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こんにちは。 本日は、拙著「おもしろ歴史ウォーキング 関東編」からのネタです。 今回、ご紹介するのは、第1章の「ユネスコの無形文化遺産・和紙の里だけではない、攻め手を惑わせる山城散歩」。 ちょうど数年前のゴールデンウィークに出かけて、素晴らしい景観と歴史スポットの魅力を満喫しました。 池袋から埼玉県の小川町まで、東武東上線で一時間と少し。さすがに、電車と帰りのバスは若干混んでいましたが、目的地は、連休中なのに、意外とすいていたのです。 日帰りで行けるので、まだどこへ行こうか決めていない歴史好きの人にはお勧めですよ。 今の時期は、ツツジも見頃なので、お得感最高です。 詳しい内容は、こちら。 それでは…。 1.和紙の里だけではない小川町と東秩父村 今回は、埼玉県小川町と東秩父村を歩きます。 小川町は、周囲を豊かな自然と外秩父の山々に囲まれ、1300年の歴史を誇る和紙の里として知られています。 以前、「日本の手すき和紙技術」が、ユネスコの無形文化遺産に登録されたというニュースを覚えている方も多いのではないでしょうか。 ちなみに、登録対象は、国の重要無形文化財に指定されている本美濃紙(岐阜県美濃市)、石州半紙(島根県浜田市)そして、細川紙(埼玉県小川町、東秩父村)。 そういえば、手すき和紙の体験ができる工房がテレビ番組で紹介されていたような。 行ったのは、ユネスコの無形文化遺産に登録決定の前なのでした。 わかっていたら、もっとしっかり見学したのに…。 でも、今回、私が小川町へ行ったのは極めてカルト的な理由から。 小川町は関東でも屈指の山城密集地帯なのですよ。なかでも、腰越城は、埼玉県の中でも見どころいっぱいの名城だとか。 戦国時代に、松山城主上田氏の家老を務めた山田伊賀守直定が城主を務めていたと聞きました。遺構もかなり残っているみたいですね。 花粉の飛散も一段落し、やぶ蚊が飛ばない5月の連休はまさに、山城めぐりのゴールデンウィーク。 …ということで、戦国時代の城歩きの魅力をお伝えしようか、と。 2.つい足が止まってしまう、小川町の魅力的な建築物 ウォーキングの出発は小川町駅。まずは、駅前の観光案内所で情報収集です。係のおじさんがとても親切に、無料ロードマップやタウンガイドを渡しながら、行き方を教えてくれました。 バスだと、小川町駅から木落としのバス停まで約10分、そこから登城口まで歩いて5分くらいとのこと。 駅からテクテク歩いて東秩父村まで行くと伝えると、びっくりした顔で、「すごい距離があるよ」と言います。 でも、歩けない距離ではないというアドバイスをもらったので、行きはバスを使わずに歩いていくことにしました。 これから山城を攻略するのですからね。戦国時代は当然、バスも車もなかったですし。 小川町の中心街を歩いていくと、古い町屋をイメージした町立図書館がありました。 新しくてきれいだったので、ちょっと覗いていくことにします。 中は木がふんだんに使われていて、とても落ち着いた雰囲気。広々として静かで、 一度座ると、ここで一日中本を読んでいたくなりました。 後ろ髪を引かれつつ図書館を出たのですが、古い造り酒屋があったり、道路沿いに古い民家があったりと魅力的な建物を眺めていてなかなか前に進みませぬ。 バスをパスして歩くと、いろいろな風景を満喫できるのがいいですね。 行った日は、気温もさほど暑くなく、快適なウォーキングを楽しむことができました。 3.つつじに彩られた山城ファン必見の腰越城 …ということで、ようやく腰越城に到着。 城への登山口は、山城の雰囲気が出ていてなかなかグッドですな。 いざ、登ろうとすると、山から息も絶え絶えに降りてきた若者から話かけられました。 「登るの、すごく大変ですよ。しかも、スズメバチに追いかけられるし…」 登るのが大変なのは、難攻不落の証明だからむしろ願ってもない事…。 しかし、スズメバチは勘弁してもらいたいっす。 彼から、無料で使えるという杖を持って行くようにアドバイスを受けました。 スズメバチにビクビクしながら城攻めを開始します。 最初は何の変哲もない丸太階段の山道。ほどなく本郭の下にある二重堀切と言われる場所へ到着しました。 長年の山城めぐりの経験からすれば、楽なくらいでした。もちろん、城が攻めやすいという意味ではなく、登りやすいように整備されているからですが。 さあ、これから、いよいよ攻城戦へ突入。最高所にある本郭へ向かうのにまた登りだと身構えたら、山道は下りに…。 城攻めをする方は、道を間違えたのではないかと不安になります。敵に対する目眩ましでしょうか。 なかなかよく考えられているとうれしくなりましたが、案内板に沿って歩いているうちに、簡単に二の郭へ到達してしまいました。 思ったより簡単じゃん。 でも、急峻な空堀に木の階段が作られていたのを思い出しました。 本来のルートは、二の郭の下を相当迂回してようやく辿りつく形なのでしょう。 それぞれの郭は、秀吉や江戸時代に作られた城からしたら驚くほど狭いです。ところどころ当時に積まれたと思われる石垣が苔むして残っていました。 本郭への入り口にも、規模は小さいですが枡形が見られますね。 そして頂上の本郭へ。 標高216m、比高差は約100mだそうですが、見事な眺望。この城を守っていた当時の兵士たちと、爽快感が共有できそう。 ここまで来て、スズメバチの襲撃を全く受けなかったことに気付いたのです。 そういえば、あの若者は黒いシャツを着ていました。スズメバチは黒い色の動くものを襲うそうですからね。 私はスズメバチに襲われるリスクが少ないという白いシャツを着ていたのです。 それというのも以前、黒のTシャツを着ていて、ハチに追いかけられたことがあるのですよ。 まったく考えていないようでも、無駄に長く生きてこなかったのを実感しました。 長生きはするもんじゃて。 本郭はピンクのつつじで埋め尽くされていました。 本来、山城の痕跡を見学するなら、下草が枯れている冬がお奨めなのですが、武骨な城に彩が添えられて魅力が何倍もアップしたように見えました。 このあと、腰越城の囮虎口などの珍しい防御システムや複雑な縄張りなどもあって、城歩きの楽しさを満喫です。 東秩父村でも、私の「城アンテナ」が反応した寺院がありました。 家に帰ってから、自分の推理が正しかったと知り悦に入ったのを覚えています。 歴史ウォーキングの醍醐味が味わえる続きは、是非、こちらをご覧ください。 「おもしろ歴史ウォーキング 関東編」 (参考) 目次より はじめに 第1章 ユネスコの無形文化遺産・和紙の里だけではない、攻め手を惑わせる山城散歩 埼玉県小川町・東秩父村 1.和紙の里だけではない小川町と東秩父村 2.つい足が止まってしまう、小川町の魅力的な建築物 3.つつじに彩られた山城ファン必見の腰越城 4.攻め手を惑わせる罠が仕掛けられた囮小口 5.東京近郊で「村」の魅力を堪能できる東秩父村 6.妖怪アンテナならぬ城アンテナが反応した寺院がある 第2章 あじさいと川辺と太陽がいっぱい! 癒しスポット満載の東日本最小面積の町を歩く 神奈川県開成町 1.あこがれのロマンスカーの運転席に座ろう 2.酒匂川沿いの遊歩道には、昔の治水工法の展示物がある 3.あじさいと水田や山、青空との相性はバツグン 4.町民が手作りで盛り上げる開成あじさい祭り 5.あじさいと水車小屋との相性もバツグン 6.開成町の重要文化財第一号は江戸時代の豪邸 第3章 徳川家康が愛した日本の原風景が味わえる町は、古城と湖のミステリースポットも魅力的 千葉県東金市 1.東金の地名にまつわるエトセトラ 2.池に見える美しい湖・八鶴湖 3.心に染み入る美しい鐘の音色のお寺 4.昭和の時代にも活用された可能性がある東金城 5.徳川家康が寄進した杉並木の巨木がある 6.湖に見える東金のミステリースポット・雄蛇ヶ池 第4章 高速バスで東京からわずか2時間! 房総山中にある徳川四天王の城下町を歩く 千葉県大多喜町 1.海の上を走っているような気分になる高速バス 2.城内に現存する日本一の大井戸がある 3.断崖絶壁の上に建つ白亜の天守閣 4.人気のいすみ鉄道の本社がある 5.なんでも鑑定団の元鑑定士の実家は重要文化財 6.徳川四天王の勇将が今も守る城下町 7.金田一耕助シリーズの舞台になった旅館がある 第5章 下野国国分寺、国分尼寺、栃木県最大規模の古墳など古代史ファン垂涎の観光スポットが目白押し 栃木県下野市 1.古代の栃木県の県庁所在地・下野市 2.古の風景をイメージできる静かな散歩道 3.栃木県最大規模の古墳がある 4.紫式部の墓があるってホント? 5.礎石だけでも一見の価値ある国分寺跡と最近まで幻の寺だった国分尼寺 第6章 江戸時代の庶民の心を鷲づかみにした秘密に迫る! 成田山新勝寺を歩く 千葉県成田市 1.初詣人出ランキング全国第3位の秘密に迫る旅 2.門前町も、魅力的な木造建築がいっぱい 3.新勝寺と市川団十郎の深い関係 4.成田には知る人ぞ知る剣豪の墓がある 5.壮大な建築物で埋め尽くされる新勝寺の境内 6.新勝寺の名前は、有名な武将の乱に由来する 7.成田は江戸時代のワンダーランド? 8.たっぷり仏教世界に浸ることができる平和大塔 9.三つの池が縦に並ぶ成田山公園 第7章 ハイカラな街の歴史的住宅と路面電車、昔あった競馬場をめぐる横浜・根岸散歩 横浜市中区 1.洋画のワンシーンのような根岸外人墓地 2.昔は競馬場だった根岸森林公園 3.馬に興味がなくても意外と面白い、馬の博物館 4.起伏ある土地に建つ白滝不動尊と根岸八幡神社 5.港が見えた大正時代の名建築・柳下邸 6.本物の市電に触れることができる横浜市電保存館 第8章 日本の川の長男・坂東太郎に抱かれる花の町は、魅力的な歴史スポットがいっぱい 千葉県神崎町 1.田園風景を描いた洋画のような風景 2.多くの城跡にわくわくする神崎城 3.戦国の城跡と貝塚、古墳、古刹が一度に楽しめる 4.日本の川の長男・坂東太郎の絶景が拝める 5.神崎神社と水戸光圀ゆかりのなんじゃもんじゃの木 第9章 昭和の風景を楽しみながら、関東三大不動尊や白龍伝説のある古刹などを巡る旅 埼玉県加須市 1.加須の読み方と由来にまつわるエトセトラ 2.加須の歴史を感じさせる古社と古刹 3.昭和をイメージするアイテムがいっぱいの加須市内 4.邪悪な白龍伝説と大イチョウが注目の龍蔵寺 5.加須には関東三大不動尊のひとつがある
2019年04月27日
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こんにちは。 本日は、「おもしろ歴史ウォーキング」シリーズの新刊本のお知らせです。 タイトルは、「 おもしろ歴史ウォーキング 関東編 」。 昨年、出版され、ご好評をいただいている「東京編」と「首都圏編」に続く第3弾です。 「首都圏」と「関東」と、どう違うのかとツッコミが入れられそうですが、首都圏編では山梨県の観光スポットをご紹介しました。 今回は、神奈川県が2ヵ所、埼玉県が2ヵ所、千葉県が4ヵ所、栃木県1ヵ所という構成になっています。 本書の記事のすべては、2015年から2016年にかけて、ある旅行サイトに期間限定で発表されたものです。その中から、読者からの人気ランキングで1位になった記事を厳選して収録しました。 その意味では、私がこれまで書いてきた旅行記事の傑作選かもしれませぬ。 どのエリアも、東京から日帰りで行ける歴史観光スポットとして自信を持ってお勧めできると自負しています。 ご紹介する観光スポットの中には、何年か前のGWに行った場所も含まれています。知る人ぞ知る穴場のスポットなので、連休中だとは信じられないくらいすいていたのです。 緑あふれる絶景を独り占めした気分が味わえました。今でも、自分の書いた記事を読み、写真を眺めるだけで、行った日の楽しい思い出が蘇ってきます。 歴史好きにとって、古の人たちが眺めた景色とともに、神社仏閣や城跡などの史跡を歩くことができるのは大きな魅力。 本書は、そんな首都圏の見どころを歴史的な視点で歩くためのガイドブックです。一緒に散歩しているような臨場感が出せるよう、前作同様、数多くの写真と3万5千字を超える文章のバランスに配慮しました。 市販のガイドブックに載っている観光スポットもありますが、歴史に興味のある人なら、立ち留まってじっくり眺めたくなる場所の紹介に多くの文章を割いています。 本書は、歴史に興味がある人はもちろん、そうではない人も驚く絶景スポットが、各ウォーキングコースで一つ以上は含まれているのですよ。 10連休であっても、ご紹介するエリアはそれほど混まないと思いますので、是非、行楽の参考にしていただければ幸いです。 歴史ファンにとって、ウォーキングと歴史探訪の相性は抜群だと言えます。誰でも、司馬遼太郎の「街道をゆく」の気分で、歴史スポットをさまざまな解釈を加えながら歩く楽しみがあるのです。 皆さんも、本書で歴史ウォーキングの新たな楽しみ方を発見してみませんか。 是非、ご覧いただければ幸いです。 「 おもしろ歴史ウォーキング 関東編 」。 ちなみに、目次は以下の通りです。 目次より はじめに 第1章 ユネスコの無形文化遺産・和紙の里だけではない、攻め手を惑わせる山城散歩 埼玉県小川町・東秩父村 1.和紙の里だけではない小川町と東秩父村 2.つい足が止まってしまう、小川町の魅力的な建築物 3.つつじに彩られた山城ファン必見の腰越城 4.攻め手を惑わせる罠が仕掛けられた囮小口 5.東京近郊で「村」の魅力を堪能できる東秩父村 6.妖怪アンテナならぬ城アンテナが反応した寺院がある 第2章 あじさいと川辺と太陽がいっぱい! 癒しスポット満載の東日本最小面積の町を歩く 神奈川県開成町 1.あこがれのロマンスカーの運転席に座ろう 2.酒匂川沿いの遊歩道には、昔の治水工法の展示物がある 3.あじさいと水田や山、青空との相性はバツグン 4.町民が手作りで盛り上げる開成あじさい祭り 5.あじさいと水車小屋との相性もバツグン 6.開成町の重要文化財第一号は江戸時代の豪邸 第3章 徳川家康が愛した日本の原風景が味わえる町は、古城と湖のミステリースポットも魅力的 千葉県東金市 1.東金の地名にまつわるエトセトラ 2.池に見える美しい湖・八鶴湖 3.心に染み入る美しい鐘の音色のお寺 4.昭和の時代にも活用された可能性がある東金城 5.徳川家康が寄進した杉並木の巨木がある 6.湖に見える東金のミステリースポット・雄蛇ヶ池 第4章 高速バスで東京からわずか2時間! 房総山中にある徳川四天王の城下町を歩く 千葉県大多喜町 1.海の上を走っているような気分になる高速バス 2.城内に現存する日本一の大井戸がある 3.断崖絶壁の上に建つ白亜の天守閣 4.人気のいすみ鉄道の本社がある 5.なんでも鑑定団の元鑑定士の実家は重要文化財 6.徳川四天王の勇将が今も守る城下町 7.金田一耕助シリーズの舞台になった旅館がある 第5章 下野国国分寺、国分尼寺、栃木県最大規模の古墳など古代史ファン垂涎の観光スポットが目白押し 栃木県下野市 1.古代の栃木県の県庁所在地・下野市 2.古の風景をイメージできる静かな散歩道 3.栃木県最大規模の古墳がある 4.紫式部の墓があるってホント? 5.礎石だけでも一見の価値ある国分寺跡と最近まで幻の寺だった国分尼寺 第6章 江戸時代の庶民の心を鷲づかみにした秘密に迫る! 成田山新勝寺を歩く 千葉県成田市 1.初詣人出ランキング全国第3位の秘密に迫る旅 2.門前町も、魅力的な木造建築がいっぱい 3.新勝寺と市川団十郎の深い関係 4.成田には知る人ぞ知る剣豪の墓がある 5.壮大な建築物で埋め尽くされる新勝寺の境内 6.新勝寺の名前は、有名な武将の乱に由来する 7.成田は江戸時代のワンダーランド? 8.たっぷり仏教世界に浸ることができる平和大塔 9.三つの池が縦に並ぶ成田山公園 第7章 ハイカラな街の歴史的住宅と路面電車、昔あった競馬場をめぐる横浜・根岸散歩 横浜市中区 1.洋画のワンシーンのような根岸外人墓地 2.昔は競馬場だった根岸森林公園 3.馬に興味がなくても意外と面白い、馬の博物館 4.起伏ある土地に建つ白滝不動尊と根岸八幡神社 5.港が見えた大正時代の名建築・柳下邸 6.本物の市電に触れることができる横浜市電保存館 第8章 日本の川の長男・坂東太郎に抱かれる花の町は、魅力的な歴史スポットがいっぱい 千葉県神崎町 1.田園風景を描いた洋画のような風景 2.多くの城跡にわくわくする神崎城 3.戦国の城跡と貝塚、古墳、古刹が一度に楽しめる 4.日本の川の長男・坂東太郎の絶景が拝める 5.神崎神社と水戸光圀ゆかりのなんじゃもんじゃの木 第9章 昭和の風景を楽しみながら、関東三大不動尊や白龍伝説のある古刹などを巡る旅 埼玉県加須市 1.加須の読み方と由来にまつわるエトセトラ 2.加須の歴史を感じさせる古社と古刹 3.昭和をイメージするアイテムがいっぱいの加須市内 4.邪悪な白龍伝説と大イチョウが注目の龍蔵寺 5.加須には関東三大不動尊のひとつがある …ということで、 『 おもしろ歴史ウォーキング 関東編 』 それは、こちらです。 ご興味のある方は是非。 よろしくお願い申し上げます。 永嶋 信晴
2019年04月18日
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こんにちは。 前回と同じく、拙著「おもしろ歴史ウォーキング 東京編」の中から、内容の一部をご紹介させていただきます。 今回は、第7章の「ノスタルジックな気分に浸れる小平・ガスミュージアムと松並木が美しい小平霊園」です。 それは、こちら。 小平市は、東京23区に住んでいる者には、なじみの少ない場所かもしれませぬ。 しかし、緑豊かな公園墓地や知る人ぞ知るミュージアム、東京近郊の農村風景を体感できる施設があって、ストレスがたまる都会人にとって格好の癒しスポットでもあるのですよ。 しかも、これらの施設はほとんど無料で見学できるのがうれしい。 今回は、そんなお得感最高の歴史観光スポット・小平を紹介させていただきます。 それでは…。 1.ネーミングが気になる東京街道 東京都小平市といえば、小平霊園以外あまり聞いたことのある場所はないのですが、探せばなかなか面白い場所もあるらしい。…ということを知り合いから聞いたので、ガイドブック片手に行ってみることにしたのです。 ウォーキングのスタートは、西武新宿線小平駅。特徴的な黄色い電車が、なぜかほっこりした気分になるのでした。 駅の北口から商店街を抜け、東京街道へ出ます。 東京街道は、東京都東大和市の東京街道入口交差点から西東京市の橋場交差点までの区間。東京街道とは大層なネーミングですが、それほど広くもなく、特別車が多いわけでも、店が多いわけでもない。 多少、名前負けしている感が、無きにしも非ず。江戸街道とも呼ばれるそうですが、その謂れを知りたいと思いました。ネットで検索しても、ドンピシャの回答がないような。 歩道が作られていて、由緒ありそうな家が並ぶ快適な道ではありますね。 途中、江戸時代から村の鎮守であった稲荷社があり、この辺りの歴史を感じました。 田無方面に歩き、錦城高校の交差点の前で左折。 信号を待っている高校生たちの前を通過すると左手に広いグランドが見えてきました。やけに立派なグランドだと思ったら、これがFC東京のグランドなのだとか。選手たちはいませんでしたが、練習日は見学ができるらしい。サッカー好きは、要チェックかも。 2.ガスミュージアムで、街の灯りのありがたさを実感 さらに進むと、信号の向こうに、赤レンガの古い建物が見えてきました。ここが最初の目的地、ガスミュージアム。ホームページによると、ここは、東京ガスの事業の歴史とくらしとガスのかかわりを紹介する歴史博物館なのだとか。台所やお風呂・暖房など、いつも私たちのくらしと共にあったガスの歴史をゆっくり楽しめるのですか。 ガスミュージアムには、赤レンガの二つの建物があります。どちらも外観は、古い建物を模したディズニーランドみたいな建築物だと思ったら、ホントに古いらしくてビックリ。 こちらは、ガス灯館で、なんと明治42年建築。旧東京ガス本郷出張所を移設復元したのだとか。とても綺麗で、明治時代の建物には見えないですな。 一階はガス灯ホールで、明治時代に使われていた本物のガス灯がたくさん展示されておりました。お~、懐かしい。…と言いたいところですが、私が生まれたときでも街中でガス灯は使われていませんでしたので念のため。 明治時代、京橋や銀座の辺りは、このガス灯の光が夜を照らし出していたのですね。電灯の光とは違って、幻想的な色が魅力かも。 これは、昔、ロンドンで使われたガス灯だとか。シャーロック・ホームズの探偵小説をイメージしてしまいます。 オリエンテーションコーナーでは、展示概要ビデオの上映やガス灯点灯実演を見ることができました。 エジソンの作った電灯より、ガス灯のほうが何倍も明るかったと実感。一昔前の夜は、本当に「暗い」生活を余儀なくされていたのですな。 二階はギャラリーになっていて、文明開化当時の町並みの錦絵が展示されていました。ガス灯とともにあった風景の錦絵がこれだけたくさん残っているのは、当時は灯りが、もっとも注目すべき街の風物だったのでしょうね。 今は街灯なんて、当たり前にそこにあるという認識ですが、当時、夜の光というものがとても貴重なものだったのだと感じられました。 3.昔の懐かしいガス機器に出会える そして、古いレンガ造りのもうひとつの建物は、くらし館。明治45年建築の旧東京ガス千住工場計量器室を移設復元したものだとか。 こちらは、明治大正昭和のガス器具や当時の広告ポスターなどが展示されていました。あんまり東京ガスの広告で覚えているものは少ないのですが、当時の有名人たちが皆若い。 プロボウラーの中山律子さんや初代の大関貴ノ花も広告に登場していたのですね。 このあと、懐かしい昭和のガス炊飯器やガスレンジなどを紹介させていただきました。次に訪れた小平霊園では、野口雨情や壺井栄、小川未明、柳宗悦などの文化人のお墓にお参りすることができます。特に、都立霊園では唯一の樹木葬のある樹林墓地は、従来のお墓のイメージを変える斬新な試みだと思いましたね。 続きは、是非、こちらをご覧ください。 「おもしろ歴史ウォーキング 東京編」 (参考)第7章 ノスタルジックな気分に浸れる小平・ガスミュージアムと松並木が美しい小平霊園 東京都小平市 1.ネーミングが気になる東京街道 2.ガスミュージアムで、街の灯りのありがたさを実感 3.昔の懐かしいガス機器に出会える 4.緑豊かな公園の雰囲気の小平霊園 5.都立霊園では唯一の樹木葬・樹林墓地がある
2019年04月09日
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こんにちは。 先週、花粉の絨毯爆撃が進む中、決死の覚悟でお花見に行ってきました。行ったのは、仕事場の近くにある浜離宮と芝離宮、そして芝公園です。 どこも、十回以上訪れている場所ですが、桜の開花時期はまったく違う景色に見えますね。 芝離宮では、小田原北条氏の家老屋敷の門柱が四本も見られて、歴史ウォーキングとしても楽しめました。 花粉の飛散が終わったら、また、いろいろな歴史スポットに出かけたいと思った次第です。 さて、先日出版しました拙著「日本一まずいラーメンから、苦情処理について考える」。 それは、こちら。 早速、お読みいただいた方もいらっしゃって、とても感謝しております。 ちょっとふざけた感じのタイトルを付けてしまったのですが、内容はいたって真面目なビジネス書です。 ラーメン店の事例をキッカケに、さまざまな苦情のパターンを分析して苦情処理のヒントを得たのだから、タイトルに偽りはございませぬ。 本書は、苦情処理のノウハウに留まらず、そこから営業開拓に結び付けるヒントを提供している点が売りの一つでしょうか。 事実、四十年近くビジネスの最前線で仕事をしていますが、苦情が発端で大口取引が始まった事例を数多く見てきました。 苦情は、自分の本音を相手にぶつける行為だとも考えられます。だから、店の担当者が、それに誠心誠意対応しているうちに、プライベートでも本音で付き合えるようになることが少なくありません。 本文にも書きましたが、苦情をうまく処理することは、営業における最高の取引深耕策とも言えるのです。 …ということで、今回は、「日本一まずいラーメンから、苦情処理について考える」の序章をご紹介させていただきます。 序章に続く第1章に、全米レストラン協会が行った調査結果があるのですが、これは接客を仕事にする人必見の数字ですよ。 それを知っているのと知らないのとでは、業績面で大きな差が生まれるのは間違いないでしょう。 それでは…。 序章 日本一まずいラーメンに出会ったときの顧客の反応は? 私は、若い頃から新規開拓営業を続けてきましたが、外食も、週一回は新しい店を訪れています。ただ、ラーメンに関しては、初めて入る店の場合、結構緊張します。と言うのも、今まで何度かひどい目にあったことがあるからです。 その意味で、どうしても忘れられないラーメン屋さんがあります。恐らく、私の長い人生経験において、一番まずいラーメンでした。肌が合う、合わないとか、そういう問題を超越していて、おそらく誰が食べてもまずいと断言できるラーメンだったと確信しています。 詳しい場所ははばかられますが、東京都心の一画、ITやヲタクの聖地を貫く大通り沿いにその店はありました。今から十年以上前の話です。先日その場所へ行ってみたら、やはりというか当然というか、その店は無くなっていました。前の道路に「日本一まずいラーメン屋があった場所」の記念碑を建てたいと思ったのを覚えています。 さて、私がなぜその店に入ってしまったか。 それは立地と店構えの古さです。東京でも有数の大通りに面し、おそらく三十~四十年は営業を続けてきたであろう威厳がその店構えに感じられました。競争の激しい場所で長い期間、生存し続けてこられたのだから、きっとうまいに違いないと考えたのです。 時間は正午近く。店の前の人通りの多さから、当然、店内は混んでいると予想して、私はその店に入りました。 ところが、店内は閑散としています。お客は一人しかいません。三十人近く入れる店内のカウンターに、中年の男性がひとりだけ。 それだけでもやめておくべきだったのに、私は訝りつつもカウンターに腰掛け、味噌ラーメンの大盛りを注文してしまいました。せめて普通盛りにしとけばよかったと後で後悔するのですが…。 店主は、六十歳ぐらいの親父です。 私の注文を聞くと、フッと自嘲気味に笑みを浮かべました。そのあと、カップルが店内に入ってきます。 合計四名。とうとう私がその店をでるまでほかには誰も入ってきませんでした。 都心の一等地にある間口の比較的大きなラーメン屋。 しかも昼食時のかきいれどきに、お客がたったの四人ですよ。しかし店内は、そのカップルがしゃべりまくって結構うるさかったです。 待つこと二十分。やっと味噌ラーメンが私の前に姿を現しました。 それを見て、絶句。思わず店主を見て、心の中でさけびました。 麺が伸びきってる。しかも何これ、どうして味噌ラーメンのスープが透き通っているんだよ!! この状態をどう表現したらいいのでしょうか。 さすがに大盛りだけあって、量は申し分ない。 だけどその量は、麺が伸びた分で大方カバーされている。しかもどうやって作ったら、味噌ラーメンのスープが透き通るの? 店主は私と目を合わさず、カップルの分のラーメンを作る作業に没頭しています。とにかく私はそれを食べてみることにしました。 箸で麺をすくい上げただけで、ふにゃふにゃになっているのがわかります。 しかもそのスープ。味は、インスタントの味噌汁についている味噌を、基準量の四分の一だけ使って作った味噌汁といったらいいでしょうか。 今までしゃべりまくっていたカップルのところにもラーメンが行きました。 突然、二人は沈黙。 店内に、針一本落としてもわかるような静けさが漂います。外へ一歩出たら、車や人々の喧騒に包まれる都心の一等地で、なんだこの森閑とした雰囲気は。 かつてテレビで見たカリスマラーメン屋の店主は、お客の私語や携帯電話を許さず、ピリピリとした緊張感が店内に満たされていました。 おいしい、まずいといった差はありますが、特殊な状況下におかれると、人は押し黙ってしまうのですね。 なぜ、まずいラーメンを食べさせられたお客が文句を言わないのか。なぜ、これだけまずいラーメンが、ラーメンの激戦区で生き残っていけるのか。 この続きは、こちらから。 日本一まずいラーメンから、苦情処理について考える よろしくお願い申し上げます。 永嶋 信晴 参考:目次より はじめに 序章 日本一まずいラーメンに出会ったときの顧客の反応は? 第1章 苦情処理に対する心構え 1.一件の苦情には、顧客の多くの不満が隠されている 2.迅速な苦情処理の成功で、取引が拡大することも 3.なぜ、苦情は発生するのか 4.一口に苦情と言っても、その原因はさまざま 5.顧客の立場に自分を置いてみる 6.苦情処理でもっとも大切な心構えとは 第2章 苦情を予防するには 1.苦情を未然に防ぐ心構えとは 2.顧客の隠れた不満を発見するには 3.いきなり「取引停止」にならないためには、何が必要か 4.個々の接客担当者だけで解決できない問題はどうするか 5.苦情を出さない、誰からも好かれる接客担当者になるコツ 6.顧客との信頼関係を築ける接客担当者は苦情が少ない 7.疎遠になると苦情が増える、細やかな連絡を活用して信頼関係を築くには 第3章 苦情処理の基本的な対応とは 1.苦情処理に外せない六つのステップ 2.顧客の不安をいかに取り除くか 3.シェークスピアの時代から言われている苦情処理の基本とは 4.苦情を聞くとき、気を付けなければいけないことは 5.顧客の怒りを助長させない苦情を聞く姿勢とは 6.叱られるプロが実践する禁断のテクニックとは 7.表面的な苦情に隠された本当の原因を知ることで、苦情は宝になる 第4章 ファンを増やす苦情処理法とは 1.ネズミがカウンターを疾走したラーメン店の対応は 2.ラーメンに髪の毛が入っていても、顧客がファンになる対応とは 3.苦情をますますこじらせる現代のコミュニケーション事情 4.ブロック塀を壊された人が怒れなかった謝罪の仕方とは 5.顧客が感情的になっているときの苦情処理のポイント 6.どうしても反論しなければならない場合は 7.苦情処理から顧客の信頼を得る方法とは 第5章 歴史とテレビドラマに見るうまい苦情処理の実例 1.日本人が好きな謝罪の仕方とは 2.自らの命と六十二万石を守った独眼竜政宗の謝罪法 3.大河ドラマからヒントを得て上司のプレッシャーを脱出したノウハウ 4.苦情処理における沈黙と社交性にかかわる一考察 5.映画で見た高倉健さんの秀逸な苦情処理法 おわりに
2019年04月06日
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こんにちは。 新元号は、「令和」に決まりましたね。 私の予想は見事に外れましたが、万葉集から引用された言葉なのですか。日本史好きとしては、これから雅な気持ちで、書かせていただこうと思いました。 さて、久しぶりの新刊本のお知らせです。 今回は、私の原点ともいえるビジネス書です。 タイトルは、『日本一まずいラーメンから、苦情処理について考える』。 かなり攻めている感じのタイトルですが、本当に、ラーメン店にまつわる事例がいくつか登場します。 この本に登場する飲食店の事例は、すべて私が経験したものです。 原稿を書いた後、「日本一まずいラーメン」というフレーズでネット検索してみたのですよ。 すると、あるテレビ番組で紹介されたラーメンが、栄えある日本一の称号を手にしたとありました。 ネットには、そのラーメンの写真も記載されています。 ただ、それを見て安心しましたね。味はもちろん、ビジュアル面においても、私の食べてしまったラーメンに比べれば、はるかにおいしそうに見えまする。 とは言え、私が食べたラーメン店は消滅してしまったので、今となっては、そのまずさを証明することはできませんが…。 別の飲食店でラーメンを食べていたとき、それ以上にショッキングな事件に遭遇したことがあります。 目の前のカウンターの上を巨大なネズミが疾走したのですよ。カウンターに座っていた客全員が、数秒間固まってしまったのを覚えています。 どちらの事例も、さぞ、客の怒りが爆発したと思われるかもしれません。 しかし、なぜか皆、大人しくお金を払って店を出たのです。 酷い対応を受けた顧客が、苦情をまったく言わないケースは少なくありません。 顧客の不満が表面化しないので、一見すると、問題がないと思われがちです。しかし、会社や店舗の経営という視点では、直接、厳しい苦情を言われる以上に、その裏では重大な問題を抱えていることが多いのです。 本書は、表面化する苦情の解決策とともに、表に出にくい顧客の不満の対策にも多くのページを割いているのが特徴です。 接客を仕事にする人にとって、苦情はあってはならないものです。しかし、どんなにサービスが優れていても、どんなに接客が行き届いていても、苦情がまったくないという会社や店舗は存在しないのではないでしょうか。 一昔前は、苦情はすべて悪いことで、いかに発生させないか、もし発生したらいかに蓋をするかを考える風潮がありました。しかし、現在は「苦情は宝物」というポジティブな発想で、苦情を経営のヒントとして活用しようとする企業も増えています。 苦情は、顧客の本音をストレートに表現した形だと言えます。だから、それに一生懸命対応しているうちに、プライベートでも顧客と本音で付き合えるようになるのです。 苦情をうまく処理できれば、営業における最高の取引深耕策と言えるのではないでしょうか。 苦情というビジネス最大のピンチを、大きなチャンスに変えたい接客担当者および企業家の必読本です。 …ということで、 『日本一まずいラーメンから、苦情処理について考える :クレーム対応必勝テキスト』 それは、こちら ご興味のある方は是非。 よろしくお願い申し上げます。 永嶋 信晴 目次より はじめに 序章 日本一まずいラーメンに出会ったときの顧客の反応は? 第1章 苦情処理に対する心構え 1.一件の苦情には、顧客の多くの不満が隠されている 2.迅速な苦情処理の成功で、取引が拡大することも 3.なぜ、苦情は発生するのか 4.一口に苦情と言っても、その原因はさまざま 5.顧客の立場に自分を置いてみる 6.苦情処理でもっとも大切な心構えとは 第2章 苦情を予防するには 1.苦情を未然に防ぐ心構えとは 2.顧客の隠れた不満を発見するには 3.いきなり「取引停止」にならないためには、何が必要か 4.個々の接客担当者だけで解決できない問題はどうするか 5.苦情を出さない、誰からも好かれる接客担当者になるコツ 6.顧客との信頼関係を築ける接客担当者は苦情が少ない 7.疎遠になると苦情が増える、細やかな連絡を活用して信頼関係を築くには 第3章 苦情処理の基本的な対応とは 1.苦情処理に外せない六つのステップ 2.顧客の不安をいかに取り除くか 3.シェークスピアの時代から言われている苦情処理の基本とは 4.苦情を聞くとき、気を付けなければいけないことは 5.顧客の怒りを助長させない苦情を聞く姿勢とは 6.叱られるプロが実践する禁断のテクニックとは 7.表面的な苦情に隠された本当の原因を知ることで、苦情は宝になる 第4章 ファンを増やす苦情処理法とは 1.ネズミがカウンターを疾走したラーメン店の対応は 2.ラーメンに髪の毛が入っていても、顧客がファンになる対応とは 3.苦情をますますこじらせる現代のコミュニケーション事情 4.ブロック塀を壊された人が怒れなかった謝罪の仕方とは 5.顧客が感情的になっているときの苦情処理のポイント 6.どうしても反論しなければならない場合は 7.苦情処理から顧客の信頼を得る方法とは 第5章 歴史とテレビドラマに見るうまい苦情処理の実例 1.日本人が好きな謝罪の仕方とは 2.自らの命と六十二万石を守った独眼竜政宗の謝罪法 3.大河ドラマからヒントを得て上司のプレッシャーを脱出したノウハウ 4.苦情処理における沈黙と社交性にかかわる一考察 5.映画で見た高倉健さんの秀逸な苦情処理法 おわりに
2019年04月01日
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