せるなら、肉料理なら鳥肉系が良さそう。焼き鳥(塩)やチキンソテーなどでしょうか。また、トマト煮こみもいいでしょうね。あとは、和食系で、根菜と煮たものなどでしょうか。案外、煮魚などの魚介系との相性が面白いかもしれません。やはり、ボルドーの力強いそれとは違う、ピノ・ノワールに近いようなはんなり感のあるワインで、まさに国産といった印象です。勿論、最近は濃さや強さのある国産の赤も増えていますから、国産らしい、とは一概には言えないのかもしれませんが、現在多くの人に共有されている国産赤のイメージにぴったりとはいえるでしょう。一方で、まだ若さも感じましたので、ちょっと瓶熟させるとどうなるのかも興味深いところです。にほんブログ村
2011年01月29日
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先日の山梨のワインの会のワイン、ここからは赤。酒折のイケガワが残念ながらブショネだったので、省略して今回はこの旭洋酒の銘柄を。ソレイユ・ルージュ・クサカベンヌ09。旭洋酒は元中央葡萄酒のスタッフさんだった鈴木さんご夫婦(職場結婚だそうです^^)が営むワイナリーです。ご夫婦だけでの経営のため、生産量は少ないですが、高品質なワインを作る生産者として注目されています。前回の甲州のみの会では、このワイナリーを代表するワインの一つと言える千野甲州を飲みました。セパージュはマスカット・ベリーA100%。クサカベンヌとは、クサカベ地区の葡萄から来ているそうです。価格は写真のお店で2100円。色は黒いです。紫感も強め。ガーネットに分類できなくも無いですが、黒のほうがしっくり来ますね。香りはバナナや土っぽさ、シナモンといったものを感じる他、屋はリベリーなニュアンスが多いです。イチゴジャム、完熟イチゴを中心に、ブルーベリーや少々の黒ベリーっぽさもありました。加えて、ダークチェリーや微かなスミレ、小さな赤い花、樽由来の木っぽさと言った要素も感じられました。味わいは口当たりが大変印象的でした。柔らか、まろやか、滑らか、スムーズ、優しい、そんな言葉が次々思いつくようなもので、大変に快適です。ボディはミディアムですが、ふくらみもあり、上記口当たりの良さと強い関連を感じます。果実味はある程度しっかりで、メインの要素ではありますが、抑えの利いたキレイな出方です。また、口当たりの良さにマッチした乳酸系の酸と旨みが上手く重なります。タンニンはあまり感じず。会では、白カビ系チーズとの相性がまあまあで、その後の豚肉のパテとの相性は良好、と言った感じでした。パテの脂感、鉄っぽさ、柔らかさとこのワインの果実味やボディの雰囲気がよく合いますね。その他、焼き鳥(タレ)やハンバーグなど、家庭で食べる肉料理と合せたいタイプですね。フレンチなどでも、上記パテなど、いわゆるビストロ的な家庭料理と合せてガブガブ楽しんでなんぼ、のような印象です。肩肘張らず楽しめる、しかし、口当たりの良さや味わいのバランスなど、完成度の高さも見せてくれるワインでした。価格的にもコストパフォーマンス高いですね。国産=高いというイメージを払拭するには最適なワインの一つでしょう。楽天ブログでも、byson1さんやbusuka-sanさんが高く評価されていらっしゃりますが、なるほどという1本でした。にほんブログ村
2011年01月27日
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まだまだ続く先日の山梨のワインの会のワイン。今回は山梨のシャルドネです。桜沢シャルドネ09。生産者は奥野田葡萄酒醸造。前回の甲州の会の際にも飲んだ生産者です。創業は平成元年だそうで、先ずは国際品種のワインで日本のワインをアピールしていきたいと、シャルドネやメルローと言った国際品種を多く栽培しているそうです。また、それらの品種は、優れた畑ながら遊休農地となっていた土地を利用して作っていて、栽培法としては日本によくある棚式ではなく、海外に多い垣根式だそうです。価格は、写真のお店で3300円。色は黄金。樽熟ということで、その雰囲気が良く出ています。香りは、こちらも樽っぽさがよく出ておりカラメルやハチミツをしっかり感じます。開けてすぐからしばらくは、これらの要素が支配的で、そこにクッキー、リンゴアメ、少々のグレープフルーツが加わると言ったところ。時間をおくとカラメルっぽさが落ち着き、グレープフルーツっぽさが増す他、ミカンやオレンジと言ったその他柑橘やオレガノ、タイムといったハーブっぽさも見えました。味わいは、残糖を感じるほどの甘さがあり、やや辛口といっていいでしょう。時間と共に多少落ち着いたので、樽の影響もあるのでしょうか。酸は、甘みの陰に隠れて見えにくい感じで、それが落ち着くとリンゴ産的なものが少し垣間見えます。旨みはありますね。ボディはミディアムで滑らか。この辺は、九州の骨太なそれと比べると日本的ですね。会では、白カビチーズとの相性が良好だった他、優しいブルーとも結構いけてしまいます。また、チーズの後豚のパテをお出しいただいたんですが、そちらとの相性も、鉄っぽさと上手く引き合っていい感じでした。樽っぽさが強いですが、優しさもあるので、魚や鳥肉のクリーム煮などと合わせると面白いかもしれません。また、焼き鳥(塩)なども旨みのしっかりしたものならいいつまみになりそう。あまり鮮魚に合せたい印象はありません。09は非常にいい年だったと言う事で、樽強めながらも葡萄の味わい、香りも十分見えました。ただ、今はまだ若いのかなというのが正直なところです。あと3年5年して、色々な要素が落ち着いてきたときがこのワインの真の姿のように思います。楽天内には07ヴィンテージがあるようですが、どうなっているのか気になるところです。にほんブログ村
2011年01月25日
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先日のワイン会のワイン、続いては最近色々出てきている国産のソーヴィニヨン・ブランです。勝沼ソーヴィニヨン・ブラン09。生産者はシャトレーゼ勝沼ワイナリー。あの洋菓子で有名なシャトレーゼが、地元産業の振興と、元々社長さんが山梨出身でワイン作りをして見たいという思いがあったことから、はじめたワイナリーです。従業員は5名と少数精鋭ですが、資金力を活かし一から新しい生産設備を作ったり、優れた土地に畑を購入したりしています。価格は2625円ですが、楽天内に取り扱いはなし。写真のものは07ですが既に売り切れ。写真撮り忘れた^^;のですが、同じラベルなので貼っておきます。ちなみに、購入先はコチラ。色は青みのある薄い黄色。グレープフルーツの果汁的な雰囲気。香りは軽い硫黄的な要素があり、ビオ的なつくりをうかがわせます。時間が経つとそれは薄れ、硝煙的なミネラル、グリーンハーブや青い草、土っぽさといった、フルーティさではなく結構シビアなニュアンスが強く感じられます。勿論、フルーツっぽさも無いわけではなく、グレープフルーツやライム、カボスといった、甘い系ではなくフレッシュさのある柑橘香が感じられます。また、ちょっと柚子コショウっぽい雰囲気も。味わいはミネラリーさとフレッシュで強い酸が印象的。また、酒質の強さがあり、硬質感すら感じられます。果実味は繊細で、柑橘系のそれがほのかに感じられます。後口には少々の苦味もあってグレープフルーツ的ですね。旨みもしっかりあります。ボディはライトで、前述の硬質感と相まってシャープさがあります。まさにソーヴィニヨン・ブランらしい味わいと香りで、シェーブルチーズとの相性は良好です。また、マンチェゴもいいつまみになりますね。意外だったのは、結構ウォッシュとも悪くなかったこと。まあ、食べやすいタレッジョだったこともあるでしょうが。他に食事に合せるなら、鮮魚系は良さそうで、白身魚カルパッチョなどは勿論、お刺身でも食用菊を添えたりすると十分いけそう。山葵との相性も期待できます。和食系は濃い煮込みなどで無ければ全般的に合せられそうですが、天婦羅は面白そうで、特に、ちょっと早いですが苦味と香りが魅力的な春野菜の天婦羅には是非合せたいところ。実は、今回一番印象に残ったワインです。最近、ソーヴィニヨン・ブランはニュージーランドのものばかり飲んでいましたのでこういうボルドーのそれに似た雰囲気のものは久しぶりだったのもありますが、そういった外国のものと抵抗無く比較できてしまう完成度の高さが衝撃だったと言うのが一番です。にほんブログ村
2011年01月23日
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続いての山梨の甲州以外のワイン会のワインは日本の自然派を代表するこの生産者のワインです。キャネー・デラウェア+10。生産者は金井醸造です。山梨の万力のワイナリーで、ビオ的な栽培法、それも、ただビオディナミを受け入れるのではなく、自身の畑の環境にあったものを模索している他、自然酵母による醸造などにも取り組んでいます。セパージュはデラウェア100%ですが、自社畑のもののほか、同じく自然なワイン作りを志向する四恩醸造の小林氏が栽培したものも使っているそうです。価格は2520円でしたが、楽天内に取り扱いは無し。写真を撮り忘れました^^;ので、購入先のリカーショップながさわさんか、ワイナリーのページをご参照くださいm(_ _)m色は極薄い黄色。ただ、この手のワインらしく濁りがあります。香りは、濁りの印象そのままの酵母的なニュアンスや吟醸香といったものが強いです。また、少々のハーブっぽさなどもあったでしょうか。それ以外は、デラウェアらしいフルーティなもので、パイナップルや巨峰、洋梨、メロンといったものが豊かです。特に、メロン的なウリ科の香りは、時間と共に印象を増しました。その他、蜜っぽさや軽い石灰的なミネラルと言ったものも。味わいは、シャープで明るさのある酸が主体。リンゴ酸系で、強さもありちょっとヨーロッパ的かも。果実味はほんわかしたものが繊細に感じられる程度で、旨みも強め。この辺のバランスも結構欧州的かもしれません。ボディはライトですが、ミネラル感、エキス分共に十分で、芯を感じます。会では、どのチーズとも喧嘩せず、と言った感じですが、シェーブルやウォッシュはいいつまみになりました。逆に、白カビ系ですとワインの印象が少し薄れるかも。ワイナリーのページでは、カブと塩豚の煮込みや、季節野菜とラクレットチーズがオススメの料理として挙げられていますが、確かに、野菜の甘みを味わえる料理とはよく合いそうです。特に、カブと塩豚の煮込みなどのような、白い煮込み料理には面白そうです。その他、個人的には焼き鳥(塩)や牡蠣との相性も是非試してみたいですね。デラウェアのワインといいますと、甘口で飲みやすいものが多いイメージですが、こちらはシャープで随分と本格的な辛口です。国産ワインの入り口としては、やはり甲州などが適切なのでしょうが、ワインをある程度の見慣れている人は、あえてここから入るのも面白いかもしれませんね。にほんブログ村
2011年01月21日
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ということで、ここからは先日の山梨の甲州以外のワインの会のワインです。最初は、実は長野産だった^^;こちらのスパークリング。リュギー・スパーク・シャルドネ。生産者大和葡萄酒は勝沼の大正2年創業のワイナリーです。世界品質のワイン作りを目指して、甲州の垣根作りを極めて早い段階で実現したワイナリーで、他にも貝殻を肥料として使い土壌のミネラルを増やすと言う「ミネラル甲州プロジェクト」等を行っています。また、老舗らしく、樹齢100年の甲州からワインを造る権利を持っていたりもします。セパージュは長野の松本産のシャルドネ100%。価格は2940円。色は薄めですが、ツヤのある黄色です。泡は極めて大人しく、勢い、持続力ははっきり言って弱め。口当たりは結構クリーミーです。香りは、酵母やビスケットっぽさといったスパークリングらしいニュアンスもありますが、蜜や軽いハチミツ、熟したミカンやオレンジ、焼き栗っぽさ、少々の乾燥ハーブといった樽熟シャルドネっぽさがいっぱいです。ちょっとだけですがクリームっぽいニュアンスもあったでしょうか。ミネラル系の要素はそう強くありませんが軽い石灰っぽさはありました。味わいは非常に優しく、滑らかな口当たりが印象的です。ミネラルの硬質さなども無く、泡の雰囲気からしても、結構熟成させてからのリリースなのかなと思います。主たる要素は果実味で、酸は乳酸系のものが溶け込み気味に感じられる程度で、酸っぱいのが好きな方にはちょっと物足りないかもしれません。会では色々なチーズをつまみにして見ましたが、シェーブルとの相性はまずまず。ただ、個人的にはマンチェゴとの相性が一番いいように感じました。ナッツ系のニュアンスを持ったハード系チーズはいいつまみになりそうです。他に合せるなら、結構幅広くいけそうで、魚介類なら刺身とかはちょっと微妙かもしれませんが、生魚系もマリネとかなら十分いけそうですし、今の時期なら焼いたカニなんかもよさそう。あ、天婦羅もいいでしょうね。あと、最近鶏のおろし煮にはまっているのですが、合せてみたい感じです。今回のラインナップの中でも結構人気の高かった銘柄です。特に、フランスワイン党の方々の評判がよかったですね。長野産ということで、若干趣旨とは外れてしまいましたが、国産スパークリングの水準の高さを感じられたと思います。このワインを作っている大和葡萄酒さん、実は、岡山の哲多ビンヤードの葡萄をワインにしているワイナリーでもあったので、是非飲んでみたかったんです。岡山のワインも、じきワイン会で飲もうと考えています。にほんブログ村
2011年01月19日
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現在やっています、日本のワインを順に飲もうという会ですが、前回のオール山梨の甲州の会に続き、今回は山梨の甲州以外のワインの会を行いました。飲んだワインは以下の7種類です。また順に記事に…していきますが、1本見本のように見事なブショネが出てしまいましたので(;;)、個別記事にするのは6本だけにしておきます。1、大和葡萄酒 リュギー・スパーク・シャルドネ山梨の会、と言っておきながらいきなり長野産の葡萄のワインです^^;まあ、大和葡萄酒自体は勝沼のワイナリーなのでよしとします。ワイン自体は美味しかったですし^^2、金井醸造 キャネー・デラウェア+10デラウェアのワインというのは、初体験と言う方が多くインパクトあったようです。味わいも酸主体の旨みの強い辛口で、さらにびっくりと言った感じ。流石金井さんですね。3、シャトレーゼ勝沼ワイナリー ソーヴィニヨン・ブラン09こちらも、お菓子で有名なシャトレーゼのワインということで驚きを与えた1本。近年評価の高まっているワイナリーですが、強さのある国産らしからぬ?酒質を感じました。4、奥野田葡萄酒醸造 桜沢シャルドネ09前回の甲州の会の際、スパークリングを飲んで興味を強めた奥野田さんのシャルドネです。まだ若く、樽のニュアンスや残糖の印象が強かったですが、素性の良さは見えます。5、旭洋酒 ソレイユ・ルージュ・クサカベンヌ09マスカット・ベリーAのワインの中では大変に評判のいい旭洋酒さんのクサカベンヌですが、きれいな飲み口、しっかりした香り、まとまりのある味わいと、コスパの高さがあります。6、シャトー酒折 マスカット・ベリーA樽熟成 キュヴェ・イケガワ06上記クサカベンヌとの飲み比べを、と思い選んだワインですが、残念ながら見事なブショネ(泣)臭いや苦味の出てしまっている味わいの奥に、辛うじて出来の良さを伺うことは出来ました。7、丸藤葡萄酒工業 ルバイヤート プティ・ヴェルド・東白坂収穫08トリは勝沼を代表する生産者の一つである丸藤葡萄酒のプティ・ヴェルドです。やはり強さはありませんが、国産らしいたおやかさがあります。ただ、こちらもまだ若いでしょうか。酒折のブショネは大誤算でしたが、まあこれは出るときは出るものなので、仕方ありませんね^^;ブショネ初経験の方も多く、まあ盛り上がりはしました(笑)どのワインもよかったですが、やはり多く聞かれたのは白の出来のよさを指摘する声です。特に金井さんのデラウェアやリュギーの泡は好評でした。個人的には、シャトレーゼのソーヴィニヨン・ブランが印象に残りましたね。次回は2月に、今度は長野のワインを飲む会をやりたいと思います。日程はまだ決まっていませんが、決まりましたらまたここで告知したいと思います。 つまみのチーズです。非常に状態がよく味わいの良さを楽しめました。 今回のワイン勢ぞろい。左から、リュギー、デラウェア、ソーヴィニヨン・ブラン、桜沢シャルドネ、クサカベンヌ、プティ・ヴェルド。酒折は後ろに隠しました^^;にほんブログ村
2011年01月17日
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なんと、ミユウミリウさんが付けて下さったコメントで気付いたのですが、楽天ブログトップページの「グラン・ジュテ」というコーナーで、当ブログを紹介いただいていました!マイペースでやってきまして、この4月で4年目になるわけですが、続けているとこういうこともあるんですね~。今後もぼちぼちとですがやって行こうと思います^^さて、今回は、前回に引き続きオーストリーワインです。ただし、地場品種ではなく国際品種、それもソーヴィニヨン・ブランです。ソーヴィニョン・ブラン08。生産者マルクス・フーバーは、ヴァッハウ南東部に位置するトライゼンタールのワイナリー。フーバー家の4代目になります。フーバー家は、元々この地でブドウ作りを行っていたようですが、マルクスの醸造家就任以降、数え切れないほどの賞を獲得し、一躍その知名度を高めました。比較的新しく葡萄栽培地図に載ったトライゼンタールですが、その新しい産地の勢いを象徴するワイナリーと言えるでしょう。価格は、楽天内では写真のお店で1764円。現在特価だそうで、私が購入した価格より500円程度安いですね。色は薄い黄色。ソーヴィニヨン・ブランらしい色合いです。香りは、まさにソーヴィニヨン・ブラン^^。ただ、ボルドーよりはニュージーランドのそれに近い感じです。グレープフルーツ、パッションフルーツ、グリーンハーブと言ったフレッシュさが全開で、軽いパプリカっぽさもあります。そこに、軽い蜜っぽさやリンゴ、洋梨、白い花、ミネラルと言った要素が加わります。味わいも、果実味のしっかりしたものですが、そこにシャープかつしなやかな酸味が加わるのはやはり旧世界的。後口にかけて微かな苦味もありました。ボディはまろやかさのあるライトボディですが、なんだかんだ芯の強さはあります。バランスは全体的にいいですね。食事との相性は幅広く、特に和食系との相性は良好で、イカや海老のお寿司にもよく合いましたし、刺身だって白身魚のものには十分合います。果実味のあるワインだからか、甘みの感じられるイカとは特に良かったですし、刺身も味の強い鰆に結構いけました。また、おでんをつまみながらも飲んでみたのですが、まず、おでんのダシの旨みとよくマッチしており、大根などはその香りと甘みが加わる事で、さらに相性がよくなりました。マルクス・フーバーのワインは、他のものも2000円程度の比較的手の出しやすい価格でバランスのいい味わいを楽しめる印象があり、楽天内での取り扱いも多いのですが、このワインもそんなワインです。ニュージーっぽいですが、もう少し謙抑的ですね。この特価での価格は、相当お手ごろですね~。にほんブログ村
2011年01月15日
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今回はオーストリーの人気生産者であるガイヤーホフのグリューナー、そのトップキュヴェです。グリューナー・フェルトリナー・グーツレゼルフェ06。ガイヤーホフはヴァッハウの東にあるクレムスタールのワイナリーです。ヴァッハウのニコライホフとは姉妹関係で、姉のニコライホフが厳格なビオディナミストなのに対し、妹のガイヤーホフはビオロジックを実践しています。また、オーストリーでは02年より原産地呼称制度の導入が進んでいますが、クレムスタールも07年にDACを取得しています。価格は、写真のお店で4410円。色はグリューナーらしい青みのあるものですが、ツヤがあり黄金と言ってもいいくらいです。香りも、ツヤのある色合いに似合ったハチミツ感の強さがあります。主たる要素がその蜂蜜や蜜で、そこにグリューナーらしい白コショウやミネラルが加わると言ったところ。ミネラルは、結構骨太な鉱物系。その他、オレンジやマンゴー、カリン、アプリコット、メロン、マスカット、グレープフルーツといったフルーティさがあります。あと、ちょっとオイリーかも。味わいは豊かな果実味がメイン。香りの蜜っぽさもり、貴腐葡萄使ってるのかなと思うほど。酸は、口に含んですぐはそう感じませんが、後口にかけて強さと落ち着きのあるリンゴ酸があり、独特の苦味とともに味わいの印象を引き締めます。ボディは、まろやかさ、柔らかさを感じるミディアムフルですが、芯の強さ、エキス分を感じるのはオーストリーワインらしいですね。これは単独での鑑賞も十分ありだと思います。ただ、食事との相性も勿論いいです。豚バラのポトフ(何日も煮込んだようなものではありません)と、人参などのピクルスと合せたのですが、どちらともよかったです。特に、ポトフはマスタードをつけながら頂くと野菜は勿論お肉ともよく合いました。肉の脂っこさを消しつつ、肉の旨み、ダシの旨み共によくマッチします。果実味やハチミツ香が強いので、魚系よりこういった白い肉の方があわせやすいのかもしれません。ピクルスは、甘みが果実味と合いつつ、酸味が上手く嵌っていいおつまみになりました。他にも、白カビ系の熟成したチーズや、ウサギなどの白いジビエなんかと合せてみたいところ。流石のワインです。4オーストリーワインと言いますと、やや割高なイメージも持たれがちで、確かにこのワインも4000円するのですが、味わい・香りを考えれば決して高くない、むしろコストパフォーマンスがあるとさえ思いますね。ただ、このワインはもう数年瓶熟させても面白いかもしれません。にほんブログ村
2011年01月13日
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先日、格安シャンパンのフィリップ・ラマリエを飲みまして、これが結構よかったなと思っていましたところ、またまた2000円アンダーのシャンパンを発見したので試してみました。キュヴェ・レゼルヴ・ブリュット。生産者はシャルル・ブノワです。産地がエペルネと言う事はわかったのですが、それ以外のことはよく分かりませんでした。もしこの生産者について何かご存知の方がいらっしゃりましたらご教授ください。セパージュは、ピノノワール54% ピノムニエ43% シャルドネ3%。価格は、写真のお店(ラマリエと同じお店ですね)で1990円と、こちらもラマリエと同じ価格。色は薄めだが、きっちりシャンパンゴールドしてます。ツヤを感じますね。泡は、そう勢いやキメの細かさはありませんが量はそこそこあり、持続力も結構なもので、翌日でも多少落ちたもののちゃんと感じられました。香りは、真っ当なものですが、ややリンゴが強めでしょうか。リンゴや焼きリンゴの印象が強く、翌日にはさらに増します。その他の要素としては、ミカンやグレープフルーツといった柑橘が少々、それに焼きたてパンやブリオッシュ的な酵母系のニュアンスやドライフルーツ、微かなカラメルっぽさといったようなものが感じられました。味わいは、ドサージュ多めなのかジューシーです。温度が上がると顕著ですね。ただ、後口のベタツキなどは無く、キレのよさがあります。酸は乳酸系ですが、明るさと強さを感じるもので、ジューシーな味わいをよく支えています。ボディはライトで、柔らかエレガント系。単独でも結構楽しめますが、食事ともよく合います。焼き鯖寿司、小鯛の押し寿司、マスの押し寿司といったものを合せましたが、シャリの甘み、ネタの旨みとワインの果実味矢隠れた旨みがよく引き合っていました。中でも、小鯛の押し寿司とが一番でしたね。他に、正月の残りの栗きんとんや、シュウマイなどとも合せてみましたが、結構印象が消え気味で、合わせる食事は繊細なもの、あっさりしたものの方が良さそうです。これもラマリエに負けず劣らずのクオリティで、ちゃんとシャンパーニュを感じられます。比較としては、よりあっさり系なのがラマリエ、こってり系なのがこのシャルル・ブノワといったところでしょうか。にほんブログ村
2011年01月11日
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今回は正月に飲みました勝沼醸造のプレミアム甲州です。アルガブランカ・イセハラ09。生産者勝沼醸造は言わずと知れた勝沼の名門。1937年創業の古参で、勝沼後に根ざしたワイン作りを続けています。アルガブランカ・イセハラは、ヨーロッパにも輸出されている勝沼醸造の特別キュヴェで、2001年にイセハラで収穫されたブドウから作ったワインに、それまでになかった柑橘の香りがみられた事から研究を重ね作られたワインです。セパージュは勿論甲州100%。価格は2730円ですが、09ヴィンテージは楽天内にはもうありません。写真のものは2010ヴィンテージで、価格は同じく2730円。色は極めて薄い黄色。甲州らしいほぼ透明な感じです。香りは、イセハラらしいソーヴィニヨン・ブラン的な要素をしっかり感じます。グレープフルーツ、カボス、ライム、グリーンハーブと言ったものが出ています。また、パッションフルーツっぽさも。そこに、白桃やみかん、りんごといった甲州的なフルーティさが加わります。その他、蜜っぽさや少々のミネラルと言った要素を感じました。味わいは、やや辛口と表記されていますが、そこまで甘いわけではなくフルーティと言った程度。しかし、そのフルーティさがメインの要素ではあります。そこに、甲州らしいしなやかな強さを持った酸と、旨みが加わる感じです。また、後口には少々の苦味も。ボディは甲州らしいライトなものですが、張りのある印象を受けます。御節に合せるワインとして、昨年の旭洋酒のプティ・ボワゼに続いての甲州でしたが、相性はプティ・ボワゼ程ではありませんがなかなかのものでした。甘辛く煮られたたらこやマツタケ、鰆の蒸し焼きなどにはよく嵌りました。また、twitter上であれこれ試されていた数の子との相性に関しては、「におい」が出たのは事実です。ただ、生臭い、と言うよりは磯の香り、というくらいのものかな、と言う印象です。勿論、この辺の感度には個人差がありますから一概には言えませんが、個人的には不快とは感じませんでした。面白いのが、同じ数の子でも子持ち昆布と合せると、そういった「におい」も出ず、昆布の香りと数の子の旨みのいいところだけがワインの香り、味わいとマッチしているような感じでした。ワイン側も、リンゴのニュアンスがよく引き出されていましたね。1年たっているということで、熟成感はどんなものかと思っていたのですが、全くと言っていいほど感じられず(せいぜい軽い蜜っぽさがあったのとミネラルが柔らかいくらい)、非常にフレッシュだったのは驚きでした。芯のしっかりしたワインなんだということをあらためて感じられましたし、どの程度の熟成に耐えるのかも興味が湧きましたね。にほんブログ村
2011年01月09日
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今回は年末年始に飲むのにぴったりな、日本限定で十二支の描かれたラベルのポルトガル産赤ワインです。エト・カルタ07。生産者は、ポートワインの名生産者であるニーポート。1842年の創業以来、家族経営を守り、現代で5代目となる老舗です。ポートワイン一筋でしたが、5代目当主ディルクがブルゴーニュワインのファンであったことから、スティルワインの生産もはじめました。さすが老舗というべきか、樹齢80年になる木が、混植されているような畑を購入し、それらのブドウを用いてワイン作りを行い、すぐさま高い評価を得ました。セパージュは、トウリガフランカ、トウリガナショナル、ティンタロリス、 ティンタアマレラ、ティンタバローサ 。価格は、写真のお店で2160円。色はガーネット。ルビーよりは暗いですが、さすがブルゴーニュファンの造ったワインというべきか、透明度の高さが特徴的。香りはベリーの印象が一番。黒ベリーを中心に、熟した赤ベリー、赤ベリーのジャム、さらにはドライベリーといったものも感じられます。赤ベリーの中では、ラズベリー、クランベリーが中心。加えて、スミレ、腐葉土、それにバルサミコや軽いココア、アメリカンチェリーといったものが感じられます。味わいも、色合いに似合った透明感のあるボディが印象的で、ドウロらしい重さはほぼ無し。ピノ的といっていいほどです。主たる要素は果実味で、しっかりフルーティですが、こなれ感があります。酸は乳酸系ながらも明るさのあるものがピッと入ります。タンニンは、渋みは感じますが舌触りはなし。ミディアムボディで、岩清水系の口当たり。肉との相性はいいですが、あまり重たいものよりはあっさり系のほうが向いているようです。味噌鍋とあわせましたが、具材では豚肉以上に鶏肉のほうが好相性。また、出汁の染みた糸こんにゃくや野菜ともよく合いました。特に、こんにゃくは結構よかったです^^牛ステーキともまずまず合いましたが、脂身よりは赤身のほうがしっくり来ます。たたきやローストビーフのほうがベターかもしれません。他に合わせるなら、鴨肉のローストや、シーフードなんか面白いかも。特に、トマト系との相性もいいので、カニのトマトパスタあたり試したいところです。ポルトガルワインは多少飲んではいますが、ここまでクリアーなドウロというのは初めてでした。07ということで、少し瓶熟成が進んではいるのでしょうが、こういう作り方もできるというのは発見でした。因みにこのワイン、出荷する国によってラベルを変えているそうで、日本用のこの十二支のラベルは、ベルリン在住の日本人の女性デザイナーの方が作られたそうです。可愛らしくていいですよね^^にほんブログ村
2011年01月07日
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1月16日に予定しております山梨のワインの会で、シャトー酒折のキュヴェ・イケガワと飲み比べるマスカット・ベリーAですが、旭洋酒のクサカベンヌで決定となりました。どちらも日本のマスカット・ベリーAを代表するワインと言えますが、よりマスカット・ベリーAらしいクサカベンヌと、マスカット・ベリーA離れしたイケガワの飲み比べは、結構面白いのではと思います^^よって、飲むワインは、泡は大和葡萄酒のリュギー・シャルドネ、赤は上記2種類のマスカット・ベリーAとなります。他は、山梨ワイン(生産者名です)のシャルドネと奥野田葡萄酒のボルドーブレンド赤、或いは、奥野田さんのシャルドネとルバイヤートのプチ・ルバイヤート辺りになる予定です。 会は1月16日日曜日の19時から、フロマジュリー・ピノにて、会費6500円(つまみにチーズあります)で行いますので、ご興味お持ちくださいましたら、当ブログのメッセージフォーム(プロフィール欄下)よりお気軽にお問い合わせ、ご参加下さい。ご参加いただけます場合は、会場のフロマジュリー・ピノに直接ご連絡いただいてもOKです(その場合は16日の国産ワイン会についてという旨お伝えください)。ソレイユ赤・ルージュ・クサカベンヌ 2009 単一畑マスカットベリー...リュギースパーク シャル...にほんブログ村にほんブログ村
2011年01月05日
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今年も、例のごとく帰省して、徳島ラーメンと鳴門うどんを食べてきました(^^)濃厚な豚骨醤油の徳島ラーメンと、あっさり味の鳴門うどん、共通点などまるでなさそうなこの二つの麺類ですが、個人的に感じたのはどちらも「ダシの旨味」の強さが特徴である、という点です。徳島ラーメンは、一見黒くて重そうで、実際こってりはしているのですが、それは豚骨等からのしっかりした抽出による、コラーゲンなどの成分の濃さであり、決して油っこいというものではないのです。ラーメンのスープを見ますと、非常に細かい油が、サーッと浮かんでいる程度というのが、それを物語っているかと。最近よくある、大きな油がドロッと浮いているような濃い系ラーメンとは違い、むしろあっさり系のそれと同じタイプです。勿論、店による違いはあるでしょうが、それでも、油で押すようなものは、「徳島ラーメン」を標榜する店では未だお目にかかった事はありません。油が少ないにもかかわらず、こってりと感じられるほどの抽出だからこそ強い旨味を感じられる、だから、白ご飯にあうおかずラーメンなんだな、と。一方、鳴門うどんは、讃岐と全く違うやわらか縮れ麺が大きな特徴ですが、これのお陰でまさにダシの旨味を楽しむうどんとなっていると感じられます。また、必ず使われる具の油揚げも、ダシを吸ってその旨さを堪能するための重要なツールとなっています。また、うどんのダシ自体も、イリコのビシッと効いた直線的なものではなく、鰹なども感じられる、柔らかな、それ単独で十分楽しめるものとなっています。やはり、徳島は関西圏の影響があるのか、ダシの文化なのかな、と。そんなことを考えた帰省となりました。私個人も、様々な味の調和したものも好きなんですが、その中心に、一本軸になる旨味が感じられると、座りがよかったりするんですよね(^^; にほんブログ村
2011年01月05日
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新年最初のワイン記事は、昨年のワイン会のアイテムの最後の1本です。リースリング・ゼクト・ブリュット・トロッケン。生産者ライヒスラート・フォン・ブールはドイツの中でも温暖なファルツ地方のワイナリーで、バッサーマンヨルダン、ビュルクリンヴォルフとともに それぞれ頭文字がBではじまることから、「ファルツの3B」と称され高い評価を得ています。設立は1849年で、1879年にはパリのワインコンクールで賞を得るなど、歴史ある名門です。価格は、写真のお店で2880円。色は薄い黄金。艶があります。泡はクリーミー、とまでは行きませんが、キメの細かさがあります。香りは、熟成感のあるリースリングらしく、蜜の印象が強いです。花の蜜、蜂蜜といった甘い香りがメインの要素。また、蜜入りりんごっぽさも少々。フルーティさでは、マンゴーなどの黄色い果実のニュアンスもそこそこ感じられました。オイリーさは、こなれて蜜の香りの中に溶け込んでしまっていますね。その他、ミネラル、少々の白胡椒っぽさや白い花といったものも感じられました。味わいは、果実味が強くやや辛口といっていいほどの甘さがあります。酸はリンゴ酸的なしなやかさのあるものが、やや溶け込み気味で繊細なものになってはいますが、ドイツらしい綺麗さを持って裏から上手く味わいのバランスをとっています。エキス分、ミネラル感もあり、繊細さと同時に骨格も感じるドイツワインらしい口当たりで、ボディはミディアムライト。会では、結構満遍なく何にでも合いましたが、特にかぼちゃのグラタンのかぼちゃの甘みとはよくマッチしました。また、ギモーヴ、ダナブルーともなかなかのもの。この泡なら、天麩羅やレンコン饅頭、飛竜頭といった油を使った和食や、洋食ならちょっとクリーミーな魚介系の一皿、あるいは豚肉のポトフなど合わせてみたい所。非常に個性があるといいますか、完成された世界がありますので、何にでも合うとは行かないかもしれませんが、合うものにはとことん合うタイプかと思います。個人的に、やはりリースリングの泡には強く惹かれます。ドライでフレッシュなものはもちろん、熟成感があり、豊かな香りと果実味を感じられるものは、泡との相性も抜群だと感じます。泡モノにするという点では、案外シャルドネやピノ・ノワールやピノ・ムニエ以上に適しているんじゃないか、そんな風にさえ思ってしまいますね。にほんブログ村
2011年01月03日
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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。年末はポルトガルのエトカルタ、今日、元日はアルガブランカ・イセハラを飲みましたが、それらはまたおいおい記事にします。この記事は、新年のご挨拶ということで…^^本年も、様々なワインを飲んで行こうと思います!特に、国産に関しては、ちょっとより深く飲んでみたいな、と。あと、イタリアの自然派の、高級レンジの癖が強~いのにも興味があります^^;拙い上に灰汁の強めなブログですが、重ね重ね、本年もよろしくお願い申し上げますm(__)mにほんブログ村
2011年01月01日
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