活き活きPC&園芸三昧
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1.スパゲッティ星雲の撮影 この超新星爆発残骸のスパゲッティ星雲は天文撮影の趣味に入ってから常に撮りたいと思っていた対象でした。これまで未消化ながら撮影を試みてきていますが、全体像を1枚にした写真は撮れていませんでした。 撮影は、鏡筒として焦点距離135mmの Samyang F2.0/135 を使い、カメラはASi2600MC Proを、フィルターはデュアルナローバンドフィルターの Optolong の L-Ultimate を使いました。フィルターによる波長のズレを避けるためにレンズの絞りを F=4.0 にしぼりました。 撮影の様子や画像処理を下の動画にまとめています。 撮影と画像処理の動画【写真をクリックで動画へ移ります】 2.スパゲッティ星雲星雲の最終画像 2日間、総露光時間7時間20分の撮影でした。画像処理をして、下のような最終画像が得られました。 スパゲッティ星雲の最終画像 撮影日:2025/12/12,14。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Samyang F2.0/135mm (絞りF=4.0) 。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" Optolong L-Ultimate。ガイドスコープ:Skywatcher EVOGuide 50ED (f=240mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。600秒露光で合計50フレーム撮影(総露光時間:7時間20分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, SPCC, HT, NXT, StarReduction, CT, DynamicCrop)。 3.あとがき 1)デュアルナローバンドフィルターによる波長のズレを回避 スパゲッティ星雲は、過去4年間にわたり色々なレンズや鏡筒を使って撮影を試みてきたが、星雲全体を一枚の画像として捉えることは出来ていませんでした。理由は、星雲が大きいことと、淡いこと、そしてフラット画像の良いものが得られなかったこと。 星雲全体が結構大きいので、焦点距離の短いレンズないし鏡筒を使わなければなりません。焦点距離が短いと、自然に口径が小さくなり集光力も弱くなります。口径の大きいカメラレンズを使うと周辺減光が大きくなり、フラットが合わなくなる。 もう一つの難関は、星雲が淡いこと。露光時間10分が必要となります。超新星残骸を捉えるためにデュアルナローバンドフィルターを使いますが、Fナンバーが3.5以下の明るいレンズを使うと波長がずれるという問題も生じてきます。これまでは、Fナンバーが2付近の明るいレンズをL-eXtreme や L-Ulatimate の普通のフィルターを使っていたこともあって、波長のズレが生じて暗い像しか得られなかったのではなかったと振り返っています。今回は、レンズの絞りをF=4.0に絞って使用しましたので、うまく撮影できたのではないかと思っています。 2) フィルタードロワーの迷光の問題 Samyang 135 レンズとカメラとの接続は、EOS-M42変換フィルタードロワーなる便利なアダプターを当初は使用していました。 使用したフィルタードロワー ところが、下の写真のように迷光が写り込んできて困ってしまいました。この迷光は、ドロワー付近を触ると動いてゆくのです。 迷光1 ドロワーを触ると動く迷光。 迷光2 迷光が消えるときもあります。 迷光なし こんな不安定なフィルタードロワーを使ってはいられません。迷光の出ない以前から使っていたEOS-M42変換アダプターに戻して撮影を続けました。 フィルタードロワーに変えて使用したアダプター 迷光の問題は、素人ではどうしようもありません。カメラレンズの末端は金属むき出しの表面になっていますので、どうしても反射の問題が生じてくるのでしょう。
December 31, 2025
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