全7件 (7件中 1-7件目)
1

水戸芸術館現代美術ギャラリーで26日まで開催中の『新次元 マンガ表現の現在』展に、買い物帰りにふらっと立ち寄ってみた。この週末も土・日ともに出勤、それを思い出して急遽実践したわけだ。今話題の9人の作家の原画展示、そして、それぞれの作品世界を立体空間に展開する、という試みが実に興味深かった。来てみてよかった。五十嵐大介という漫画家をここで初めて知ることができたからだ。昨年、第38回日本漫画家協会賞優秀賞、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した大作「海獣の子供」。その舞台となっている海中世界の情景を表現した展示スペースはものすごく幻想的な雰囲気を作り出していた。 最初はその画力に惹かれた。雑な描き方だとの批判もあるようだが、僕はそうは思わない。必要十分に描き込まれた、とても緻密な画風だと思う。僕はその中でも特に自然の描写が好きになった。どのシーンも、自分の心の中に宿っているイメージが呼び起こされるような感覚になる。海、空、雨や風、嵐や波、強い日差し、夜の闇、海底の闇など、どの画も愛おしく感じてしまうほど素晴らしい。不思議な魅力に満ちている。次は登場人物に惹かれていった。特にヒロインの瑠花(るか)を初めとする女性たちが大変魅力的に描かれている。ラストとなる第5集が出版されないとわからないが、この壮大な物語の謎を解く鍵になるのが女性なのではないかと思う。瑠花の母親の加奈子がついに行動する意外な展開、その加奈子がデデとともに嵐の海を船出し、海獣たちに導かれるように荒れる海原を航海するシーンの緊迫感にはゾクゾクさせられる。女性ではないが女性的なルックスの美少年アングラードの存在も非常に面白い。彼が天文台で語る「海と宇宙をつなぐ道」に関する説が、おそらく謎に満ちたこの物語のモチーフを成す部分なのだろう。今までの怪現象(世界中の水族館から突然光を放って消える魚たち)がリハーサルで、間もなく本番が始まろうとしているのだという。いったい何が起きるのだろう。第5集が出るのは来年の夏だって・・・。そんなに長く、とても待っていられないよ~!
2010年09月24日
コメント(0)

ギターからしばらく遠ざかっている。今はとにかく仕事が忙しく、10月の国家試験が終わるまで、休日のわずかな時を除けばなかなか自分の時間が持てそうにない。時間は捻出できるものだ、とか、時間がないは言い訳にならない、とか言われたりもする。でも、それが容易いことではないのは、精神的ストレスが溜まりやすい状況に身を置いて、プレッシャーの中で仕事をしている人だけが理解できることなのかもしれない。肉体的な疲労ならまったく問題ないのだけれど…。本当はギターから遠ざかっているのではなく、後々心置きなくギターを弾く時間を楽しみたいから、今は仕事に集中し専念する。いうまでもなく、仕事最優先は当然のことでもあるし。以前、アンサンブル系のギターフェスティバルに参加したときに他グループの誰かが、「自分たちは仕事は適当に、ギターのほうを最優先に頑張ってます」と挨拶で語っていたが、それがジョークでないのでビックリしてしまった。たとえジョークでもそんな風には言って欲しくないと思った。たとえば、口を開けば他人の悪口ばかり放ってる人がいたりする。周囲に散々不快な思いをさせていながら、まったく気付かない、その鈍さにあきれてしまう。しかし、そんな人間でもギターが好きだったりすることはあるかもしれない。たとえば仮に、どんなに上手な演奏ができるとしても、そのような人が奏でる音楽を僕は聴きたいとは思わないし、そもそも何ら関心が持てない。頭がカタいと思われるかもしれないが、僕はそういうタイプなのだから仕方がない。やれやれ、話を戻さねば…。中高年になれば立場上、経営者・上司と部下の間で板挟みになるなど、自分の力だけではどうにもならない事で多大なストレスを抱えている人はきっと世の中にたくさんいることだろう。そこには理不尽に感じる事も多いだろうが、それが組織の必然でもあったりする。難しくて頭を悩ますことだらけ。今の自分は、ある意味最も困難な状況にいるのかもしれない。だけど、不思議とポジティブなエネルギーが沸いてくるのを感じることもできる。キャパを超えるほど課題が多過ぎるけれど、ひとつひとつ出来ることから、とにかく前進するとしよう!ギターは待っていてくれるから!
2010年09月22日
コメント(2)

笠間市にある民家風そば家「和味(なごみ)」で十割蕎麦と小豆玄米ごはんを食してきた。加波山・吾国山などを望む田園風景に囲まれた民家。そして、畳の座敷が持つ魅力をそのまま生かした客間。そこはまさしく、その名の通りに心が和むひとときを味える空間だった。徹底してこだわった食材選びと料理法。それは、身体へのやさしさ、心へのやさしさ、そして環境へのやさしさを実現させていて素晴らしい。「食」、そして「生き方」のひとつの理想形をここに見たように思う。ここ笠間市にまたひとつ、僕のお気に入りの店が増えた。
2010年09月20日
コメント(0)

県主催で毎年開かれる「大好きいばらき 動物愛護フェスティバル」に、メディア系の学生たち16名とともに初参加した。僕たちのブースは本部テントのすぐ後ろに配置された。Macのパソコンを5セット、インクジェットプリンタを3台、学生たちのイラスト作品(図書館エントランスの展示物とは異なるもの)、その他テントを飾るのに必要な備品などをクルマ2台に積んで朝8時20分頃から搬入の作業を行った。今回学生たちが用意した出し物は子供向けのゲームやオリジナル・ポストカード作成など、すべてMacの画面上で行えるものだった。グラフィックデザインの学校に相応しいこれらの出し物は、担当のH先生の指導の賜物であり、また学生たちの努力の成果でもある。学校の宣伝にもなるとはいえ、学生たちにとっては休日返上のボランティア参加であるわけだが、そんな心配は無用なほど、どの学生もチームワークよろしく心から楽しんで自分の役割をこなしている様子だった。フェスティバルが始まってすぐ、僕らのブースには個性的な犬たちを連れたお客様が次から次へと訪れた。可愛いペットたちの写真、あるいはペットと一緒の記念写真をお気に入りのフレームで飾ったポストカードにできる、とあって来客が後を絶たず、学生たちは半ばパニック状態に陥った。僕も来客たちが連れてきたワンちゃんたちをデジタルカメラで撮影するのに忙しくて、イベント終了30分前まで昼食を取る余裕も無かったほどだった。中には学生たちの状況などお構いなしに「うちのカードはまだできないの?」と不満をたらたらと繰り返す方がいたが、皆嫌な顔ひとつせずに冷静にカード印刷の作業をこなした。いや~、一時はどうなることかと思った。まるで嵐のようなひとときだったが、皆本当によく頑張って大変な時間をしのいでくれた。見事なチームプレイだったよ!(この経験を生かせば来年はもっと手際よくできる)晴天に恵まれたのはいいが、朝から暑くて大変だったろうとアイザック先生が飲み物の差し入れを持って陣中見舞い来てくれた。有難いっす!いろいろな意味で、このイベントに参加してみて非常に良かったと思う。来年も頑張ろうね! みんな本当にごくろうさまでした!!!
2010年09月19日
コメント(2)

茨城県立図書館の入り口仕事と介護に関する日記をここ数ヶ月間は極力避けてきた僕のブログであるが、今日は昨年から進めてきた事が大団円を迎えたので嬉しくて、またひとつの区切りとして久々に書いておきたい衝動に駆られた。「動物愛護について考えよう」というテーマで制作した学生たちのイラスト(個人制作)と紙芝居(共同制作)の全作品が、動物愛護月間(9月1日~18日)の展示物として茨城県立図書館のエントランスホールに飾られたからである。県立図書館エントランスの展示コーナー動物好きの人に大切にされて幸せな生涯をおくる犬猫たち。だが、いまだに身勝手な人間によって捨てられ殺処分される不幸な犬猫たちも後を絶たない。そんな深刻な問題を抱えている動物愛護問題。それだからこそ、不幸な目に合う命を救いたい。重いテーマであるが、優しい心を持った学生ひとりひとりが真剣に取り組んで仕上げた作品が、こうして公の場に展示され、多くの人の目に触れることはとても良いことだと思った。学生たちの作品が展示された3列のパネルコーナー今回の展示作品は、すべてMacのパソコンでグラフィックソフトを使用して制作したイラストであるが、その内容には学生ひとりひとりの思いがメッセージとなり、それが授業で身に付けた技術を駆使してしっかりと表現されていた。僕の立場で言うのもなんだが、これはとても素晴らしいことだと思った。展示パネルのセッティングを行う学生たち作品の搬入および展示用パネルのセッティング作業もすべて学生たち自身の手によって、8月31日の図書館休館日に行われた。作品の制作だけでなく、搬入から展示期間終了後の搬出作業まで一貫して行ったことも良い経験になってくれることと思う。それと、僕が県の方たちと接点を設け、交渉を進めているところも彼らは見てきている。始まりは些細なひとつの行動であっても、それがやがてこうしたイベントとして現実の形になって実現すること、さらにそれが新たな展開となって見知らぬ人とのつながりを生み出し、次のアクションへのチャンスさえも生まれることがあることを知って欲しい。いや、きっと彼らは気付いてくれたことだろう。現に、学生たちの作品を見てくれた方がある作品を絶賛してくださり、次の動物愛護推進用のポスターとして是非使わせて欲しい、と言ってくださったのだ。その方は動物愛護ボランティアに長く関わっている有力者であった。学生たちの共同制作による紙芝居作品この展示コーナーが毎年のイベントとして定着してくれることを祈っている。
2010年09月18日
コメント(0)

知人で画家&ドールハウス制作家でもある、かたつむりのMさんがとても素敵なドールハウスを僕に作ってくれました。それも「僕のイメージ」で制作されたということなのでそれはもう言葉にならないほど嬉しかったです。(大変恐縮です)壁に掛かっている絵画は、僕の好きなスーラの「グランドジャッド島の日曜日の午後」ではないか。アンティークな家具の完成度もため息が出るほど見事だ。こんな素敵な椅子でギターを弾いてみたいな♪Mさんのドールハウスで表現された部屋を眺めていたら、あるイメージが浮かんできた。ミニチュアサイズになった自分そこにいて、この部屋で過ごすひとときを心から楽しんでいる姿を。スタンドの灯り、窓から入る陽射しの光のあたたかさはどれほどだろう。お気に入りのテーブルに椅子。そこに腰掛けて好きな絵を鑑賞する充実のひととき。想像の世界は夢みるように広がっていく。ここでは、すべてが本当にラブリーなものに思えてくる。そしてそれは、現実の世界にも同じ思いを巡らせることができるようになってくる。日常無意識に使っていた家具調度品が、そして日々の暮らしそのものが、実は本当にラブリーなもので満たされていることに気づかせてくれる。素敵な作品、本当にありがとうございます!
2010年09月13日
コメント(2)
ビートルズの超有名なアルバム「レット・イット・ビー」の収録曲の中に、ジョン・レノンが作詞作曲した「アクロス・ザ・ユニバース」という作品がある。松尾芭蕉に触発されて書いたとも言われるその歌詞がとても印象的で、それがジョン特有の大変親しみ易いメロディに乗せて歌われる。僕も初めて聴いたときから好きになった曲だ。 不滅の愛は 無数の太陽のように輝き 僕にささやき続ける 宇宙を越えて(アクロス・ザ・ユニバース) この曲は深遠で、とてもスケールの大きな、ジョン・レノン究極のラブ・ソングだと僕は思っている。歌詞のラストで繰り返されるフレーズがまた印象的だ。 神に誓う ぶれることの無い僕の人生を Nothing's gonna change my world ぶれることの無い僕の人生を ・ ・ ・2008年には、NASAが設立50周年を記念して北極星に向けてこの曲を発信したとのことである。 → アクロス・ザ・ユニバース / ビートルズ 『不易流行』という言葉を芭蕉つながりで思い出した。松尾芭蕉が「奥の細道」の旅の間に体得した「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」という概念を表した言葉であり、その意味は「不変の真理を知らなければ基礎が確立せず、変化を知らなければ新たな進展がない」というもの。そして「その両者の根本は一つである」というものである。「不易」とは変わらないこと、即ちどんなに世の中が変化し状況が変わっても絶対に変わらないもの、変えてはいけないものということで「不変の真理」を意味する。反対に「流行」とは変わるもの、社会や状況の変化に従ってどんどん変わっていくもの、あるいは変えていかなければならないもののことをさしている。本当に大切なものは、実は気付いていないだけで、たいていの場合自分の身近にあったりするのではないだろうか。あるいは、はじめから案外所有していたりするものではないだろうか。明日が見えない激動の時代だなんて決して言い切りたくはない。ただ、強く感じた。今のような時代にこそ、「不易」と「流行」をしっかりと見据えていきたいものだと。そして自分も、「ぶれることのない人生」を送りたい、と!
2010年09月08日
コメント(0)
全7件 (7件中 1-7件目)
1


