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前回からの続きです。こちらが売店入口。モダンな雰囲気です。売店ではかなりの種類のワインが売られていました。フルーツワインは県外のものも用いていますが、ワインは基本兵庫県産原料のみとのこと。それで1000円台は勿論、カップワインまで手掛けているのですからかなりのものです。面白いものでは、無濾過スパークリングなんかもありました。ワイナリーカフェで頂いた「みのり」も扱われていました。販売価格はなんと1404円!これ中々のコスパワインです。こちらはシャルドネを使ったワインのコーナー。北区大沢(おおぞう)のものを用いたワインが主です。神戸ワイナリーさんも、やはりシャルドネが一番取れるようで、この大沢シャルドネの他にも西区産のシャルドネのワイン等もありました。岡山のひるぜんワインさんのシャルドネは神戸産のものをメインで使っていますし、石川のハイディワイナリーさんや、更には北海道のワイナリーさんでも使われていたりするようで、神戸のシャルドネに出会える機会は結構多いのかもしれません。売店を入って左側にはバーカウンターが。こちらで、グラス売りもしてくれます。スタンディングで飲めるテーブルも置いて下さっています。ワインだけでなく、おつまみも少しありました。先ずは、大沢シャルドネ2017です。色は淡い黄色、香りはリンゴやカリン、グレープフルーツなど黄色い柑橘、さらにミント系などグリーンハーブや軽い白コショウっぽさ等が割としっかり感じられ、味わいは香りに似合った明るい酸と柔らかな果実味を感じるすっきりした辛口でした。香りがしっかり出ているのが非常に好印象でした。軽めのワインではありますが、爽やかで非常にブドウの良さを感じさせてくれました。価格はなんと2160円!これもコスパワインと言えそう。こちらは、2016年産の大沢シャルドネを樽熟成させた、大沢シャルドネ・ラフィーネ樽熟成2016。色は上記通常の大沢シャルドネよりしっかり黄色いです。香りにも、ハチミツやミードっぽさ、さらにバニラ、カスタードの気配があり明らかに樽の主張が出ています。その奥に、レモンやグレープフルーツなどの柑橘、リンゴと言ったフルーツ、軽いオリエンタルスパイスなどが感じられたでしょうか。味わいはやはりバランス型ですが、やや樽の渋み?のような要素やアルコール感が感じられたように思います。面白いワインでインパクトもありますが、まだまだ瓶熟成させて樽香を馴染ませると更に化けそうです。価格は4644円。この日の体調などもありますが、個人的には現段階ですと通常の大沢シャルドネの香り豊かかつフレッシュな味わいにより惹かれたでしょうか。ただ、どちらもよく出来ていました。この大沢と言う土地、非常に興味深いです。近くには有名な神戸フルーツ・フラワーパーク大沢もありますし、一度行ってみたいものです。神戸ワイナリーさん、お土産ワイン?のようなイメージも持たれているかもしれませんが、いやいやとんでもない、地元原料に拘った、本格派のワインが頂けるワイナリーでした。島根ワイナリーさんもそんな感じだったのを、横田ヴィンヤードのシャルドネなどで覆していますが、大沢のシャルドネは神戸ワイナリーさんの顔になる存在でしょうね。さて、ワイナリー見学の後は神戸元町へ。南京町で…ふかひれラーメンセットを頂きました。ラーメンの出汁もいいですし、シューマイも色々あって楽しめました。その後は反対の山の手方面へ。昨年12月に神戸へ行った際、The ANCHORさんでお会いした方にお勧め頂いたNickさんへ。Nickさんはイートインがあってお酒もいただけたりしますが基本精肉店。生肉も色々揃っていました。が、目的はやはりジャーキーです。神戸ポークのものと但馬玄(その名の通り但馬の牛で、赤身が魅力の牛肉なようです)のものを購入。神戸ポークはあっさりと脂少な目、しかし肉の旨みや香りの良さがあり、噛んでいるとまるで生ハムのようになります。但馬玄の方はやはり牛と言う事で脂もありますが、凝縮した旨みと程よい食感、そしてこちらもやはり香りの良さがありました。JR新神戸駅にも販売所があるようですが、これ、知っているとちょっと自慢できる神戸土産になりそうです。にほんブログ村
2019年01月31日
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今月の上旬になりますが、青春18きっぷが1回分余っておりましたので神戸ワイナリーさんへお邪魔してきました。岡山のお隣兵庫県のワイナリーで、1979年から神戸市が農業振興を目的にブドウ栽培を開始、1983年に第三セクターとして開園しました。現在も、財団法人神戸みのりの公社を経営主体とし、ワイナリーやワイナリーカフェは勿論、陶芸教室や貸し会議場、更にはバンパーゴルフなどのアミューズメント施設も備えて営業しています。岡山からは近場と言う事で、いつでも行けるとついつい後回しにしてしまっていましたが、今回ようやくの初訪問です。場所は神戸市西区になります。新長田駅から地下鉄に乗り換えて終点の西神中央駅まで移動。そこから、駅前バスターミナルのバスで農業公園へ行けば到着です。厳密には、農業公園バス停からは少し歩くことになり、ワイナリー内まで行くバスも時間帯によってはあるようです。アクセスについてはワイナリーの該当ページがとても詳しいです。ワイナリーの敷地内には相当な面積のブドウ畑がありました。このあたりの畑が、開業前に植えられたブドウの畑なのでしょうね。当初から欧州系醸造用品種を手がけていたそうです。こちらはポートピアホテルのオーナーズクラブのプレートが掛かっていましたが、こういった区画は他にも数か所見られました。岡山のサッポロワイン岡山ワイナリーでもブドウの木のオーナーの企画はされていますが、地域に根付く大きなワイナリーとして、ワインとワイナリーをより身近に感じてもらうための大切な活動ですね。こちらはカベルネ・ソーヴィニヨンの畑。畑には植わっている品種の説明プレートがありました。こういった所も来園・見学に訪れた人にとってうれしいですね。時期が時期ですので勿論葉はありませんが、その分枝ぶりや木の太さを見ることが出来ましたし、畑の草生栽培ぶりもはっきり確認できました。その下草もキレイに刈られています。驚きだったのがこれ。リースリングの栽培をされていました。しかも結構な面積あったように思います。欧州系品種が主体と言う事で、仕立ては全て垣根のようでした。リースリングの木もしっかりしています。樹齢はどのくらいなのでしょうか。畑はワイナリー建物近くにも広がっています。ただ、勿論自社畑のブドウのみで醸造しているわけではなく、契約農家さんも多く、西区だけでなく北区にもいらっしゃるとの事。ワイナリーの建物です。中央に大きな広場があり、その周囲にワイナリーカフェや見学施設、販売所などがあります。先ずは、お昼がまだでしたのでワイナリーカフェへ。ドリンクの他カレーや神戸ワインビーフを使ったシチュー、ワインのおつまみになりそうなもの等フードも充実しています。なんとうどんまであります。確かに、販売所で飲んだ後ですとうどん欲しくなるかも。当然グラスワインもあります。と言う事でグラスワイン赤をお願いしつつ、コロッケで行列の出来る神戸の有名精肉店、森谷商店のミンチカツを使ったバーガーのセットをオーダーです。ミンチカツは流石の美味しさで、肉の旨みの豊かさ、脂の上品さ、さらに香りの良さは勿論、衣の感じもサクッとカリッとしており、柔らかくもコクのあるお店特製赤ワインソースも相まって思った以上に優しい味わいでした。ワインは、みのりという新酒。神戸産メルロー100%ですが、注いでいただいた直ぐはちょっと冷えていたこともありスッキリとした味わいと、スミレなどの花の香りに少々のベリー感を感じると言った印象でした。ライトなボディによく合っており、これはこれでぐいぐい飲めていいなと思っていましたが、時間経過と温度上昇でこれが結構開いて来まして、メルローらしいチェリーやフルーツケーキのニュアンスが現れました。ボトルの販売価格は1400円程度でしたが、結構面白いアイテムかも。食後は見学ルートをたどってみました。広場に面したガラス張り部分では瓶詰や打栓の工程を見ることが出来ます。樽もいくつか並んでいました。フレンチオークのようです。見学可能部分は地下にも。ワイナリー内には、古いワイン造りの道具が展示されている箇所がいくつかあったのですが、地下にはなんとアンフォラが。神戸ワイナリーさんではアンフォラでのワイン造りはされていないようですが、最近流行ってますしいつか行われる日が来たりするのでしょうか。試験醸造中のタンクは珍しいですね。地下部分への入り口にはテレビが置いてあり、ワイン造りの情報が映像で色々と紹介されていました。北区の大沢(おおぞう)の畑についてなどにも触れられており、結構情報量の多い映像でした。ワイナリーツアーを申し込むには人数が要るようですので、少人数の際はこの映像見逃せないかも。さて、見学の後は販売所でのテイスティングですが、それについては続きます。にほんブログ村
2019年01月29日
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年始に飲んだワインもこれで最後。今回はカリフォルニアのシャルドネです。シャルドネ・ヘリテージ・リザーヴ2015。生産者デローチは1973年創業ですが、その後畑を大きく増やすなど経営を急拡大した結果破たん。その後ブルゴーニュのネゴシアンであるボワセ家が所有するに至ったそうです。デローチはロシアン・リヴァー・ヴァレーにある畑名だそうですが、ボワセ家は拡げた畑の選別を行い、更にビオディナミを導入するなどして注目を浴びているようです。価格は2000円程度ですが楽天内に同一ヴィンテージは無いようです。色はしっかり黄色です。ツヤのある色合い。香りはハチミツやミード、メープルシロップ、更に完熟南国フルーツやキンカンのシロップ漬けなども感じられ甘いニュアンスがしっかりあります。他に、ミカンやグレープフルーツ、果肉がオレンジ色のメロンといったフルーティさも。加えて、オリエンタルスパイスや少々の土っぽさ、根菜のような要素、ホワイトチョコやクリームといった気配も感じられました。味わいは香りに似合った果実味のアタックがしっかり。ただ、それがべったりゴツイという感じではなく、しっとり系の酸を伴いながら柔らかく広がって消えると言った印象です。ミネラル感は割と感じ、塩気があると言えるほど。ボディはライトで、割とサラッとキレイ目、クリアーさすら感じるような質感でした。個人的に、このタイプのシャルドネを食事に合わせるのは結構好きです。やはり、しっかりした味わいのものに合うのは間違いなく、宅配ピザをつまんだところホワイトソースやチーズとの相性がバッチリ。ワインの甘いニュアンスがクリーミーさやコクによく馴染みます。また、大トロなんかもよく合いまして、その脂のまろやかさにワインのコクが噛み合うのは勿論、トロの香りに対してワインの香り、特にスパイシーな部分が馴染む印象でした。その他、スモークサーモンや生ハムも、脂っ気は少ないもののそのしっかりした旨みと塩気のおかげでいいつまみになりました。あと、意外だったのがネギと貝のヌタ。酢味噌で和えているわけですが、その酢味噌の甘さやコクに対してワインの果実味や酸、蜜っぽさが合いました。樽香ガンガン!といった昔のカリフォルニアシャルドネとは違いますが、それでもフルーティさやある程度の樽香による蜜っぽさを感じられ、やはり他の産地とは違うな、と言う所を楽しめました。その中で、ちょっとキレイ目なところも見せるのはブルゴーニュの造り手によるロシアン・リヴァー・ヴァレーのシャルドネ故に、と言う所でしょうか。[ワイン]24本まで同梱可☆デ・ローチ シャルドネ 白 750ml 1本 (カリフォルニア)【RCP】楽天内では、ヴィンテージ未表記ですがこちらのお店で投稿時現在1673円。この価格はかなりのコスパかなと。にほんブログ村
2019年01月27日
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今回は、年明けにお節に合わせたワインです。登美の丘・甲州2017。生産者はサントリー登美の丘ワイナリーです。ブロガーイベントへお招きいただいており、昨年も6月に行ってきました。登美の丘ワイナリーでは、ずっと欧州系品種に力を入れてきましたが、ここ数年日本、そして、山梨を代表する品種である甲州を使ったワイン造りに力を入れています。「登美の丘」シリーズの畑のあるより良いエリアで、赤品種に向かない畑の改植などを行い新たに甲州の栽培を行うなどされており、いつの日かトップキュヴェの「登美」シリーズで甲州を出したい、とのお話でした。価格は3700円程度ですが、今回はサントリーさんからの頂き物です。いつもありがとうございます。色は薄い黄色。昨年6月のワイナリー訪問時にも飲んでいるワインですが、その時と大きな違いは感じません。香りは、和梨や洋ナシ、青リンゴ、ミカンにキンカン、カボス、それに白い花のニュアンスなど、やはり6月と同じような要素も感じられたのですが、その白い花や酵母っぽさに吟醸香や軽い酒粕のような雰囲気が加わっていたり、フルーツ香でもパイナップルやビワと言った黄色いフルーツや、メロンのような要素が出ていました。また、柿の葉やビワの葉の様な緑の気配、それに若干の山椒のようなものも感じられました。何より、これも軽くですがシロップ的な香りがあったのは大きな違いだったと思います。味わいも、6月同様あくまで酸が表に出るバランスではあるのですが、その酸がよりしっとり落ち着いたものになったような感じはありましたし、軽やかな果実味がその酸のすぐ後ろについてきます。ミネラル感はそれらの要素に比べると大人しいもの。ボディはライトで、ハリやしなやかさ、軽い硬質感も感じるようなものでした。おせちとは、ほぼ何でも合います。鰤の焼き魚なら、ブリの香りにワインの香りが合いますし、塩気を伴う旨みに対しても、ワインの果実味が丁度いい感じ。昆布巻きなんかにも、その優しくも甘辛い味わいと昆布の香りに対しワインのやはりフルーティな香りが馴染みます。加えて、ごまめのような生臭さが出そうなものに対しても、そういった要素が出ることなく、旨みと果実味+酸味の相性の良さを感じられました。唯一ダメだったのは数の子。これとは、やはり生臭みが出てしまいます。昔ポルトガルの赤を合わせたときにはそういったものが出なかったのですが、中々面白いところです。昨年飲んだ時より、フルーティな印象になったでしょうか。勿論まだ寝かせても変化するでしょうが、少なくとも今飲んでも親しみやすさや楽しさ、それでいて素性の良さも感じさせてくれるワインであることは間違いないかと思います。今回合わせたお節の様な和食との相性も手堅いですね。【あす楽】【よりどり6本以上送料無料】 サントリー登美の丘ワイナリー 登美の丘 甲州 2017 750ml 白ワイン 日本楽天内にも扱いはあります。こちらのお店では現在3680円。樽を使っていない造りになっていますが、その良さが昨年より感じられたように思います。おせちと共に。エビの甘みともよく合いました。にほんブログ村ワイン大好き!
2019年01月25日
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今回は、昨年末に池田のNATAN葡萄酒専門店さんで購入したワインです。ナイアガラのワイン・やや甘口2017。生産者伊那ワイン工房は、2014年に南信州・伊那谷に誕生したワイナリー。自社畑は持たず、信州まし野ワインから独立された方が自社ブランドのワインについては買いブドウを用いて造り、他に委託醸造も100キロから受けているとの事。地元に昔からあるナイアガラを用いたワインに他国に無い独自の個性として力を入れているそうです。本ワインのナイアガラは塩尻市のもののようです。価格は1296円。色は淡いですが、黄色が見えなくもありません。香りは、ブドウジュース的なラブルスカ香がしっかり出ています。ナイアガラブドウそのものの香りと言ってもいいでしょうし、岡山ではむしろピオーネを思い出す人が多いかも。ただ、それだけでなく蜜やシロップの様なニュアンスやパイナップル、パッションフルーツのような南国フルーツっぽさ、それにオレンジピールやママレードのような気配も。基本甘いニュアンスが強いのは確かです。そこに、若干の乾燥ハーブ的な雰囲気が加わったでしょうか。味わいはやや甘口表記の通り、きっちり甘味があります。そこに、しっとり系の酸味が、後口のわずかな苦みを伴いつつ入るという感じで、結構明るい、軽やかな印象でした。ボディがライトでさらりとした質感なのも、その印象をもつ要素だったかもしれません。お米に甘さがあるお寿司はどうかなと思いましたが、流石にワインの甘さがちょっと勝ち過ぎる感じでした。また、魚と合わせると意外と生臭みが出ることも。むしろ、お寿司なら卵がよかったかもしれません。相性がいいなと感じられたのがソーセージ。新鮮とくしまなっとく市で購入したリーベ・フラウのものをつまんでみますと、肉の旨みや塩気に対し、ワインのフルーティさや甘味がいい対比になりつつ、旨みをより引き立てる感じでした。ワイナリーの販売ページにもジュース感覚で、と書かれていましたが、そういった気軽に楽しめる甘口ワインだったかと思います。ただ、ナイアガラの中にあるフルーティさを余すことなく引き出しているような華やかさもあり、「ナイアガラの甘口ワイン」の魅力にあふれた1本だったとも思います。にほんブログ村
2019年01月23日
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最近はクラフトビールも様々な場所で造られていますが、葉っぱビジネスのいろどりで有名になりました、徳島県の上勝でも2015年より、ニューヨークのブルワリーで働いていたライアン・ジョーンズ氏をブルーイングディレクターに迎えて、RISE&WIN Brewingというブルワリーが営業しています。東京の東麻布にタップルームを構えてもおり、以前から気になっていたものの、一度鳴門市ドイツ館のビール祭りで飲んだことはあったくらいでした。それが、徳島そごうのエルムンドさんのショップや、徳島駅地下の土産物屋さんでラガーとルーヴェンホワイトの2種類が購入できるようになっていましたので、勿論購入して飲んでおります。こちらはルーヴェンホワイト。オレンジピール、オーツ麦、スパイス、さらに、地元上勝の柚香(ゆこう)という柑橘を加えたベルジャンホワイトスタイルです。香りの印象としてはフレッシュさ、爽やかさが強く、泡のキメの細かさやフルーティな味わいと相まって爽快さを感じるものでした。昔飲んだ際はもう少しゴツい印象だったように思いますが、今回は柔らかさ、バランスの良さがあり、個人的には今のスタイルの方が好みです。こちらはラガー。こちらにも柑橘が使われていますが、西日本豪雨被害にあった愛媛のミカンだそう。上勝町はゴミゼロを目指すゼロウェイストという活動を行っており、RISE&WIN Brewingでもリターナブル瓶の使用やビールの量り売りなどを行っていますが、愛媛の復興を、そのゴミゼロ精神にのっとった形で応援する面白い試みだと思います。香りにはよりはっきり、そして柚香よりトーンの低い柑橘のニュアンスがあったように思います。言われていたからかもしれませんが、結構ミカンをはっきり感じたような。また、スパイシーさもより出ている感じで、ルーヴェンホワイトより力強いように思われました。上勝町は山間部にありますが、バスを乗り継げば行けなくもないので、今度帰省した際にはブルワリーでも飲んでみたいものです。建物もかなりオシャレなようで、中ではバーベキューなども頂けるのだとか。KAMIKATZ(カミカツ)ラガービール グリーンレモン 330ml×2本組 【クラフトビール】【徳島県上勝町】【12月新商品】このラガービールを含め幾つか楽天内にもありました。上記上勝ビールの内、ルーヴェンホワイトはエルムンドさんでの購入でしたので、ドイツビールも一緒に買っております。トゥーハーのヴァイツェンになりますが、やや濁りのあるような色合いに、バナナや白い花、酵母っぽい香りが印象的でした。やはりフルーティな味わいで、どこか甲州のペティヤンの様な雰囲気も。唐突な夕景ですが、先日記事にしました、新鮮とくしまなっとく市の帰りに、新町川の川沿いを移動したときのものです。上記写真の川の対岸のエリアは、倉庫街になっているのですが近年そこを利用してのイベントが行われたり、カフェが開業したりしています。こちらは、大阪を中心とした近畿圏や、四国等に展開しているノースショアと言うカフェの徳島店になります。ガラス張りの建物が特徴的。コーヒーを頂きましたが、コクがありつつも酸味のあり、スッキリと頂ける味わいでした。香りも香ばしさは勿論ありますが、そこまでガツンと来るものではなかったかなと。ガラス張りと言う事で、日の光もよく入りますし、外を見れば新町川河口部分の流れを見ることもできます。このノースショアと言うお店、水辺のロケーションに拘って出店されることが多いようですが、流石の空間だったように思います。さて、帰省も終わり岡山へ戻る途中、高松のわいんびよりさんへ寄り道です。目的はワイン会用の買い物だったのですが、珍しいお酒があるという事で少し頂きました。ココファームのプティマンサンはやはり果実味しっかりですが、以前よりエレガントなスタイルになった用で飲みやすかったですし、ヨハネス・ツィリンガーのレヴォリューション・ホワイトはスパイシーさや黄色い花に洋ナシ、柑橘などが加わるフルーティなワインでした。ただ、驚きだったのはこのジーニーというジン。ビルギット・ヴィーターシュタインというオーストリアのワイナリーをされている方のお母さんが作っているというものなのですが、ジュニパーベリーの香りがしっかりとあり、そこに花やスパイス、ハーブ、柑橘などのフルーツといったものが豊かに感じられます。時間と共にそれらの要素のよりいった感が出て、空きグラスからはカルダモン多めのハーブティーでも飲んだかのような残り香がずっと感じられました。もう一つ面白かったのがスウィンギング ドアーズというこのウォッカ。なんと、姫路の酒蔵さんが蔵元の水とお米から作っているのだそう。香りも味わいも癖のない、ウォッカらしいウォッカではありましたが、それでも甘味のクリアーさや柔らかさなどはどこか日本酒を思わせるような雰囲気だったかも。今回の帰省でも色々飲みました。特に、上勝のビールが徳島駅前で買えるようになったのは嬉しいところです。エルムンドの方も、地ビールの需要が結構あったと仰られていましたが、お土産などにも使えそうです。また、ウォーターフロントエリアのカフェも、ゆっくり巡ってみたいものです。因みに、今回の帰省ではワインも3種類ほど飲んでいますが、それはまた後日個別記事にしたいと思います。にほんブログ村
2019年01月21日
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帰省した際よくお邪魔させて頂いていたイタリアンのポエシアさん。以前は新浜本町と言う、中心の飲食店街からは離れた郊外と言える場所にありまして、専らランチに行っていました。それが、昨年10月にその中心飲食店街である秋田町へ移転され、営業も夜だけと言うスタイルに変わられました。と言う事で、今回の帰省で早速お邪魔させて頂きました。場所は秋田町一丁目54。中心飲食店街ではあるのですが、メインのエリアからは少し外れた比較的静かな場所ではあります。今回はアラカルトで軽く頂くという感じでした。こちらは前菜5種盛り。時計回りに一番上がローストビーフ、なんとザーサイと合わせるものです。隣は豆乳ババロア土佐酢のジュレ、カプレーゼ、マグロのカルパッチョ、砂肝を使った一品、となります。豆乳ババロア、カプレーゼ、マグロのカルパッチョは流石の味わい。特に、ババロアのミルキーさ滑らかさコクと、ジュレの酸味と出汁の風味が洋の中に和を感じさせます。ランチでも頂きましたがよりまろやかなところはよりまろやかに、鮮明なところはより鮮明になっていたでしょうか。ただ、印象的だったのはお肉の2品で、砂肝を使ったものは調理法を失念してしまったのですが、コリコリの食感が活きつつも堅いというものではなく、適度な歯ごたえと豊かな旨みを楽しめます。そして、ローストビーフとザーサイを合わせるというのは驚きでした。ザーサイの香りと食感、旨みが、肉のモッチリ感や旨みによく合っていました。右上に見切れているスパークリングを1杯目に頂きました。果実味がありつつも後口は酸や泡の印象でさっぱり。香りもフルーティなもので、カプレーゼやカルパッチョにはバッチリでした。また、写真を撮り忘れているのですが白も頂いており、オーストラリアのシャルドネだったかと思いますがやはり果実味しっかりで、香りも南国フルーツ的な印象の中にナッツや蜜を感じるものでした。このシャルドネ、ババロア、砂肝と合うのはある程度想定できるものではありました。ババロアのまろやかさとワインの果実感は当然噛み合いますし、砂肝のしっかり旨みがあるもののコッテリはしない味わいにはやはり白が馴染みます。ただ、ローストビーフとザーサイ、これが一番良かったように思います。ワインにしっかり果実感があるおかげで、牛肉の味わいにもそうそう負けず(肉の脂がきつくないのも大きいでしょうが)、寧ろ鉄っぽい味わいを引き出し盛り立ててくれるくらいでしたし、そこにザーサイの塩気や旨み、食感が加わることで、ワインの果実味も活きるような印象でした。パンをオーダーして箸休めです。2種類の味を楽しめるのが嬉しいところ。オイルもよく薫っています。パスタはカルボナーラ―をお願いしました。本来は生クリームを使ったものだそうなのですが、使わないタイプですか?と伺ったところそれも出来る、とのお話でしたので無理を言ってお願いしてしまいました。このスタイルにしますとソースは当然濃厚ですが、それに負けない麺の食感とそれに似合った太さが嬉しいところ。コショウの香りも利いています。このローマ風カルボナーラに合わせるなら、白なら樽の利いたシャルドネやオレンジワイン等しっかりしたものがいいですし、やはり赤が手堅いかなと。グラスでお願いした赤、なんと日本ワイン。それも、朝日町ワインのマイスターセレクション・アッサンブラージュ・ルージュでした。こちらは、元々イタリアンですがイタリアワインが多いリストながらもそれだけに拘らないラインナップでしたが、まさか日本ワインをグラスで頂けるとは!マスカット・ベーリーA、ブラッククイーン、カベルネ・ソーヴィニヨンと言うセパージュと言う事で、イチゴっぽさや赤い花のニュアンスがありつつも黒果実やスパイス、特に茶色のそれだけでない黒コショウっぽさが感じられました。味わいは酸味基調ではありますが穏やかな果実味、後口を締める酸があり、ミディアムライトなボディにしっくりくるバランス感でした。これがカルボナーラにバッチリ。ワインのスパイシーさや黒いフルーツ香が、カルボナーラの黒コショウの香りにバッチリですし、チーズの香りを伴うソースのコクに対しても香り、酸味など嵌ります。また、そのしなやかな口当たりと、パスタの食感の相性も良好。朝日町ワイン・マイスターセレクション・アッサンブラージュ・ルージュ 赤 マスカットベリーA ブラック・クイーン ツヴァイゲルトレーベ 山形県 2016 720ml Asahimachi Wine Assemblage Rouge 山形 朝日町 ミディアムボディ 赤ワイン 国産ワイン 有機 日本ワイン流石高評価のワイナリーと言うべきか、このワインのコスパはかなりのものですね。他に、焼きでも煮でもいいですがアナゴなんかも合いそうかなと。徳島の地で創られる素材同士のマリアージュ、をお料理のコンセプトとされていますが、ザーサイとローストビーフや、ババロアとジュレなど、それを存分に楽しめるものでした。お昼の時も勿論良かったですが、夜ですと文字通り一味違うかなと。加えて、やはりワインをガッツリいただいたのも良かったです。お料理とワインとのマリアージュも、しっかり堪能できました。益々パワーアップされたポエシアさん、また是非お邪魔せて頂きたいですし、実はこちら、県内の料理店さん等とコラボイベントもよくされており、一度そちらへも参加してみたいものです。poesia徳島市秋田町一丁目54ロイヤルクレイン秋田町1F088-602-7030営業時間:18時〜24時定休日:火曜日さて、今回の帰省でも色々食べていますので今回の記事でまとめてしまいます。先ずは、寒い時期ならますます美味しい徳島ラーメン。またもや巽屋さんですが、今回はスープが以前ほど黒くなくより明確に茶色系でした。ラーメンのスープは行くタイミングによって状態も変わるでしょうが、スタイルそのものを変えたのかどうか、また次回お邪魔して確認しないといけません。茶色系の中ではやはり上品なスタイルですが、生卵とご飯を付けてこそ、という雰囲気ではありました。パスタ、ラーメンと来ましてまたまた麺類です^^;焼きそば専門店の突貫亭さんで、こちらも帰省すると必ずお邪魔するお店です。ソース味か醤油味か、太麺か細麺かを選べます他、トッピングやサイドメニューなども色々選べます。また、今回はお邪魔した15時~18時の間と言う時間がよかったようで、デザートの杏仁豆腐が付きました。細麺醤油味でお願いしましたが、その旨みとコク、塩気がご飯にもバッチリです。そして、ちょっと珍しいスポットが出来ていましたので足を延ばしてみました。徳島市立高校正門前にあります、まる・さんかく・しかくというサンドイッチとスイーツのお店です。最近、京都などでよく食べられています厚焼き玉子サンドはブームの気配がありますが、こちらも出汁の利いた卵焼きの入ったサンドイッチが買えます(テイクアウトのみ)。プレーン、チーズ、明太子入り、ワサビ入りの4種があり、このパックは4種詰め合わせでした。プレーンは、やはり卵がこのサイズですので、少々マヨネーズも塗ってくれていたようでしたが卵の味がはっきり感じられます。香りもよく、パンもふわっとしていました。チーズは、そこにチーズのまろやかさやコクが加わるというもので、まあ合わないはずは無しです。明太子は、そこまで明太子がガッツリ主張するわけではなく、軽く風味や旨みを足している、と言う感じ。ただ、ワサビはしっかり辛さと香りが来ます。美味しいですが、小さい子なんかにはちょっと気を付けた方がいいかも^^12月の最終日曜日に間に合いましたので、とくしまマルシェへも勿論行っております。最近、先日の記事にもさせて頂きました鳴門のズッファプローストさんが出店されているという事でご挨拶を。ビールは、地ビールを扱っているところが何件かありますのでドイツビールでは地の物ではないという事で出せないようですが、ワインは自社輸入と言う事でか販売(ボトルのみでその場では飲めないようでした)されていました。他は、お菓子やジンジャーエールなど。特に、お店へお邪魔した際に頂いたアイスワインのシュトーレンがあったのは驚き。しかし、ここはお昼も兼ねていましたので、グーラッシュをお願いしました。その場で調理されており、温かいものを頂けました。飲み物は、会場の自販機に売っていたジャワティーストレートです。コクのあるシチューと野菜の甘みがよく合っていますし、その野菜はゴロゴロ入っており食べごたえもありました。特に良かったのがこの鳴門金時。やっぱり地の物が入っていますね。しかし、ビーフシチューに入れても鳴門金時面白いかも知れません!あとは、やっぱり外せない日和佐燻製工房さんの燻製です。今回は、クロムツとスモークチーズのもろみ漬けを購入。クロムツは、お店の方が骨があるよ~、と仰っていた通り結構しっかり骨があり、味わいも燻製香が柔らかく魚の旨みをより引き出していることもあり、魚食べてる感が強かったです。チーズは、スモークチーズの漬けなわけですから美味しくないはずが無く。もろみと言う事で風味もあり、それがスモーク香と相まって深みを感じさせました。また、残った燻製香の付いたもろみで野菜やお寿司なんかを頂くと、またこれも美味しくなりました。今回も色々食べました。たまの帰省ですが、美味しいものが色々と迎えてくれるというのは嬉しいところです。今回もごちそうさまでした。にほんブログ村
2019年01月19日
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帰省ネタ第2回は、以前から気になっていたスポットへ出かけた話です。それが、表題の新鮮とくしまなっとく市。2018年4月1日に開業したという新しい施設で、和歌山へのフェリー乗り場のある沖洲マリンターミナルにあります。その立地通り、海の幸の充実したレストランである「和美彩美」、バーベキュースペースである「AQUA TERRACE」、屋内型の釣り堀である「釣ってみんでフィッシング」の3つに加え、海産物は勿論県内の色々な食品が揃う物産館「阿波遊産」の4つのテナントが入っています。こちらはAQUA TERRACE。港湾の景色にはなりますが、海を見ながらバーベキューが楽しめるようです。こちらは釣り堀。ちょっとお邪魔した時間が遅かったためもう終了間際でした。釣り堀内には鳴門の真鯛やハマチ、更には伊勢エビなどもいるそう。釣った魚はAQUA TERRACEは勿論、和美彩美でも頂ける他、有料にはなりますが捌いていただいて持ち帰ることもできるようです。こちらは物産館の阿波遊産。野菜やお刺身、お寿司なども購入できます他、阿波番茶や地酒、コーヒーや藍染めの布製品などの扱いもあります。場所的に、フェリーに乗る前のお土産購入には最適でしょうね。阿波遊産の入り口横にはUFOキャッチャーがあるのですが…その中身を見てびっくり!なんと、地物のミカンと鳴門金時が入っていました!このUFOキャッチャーなら親御さんも子供たちを存分に遊ばせてあげられそうですね。阿波遊産内にはAQUA TERRACE用と思しき生け簀があり、中には伊勢海老が居ました。因みにの物産館、本当に県内の色々なものが揃うのですが、冷凍食品コーナーにはリーベフラウという県内でも指折りのハム・ソーセージのお店も手掛けますウィンナークラブという会社のソーセージがあったり。これが非常に美味しいので、今回の帰省では何度かお邪魔することになりました。こちらはレストランの和美彩美。かなり広く見えましたが、カウンター、テーブル合わせて80席、テラスを含めれば100席ほどのキャパがあるそう。魚介を中心に、地元の食材を使った和食ベースの定食やコースなどが頂けるようです。また、こちらの看板にありますように、ジビエの扱いもあるようです。イノシシやシカの食害は多くの場所で問題になっていますが、徳島でももちろんあります。そういったイノシシやシカをただ駆除するのではなく、美味しく食べられればやはり良いなと。ということで、和美彩美にもお昼に後日再訪してみました。こちらは、店内最奥のカンターからの景色です。手前には、テーブルやバーベキュー用の焼き台があり、その向こうには海が広がっています。こちらはランチメニューの海鮮丼。タコ、マグロ、エビ、タイといった魚介に加え、沢山のワカメが乘っているのがやはり徳島ですね。味噌汁も、写真の通りのたっぷりワカメ。魚介やご飯が美味しいのは勿論、やはりこのワカメ。しゃっきりした食感の良さを楽しめます。また、郷土料理のそば米汁がありましたので別にオーダーしました。その名の通り、蕎麦の実の入った汁物で、他に鳥肉や根菜、キノコなどが入っています。米の出来づらかった県西部の山深いエリアなどでよく食べられていたようですが、個人的な思い出としましては学校給食です^^大人になってからは食べられる機会もあまりなかったのでこれはと食べてみましたが、そば米の食感の良さは勿論、出汁の味が非常にしっかりしており旨みが強く、それを楽しむことも出来ました。他にも、シーカヤック体験が行えたり、船で徳島市中心部周辺の川を1周ながら船上観光を楽しめるひょうたん島クルーズの発着場にもなっているそうで、水都徳島の魅力の発信拠点となっているようです。物産館の品ぞろえも良かったですし、レストランの食事も楽しめました。今回は利用しませんでしたが、釣り堀やバーベキューもお昼に行った際には家族連れや友達数人で来られている方々が居り、中々楽しそうでした。場所的にはちょっと市内中心部からは外れますが、面白いスポットが出来たなと。また暖かい時期にも行ってみたいものです。さらに、2月の9日~11日は牡蠣フェアをやっているそうで、焼き牡蠣食べ放題なんかもあるようです。徳島県は牡蠣のイメージあまりないかもしれませんが、より瀬戸内海に近い鳴門周辺では牡蠣小屋もあったりします。瀬戸内に近い鳴門の魚介、太平洋に近くイセエビやアワビの獲れる県南の魚介、両方を気軽に楽しめるのもこのスポットの魅力かもしれませんね。各施設の詳細や営業時間につきましては、ホームページをご確認下さい。にほんブログ村
2019年01月17日
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さて、12月の記事もそろそろ終盤、今回から毎年恒例帰省ネタです。岡山から徳島へは、普通に移動するなら直通の高速バス、若しくは高松経由の鉄道と言う事になりますが、今回はちょっと寄り道をすることに。と言いますのも、山彦打線と蔦監督でお馴染みの池田高校があります徳島県三好市池田町に、面白いワインショップが出来た、しかも、そこのオーナーさんは池田でワイン用ブドウの栽培もされている、という話を聞いたからです。と言う事で、岡山から快速マリンライナー高松行きに乗って坂出で途中下車、予讃線、土讃線と乗り継いで人気の?秘境駅坪尻駅を通過しつつ、阿波池田駅で下車です。三好市を含め徳島県の県西部は山深い地域が多いですが、近年Iターンの方を多く受け入れたり、ラフティングの世界大会やウェイクボードの世界大会が行われるなど盛り上がりを見せています。池田町は、そんな「にし阿波」地域の中心的な街。その池田町にも、最近は若い方が地酒が色々飲めたりするカフェや宿泊所も兼ねた飲食店等オープンすることが増えてきているようです。上記写真は、そんな池田の新スポットMINDEキッチン。徳島県は野菜の摂取量が少なく、特に県西部は少ないとの事で、野菜の摂取量を増やそうとビュッフェ形式で地元のもの等の野菜を頂けるランチを提供されています。それだけでなく、移住者支援窓口やお試しオフィス、コワーキングスペースも備えていたり、物産コーナーまである(正確には各施設を総合して、地域交流拠点施設「真鍋屋」という名称のようです)、と言う事で気になり行ってみたのですが…なんと言った日は休業日(>_
2019年01月15日
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前回からの続きです。大阪に着いたらまずはここ。松屋町駅から歩いて直ぐの島之内フジマル醸造所です。1階が醸造設備、2階がレストランになっています。先ずは2階でブルーチーズとリンゴのキッシュを頂きつつ、デラウエアの新酒を。こちらでは、樽出しで頂けるワインが用意されており、今回はこの新酒が樽出しワインでした。デラらしいフルーティな香りと、明るい酸と旨みがありつつ柔らかな果実味が広がる辛口ワインです。キッシュとの相性は、味わいではやや負け気味なところもありましたが華やかな香りのおかげでリンゴとの噛み合いは見せてくれます。こちらもデラウエアですが、アンフォラを使ったオレンジワインです。香りにも、デラらしいニュアンスに加えオレンジピールやママレード、更に南国フルーツや少々のライチ?のような雰囲気があり、酵母っぽさやミネラル感も。味わいにも、渋みが明確に加わりエキス分も感じられ、より量感の増した印象でした。こちらは、キッシュとの相性バッチリ。より濃さの増した香りや味わいが、リンゴの香り甘味、ブルーチーズの塩気、それらがあいまった旨み豊かな味わいによく噛み合ってくれました。店内でワインやお食事を頂くと醸造所見学もできます。以前の醸造家岩谷さんが故郷の山形でイエローマジックワイナリーを始められたので、現在は藤丸社長を中心に醸造を行っているそうです。以前お邪魔した時に見せて頂いたアンフォラも健在。大阪は、昨年地震や台風に見舞われましたが、フジマル醸造所さんが畑の土地を借りている羽曳野周辺も被害が大きかったそうです。斜面が多いため崩れたり、風でブドウの木が折れたりなどされたようでした。一部の畑は今後どうするか、と言うような話もあるようですが、それでも、新ヴィンテージの醸造もされたそうで、今年のワインも楽しみにしたいところです。島之内フジマル醸造所から長堀通を御堂筋方面へ歩きますと、イタリアンスタンドジリオさんへ到着です。以前岡山に居た知人が勤めており、2017年に1度お邪魔しましたが、久々の訪問です。イタリアンスタンド、と言う事でお店にはもちろんイタリアワインが沢山。早速頂きましたのは、ラ・ビアンカーラのガルガンゴ。ビアンカーラと言えばサッサイアなどが有名ですが、こちらは微発泡スタイルです。酵母感全開!かと思いきや、柑橘を中心にフルーツ香や石灰的なニュアンスなどもあり、味わいは繊細な果実味にきつすぎない酸、旨みやまろやかさがあり非常に爽やかな辛口泡、という感じで、何処かクラフトビール的ですらありスイスイ頂けました。お料理の量は調整して頂けましたので、1人前で冷製お肉の盛り合わせをお願いしました。レバーペースト、自家製ハム、コリコリした部位を使ったテリーヌになります。どれも肉の味わいがあくまで主役、塩分は優しいのが印象的です。ガルガンゴにはどれもいいつまみになりました。ワインも量を減らして色々飲ませて頂くことに。白は2種類です。左の方、果実感豊かな香りにジューシーな味わいで心地よく、お肉の冷製ともよく合う、中でも、レバーペーストとの相性はバッチリだったのですが、不覚にも銘柄名を失念。次回お邪魔した時に確認しなければ…。右の方はカ・ディ・フラーラのアポジェオ・リースリング。リースリング・レナーノ、つまりドイツなどでお馴染みのリースリングを使ったワインです。ロンバルディア州のワインだそうですが、香りにはモモや柑橘、ハーブ、緑の葉、若干のオイリーさ等らしさがよく出つつ、味わいはライトな中にはややエキス分も感じられるような質感と、柔らかくも旨みを伴い量も多い酸が主体の辛口という1本でした。割と優しく、レバーペーストには負け気味でしたがテリーヌの食感や旨みにはよく馴染みました。こちらは柿とチーズのムース。お勧めと言う事で生ハムも添えて頂きました。柿そのものが完全にチーズと練り合されているというもので、ふんわり滑らかな食感と、ミルキーさの中の甘みがいいです。そこに、生ハムを合わせるとその塩気や肉の旨みがまたよく合います。白2種類に関しては、リースリングはやや負け気味で、生ハム単独の方が合うかなと。もう一方のものとは相性抜群で、ワインの豊かな果実味と柿の甘み、チーズのまろやかさがバッチリでした。続いてはロゼ。テヌータ・ディ・カルレオーネのロザート2017です。トスカーナのロゼで、サンジョヴェーゼ100%。そこまで赤さの無い色合いですが、ザクロやイチゴなど赤い果実、赤い花といった香りがあり、味わいも果実味がありつつ酸味のトーンはやや低めと、結構しっかりした印象を受けました。柿とチーズのムースとの相性は、想像ほど華やかにマリアージュ、という訳には行きませんでしたが、それでも果実味と甘味、まろやかさの相性はやはり悪くありませんでした。寧ろ、より相性が良かったのがパンとオリーブオイル。オイルは、お邪魔した時の少し前にイタリア現地へ行って入手されたそうですが、香りの華やかさが違いますね。また、舐めると少しピリッとした刺激があります。このオイルの青さとややスパイシーですらある香りと、上記ロザートのフルーティな香りがよく噛み合っていたのが興味深いところでした。そして赤です。こちらも、酒量が多くなったこともあり右のワインの銘柄については失念です…。赤が強い色合いに似合った、キノコっぽさや赤ベリーのニュアンスがある、ライトでバランス型のワインでした。左のものは、ライオーロ・レジーニンのラ・モーラ・バルベーラ・ダスティ。こちらは、紫感のある色合いに似合った、スミレっぽい香りを中心に黒蜜や黒ベリー、ブルーベリー、ブルーベリーヨーグルト、バラの花、それにスパイシーさと言った香りがあり、味わいも果実味を軸にしつつ乳酸系の酸と後口にかけてのタンニンの主張があるミディアムなワインでした。この2種類の赤も、上記オリーブオイルとの相性がよく、パンに付けては勿論、オイルだけでもその香りとよく馴染みました。特に、バルベーラの方は共通するニュアンスがあったように思います。今回の旅の目的はジリオさんに久々にお邪魔する、と言う事でした。今回も美味しいお料理をつまみつつ色々なワインを頂くことが出来ました。また、フジマルさん、神戸の葡萄舎さんとアンカーさんでも素敵なひと時を過ごすことが出来ました。ごちそうさまでした!にほんブログ村
2019年01月13日
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もう2,3回12月の話になります^^;今回は、神戸大阪へ行ってきましたのでそれについて。なお、このおでかけにつきましては、特にイベント等の目的があったわけではありません。先ずは神戸でのランチ。南京町広場からほど近いところにありますオーストリア料理の葡萄舎さんです。昔は生田神社の裏手にあり、その頃に1度お邪魔したことがありますが、移転後は初めてとなります。ランチはベーシックなウィーンランチとコースの2種類がありました。今回はウィーンランチで。先ずはスープ。シンプルなスープに見えますが、これがなんとセロリのスープ!オーストリアではよくあるもののようですが、ポタージュ的なクリーミーで滑らかな口当たりと味わいにセロリの香りが香るのは何とも面白いものでした。爽やかにいただけます。パンも含めワンプレートでの登場です。メインはチキンカツで、サクサクのまさにシュニッツェル。他にハムなどがありつつ、色鮮やかな野菜はマリネとなっています。この辺の、酸味の利いた野菜を頂けるのはドイツ語圏のお料理ならではかなと。シュニッツェルが塩気しっかりなので、いい食べ合わせです。また、パンももっちりと噛んで甘みのあるタイプで満足感あります。ただ、折角ですのでやはりオーストリアワインを。フレッド・ロイマーのロイス・グリューナーフェルトリナー2017でした。カリンなどの柑橘香に定番の白コショウやハーブっぽさといった香りに、果実味と明るい酸のフレッシュな味わいで、シュニッツェルの塩気や旨み、マリネの酸味や甘味がいいつまみになりました。食後はやはりコーヒーで。イタリアンやフレンチを頂けるお店はよくありますが、オーストリア料理と言うのはやはり全国的にも珍しいかと思いますし、ちょっと違ったものを食べたい時にもいいですね。また、やはりなんといってもオーストリアワインが充実していますから、日本に居ながらオーストリアワインとオーストリア料理のマリアージュを楽しめるという、貴重な体験の出来るお店です。11:30-14:00がランチタイム、17:00-22:00がディナータイムで、水曜ランチタイムと火曜日がお休みです。続いては、元町駅の反対側へ。The ANCHOR Coffee & Wine Standという、その名の通りコーヒーやワインが頂けるスタンドがあるのでそちらへお邪魔しました。店にはテーブル席もありますが数は少な目。カウンターがあり、そちらで立ち飲みと言うのが基本的なスタイルかなと。コーヒーはテイクアウトも出来るようです。お邪魔した日は、グラスでチェコのメチル・ウヘレクと言う生産者のパラヴァ2016と言うワインがありましたのでそちらをお願いしました。パラヴァは産地の名前でありブドウ品種の名前でもあるそうですが、やや辛口の味わいに、桃やマスカット、白い花、柑橘といった香りが心地よいワインでした。アンカーさんには日本ワインも豊富で、こちらは宮城県のファットリア・アル・フィオーレ酸のロゼ(銘柄失念)です。赤い花や赤ベリーのニュアンスと酵母っぽさが感じられ、味わいはスッキリ辛口と言った印象でした。お店の先客の方が大変な日本ワイン好きの方で話が弾み、その方が中山手のNickと言うお店で購入されたという豚肉を使ったジャーキーを少しおすそ分け頂いてしまったのですが、それと合わせますと肉の旨みや香りがワインの香り、味わいに引かれる様にパッと広がり、それがまたワインの各要素とバッチリ噛み合い素晴らしいマリアージュになりました。基本無休、水曜日は12時から18時ですが、それ以外の日は10時から24時までという営業で、今回は頂きませんでしたがコーヒーや、こういった貴重で早い時間からでも楽しいワインが頂けるお店と言うのは有難いなあと。気軽にお邪魔出来ますし、また是非立ち寄らせて頂きたいものです。この後大阪へ向かいましたが、それにつきましては次回へ続きます。にほんブログ村
2019年01月11日
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前回の記事で尾道~広島へ行った話を書きましたが、広島行きの最大の目的はこのイベントへの参加の為でした。オリエンタルホテル広島が、日本ワインコンクールの受賞ワインを集めての日本ワインテイスティングフェアを昨年12月に開催されました。公開テイスティングへは中々参加が難しいのですが、広島でしたら十二分に日帰りできる、と言う事で喜び勇んで行ってきました。システムとしては、何とワインは入場料金のみで飲み放題。一部、欧州のスペシャルなワインが有料で出ていましたが、奨励賞まで含めて111種類のワインが出ておりそちらを飲む余裕はありませんでした^^;また、入場料にはチケットがセットとなっているのですが、これはフード用。ホテルのシェフが様々なお料理を用意して下さっていました。こちらは白身魚とクリームを用いたもの。受賞ワインにはシャルドネが多いですが、合わせやすい1品だったかなと。入口のところのテーブルに陣取りましたが(勿論立食形式です)、すぐそばには三次ワイナリーさんはじめ中国地方や九州のワインのブースがありました。三次ワイナリーさん、セラアグリパークさんは地元のワイナリーと言う事で、醸造家さんや営業の方が来られていました。三次ワイナリーの醸造家さんと営業さんは、以前岡山で開催した三次ワイナリーの会の際ご来場いただいており、ご挨拶も兼ねて1番にブースへお邪魔しました。頂いたのは勿論シャルドネ新月2016。相変わらず、樽香、フルーツ香、果実味やボディ感のバランスの良いワインでした。なお、今回は飲むのに忙しくメモを取れておりませんので^^;、簡単な感想のみでご容赦ください…。三次ワイナリーさんの並びには島根ワイナリーさんの横田ヴィンヤード・シャルドネ2017も。図らずも2つのシャルドネの飲み比べをすることが出来ました。新月と比べますと味わいは優しいですが、香りの印象は負けず劣らず。面白い経験となりました。シャルドネの飲み比べ、と言えばシャトー・メルシャン。北信左岸シャルドネ・リヴァリス2017と北信右岸シャルドネ・リヴァリス2017が双方とも受賞と言う事でそろい踏みしていました。左岸の方がより柔らかですっきりした感じながら味わいはフルーティ、右岸にはより明確に骨格が感じられたように思います。ただ、どちらも深みのある質感で香りも柑橘やナッツなどを中心によく出ていました。加えて、メルシャンさんと言えば絶対外せないのがこれでしょう。マリコ・ヴィンヤード・オムニス2015です。流石にイベント開始後1時間と持たずに無くなっていました。しっかりした色合い、カシスなどを中心に香る様々なフルーツ香やスパイス、果実味のアタックはありつつも酸、渋みが感じられ、しなやかかつ奥行きのある質感と流石のワインでしたが、やはりまだまだ若いですね。20年後どうなっているのか大変興味深いところ。フードもボチボチつまんでおります。こちらは、揚げラビオリ?のような感じのメニューでソースはトマト系。シャルドネ系にも合いますし、他に飲んだベーリーA等のつまみにも、トマトソースと生地の香りがよかったかなと。ブロガーイベントのワイナリー見学でお世話になっていますサントリーさんのブースも勿論あります。ジャパンプレミアムシリーズが様々受賞されていますが、ここは金賞受賞の津軽産ソーヴィニヨン・ブラン2017を。昨年のワインに恋してときめいてでも人気の1本でしたが、相変わらずフレッシュな柑橘香、果実味が出つつもそこをキュッと締める明るい酸が心地よいワインでした。こちらはサントネージュさんのかみのやま中島畑メルロー2016。サントネージュシリーズも沢山受賞されていますが、このワインは山形のタイトな質感がありつつも、メルローらしいチェリーなどのフルーティなニュアンスも出ており流石は銀賞と言った所。サントネージュシリーズは、イマイチ知名度にかけるような印象があるのですが、モノは非常に安心感のある造りとなっています。赤ワインには鶏の赤ワイン煮を。赤ワインの芳醇な香りとタンニン、果実感にはやはり間違いのないおつまみですね、肉の質感や旨み、脂の旨みが嵌ります。こちらは秩父ワインさんのブース。中国地方のワイナリーの他、メルシャン、サントリー、サントネージュ、それにサッポロワインさんと言った所は広島に営業所があるのでそちらから営業の方がご来場されていましたが、その他のワイナリーさんのブースは広島の酒販店の方が立たれていました。秩父ワインさんのものは源作印・甲州シュール・リー2017と源作印・甲州・樽貯蔵2016両方頂きましたが、その広島の酒販店の方と美味しい!と盛り上がったワインでした。特に、金賞受賞の甲州シュール・リーはフルーティな香りは勿論、それに似合った果実味のある、それでいてバランスのいい酸やボディの質感がかなりいいなと。やはり秩父の甲州も面白いですね。また、上記秩父ワインさんと同じテーブルにあって、やはりブース担当の方と盛り上がったのが能登ワインさんのクオネス・ヤマ・ソーヴィニョン2015。能登ワインさんへは2015年に行っていますが、その際にはクオネスに関しては試飲も購入も出来ませんでしたので、3年越しでのテイスティングとなりました。黒ベリーやプラム、プルーン、ドライフルーツなどのフルーツ香や独特のスパイシーさ、土っぽさなどがあり、味わいにもキッチリ果実味がありつつも明るい酸や滑らかなタンニンが入る、ボディもミディアムフル位の印象。この手の品種のワインはそれほど多く飲んではいませんが、それでも明らかにスケール感のあるものだったかなと。また、今回ある意味最も印象に残ったのがこの、井筒ワインさんのNACマスカットベリーA樽熟2015です。香りや味わいもややラブルスカ香は大人しい目ながらもやはりイチゴ感しっかりで、味わいも可愛らしいベーリーAと言う印象だったのですが、同じテーブルにいらっしゃった、普段あまりワインを飲まれないという方が、このワインが一番良かった!と言われていたことです。それこそ、オムニスやその他高級な銘柄も飲まれていらっしゃったのですが、このワインのフルーティさが非常に良かった!と仰られていました。どうしても、ワイン好き、特にフランス等のワインから入った身としては、やはり日本の赤ワインもメルローを筆頭に芳醇でボディ感のあるものに目がいきがちなのですが、そういった前提の無い方からすれば、ベーリーAのラブルスカ香や果実味ってシンプルに美点として受け取られる事もままあるのかなと。そういう意味では、日本ワインがブームとなり、多くの人々、特に、あまりワインを飲んでいらっしゃらない方々に浸透していく中で、日本の品種ベーリーAの担う役割って大きいのかな、と改めて感じられました。さて、他にも高畠ワイナリーさんのリースリング・フォルテや盛田甲州ワイナリーさんの甲斐ノワール等色々飲んでいるのですが、写真すら撮れておらずで…。次回があればもう少し落ち着いて参加できればと思います。とは言え、受賞ワインをこれだけたくさんいただけ、飲み比べや新たな発見など出来素晴らしい機会となりました。にほんブログ村
2019年01月09日
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2019年ももう1週間を過ぎましたが、12月には色々出掛けておりまして、もうしばらく2018年の話が続きます。今回は、広島の尾道と広島市へ行ったのでそれについてです。以前行った際は千光寺公園へロープウェーで行くのがメインでしたのと、大分駆け足での訪問になりましたので、今回は山の手側をゆっくり散策しました。早速猫ちゃん登場です。尾道と言えばやはり猫ですね。目的地はここ。尾道もパン屋さん多いですが、こちらは千光寺へ向かう坂道の中腹にあります。非常に小さなお店ですが、地元のイカを使ったピザパンなど面白いパンが揃います。また、お店の方に言われたのですが、パンの袋を持っていると猫ちゃんに狙われることがあるそう。飛んでくるので要注意との事でした。ネコノテパン工房から少し要ったお寺にも猫。更に黒猫ちゃんも。この子は首輪をしていたので飼い猫ですね。こちらは尾道に最近できたLOGという複合宿泊施設。ディスカバーリンクせとうちという、広島県・瀬戸内エリアの産業を様々なクリエイターとともに盛り上げることを目的とし2012年に設立された団体が、インド建築集団スタジオ・ムンバイ・アーキテクツと共同で手掛けた施設で、古くからあったアパートを用い、ダイニングやバーにもなるカフェを備えています。こちらがそのカフェの入り口。中が全く見えず、明けるのに結構勇気が要ります^^;中は景色のいい部屋となっていました。他のお客さんもいらっしゃったのであまり写真を撮れませんでしたが、海辺の尾道市街や坂のお寺などを見ることが出来ます。コーヒーも美味しく、ゆったりとした時間を過ごすことが出来ました。その後はちまきで有名と言う中華食堂・一楽さんでお昼です。ちまきと中華そばのセットをお願いしました。中華そばはだしの旨みの利いた透明なスープと程よいコシの細麺の相性がバッチリ。久々に個人的にドストライクな味わいに出会えました。その分、ちまきが甘すぎたりすると嫌だな、なんて思いつつ頂きましたが全くの杞憂でした。中華そばと同じような旨みがあり、甘みは皆無でその旨みを塩気と良い香り、油のしっとり感やコクと共に頂ける、名物にふさわしい1品でした。当然、中華そばとの相性もバッチリ。その後、尾道を後にして広島市内へ向かいました。目的まで少し時間がありましたので中区堀川町にありますデュオール・リトリートさんへ。看板にもありました通り、12月はローラン・ペリエがグラス800円との事でしたので頂きました。フレッシュさがありつつもそれだけではないふくよかさやバランス感がありますね。こちらは、お店のソムリエさんがお勧め下さったラ・スピネッタのカサノーヴァ・ヴェルメンティーノ・トスカーナです。フルーティさや白い花のニュアンスがあり、味わいはきっちり辛口なバランスでミネラル感もあるものでした。この後たくさん飲むのでサッパリ目のものをお願いしましたが、まさにぴったりなワインでした。15時ごろから営業、更にチャージ無しと非常に利用させて頂きやすく、ワインは今回のペリエのようなシャンパーニュがあったり、日本も含め様々な産地が揃うようです。また素敵なお店を1軒知ることが出来ました。さて、なぜ今回広島へ行ったかは次回の投稿で。にほんブログ村
2019年01月07日
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さて、昨年12月にシャンパン&スパークリングワインの会のワインもこれで最後。トリはヴィンテージシャンパーニュで。なお、画像の右端のものがそれです(個別の写真は撮り忘れです…)。プレステージ・ブリュット2005。生産者シャルル・エルネーはフランス・シャンパーニュ地方のエペルネが本拠。1905年創業だそうで、元々シャンパン造りの際の動瓶の専門家だったという創業者が、少しの畑を手に入れたのが始まりです。特徴的な製法としてはマロラクティック発酵を行わないことが挙げられます。イキイキとした酸味を保つことと、熟成による風味の変化やアロマを際立たせることが目的だそうで、このプレステージではその分瓶内熟成を8年以上行います。セパージュは、シャルドネ65%、ピノ・ノワール35%。価格は、10000円程度。色は流石にツヤのある黄色、シャンパンゴールドです。泡はキメ細やかで量もいい具合ですが勢いは弱め。香りはハチミツやミード的なニュアンスがしっかりで、その奥に微かなシェリーっぽさが見えたでしょうか。その他の要素としては、定番のブリオッシュやトースト、リンゴ、洋ナシ、カリン、更には焼きリンゴといったフルーティーさ、若干のバターやナッツなども感じられました。加えて、軽くオリエンタルスパイスや乾燥ハーブもあったように思います。味わいはやはりバランス型。果実味のアタックもありますが、しっとりした酸がスッと前へ出ます。そのどちらもが穏やかで優しく、調和しています。ボディはミディアムライトくらいはあったでしょうか。膨らみや軟らかなエキス分とでも言うべき量感が感じられ、今回飲んだ他の銘柄に比べると多少存在感がありましたね。会では、最後のパスタのところで飲みました。相性は悪くなく、ワインのハチミツやミードのニュアンスが、パスタのチーズの香りに噛み合いますし、パスタがちょっとモッチリした存在感のあるものでして、その食感とソースのコクに対してワインのボディ➕泡のボリューム感も丁度良かったかなと。チーズやパン、ナッツなどをつまみにワインと向き合うのもよさそうですし、あん肝やカニなど力のある食材を用いた料理と合わせても楽しそうです。2005ヴィンテージのプレステージシャンパーニュ、と言うことで身構えて飲みましたが、蜜っぽさや独特のスパイシーさなどありつつも、基本華やかで親しみやすいワインではあったかなと。今回の会のように、楽しく飲む、それでいてちょっと良いものを、といったような場面にはまさに最適な1本でした。シャルル エルネー プレステージ ブリュット 2005 750ml シャンパーニュ シャンパン楽天内では現在写真のお店で9720円が2005ヴィンテージの最安値のようです。購入時は楽天スーパーセールで…半額でした(^^)にほんブログ村
2019年01月05日
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さて、昨年12月に行いましたシャンパン&スパークリングワインの会のワインの続きです。今回はドイツのロゼ。ピノ・ロゼ・ゼクト・ブリュット。生産者アイマンは、近年ドイツでもよく見かけるようになったビオディナミを実践するワイナリーです。ドイツで最も温暖と言われるファルツで、黄土中心に石灰質が混じる土壌と言う畑でブドウを栽培しています。元詰めを行うワイナリーですが、ゼクトに関しては、原酒までは自社で造り二次発酵用の酵母も自社のものを使ってもらっていますが、原酒以降の過程はゼクト専門の生産者に委託しているそうです。セパージュはシュペートブルグンダー=ピノ・ノワール100%。価格は3800円程度です。色は淡い目のピンクですがやや赤みあり。泡は勢いは強め。量は程々でキメは流石に細かいです。香りはロゼらしくピンクグレープフルーツ、ラズベリーやストロベリーといった赤ベリー、更にはピンクペッパー、バラの花など赤からピンクの色合いの要素を感じさせます。そこに、白胡椒や黒胡椒といったスパイシーさ、ミネラル、少々の生クリーム的なニュアンスや乾燥タイムなどのハーブ、軽い香ばしさなども加わったでしょうか。味わいは果実味のアタックがありつつも、しっとり明るい酸と拮抗したものとなっています。そこに、ほんのりとですが渋みもあり、後口にかけて若干の収斂を感じさせました。全体的にバランスの良さを感じさせます。ボディはライト。クリアーさとパリッとした張りのあるもので、軽やかな印象でした。会ではマルゲリータやパスタと合わせてみました。マルゲリータとは、トマトと合うのもありますが、やはり生地の香ばしく焼けた部分とワインの香りの相性が良かったかなと。パスタとは、チーズのまろやかさや旨味、コクといったものに、ワインの香りの赤いニュアンスやシャープさが、いい対比になります。このワインはかなりフードフレンドリーそうで、サーモンの刺身やお鮨など鮮魚系にも面白そうです。ピノ・ノワール100%の泡ということで、シャンパーニュを筆頭に世界各地で見られるセパージュにはなりますが、ドイツらしい透明感とピノの泡らしい華のある香りを併せ持った、他にありそうでないスタイルのものだったかなと思います。そのエレガントさが、大きな特徴と言えそうです。[クーポンで10%OFF]アイマン ピノ・ロゼ・ゼクト・ブリュット NV【ドイツ】【スパークリング】【750ml】【ファルツ】【ビオディナミ】【瓶内二次発酵】【ロゼ】楽天内では投稿時現在、こちらのお店などで3866円です。同価格帯のロゼシャンパーニュと比べても、勝るとも劣らない部分はあると思います。にほんブログ村
2019年01月03日
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2019年、平成最後の年となりましたね。今年も相変わらず、マイペースにですがワインを飲んで記事を更新していければと思います!今年もよろしくお願い致します!にほんブログ村
2019年01月01日
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