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鯉のぼりが泳ぐ季節になりました。「鯉の滝登り」は勢いのあることを指す言葉です。よく、華厳滝のような垂直に水が落ちてくる滝を、鯉が上っていく絵を見ます。ですが、もともと「滝」はそんな垂直に水が落ちてくる場所でなく、急流のことでした。 古語の「滝つ瀬」です。 中国の黄河に「登竜門」(山西省の河津県と陝西省の韓域県の間)と呼ばれる場所があります。この急流を上った鯉は竜になるといわれました。 これが、立身出世や成功に至る関門という意味で使われる「登竜門」の言葉になりました。 参照元:金田一春彦『ことばの歳時記』新潮文庫
April 30, 2020
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小劇団を主宰する女優、紅林ユリエの恋人であり同居人の三津池、通称ミケさんの特技は料理、そして謎解き。 劇団員のミーティングで、おいしい料理を提供しながら、謎を解いていきます。 『マイ・オールド・ビターズ』 ミケさんはビールの手作りセットを入手してご機嫌です。それを目にした劇作家の小杉隆一がひらめいて書いた台本が『マイ・オールド・ビターズ』。 ビヤ樽で眠り続けた男が目を覚まして、眠りにつくまでの出来事を語るという話です。 公演が終了した後、ある金持ちから、自分一人のために別荘で上映してくれないかという依頼がきます。200万円のギャラ、信州の温泉つきと、示されたのはとてもいい条件でしたが…。 おいしい話には罠が…ある…かもしれません。連作短編の形をとりますが、フルコース食べてからでないと、本当のおいしさはわかりません。 ミケさんにも秘密があり、ユリエと小杉は謎その謎に挑みます。 最終章は文庫版になったときに加筆された部分ですが、作家として売れてきた小杉がミケさんに合作をもちかけ、提案したペンネームに笑ってしまします。 全編ユーモアのうまみ調味料と、運命のスパイスに味付けされていて、あきずにいただけます。一冊食べればお腹も満足です。 参照元:北森鴻『メイン・ディッシュ』集英社文庫
April 29, 2020
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多摩川台公園ゆく春やおもたき琵琶の抱心 与謝蕪村 蕪村の代表的な句の1つです。 春を惜しみつつ見送る句には「ゆく春や逡巡として遅ざくら」もあります。 冬の間ずっと待ち焦がれ、心楽しませてくれた春にも終わりがあります。続く新緑の季節も気持ちのいい季節ですが、春の散る頃は何となくむなしさを感じることもあります。春は別れの季節であるからかもしれません。 琵琶を手にして、いつになく重いと感じるような抱き心地に、春を見送る気持ちが表れています。「春愁」と呼ばれる、この季節特有の寂しさ、むなしさ、物思いに沈む気持ちは、昔から日本人の中にありました。 「琵琶」は、元は聖域の楽器で、ペルシャ語で「バルバット」「ビーバー」と言いました。「琵琶」は、中国でその発音に漢字を当てたものです。 参照元:金田一春彦『ホンモノの日本語 角川ソフィア文庫 『ことばの歳時記』新潮文庫
April 28, 2020
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4(よ)い月2(ツー)8(わ)日の語呂合わせで、4月28日はインターホンの日です。インターホンは、建物などに設置される、構内専用電話のこと。インターホン工業会が、インターホンを点検し、更新する日として定めたそうです。10年も経つと寿命ということで、わが家も一昨年、更新されました。
April 28, 2020
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北森鴻の『なぜ絵版師に頼まなかったのか』は、題名は言わずと知れたクリスティの名作のパロディー。 内容は全く異なりますが、クリスティーに劣らぬ本格ミステリーです。元町 昔 横浜新埠頭で、アメリカ人水夫が「なぜエバンスに頼まなかったのか」と言って、仲間の水夫を射殺した後、自分も自殺する事件がおこりました。 新聞記者の市川歌之丞は「エバンス」ではなく「絵版師」と言ったことを聞き込んできました。 東京医学校の教授ベルツは、給仕の冬馬に情報を収集させ、謎を解いてみせます。 連作短編集『なぜ絵版師に頼まなかったのか』の標題作。 本書でベルツが語る日本文化への思いは、実在したベルツの思いそのままです。西洋人が数百年の時をかけて育てた文明を、日本は十三年程度で吸収しつつありました。古き日本の文化を否定することで、外国文化に同化しようとする日本に対して、ベルツは文化は革命ではなく、進化によって成長を遂げなければならない。と説きます。ユーモラスかつ真面目なミステリーです。 引用および参照元:北森鴻『なぜ絵版師に頼まなかったのか』光文社文庫
April 27, 2020
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『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』は、言わずと知れたクリスティの名作です。 ポワロやパーカー・パインなどおなじみの探偵が出てこないノンシリーズの一作。 ゴルフの途中で、ボビイは崖下に転落した瀕死の男を発見しました。男は「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」との言葉を残して亡くなりました。 その言葉のせいか、ボビイは命を狙われる羽目になりました。幼なじみの活発な伯爵令嬢フランキーも加わって、ボビイは謎を追います。 若い二人の主人公たちのキャラが好ましく、気持ちよく読めます。ボビイは、破格の条件の就職先より、友人との共同経営の約束を大切にするような、筋の通った性格です。行動的でピンチになってもユーモアを忘れないフランキーとはいいコンビ。 この二人だからこそ、応援したくなります。 最大のピンチの時、文字通り天から降ってきた助けにも笑ってしまします。 ポワロもののように、もったいぶったところがなく(失礼!)テンポよく読めます。比較的初期の作品で、『オリエント急行殺人事件』『三幕の殺人』と同年に書かれた作品です。 参照元:アガサ・クリスティ『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』早川書房
April 26, 2020
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岡山市のオハヨー乳業が、毎月25日を「プリンの日」に制定しました。食べると思わず、2(にっ)5(こ)りするから、という語呂合わせです。 こんな日があると、何だか楽しくなります。 世界で一番売れたプリンは、グリコのプッチンプリンだそうです。カップの底の出っ張りをポキッと折るあのプリンです。 定番のカスタードに加えて、今は豆乳とアーモンドで作った物、お弁当にも入るプチサイズも販売されています。 健康志向の高まりに沿って、低糖質のプリン、タニタ食堂監修プリンなども販売されています。プリンを見ると、子どもの頃がなつかしく、思わずにっこりしてしまいます。
April 25, 2020
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籠…ロウ、かご、こ(もる) 今の世相を漢字1文字で表すと「籠」を選びたいところです。不要不急の外出は避け、ひたすら家に籠もる毎日。 医療関係はじめ、家に籠もる事のできない方々には、本当に申し訳ないです。私たちのためにありがとうございます。 わが家はパパが自宅謹慎…じゃなかった自宅研修です。のび太君は、通所施設が一回1~2時間程度の利用になったので、説得して週1のペースで通うことにしました。あとの日は、家の近辺を1時間程度散歩。 “籠の中の鳥”状態が続いてストレスとため込むのが恐いのですが、今のところ安定しています。 いずれ飛び立てる日が来ますように…。
April 24, 2020
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北森鴻の連作短編集『なぜ絵版師に頼まなかったか』は、明治初期に東京大學医学部教授ベルツの給仕として、働くことになった葛城冬馬がワトソン役のミステリー。 冬馬を相手に謎を解き明かすベルツは実在の人物。ドイツ、ライプツィヒ大学で当時の最先端の内科医学を学んだエルウィン・フォン・ベルツは、医師として日本に招聘され、東京医学校(後の東大医学部)で29年間教鞭を執りました。 天皇家の侍医を務めた後帰国しています。 日本語が達者で、日本の伝統美術・工芸を頃なく愛し、日本人の戸田花子と結婚しました。 面白いことに医学のみでなく、温泉の開発、伝統的武芸の再発見などにも多大な貢献がありました。 第二話の『九枚目は多すぎる』が『九マイルは遠すぎる』からインスパイアされた作品。 ベルツの書生になって東大予備門に通う冬馬は、フェロノサの悪い噂を憂いています。《アーネスト・フランシスコ・フェロノサも実在の人物。先に来日していた(大森貝塚で有名な)モースの紹介で、アメリカから来日、東大で哲学等を教えました。日本美術に深い関心を寄せ、岡倉天心と共に東京美術大学の設立に尽力しました。》 古き良き日本の伝統工芸・美術へ人々の目を向けさせてくれたのはいいのですが、フェロノサが美術品を買いあさって、そのことで値をつり上げていると言われているのですが…。 古物商が毒殺されたことの調査から、日本の存亡に関わるようなスケールの事件に発展していきます。 第一話の『なぜ絵版師に頼まなかったか』では、ベルツ教授と友人が議論しているとき、冬馬が何気なく「なぜエバンスに頼まなかったか。雨の夜ならなおさらだ、とか」とつぶやきます。 これももちろん「九マイルもの道を歩くのは容易じゃない、まして雨の中となるとなおさらだ」にひっかけた台詞。 全編ユーモアに満ちていますが、史実には忠実です。実在のベルツの日本文明への考え方もきちんと踏まえています。その上に作者の文明観が構築されているので、とても厚みのあるミステリーです。 参照元:北森鴻『なぜ絵版師に頼まなかったか』光文社文庫
April 23, 2020
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有栖川有栖の『四分間では短すぎる』は、ハリイ・ケメルマンの『九マイルは遠すぎる』にインスパイアされ執筆された作品です。学生アリスシリーズの短編集『江神二郎の洞察』の中の一編。 ぼく有栖川有栖は、部員4人という弱小の、英都大学推理小説研究会に入りました。駅で電話をする用事があったぼくは、隣の公衆電話で話す男の話が耳に残りました。 「四分間しかないので急いで。靴も忘れずに。…いや…Aからです」 奇妙な言葉にどんな意味があるのか、ぼくは研究会の先輩たちに話してみました。『九マイルは遠すぎる』ゲームが始まります。 導き出される推論は理にかなっていながら、時にこじつけになるところが愉快です。本筋からそれた推理小説論がさらに面白く、読ませます。 『九マイルは遠すぎる』の書かれた経緯は、推理小説ファンには有名です。教職にあった時代、ケメルマンは生徒に、新聞の見出しにあった「九マイルもの道を~」の文章から可能な推論を引き出すようにと、問題を出したのですが、芳しい答が得られませんでした。それなら、と自分で考察して解答を得るまで14年かかったそうです。 「四分間」から、清張の『点と線』の「四分間の空白の不自然さ」に話が飛び、エラリー・クイーンの『日本樫鳥の謎』、都筑道夫まで登場します。 ミステリー愛にあふれた作品。パズルのような面白さの作品です。 参照元:有栖川有栖『江神二郎の洞察』創元クライム・クラブ
April 22, 2020
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安楽椅子探偵(アームチェア・ディテクティブ)は、現場を見ずに、その場にいた人の話を聞いただけで謎を解くミステリーです。 最初に有名になったのは、バロネス・オルツィ『隅の老人』シリーズ。また、会食や会合での話から謎を解く設定では、アシモフの『黒後家蜘蛛の会』や、クリスティーのミス・マープルものも有名です。 安楽椅子探偵として『隅の老人』に次いで名前が挙がるのが、ハリイ・ケメルマンの『九マイルは遠すぎる』です。 郡検事選の候補になったばかりのわたしは、ニッキイ・ウェルト教授と食事をしながら、論理的な推論について話していました。 ニッキイ・ウェルトの「たとえば十語ないし十二語からなる一つの文章を作ってみたまえ。そうしたら、きみがその文章を考えたときには思いもかけなかった一連の論理的な推論を引き出してお目にかけよう。」の言葉に対して、わたしは「九マイルもの道を歩くのは容易じゃない、ましてや雨の中となるとなおさらだ」という文を言い出しました。 ニッキイと私は歩きながら、どういう状況で発せられた言葉なのかを討論します。九マイルというきっちりした距離、車や電車を使わなかったこと…などから、具体的な状況を導き出していくと…とんでもない犯罪の推論が浮かんでくるのでした。 納得できる根拠を示しながら、飛躍する推論の行き先に引き込まれます。読んでおきたい古典的ミステリーの一つ。 参照元:赤木かんこ・編『安楽椅子の探偵たち』ポプラ社 から ハリイ・ケメルマン『九マイルは遠すぎる』
April 21, 2020
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4月20日は、ジャムの日です。 明治43年4月20日に、長野県の今の小諸市の塩川氏が、皇室に苺ジャムを献上したという記録が残っているそうです。小諸では、その日にジャムを食べよう、という運動をしています。 ジャムは、砂糖が水分を抱え込んで腐敗を遅らせる性質を利用した保存食です。コンフュ、コンフィチュールとも。 果実の原型が比較的残っている物は「プレザーブ」と呼ばれます。バラのジャム(コンフィチュール)さくらんぼジャム。ジャムと言うよりプレザーブ。
April 20, 2020
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4月19日は、4(よ)月1(い)9(きゅう)り日の語呂合わせで、「よいキュウリの日」です。 きゅうりは、ウリ科キュウリ属のつる草1年草です。原産は、インド北部ヒマラヤ山麓。日本では、平安時代から栽培されています。 漢字の「胡瓜」の「胡」は、中国から見た西方民族で、きゅうりがシルクロードを渡ってきたことを意味します。 果実部分の95%は水分です。母が、遠足の時持って行って水分補給のためにかじったものだと話していました。 胡瓜の種類はとても多く、世界中で500もの種類があります。 四葉(スーホー)胡瓜→本葉が4枚ついた頃から実がなる、白イボ系の胡瓜です。通常の1.5倍以上に大きくなります。母の栽培した物。38cm以上ありました。 「よいきゅうり」って、どんなきゅうりでしょう。わたしは、形が悪くても曲がっていてもかまいませんが。
April 19, 2020
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この世界には多くの並行世界が存在して、人々は無自覚にその間を行き来している、というのが、話の前提です。 乙野四方字の『僕が愛したすべての君へ』と『君を愛したひとりの僕へ』の二冊は、同じ「高崎暦」を主人公にした並行世界の話。 ごく近い隣の世界から、全く違う遠い世界まで、いくつもの世界があって、それぞれの自分が生きていると考えると、複雑な気分です。過去のある時点で、自分が選ばなかった選択肢を選んだ世界が存在するのです。 いろんな世界にシフトして一番居心地の良い場所を選ぼう、この世界で失敗したら、失敗していない遠い世界へシフトしちゃえばいいか、なんて都合のいいことにはなりません。二冊とも、重い現実をテーマにしています。別立てのストーリーですがシンクロする二冊なので、まとめて読んだ方が面白くなります。 世界は一つであってほしい、自分は一人であってほしい、というのが感想です。 参照元:乙野四方字『僕が愛したすべての君へ』 『君を愛したひとりの僕へ』 ハヤカワ文庫
April 18, 2020
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武蔵野の面影を残す、東京郊外にある「菜の花食堂」は、地元の野菜をふんだんに使ったランチが売り。 オーナーの靖子さんは月2回料理教室も開いています。 会社を定年退職した後、悠々自適の生活を送る杉本さんは、妻が茄子嫌いの彼のために作ってくれたという、茄子の揚げ浸しを料理教室のメニューにリクエストします。 ですが、想い出の味とは違うようで…。 靖子先生は、翌週、みごとに想い出の味を再現して、杉本さんが話してもいない家族の悩みに、一言アドバイスするのでした。 筆者は、地域の食文化への興味から、江戸野菜コンシェルジュの資格を取得したそうです。 題名の通り、謎や事件は「ささやか」ですが、当事者にとってはとても大きな転機なのです。 靖子先生の、気取らないけれどおいしい料理と、一言が、生徒の背中を押してくれます。 野菜の保存の仕方や、ちょっとした工夫も学べます。 参照元:碧野圭『菜の花食堂のささやかな事件簿』だいわ文庫 4月17日は「なすび記念日」です。4(よ)月1(い)7(な)す日の語呂合わせと、茄子が好物だった徳川家康の命日だったことから。
April 17, 2020
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4月16日は川端康成の命日です。康成は、一高時代初めて伊豆へ旅行に出かけました。以降、約10年に渡って毎年伊豆湯ヶ島に逗留したそうです。 『伊豆の踊子』は20歳の旧制高校生が、伊豆での旅の途中で、旅芸人一座と一緒になり、年の若い踊り子に心ひかれるというストーリーです。 やがて別れの時、船に乗った主人公は涙をこぼします。頭が澄んだ水になってしまっていて、それがぽろぽろ零(こぼ)れ、その後には何も残らないような甘い快さだった。踊り子との別れが悲しいだけではありません。「甘い快さ」の涙です。 主人公はエリートの特権階級、旅芸人一行は賤しい身分の者たちです。本来なら連れ立つこともない両者ですが、主人公は蔑視も優越感も持っていません。また、芸人の一行も自然に温かく迎えてくれました。 父母、祖父母、姉と家族を次々に失い、15歳の時には天涯孤独になった康成自身の孤独な憂鬱は主人公にも投影されます。快く主人公を受け入れてくれた明るい家族によって、主人公は孤独を克服していくのです。 おそらく、二度と会わないであろう両者ですが、出会った時間はきらっと光ります。若い世代に読んでほしい作品の一つです。 引用および参照元:川端康成『伊豆の踊子』新潮文庫
April 16, 2020
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奥さんが亡くなって一人暮らしになった亀井のおじいちゃんが、兎野さんに相談に来ました。「家の中に座敷童がいるみたいなんだが。」びっくりした兎野さんは、息子と一緒に亀井さんのうちを訪ねます。「えっと、あの、座敷童…わたしたちにも見えるみたいなんですが」 座敷童の正体は?おじいちゃんには、すっと消えてしまうように見えたのは何故?友人に相談して謎を解いた、兎野さんの息子。現代的な座敷童です。座敷童が住む家は栄えるというので、今後もきっといい方向へ向かうでしょう。 『Acrobatic 物語の曲芸師たち』というアンソロジーの一編です。題名がぴったりの、ひねりのきいた短編でした。 参照元:『Acrobatic 物語の曲芸師たち』から 加納朋子『座敷童と兎と亀と』
April 15, 2020
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非常事態宣言下の川崎、12日の日曜日は、スーパーに家族そろって来ている人たちがいてびっくりしました。小池知事も「スーパーなどは、家族の一人が代表で買い物をしていただきたい」と言っていましたが、その通りだと思いました。 両親か祖父母さんの誰か一人が買い物をして、ほかのご家族がお子さんと散歩なりすればいいのにと思いました。 家族団らんは家庭内で距離をとりながらしましょう! 平日の今日は静かでした。横断歩道を渡りたい歩行者がいても、平気で突っ走ってくる自転車の群れがないのはいいこと。 混まない時間をねらって、食品だけ買って帰りました。 イトーヨーカドーの駅前店・グランツリー店は二階から上の一部も臨時営業していたようです。(下着とかかな?) この大変な時、最前線で命がけで仕事をしてくださっている医療関係の方々、本当にありがとうございます。交通や日用必需品の販売に尽力してくださる方たち、保育園や学童預かり、また福祉関係の施設で働いてくださる方々にも頭が下がります。 せめて、人にうつして迷惑をかけないように、静かに過ごします。
April 14, 2020
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北海道フェアで買ってきたカマンベールチーズケーキは、甘さ控えめ、塩味が効いています。甘いケーキが苦手でもいけそう。甘いきんかんのコンポートを添えて。お茶はルピシアの「いちごクリーム」。いちごとバニラの甘い香りがします。きんかんのコンポートは鹿児島産。砂糖とリキュールで煮込んだもの。スポンジケーキとクッキーの中間くらいの固さのガレットにチーズクリームを挟んだお菓子。この季節限定です。甘さもちょうどよく、しつこくないので好きなお菓子。お茶はデカフェ・スペシャル。くせのないブレンド・ティーです。
April 14, 2020
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芥川龍之介の『六の宮の姫君』は「王朝物」の一作で、堀辰雄をはじめとして王朝物の白眉と推す人も多いそうです。 宮家の血筋ながら時勢に遅れがちな、父母に育てられ、誰にめあわされることもなくすごしてきた、六の宮の姫君(六の宮は地名から)は、父母を亡くし一人になってしまいました。生活は困窮し、忠実な乳母一人がそばに残って面倒を見ていました。 あまりの哀れさに、乳母は、丹波の前司なにがしの殿に会う事を勧めます。男と会うようになり、暮らしは立ち直っても、姫はなりゆきに身を任せる外はない。と考えるだけでした。男は姫に夢中でしたが、父が陸奥の守に任ぜられたので同行することになりました。 5年後の再会を約して別れた男は、6年目の春になっても戻ってはきませんでした。再び、召使いも散っていき、邸は荒れ放題でした。わたしはもう何も入(い)らぬ。生きようとも死のうとも一つ事じゃ…。 男は常陸国で妻を娶っていましたが、9年目の晩秋、今日へ帰ってきました。六の宮へやってきましたが、崩れ残りの築土しか見つけられず、洛中を歩き回って姫を探し回りました。 朱雀門の前にある西の曲殿で、男はついに病に痩せ衰えた姫君をみつけました。付き添っていた尼は、居合わせた乞食法師に仏名を唱えてくれるよう頼みますが、「往生は人手に出来るものではござらぬ。」と、法師は姫に自分で念仏を唱えるよう促しました。姫は細々と仏名を唱えだしましたが、続きません。「なぜ一心に唱えなさらぬ?」「…暗い中に風ばかり――冷たい風ばかり吹いて参りまする」姫は息絶えました。 後に、この乞食法師は、内記の上人であったと知れます。姫の魂は成仏できずさ迷っていました。 『今昔物語 巻十九と巻十五』が出典です。元々の『今昔物語』では、哀れな姫君の話でしたが、芥川龍之介は、最後に内記の上人を登場させ、往生できない姫を批判します。一心に仏を頼ることの出来ない存在は、芥川自身でもあります。 「六の宮の姫君」は、父母の言うままに過ごし、二人が亡き後は何もなすすべがありません。この時代の姫君でしたら、こうした生き方は仕方のないことだったでしょう。 しかし、自分を愛してくれる男が現れても、積極的に喜びをみつけようとせず流されるままの人生です。「生きていても死んでいても同じ」という虚無の中にある姫は、死ぬことさえ出来なかったのです。一心に何かを望むということが、姫にはなかったのでしょう。 自分の人生は、与えられたものの中で、自ら切り開くものです。 引用および参照元:芥川龍之介『地獄変・偸盗』新潮文庫
April 13, 2020
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〔円紫師匠と私〕シリーズ第4作ですが、好みは分かれるところだと思います。 芥川龍之介が自らの短編『六の宮の姫君』について《あれはまさに玉突きだね。…いや、というよりはキャッチボールだ。》と、若い作家に語ったという設定で、その言葉の意味するところを推理するミステリーです。 謎はそれだけ。日常の謎からも遠く、書籍の中の話が大部分なので、多少とも近代文学をかじっていないと疑問符の連続になります。 芥川龍之介を中心に、菊池寛、谷崎潤一郎、志賀直哉…といった錚々たる文豪たちの書籍・書簡を通したやり取りから、彼らの関係が掘り下げられ、主人公は推理します。 著者の博識には脱帽です。普段知らない、出版社の事情や国立国会図書館の様子なども面白いです。 芥川龍之介たちが浮き彫りにされるのに比べると、主人公の私を取り巻く人物は、どちらかというと平凡な印象です。文豪たちの方が生身の人間らしく思えてしまいます。 同じ大学の文学部所属とはいえ、女の子二人の旅行で、ずっと芥川龍之介の話題で盛り上がるというのは、考えられないかな。 参照元:北村薫『六の宮の姫君』創元推理文庫
April 12, 2020
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昨年の今日は、のんびり花を見ていました。 東京都に続いて神奈川県も人が多く集まる遊興施設、集会施設への休業要請が出ました。図書館は今日から閉館です。 市立学校についても5月6日まで休校継続、一週間に一回、一時間程度の登校日のみを設けるそうです。わくわくプラザなどは、親が医療従事者や、一人親家庭、こどもに障がいがあるなど、どうしても困るケースに限って利用可能だそうです。 障害者で特例子会社に勤めている方の中には、5月6日まで自宅待機のケースも聞きました。 障害者の通所施設では、通所か休暇か親の判断で、というところもあります。 のび太君の通う施設は精神の方がほとんどの施設ですが、「一時間程度の短時間のみ滞在可、施設内で食事・おやつはとらない、マスク着用(マスクがない場合は通所不可)」という連絡が、のび太君宛にありました。 ここまできたら施設が全面休業になってくれた方が安心なんですが。(勝手ですね) 連休後まで、登校日程度の通所で、家にこもる時間を多くするように、本人と交渉します。世界中の皆さんの健康を願って…
April 11, 2020
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当たり障りのない話題と言えば、天気の話題などがそうでしょう。 伊坂幸太郎の短編『Weather』の主人公、ぼくは、天気の話題をふるために、かなり専門的な話まで研究してしまいました。それというのも、女性関係盛んな友人清水のせい。 今日は、清水の結婚式。清水が選んだのは、格別有名でもないレストランでのカジュアル・ウェディングでした。 場所決めやキャンドルサービスの順路にこだわり、何かを隠しているような清水の行動に、妻になる明香里は、女性関係を疑います。 新郎なのにやたら料理を頬張り、明香里にも勧める清水の行動は、僕からみても変でした。 しかし、披露宴の終わりに、僕は謎の真相に気がつきます。明香里も。 ペンネームに「幸」がつく作家による「幸せ」をテーマにしたアンソロジーの一編です。ひねり技から鮮やかな着地が決まる、伊坂幸太郎氏らしい物語です。 参照元:『Happy Box』PHP文庫 から 伊坂幸太郎『Weather』
April 11, 2020
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落語の『死神』は、人間の生死を決定し、黄泉へと導く存在ですが、こちらの『死神』は、人の命を奪ったり死後の世界へ連れて行くのでなく、ひたすら死を看取るのだけが仕事です。 吉祥寺の行きつけのバー〈キャリオット〉で、偶然死神にウィスキーをかけてしまったことから、私は死神の姿が見えるようになってしまいました。他の人はバーに死神が入ってくると、挨拶し、会話し、けれど彼が帰ってしまうと存在を忘れます。 私だけは彼の存在を覚えています。バーで何度も会い、話す死神は、人間のような感情はないと言いながら、豊かな感性を感じさせました。 やがて、私は死神の「幸せ」を知ります。本当の幸せはただそっと寄り添うように訪れる。(だから、気づきにくい)という死神の言葉が、染みとおります。 ちょっとビターな「幸せ」のミステリーです。 引用および参照元:『Happy Box』PHP文庫 から 小路幸也『幸せな死神』
April 10, 2020
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4月9日は、作家、髙樹のぶ子の誕生日です。髙樹のぶ子は、1946年のこの日に、山口県で生まれました。元九州大学アジア総合政策センター特任教授。芥川賞などの文学賞を受賞し、『光抱く友よ』『透光の樹』など多数の作品を執筆しています。 歳時記の季語をタイトルにした短編集『ほとほと』は、この世とあの世が重なり合う不思議な世界を描いた作品が多く収録されています。豊かな情緒が濃く煮詰まった季語をゆるりとほどき、物語として解放する喜びに満ちた作品、と作者が語っているとおりの作品集です。 3月18日は「小町忌」。もちろん小町は小野小町。生没年は不明ですが、亡くなった日はわかっています。「小町忌」に因んだ話。 市立病院に勤務する看護師、聡美は、70代の男性患者に「小町九相図」なる物を見せられます。小町の死体が腐乱し、骨になるというグロテスクな図画でした。既に余命宣告も受けたがん患者の彼が、なぜこんなものを見ているのか、聞いてみると…。 この男性の話を機に、聡美は大切なことに気づき、変わっていきます。 写真のなかった時代、どんな顔立ちであったかわかりませんが、小野小町が1000年以上の後世になっても日本の美人の代表であることは間違いありません。 彼女が残した歌によるところも大きいでしょう。「あはれなるやうにて、つよからず。いはば、よきをうなの、なやめるところあるににたり。」(古今和歌集仮名序)なよやかで、病に苦しむ美女のような風情の歌を詠んだということでしょうか。 聡美の小町像はちょっと違います。それは、彼女の生き方の投影なのだろうと思います。 参照元:高樹のぶ子『歳時記ものがたり ほとほと』毎日新聞出版
April 9, 2020
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緊急事態宣言が出された、神奈川県、川崎市の武蔵小杉駅周辺は、さすがに人が少ないです。いつも、ベビーカー連れの若いママたちでにぎわう街ですが、子ども連れの方を見かけません。 イトーヨーカドーは1階とB1階のみ営業です。 東急スクエアも、マルエツと東急ストア以外は5月6日まで休業です。おにぎり屋さんとマクドナルドはテイクアウトのみ営業。 ららテラスは1階の一部(肉・魚・野菜・デリ・成城石井・口福堂・31アイス)が営業しますが、31アイスクリームはテイクアウトのみ。 グランツリー武蔵小杉もイトーヨーカドーと1階の食品関係のテナント一部の営業になります。 東急ストアでは、昨日の時点で「一家族卵1パック、牛乳2パック…」などいくつかの食品に制限がかかりましたが、調味料の一部とパスタを除いて、品物はきちんと並んでいました。 今日のヨーカドーも、混雑もなく、不足する品物もありませんでした。店員さんたちが総出で、食品を補充している姿がみられました。 図書館は閲覧室使用不可、新聞・雑誌最新号の閲覧不可ですが、開館しています。家で本を検索・予約してさっさと受け取って帰るのがよさそうです。今後の開館状況はわかりません。 いつも開店前に列が出来るドラッグストアがありますが、「トイレットペーパー・除菌用品などは開店時に入荷していません。1日のうちの入荷時間は未定です」「マスクの入荷はありません」と掲示があり、開店を待つ人が皆無でした。(これはいいことだと思いました!) みずほ銀行はATMは普通に使用できますが、窓口は1時間待ちだそうです。入り口に職員が立って説明していました。 私も図書館と食品の買い物だけささっと済ませて帰りました。
April 8, 2020
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妻の瑠璃子さんに先立たれ、男手一つでふうちゃんを育てる、ハルさんの父親成長記録。 ふうちゃんの成長の節目節目でぶつかる、5つのミステリーに、瑠璃子さんの声がアドバイスをくれます。一つ一つ謎が解かれるときはまた、親子関係の変化の時でもあります。 そして今日、ふうちゃんは、ハルさんの元を旅立って結婚します。ハルさんは、ふうちゃんが長谷さんという伴侶を選んだ訳という最期の謎を解きます。 第5話 人形の家 人形作家として高名になったハルさんの、エンジェルシリーズの一体を買ってくれた三輪坂夫人から、浪漫堂に電話がかかってきました。「うちの可憐ちゃんが、よその子と入れ替わっているんです。」と。 気になったハルさんは浪漫堂主人と一緒に三輪坂夫人の家を訪ねました。ハルさんの作った人形には間違いないのですが、もともと三輪坂夫人に納品された人形なのか、他の人に売られたものなのか、ハルさんにもわかりません。 瑠璃子さんの声は、「パン職人さんだったら三つ編みもお手のもの」と告げます。 作り手が人形に命を吹き込み、所有する人の慈しみが、人形を生かし続けるのでしょう。それは子育ても一緒。 不器用でぽわんとした雰囲気のハルさんと、器の大きな浪漫堂さんと、しっかり育っていくふうちゃんの、やさしいミステリーです。 参照元:藤野恵美『ふうちゃん』創元社推理文庫
April 8, 2020
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文人さんたちが、子ども時代の大切な思い出のおやつを語るエッセイから。 関西人の藤野恵美氏にとってのおやつは、たこ焼きでした。大阪には一家に一台あるといわれるたこ焼き器も、関東では一般的ではありません。 平成生まれの息子さんが、4歳にして初めてたこ焼きパーティーに参加したあとのこと。テンション上がりまくりで、ついにはサンタさんにお願いしたクリスマスプレゼントが、たこ焼き器…。 クリスマスの朝、たこ焼き器の箱を見つけた息子さんが空に向かって、サンタさんにお礼を言う場面で笑いました。かわいすぎる。こうして、伝統は受け継がれていくのであった。で終わりますが、このさりげない一文もいいですね。 作者のほんわかした雰囲気にひかれて、読んだのが連作短編集『ハルさん』です。 引用および参照元:『3時のおやつふたたび』ポプラ文庫 から 藤野恵美『たこ焼き』
April 7, 2020
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首都圏に緊急事態宣言が出されそうです。 障がい者の施設が利用不可になったら、家の中でずっと家族がみることになるのでしょうか。不安です。 わが家ののび太君は、生活面では自立していますが、現在知的障害よりメンタル面のほうが大きな障がいです。ただでさえコロナウィルスのニュースの氾濫で、危ないメンタルを、施設に通って職員さんたちと話すことで支えられているのですが。 外出して気晴らしもできず、これからどう支えていったらいいのか、悩むところです。 多くの障がいのある方たちが、施設に通うことで安定して生活していられるのです。介助が必要なご家庭は本当に大変だろうな、と思います。 ですが、命が何より大事、ここでがんばって乗り切るしかないでしょう。 「アベノマスク」について、「いらない物を全国民に配っている暇があったら、先に必要な福祉関係へ回せ」とSNSなどで発信していらっしゃる方がいますが、既に福祉施設には届いています。サイズが小さいという話も聞きましたが。 その前に医療機関にサージカルマスクを配ることもされていると思います。「アベノ(小さい)マスク」は、いらない人も多いのでしょうが、中には持っていない・自分で作れない人もいます。受け取って不要なら、必要な人に譲ればいいかと。 さて、のび太君と家の中で楽しめることを探すことにします。まずは「間違い探し」「クロスワード」パズルかな。
April 6, 2020
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4月6日は、アイザック・アシモフの命日に当たります。『不滅の詩人』はアイロニーに味付けされたしゃれた一編です。 ウェルチ博士は、過去の偉人を呼び出すことに成功しました。ですが、いろんな大人物を呼んでみても、時代のギャップに恐れおののいて過去へと帰ってしまうのでした。 今度こそ、と、人間観察に長けて物怖じしそうもない、ある人物を呼んでみましたが…。 最後はくすっと笑える気の利いたショートショートです。 参照元:江坂遊・選『ショートショート傑作集 30の神品』扶桑社 から アイザック・アシモフ『不滅の詩人』
April 6, 2020
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ユニークな人々が暮らす花咲小路商店街。 「和食処 あかさか」に孫の「ジュンちゃん刑事」が帰ってきました。転勤に伴って二階に同居することになったのですが、非番の度に、ばあちゃんから、「あのね、淳ちゃん」と商店街に起こる事件を相談されることになります。 餌を食べなくなった猫のマロンは、どこでえさをもらっているのか?本屋の店先にレモンが置かれていたのはなぜ?などなど。 「テイラーメイド騒動」では、トラックの運転手が年2回高価なテイラー・メイドのスーツを注文するのは何故?という事件です。しかも帳簿には代金が計上されていないのです。その訳は…深い。 ごく日常的な事件なのですが、たまに非日常的スパイスで味付けされています。事件現場ごとに先輩刑事が目にするミケさんも謎めいた女性。 昔は「昇り龍の辰」と呼ばれたという、背中に龍を背負ったじいちゃんの言葉には説得力があります。「悪い方に考えりゃあ何でも悪く思える。良い方に捉えりゃあよく思える。」「…休みの日は信じることで終わってみるのも一興じゃあねえのか」 都会のマンション暮らしとは真逆の、地域密着型生活のミステリーです。昭和がここに残っていたか感のある商店街。でも、住んでいる人の中には、一癖二癖ありそうな人がちらほら。 「花咲商店街」シリーズの一冊です。 引用および参照元:小路幸也『花咲一丁目の刑事』ポプラ文庫
April 5, 2020
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拡…カク 広…コウ、ひろ(い)、ひろ(がる)、ひろ(げる)、 ひろ(まる)、ひろ(める) タンポポは春を象徴する花です。 根は意外と太くてしっかり張っていて、葉は地を這うように広がります。花を支えるのは茎ではなく花茎と呼ばれます。花が咲き終わると花を支えていた花茎は一回倒れ、種が作られるときが来ると立ち上がってきて、球状の綿毛をつけます。 花茎は空洞になっていて、空気が乾燥して種が遠くまで届きそうなタイミングを見計らって素速く伸びます。子供の頃はよく吹いて綿毛を飛ばしました。 狭い地域に生息していると、環境の変化で全滅してしまうリスクがあります。それを防ぐため、広い範囲に種を飛ばすのです。 日本の在来種のタンポポには、自家不和合性といっって、自分の花粉では種が作れない性質があります。昆虫に花粉を運んでもらわないと繁殖ができません。 一方、セイヨウタンポポは、受粉しなくても種ができ(単為生殖)強い繁殖力を持ちます。春にかかわらず、花をつける姿も目にします。 セイヨウタンポポは、在来種よりずっとたくましいのですね。 参照元:田中修『植物のひみつ』中公新書
April 4, 2020
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糖分ゼロを歌ったり、機能性表示食品のお菓子もいろいろ出ています。また、おやつを食べてしまった!という罪悪感が少し減るかも。お茶は、オレンジルイボスティー。トワイニングのルイボスティーにオレンジの果汁を搾って入れました。ルイボスティーは柑橘類と意外に合います。
April 4, 2020
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『サイン会はいかが?』は、書店、成風堂シリーズの3冊目 しっかりした書店員の杏子と、不器用ながら勘の鋭いバイトの多絵が、書店に持ち込まれる謎に挑みます。ほかは長編ですが、この一冊は短編集です。 「君と語る永遠」 平日の午前11時は、本屋に訪れるつかの間の平安の時。今日は小学生の一団が社会見学にやってきました。 説明を聞く子供たちから離れて、上段の分厚い辞書に手を伸ばす一人の男の子の姿が、杏子の目を引きました。 「まだ持てない。ちゃんと掴めない。」つぶやいた少年の秘密は? ペーパーレスの時代になっても紙の本が存在することの意味を教えてくれる作品です。辞書の厚さは、人間の叡智の詰まった厚さ。そのことを少年は学んでいくでしょう。本に託す、人の気持ちが響きます。一冊の中で1番好きな話です。 本屋事情もわかって、ワーキング小説としても面白く読めます。「取り寄せ」の大変さ、帯のトラブル、付録の輪ゴムがけ・紐がけにビニール封入という雑誌類の準備からゴミの片付けの苦労まで。さりげなく描かれた雑多な仕事が、きちんと伏線になっています。本の数だけトラブルの芽が潜んでいる。そして、ありがとうの笑顔も待っている。 引用および参照元:大崎梢『サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ』創元社推理文庫
April 3, 2020
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私の住んでいる街には、サージカルマスクをつけている人があふれていましたが、最近ガーゼマスクも見るようになりました。 持病なし、症状もない私もガーゼマスクです。のび太君の薬を取りに病院に行く時だけは、さすがに使い捨てマスクで行くつもりですが。 ハンカチマスクをしている人とすれ違って、おしゃれでいいな、と思ったのですが、考えてみたらタオルハンカチしかなかった…さすがにタオルでは苦しい…。 安倍総理が一世帯二枚の布マスクを配布するというニュースに、批判の声が相次いでいます。一世帯二枚でどうするんだ?ガーゼのマスクではウィルスは防げない……等と言われます。 でも、咳エチケットのためなら布マスクで充分です。あくまでも、症状がないのに人に移すのを避けるためのマスクと考えれば、筋の通った施策です。使い捨てのサージカルマスクは、医療関係者、次いで福祉関係優先。症状がないけれど、もしかしたら人に移すかもしれないリスクを避けるためのマスク配布だと考えられます。 数については、世帯毎の数を確認して発送していたらいつになるかわからない、それより均一の数で少しでも早く届けようということ。 反対することでもないと思いました。 6回洗濯後のマスク。洗濯によって多少縮みますが、着用に問題なし。本来使い捨てのマスクからノーズワイヤーを再利用したので、布地よりワイヤーの耐久性が問題かもしれません。 最近、ノーズワイヤーの取り換え口がついたり、フィルターを入れるポケットがついたマスクの作り方をネットに上げてくださる方がたくさんいらっしゃいます。皆さん、工夫していらっしゃるんですね。
April 2, 2020
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4月2日はデンマークの作家アンデルセンの誕生日です。そこから、4月2日は「国際子どもの本の日」になりました。 ハンス・クリスチャン・アンデルセンは、貧しい靴屋に生まれました。オペラ歌手を目指したものの挫折し、デンマーク王や政治家コリン氏の援助があって大学に進学しました。 大学中退後、1835年の『即興詩人』で一躍名声を得ました。多くの旅行記も残しています。 アンデルセンの童話集は、作者の生存中はそれほど評価されませんでしたが、今では世界中で訳され読まれています。「国際アンデルセン賞」は、「児童文学のノーベル賞」ともいわれます。 アンデルセン童話といえば「人魚姫」「赤い靴」「マッチ売りの少女」など。どれも単にめでたしめでたし、とならないお話です。 改めて読んでみると、子どもの頃と印象が変わるお話もたくさんあります。 「人魚姫」は、子どもの頃読んだ絵本では、王子様をナイフで刺すことの出来なかった人魚姫が海の泡になって消えるところで終わっていました。 原作は、空気の娘たちと一緒になり、永遠の人魚の命を得て神様の元に行くために、三百年人間の世界でよい子を見続けるという説明が入っています。その期間は、よい子を見つけてにっこりすると短くなるけれども、お父さん・お母さんの言いつけに背く悪い子を見て悲しむと延びてしまうのだそうです。 人魚姫が幸せになるためには、読む側のこどもたちもよい子でないと…ということになるのでしょう。 「赤い靴」「旅なかま」などにも、“神様の国”を目指すクリスチャンとしての姿勢がはっきり見られます。 「ひこうかばん」の結末は皮肉です。が、主人公は物やお金に執着がないのだろうと思われます。 改変されていない原作を読んでみるのもおもしろいと思います。
April 2, 2020
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ルピシアの「トイボックス」は舞浜イクスピアリ限定の、楽しいルイボスティーです。ルイボス茶にドライパイナップル、橙果皮、マリーゴールド、コーンフラワーなどが入っています。パックンチョのイースター版。ウサギ+卵のプリントが愉快です。子どものころにもどった気分で。これもいつもと違ったプリントが楽しいハッピーターン。
April 2, 2020
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名探偵も様々な本職を持ちますが、青井夏海の『払ってください』は、助産師さんが謎を解くシリーズの一つです。 四月最初の木曜日。 湯沢のどかさんの検診に訪れた助産婦のわたしは、借金取りに間違えられて、義母の千景さんに追い返されそうになりました。 夫は姿をくらまし…。赤ちゃんは何があっても自宅で産むという、のどかさんを支えるために、どうしたらいいのでしょう。 わたしと先輩助産師の聡子さんは、カリスマ助産婦、推定年齢75歳の明楽(あきら)友代先生に相談します。先生は、私たちの気づかなかったことを指摘し、お産の時には、夫も必ず帰ってくると予言します。 駄目亭主だった照良さん、甘さと厳しさの中で揺れる千景さんの秘密、母になる強さに満ちたのどかさんの思いが交錯します。そして、生まれてきた子を中心に、家族の絆は深まり、家族は前へ一歩踏み出して行けるのです。 人の誕生は、何と尊厳に満ちた時なのでしょう。 参照元:『ベスト本格ミステリ』本格ミステリ作家クラブ選・編 講談社ノベルズから 青井夏海『払ってください』
April 1, 2020
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ご当地フェアで買ってきた群馬のお菓子です。梨のマドレーヌ。お茶は、カシスオレンジです。マドレーヌは、かなりのしっとり系。中央に梨のコンポートが入っています。いちごのパウンドケーキ。群馬といえば苺が名産ですね。お茶はアールグレイです。ケーキには、苺のコンポート?コンフュ?が入っています。こちらもしっとり。宇都宮といえば餃子。餃子せんべい…。形が餃子??頑固な昔ながらの手焼き煎餅です。ちと、塩辛い。ミルクティーといただきました。こちらは、薄焼きの鉱泉煎餅にバタークリームをはさんだ「旅がらす」有名なお土産菓子です。煎餅という名前ですが、クレープ地をカリカリに焼いたような感じ。お茶は、ベリーと桜のフレーバーの紅茶「スリジェ」です。 「鉱泉煎餅」は温泉地の名産。群馬でも「磯辺煎餅」が有名ですが、わたしの幼少時のお気に入りでした。 長野では、原山製菓という会社が作っている丸い「鉱泉煎餅」がポピュラーです。これを「磯辺煎餅」と呼んでいました。東京では売っていないんですね。懐かしい味!でした。
April 1, 2020
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