早起きして朝食バイキング、チェックアウトして、午前のレンタカーを借りているうちにホテルから近いマイナーな寺院をいくつか回る計画を立てた。
マイナーというのはあまりにも失礼だが、通常の奈良から京都に移動する班行動のパターンとかだと、新大宮駅からかなり歩くこのお寺はコースに入らない。でもとてもよさそうなこれらのお寺は、ちょうど特別拝観で各寺の有名な仏像が御開帳。
まいりましたと思ったのは、そのいずれも妻は家族・親戚旅行で行って知っていること。通というかマニアックな一族である。
まず法華寺。海龍王寺に行こうとして駐車場が発見できずにまわっているうちに、細い道沿いに小さな駐車場がすぐそばにあった。
十一面観音立像が美しい&目の前。想像より小さくて最初は驚いたが、寺の素朴さも含めていい感じだった。無料駐車場に車をそのままとめさせていただき(前日の反省より)、海龍王寺へ。
こちらも十一面観音立像が有名。同じく落ち着いたお寺にそっと置いてあるつつましさというか、そういうのも含めてよかった。畳のせいもあってSは騒ぐというよりくつろぎモードすぎて、仏像の前で寝そべったり、妙に気に入った様子であった。
秋篠寺へ。ここは少し離れていたがぎりぎりの時間で行けた。ただ駐車場への最後の道がせまくて、誘導の人がいなければ厳しい感じだった。
ここはお寺の建物につくまでのこけのお庭が美しく印象的だった。東洋のミューズと堀辰雄に絶賛された伎芸天立像(ガイドブックまま)もすばらしかったが、薬師三尊とか本尊とか他のもいろいろとよかった…のだがいろいろ見ているうちにどれがどのお寺かわからなくなってきた。写真がとれないからしかたがないが…。
奈良を後にして、近鉄の急行で京都駅に向かう。いつもは新幹線から見る東寺(教王護国寺)へは、東寺駅より向かう。修学旅行ではこちらの会館で昼食をとって京都駅にぞろぞろ歩いていく…というのがよくあるパターンなので、東寺駅があるのを知らなかった。
意外にも妻の家族・親戚のコースには入っていなかったらしく、初めてだったらしい。あのやたらたくさん仏像がある講堂もいいが、金堂が今回特に良く思えた。なんというか建物とサイズが一体化しているというか、この薬師三尊に合わせてこの建物を作ったんだという統一感があって、落ち着いた。修学旅行の引率で来た時は、まさにただ急いで通過していた同じ場所だけに、今回こうして違う気持ちでいいなと思えたのが新鮮だった。
そして旅の仕上げは、Sの大好きな高いところ、京都タワー!
実は私も行ったことがなかったが、いつでも見えているし、場所も調べなくてもわかるし、今回の旅の下調べもまったくしていなかった。
この写真の後、たどり着いてショック!
なんと改修工事中だった(笑)
しかも予定より早く終わって、明日31日よりスタートとのこと。こういう運のなさは相変わらずである。
やむを得ず、ちょうどテレビでその存在を知った京都駅の空中回廊へ。
エスカレーターが長い。回廊は大したことはなかったけど、駅の屋上からの景色はなかなか良かった。ただもう京都駅周辺は人であふれていて、身動きが取れない。
東寺を出た後、ここなら駅ビルよりもすいているかも…と入ったイオンのフードコートは子どもの叫び声も含めて阿鼻叫喚の地獄絵図(笑) 席もなくうろうろしているうちにSの目がとんがってきたのでテイクアウトにして退散。外のベンチで桜を見ながらケンタッキーフライドチキンを食べるS。
食べそびれた我々は最後にデパ地下で弁当などを買うのだが、それさえも一人がSと座れるところで待って、交代で買い物をするようだった。奈良も混んでいると思ったけど京都はけた違いに混んでいて、今回の旅のメインを「京都・奈良」ではなく「奈良」にしてよかったとつくづく思った。(最終日に一応京都も行っているけど)
忘れないように合わせて書いておくと、Sと行くには仏像めぐりはあまり向いていない(爆)
ここをもう少し見ていたい…というときに、外にぐいぐい出ていくSの腰のベルトをつかんだまま、「ああ~」と去っていく名残惜しさはなんともいえない。
帰りの新幹線で出た我が家の今後の春休みの方針は、遠出せずに、近場の遊園地に行って、近場のホテルでゆっくりして、1泊だけする。春休みは短いし、今(4月になっている)教材作りに追われていることを思うと旅行の計画を立てなくていいなら時間もたくさんできるし…と、忘れないよう記載。
でもこれでまたしばらくはいけないであろう奈良(京都も)の旅はなんだかんだと充実してよかった。こういうことができるようになったSの成長にも感謝である。
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