ユーカリの木陰で里の行
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メルボルンのチベット仏教センター、TARAのオープンデーだった。毎年この時期に開催されるのだけど、今年は久しぶりの参加である。この日はチベット仏教や、センターの活動を紹介しようと、センター内のツアーや、瞑想セミナーが予定される。子どもたちのチベ仏教室Dharma Clubでは劇が公演(?)され、ホールではダライ・ラマ法王の映画が上映されていた。カフェではモーニングティー、ランチ、アフタヌーンティーが用意され、中庭では、チベットのアクセリーや衣類、仏教グッズや本、野菜や花の苗を売るブースが並んでいた。うちの子たちも参加予定の(つーか、その時間までに来れば誰でも参加できる)Dharma Clubの劇は午前中に予定されていた。といっても月一で開かれる教室なので、短いパフォーマンスなのだけど。息子の方は、年少の子どもたちのグループに混じって、仏陀の子供時代の劇を演じた。幼いゴータマ・ブッダが矢で射られた白鳥を助けようとする。そこへ矢を放った従兄が現れて、しとめたのは自分だから、白鳥を返すようにと要求する。ブッダは返すことを拒否。従兄かブッダか、どちらに白鳥の所有権があるかで揉めるってお話。息子は裁判員Aを演じていた。なにぶん月一の教室なので練習もへったくれもなく、ムゥも開演十数分前に渡された(笑)ペラの台本片手に、大きな声で台詞を棒読みしていた。その姿がかわいくて、思わず微笑んでしまった。別段おかしくもないのに、観衆の中からしきりに漏れてくる笑い声は、やはり出演者たちの保護者であろう。短い劇なのでアッという間に舞台はクライマックスを迎え、揉める裁判員たちの前に、長老が現れる。ほっかむりをして、杖をつきつつ、腰を曲げ、よぼよぼと歩くその姿にどこか見覚えが……と思ったら、なんと、、、うちのダディンであった。絶句。。。いつの間に出演依頼が来ていたのであろーか???しかも長老役……ダディン長老はよぼよぼと、しかし確固として審判を唱える。白鳥は、その命を奪おうと矢を放った従兄ではなく、守ろうとするブッダに預けられるべきだ、と。一件落着。観客の拍手喝采で、幕はなかったものの閉幕であった。「ブラボー!」このとき、ひときわ大きな喝采を送っていたのは、他ならぬうちの義母リンだった。ちなみに、ダディンが長老役で出てきたときには周囲の人たちに「やだっ、あれっ、うちの息子だわっ! あれ、あれ、あのほっかむりよっ!」などと耳打ちしては、周囲を圧倒していた。まあ、いくつになっても我が子はかわいいものだものね。娘の方は、小学校中高年生のグループ公演に。こちらも練習15分の当日劇ながら、心のありようと瞑想をシンプル上手に表現していた。本来は心は太陽である。それを心配、不安、怒り、悲しみ、嫉妬、執着などのネガティヴな要因が曇らせ、内なる光を覆い隠してしまう。と、ナレーション。子どもたちは灰色の雲のプラカードを手に現れては、太陽のプラカードを持った太陽キャラを覆ってゆく。娘も「Anger、私は怒りよ!」と声を張り上げ「怒り」曇を掲げて、ドスドスと登場し、明るい太陽キャラを覆い隠していた。太陽が跡形もなく暗雲に覆われたところへ「チ~~~ン」と美しい鐘の音が鳴る。それを合図に、暗雲が散り始める。暗雲が晴れた心は再び光り輝き、子どもたちはそれぞれに、愛、平和、思いやり、調和、幸福、喜び、英知などポジティヴなプラカードを手に蓮華座(もしくは胡坐)を組んで、瞑想ポーズをとった。メェも「にこにこ」プラカードを手に、「Wisdom、心に英知を!」と唱えていた。怒りや不安は心の本性ではなく、一過的なものにすぎない。心を本来の澄んだ状態に戻すテクニックが瞑想です、とナレーション。これは劇を通して、子どもたちに心の状態と瞑想を理解してもらおうとダーマクラブで年に一度演じられるショート劇である。メェも演じたことはあるはずだけど、今年は観客を前に披露できたということで、かなり気合入ってました。子どもたちのダーマクラブ公演(^ ^)の後は、カフェへ。来たときにキッチンから漂ってきたスコーンの焼ける香ばしい匂いが忘れられずスコーンを狙っていたのだけれど、モーニングティーは終わってしまったってことで、ベジタリアン・ランチを。そういえば、カレーの香辛料のい~い香り。メニューにはベジタリアンラザニアとカレーが用意されていたのだが、匂いにつられてダール豆と、豆腐と野菜のカレーを。本格的に美味しく、手作りチャイも絶品でした。午後から今年はカフェの手伝いをするボランティアに入っていたので、そちらへ。コーヒーやらチャイやらドリンクを出すお手伝いをしてきた。カフェも盛況で、人気のチャイなどアフタヌーンティー前に完売してしまった。暇そうだったら途中抜け出して、瞑想セミナーにも参加したいな~などと思っていたのだけど、そんな時間は取れなかった。まあ、いい。次回ね。(^^)その間、子供たちの方はダディンと一緒に中庭のお店をのぞいたり、Dharma Clubの、蓮の花をつくる折り紙ワークショップに参加していたらしい。蓮の花は、折り紙というより工作かな?色画用紙を何枚も使って折るため、時間もかかり、できあがりもかなり大きく立派で、存在感があった。子どもたちはこれをいくつか折った後、メェの方は途中からボランティアに入って、小さな子どもたちが蓮の花をつくるのを手伝っていたそうだ。この手のお手伝いが大好きな彼女は楽しかった(^^)と喜んでいた。ちなみに写真は子どもたちが作った蓮の花。大量に作ってきたため、自分の部屋に飾り切れず、一部は家に飾られ、一部は今月頭が誕生日だったダディンへのおまけプレゼントとなったらしい。(^^)TARAのオープンデーは毎年この時期に開かれるようなので、メルボルンにお住まいで興味のある方はぜひ。http://www.tarainstitute.org.au
2013.03.17
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