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ちょっとハードな本を読んでいました。別にまじめな本というわけではなく、エンターテイメントな小説なのですが、暴力的な職業の人が何度も出てくるし、わけのわからない事件に巻き込まれて、死人が出たりするので、けっこう怖いのです。怖いけど最後まで読まないと落ち着きません。近未来という設定なのですが、現代の情報社会の怖さをテーマにしています。情報には裏があって、立場や見方が変わると、違った事実が見えてくるというようなことです。インターネットの仕組みなどを駆使したミステリーです。今どんどんと社会に張り巡らせられている監視網についても考えさせられます。ミステリーということで詳しく話せないのですが、主人公はシステムエンジニアで、前任者が失踪してしまった仕事を引き継いだことから事件に巻き込ませていきます。プログラムをやる人には、よりおもしろそうな話題になっています。登場人物としては、主人公の奥さんが、ものすごい美人で魅力的な人なのですが、とても嫉妬深くて、浮気の疑いを持つと、暴力的な職業の人に主人公を襲わせて、白状させようとするなど異色をはなっています。その暴力的な職業の人はプロを自認し、もっとも効果的な痛めつけ方ができると自慢する怖い人です。この人と奥さんの関係とか、奥さんの素性とか、???なところがいろいろ未解決なまま終わってしまたので、もしかしたら続編でもでるのかななんて思ってしまいます。途中から「魔王」に登場した人物が出てきたりするので、もしかしたら、そんなふうにリレー式に関連していくのかも知れません。伊坂幸太郎がちょっと悪ふざけをしすぎている気もしますが、痛烈な現代社会への批判が感じられる作品でした。
September 29, 2009
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まだまだお出かけの続きです。(1日であちこち行っています。)愛知トリエンナーレのプレイベントを鑑賞した後、さらに足を伸ばしてナディアパークへ行きました。ナディアパークには、ロフトや、おしゃれなショッピングモールの他、名古屋市青少年文化センター(アートピア)や国際デザインセンターが入っています。デザインミュージアムなどもあって、常設展では、日本のモダンデザインの作品や、アメリカのアールデコなどの作品を見ることができます。また、ホールや練習室もあります。発表会などがあると、見に行ったりしたことはありますが、最近はご無沙汰でした。ちょうどこの日、知っている方がそこで芸術文化活動アドバイザーをしていると聞いて出かけてみたのです。主催している名古屋市文化振興事業団のホームページを見るまで、こんなにいろいろな事業がそれもお値打ちに開催されているなんて知りませんでした。芸術文化活動アドバイザーというのも、美術・文学・音楽・演劇などで活躍中のスペシャリストが、技術的なことや、進路、鑑賞の仕方など芸術文化活動全般に関する相談を、土曜日に無料で行うというものです。会場の7階でエレベーターを降りると、正面にプレイガイド、イベントのチラシが置いてあります。ちょっと奥には喫茶コーナーがあります。ですが、人がほとんどいない!アドバイザーをやっている方も暇そうでした。小1時間雑談をしていたのですが、本当に人気がありません。話している最中に、隣のカフェでなんとピアノの生演奏が始まりました。これは7th cafe(セブンスカフェ)といって、毎日4回カフェスタッフによるピアノやフルート等の演奏があるのだそうです。週末にはゲストを招いてライブもあるとか。それが普通のドリンク代だけで聞けるのだそうです。いい所ですよね。ライブ情報をネットでチェックして、また来ようと思ったことです。もったいないですよね。みんなもっと遊びに行くといいのに。
September 28, 2009
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間が空いてしまいましたが、愛知トリエンナーレの続きです。愛知トリエンナーレのプレイベントとして、同じ愛知県美術館の中で、「うしろの正面―アーティストたちの誠実な遊戯」という展覧会も、開催されていました。こちらは、県美の無料スペースで見ることができます。愛知トリエンナーレに登場する現代アートの予告編のようなものでしょうか。アートは眺めるだけのものではなく、むしろ身体や眼を動かして楽しむ「装置」であるという考えから、観客が参加したり、パフォーマンスを見たりする作品を紹介しています。私たちが行った時は、パフォーマンスなどのイベントはなかったのですが、映像で流しているのを見ることができました。白いシャツの背中に絵を描いてみたり、刈り上げた自分の頭の後ろに似顔絵を描いてもらったりと、かなり風変わりなパフォーマンスです。また、大きな黒いウサギがホールにごろんと横たわっている巨大紙芝居もありました。私たちのお目当ては松岡徹さんの作品です。何年か前に刈谷で開催された「カリヤファンタジー計画」のコンセプトと同様、今回も胡散臭い博士に松岡徹さんが扮して、不思議な生き物を集めて展示していますという設定でした。「獺鰻人」など、どこかかわいらしい形がほのぼのとして好きです。「カリヤファンタジー計画」の時は、カリカリ星人のマスクが置いてあって、誰でもかぶって写真を撮ることができたのですが、それくらい遊ばせてくれるともっと楽しいなあと思いました。この「うしろの正面」は23日で終わりましたが、愛知トリエンナーレのプレイベントはまだ続き、10月10日からは長者町プロジェクト2009がはじまります。伏見の長者町繊維街を中心に、アーティスト達がまちとの対話を重ねながら作品展示やワークショップを展開するそうです。
September 27, 2009
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愛知トリエンナーレのプレイベント、「放課後のはらっぱ-櫃田伸也とその教え子たち-」展を見てきました。愛知県立芸術大学で教鞭をとっていた櫃田伸也氏のもとからは、奈良美智や杉戸洋たちなど国内外で活躍する現代アートの作家たちが生まれているのだそうです。そうした教え子たち19人と櫃田伸也氏の作品を紹介する展覧会です。会場は愛知県美術館と名古屋市美術館の2会場で、県美の方は有料、市美は無料です。まずは県美へ。この展覧会は奈良美智、杉戸洋、森北伸といったアーティストたちが企画・展示しているそうで、会場自体がひとつの作品という感じです。普通の展覧会のように絵が同じ高さでずっと並んで、題名がすぐそばについているのでなく、額が高さを変えてリズミカルに配置してあったり、額と額の間にスケッチの紙がぺらぺらっと貼り付けてあったり、はては壁に直に作品の説明が書かれていたり、作者名から矢印を描いてきたりして遊び心がいっぱいなのです。犬山のキワマリ荘がグレードアップしたような雰囲気で、部屋全体が生き生きとして、楽しい空間になっていました。私が以前参加していた同好会で展覧会をする時、指導の後藤先生が展示のアドバイスをして下さるのですが、作品の高さとか、配置をすごく神経をつかって考えてくださっていたことを思い出しました。作品を展示する空間自体が作品となるということを、奈良美智、杉戸洋、森北伸といった今をときめく現代アーティストのセンスあふれるこの展覧会を見て実感しました。また、櫃田氏の作品と教え子の作品が並べて展示してあったり、櫃田氏の書棚や資料のあるアトリエが再現されていたり、教え子たちの学生時代の作品が展示されていたりするなど、内容的にも先生と生徒の交流の様子がうかがわれるもので興味深かったです。
September 22, 2009
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夏休みは楽しそうな映画が多く、あれやこれや見に行きたかったのですが、ぼやぼやしているうちに9月になってしまい、あわててふたつばかり見に行ってきました。(日記を貯めてしまったので、二つまとめて書くことにしたのです)ひとつは「ナイトミュージアム2」、もうひとつは「南極料理人」です。友人お勧めの「山形スクリーム」はうっかりしていたら終わってしまっていました。残念!「アマルフィ 女神の報酬」も景色がみたいなと思ってはいるのですが・・・「ナイトミュージアム2」は、前のを見てすごくおもしろかったので、「2」が出ると知って楽しみにしていました。主人公が、もう博物館のものたちが動いたりしゃべったりするのを何も不思議に思わず、同じ仲間として行動しているのが愉快でした。ただ、いろいろ突っ込みどころが満載なので、見る時は、細かいところは気にしないのがポイントです。博物館にあるものたちが、あんなふう心を持ってしゃべったりしたら楽しいだろうなと、素直に思えます。いくら動いても、機械じかけのロボットではやはり寂しいです。「南極料理人」は、とにかくおいしそう。風邪のウイルスですら生きていられないほどの極寒の南極。もちろん食料もほとんどが冷凍。それなのにこだわりの料理人が作る朝昼晩のご飯は、まるで高級旅館のようなのです。ひとりひとりに天ぷらをかっこよく盛り、煮魚もお皿に落ちた汁をきちんとふき取って出すプロの仕事ぶり。隊員の誕生日には分厚いローストビーフが出てくるし、ミッドウィンターのお祝いにはフルコースまで出てくるのです。こんな風に様々な料理を、限られた材料と水で一度に何人分も作る食事担当の人ってすごいと思いました。それでも隊員たちは、ラーメンが食べたいと駄々をこねたりするのです。まわりになにもない閉ざされた空間の中での1年半。8人のメンバーが喜んだり悲しんだり、怒ったり。それでも仲良く過ごしているのです。また、留守を預かる家族との関係なども描かれていて、ほのぼのした映画でした。マイナス50度とか70度とか、想像もつかない世界ですが、結構映画の中で裸になって外で遊んでいたりしていて、なんだか不思議な気がしました。ちなみにロケは北海道らしいです。
September 18, 2009
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木曽川町に、ものを作る人が集まって、交流したり、ものづくりに取り組んだり、発信していくスペースが1年ほど前にできました。そこは、解体されるところだった元繊維工場で、敷地内には寄宿舎のついた大きな母屋と、のこぎり屋根の工場が建っています。それらの建物を生かして、ワークショップやフリーマーケット、講演会やパーティなどが開かれています。そのワークショップのひとつ「つくる。的写真展」が、9月5日から「つくる」で始まりました。古くても味があるものをテーマに、一宮を撮影し、フレーム作りや会場作りも自分たちでして、展覧会を開催するという3ヶ月がかりのワークショップでした。これに娘が参加していたので、見に行ってきました。なんといっても会場が民家なので、展示もユニーク。部屋の真ん中に竹で作ったオブジェがあって、そこに作品がぶら下げてあったり、木の箱に写真をはめて積んであったり。フレームも手作りらしく、かわいらしい子供の絵がバックに描かれていたり、ダンボールで作ってあったりと個性豊かでした。みんなどれもおしゃれで、センスのいい人ばかりでびっくり。なかなかの実力派ぞろいだったようです。娘も様々な年代、立場の人たちと出会い、交流することで、得ることも多かったようで、生き生きとして活動していました。こんな風に、学校や会社以外の場所で活動することも大切ですね。みなさん気持ちのよい方ばかりで感謝です。展示の様子「つくる」内にある奥村晃史さんの襖絵
September 11, 2009
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夏休みも終わる8月27日、名古屋ミュージカル劇場でやっているオペラ座の怪人を、家族で見てきました。名古屋での開催はずいぶん久しぶりで、なんと11年ぶりだとか。月日のたつのは早いものです。初めてオペラ座の怪人を見たのは何年前になるのでしょうか?(1991年だったそうです)友人に誘われて中日劇場で千秋楽を見、そのすばらしい音楽と舞台に感動!よかったよかったと人に言って回ったのですが、なんと言っても千秋楽だったので終わってしまい、ずいぶん恨まれました。家族と前に見たオペラ座の話をしていてどうも話がかみ合わず、パンフレットを調べたら、東京へ見に行き、大阪へ見に行き、再び名古屋でも見ていたので、こんなに行っていたのかと驚きました。ずいぶんとはまっていたものです。当時小さくて留守番だった息子も、今回初めて参加しました。しかし見終わって「なんか話がよくわからないところがあった」との感想。娘は「こいつには恋愛ものは無理!」けなしていましたが、かなり台詞がメロディーにのっている上、何重奏にもなったりして、慣れないとわかりにくいかもしれません。息子いわく、「先回に見たマンマ・ミーアみたいに、はっきりしたハッピーエンドがいいなあ」。それもわかる気がしますね。娘は「ヒロインがフラフラし過ぎ!あれじゃ怪人がかわいそう!」いろいろ感想があるものです。確かに以前見たオペラ座の怪人では、怪人の方がかっこよく見えるぐらいの時もありましたっけ。なにはともあれ、やっぱり曲がすばらしいし、劇団四季の役者さんはみなさん歌がうまいので、今回も堪能することができました。恐ろしいことに、しばらくみんな頭の中でオペラ座の怪人の曲がずっと響いていて、知らないうちに口ずさんでいたのでした。さすが名曲はすごい印象を残しますね。
September 7, 2009
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那須にあるニキ美術館が今年の8月31日で閉館してしまうことをニュースで知って、思い切って那須まで出かけました。愛知県の人間にとって那須は、まず「どこにあるの?」と調べるぐらい遠い場所です。でも家族の協力もあって、妹と1泊2日で出かけることができ、優雅に那須高原のペンションで泊まって来ました。那須高原へは新宿駅から高速バスが出ていて、意外と便利でした。(ただし3時間ちょっとかかりますが)考えてみれば天皇家の御用邸があるのですから、東京からはそんなに遠くはないですよね。ニキ美術館というのは、現代を代表する女性彫刻家、ニキ・ド・サンファルの作品をYOKO増田 静江のプライベートコレクションをもとにを展示した美術館です。以前名古屋市美術館で展覧会を見て、一度行ってみたいと思っていたのです。 館内には絵や手紙の他、ニキのカラフルで曲線の美しい立体作品がたくさんありました。ニキはタロットカードが好きで、約10年かけてイタリアのトスカーナの丘にタロットの絵を立体にして自然の中に配置した「タロットガーデン」を作りました。これはガウディのグエル公園や、フランスにある郵便配達夫シュヴァルの宮殿に啓発されて思いたったそうで、特にグエル公園のイメージを感じます。館内にはタロットガーデンの写真やそこにある彫刻のミニチュア(本物は中に住めるぐらいの大きさのもあるそうです)が展示してありました。ぜひ、実際の公園にも行ってみたいものです。もれ聞いた話では、ニキ美術館は完全へ閉館ではなく、時も場所も未定だそうですが、移転の予定なのだそうです。もしかしたらもう少し都会に移るのかもしれません。那須高原の帰りに横浜に寄って、横浜開港150年周年のイベント「ラ・マシン」の公演を見てきました。フランス・ナント市と トゥールーズ市を拠点に、“生命のある機械”という世界観をコンセプトに活動している アート劇団「ラ・マシン」 は、「街が劇場に変わる」圧巻の巨大スペクタクルアートを繰り広げるのです。これも前から知っていたので、ぜひ見たかったものです。会場に着くと、反対側の片隅に蜘蛛型のロボットがぺたんとしていました。やがてSF映画に出てくるような雰囲気のパイロットたちがやってきて乗り込み、音楽とともに動き出します。蜘蛛はみるみる上にあがって、8本の足はくねくねと動き、頭をあちこちに向けながら、だんだん観客の方へ近づいてきました。よく見ると目玉もちゃんと動いています。そして上から襲い掛かるようにして、時折口からバアーっと細かい水を吐きます。観客はキャーキャー言いながらも大喜びでした。(そばにいた子供は恐怖のあまり大泣きしていましたが)一見グロテスクですが、ショー全体が洗練された雰囲気で、とてもかっこよかったです。この「開国博Y150」は、9月27日までのイベントです。入場料がベイサイドエリアだけで2400円かかります。正直なところ5時からの夜間割引チケット(1200円)で、このラ・マシンを見たら十分かもと思いました。ずいぶんと欲張りな旅行でしたが充実した二日間でした。
September 1, 2009
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