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我が家には7年ほど前に迷い込んできた猫「ふうちゃん」がいます。亡くなった義母がまさしく猫かわいがりにかわいがっていた忘れ形見です。義母が亡くなってからは、人恋しいので自分の部屋(義母の広い居間が猫部屋になっています)から私たちのいる居間の方へやってきてドアの向こうでニャーニャー鳴いて「かまってくれ」と訴える甘えん坊です。ふうちゃんは来たときはすらりとして、ちょっとシャムネコのような感じで、目が青く、なかなかのきりょうよしでした。それが食べたいほうだい食べていたらすっかり太ってしまって、今では別猫です。とてもかしこい猫で、始めから基本的なしつけはちゃんとできていたし、こちらの言うことはたいてい理解しているようでした。来たときにもう大人の猫でしたし、物静かな猫でした。ただもとが外猫だったせいか、昼間は外に遊びに出かけ、時々近所のボスの黒いメス猫と「オワーッ」とにらみあったりすることもあります。そのメス猫は、どう考えても10才以上にはなっていると思うのですが、いつも近所をパトロールしているのです。(ちゃんと飼い猫です)にらみあっているのを見ると、どう見てもふうちゃんの方が形勢が悪く、へっぴり腰で向かっています。だから、ふうちゃんは弱いんだとみんな思っていました。ところが先日、怪我をして帰ってきたようで、顔の横のあたりにちょっと血がにじんでいたと主人が言います。さらに、次の日から元気がなくなって、外にも出ず、猫小屋に引きこもって一日中じっとしています。悪い病気にでもなったのかもと心配していたら、小屋から出てきたふうちゃんの顔を見たらなんと、おたふく風邪のように片頬が膨らんでいるのです。これは大変と動物病院へ。病院で見せたら、けんかをした傷口からばい菌が入って膿んでいるとの事。膿みを出して、注射を打ってもらい、抗生物質のお薬を出してもらいました。ふうちゃんはお医者さんがぐりぐり顔をさわっても、膿みをぎゅうぎゅう出してもじっとしていて、鳴いたりしませんでした。毛を掻き分けて顔の他のところにもいくつか古傷があるのを見た看護婦さんが、「この子けんか強いねえ」と言うのを聞いてびっくり。看護婦さんいわく、「けんかの弱い子はおしりの方に怪我をしているけど、この子は顔にたくさん怪我をしているから、逃げてないんだね」へえーそうだったんだ。ふうちゃんが、実は百戦錬磨のつわものだと知った日でした。
October 19, 2009
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愛知トリエンナーレ・プレイベント 長者町プロジェクトが10月10日から始まったので、さっそく11日に娘と出かけてみました。先回足を延ばせなかった名古屋市美術館での「放課後のはらっぱ―櫃田伸也とその教え子たち―」の展示も目当てです。まず名古屋市美術館の方へ。県美と違って市美の方は無料展示だけあって、地下1階の一部屋だけ。作家は同じ人たちなのですが、展示の仕方が普通に絵を壁にかけてあるだけで、県美で感じたようなわくわく感が感じられません。せっかくの現代アートの紹介なのですから、もう一工夫欲しいところでした。さてそこから長者町へ向かうのですが、意外と名古屋市美術館の中で紹介されていません。同じプレイベント同志なんだから、もう少し案内があってもよさそうなのに、パンフレットなどが目立つところにないのです。そもそも名古屋市美術館でのトリエンナーレの取り上げ方が、どうも弱いようです。「やってますよー」という意識が感じられません。私たちは知っていて行ったのですが、長者町プロジェクトの存在を知らない人でも、白川公園に来たついでに行ってみようかと思えるようなつながりがあればいいのにと思います。とはいえ、長者町に行ったら、さらにがっくり。あまりに人気がなさすぎて!どこもかしこもお休みのお店ばかり。もともと繊維の問屋街なので、日曜日はお休みの店が多いのですが、一応イベント中なのですから、もう少し飲食店とか開けてくれるといいのに。お昼を食べる所を探すのが大変でした。ようやく以前から町おこしの核となっている恵比寿ビルに行って、長者町プロジェクトのパンフレットを手に入れ、長者町プロジェクトの開始が11時半からと知って納得。ちょっと早すぎたようです。それにしても結局人はぱらぱらでしたし、作品もインスタレーションとか、もっとあるのかと思いましたが3、4箇所ぐらいで寂しい限りでした。その中ではナガタタケシとモンノカヅエによる「ピカピカピカソ美術館」がおもしろかったです。ペンライトを動かしてできた光の線で絵を描いて撮影した作品です。長者町プロジェクトはパフォーマンスもけっこうあるようで、それらが開催される日に来たらもう少し活気があったかもしれません。それにしても、もっと市民にPRして、現代アートに親しむ機会となるイベントにして欲しいなあと思いました。一般の人が触れても面白いと思える見せ方をして。一部の人たちだけで盛り上がっていては、せっかくの愛知トリエンナーレも1回だけで終わってしまいそうです。
October 19, 2009
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9月のお彼岸の頃から10月初頭にかけて半田市の矢勝川堤防沿いに彼岸花が咲きます。これは新見南吉の童話「ごんぎつね」にちなんで、有志の人たちが彼岸花を植えていったものです。半田市は新見南吉のふるさとで、生家や、記念館があるのです。今では新美南吉記念館周辺2kmほどの距離に100万本以上の彼岸花が咲きそろうようになりました。9月の5連休さなかに、両親とこの彼岸花を見に行きました。ところがずっと晴れ続きの連休だったのに、この日に限って雨。それでも彼岸花を見に歩いていた間は止んでいて、なんとか見ることができました。お彼岸とは言え、まだちょっと早い感じでしたが、それでも川沿いにずっと咲いている様子は壮観でした。「矢勝川の環境を守る会」の方たちがボランティアでお世話をしていらっしゃるとか。広いから大変でしょうね。
October 11, 2009
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織部亭というレストラン兼ギャラリーで、ランチを食べがてら、そこで開催していた知人の展覧会を見てきました。松本幹永さんの展覧会です。私は最近お知り合いになったので、今の様子からは想像もつきませんが、若い頃はリヤカーを引いて青森まで歩くようなパフォーマンスをしたこともあるそうです。今では創作活動の傍ら、ご実家の料亭でお料理も作っておられる、普通のおじさんです。作品は、絵画がほとんどでしたが、ひとつだけ等身大の立体像がありました。年配の男の人がロボットのような機械の上に乗っていて、町を描いた絵の上に立っているのです。私が「ガンダムですか?」と聞いてみたら、「これは介護ロボットに支えられた親父です。」との答えでした。お父様はパーキンソン病でもう体の自由がきかないのだそうです。若い頃は昔ながらの頑固親父だったそうで、いろいろ確執があったらしく、複雑な思いのこもった作品らしいです。おうちが古くからのお店だけに、跡取りとしては、自分のやりたい道もあり、大変だったと思います。私の知り合いにも、商売屋さんが何人かいるので、そういった家の子供さんは自分の将来についてどう考えているのかなと思ったりします。でもわりと昨今の親たちは、商売も大変なので、子供たちは好きな道を行けばいいと思っている人が多いように感じます。サラリーマンの我が家としては、逆に子供たちがちゃんと就職できるかという方が心配ですが。松本幹永展は、10月25日まで一宮市にある織部亭で開催中です。
October 11, 2009
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読み聞かせをしている友人が、紹介してくれた絵本です。本文を落語家の桂三枝さんが、絵を黒田征太郎さんがかいています。お客さんの目の前で生簀から魚をすくい、料理して出す店の、生簀にいる鯛が主人公です。生簀にやってきた新入りの鯛「ロク」と、20年間も知恵で生き延びてきた「ギンギロはん」との会話が、こてこての大阪弁で語られています。ギンギロはんは、店に来たお客さんをよく観察してみせて、ロクに人によって逃れ方を変えることを教えます。また、活き作りを喜ぶ人間について痛烈に批評します。友人は、この絵本を子供たちの食育に使いたかったようですが、いあわせた友人一同、「絶対無理!」ときっぱり言いました。だって、こんな話を読んだら、料理される魚の気持ちになってしまって、子供なんかとても食べる気がしなくなりそうです。もともとは桂三枝さんの創作落語だったものだそうで、駄洒落をちりばめたテンポのよい語り口です。友人は大阪にいたことがあって、けっこう大阪弁が堪能なので、その彼女が読んで聞かせてくれたのが、自分で黙読したときより、うんとおもしろかったです。まさしく声に出して読みたい日本語ですね。
October 1, 2009
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