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■備えあれば患えなし意味:ふだん準備してあれば万一の事態が起きても心配しないですむ。類語・関連語:Keep something for a rainy day.解説:現代はこの言葉のように行く場合だけではないぞ。備えがなければ患えもある(そもそも気づいてないから備えもない場合は患えは出てこない)が,備えあれど患えあり,というのもある。例えば防衛体制は整えているけれども,いつ攻撃を受けるか分からないというような場合は患えは消えない。複雑な世の中だ。何を備えたら良いのかが分からないこともあるし。この言葉は現代だったら生まれなかったかも知れない。備は,人+右側の文字からなる形声文字。右側の文字は音符のヒで,武具である矢入れを備える意。患は,心+串の形声文字。音符の串(カン)は,物に穴をうがちつらねる形。心を突き刺すものがあって,うれえるの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 31, 2012
■徒手空拳意味:自分の拳以外,何もたのむものがないこと。類語・関連語:without capital; with nothing to star with。解説:裸一貫で何事かを始めるので,資本もないが,しがらみもないのが強み。腕力と知力で勝負するわけだから,それだけでドラマだ。あれがない,これがないと不平を言うのではなく,独力でやるんだから迫力が違うね。徒はしんにょう+土の形声文字。音符の土は,つちの意。道を行くとき乗り物に乗らず,土をふんでいくの意。手は,五本の指があるての象形でての意。空拳は,手に何も持たず拳だけが便りになること。拳は手+上の部分の文字からなる形声文字。上の部分の文字は音符のケンで,まきこむの意。指をまきこみ,こぶしをにぎるの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 30, 2012
■船頭多くして船山に上る意味:指図する人が多いので,とんでもない方向に物事が進むときにいう。類語・関連語:Too many cooks spoil the broth.。解説:全員参加とか,みんなでやりましょう,などという場合に起こりがち。誰が意志決定して指示を出し,誰がその指示を受けて動くのかがはっきりしないところではチームワークも働かない。リーダーシップが働かないと,船は山に登る。船頭は,和船の長。キャプテン。船は,舟+?の形声文字。音符の?(エン)は,穿(セン)と同じく,うがつの意。木を穿って作った舟の意。?は沿と同じく,川の流れにそって上下する舟の意。頭は,頁+豆の形声文字。頁はかしらの意。音符の豆は,頭の部分の大きいたかつきの象形。あたま,かしらの意。多は夕+夕の会意文字。夕は肉や半月の象形。寮が多いの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 29, 2012
■伝家宝刀意味:とっておきの物・手段のこと。類語・関連語:a trump card, one's last resort.コアコンピテンス。解説:いざというときに使うとっておきの切り札。強みの源泉。競争力の源。しまっておくばかりではダメで,常に手入れして使えるようにしておくことが大事。軍隊がいつも訓練しているのと同じ。伝家は,代々その家に伝わること。伝は人+専の形声文字。音符の専は,めぐらすの意。人から人へぐるぐると事物をまわすの意。家はうかんむり+下の部分の文字からなる会意文字。うかんむりは家屋の意。下の部分の文字はぶたの意。ぶたなどのいけにえを備える屋内の神聖なところのさまから,そこを中心とするいえの意。宝刀は宝物の刀。宝(寶)はうかんむり+玉+貝+缶の形声文字。音符の缶(ホウ)は,つぼの意。屋内に宝石と金銭とつぼがあるさまから,たからの意を表す。常用漢字の宝は寶の略字。刀はかたなの象形文字。かたなの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 28, 2012
■相撲に勝って勝負に負ける意味:有利な態勢にありながら負けてしまうこと。類語・関連語:肉を切らせて骨を断つ。解説:製品は良いけど売れないという場合もこの言葉が使えそう。商売は売れないとダメだし,勝負は勝たないとダメ。売れるとか勝つ,という結果に焦点を合わせないと努力が無駄に終わる。相撲は日本の国技で力士が土俵上で勝負する技。相は,木+目の会意文字。木の姿をみるの意味から,事物の姿をみるの意。撲は手へん+右側の文字(音符のボク)の形声文字。ボクは,うつ時に出る音の擬声語。勝は力+朕の形声文字。音符の朕は,上に向かってあげるの意。力を入れてあげ,もちこたえるの意。転じてかつ・まさるの意。勝負はかちまけのこと。負は人+貝の会意文字。貝はかいの意味でざいほうのこと。人が財貨を背後の力とするところから,たよるの意。まけるの意もある。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 27, 2012
■沈思黙考意味:黙ってじっくりと考えること。類語・関連語:deep meditation解説:こういう時間は大事だと思うけれど,一日を振り返ると,どれくらいこの時間を持って考えたのか,思い出せない。考えるより,何か作業をしている時間のほうが多い。考えるのはエネルギーがいるから,考えずになにかをしているほうが楽だからか。しばしこのことについて沈思黙考してみよう。沈思は深く考えること。沈はさんずい+右側の文字(音符のイン)の形声文字。右側の文字は,人が頭をしずめるまくらの象形。さんずいを付けて水中にしずむの意。思は田+心の会意文字。田は小児の脳の象形。頭脳と心でおもうの意。黙考は沈黙して考えること。黙は犬+黒の形声文字。音符の黒は,くろい・もののうごきがないの意。犬がおしだまって人についていくさまから,黙るの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 26, 2012
■十遍読むより一遍写せ意味:繰り返し読むより写すほうが覚える類語・関連語:解説:覚え方のヒントの言葉。効果のほどは,人によって違う。読んでも覚えなければ,写して覚えよ,くらいに受け止めておくと良かろう。読んでも写しても覚えない場合どうしたらいいかは,この言葉からは分からない。そこを知りたいんですけど。遍は回数を示す数助詞。しんにょう+扁の形声文字。音符の扁(ヘン)は,ひらたくうすいの意。ひらたくうすくあまねくいきわたるの意。なぜ数助詞になったのかね。読は言+売の形声文字。音符の売(賣,イク)は,つづくの意。ことばを続ける,よむの意。写(寫)はうかんむり+下の部分の文字からなる形声文字。下の部分の文字は音符(セキ)で,しくの意。うかんむりは覆うの意。合わせて,実物を下に敷き,その上に紙などをかぶせてかきうつすの意となる。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 25, 2012
■大巧若拙意味:技量が高いと表面を飾ったり自慢もしないので,ちょっと見には下手な人のように見える。類語・関連語:大巧は拙(せつ)なるがごとし。解説:とてもうまいと力みがなく軽々とやっているように見える。簡単そうだと思ってやってみるととんでもなく大変なことが分かる。何でも自分でやってみると,そのことの難しさが分かり,立派にやれる人の凄さがより深く理解できる。大巧は,たいへんに技量が高く技が巧みなこと。大は両手両足をのびやかにした人の形の象形文字でおおきいの意。巧は工+右側の文字からなる形声文字。工はのみの象形文字。右側の文字は音符のコウで曲がった彫刻刀の象形。あわせてたくみの意。若は 拙は,手+出の形声文字。音符の出は,でるの意。手の技がうまくおさまらず,はみ出るの意からつたないの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 24, 2012
■触らぬ神に祟りなし意味:余計な口出し,手出しはしないほうがよい。類語・関連語:Let sleeping dog lie.解説:悪しきものを察知して近づかない感覚が大事だ。良きものに近づき,悪しきものからは常に距離を置く。この生き方の基本を端的に言ったのが今日の言葉。触は角+虫(蜀)の形声文字。音符の蜀(ショク)はつづくの意。つのがつく,ふれるの意。神は示+申の形声文字。音符の申は,いなびかりの象形で天の神の意。祟は,示+出の形声文字。音符の出は,追い出すの意。神に追い出される,たたりの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 23, 2012
■千載一遇意味:めったにないチャンス。類語・関連語:盲亀浮木。golden opportunity, the chance of a lifetime解説:千載一遇のチャンスを活かす,というのは元気が出てくる言葉だ。そのためには毎日の仕事をしっかりやること。毎日が千載一遇のチャンスにつながっているのだから。千載は千年,長い年月のこと。千は人+一の会意文字。人は多くのものの意,一はひとつの意。これで数の千を表す。一は横の一線で数のひとつを表す指事文字。載は車+残りの部分からなる形声文字。残りの部分は音符のサイで,断ち切るの意。絶ち切った食材をのせて運ぶ車をつけた。年,歳の意もある。一遇は遭遇するチャンスが一回ということ。遇は,しんにょう+禺の形声文字。禺は音符でグウ。ナマケモノ類の象形。意志も目的もなく,なんとなくするの意。思いがけなく出会うの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 22, 2012
■好機逸すべからず意味:よい機会を取り逃がしてはならない。類語・関連語:Strike while the iron is hot. 鉄は熱いうちに打て。解説:良い機会かどうかどうやって判断するのか。直感。流れ。タイミング。自分で良い機会だと思えば,それで決まりなのだ。後になってまずくなることもある。その後でまた良くなることもある。全部良いということは,良かったり悪かったりが繰り返すこの世ではない話。好機とはチャンスのこと。好は女(母)+子の会意文字。母親が子を抱くさまから,このましい,うつくしいの意。機は木+幾の形声文字。音符の幾は,こまかいの意。こまかなからくりのしてある器具の意。逸は,しんにょう+兎の会意文字。兎はうさぎの象形。うさぎが逃げるの意から,はしる・それるの意。転じてほしいままにするの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 21, 2012
■時代錯誤意味:異なる時代のものを混同する誤り。時代遅れ。類語・関連語:アナクロニズム。anachironism解説:戦後日本の経済は復興から高度成長を遂げた後,現在,低空飛行中。お客は黙っていても来るとか,良い物を作れば売れるとか言うのは,それこそ時代錯誤かもね。時代とは,区切られたひとまとまりの長い期間,現代,古びた感じのこと。時は,日+寺。音符の寺は,ゆくの意。すすみゆく日,ときの意。代は,人+弋の形声文字。音符の弋(ヨク)は,二本の木を交差させて作ったくいの象形。人がたがいちがいになる,かわるの意。錯誤はあやまり,まちがい。あるいは事実と観念が一致しないこと。錯は金+昔の形声文字。音符の昔(セキ)は,つみかさねるの意。金属をぬり重ねて,めっきするの意。いろんな金属がまじるの意もある。誤は言+呉の形声文字。音符の呉は,舞いくるうさまの象形。言葉を言いくるわす,あやまるの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 20, 2012
■口も八丁手も八丁意味:しゃべることもすることも達者なこと。類語・関連語:言行一致。解説:八丁は,達者という意味だが,respectというより軽んじる語感がある。人としてこうありたいという理想像を表す言葉。器用貧乏とは違う。実践で,できることを軽んじている見方がある。確かにそのようなタイプもいる。だからといって実際にやってみることや実際に少しでもできることを軽んじることとは相容れない。プレゼンも上手いし,やらせてみても上手い,これがいつでも必要とされる人材の要件だ。あれも知ってる,これも分かっているなど誰でも言える。そのうちの一つでも自分でやってみたか。やってみれば,その違いはすぐ分かる。その違いが分かるから最初からやらないタイプの人の言うことを聞いて従うと亡国の道を進むことになる。と思う。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 19, 2012
■三十六計意味:中国古代の兵法。たくさんの策。類語・関連語:三十六策。Discretion is the better part of valor.(分別も勇気のうち)解説:36という数字は計略がたくさんあるということ。三十六計逃げるに如かずという。勝利が危うい時は撤退して安全確保を第一にする策。敵前逃亡は卑怯ではないのだ。孫氏も戦わず勝のが最上の策と言っている。軍がぶつかるのは下策としている。計は言+十の会意文字。十は数のこと。数を口にする,かぞえるの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 18, 2012
■驥尾に附す意味:後進者がすぐれた先達に従って事をなしとげたり功を立てたりすること。類語・関連語:出藍の誉れ。It's good to follow the old fox.解説:ハエが駿馬の尾について千里も遠い地にいくように,平凡な人が優れた人に従って事をなすことだから,効率的で良いことである。驥尾は駿馬の尾とか後ろの意。驥は馬+右側の文字からなる形声文字。右側の文字は音符のキで,北方の異民族の意。北方に産する良馬の意。尾はかばね+毛の会意文字。かばねは,獣のしりの象形の変形。毛を付し,毛のあるしっぽの意。附は,こざとへん+付の形声文字。音符の付は,封に通じ,土もりをした小山の意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 17, 2012
■巧言令色意味:表面上は口がうまく愛想が良いが,裏は仁がないこと。類語・関連語:面従腹背。flattery.解説:孔子が巧言令色少なし仁と言ったので,多くの人はそれに従った。その結果,ポジティブ表現や人を褒める文化が我が国に育ちにくかった。明るい表情を人に見せるのも鮮なし仁という考えから,仏頂面が大手を振って歩く文化になった。孔子が言ったことの解釈が間違っている点は正していかないと。仁は思いやり,いつくしみ。相手を思いやる気持ちがあれば巧言令色鮮仁にはならない。相手のことを慮って選ぶポジティブな言葉,柔らかな笑顔を相手に向けることは非常に大事だ。巧言は,くちさきがうまいこと。巧は,工+右側の文字(音符のコウ)からなる形声文字。工はのみの象形。音符のコウも曲がった彫刻刀の象形。合わせてたくみの意。令色は他人の気にいるように作った表情。令は(人とその下に一をつけた文字)+下の部分からなる会意文字。令の下の部分は人がひざまずいて神意を聞く様子の象形文字。色は人+巴の会意文字。巴は,ひざまずく人の象形。ひざまずく人の上に人があるさまから,男女の情愛の意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 16, 2012
■隠すより現る意味:隠そうとするとかえって人に知られる。類語・関連語:頭隠して尻隠さず。解説:隠そうとすると不自然になって目立ってしまうので人に知られてしまう。シャーロックホームズは,隠し場所と思えないようなところに置くのが巧みな隠し方であると見ぬいた。隠すから目立つ。ならば隠さなければ見つからないという考えだ。少しずつ変化させて都合の悪いものを隠していくのも巧みな方法だ。こういうことに長けている人には素人は到底かなわない。隠は?+右側の文字(音符のイン)からなる形声文字。音符の文字はまといかくすの意。かくされた地点の意。現は玉+見の形声文字。音符の見は,みえるの意。玉の光があらわれるの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 15, 2012
■蛍雪之功意味:苦労した成果。類語・関連語:苦学力行。解説:英語教育はIT技術が発達するほど環境が良くなる。それは確か。しかし,それと学力とはつながっていないらしい。要は学ぶ者のやる気と意欲ということか。教材が不十分でも想像力と何とかせねばという気持ちが力になる。教材が役に立つのはやる気になっている人である。ということは教材天国,学習者貧乏の時代ということか。蛍雪で勉強しようという心意気がまぶしい。蛍雪は,文字通りにはホタルと雪。それが何だ,と。実はストーリーがある。古い中国の話。貧しくて灯油が買えないので,ホタルを集めた光で本を読んだり,雪あかりで本を読んだという,現代や近代では考えられないくらいの辛抱をして学問したという話。蛍(螢)は虫+{(火+火)+ワ冠+火}の形声文字。音符の中括弧の文字(ケイ)は,めぐらすかがり火の意。かがり火のような光を発する虫,ほたるの意。雪は雨+彗の形声文字。音符の彗(スイ)は,はききよめるの意。雨で洗い清める,そそぐの意。功は力+工の形声文字。音符の工は,工作するの意。しごと・いさおの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 14, 2012
意味:自分が欲しないことは人も欲しないのだから,そのことは人にしてはならない。類語・関連語:わが身をつねって人の痛さを知れ。Do as you would be done to.解説:この言葉の問題は,自分は言葉通りにしても,人によってはこの言葉と反対のことをすることがある,という点だ。みんながこの言葉のとおりに生きていれば,問題はないのだ。でも現実の社会は問題だらけなのだ。ということは,この言葉は現実世界では通用しないのか。そうとも言えない。言い切れないところに現実の一筋縄ではいかない性格が現れている。欲は,欠+谷の形声文字。音符の谷は,ものをいれるの意。欠は人が口をあけた形。物を口に入れようとするさまから,ほしいの意。施は,(方+人)+也の形声文字。方+人で一文字の語は,旗の象形。音符の也(ヤ)は,うねるの意。うねりゆらぐ旗のさまから,次第に及んでいく,ほどこすの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 13, 2012
■空谷跫音意味:寂しく暮らしている時の人の訪問。類語・関連語:孤立無援。解説:物理的に寂しい場所に一人でいる場合だけではない。人がたくさんいても味方がいないのは厳しい。そんなとき,思いがけず情理の分かった人と過ごせるのは救い。空谷は人けのないさびしい谷。空は穴+工の形声文字。音符の工は,のみなどの工具でつらぬくの意。つらぬいた穴の意味からむなしいの意。谷は上の部分の文字+口の形声文字。音符の口(コウ=コク)は,たにの口の意。上の部分の文字は,左右にせまるたにの象形でたにの意。跫音はあしおとの意。跫は足+上の部分の文字からなる形声文字。あしおとの意。音は指事文字。言の口の部分に一点を加えた形で,弦・管楽器や金石草木から発するおとの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 12, 2012
意味:遠方のものは急場の役に立たない。類語・関連語:遠くの親戚より近くの他人。Better is a neighbor who is near than a brother who is far away.解説:本来の意は,遠くにある水は近所の火事を消す役には立たない。つまり,急なときに役に立つのは手近にあるもの。不十分かもしれないけれども,当面の問題を解決するには間に合う。遠くの理想より目の前の現実的な課題をクリアするにはなりふり構わない心がけが必要。遠はしんにょう+内側の部分の文字(音符のエン)からなる形声文字。エンは遠ざかるの意。行くの意味のしんにゅうを付して,遠く行くの意。近火は近所の起こった火事の意。近はしんゆう+斤の形声文字。斤は音符で物を小さくするための刃物の意。距離・時間を小さくする,ちかづくの意。火は燃え立つほのおの象形でひの意。救は求+とまたの形声文字。とまたは,うつの意。音符の求は,一点を求めて分散していたものがあつまるの意。無秩序の分散しようとするものに歯止めをかけておさめ,すくうの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 11, 2012
■旗幟鮮明意味:態度・主義・主張などがはっきりしていること。類語・関連語:一目瞭然。one's attitude解説:もともと昔の戦場で軍旗を掲げる場面から来た言葉。敵と味方を区別する目印なので,曖昧だと困る。鮮明である必要がある。転じて態度や主義を表す。旗幟は,はたじるし,表立って表明する態度・主張のこと。旗は方+人+其の形声文字。方+人は風になびくはたの象形。音符の其(キ)は,ととのっているの意。方形・長方形に整った,はたの意。幟は,巾+右側の文字からなる形声文字。右側の文字は音符のシで,区別するしるしの意。しるしとする布の旗の意。鮮明ははっきりしていること。鮮は魚+羊の会意文字。新鮮さを尊ぶ魚や羊をあげて,あざやかの意。すくないの意も表す。明は会意文字であかるいの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 10, 2012
■馬には乗ってみよ,人には添うて見よ意味:物事は実際に経験してみないとわからないということ。類語・関連語:Try a horse by riding him, and judge a man by living with him.解説:先入観を持たず,試しにやってみたらどうか,という言葉。意外にうまくいくかもよ。うまくいかなければその結果を受け止めれば良い。馬は,うまの象形文字。乗は大+舛+木の会意文字。大は両手足を開いた人の象形。舛は,両足を開いた形。木にはりつけになって乗せられた人の意。のるの意。添は,水+忝の形声文字。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 9, 2012
■偕老同穴意味:夫婦が仲むつまじく連れ添うこと。類語・関連語:live faithfully together till death.解説:かくありたい夫婦の理想像。偕老は,夫婦が仲よく共に老いるまで連れ添うこと。偕は人+皆の形声文字。音符の皆は,みなの意。人がともにするの意。老は腰を曲げてつえをつく老人の象形文字。年寄りの意。同穴は,夫婦が死後同じ墓穴に葬られること,夫婦仲の良いたとえ。穴は穴居生活の住居の象形文字で,あなの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 8, 2012
■衣食足りて礼節を知る意味:民は生活が豊かになって初めて道徳心が高まり礼儀を知る。類語・関連語:武士は食わねど高楊枝(反対語?みたいな)。人はパンのみにて生きるにあらず。Well fed, well bred.解説:ものごとには順番がある。まず食うこと。腹が満ちたりて,はじめて周辺を見る余裕が生まれる。それから礼儀とは節度というものが生まれる。飢えて死にかけている状態をクリアしてから礼儀や節度が云々される。衣食は衣服と食物。くらし。衣は身体にまつわる衣服のえりもとの象形でころも意。食は食器に食物を盛り,それにふたをしたかたちの象形文字。たべもの,くうの意。礼節は礼儀と節度。礼儀は社会生活の秩序を保つために人が守るべき行動様式。敬意を表す作法。節度は度をこさない,適当なほどあい。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 7, 2012
■円満具足意味:なにもかもがすべて十分に備わっており,少しの不足もないこと。類語・関連語:解説:目をどこに止めるか,によって円満具足か,不満不備か,見方が分かれる。あることに注目すれば,満足。ないことに注目すれば不満足。円満は十分に満ち足りること。円(圓)は,口+員の形声文字。音符の員は,口の丸いかなえの意。口はめぐるの意。まるいの意。円は略字。満は,水+右側の文字からなる形声文字。右側の文字は音符のマンで,のびるの意。水が容器いっぱいにのびひろがる,みちるの意。具足は十分に備わっていること。具は目(貝)+升の左上のノの部分がない文字(音符のキョウ)からなる形声文字。音符の文字は,両手でささげるの意。貝はかいの象形。金品を両手でささげ置く,そなえるの意。足は口+止の指事文字。口は人の胴体の象形。止はあしの象形。胴体の下にあしをつけ,あしの意を表す。本体にそえるの意味から,たす・みたすの意も表す。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 6, 2012
■浅い川も深く渡れ意味:ちょっと見に騙されないよう,注意深く事にあたれ。類語・関連語:石橋を叩いて渡る。念には念を入れよ。Cross a shallow river as if it were deep.解説:浅い川だからといって油断しては大変なことになる場合がある。孫子の兵法でも水や川は用心する対象だ。何事もなめてかかってはならんぞ,という教えである。今日の言葉には漢字が4つある。その4つとも水がついている。浅は水+右側の文字からなる形声文字。右側は音符のセンで,うすく細かに切るの意。うすい水,あさいの意。川は,流れる水の象形でかわの意。深は水+右側の文字からなる形声文字。右側の文字は音符のシンで,体内から赤子をまさぐりだすさまの象形。水を付し,水が奥へとふかいの意。渡は水+度の形声文字。音符の度は,ものさしではかるの意。水をわたるの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 5, 2012
■雲散霧消意味:物事がきれいさっぱりと消えてなくなること。類語・関連語:disperse (vanish) like mist解説:ストレスや悩みが雲散霧消するのが最善である。そのためには何をするべきか,しないでおくべきか。よく考える必要がある。自分で解決できないときはこれと思う人に相談すると良い。相手を間違えると問題だが,それはそれで今まで気づかなかった現実が確認できると捉えよう。取りかかるべき仕事に取りかからず,重荷になってきている場合は,とりあえず取り掛かるしかない。とりあえずやってみることから道が開けると信じよう。雲散は雲のようにちりぢりになること。雲は雨+云の形声文字。音符の云(ウン)は,雲の回転するさまの象形。くもの意。散は林+肉+「とまた」の会意文字。竹の肉を皮から分離するさまから,ばらばらにするの意。霧消は霧が消えるようにはかなく消えること。霧は雨+務の形声文字。音符の務はおおうの意。天地の間にたちこめおおう,きりの意。消は水+肖の形声文字。音符の肖は,すくないの意。水が少なくなる,きえるの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 4, 2012
■禍を転じて福となす意味:身にふりかかった災難を活用して,かえってしあわせになるように取りはからう。類語・関連語:失敗は成功の母。七転び八起き。災も三年。人生万事塞翁が馬。turn a misfortune into a blessing解説:中国の古典,戦国策の言葉。その時は禍であっても,受け止め方を変えて,チャンスになるように利用すること。すごい創造性,発想力,精神力が必要。禍は,示+右側の文字の形声文字。右側の文字は音符のカで,けずられ,ゆがむの意。神のくだすわざわいの意。転は,車+専の形声文字。音符の専は,糸を糸巻きにぐるぐるまきつけるの意。車をまわす,めぐるの意。福は,示+右側の文字の形声文字。右側の文字は音符のヒョウで,神に捧げる酒の樽の象形。神に酒を捧げ,酒樽のように豊かに満ち足りて幸せになることを祈るさまから,さいわいの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 3, 2012
■以心伝心意味:(1)禅で,言語では表されない真理を師から弟子の心に伝えること。(2)思うことが言葉によらず,互いの心から心に伝わること。類語・関連語:不立文字(ふりゅうもんじ)。教外別伝(きょうげべつでん)。direct communication from mind to mind / understand each other by some sort of telepathy解説:唐の禅僧の言葉。言葉を使わないテレパシー的なコミュニケーション。以心伝心でお互いが通じ合っていると良い仕事ができること間違いなし。以心伝心ができるまでには,それなりのトレーニングを積む必要がある。そのときには言葉を用いる。トレーニングを飛ばして以心伝心はムリ。以はすきの象形文字。すきを用いて耕すの意から,用いるの意味になった。心は,心臓の象形文字。こころの意。伝は人+専の形声文字。音符の専は,めぐらすの意。人から人へとぐるぐると事物をまわすの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 2, 2012
■魯魚の誤り意味:似ている文字の書き誤りのこと。類語・関連語:解説:「書三たび移せば,魯魚となり,虚虎と成る」という言葉から来た言葉。書き写すうちに文字を間違うこと。まさか間違うことはないと思っていても,間違うときは間違う。対策は,気をつけて確認するしかない。文書の場合,パソコンの画面で確認しても紙にプリントアウトすると,なぜかそれまで気づかなかった間違いが見つかる。ピース。魯は白+魚の形声文字。音符の魚は,口に通じ,役立たずのおろかものの意。言い方がにぶい,おろかの意。魚は,うおの象形で,うおの意。誤は言+呉の形声文字。音符の呉は,舞いくるうさま。言葉をいいくるわす,あやまるの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
March 1, 2012
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