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最近仕事がきつい外科医や産科医を目指す医師が減っています。高岡市民病院は2024年度から、産科を休止します。産科医不足などで富大から派遣を受けられなくなるためで、現在の産婦人科を婦人科のみの体制に移行します。出産は来年2月ごろまで受け入れる予定で、それ以降は他に産婦人科のある市内の五つの医療機関に受け入れを要請します。 市民病院の産婦人科は現在、富大から医師2人の派遣を受け、5人体制となっています。院長は「大学には引き続き医師の派遣を要請していく」と述べ、産科再開の可能性を残しましたが、少子高齢化の影響で分娩件数の少なさも課題です。 市民病院での出産は19年度に127件でしたが、コロナ禍もあって20年度は108件、21年度は105件と推移しています。 自治体や公的団体が運営する「公的病院」は県西部に11病院あり、高岡市民病院が産科を休止すると、対応できるのは済生会高岡、厚生連高岡、市立砺波総合の3病院となります。
May 31, 2023
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ウェルニッケ脳症はビタミンB1(チアミン)の不足により、脳の奥のほうの部位(脳幹部)に微小な出血が起こり、細かい眼の振るえ(眼振)、目の動きに制限が出る(眼球運動障害)、意識障害などの精神状態の変化、ふらつき(失調性歩行)といった様々な症状が急激に出現します。 原因はアルコール依存症が半分を占めますが、悪性腫瘍、消化管手術後、重症のつわり等のチアミン不足を生じるすべての病気でウェルニッケ脳症が起こる可能性があります。発症直後にチアミンを大量に点滴すれば回復することができますが、実際には見逃されることが多く、死亡率も10~17%と推計されています。また、死亡例以外でも56~84%が記銘力障害や失見当識、作話を特徴とするコルサコフ症候群へ移行していきます。 CTでは病変の検出は困難です。MRIでは第3脳室周囲(視床内側)、中脳水道周囲、第4脳室底、乳頭体にT2強調像やFLAIR像で対称性の高信号域を認めます。ビタミンB1は細胞膜を介する浸透圧維持に関与し、第3脳室、中脳水道、第4脳室周囲にビタミンB1が関与する代謝の盛んな部位があるためです。
May 30, 2023
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天然痘に似た感染症「サル痘」について、厚生労働省は、国内での名称を「エムポックス」に変更しました。 サル痘は、研究用に飼育されていたサルから見つかったことで命名されましたが、原因ウイルスはネズミなどからも多く見つかっています。 世界保健機関(WHO)が昨年11月、「mpox」と呼ぶよう推奨したことを受け、国内でも変更を検討していました。 国内の感染者は5月21日時点で、計163人が確認されています。
May 29, 2023
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起立性低血圧では、急に立ち上がったり、起き上がったりした時に血圧が低下し、軽い意識障害、いわゆる立ちくらみをおこします。正常者でもありますが、症状が強く病的な場合起立性低血圧といいます。脳への血液循環が減少することによって起こり、めまい(回転性ではない)や吐き気がおこり、意識がなくなることもあります。 起立性低血圧の原因は多岐に渡るため、個別の症例に応じたきめ細やかな対応が必要とされています。選択的α1受容体刺激薬である「ミドドリン(D)」は、本態性低血圧及び起立性低血圧に対する保険適用のある薬です。 実際に、自律神経不全による起立性低血圧に対して、プラセボよりも有意に立位収縮期血圧を高め、起立性低血圧による眩暈や立ち眩み・倦怠感といった症状を改善することが報告されています。特に、選択性が高い、作用時間が短い、心拍数の増加も起こしにくい性質があることから、比較的安全性の高い選択肢として用いられています。
May 28, 2023
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実地医療研究会の皆様 この度は、私たちの会にご参加いただき、ありがとうございます。7名参加予定です。 実地医療研究会は、医療現場での課題や問題に対して、科学的な方法で解決策を探求することを目的とした学術の会です。私たちは、実地医療の質と効率を向上させることで、患者さんや社会に貢献したいと考えています。 私たちの会では、定期的に勉強会やセミナーを開催してきました。また、会員同士の交流や情報共有も積極的に行っています。私たちは、皆様のご参加を心からお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。 (チャットGTPの回答より作成した文書です)演題:(1) 富山新港の役割と利用状況 (市役所港湾観光課)(2)三協アルミ・ST物流・一宮運輸の産業医活動
May 25, 2023
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無痛性心筋梗塞は無痛性心筋虚血の1つで,心電図や核医学検査などで客観的に心筋梗塞の存在が認められているにもかかわらず,胸痛等の症状がないものを指します。 無痛性心筋虚血の病態としては,①心筋虚血の範囲や程度が軽度で痛覚として認識できない場合,②痛覚閾値が上昇し,痛覚として認識できない場合,が考えられます。糖尿病における無痛性心筋梗塞の原因には②が当てはまります。ほかにも高齢,慢性腎不全,高血圧が存在すると無痛性心筋虚血を起こしやすいことが知られています。日常臨床でも,しばしば高齢の無痛性心筋梗塞患者に遭遇します。 無痛性心筋虚血は糖尿病患者(34~42%)よりは少ないものの,非糖尿病患者(6~12%)においてもある一定の頻度で確認されています。無痛性心筋梗塞は糖尿病の神経障害だけが原因ではありません。加齢や他の動脈硬化をきたす疾患も原因になると考えられます。
May 23, 2023
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田植えが終りました。その隣では黄金色に実った大麦が風にそよいでいます。麦秋です。大麦はファイバースノウという品種です。刈り取りは5月下旬の予定です。日を追うごとに麦畑は輝きを増してきました。 麦秋とは、麦の穂が実り、収穫期を迎えた初夏の頃の季節のことです。麦が熟し、麦にとっての収穫の「秋」であることから、名づけられた季節用語です。雨が少なく、乾燥した季節ですが、もうすぐ梅雨が始まります。 七十二候では、二十四節気のうち「小満」の末候を「麦秋至」としています。
May 22, 2023
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GLP-1受容体作動薬とは、食事をしてブドウ糖やアミノ酸が小腸に到達すると、小腸からインクレチンという消化管ホルモンが分泌されます。GLP-1(glucagon-like peptide-1)は、インクレチンのひとつで、膵臓のβ細胞にあるGLP-1受容体と結合してインスリン分泌を促し、血糖値を下げる働きがあります。ただし、GLP-1は体内のDPP-4 という酵素によって、すみやかに分解されてしまいます。 そこでGLP-1の働きが持続するように工夫して創られた薬がGLP-1受容体作動薬です。1日1回、1日2回、そして1週間に1回使用するタイプがあります。食事療法や運動療法を含めた治療によって血糖コントロールが不良な2型糖尿病患者さんで、インスリン分泌が残っている方に使用します。 GLP-1受容体作動薬は、低血糖が少なく、体重増加も起こしにくいことが特徴です。インスリン製剤は、インスリンそのものを補います。1型および2型糖尿病に使用できます。ただし、低血糖のリスクや体重増加がみられます。GLP-1受容体作動薬は、血糖値が上昇した際にインスリン分泌を増やすため、単独で使用する場合には低血糖を起こしにくいことが特徴です。また、食欲を抑えるため体重減少が期待できます。インスリン分泌の残っている2型糖尿病にのみ使用可能です。
May 21, 2023
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わたしは毎日、対話型AIの活用法を探っています。使用を禁止するよりどう使っていくか考えていく方が大切です。 東北大は、事務職員の業務の効率化を図るため、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を導入したと発表しました。 学内の事務手続きや広報分野で利用するそうです。イベント周知のためのキャッチコピー考案にも活用する考えです。 もちろん著作権侵害や情報漏えいへの注意を呼びかけています。そして個人情報などは取り扱わないよう徹底するとしています。
May 20, 2023
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新型コロナの感染者は都道府県などが毎日全数を把握し公表していましたが、5月8日に法的位置付けが5類に移行したのに伴い、定点医療機関から週1回報告を受け集計し、毎週金曜日に公表する「定点把握」に変わりました。 政府は全国約5千の定点医療機関から8~14日の1週間に報告された新型コロナウイルス感染者数は、1医療機関当たり2・63人だったと明らかにしました。 緩やかな増加傾向が続いているように見えますが、連休の影響の可能性もあります。
May 19, 2023
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中国ではコロナ感染が拡大傾向にあり、中国メディアによると、広東省広州市では発熱で検査を受けた2割以上がコロナ陽性と判定されました。 昨年12月の大流行から約5カ月が経過し、抗体の減少で再感染する人が増えたとみられています。 中国で新型コロナは昨年12月下旬ごろに流行がピークに到達。今年2月時点で82・4%が感染しました。総人口14億人のうち11億~12億人が感染したことになります。 抗体の力は感染後、4カ月~半年で低下すると判明しています。抗体の減少に伴い中国で再感染が広がっています。 いま日本では高齢者の6回目のワクチン接種が進められています。迷わずコロナワクチンを早めに受けましょう。
May 18, 2023
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医薬品が回収される場合、考えられるリスクの程度によってI・II・IIIのクラス分類が割り当てられます。 このうち、最もリスクの高い「重篤な健康被害または死亡の原因となり得る」ようなケースは「クラスI」(A)に割り振られます。 ※クラス分類 クラスI:重篤な健康被害又は死亡の原因となり得る状況クラスII:一時的な若しくは医学的に治癒可能な健康被害の原因となる可能性がある/その製品の使用等による重篤な健康被害のおそれはまず考えられないクラスIII:健康被害の原因となるとはまず考えられない
May 16, 2023
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市中肺炎の原因菌で最も多いのが肺炎球菌です。また、肺炎球菌への感染は体の抵抗力(免疫力)が弱まったときなどでも起こりやすく、65歳未満でも肺炎球菌に感染するリスクが高い疾患を有する方は注意が必要です。 MSDから新しく発売される肺炎球菌結合型ワクチン「バクニュパンズ」(無毒性変異ジフテリア毒素結合体)は肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチンと免疫原性の面で異なる特性を持ち、肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチンとともに高齢者および肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる成人の方の肺炎球菌感染症予防に貢献することが期待されています。*23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン「ニューモバックス」*23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン「ニューモバックス®NP」
May 15, 2023
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腎性貧血には、エリスロポエチンの分泌不足を補う注射薬や、体内のエリスロポエチン産生を促す内服薬による治療が行われます。また、あわせて食事療法や、鉄剤の投与も行われます。 慢性腎臓病(CKD)患者さんに推奨される治療目標値はヘモグロビン値11g/dL~13g/dLの範囲内で、これを超える場合には、腎性貧血治療薬を減らしたり、休薬したりすることがあります。ただ、最終的には個々の患者さんの病態にあわせて目標値は設定されます。心臓や血管などに重篤な疾患がある患者さんや、医学的に必要のある患者さんには、ヘモグロビン値12g/dLを超える場合に、腎性貧血治療薬を減らしたり、休薬したりすることがあります。 腎性貧血になると、疲れやすいなど日常生活が妨げられ、さらに貧血が強いほど末期腎不全になる割合が高いといわれています。腎性貧血を治療することで、疲れやすい、動悸・息切れといった症状が改善するほか、心臓のはたらきも改善し、早い時期から貧血治療をすることにより慢性腎臓病(CKD)の進行を抑えることが期待できるなどの報告もあります。
May 13, 2023
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世界の年間の新規患者数は鎌状赤血球症で約30万人、βサラセミアは約6万人とされます。いずれも血液の元となる造血幹細胞の遺伝子異常で正常な赤血球が作れず、重度の貧血や血管の詰まりなどを起こします。生後1年以内の乳児の発症が多く、患者によっては頻繁に輸血が必要になります。 狙った遺伝子を効率良く改変できるゲノム編集の技術を使った医療について、米欧のバイオ企業が、血液の難病の治療法として米食品医薬品局(FDA)などに承認申請しました。ゲノム編集による医療の実用化は世界初で、年内にも承認される可能性があります。 承認申請したのは、米マサチューセッツ州が拠点のバーテックス社と、スイス企業クリスパー・セラピューティクス社。両社は、「クリスパー・キャス9」(開発した米欧の研究者2人は2020年のノーベル化学賞を受賞)と呼ばれるゲノム編集技術を使い、血液の難病の「鎌状赤血球症」と「β(ベータ)サラセミア」の治療方法を共同開発しました。 新たな治療法は、患者自身の造血幹細胞を体内から取り出し、ゲノム編集で特定の遺伝子を改変。正常な赤血球を作れるようにした後、患者の体内に戻すものです。
May 12, 2023
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RSウイルスは免疫が低下し持病のある高齢者では肺炎を起こし、重症化するリスクが高まります。日本では年に約6万人の入院と4千人の死亡につながるとの推計があります。 米食品医薬品局(FDA)は、風邪の症状や肺炎を引き起こすRSウイルスに対し、英製薬大手グラクソ・スミスクラインが開発したワクチンを承認したと発表しました。対象は60歳以上。同社によると高齢世代用のRSウイルスワクチン承認は世界初です。今年冬の流行シーズンに間に合うよう供給するそうです。 日本でも承認申請しています。
May 11, 2023
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CGRP(calcitonin gene-related peptide:カルシトニン遺伝子関連ペプチド)は片頭痛の痛みの直接の原因とされているタンパク質です。片頭痛の原理は、「三叉神経血管説」という仮説です。片頭痛が始まるときは、三叉神経という神経から、このCGRPが脳の表面の膜(硬膜)に向かって放出されます。CGRPを受け取った膜は、炎症と血管拡張をおこし、その結果、脳が、痛み、嘔気、眠気を感じるとされています。 突然、神経からCGRPという諸悪の根源が放出され、それが脳の膜が受け取るからから、片頭痛発作が起こるのです。悪いのは、①CGRPを出す神経、②CGRPそのもの、③CGRPを受け取る膜、この3者です。① 神経からCGRPを放出させない:各種トリプタンデビューは1988年でした(イミグラン)。これは、三叉神経からCGRPが放出されるのを止める薬です。非常に画期的で、片頭痛の特効薬です。しかし、まさにCGRPが放出されるその時にしか効かないのが、難点でした。② CGRPそのものをやっつける:エムガルティ、2021年4月アジョビ、2021年8月放出されてしまったCGRPを無力化すればよいだろう、というのが、この2種類の薬剤です。この2つは、放出されたCGRPにくっついて、役立たずにしてしまう薬です(CGRP抗体薬)。1~3か月の間、体内でCGRPを24時間警戒し続け、CGRPを発見次第すぐにやっつけてくれるので、どれだけCGRPが放出されても、頭痛にならない薬です。③ CGRPを受け取らせない:アイモビーグ、2021年8月CGRPがいくら放出されても、受け取れないようにしてしまおう、というのがこの薬です。受け取り窓口のことを「受容体」というので、CGRPの受容体をブロックする、CGRP受容体抗体という名前になりました。
May 10, 2023
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五月病とは、医学的な病名ではなく、5月の連休後に憂鬱になる・なんとなく体調が悪い・会社に行きたくないなどの軽いうつ的な気分に見舞われる症状のことをいいます。以前は若い新入社員や新社会人に多く見られていましたが、現在は転勤や転職、部署異動など新しい環境に変わる中高年の人にも増加しています。 主な原因はストレスや疲労で、症状としては、疲れやすい・頭痛がする・眠れない・仕事や家事などが以前のようにテキパキこなせないなどの身体的なものから、やる気がおきない・気分が落ち込む・何も興味がわかない・不安や焦りがひどくなるなど、精神的なものまでさまざまです。 これらの症状が長引くとうつ病にまで進行することがあるため、思い当たる症状があるときは早めに心療内科や精神科を受診することが大切です。 ストレスが多い現代では、だれでも五月病になる可能性がありますが、次のような方は特に注意が必要です。この春に就職・異動・転勤・転職した職場の雰囲気や人間関係などが変わった新たな責任やプロジェクトを任された生活リズムが乱れていた冬から春にかけて繁忙期で長時間残業を行っていた~五月病からうつに発展しやすい方の特徴~几帳面で真面目責任感があり、全部を一人で抱え込んでしまうおとなしい完璧主義
May 9, 2023
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高齢者や基礎疾患がある人などを対象にした新型コロナウイルスワクチンの2023年度の接種が5月8日から始まりました。多い人で6回目の接種となります。 対象は65歳以上や、5歳以上で基礎疾患があるなど重症化リスクが高い人、医療・介護従事者です。 当面健康な12~64歳は、追加接種が打てなくなりますが、9~12月には全年代が打てるようになり、高齢者らは年内に2回接種できます。 政府は無料で打てる予防接種法の「特例臨時接種」を24年3月まで続けます。24年度以降は対象者から費用の一部徴収が可能な「定期接種」への切り替えも視野に検討を進めています。
May 8, 2023
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新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが8日、5類に引き下げられます。5類移行に伴って、原則として季節性インフルエンザと同じように、自分で医療機関を選べるようになります。これまでのように、自治体が指定する「発熱外来」に予約をして受診する必要はなくなります。 一方、入院患者の受け皿も広がります。顔色が明らかに悪かったり意識がおかしかったりした場合、政府は「ためらわずに救急車を呼んでほしい」と呼びかけていて、それ以外はかかりつけ医などへの相談を勧めています。 5類移行により、感染時の療養期間(原則7日間)中に求めていた法律に基づく外出自粛の要請がなくなります。ただし、発症後5日間は他人に感染させるリスクが高いことから、政府は、発症日を除いて5日間は外出を控えることを勧めています。小中学校などの登校は「発症後5日経過」「症状が治まってから1日経過」という両方の条件を満たすまでできません。 5類移行により感染者数の公表方法も変わります。これまでは毎日、報告があった全ての感染者数を公表する「全数把握」でしたが、今後は全国約5000の医療機関から情報を集め、週1回公表することで流行を把握する「定点把握」になります。 これまで新型コロナの検査と陽性判明後の診療は無料でした。5類移行後は患者の負担が急に増えないよう、政府は公費による支援を段階的に減らしていく方針です。外来では、飲み薬など薬代への支援が9月末までは続きますが、それ以外の医療費は通常の医療と同様になります。 ワクチン接種は、今年度は秋冬に5歳以上の全ての人が無料で受けられます。高齢者ら重症化のリスクが高い人は、春夏に前倒しして接種が受けられます。
May 6, 2023
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新生児バセドウ病は、バセドウ病母体から胎盤を通過した抗甲状腺抗体、TSH 受容体に対する抗体〈TRAb〉が児の甲状腺を刺激することにより、一過性に甲状腺機能亢進状態となるものです。 母親が抗甲状腺薬内服中のときは薬剤も胎盤を通過するので、生後4~5 日程度は、一過性の機能低下症のみ/機能低下ののちに機能亢進症があり正常化/一過性の機能亢進症のみ、など母体からの移行抗体量などにより様々な病態を呈します。一過性だが重篤な場合治療を要することもあります。 甲状腺ホルモンの作用は全身の細胞での代謝の促進であり、結果として多彩な症状が出現します。新生児時期には易刺激性、皮膚湿潤、頻脈がまず出現し、その後重症度に応じて多呼吸、肝腫大、浮腫、不整脈などの心不全徴候が出現します。また、甲状腺腫、眼球突出、四肢振戦なども認められることがあります。
May 5, 2023
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富山県の花は チューリップ 本県は、日本一の出荷量を誇るチューリップ球根産地であり、約300の品種が栽培されています。4月下旬になると、砺波地方をはじめ各地で色とりどりの花のじゅうたんが見られます。 県鳥は ライチョウ 日本アルプスの代表的な高山鳥であるこの鳥は、特に県民が仰ぎ親しんできた霊峰立山に多く生息し「立山神の使い」として愛されています。 県木は タテヤマスギ 立山を中心とする山岳地帯に自生しています。寒さや雪に強いという特徴をもち、まっすぐに天に向かって伸びる姿は、たくましい生命力を感じさせます。 県獣は ニホンカモシカ 標高500~2,000mの森林地帯や岩場に生息し、県内では立山連峰や黒部峡谷に多く見られます。厳しい自然環境の中で黙々と生き抜く姿は、県民の姿に例えられます。 県のさかなは ブリ、ホタルイカ、シロエビ ぶりは「富山湾の王者」、ホタルイカは「富山湾の神秘」、シロエビは「富山湾の宝石」です。
May 4, 2023
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前頭側頭型認知症は、脳の前頭葉と側頭葉が障害されることで発症する認知症です。性格の変化や社会性の欠如、同じことを繰り返すなどの症状がみられます。発症年齢が比較的若く、初期のうちはもの忘れも目立たないため、認知症以外の別の精神疾患と診断されてしまうことも少なくありません。 前頭側頭型認知症のほとんどは70歳までに発病します。65歳未満に発症する若年性認知症の原因としては血管性認知症、アルツハイマー型認知症に次ぐ3番目となっています。欧米では30~50%に遺伝が認められていますが、国内では遺伝による発病はほとんどありません。 前頭側頭型認知症では思考や理性、社会性などに関わる前頭葉と知識や記憶、感情などを司る側頭葉が障害され、ほかの認知症ではあまりみられないさまざまな症状が現れます。社会性が失われ、お店で万引きをする、赤信号を無視して道路を横断するなど、周囲の目や環境を気にしない自分本位の行動がみられるようになります。毎日決まったコースを散歩したり、同じ時間に同じ行為をするといった常同行動も特徴的な症状です。 過食になったり、濃厚な味付けや甘い物を好むなどの食行動の変化、自分自身や周囲に対して無関心になる自発性の低下、感情が鈍り他人への共感や感情移入が難しくなることもあります。 一方で多くの認知症にみられるもの忘れなどの認知機能障害は、あまり目立ちません。
May 2, 2023
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菜食主義を長期間続けた場合、ビタミンB12、鉄分、カルシウム、ビタミンD、オメガ3脂肪酸といった特定の栄養素が欠乏する恐れが指摘されています。 特に、ビタミンB12は主に動物性食品に含まれ、ビタミンB12欠乏症は、時間をかけて緩徐に臨床症状が進行します。 臨床症状は、貧血(ビタミンB12は赤血球の生成に必要であり、大球性貧血・巨赤芽球性貧血を生じる)、多彩な神経症状、疲労感などを呈します。 ビタミン B12 欠乏による神経障害は、病変が脊髄,神経根,末梢遠位へ及ぶことがあり、それに伴い、末梢神経障害、運動失調、認知機能障害を生じます。 菜食主義者は、ビタミンB12のサプリメントやビタミンB12が強化された食品(例えば豆乳やシリアルなど)を摂取することで、ビタミンB12欠乏症を予防することができます。また、他の栄養素についても、バランスの良い食事やサプリメントを利用することで、不足を補うことができます。特に妊娠中や授乳中の菜食主義者は、栄養管理に注意する必要があります。 菜食主義は、健康や倫理や宗教などの理由から実践する人が多いです。菜食主義者は、動物性食品の一部または全部を避ける食生活を行います。
May 1, 2023
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