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こんにちは。 本日は、新刊本のお知らせです。 タイトルは、「 おもしろ歴史ウォーキング 神奈川編 」。 サブタイトルは、「 神奈川の歴史観光スポットに精通した著者お勧めの神社仏閣、公園、城跡 」です。 「おもしろ歴史ウォーキング」シリーズは、東京近郊の見どころを歴史的な視点で歩くためのガイドブック。本書は、好評をいただいている「東京編」、「東京編2」、「首都圏編」、「関東編」に続く第5弾「神奈川編」です。 今回も、一緒に散歩しているような臨場感が出せるよう、数多くの写真と3万5千文字を超える文章のバランスに配慮しました。 市販のガイドブックに載っている観光スポットもありますが、歴史に興味のある人なら、誰でも立ち留まってじっくり眺めたくなるポイントの紹介に多くの文章を割いています。知る人ぞ知る戦国の城跡や神社仏閣、古墳などに多くのスポットライトを当てているのが特徴のひとつです。 神奈川県は幕末、黒船が来航した浦賀や開港した横浜を要する場所。 鎌倉時代には、幕府が置かれた場所でもあり、源頼朝や御家人たちのエピソードには事欠きません。ほかにも、明治、大正、昭和にまたがる海軍遺産や近代化遺産の宝庫です。 意外と見過ごされているのが、バラエティに富む古墳の数々。関西より規模は小さくても、種類が豊富で、古墳のデパートをイメージさせる場所もあります。 神奈川県の観光スポットは、どこもバラエティに富んでおり、歴史ファン以外にも、神社仏閣、美術、公園、古い町並、音楽などが好きな人たちを満足させる場所が数多くあります。特に、神奈川の湘南は、音楽ファンにとって見逃すことができない場所でしょう。私は学生時代からサザンオールスターズのファンであり、ファンの視点から茅ヶ崎を詳細にレポートしました。 歴史ファンにとって、海や山の自然に触れ合いながら、上記の歴史スポットを巡ることで極上のひと時を過ごすことができるのではないでしょうか。 是非、ご覧いただければ幸いです。 「 おもしろ歴史ウォーキング 神奈川編 」。 ちなみに、目次は以下の通りです。 第1章 幕末の日本が震撼! 黒船が襲来した三浦半島・浦賀と当時の面影を残す浦賀道 神奈川県横須賀市 1.巨大UFO襲来のようなインパクトがあった幕末の黒船 2.今も残る巨大造船施設跡・浦賀ドック 3.源氏の天下に貢献した、夢が叶う神社がある 4.房総の山並みが一望の浦賀城址 5.渡し船から浦賀の眺望が楽しめる 6.社殿の彫刻が見事な西叶神社 7.浦賀水道が一望できる愛宕山公園 8.浦賀の町は興味深い歴史スポットがいっぱい 9.江戸から明治時代に使われた灯台が復元されている 10.当時の面影を残す江戸と浦賀を結ぶ浦賀道 11.縄文時代の貝塚と中世の城跡が共存するスポットがある 12.怒田城の縄張りに関する一考察 第2章 幕末の歴史スポットが目白押し! 桜吹雪の東海道・神奈川宿を歩く 神奈川県横浜市 1.坂本竜馬の奥さんゆかりの神奈川宿・田中屋 2.横浜開港当時、白ペンキで門を塗られてしまったお寺がある 3.神奈川宿には、知る人ぞ知る桜の名所がある 4.ヘボン式ローマ字ゆかりのお寺がある 5.戦後の大イベントの舞台になった反町公園 6.桜のじゅうたんと野趣あふれる桜の風景 第3章 住宅街に歴史スポットが数多く残る懐島郷とサザンオールスターズゆかりの湘南を歩く 神奈川県茅ケ崎市 1.巨匠が作った童謡・赤とんぼの歌碑がある 2.見ざる、言わざる、聞かざる、の三猿が出迎えてくれる源頼朝の重臣ゆかりの懐島郷 3.700メートルもの松並木の参道がある鶴嶺八幡宮 4.珍しい富士の景色が見られる場所がある 5.関東大震災のとき、水田の中から忽然と浮き出てきた中世の橋脚 6.サザンオールスターズゆかりのサザン通り商店街 7.多くの人たちから愛される「サザン」ネーミングの秘密 8.烏帽子岩が見えるサザンビーチちがさき 9.伝説の野外ライブが行われた茅ヶ崎公園野球場 第4章 関東屈指の観梅の名所・曽我梅林と富士山、伊豆半島、相模湾の絶景が楽しめる極上ハイキング 神奈川県小田原市 1.関東屈指の梅の名所・曽我梅林 2.日本三大仇討ちの一つ「曽我物語」に登場する曽我兄弟の故郷 3.後北条氏の時代にはじまる曽我の梅林 4.明治時代、境内で高等教育が行われていた瑞雲寺 5.北条早雲に滅ぼされた大森氏ゆかりの宗我神社 6.曽我物語・工藤祐経襲撃事件の真相とは 7.今もお寺の名前から存在が伝わっている曽我城 8.急坂をのぼれば、富士山と伊豆半島、相模湾と梅林のコラボを満喫できる 9.二宮金次郎ゆかりの塚がある 10.3つからなる曽我梅林のなかで一番広い別所梅林 第5章 壮大な海軍遺産とスタンド・バイ・ミーの気分が味わえる三浦半島の旅 神奈川県横須賀市 1.自衛隊の艦船が見える港 2.今も工場の施設として利用される旧海軍の建造物 3.三浦半島に、かつて水雷技術を習得するための学校があった 4.古い日本映画に登場するような倉庫がある 5.明治・大正・昭和に建造されたトンネルが見える駅 6.倉庫群の中を縦横無尽に走る廃線 7.トンネルの中にも戦争の痕跡が 8.ブルーな海の近くにある横浜DeNAベイスターズ練習場 9.自衛隊や米軍の艦船が一望できる公園がある 10.大ヒットした海外ドラマ「SHOGUN」のモデルが眠る公園 第6章 横浜の涼感スポット・帷子川親水緑道と悲劇の名将・畠山重忠の旧跡 神奈川県横浜市 1.過去と現在の景観との違いを楽しめるのもウォーキングの魅力 2.プチ里山ハイクの気分を味わえる帷子川親水緑道 3.歴史のロマンが生まれそうな白根不動尊 4.開発が進む住宅街に聳える白糸の滝・大滝 5.プチ深山幽谷気分を満喫できる公園がある 6.謀略で殺された悲劇の名将・畠山重忠終焉の地 第7章 かつての東京の奥座敷・綱島は、豊かな森と歴史スポットがいっぱい 神奈川県横浜市 1.70年近い歴史の幕を下ろした綱島温泉東京園 2.創建不詳のミステリースポット・綱島鎮守 神明社 3.地形が興味深い諏訪神社 4.探検ログハウスと古墳が魅力的な綱島公園 5.駅近くに豊かな自然が広がる綱島市民の森 6.中世土豪館の屋敷構えを残す飯田家住宅 第8章 癒しスポット満載! 温泉と芸術の町・湯河原で、心身ともにリフレッシュ 神奈川県湯河原町 1.鎌倉幕府成立に多大な貢献をした土肥実平ゆかりの湯河原 2.クスノキの巨木と五所神社 3.有名な日本画家が名付けた滝がある 4.夏目漱石未完の絶筆「明暗」に登場する滝がある 5.大事件ゆかりの場所と癒しのスポットが共存 第9章 古代の古墳の展示場と関東の高野山をめぐるさわやか散歩 神奈川県横浜市・川崎市 1.発展するベッドタウンのミステリースポット・市ヶ尾遺跡公園 2.壁にノミの跡が残る横穴古墳の玄室 3.古墳のデパート・稲荷前古墳群 4.川崎市制60周年を記念して作られた自然豊かな王禅寺ふるさと公園 5.日本最古の甘柿の品種が発見された関東の高野山・王禅寺 …ということで、 『 おもしろ歴史ウォーキング 神奈川編 』 それは、こちらです。 ご興味のある方は是非。 よろしくお願い申し上げます。 永嶋 信晴
2019年08月31日
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こんにちは。 お盆休みに、私の友人が、「おもしろ歴史ウォーキング」で紹介したコースを歩いてみたそうなのですよ。 その翌日、彼から苦情のメールが来ました。 「こんな長いコース、1日で歩けるわけない」、と…。 「途中で、タクシーを使っただろ。そうでなかったら、2日かけて歩いたコースを1日で歩いたと詐称しているのではないか」と、難癖をつけるのです。 もっとも、以下の写真を送ったら、すぐ納得してくれましたが…。 歴史ウォーキングに行くときは、1日で大体3万歩から3万5千歩は歩きます。若い頃から、このペースで歩いてきたので、3万5千を超えなければ、それほど疲れが残りません。 実は、その調子で、お盆休みにウォーキングしたのですよ。 歩数的には、ギリギリのラインですが、その日の気温は35度。 炎天下、3万6千歩という過酷なウォーキングで、免疫力が一気に低下してしまいました。 翌日から、鼻水が止まりませぬ。幸い熱はないですが、いまもティッシュが手放せず、鼻が、季節外れのトナカイ状態。 今後は、高校野球の球数制限を見習って、ウォーキングの歩数制限をしようと考える今日この頃です。 前置きが長くなりましたが、本日も、新刊「おもしろ歴史ウォーキング 東京編2」からのネタです。 今回、ご紹介するのは、第6章の『住宅街のど真ん中に広がる農場・演習林、歴史と緑に恵まれた公園、多摩六都科学館を歩く 東京都西東京市』 諸事情があって、冒頭の部分だけですが…。 それでも、3千文字を超えていますから、普通のブログの記事としては多いかも。 すべての記事は、こちらですよ。 是非、本書もご覧いただければ幸いです。 1.田無市と保谷市が合併して誕生した西東京市 今回は、東京都西東京市を歩きます。西東京市は、かなり前に、田無市と保谷市が合併して誕生した市ですね。田無と保谷という、どちらかといえばローカル色がうかがえるネーミングも好きだったのですが…。 西東京市になってから、一気にマンションが増えて都会になりました。確かに、田無の駅前は、巨大なショッピングセンターができて、田無というネーミングがそぐわなくなっているかも。 それにしても、田無とは珍しい地名ですね。その由来は、いろいろな説があるそうなんですよ。一般的には、かつて水が乏しい荒地であったために田ができず,畑ばかりであったところから「田無」という地名ができたと言われておりまする。室町時代末期の後北条氏の文書に、その名があるそうなので、古くから「田無」と呼ばれていたのですね。 田無の歴史を調べてみて、明治の初め頃、ほんの数年のうちに、韮山県になったり、品川県になったり、入間郡になったり、神奈川県になったり、目まぐるしく所属が変わったことがわかりました。どの土地でも、そうなのだと思いますが、明治初頭がかなり混乱した時代だということが、このことからも伺えます。当時もそうだったのかもしれませんが、これだけ短期間に住居表示が変わったらキレる人がいるかもしれませぬ。 2.名主の善政を伝える碑と蔵がある 田無駅の北口から、ショッピングセンターの近くの小道に入ります。この小道は、「ふれあいのこみち」と言うらしい。 別に珍しい特徴があるわけではないですが、何となく、すれ違う人とふれあったような気分になりました。 歩いて行くと、駐車場の片隅に、古い建物と解説板があるのが見えます。近くに行ってみると、石碑と稗蔵ですか。 解説板を読むと、この碑は、江戸時代後期、大飢饉があったときに、田無村の名主・下田半兵衛が生活困窮者や老人を助けた事績が刻まれているのですね。そして、この稗蔵は、度重なる凶作に備えて稗を蓄えたらしい。単に蓄えるだけでなく、この蔵によって社会福祉のシステムを運営していたのがすごいと思いました。 石碑だけでなく、蔵まで残っているところに、当時の住民たちの感謝の気持ちが伝わって来ますね。 3.横綱やベストセラー作家ゆかりの田無神社 古い住宅やアパートの軒先を歩いて、青梅街道と谷戸街道の交差点までやってくると、すぐ近くに田無神社がありました。 ここには、江戸時代を代表する名工が彫刻をほどこした本殿があるとのこと。 確かに、扉や壁板、脇障子のいたるところにある彫刻は、一見の価値あり、でしたね~。 ちなみに、この本殿は都の指定文化財だそうな。 大イチョウや参道のけやきなど、古くからこの地域の人たちの信仰を集めてきた風格が感じられました。 境内で注目したのは、土俵。そして横綱が廻してあるこの石碑は、大鵬と同じ高さなのですか 境内には、楠木正成公の像がありました。 小学校時代、尊敬する人はと聞かれて、必ず「楠木正成」と答えていたのを思い出しました。何でも、この神社は楠木正成の子孫が守って来たと伝えられているそうな。 石像はかなり摩耗しているのかと思いきや、戦場へ出かける人たちが砕いて破片を持って行ったらしい。確かに、楠木正成は小勢で鎌倉幕府の大軍を翻弄しましたからね。戦の神様にあやかろうとした人が大勢いたことがわかります。ほかにも境内には見どころが目白押し。境内の解説板には、作家の五木寛之が九州から上京したとき、あちこちの神社の境内に寝泊まりしたと書かれていました。まさに、「青春の門」そのままの青春時代を送っていたのですね。そのあと、彼のエッセイには、田無神社の床下がもっとも快適だったと書かれているのですか。神社の本殿の床下がそんなに快適とは知らなかったです。とれどれと思って、写真を撮ってしまいました。 そういわれてみると、確かに快適そうに見える感じも、無きにしも非ず。 4.三つの寺が合併してできた田無山総持寺 谷戸街道を挟んで反対側にあるのが、総持寺。 明治時代の初期、前身の西光寺が近くの密蔵院、観音寺を吸収合併してできた寺らしい。 総持寺というネーミングも、三つの寺からなることから「総じて持つ」の意味でつけられたとか。そんな古い時代にもM&Aがあったとは。 ちょっとニュアンスが違うかもしれませんが…。 こちらのお寺の境内にも、立派なケヤキやイチョウがあり、歴史を感じさせました。5.住宅街の真ん中に広がる牧場風景 総持寺から「やすらぎのこみち」を歩いて、旧東大農場へ向かいます。 ここは何度か訪れたことがありますが、住宅街の真ん中に北海道の牧場の風景があると言ったらいいでしょうか。初めて行ったのは、もう30年近く前ですね。都内で、こんな広大な牧場風景を見ることができるのか、と驚いた記憶があります。 今も東大農場と言われていますが、平成22年に農場が廃止になってしまったらしい。かつては、「東京大学大学院農学生命科学研究科付属農場」という舌を噛みそうな名前がつけられていました。 現在は、「東京大学大学院農学生命科学研究科付属生態調和農学機構」ですか。さらに難解になったような。正門の前で思わず、足がすくんでしまいました。でも、目の前の広大な緑のスペースとピンクや白の花に誘われ、勇気を奮い起こして入ってみることにします。ここに入るのは、実は20年ぶりくらいかもしれませぬ。前回来たときは数年前でしたが、扉が閉まっていて中に入れなかったのですよ。 当時は、土日と年末年始が休みという、サラリーマン泣かせの開場日だったのですね。平日だけの開放では、サラリーマンは定年退職するまでこの素晴らしい景観を味わえないのではないか。是非、仕事でストレスがたまっているサラリーマンの人たちを入れてあげてほしいと思ったのです。 当時の農場の広さは、約22ヘクタール。桜並木やポプラ並木、果樹園、水田、牧草地やサイロ、牛舎などがあって雄大な気分に浸れました。6.火・金だけの開館だが、周りの景色が魅力的な農場博物館 ここは現在、農場博物館になっているのですか。開館日は毎週火曜日と金曜日の10:15~14:45だけと、さらにハードルが上がってしまったのですか。もっとも、研究施設なので、遊び場じゃないのでした。行った日はたまたま上記の日時に当たっていたので、運の良さに喜びます。緑に囲まれた一本道を歩いていくと、本館と思われる古い建物がありました。 周りには古い木造建築が建ち並んでいて、矢印に沿って行くとこれまた年代物の木造建築物が…。 これは一目で、東大農場時代の施設をリニューアルして作られたのだとわかりますね。もとは乳牛舎で、1934(昭和9)年に建てられたものらしい。瓦葺きの木造で、人が住んでも快適な暮らしができそうなモダンな外観。 (以下、「おもしろ歴史ウオーキング 東京編2」に続く) このあと、武蔵野の多様な植物を体感できる東京大学田無演習林をそぞろ歩きました。 西東京市の魅力は、緑豊かな公園がたくさんあること。暑い夏は、木陰で涼みながらゆっくり読書したいベンチがたくさんありましたね。 そして忘れてならないのが、この地域のシンボル、多摩六都科学館。 六都とは、小平市、東村山市、田無市、保谷市、清瀬市、東久留米市の6市が共同で開設したのでその名が冠せられたもの。 原寸大のスペースシャトルの前方部の模型など見どころが満載です。 世界第4位の大きさのプラネタリウムは、最新鋭の投映機を導入し、「最も先進的なプラネタリウム」としてギネス世界記録に認定されたのですか。 東京の歴史ウォーキングの醍醐味が味わえる続きは、是非、こちらをご覧いただければ幸いです。 「おもしろ歴史ウォーキング 東京編2」 (参考)目次より 第1章 赤丸急上昇の人気お花見スポット・目黒川と新旧の名建築、空中庭園 東京都目黒区・渋谷区1.少しセンチメンタルな気分になるお花見スポット・かむろ坂2.昭和の竜宮城といわれた目黒雅叙園3.目黒川沿いの公園も、見どころがいっぱい4.目黒川・桜の絶景とめぐろ歴史資料館5.建物自体が芸術作品の目黒区総合庁舎6.渋谷にも古墳がある7.オシャレな町にある大正時代の名建築・旧朝倉邸8.西郷さんゆかりの西郷山公園と菅刈公園9.目黒には、現代のバビロンの空中庭園がある 第2章 都内随一といわれる藤の名所・亀戸天神と大正時代の古民家を巡る 東京都江東区・墨田区1.亀戸のカメにまつわるエトセトラ2.駅前に立つガメラとラドンが合体?したモニュメント3.銭形平次御用達?の工場跡がある4.都内随一の藤棚が満開の亀戸天神5.由緒ある寺院と下町散歩が楽しめる6.エコライフの先駆けだったすみだ環境ふれあい館7.江戸時代の農家と町屋の姿を合わせもつ旧小山家住宅8.存在感のある亀戸大根の碑が立つ亀戸香取神社 第3章 新選組副長土方歳三も訪れた都内に現存する唯一の本陣・日野宿本陣 東京都日野市1.新選組の故郷として注目を集める日野2.峠の茶屋のような駅舎が魅力の日野駅3.都内に現存する唯一の本陣の建物がある4.土方歳三が昼寝をしていた部屋がある5.新選組の少年隊士をかくまっていた部屋がある6.明治天皇が行水に利用された桶がある7.新選組のルーツの場所のひとつ・日野宿本陣の道場8.大河ドラマの新選組配役にまつわるエトセトラ 第4章 日野時代の新選組の足跡と土方歳三の生家、菩提寺・高幡不動を歩く 東京都日野市1.近藤勇や井上源三郎、沖田総司らが奉納した天然理心流の剣術額がある八坂神社2.新選組6番隊長井上源三郎の資料館がある3.新選組の育ての親・佐藤彦五郎のお墓がある大昌寺4.ダンダラ羽織を着て写真が撮れる新選組のふるさと歴史館5.ハイカラなお屋敷にある土方歳三資料館6.昔からイケメンぶりが評判だった土方歳三7.石田地区は、土方家がたくさん8.土方歳三の菩提寺は、関東三不動の一つ高幡不動9.八十八カ所巡拝コースになっている高幡城址 第5章 城跡、代官屋敷、古刹、風習、カラフルな電車… 観光スポットの定番がてんこもり! 魅惑の世田谷紀行1.江ノ電みたいなかわいい電車が走っている2.キャロットタワー最上階の展望室の大パノラマは一見の価値あり! 3.ノスタルジックな魅力満載の世田谷線沿線4.吉田松陰のイメージそのままの清潔感が漂う松陰神社5.世田谷区にまつわるエトセトラ6.400年以上の歴史を誇る世田谷の伝統行事・ボロ市7.重要文化財の代官屋敷がある8.住宅街に痕跡が今も残る巨大城郭・世田谷城9.井伊直弼の墓がある招き猫でも有名なお寺とは10.世田谷城主・吉良家の墓がある勝光院 第6章 住宅街のど真ん中に広がる農場・演習林、歴史と緑に恵まれた公園と多摩六都科学館を歩く 東京都西東京市1.田無市と保谷市が合併して誕生した西東京市2.名主の善政を伝える碑と蔵がある3.横綱やベストセラー作家ゆかりの田無神社4.三つの寺が合併してできた田無山総持寺5.住宅街の真ん中に広がる牧場風景6.火・金だけの開館だが、周りの景色が魅力的な農場博物館7.武蔵野の多様な植物を体感できる東京大学田無演習林8.西東京市の公園はどこも緑がいっぱい9.外から楽しみたい西東京のシンボル・スカイタワー西東京10.平成25年3月に全面リニューアルされた多摩六都科学館11.ギネス世界記録に認定されたプラネタリウムがある 第7章 荒ぶる川・荒川沿いの歴史スポットとパナマ運河の工事に参加した技師が手掛けた水門を巡る旅 東京都北区1.荒川のほとりには、歴史・風俗のある神社仏閣がいっぱい2.パナマ運河の工事に参加した技師がてがけた旧岩淵水門3.鉄道ファンに人気の神社がある4.都会の真ん中で、山里の風景が楽しめる赤羽自然観察公園 第8章 将軍徳川綱吉が58回以上訪れたといわれる名園・六義園を歩く 東京都文京区1.『古今和歌集』の世界を再現しようとした庭園2.冬でも桜の季節の見事さを実感できる枝垂桜と池を望む絶景3.回遊式築山泉水庭園の魅力を満喫できる景観4.荒れた庭園を三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が整備5.江戸の百名山に数えられた山がある 第9章 桜を背景に、ロマネスク様式の大聖堂と23区内最古の木造建築を眺め、都内有数の桜の名所・洗足池にいたる極上桜散歩 東京都目黒区・品川区・大田区1.ボート遊びや動物とも触れ合える碑文谷公園2.昔の農村風景を今に伝えるすずめのお宿緑地公園3.有名なアイドル歌手結婚の舞台となったサレジオ教会4.地名の由来になった石のある碑文谷八幡神社5.23区内最古の木造建築がある円融寺6.桜のトンネルが1キロも続く西小山桜並木通り7.東京タワーと東京スカイツリーがコラボで見える?小山八幡神社8.千束と洗足にまつわるエトセトラ9.都内有数の桜の名所・洗足池10.勝海舟のお墓がある11.洗足池は歴史スポットもいっぱい12.すっぽんも住む洗足小池
2019年08月17日
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こんにちは。暑い日が続きますね。 こんなときは、涼しいカフェやお店がたくさんある場所の街歩きがお勧め。 …ということで、本日も、新刊「おもしろ歴史ウォーキング 東京編2」からのネタです。 今回、ご紹介するのは、第5章の『 城跡、代官屋敷、古刹、風習、カラフルな電車… 観光スポットの定番がてんこもり! 魅惑の世田谷紀行 』 諸事情があって、冒頭の部分だけですが…。 それでも、普通のブログの記事としては多いかも。 すべての記事は、こちらで読むことができます。 是非、本書もご覧いただければ幸いです。 1.江ノ電みたいなかわいい電車が走っている 今回は、江戸時代から現代に至る世田谷の中心地を歩きます。世田谷は、私にとって思い出深い場所なのです。 …と言うのも、大学卒業後銀行に就職し、最初に配属されたのが世田谷支店だったのです。私が営業係で活躍していた頃は、駅から少し歩くと、まだ畑が残っていました。 もちろん当時から、世田谷の代名詞ともなっている高級住宅地もありました。元総理大臣のお屋敷や誰もが知っている当時のアイドルの家もあって、外回りではいろいろ楽しい経験をしたのも記憶に残っています。 水戸のご老公様の自宅へ行ったら、本人が出てきて条件反射で土下座してしまったのも忘れられない思い出ですね。 それはともかく、まず向かったのが三軒茶屋。渋谷から東急田園都市線に乗って2つ目の駅です。 ここは今も昔もエネルギッシュな街の雰囲気。昭和女子大や付属校が駅前にあるので、若い女性が多く華やかなイメージがあります。 駅のそばには、キャロットタワーという、にんじん色の高層ビルが…。ビルの下のアメニティスペースは小ぶりですがなかなかオシャレですな。六本木ヒルズや丸ビルに比べると全国的に有名ではないですが、遊ぶならこちらも悪くないと思いますよ。 キャロットタワーの下にあるのが、東急世田谷線三軒茶屋駅。世田谷区の中央を貫く世田谷線は、2両編成の、バスを2台つなげたような電車。江ノ電みたいなかわいい車両が、どこかヨーロッパの雰囲気を醸し出しておりまする。スピードも普通の電車より遅く、若い女性の車掌さんが乗っているところもバスを連想させますな。 今回の旅は、世田谷線の線路に沿って歩くので、さまざまな顔を見せてくれるでしょうね。 2.キャロットタワー最上階の展望室の大パノラマは一見の価値あり! ウォーキングの前に、まずはキャロットタワー最上階の展望室へ。ここはうれしいことに、無料で都内の絶景を楽しむことができるのですよ。 行った日は快晴だったので富士山も見ることができました。 真下には、これから歩く世田谷の大パノラマ。その中を通る世田谷線の線路がよく見えます。 遠くには新宿の高層ビル群が、モンサンミッシェルのように浮かび上がって見えました。 雄大な眺望を堪能した後、キャロットタワーの近くにある最勝寺に向かいます。ここは江戸・五色不動のひとつ目青不動とも呼ばれているのですか。 何度かお参りに来たことのあるお寺ですが、お墓のほうへ行くと江戸時代の大名墓地がありました。小田原城主であった大久保一族のお墓なのですな。知っている大名のお墓に出会えるとなぜかうれしい今日この頃。 3.ノスタルジックな魅力満載の世田谷線沿線 猛暑のなか、次の目的地を目指してひたすら歩きます。 それにしても、世田谷の住宅街は網の目のように道が走っていますね。ベテランドライバーでも、世田谷の小道に入り込んでしまうと方向感覚を失ってしまうと聞いたことがあります。 昭和の少し前までは、世田谷は農村地帯ですからね。網の目のように広がった当時の農道が、そのままの形で現代に残っているのかもしれませぬ。 道に迷わないよう、世田谷線を目印に歩きます。行き交うカラフルな色の車両が暑さでほてった体を癒してくれました。 こうしてみると、世田谷線はどこかローカル線のイメージ。駅は無人駅が多く、駅前の商店街もレトロな雰囲気でノスタルジックな気分にさせてくれます。 「夏の線路ヲタク」なので、同じアングルの写真を何枚も撮ってしまいました。 4.吉田松陰のイメージそのままの清潔感が漂う松陰神社 世田谷線に別れを告げ、住宅街の中を歩いて行くと、目の前に美しい神社が…。 ここは、松陰神社。 かなり前ですが、大河ドラマの「花燃ゆ」にも登場した吉田松陰を祀る神社です。 吉田松陰の性格は、ものすごく明るくて、武士の子でも町人の子でも、一切分け隔てせず、同じように扱ったと司馬遼太郎氏の本に書いてあった記憶があります。 境内の一画に、実際と同じ大きさの松下村塾が復元されていました。 境内には、吉田松陰のお墓も。1863年に、高杉晋作や伊藤博文たち門下生が、松陰の亡骸を千住小塚原回向院からここに改葬したそうです。 松陰のお墓は思ったより小さめですが、門下生たちに守られるように佇んでいました。 5.世田谷区にまつわるエトセトラ 松陰神社の近くには世田谷区役所があります。 庁舎はなかなかモダンな建物だと思ったら、有名な建築家の前川國男が設計したそうですね。前川國男は、東京都小金井市の「江戸東京たてもの園」に自宅が保存されていた記憶があります。 ところで世田谷区って、結構広いんですよ。面積は58.08平方キロメートル。人口でも鳥取県や島根県の人口より多いそうです。区内には砧公園や馬事公苑、駒沢オリンピック公園など広大な公園が点在しています。 渋谷や新宿から電車で10~20分の距離ですが、世田谷は東京の中にあって、いい意味でのローカルな気分を味わえるところかもしれませぬ。 6.400年以上の歴史を誇る世田谷の伝統行事・ボロ市 世田谷区役所の横をテクテク歩き、世田谷通りを越え、少し歩くと一見何の変哲もない道路に出ます。しかしここは「ボロ市通り」と言って、世田谷には欠かせない観光スポットなのですよ。期間限定ですが…。 ボロ市が開かれるのは、毎年1月15・16日と12月15・16日。ボロ市とはショッキングなネーミングですが、もちろんボロが売られているわけではありませぬ。 その歴史は、天正6年(1578年)に小田原城主北条氏政がこの地に楽市を開いたのが始まりだそうですから驚きです。 伝統行事として、400年以上の歴史を有しているのですな。最初は古着や古道具など農産物等が売られていたそうですが、現在は骨董品、日用雑貨、古本などが露店で売られているらしい。 昔、私が行ったときは、道の両側に700店ほどの露店が並び、大賑わいでしたね。 7.重要文化財の代官屋敷がある ボロ市通りから代官屋敷通りに向かいます。代官屋敷通りとは重厚なネーミングですが、なんとモノホンの世田谷代官屋敷があるのですよ。 (以下、「おもしろ歴史ウオーキング 東京編2」に続く) このあと、江戸時代から残る豪壮な代官屋敷を見学しました。当時、世田谷郷の土地を所有していたのは、あの徳川四天王で有名な井伊家。 母屋はもちろん、表門、白州なども残っていて、江戸時代の代官職の仕事の内容が偲ぶことができました。 世田谷区立郷土資料館もあり、代官屋敷ともども無料で見学できるのがうれしい。 ちかくには、彦根藩井伊家の菩提寺・豪徳寺もありますよ。招き猫で有名な寺でもあるのですが、なんと、このお寺は、世田谷城の一部だったらしい。 今回の訪問で、今まで知らなかった巨大な空堀を見つけることもできました。 世田谷城の城主であった吉良家の墓所のあるお寺もあり、歴史好きは必見ですよ。 東京の歴史ウォーキングの醍醐味が味わえる続きは、是非、こちらをご覧いただければ幸いです。 「おもしろ歴史ウォーキング 東京編2」 (参考)目次より 第1章 赤丸急上昇の人気お花見スポット・目黒川と新旧の名建築、空中庭園 東京都目黒区・渋谷区1.少しセンチメンタルな気分になるお花見スポット・かむろ坂2.昭和の竜宮城といわれた目黒雅叙園3.目黒川沿いの公園も、見どころがいっぱい4.目黒川・桜の絶景とめぐろ歴史資料館5.建物自体が芸術作品の目黒区総合庁舎6.渋谷にも古墳がある7.オシャレな町にある大正時代の名建築・旧朝倉邸8.西郷さんゆかりの西郷山公園と菅刈公園9.目黒には、現代のバビロンの空中庭園がある 第2章 都内随一といわれる藤の名所・亀戸天神と大正時代の古民家を巡る 東京都江東区・墨田区1.亀戸のカメにまつわるエトセトラ2.駅前に立つガメラとラドンが合体?したモニュメント3.銭形平次御用達?の工場跡がある4.都内随一の藤棚が満開の亀戸天神5.由緒ある寺院と下町散歩が楽しめる6.エコライフの先駆けだったすみだ環境ふれあい館7.江戸時代の農家と町屋の姿を合わせもつ旧小山家住宅8.存在感のある亀戸大根の碑が立つ亀戸香取神社 第3章 新選組副長土方歳三も訪れた都内に現存する唯一の本陣・日野宿本陣 東京都日野市1.新選組の故郷として注目を集める日野2.峠の茶屋のような駅舎が魅力の日野駅3.都内に現存する唯一の本陣の建物がある4.土方歳三が昼寝をしていた部屋がある5.新選組の少年隊士をかくまっていた部屋がある6.明治天皇が行水に利用された桶がある7.新選組のルーツの場所のひとつ・日野宿本陣の道場8.大河ドラマの新選組配役にまつわるエトセトラ 第4章 日野時代の新選組の足跡と土方歳三の生家、菩提寺・高幡不動を歩く 東京都日野市1.近藤勇や井上源三郎、沖田総司らが奉納した天然理心流の剣術額がある八坂神社2.新選組6番隊長井上源三郎の資料館がある3.新選組の育ての親・佐藤彦五郎のお墓がある大昌寺4.ダンダラ羽織を着て写真が撮れる新選組のふるさと歴史館5.ハイカラなお屋敷にある土方歳三資料館6.昔からイケメンぶりが評判だった土方歳三7.石田地区は、土方家がたくさん8.土方歳三の菩提寺は、関東三不動の一つ高幡不動9.八十八カ所巡拝コースになっている高幡城址 第5章 城跡、代官屋敷、古刹、風習、カラフルな電車… 観光スポットの定番がてんこもり! 魅惑の世田谷紀行1.江ノ電みたいなかわいい電車が走っている2.キャロットタワー最上階の展望室の大パノラマは一見の価値あり! 3.ノスタルジックな魅力満載の世田谷線沿線4.吉田松陰のイメージそのままの清潔感が漂う松陰神社5.世田谷区にまつわるエトセトラ6.400年以上の歴史を誇る世田谷の伝統行事・ボロ市7.重要文化財の代官屋敷がある8.住宅街に痕跡が今も残る巨大城郭・世田谷城9.井伊直弼の墓がある招き猫でも有名なお寺とは10.世田谷城主・吉良家の墓がある勝光院 第6章 住宅街のど真ん中に広がる農場・演習林、歴史と緑に恵まれた公園と多摩六都科学館を歩く 東京都西東京市1.田無市と保谷市が合併して誕生した西東京市2.名主の善政を伝える碑と蔵がある3.横綱やベストセラー作家ゆかりの田無神社4.三つの寺が合併してできた田無山総持寺5.住宅街の真ん中に広がる牧場風景6.火・金だけの開館だが、周りの景色が魅力的な農場博物館7.武蔵野の多様な植物を体感できる東京大学田無演習林8.西東京市の公園はどこも緑がいっぱい9.外から楽しみたい西東京のシンボル・スカイタワー西東京10.平成25年3月に全面リニューアルされた多摩六都科学館11.ギネス世界記録に認定されたプラネタリウムがある 第7章 荒ぶる川・荒川沿いの歴史スポットとパナマ運河の工事に参加した技師が手掛けた水門を巡る旅 東京都北区1.荒川のほとりには、歴史・風俗のある神社仏閣がいっぱい2.パナマ運河の工事に参加した技師がてがけた旧岩淵水門3.鉄道ファンに人気の神社がある4.都会の真ん中で、山里の風景が楽しめる赤羽自然観察公園 第8章 将軍徳川綱吉が58回以上訪れたといわれる名園・六義園を歩く 東京都文京区1.『古今和歌集』の世界を再現しようとした庭園2.冬でも桜の季節の見事さを実感できる枝垂桜と池を望む絶景3.回遊式築山泉水庭園の魅力を満喫できる景観4.荒れた庭園を三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が整備5.江戸の百名山に数えられた山がある 第9章 桜を背景に、ロマネスク様式の大聖堂と23区内最古の木造建築を眺め、都内有数の桜の名所・洗足池にいたる極上桜散歩 東京都目黒区・品川区・大田区1.ボート遊びや動物とも触れ合える碑文谷公園2.昔の農村風景を今に伝えるすずめのお宿緑地公園3.有名なアイドル歌手結婚の舞台となったサレジオ教会4.地名の由来になった石のある碑文谷八幡神社5.23区内最古の木造建築がある円融寺6.桜のトンネルが1キロも続く西小山桜並木通り7.東京タワーと東京スカイツリーがコラボで見える?小山八幡神社8.千束と洗足にまつわるエトセトラ9.都内有数の桜の名所・洗足池10.勝海舟のお墓がある11.洗足池は歴史スポットもいっぱい12.すっぽんも住む洗足小池
2019年08月10日
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こんにちは。 本日も、新刊「おもしろ歴史ウォーキング 東京編2」からのネタです。 今回、ご紹介するのは、第4章の『 日野時代の新選組の足跡と土方歳三の生家、菩提寺・高幡不動を歩く 東京都日野市 』 諸事情があって、冒頭の部分だけですが…。 それでも、3千文字を超えていますから、普通のブログの記事としては多いかも。 すべての記事は、こちらですよ。 是非、本書もご覧いただければ幸いです。 1.近藤勇や井上源三郎、沖田総司らが奉納した天然理心流の剣術額がある八坂神社 前回に続き、今回も東京都日野市における新選組の足跡をたどります。 日野宿本陣から日野駅に戻ると、そのすぐそばに宝泉寺があります。 本堂は、平成13年5月に新築落慶したそうで新しく、境内もきれいに掃き清められていました。 ここは先ほど触れた、新選組6番隊長・井上源三郎の菩提寺だそうですね。宝泉寺墓地の入り口近くに彼の顕彰碑が、そして奥まった所に井上家の墓所がありました。宝泉寺を出て、甲州街道沿いにある八坂神社に向かいます。八坂神社の本殿は最近できたみたいに見えますが、覆屋で、この中に1800年に建造された本殿があるのですな。精巧な彫刻が施された江戸後期を代表する神社建築で、日野市の指定重要文化財だそうな。 解説板によると、この神社には、後に新選組に参加することになる近藤勇や井上源三郎らが奉納した天然理心流の剣術額があるそうですよ。 この剣術額は、安政5年に奉献されたもので、客分として沖田(惣次郎)総司の名も連ねてあるらしい。ちなみに、近藤勇は、天然理心流の宗家に養子で入り、4代目を襲名したのですね。 2.新選組6番隊長井上源三郎の資料館がある 次に向かったのは、近くにある井上源三郎資料館。この資料館は個人経営で、第1・第3日曜日だけが開館日だそうですので念のため。この資料館は、土蔵を改装したもので、平成16年1月にオープンしたらしい。あとで調べてみると、井上家は代々八王子千人同心を務めた家で、佐藤彦五郎に天然理心流を紹介したのは井上源三郎の兄・井上松五郎と言われているそうなんですよ。すると、井上家がなければ、新選組は誕生しなかったのかも。 当時、井上源三郎はここに住んでいたのでしょうかね。ネットで調べてみると、やはり実家のあった場所だとわかりました。井上源三郎は、大河ドラマの中で、兄弟子なのに後輩たちの細々とした世話をしてあげたり、庭を率先して掃除したり、とてもきさくでやさしい人柄に描かれていました。 リアルでも「源さん」と呼ばれていたように、無口で人の良い人だったようです。真面目で誠実な人柄で、若い隊士から慕われていたらしい。一方で頑固なところもあって、一度言い出したらきかない面もあったそうな。ドラマの最後のシーンも、まわりが止めるのも聞かないで官軍の鉄砲隊の前に仁王立ちになって戦死しましたね。 享年40歳というから、近藤勇や土方歳三よりも年長なのですか。決して長いとは言えない人生でしたが、こうして資料館までできるとは本人も思っていなかったのではないかと思いました。 甲州街道沿いには、日野宿の交流会館があって、無料で観光ガイドをたくさんもらえるのがうれしかったです。新選組のグッズなどもたくさん並べられていましたよ。 3.新選組の育ての親・佐藤彦五郎のお墓がある大昌寺 次に向かったのは、大昌寺。 立派な山門と塵一つ落ちていない境内に身が引き締まります。 ここには、前回ご紹介した日野宿の名主で本陣も経営し、さらに新選組の育ての親でもあった佐藤彦五郎のお墓と彼の妻で土方歳三のお姉さんのお墓があるらしい。 由緒あるお寺らしく、墓地には日野の町ゆかりの人たちが大勢眠っておりました。たくさんお墓があるので、佐藤彦五郎のお墓が見つけられるかと心配になったのですよ。 でも、「安心してください。立ってますよ」。何が立っているのかとツッコミを入れられそうですが、ちゃんと誠の旗がお墓の後ろに立っているのでした。新選組で町おこしをしている街らしく、ちゃんとゆかりの場所に目印をしてくれているので助かります。 それから、町の中の至る所に、古い写真のパネルが掲げられているのですよ。同じ場所の現在と過去の風景が比べられるのは興味深いですね。日野本陣の受付の人やボランティアのおじさんもやさしかったし、町全体で旅人へおもてなしをしてくれる雰囲気が伝わって来ました。 4.ダンダラ羽織を着て写真が撮れる新選組のふるさと歴史館 ここから住宅街をテクテク歩き、中央ハイウェイの下をくぐりぬけて向かったのは、その名もズバリ「新選組のふるさと歴史館」。 ここは新選組の調査・研究・展示活動を行うため、平成17に年日野市が設けた施設。ロビーには、日野高校の生徒が作った土方歳三の巨大肖像画。なんと、つまようじ19万本を使って作ったものだそうな。近くで見ると、ホントに細い爪楊枝に色を塗って作っているのがわかりました。これだけ根気のいる作業ができたのは、土方さんが好きだからなのでしょうね。 館内の展示は、「新選組のふるさと日野」の中心をなす「甲州道中」や「日野宿」の当時の様子を伝えるものがたくさんありました。 興味深かったのは、現在の新選組のイメージが司馬遼太郎の作品の影響を強く受けていることの指摘でした。新選組をテーマにする代表的な司馬作品に、「新撰組血風録」と「燃えよ剣」があります。あまりにリアルに描かれているから、近藤勇や土方歳三、沖田総司のイメージが固定されてしまった感があるのですな。 実際は、司馬作品で仲良く描かれている土方歳三と沖田総司。でも、考えてみれば、沖田総司のほうが道場の先輩であり、剣の腕も上だったと言われています。年齢は歳さんのほうが上ですが、相撲部屋も芸人も、先に入った方が偉いと言われます。 中途入社の年上社員が、叩き上げでスキルも上だった若い先輩社員と、うまく行くかと言われれば首を傾げざるを得ない。司馬作品では、沖田総司はからっとした明るい性格で、細かいことにこだわらない好青年として描かれているのですが…。 私が興味を持った展示は、天然理心流の型を紹介する写真。天然理心流は、剣術だけでなく居合術や小太刀術のほか、柔術や棒術も教えていたそうなのですよ。実践本位の総合武術というのは、新選組の活躍が証明していますね。 道場のような板張りの床のスペースがあり、そこに普通の木刀と丸太のような太い木刀が置かれていました。ここまでお膳立てができていると、剣豪ファンとしては素振りがしたくなってきますな。 丸太のような太い木刀をチョイスして振ってみたのですが、これは重い。十回ほど振って、これ以上やると明日筋肉痛になると思って自重しました。真剣もたぶんこれと同じくらい重いのではないかと。こんな重たいものを肌身離さず持ち歩いていたというだけでもすごいと思いました。 ほかにも館内には、新選組の羽織や有名な土方さんが肖像写真で着ている洋装を貸してくれるコーナーがあります。いろいろな大きさの服が揃っているので、それらを着て写真を撮ったら記念になりますね。 ちなみに、前回ご紹介した日野宿本陣と共通観覧券(歴史館+本陣)を使えば両方見学しても、大人(高校生以上)300円なのでお得感最高ですよ。ふるさと歴史館を出て、近くのレンガ色の建物の日野市役所で休憩。 隣には、日野中央公園があって、若者がギターの練習をしている姿が印象的でした。 5.ハイカラなお屋敷にある土方歳三資料館 日野市役所から日野バイパスへ出て、ひたすら国立方面に向けて歩き、目の前に多摩都市モノレールの高架が見えたところで右折。しばらく住宅街を歩くと、門の横に解説板が立っているお屋敷がありました。 ここが土方歳三資料館であるとともに、歳さんの生家あと。歳さんが青春時代を過ごした実家だったのですが、私が30年以上前に来たときとは、まわりの景色はもちろん家も様変わりしています。やはり30年経つと、こんなに変わるんですね~。 (以下、「おもしろ歴史ウオーキング 東京編2」に続く) このあと、土方歳三が若い頃過ごした石田地区をそぞろ歩きました。 この辺りの家は土方さんと書かれた表札が、今も目につきます。土方家は、この土地の大百姓だったというのも頷けますな。 そして、古くからこの土地に暮らしていた土方家の墓所・石田寺へ。ここには、土方歳三顕彰碑がありました。 このあと、土方家に伝わる打ち身薬「石田散薬」の原料が採れたという浅川のほとりを歩き、最後の目的地・高幡不動へ向かいます。 高幡不動は、土方歳三の菩提寺で、関東三不動の一つにも挙げられる古刹。土方歳三の銅像や重要文化財の仁王門をはじめとして立派な建築物が建ち並んでいます。 城好きとしては、裏山にある高幡城址は必見ですね。 東京の歴史ウォーキングの醍醐味が味わえる続きは、是非、こちらをご覧いただければ幸いです。 「おもしろ歴史ウォーキング 東京編2」 (参考)目次より 第1章 赤丸急上昇の人気お花見スポット・目黒川と新旧の名建築、空中庭園 東京都目黒区・渋谷区1.少しセンチメンタルな気分になるお花見スポット・かむろ坂2.昭和の竜宮城といわれた目黒雅叙園3.目黒川沿いの公園も、見どころがいっぱい4.目黒川・桜の絶景とめぐろ歴史資料館5.建物自体が芸術作品の目黒区総合庁舎6.渋谷にも古墳がある7.オシャレな町にある大正時代の名建築・旧朝倉邸8.西郷さんゆかりの西郷山公園と菅刈公園9.目黒には、現代のバビロンの空中庭園がある 第2章 都内随一といわれる藤の名所・亀戸天神と大正時代の古民家を巡る 東京都江東区・墨田区1.亀戸のカメにまつわるエトセトラ2.駅前に立つガメラとラドンが合体?したモニュメント3.銭形平次御用達?の工場跡がある4.都内随一の藤棚が満開の亀戸天神5.由緒ある寺院と下町散歩が楽しめる6.エコライフの先駆けだったすみだ環境ふれあい館7.江戸時代の農家と町屋の姿を合わせもつ旧小山家住宅8.存在感のある亀戸大根の碑が立つ亀戸香取神社 第3章 新選組副長土方歳三も訪れた都内に現存する唯一の本陣・日野宿本陣 東京都日野市1.新選組の故郷として注目を集める日野2.峠の茶屋のような駅舎が魅力の日野駅3.都内に現存する唯一の本陣の建物がある4.土方歳三が昼寝をしていた部屋がある5.新選組の少年隊士をかくまっていた部屋がある6.明治天皇が行水に利用された桶がある7.新選組のルーツの場所のひとつ・日野宿本陣の道場8.大河ドラマの新選組配役にまつわるエトセトラ 第4章 日野時代の新選組の足跡と土方歳三の生家、菩提寺・高幡不動を歩く 東京都日野市1.近藤勇や井上源三郎、沖田総司らが奉納した天然理心流の剣術額がある八坂神社2.新選組6番隊長井上源三郎の資料館がある3.新選組の育ての親・佐藤彦五郎のお墓がある大昌寺4.ダンダラ羽織を着て写真が撮れる新選組のふるさと歴史館5.ハイカラなお屋敷にある土方歳三資料館6.昔からイケメンぶりが評判だった土方歳三7.石田地区は、土方家がたくさん8.土方歳三の菩提寺は、関東三不動の一つ高幡不動9.八十八カ所巡拝コースになっている高幡城址 第5章 城跡、代官屋敷、古刹、風習、カラフルな電車… 観光スポットの定番がてんこもり! 魅惑の世田谷紀行1.江ノ電みたいなかわいい電車が走っている2.キャロットタワー最上階の展望室の大パノラマは一見の価値あり! 3.ノスタルジックな魅力満載の世田谷線沿線4.吉田松陰のイメージそのままの清潔感が漂う松陰神社5.世田谷区にまつわるエトセトラ6.400年以上の歴史を誇る世田谷の伝統行事・ボロ市7.重要文化財の代官屋敷がある8.住宅街に痕跡が今も残る巨大城郭・世田谷城9.井伊直弼の墓がある招き猫でも有名なお寺とは10.世田谷城主・吉良家の墓がある勝光院 第6章 住宅街のど真ん中に広がる農場・演習林、歴史と緑に恵まれた公園と多摩六都科学館を歩く 東京都西東京市1.田無市と保谷市が合併して誕生した西東京市2.名主の善政を伝える碑と蔵がある3.横綱やベストセラー作家ゆかりの田無神社4.三つの寺が合併してできた田無山総持寺5.住宅街の真ん中に広がる牧場風景6.火・金だけの開館だが、周りの景色が魅力的な農場博物館7.武蔵野の多様な植物を体感できる東京大学田無演習林8.西東京市の公園はどこも緑がいっぱい9.外から楽しみたい西東京のシンボル・スカイタワー西東京10.平成25年3月に全面リニューアルされた多摩六都科学館11.ギネス世界記録に認定されたプラネタリウムがある 第7章 荒ぶる川・荒川沿いの歴史スポットとパナマ運河の工事に参加した技師が手掛けた水門を巡る旅 東京都北区1.荒川のほとりには、歴史・風俗のある神社仏閣がいっぱい2.パナマ運河の工事に参加した技師がてがけた旧岩淵水門3.鉄道ファンに人気の神社がある4.都会の真ん中で、山里の風景が楽しめる赤羽自然観察公園 第8章 将軍徳川綱吉が58回以上訪れたといわれる名園・六義園を歩く 東京都文京区1.『古今和歌集』の世界を再現しようとした庭園2.冬でも桜の季節の見事さを実感できる枝垂桜と池を望む絶景3.回遊式築山泉水庭園の魅力を満喫できる景観4.荒れた庭園を三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が整備5.江戸の百名山に数えられた山がある 第9章 桜を背景に、ロマネスク様式の大聖堂と23区内最古の木造建築を眺め、都内有数の桜の名所・洗足池にいたる極上桜散歩 東京都目黒区・品川区・大田区1.ボート遊びや動物とも触れ合える碑文谷公園2.昔の農村風景を今に伝えるすずめのお宿緑地公園3.有名なアイドル歌手結婚の舞台となったサレジオ教会4.地名の由来になった石のある碑文谷八幡神社5.23区内最古の木造建築がある円融寺6.桜のトンネルが1キロも続く西小山桜並木通り7.東京タワーと東京スカイツリーがコラボで見える?小山八幡神社8.千束と洗足にまつわるエトセトラ9.都内有数の桜の名所・洗足池10.勝海舟のお墓がある11.洗足池は歴史スポットもいっぱい12.すっぽんも住む洗足小池
2019年08月03日
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