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ひょんなことから地元の図書館で文芸モーニングティーというイベントを開くことになった。友達のご好意がご縁となって、図書館の方が声をかけてくださったのだ。去年の10月ごろBook Launchを、とご連絡をいただいたのだった。嬉しい半面、ちょっと躊躇も。だってそもそもBook Launchといったら、本のお披露目兼PRである。お披露目ったって、そのときでさえ出版から既に数カ月は経っていたうえ、ふつーは即売とかもするのだろうけれど、手元に本もなく、こっちで日本の本は郵送費がかかって恐ろしく高くついてしまうのだ。おまけに『Tamago』の出版に関しては、わざわざ言うのもなんだし…と、親しい友達以外には話していなかった。それを今さらブック・ラウンチなんて……。友人知人に声をかけ、わざわざいらしてもらうのもかたじけないし…。などと、もたもたしている間に年も明けまくってしまって、時期的にもブック・ラウンチなどと銘打てる状況ではなくなっていた。それでも図書館の方は律儀に連絡をくださって…。むむむ…。どうすれば、皆さんに負担をかけることなく、それなりに楽しんでもらえるのだろう???迷った末、文芸モーニングティーに変更してもらったのだった。せめてもお茶やケーキを楽しみながら、ちょっと創作エッセンスを楽しめる時間にできたらいいな~、と。モーニングティーと言うことで、友達がケーキを焼いて来てくださった。抹茶チーズケーキに、パッションフルーツケーキ、チーズケーキに、生チョコ。どれもすご~く美味しかった。ありがたかった。きっと皆さんも手作りの甘~い美味に満たされたことだと思います。で、私の方は、図書館の方から1時間くらいをと言われ、創作トークとメディテーション、フォト575のワークショップをやらせてもらった。トークは、創作に関する自分の経歴や(話していて自分のオタク的傾向に改めてハッとさせられたのだけれども)『Tamago』を書いていたときのエピソードや創作ノートなんかを。瞑想は、チベット仏教僧LAMA GYURME & JEAN-PHILIPPE RYKIELの『RAIN OF BLESSINGS』から「OFFERING CHANT」をBGMにして、呼吸に意識を集中して心を無にする瞑想を。そして最後にフォト575のワークショップを。ちなみにこのフォト575、皆さまはご存知でしたか?カシャッと撮った一枚の写真に、俳句や川柳、575の文字を添えるという文芸アートだそーです。ブログやHPに載せたり、葉書にして家族や友達に送ったり、後でアルバムにまとめて思い出を綴ったり、と気軽にできて間口も広いので、ここ数年、人気を博しているとか。私も今回ちょっと作ってみたのだけれども、なかなか楽しい。奥深い。これを機に時にはブログをフォト575してみるのもいいかも――。なぁんて思わされたのでした。というわけで、この日の一句。 朝トーク 躊躇と感謝 入り混じりと、それもなんとか無事に終わってホッとしたところで、ご協力いただいた皆さま、いらしていただいた皆さま、お忙しいところをどうもありがとうございました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。あ、写真は(撮影がヘタなもんで曲がってて見苦しくてすみません…)図書館の方が作ってくださったPR用Flyer(ちらし)でした。Flyerはバイリンだけど、本もトークも日本語で、そこへ台湾系オージーの方がいらしてくださって、申し訳なかったデス。。。幸い、ケーキやお菓子が美味しかったと言ってくださったけれども。
2010.03.20
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今日は全国的にはウィークディ。けど、うちの子たちの通う学校はCurriculum Day(カリキュラムの調整日)とやらで、お休みである。くわえて、ビクトリア州では週明け月曜日がLabour Dayで祝日になるため子どもたちは4連休だ!と朝から大はしゃぎ。フリーランスで仕事をしているので時間的融通のきくダディンもうかれていて、朝食が終わるや、そんないい天気でもないのに(つーか、曇り空のうえ肌寒。わたしなどジャケットを羽織っている)子どもたちをビーチに連れ出した。ちなみに彼は昨日も肌寒い中、子どもたちを屋外プールに入れている。オーストラリアと聞くと、ケアンズとかゴールドコーストのトロピカルなビーチカルチャーを思い浮かべる方も多いでしょうが、ここビクトリア州は、基本的に、寒い。夏でも、例外的に暑い日が続くこともあるものの、基本は涼しい。40度を超える日でさえ、乾いていて湿気の少ない土地ゆえに、日本の同じ温度と比べると、体感温度はかなり低めとなる。そんな土地柄だけど、腐ってもビーチ文化魂。ビクトリアのオージーたちは、多少涼しかろうが肌寒かろうが、凍えそうで、日本人なら絶対に海水浴など思いつかない日でさえ、元気にビーチに繰り出してしまうんだ。もちろん、うちのダディンもそんな一人。ここのところ3歳の息子は咳をしていたので、大丈夫かな~?と黄色信号を送ってみたのだけれども、ダディンも、もちろん子どもたちも波と戯れたい一心で、私の懸念など聞く耳持たない。私も仕事が詰まっていたので、子どもたちはダディンに任せた。と、そのうち突然、雨が降って来た。窓から外を見やれば、真っ暗な空に、かなりの大粒。あの子たち、大丈夫だろーか?次第に雨の勢いは弱まって来たけれど、半時間ほど降っただろうか。お昼ごろ、子どもたちは、それでも元気に帰って来た。私の非難がましい気配を察知したのか、ダディンは、「ビーチで雨に降られたときも、木陰でビーチマットを被って隠れていたからじぇーんじぇんOK、No Worry!」と大手を振って見せた。ちなみに初めてカリフォルニアに行ったときアメリカ人があまりに「No problem!」を多発するのでびっくりしたが、ここオーストラリアでは「No Worry!」である。さて、子どもたちはシャワーを浴びてからランチへ。カフェを出て、今度はショッピングをしているうちだんだんと息子のムゥの調子がおかしくなってきた。家に帰って休ませたのだけど、咳が酷くなってきて、ちょっと熱っぽい感じ。と、思ったら、吐いた。二回も。医者に連れて行った方がいいかな?と迷っていると、本人、「お医者さんに行く!」金曜の午後なのでGPの予約はどこもいっぱいだったものの、ダディンがキャンセル空きの予約を取りつけた。ちなみに「GP(General Practitioner)」とは、アメリカで言うホームドクター、日本でいえば町の内科医みたいなもので、ここで私たちの健康全般を看てくれる。で、何か深刻な問題があると、患者はGPから専門医へ回されるのだ。4連休とはいえ娘のメェの方は明日、土曜日だけの日本人学校があるので、その宿題をさせて、早目の夕食を食べさせていたら、ダディンとムゥが戻って来た。なんでも肺が炎症を起こしているので、これから救急病院へ連れて行って、念のため検査用のレントゲンを取らなくてはならない、と言う。え~っ、救急!?そこまで~~~!?驚く私を前に、息子が「ママもメェも来て~!」と泣き出して、娘も「私も行く!」結局、家族四人でドタバタと車に乗り込み、病院のEmergencyに向かった。救急科の窓口へ車を飛ばすのはこれで2度目である。一度目は、やはりムゥ。去年、息子がペットでふざけていて転んで、ヒーターの端に頭をぶつけ、派手に出血したのだった。タオルで頭を押さえ止血して、車を飛ばしたあの恐怖は今もしっかと焼きついている。けどあのときと違って外傷じゃないので、あまり切羽詰まった感はない。ムゥはお気に入りの「しまじろー」のクリスマスソングを聞きながら、ゲロ袋をマイク代わりにして歌っていた。それでも2回、吐いた。で、救急病院は、前回よりも大きな病院だったせいもあって、恐ろしく混んでいた。だいたい受付に辿り着くまでにも長い列。待っている間にますますムゥの具合は悪くなり、でも列は全然前に進まない。結局、待っている間にもムゥはまた派手に吐いてしまった。ゲロ袋じゃ間に合わず床一面に…。やっと受付を終えて、また待つ。待ち疲れて、より具合の悪くなってきたムゥは、待合室の、プラスチックでできた、フッティー観戦の野外ベンチのような固~い椅子に坐ってられずに、ごろんと寝転んでしまった。ふと見やれば、床に毛布を敷いて横になっている小さな子たちが何人かいる。毛布を持ってこなかったことを後悔した。それにしてもあの病院、公立だったけど、もっとマシな椅子を用意することはできなかったのだろーか?どこの国でも削られてしまうのは医療福祉予算ってことなんでしょうか…。ようやっと息子の名前が呼ばれて、ほっ。これで看てもらえるのかと思いきや、問診と体温や血圧を測っただけで、おしまい。「今夜はフライデー・ナイトでいつも以上に混んでるから。きっとかなり長いこと待たなきゃならないと思うわ…」と、看護師さん。「え、待つってどれくらいですか?」「さあ。なんとも言えないけど、とにかく何時間かよ」ふと前回の救急体験が蘇る。あのとき病院に駆け込んだのが9時過ぎで、診てもらえたのが深夜1時過ぎ、家に帰って来たのが3時過ぎだった。時計を見れば、もう8時。メェは、明日学校である。このままいつまでもここに坐っているわけにはいかない。しかも混んでいて、固~いベンチも満杯に近くなっている。ムゥ一人のために3人も付き添って、ベンチを占領するわけにもいかない。。。それにしても、これでいいのか、イマージェンシー?隣のティーンネイジャーは、前回、揚げ物の油を被って火傷して駆け込んだとき、どれほど自分が待たされたかを熱弁している。思わず彼の怒りに共感してしまう。こんなに待たされて、Emergency、救急と言えるのだろーか?いつもの予約してくる歯医者やGPは待っても30分なのに…。と、火傷したティーンネイジャーと愚痴っていても仕方ないので、私はメェを連れて帰ることに。と、ダディンが、念のための検査ってことで、レントゲンを取るだけなのに、そんな長いことここで待っていたらムゥの具合がますます悪くなってしまうんじゃないか、と言い出した。それより、今夜はひとまず家に帰って、ベッドで温か~く休ませて、明日の朝、改めてレントゲン検査の予約を取って行った方がいいのではないか、と。それもそうかも…。それにダディンは医師免許を持っている。単なる思いつきや素人判断ではなかろうと、皆でいったん帰ることに。ムゥは、プラスティックベンチが辛かったらしく、ベッドで眠れると大喜び。家でパジャマに着替え、ゲロ用桶を枕元に置くと、疲れていたのか、あっという間に眠ってしまった。が、悪夢は深夜に起こった。咳が酷くなって、ムゥは眠れなくなってしまったのだった。呼吸もままならないくらいで、「助けて! 助けて~~~!」と、泣き叫んでいる。私たちは大慌てで、ダディンはムゥを連れ、さっきの救急科にUターン。 ムゥは大丈夫だろうか…? また何時間も待たされるんだろうか…?何事もなかったかのようにすやすや眠り続けるメェの寝顔を見ながら(それにしても、隣でムゥが叫んでいたのに眠り続けたメェってすごい。前に子どもの80%は睡眠時、火災用非常ベルに気づかないってレポートを読んで驚いた記憶があるけれど、それも頷ける眠りっぷりである)、悶々としつつ夜が明けた。結局、ムゥとダディンが戻って来たのは朝も8時過ぎだった。12時半ごろ家を出たから7時間は救急にいたわけである。でもその間ずっと待たされていたわけではなく、事態の深刻さを見て取った看護師さんが、即診察に回してくれたんだそう。ただ治療を受けた後、服用した薬が効くかどうかを見るために病院にいなければならなかったそうで。ムゥは喘息だった。今は薬とベントライザー(写真の酸素吸引器デス)で落ち着いている。この治療も一週間ほどで終わるとのこと。ただこれから風邪を引くと喘息の発作を起こしてしまう危険性が高いので、注意しなくてはならないのだそうだ。ムゥは中耳炎も3回起こしているので、こちらも咳をし始めたら要注意を言い渡されている。これからWで注意しなくちゃ。ううっ…。もちろんダディンには、以後ムゥが咳をしていたら、決してプールには入れないし、ビーチにも連れ出さない、と固く誓わせた。たぶん宣誓書も書いてもらうべきだったかもしれない。それにしても、ほんと、永~~~い夜でした。
2010.03.05
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