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1月のワイン会は、徳島のラトリエあべさんでのワイン会の第2回でした。昨年の8月にワイン会をさせていただいたばかりでしたが、その時にご参加いただいたメンバーの方々に、早く次をとリクエスト頂いていましたので、今度は季節を変えて冬にお邪魔させていただくことに。今回はメンバーが10名という事で、1種類のワインを1本づつの8本ではちょっと試飲会みたいかなと思い、1種類のワインを2本づつの8本にしてみました。という事で、飲んだワインは以下の4種…ですが、実は参加者の方に2本ほどワインをご提供いただいてしまいました。そちらは次回の記事で少し触れ、個別記事はこの4種にしたいと思います。因みに、テーマは今回も日本です。1、くらむぼんワイン N・シャルドネ20184種類という事で悩んだのですが、スパークリングはカットで白ワインからスタートです。以前七俵地という名前でリリースされていた、山梨のくらむぼんワインのシャルドネです。果実味とミネラル感のあるワインでした。2、シャトー・メルシャン 笛吹甲州グリ・ド・グリ2018フレンチで甲州をどう飲むか、というテーマについて、今回はオレンジワインで行ってみました。オレンジ甲州も色々なものがありますが、今回は比較的素直な造りのメルシャンのこちらで。赤いフルーツ感ありました。3、ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン アンプロヴィザシオン前回は岡山のワインがありませんでしたので、今回はこちらを。ラ・グランドコリーヌ・ジャポンさんのものになりますが、アンプロヴィザシオン=即興の名の通り、色々なワインを混ぜて作った、もう二度と出来ないであろうという1本です。ザ・自然派なスタイル。4、奥出雲葡萄園 小公子2018非常に貴重な奥出雲葡萄園さんの小公子を見つけることが出来ましたので、これは是非と飲んでみることに。丁度、今回お料理にジビエをリクエストしていましたので、それとの相性もいいかなと。良い年の2018という事で、フルーティさがよく出ていました。アンプロヴィザシオンは非常に個性的で、ネガティブな表現をしようと思えば幾らでも出来そうなのですが^^;、それをさせない何かがあったのは面白いところだなあと。オレンジは、やはりかなり柔らかい造りで、赤に合いそうなメニューにはちょっと力負けでした。しかし、しっかり目の白ワインとしてはよく出来ており、白に合いそうなメニューにはよく合ってくれました。シャルドネ、小公子は手堅い味わいで、モダンなラトリエあべさんのフレンチを綺麗に彩ってくれました。今回も、JR牟岐線で徳島駅から移動です。ランチではなくディナーの時間帯にお邪魔しましたが、メニューは同じようです。そういえば過去撮っていなかったなということで、お店の佇まいがこちらです。本当に、ザ・日本家屋といった趣です。前回と同じようなアングルになってしまいましたが、今回もキレイに設えて下さっています。初めてご参加いただいた方々は、この佇まいの建物の中にこの空間があることにやはり驚かれていました。ここからはお料理です。先ずはマグロハム。前回もいただいたマグロハムですが、今回は中に柿が巻かれています他、上に乗っているハムは熟成期間がより長くなっています。長い熟成を経たものは、乾いた感じで旨みが凝縮、風味も強めに出ていました。新しいもの+柿は、マグロの旨みと塩気が柿の甘みによく映えました。続いてはアンコウのコンフィ。ソースは小松菜とあさりで、アンコウの上には菜の花とプチヴェールが乗っている他、竹炭のパウダーが振りかけられています。アンコウの柔らかさとジューシーさ―、旨みの出方はやはり出色。こちらのお店は魚の扱いが本当に素晴らしいです。ソースはアサリの主張はそこまでないものの、旨みがよく出ておりアンコウ+菜の花やプチヴェールにぴったり。続いてはタカアシガニのクレープ。クレープの上には自家製チーズが掛かっており、それも一緒に焼かれています。下に敷かれているのはビーツのソース。カニの旨みと、クレープのバターの風味が流石の馴染みっぷり。チーズの塩気や旨みもいいですね。そのクレープに掛けていただくのがこちら。自家製カニ醤油、とのお話でしたが、イメージとしては濃厚なビスクといったところでしょうか。なんと7年をかけて造られているとのことでしたが、濃厚なカニの風味と深い旨みがありながら、滑らかな口当たりと優しい雰囲気で驚かされました。クレープに掛ければ、カニの旨みが一気に増し、クレープの風味を引き立て役にしながらグッと華やかに感じられました。こちらはイセエビをアーモンドの粉でピカタ風にしたもの。イセエビは勿論地元美波町産です。徳島県南はイセエビの産地だったりします。甘味風味豊かなイセエビ(これも柔らかさが絶妙)を、ピカタの風味が柔らかく包んで、全体として優しい味わいに。続いても地元の名産であるアワビです。前回もいただきましたが、今回は上に乗っているチュイールも、アワビの身の下にあるブータンノワールもアワビの肝!ソースは、なんとゴルゴンゾーラを使ったものになります。アワビ+ブルーチーズというのは非常に意外でしたが、しっかりした甘味旨みといった味わいのあるアワビに対し、ゴルゴンゾーラの香りや塩気がよく馴染んでいます。勿論。ゴルゴンゾーラそのままではありませんし、風味はアワビに調和するよう計算されていますが、この2種類がここまで相性のいいものだとは思いませんでした。ブータンノワールの濃厚さにもいいですね。まだまだお料理有りますので続きます。にほんブログ村
2020年01月30日
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年末年始の帰省ネタもこれで一段落。帰省の途中には高松のミケイラでお昼をいただきましたが、帰岡の途中にも高松へ寄りました。目的地は勿論、片原町のわいんびよりさん。今回もグラスワインをいただきました。フェイスブックページでチラッとお持ちだというのを見かけていたクリサワブランの2018。なんとまだ残っていたので、グラスでいただくことが出来ました。ツヤ感もある薄い黄色、香りはフルーティさがありつつ軽い緑の葉っぱ的なものもありと定番ながら、味わいはらしいフルーティさやミネラル感がありつつも、エキス分は程々で例年よりやや線の細い印象。以前飲んだ時はアルザス的な印象でしたが、今回はドイツの南部位の雰囲気だったでしょうか。お店の方も2018は厳しい年だったという事でこういう感じになった、とのお話でした。という事で、ではありませんが、アルザスのピノ・グリもありましたので頂いてみました。シャトー・ドルシュヴィールという生産者のもので、蔵出しバックヴィンテージの1997になります。やはり、蔵出しといえど20年以上の時を経ているという事で色はツヤのあるものに。香りも、ミード的な雰囲気がありつつ、スパイスやハーブ、土などのニュアンスが前目でフルーティさは大人しいもの。味わいもすっかりこなれ、削げ落ちはじめているという印象の柔らかいものでした。ただ、エキス分はそれなりにあったかも。アルザス ピノ グリ グラン クリュ 特級 ランゲン 1997年 限定蔵出し秘蔵古酒 シャトー ドルシュヴィール(ユベール アルトマン家元詰)実は、楽天内にも扱いがあったりします。飲み比べ、というにはあまりにも違い過ぎる2種類でしたが、それでも面白い経験になりました。こういったワインをグラスで楽しめるというのは、やはりわいんびよりさんの大きな魅力だなあと。近県を見渡しても中々ないのではないでしょうか。イベントも色々企画されているようですし、また是非お邪魔させていただきたいものです。にほんブログ村
2020年01月28日
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ご報告が遅くなりましたが、25日に開催いたしましたひるぜんワイナリーの会in山猫終了いたしました。ちょっとバタバタしてしまった所もありましたが、ご参加いただいた皆様にはご満足いただけたようでなによりでした。特に、よく聞かれたのが昔の甘いお土産ワインと思っていたがその印象が随分変わった、というお話。やはり、地元岡山では以前から口にされる機会はあった、しかし、その頃は甘みをしっかり残す造りだったことから敬遠されていらっしゃった方もいらっしゃるようでしたので、今のひるぜんワイナリーさんの造りをご体験いただけたのはよかったかなと。ワインのラインナップとしましては、6種類中白は1種類、それ以外はロゼ2種類赤2種類甘口でした。山猫さん曰く和食屋的にはちょっと大変だった、との事でしたが、事前に味見をしていただいていたこともあり、上手く合わせたお料理をご提供いただき、当日はマリアージュもご堪能いただけたようです。山猫さんにはご苦労をおかけしました。本当にありがとうございました。いい勉強になったと仰っていただけ、少しは気も休まりました^^そして、ひるぜんワイナリーさん、何より、ご参加いただきました皆様、今回は本当にありがとうございました!また、ご参加いただけなかった皆様本当に申し訳ございません。またの機会がございましたら、是非よろしくお願い致します。当日のお品書きはこちらになります。お料理は、実は私も同じものをいただくことが出来ました。先附はお出しのお料理という事で茶わん蒸しです。ワインには合わせず、先ずはこれで暖まって頂こうという事に。造里は魚介と春野菜のサラダ仕立て、柚子胡椒ドレッシングです。柚子胡椒ドレッシングはこちらで過去させていただいたワイン会の時にもいただきましたが、爽やかな辛みが楽しい味わい。シャルドネに合わせましたが、そのドレッシングの風味と魚の旨みに、シャルドネのコクが良かったです。油物は坂越牡蠣のフライ、らっきょタルタルとバルサミコです。バルサミコを使っているという所がワインに合わせていただいているところですね。らっきょのタルタルのまろやかさ甘酸っぱさもいいです。合せたのは三座・ロゼ。ヤマブドウ+シャルドネというセパージュのロゼで、色は鮮やかながらフレッシュさがあり、牡蠣の旨み、衣のコク、タルタルやバルサミコの味わいに馴染んでくれました。酢ノ鉢は豚バラと春キャベツ、新タマネギの南蛮漬け。これに合わせたのは山葡萄ロゼだったのですが、試飲された際に、その鮮やかな酸味のある味わいに酢豚を合わせたい!となったものの、和食店で酢豚は無い、という事でご考案いただいたのがこのお料理です。酸味の利いた、しかし酸っぱいだけでは無い塩気や旨みのある豚バラに、春キャベツや新タマネギの柔らかな甘みがいい塩梅です。また、ワインとの相性もバッチリで、酸味同士がよく引き合い、ワインの香りも相まって全体が華やかに感じられます。この組み合わせを今回のベストマリアージュに挙げる方も多かったですね。焚合代は鴨胸肉と白ネギの甲州煮。ただ、煮ているのはこのお料理に合わせる山葡萄赤。ワイナリーのフラッグシップを贅沢にも煮込みに使っていますが、肉は柔らかく、衣が付いていることで味わいもよく絡みます。ネギの甘み風味との相性もバッチリ。山葡萄赤で煮ているわけですから、山葡萄赤が合うのは必然。甲州煮のコクのある味わい、鴨の風味といったものに、樽のニュアンスもあり、果実味のアタックのある山葡萄赤の味わいが噛み合います。また、その酸が鴨の味わいに丁度いいですね。御飯物はウナギのかば焼き、ゴボウのリゾット、あられ奈良漬。ゴボウを使ったリゾットにウナギのかば焼きと、あられ風に切った奈良漬が乗っている1品。ゴボウの風味、奈良漬の風味にウナギの味わいがよく合いますし、ご飯の固さ旨みもパリッとした鰻にこれまたよく合います。これに合わせたのが三座・赤。本来ならフラッグシップの山葡萄赤が辛口の最後と行きたいところなのですが。山猫さんから三座赤とこの料理の組み合わせを是非という事で、順番を急遽変えました。その狙い通り、土っぽさもありつつ、果実味やフルーティさを感じられる三座赤と、鰻の香りや味わいが合うのは勿論、ゴボウの風味が加わることで更によくなりますし、奈良漬がこれまたいいアクセントに。菓子はバニラアイス、みたらし風です。甘口ワインのピオーネ氷結に合わせるのに、ピオーネって和風の香りだなと感じられた山猫さんが、みたらしの甘辛を合わせることをご考案くださりました。その狙いはバッチリで、みたらしの味わいやバニラアイスの甘みまろやかさとワインの甘みが合うのは勿論、香り同士もよく合いました。重ね重ねにはなりますが、ご参加いただきました皆様、台所山猫さん、ひるぜんワイナリーさん、今回は本当にありがとうございました!にほんブログ村にほんブログ村
2020年01月26日
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毎度おなじみ^^;、帰省して食べたものについてです。こちらは、正確には帰省途中で食べたものになります。高松駅から歩いてすぐのところにあります高松港。その一角にあるのがミケイラ。バッチリオーシャンビューのシーサイドレストランです。一度行ってみたかったのですが中々機会を造れていませんでした。今回、乗り換えのタイミングでランチタイムにお邪魔出来そうだったので、ぎりぎり滑り込むことに。ランチメニューは色々ありますが、その前にお勧めとあった牡蠣を。焼き、生選べましたが今回は生でお願いしました。産地は瀬戸内…ではなく北海道の仙鳳趾でしたが、勿論貝の旨みしっかりでした。折角なのでプレモルと一緒にいただきました。ランチはロコモコにしました。主役のハンバーグは、肉感しっかりかつほど良い柔らかさで、濃厚なデミソースとよく合いました。また、よかったのが野菜。どれもみずみずしさ甘さがよく引き出されています。お料理はおいしいですし、今回はビールでしたがグラススパークリングワインも人気なようです(なんとビールより安い!)。また、なんといってもその雰囲気、ロケーションは素晴らしいの一言。また帰省時に寄り道してみたいところです。これがお店近くの風景。店内からも見られます。当日は曇っていたのがちょっと残念なところでした。上記景色の反対側は高松港のフェリー乗り場になります。丁度2隻のフェリーがすれ違っているところでした。所変わってこちらは徳島市。県庁近くに中洲総合水産市場という場所があるのですが、そこに郷土料理の「そば米汁」の専門店が出来ていました。その名もズバリそばごめ屋。山間で、お米の栽培に適さずそば作りが盛んだった土地には結構あるようですが、蕎麦の実をお米のように雑炊にするという料理で、昔は給食などでもよく食べました。蕎麦の実の食感や、出汁の美味さで気に入っているので、専門店とは面白そうと行ってみました。注文のシステムはなんとセルフうどんスタイル。天ぷらやおにぎりなどのサイドメニューを取り、最後に蕎麦米汁のサイズ、あるいは変わりスタイルのものなどをオーダーして受け取り会計、となります。今回はスタンダードな蕎麦米汁と明太子のおにぎりをいただきました。蕎麦米の堅さは丁度良く、良い食感とふわっと薫る香りを楽しめましたし、出汁の旨みもバッチリ。根菜やこんにゃくなどの具も入っており嬉しいところです。また、このおにぎりの明太子がいい味で、風味や旨み、粒感の楽しめるものでした。周りは水産系のお店が多いので、その辺で仕入れているのかもしれませんね。ここは朝ごはんにもいいでしょうし(営業時間は朝8時から夜7時までだそう)、終わりはちょっと早いですがお酒の後にもいいでしょうね。うどん、ラーメンに続いて帰省の際に食べる定番が増えたかなと。こちらは、以前の帰省の際にお邪魔した、イオンモール徳島近くのカフェ、ソニュさんのフレンチトースト。最近流行りの食パンに力を入れたお店という事で、そのパンの美味しさは前回堪能させていただきましたが、そのフレンチトースト、流石美味しくないわけがない!というところ。フレンチトースト液には生クリームも使っているそうで、非常に風味がよく、焼き加減も表面の堅さ、中の柔らかさのバランスが絶妙。ちょっとこのフレンチトーストは今までにないなと。こちらは突貫亭さんの焼きそば。ソースの美味さ野菜の甘みは毎度驚きです。近年はここの焼きそばで年越しが定番だったり^^;〆はやっぱりラーメンで^^。ただ、今回はスタンダードな徳島ラーメンではなく変化球で。県外にもお店があり、岡山でもイオンモール岡山内で食べられる東大。その沖浜店限定メニューの魚介だしラーメンです。実は東大、昔つけ麺をやっていたことがあり、その付けダレは徳島ラーメンのスープをベースに魚介だしや魚粉が入ったものだったかと思いますが、このラーメンはその出汁を思い出させてくれるものでした。実は結構好きだったので、このラーメンはちょっとうれしかったです。今回も色々食べました。どれも良かったですが、スタンダードな徳島ラーメンと鳴門うどんを食べられていないので、またゆっくり帰ってそちらも抑えたいところです。にほんブログ村
2020年01月24日
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徳島県はワインを買えるお店が無いようで実はある、といった感じだったのですが、昨年新しいワインショップが誕生しました。それが、ワインショップTAIさん。仲之町という、飲食店街からも遠く無い街中の、ビルの奥まった1階という独特のロケーションにあり、注意していないと通り過ぎてしまいますし、見つけてもちょっと入りにくそうな雰囲気。しかし、中に入れば沢山のワインと、角打ちスペース、そして情熱ある店主の方(とたまに赤ちゃん)が迎えてくれます。扱っているワインは、フランスの自然派オンリー。拘ったラインナップですが、最近は徳島にもそういったワインに力を入れている飲食店さんが出来ていたりして、コラボイベントなどもされているそうです。実は、先日記事にしましたシャトー・ルランはこちらで購入させていただきました。角打ちありという事で、勿論飲んでもいます。上記の写真がそれで、いただいたのはクリスチャン・ビネールのリースリング・ヴィネック・シュロスベルグ。ヴィンテージは失念してしまいましたがある程度のバックヴィンテージだったかと思います。ツヤのある黄金色に、蜜っぽさやミード、ハーブ、スパイスなどが香り、味わいはバランス型もエキス分のある飲み口が印象的でした。リースリング 特級畑 ヴィネック・シュロスベルグ [2015] クリスチャン・ビネールChristian Binner Rieslig GC Wineck Schlossberg楽天内には投稿時現在2015ヴィンテージがあるようです。多少若さがあるのでより分かりやすく華やかでしょうか。イベントは色々されているようで、特に角打ちスペースを使った試飲会はある程度定期的にあるよう。1月は、なんと3日に試飲会をされていましたのでお邪魔しました。ご用意いただいたワインは、ジュリアン・デリューのル・ジョー2018、タイユムーシュ2018、ラ・ヴィノテリエのル・ジョー2013、クレモン・バローのエルブ・ルージュ2019、ジュリアン・メイエのピノ・ノワール・レ・ピエール・ジョード2018、そして、ブノワ・カミュのシャトー・ルラン2018です。シャトー・ルランは購入させていただいたものの1つ次のヴィンテージになります。購入時は、店主お勧めのワインという事で柔らかい2017と、しっかりした2018という事でしたが、食べるものとの関係で2017を選びました。この2018も、確かに果実感や硬質さがありますが、バランスは良かったですね。どのワインも良かった(強いて言えば、ジュリアン・メイエのピノは開けたてという事もあり大分堅かったですが)ですが、特に印象に残ったのはタイユムーシュとル・ジョーの2013。前者は、ロワールのカベルネ・ソーヴィニヨン100%という面白いセパージュですが、カベルネ・ソーヴィニヨンらしいスパイシーさや果実感がありつつも、しなやかな飲み口や香りの中の土っぽさ等はどこかロワールのカベルネ・フランを思わせるようなところも。後者はそのカベルネ・フラン100%ですが、7年の熟成を経て、黒いフルーツなども感じさせつつ、ドライハーブやスパイスなど芳醇な香りがありつつ、落ち着いた味わいを楽しめました。これは非常に面白いお店が出来てくれました。自然派を扱うお店は以前からありましたが、こちらはそれらのお店ともまた違ったラインナップで面白いです。また、角打ちは夕方6時からとちょっと早めで、帰省すると夕飯は大体家で取ることから外飲みをあまりしないのですが、ここなら夕飯前にちょっと1杯という飲み方も出来ます。次の帰省が楽しみになりました。にほんブログ村
2020年01月22日
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今月25日(もう今週の土曜日ですね)に開催いたしますひるぜんワイナリーの会in台所山猫。お陰様で、満席となりました!ご参加いただきます皆様、どうぞよろしくお願い致します。現在は、キャンセル待ちを受け付けさせていただいておりますので、もし宜しければご連絡ください。詳細はこちらのページをご覧ください。にほんブログ村にほんブログ村
2020年01月20日
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イベント告知が多かったですが帰省ネタの続きです。帰省するとワインの他によく飲みますのがビール。国内大手のものは勿論、最近はコンビニやスーパーでも国内クラフトビールや、海外ビールなどが手に入りやすくなりましたね。こちらはドイツビール、ブラウハウス・リーゲレのピルスとあわぢビールのピルスナーです。リーゲレのピルスは流石の華やかさでライム的な柑橘の雰囲気などがありつつ若干の酵母っぽさも。味わいもフルーティさがあり甘味も感じるようなもの。あわぢビールは、酵母っぽさがより強くあり、味わいも柔らかくもドライな印象だったでしょうか。ドイツビールの後で飲みますと、やや印象負けするようなところもあったのですが、これがお寿司と合わせると大化け。魚の旨みや酢+砂糖の味わいのあるご飯といったものによく嵌りました。旨みは際立ち、華やかさも増しますね。ビールにもマリアージュがあることを教えてくれました。【ギフト】あわぢびーる 5種5本セット【淡路島のクラフトビール】あわぢビールは楽天内にもあり。5種類全てのセットも販売されています。色々試してみたいところ。こちらは徳島県産クラフトビールのrise&win・ペールエール。ここのビールは柚香という柑橘の皮を使ったりと色々ですが、こちらはクラシックなブリティッシュスタイルを基本にしているそう。香ばしさや酵母っぽさ、フレッシュさといった香りの中に軽いスパイシーさがあり、味わいは柔らかくフルーティさもありますが、甘みといった印象は受けずバランスの良いもの。飲みやすく、それでいて飲みごたえもあり、正直かなり好きな1本でした。【ふるさと納税】カミカツビール ペールエール 2本とグラスセット楽天内では、ふるさと納税返礼品としてこんなものが!確定申告に間に合うでしょうか^^ワインほど大きな違いではないかもしれませんが、ビールも産地や製法、造り手によって結構個性は様々ですし、食事との相性の違いなどもあり、奥が深いなと。ワインはもちろん、ビールも今後も楽しんでいきたいお酒の一つです。にほんブログ村
2020年01月18日
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今月25日に開催いたしますひるぜんワイナリーの会in台所山猫につきまして、イベントページには1週間前の18日までにご連絡をお願いしますと記載しておりましたが、20日までご参加をお受け出来ることになりました!わずか2日間の延長ではありますが、もし週明けにやっぱり参加できそう、なんてことがございましたら、お気軽にご連絡くださいね。連絡先などイベント詳細につきましては、こちらのページをご覧ください。ご都合よろしければ是非是非、この機会に、岡山ワインの個性の一つと言える蒜山のヤマブドウワインと、岡山の和食のマリアージュをお楽しみください!よろしくお願い致します!にほんブログ村にほんブログ村
2020年01月16日
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帰省して飲んだワイン、続いては御節に合わせての日本ワインです。K18bAK_DD。生産者共栄堂は、以前四恩醸造でワイン造りを行っていた小林剛士氏が独立して立ち上げました。ブドウは四恩醸造時代からの馴染みの農家さんのものを用い、醸造は三養醸造での間借りだそうです。醸造のスタイルは、四恩時代同様に野生酵母での醗酵、亜硫酸の使用は可能な限り控える、無濾過、無清澄という自然派なもになります。セパージュは甲州100%。変わった名前ですが、Kは共栄堂、小林さんを表し、18は収穫年、AKは秋でDDは橙=醸し甲州の意味だそう。bは他にaもあるという事でスタイルの違いを表すようです。価格は2000円程度。色はDDの名前の通りのオレンジカラー。若干のにごりないし茶色感もあったでしょうか。香りはフルーティさがよく出ており、メロン、赤いリンゴ、桃、バナナといったようなものが感じられました。そこに、シナモンなどの茶色いスパイス的なニュアンスや、微かな薄荷を思わせるようなハーブっぽさ、黄色い花、軽い蒸留酒的な気配などが加わります。また、クリームやナッツ、蜜あるいはシロップといったような濃い要素も少々。味わいはしっとりしつつも強さのある酸がメインにありつつ、果実味がその周りにふわっと広がるといった塩梅。醸し甲州らしく渋みも感じられ、これが結構明確で後口にかけて収斂味のある印象を与えます。ただ、ボディはライトで、サラリとクリアーな質感でした。御節には何でもよく合いましたが、エビやアワビといった味のしっかりした魚介に対しても、華やかさや渋みのおかげで行けますね。どちらとも、旨みをよく引き出し、ワインの風味が鮮やかさをプラスするというような組み合わせでした。また、かまぼこやたらこの旨煮といったものとも問題なし。料理のもつ塩気や旨みといったものが、ワインの果実感といい対比になってより磨き出される感じですし、当然生臭みなど全く出ず。バランスがよく、風味豊かで、食事にも合わせやすい。実は、共栄堂のワインを飲めたのは今回が初めてでしたが、以前、四恩醸造の頃よく飲んでいたあの世界観があって嬉しく思いました。価格も2000円程度と手にしやすく、飲み手に嬉しいスタイルがそのままで、また是非他の銘柄も飲んでみたいと思わせてくれました。にほんブログ村
2020年01月14日
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年末年始は例のごと帰省しました。ということで、今回から帰省時に飲んだものなど帰省ネタです。先ずはフランスの自然派赤。シャトー・ルラン2017。生産者ブノワ・カミュはフランス・ブルゴーニュのボージョレーの造り手です。ローヌやジュラで働いたのち、2006年にボージョレーの南部、ヴィル=シュル=ジャルニウーという土地でワイン造りを始めました。栽培時の有機無農薬は勿論、醸造時にも自然酵母での醗酵、亜硫酸塩無添加というナチュラルっぷりです。セパージュは、ガメイ100%。価格は3520円程度。色は赤黒ですが紫感もあり。香りは赤ベリーを中心に、青や黒のベリー、それにチェリー、そして、それらフルーツのコンポートやジャム(特にイチゴジャム)といったものも感じられるフルーティなもので、余韻にかけて少し穀物っぽい雰囲気も。また、ハーブやちょっと茎っぽいニュアンスや軽いチョコといった要素もあります。時間と共に、茶色いスパイスや黒土、腐葉土、バルサミコ、麦チョコといったような気配も出てきました。味わいは、しっとり明るい酸味がアタックから余韻までスッと通っています。果実味は柔らかく大人しいですが、時間とともにやや強まって、酸よりも前に出てくるくらいかも。渋みはそこそこで、アタックからある程度感じられ、後口まで印象は変わりません。ただ、時間経過でやや大人しくなります。ボディはミディアム。滑らかさ、しなやかさを感じる質感で、やや硬質ですらあるかも。食事には合わせやすく、砂肝のから揚げなんていいつまみになりました。砂肝特有の、よりはっきり出る鉄っぽい旨みにワインの黒いニュアンスがよく馴染みますし、その食感に対してもワインに硬質さがいいですね。その他、鴨のローストやマグロの中トロ、シカ肉のソーセージなんてものもよく合いましたし、黒いパンの酸味や風味とはよく噛み合いグッと華やかになりました。自然派のガメイらしい風味ですが、味わいのシュッとした感じ、のど越しや口当たり良さは素性の良さを感じさせてくれるものでした。食事にもよく合いスルスルと飲んでしまいましたが、3日4日かけて飲んでも面白そうです。にほんブログ村
2020年01月12日
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今月25日に開催いたします、ひるぜんワイナリーの会in台所山猫。何度かワイン会もさせていただいている岡山の人気和食店「台所山猫」さんに、ひるぜんワイナリーよりスタッフの法華さんをお招きしてのワインメーカーズディナーとなりますが、そこでご提供させていただきますワインは、以下の6種となります。なお、提供順はこの通りとはならず変わる可能性がありますのでご容赦ください。1、シャルドネひるぜんワイナリーといいますと、ヤマブドウを使ったワインが代名詞ですが、やはり白の需要もあったという事で誕生したのがシャルドネです。ブドウ自体は神戸産が主体ですが、一部蒜山のシャルドネも使われています。柑橘っぽさなどフルーティさに加え、ハチミツの気配もあり、度数も13度程度という事で結構飲みごたえもあるスタイルです。2、三座・ロゼロゼワインの製法には様々ありますが、こちらはひるぜんワインと言えばのヤマブドウに、甲州をブレンドしているというもの。フレッシュフルーティながら、どこか骨格もあるといった趣です。実は、ジャパンワインチャレンジ2018で銀賞を受賞しているワインでもあります。3、山葡萄・ロゼひるぜんワイナリーと言えばの、ヤマブドウを用いたロゼです。ジャパンワインチャレンジ2018の金賞も受賞しています。以前はやや甘口くらいの味わいでしたが、近年はほぼ辛口というような作りに変わって来ており、色合いも含めもはやエレガントな赤ワインと言えるほど。ヤマブドウにこういった表情があるのかと驚かせてくれるワインで、実は個人的にもお気に入りの銘柄だったりします。4、三座・赤ヤマソーヴィニヨンという、ヤマブドウとカベルネ・ソーヴィニヨンを交配することで日本の気候条件下でも栽培しやすくなったという日本独自の品種に、蒜山のヤマブドウをブレンドしたワインです。国内でもなかなか見ないセパージュではないでしょうか。ヤマソーヴィニヨンもヤマブドウ系という事で、明るい酸味がありますが、バランスのいいワインとなっています。5、山葡萄・赤蒜山高原に自生するヤマブドウを畑に移し、優れたクローンを選抜して現在のひるぜんワイナリーの畑がありますが、そのヤマブドウ100%で造られる、ひるぜんワイナリーのフラッグシップといえるワインです。色素のしっかりしたヤマブドウらしい深い色合いがあり、味わいは実は年によって結構変わっていますが、近年は深みがりつつもエレガントさも感じられるスタイルとなることが多いようにも思います。6、岡山ピオーネブドウ処岡山県においてピオーネはよく見かける品種の一つかと思いますが、蒜山高原周辺でも栽培されています。岡山ピオーネは、そんな蒜山のピオーネを氷結させ、高い糖度を得ることで造られる甘口ワインになります。ピオーネらしい香りに、ハチミツやベリーフルーツなどの雰囲気が感じられる、華やかな1本でワイン会の締めにも最適ではないかなと。投稿時現在の時点でまだまだお席ございます。この機会に是非、岡山ワインの個性ともいえる蒜山のワイン達と、岡山の和食のマリアージュをお楽しみください!詳細はこちらのページをご覧ください。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。にほんブログ村にほんブログ村
2020年01月10日
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さて、12月に行いましたコスパワイン会のワインもこれで最後。トリはブルゴーニュで。コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ2016。生産者ショーヴネ・ショパンは1975年に自社ドメーヌを立ち上げたユベール・ショーヴネがショパン・グロフィエの娘エヴリーヌと結婚し、その畑を継承したことで出来ました。クロ・ド・ヴージョなど14のアペラシオンに畑を有し、本拠であるニュイ・サン・ジョルジュには実に4つの1級畑を持ちます。価格は3500円程度でした。色はルビーカラーで透明度もありますが、やや暗さのあるものでもあります。香りは赤ベリーを中心としたベリーフルーツがよく出ていますが、青や黒も少し見えたでしょうか。また、チェリーやチェリーリキュール、オレンジピールといったものも。そこに、紫の花や赤い花、砂糖菓子、それに若干の黒砂糖やカラメルといった雰囲気が加わります。また、軽くトリュフ的なニュアンスもあったでしょうか。味わいはバランス型ではあり、果実味がふわっと広がりつつもその奥からしっとり系ながら骨太な酸が見えるといった所。渋みは意外と存在感を見せ、タンニンの軽い質感と共に後口まで感じられました。ボディはミディアムライトで滑らかな質感ですが、全体的にやや硬い雰囲気はありました。会では最後に飲みましたが、パスタとの相性はまずまず。ポルトガルの果実感との華やかなマリアージュほどではありませんでしたが、それでもトマト系の酸味や肉、チーズのもたらすコクやまろやかさといったものに、ワインのやや硬質ながらもフルーティさのある味わいが嵌ってくれました。このワインに合わせるなら、やはり鶏系でしょうね。それもローストチキンなど素直なものの、その鉄っぽい旨みがよく噛み合いそうです。最近はすっかり高くなったブルゴーニュですが、この生産者のワインは以前からあまり変わらず、今でもしっくりいくコストパフォーマンスなのではないかなと。1000円2000円のワインではありませんが、そういった部分で今回選んでみました。個人的にも好きな生産者で、前からボチボチ飲んでいますが、最近は結構若いうちは堅い感じなようです。以前の華やかな感じも良かったですが、今のスタイルも面白いですね。寝かせて変化を見てみたいものです。赤:[2017] コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ ルージュ(ショーヴネ・ショパン)Cote de Nuits Villages Rouge (Chauvenet Chopin)楽天内でも比較的取り扱いの多い生産者です。投稿時時点で3201円のところもありました。これは中々コスパ高い価格かなと。ただ、ヴィンテージはもう2017に切り替わっているようです。にほんブログ村
2020年01月08日
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新年も明けてもう1週間ですが、もうちょっと12月のコスパワイン会のワインです。今回はポルトガルの赤。キンタ・デ・ボンス・ヴェントス2016。生産者はカーサ・サントス・リマです。リスボンにあるワイナリーで、4代前からワイン造りを行っていましたが、1930年代より本格的に取り組みだしたそう。2013年には最新技術を取り入れたワイナリーを新設、そのコストパフォーマンスの高さで世界的に知られています。リスボン、ドウロ、ヴィーニョ・ヴェルデ、アレンテージョ、アルガルヴェに、実に350ha以上の畑を有しているというのもそのコスパの秘密かもしれません。セパージュは、カステラン、トゥーリガ・ナシオナル、カマラレ、ティンタ・ミウダとポルトガルらしく土着品種オンリー。価格は1200円程度。色は黒さがあり透明度も低いですがガーネット系の雰囲気はあります。香りは濃厚なフルーツが感じられ、赤や青のベリーのコンポート、完熟ヤマモモやそのジャム、プラム、更には葡萄ジャム、寧ろ葡萄の佃煮というべき要素まであったでしょうか。そこに、ナッツやバニラ、各種茶色いスパイスといったものや、少々の桜の花、若しくは桜餅といったようなニュアンスが加わります。味わいは、香りに似合った南の産地らしい果実味の華やかなものです。アタックからキッチリ主張しますね。ただ、しっとりながらも明るさのある酸と、キュッと締まる渋みがあり、ポルトガルワインらしい抑制も見られます。渋みは量も多く、そこまで強いものではありませんが後口まで印象を残します。ボディはなめらかなミディアムです。会ではパスタのところで飲みましたが、これはもうバッチリ。ミートソースのトマトのコク、甘み、それに肉の旨みといったものに、ワインの果実味や渋み、そしてしっかりしたフルーツ香がよく馴染みます。ググッと立体感、深みが出ますね。また、チーズプレートのゴーダチーズを少し残していたものを合わせてみましたが、こちらもバッチリ。キャラメル的なニュアンスのあるチーズの風味に、ワインの果実感がバッチリですし、チーズのまろやかさがワインの果実味や渋みを柔らかく感じさせてくれますね。ポルトガルワインはボチボチ飲んでいますが、リスボンを明確に産地としているワインは初めてだったかもしれません。果実感がありフルーティに楽しめるところは少しドウロっぽかったかも。ただ、それなりの落ち着きもあり、やはりこのワインが1500円しないというのは大変なコストパフォーマンスの高さではないかなと思います。キンタ・デ・ボンス・ベントスカーサ・サントス・リマ[長S] 赤ワイン楽天内でも取り扱いがあり、なんとこちらのお店では投稿時現在で1100円。まさにデイリーワインに最適ですね。にほんブログ村
2020年01月06日
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12月のコスパワイン会のワイン、今回も楽天スーパーセール枠のワインです。ザ・サイト・シャルドネ2015。南アフリカはニューワールドの中でも比較的歴史のある産地ですが、デ・ウェホフは150年3世代にわたってワイン造りを行っているそう。エリアとしてはロバートソンという場所になりますが、シャルドネの生産量が最も多い土地です。そのため、デ・ウェホフもシャルドネを重視しており、中でもこのザ・サイトは石灰豊富な南向き土壌のシングルヴィンヤードのブドウを使用しています。価格は5500円程度ですが、楽天スーパーセール半額でした。色は、青みがかった薄い黄色。香りは大根のハチミツ漬けやバタースカッチ、それに少々の土っぽさや根菜といった雰囲気が。そこに、リンゴやグレープフルーツ、洋ナシといったフルーツ、それにフルーツの砂糖漬けといった甘いニュアンスが加わります。若干の砂糖菓子といったものもあったでしょうか。その他、樽の気配やミネラル、微かな白コショウ的スパイスなども感じられました。味わいは果実味のしっかりした印象です。アタックから後口にかけてまで存在感があります。酸はその果実味の脇役ではありますが、明るさがありシュッとしたもので、バランスを引き締めます。ボディはミディアムといった所で、程々の量感とミネラル感があり、やや硬質なところも。会では、チーズプレートとチーズフォンデュのところで飲みました。チーズプレートのチーズとはどれも中々でしたが、ゴーダチーズは特にいいつまみでした。ニュートラルながら、熟成もありちょっとキャラメル的な雰囲気の出ていたゴーダチーズに対し、ワインの華やかさ、蜜っぽさといったものがよく噛み合います。チーズフォンデュも良いつまみで、中でもジャガイモなど野菜をフォンデュしますと、野菜の旨み甘味にチーズの塩気やコク、旨みが加わりますが、そのバランスにワインの果実感がよく馴染んでいました。南アの5000円級ワインという事で中々普段手が出にくいところという事もあり、今回飲んでみましたが、流石にスケール感と華やかさを感じさせてくれるワインでした。また、果実味が軸ながら、それが強く出過ぎない南アらしいバランス感を見せてくれたところもうれしかったですね。熟成可能性はかなりありそうで、5年後10年後の状態も興味深いところです。【よりどり6本以上送料無料】デ ウェホフ ザ サイト シャルドネ 2015 750ml ウェツォフ 南アフリカ 白楽天内ではこちらのお店とその系列?のお店にしか扱いは無いようです。価格は5500円。ブルゴーニュとの飲み比べも面白そうです。にほんブログ村
2020年01月04日
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12月のコスパワイン会のワイン、今回はニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランです。コノ・マールボロ・ソーヴィニョン・ブラン2017。生産者トフ・ワインズはニュージーランド初、つまり世界初の先住民族マオリ族の家族が営むワイナリーです。1998年から、ニュージーランドのマールボロ地区、ネルソンでマオリの伝統的な意識に則り、サスティナブルなブドウ造りを行っています。驚きはやはりその価格。1400円程度です。色は薄いです。香りは実に華やか。らしいグリーンハーブや青い草のニュアンスがありつつも、パッションフルーツやパプリカ、キウイフルーツ、グレープフルーツやライムなどの青いものといった柑橘、それに若干の桃っぽさといったフルーティさがしっかり。また、少々のドライグリーンベリーといったちょっと深さのあるものも。その他、どこかジェリービーンズを思わせるような甘い雰囲気が若干。味わいは香りに似合ったフルーティなもの。果実味のアタックがメインの要素として感じられます。ただ、酸味も負けておらず、明るいものが旨みを伴いつつ果実味の後ろからスッと出てきますね。ボディはライト。軽やかで、質感も柔らかなものです。会では、チーズプレートやサラダと合わせて飲みました。チーズプレートのチーズでは、意外と相性が良かったのがトリュフ入り。ワインの香りがしっかりしているおかげでトリュフに負けず、そのトリュフの香りやチーズの香りがワインの香りに複雑さをプラスしてくれますし、果実味豊かな味わいとクリーミーさ+塩気の相性も良好です。また、サラダとも勿論相性が良く、野菜の甘みや風味とワインの味わいがいいのは勿論、乗っていたフレッシュなチーズのミルキーさやほろっとした食感とワインの各要素も嵌りますね。ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランらしいフルーティさや明るい酸があるものでありつつ、桃っぽさ等独特の雰囲気もあり、中々面白いワインでした。そして何より、これだけの要素を持つワインが、1400円程度というのはやはり驚きです。【12/26 14:59まで】【全品10%クーポン+ポイントMAX34倍】コノ・マールボロ・ソーヴィニョン・ブラン2017【ニュージーランド】【白ワイン】【750ml】【辛口】【Tohu】【デカンター】【97点】【プラチナ】楽天内にも投稿時時点で取り扱いは多くあります。こちらは1267円と最安値のようです。にほんブログ村
2020年01月02日
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