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天気の悪い日は読書にちょうどいい。昼寝にだって、ちょうどいい。 今日の一曲『水の影』 松任谷由実
2006年02月28日
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ひとけない朝の道。水色の空が気持ち良くって、私、長渕剛の『泣いてチンピラ』を歌いながら歩いてた。いい気分でモノマネ。突然、人が出て来た。中途半端に知ってる人だった。私の妙に熱い歌声、もしかして聞かれちゃったか?っていうか、聞こえてるだろ、おそらく。ああ、あたりさわりのない歌にしておけば良かった。せめてもっと新しい歌にしておけば良かった。でも、ここで途中でやめちゃうのも恥ずかしい。恥ずかしがってることが恥ずかしい。とにかく恥ずかしい。しょうがないのでその人に気付かないふりで続けて歌った。【泣いて泣いて泣いて チンピラになりてえ♪】歌っても恥ずかしかった。そんなの、当たり前だった。いっそ、ほんとに、チンピラになってしまいたくなった水色の朝。 今日の一曲『泣いてチンピラ』 長渕剛
2006年02月27日
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そういや子どもの頃近所の人が個人的に作っている手作り新聞が不定期で回覧板に挟まっていたっけなーと急に思い出した。【この間、庭の雑草とりをしていたら、 通りすがりの小学生が手伝ってくれたので助かりました】【秋ですネ。キノコの季節です。 みなさんはキノコについてどのくらいご存知ですか?】って感じで、身辺雑記や、ちょっとした情報が載っていた。筆者は定年退職した後の男の人だった。よっぽど新聞作りが好きだったのだろう。原稿書きに印刷、配布、かなり労力のいる趣味だ。好きでなけりゃやってられない。その話を母にしたら即座に「知らない」の返事。目を通していなかったのか忘れちゃったのかわからないが一緒に語り合えなくて残念だ。私が冴えない顔をしたのが気になったのか、陽気な声で母がこう言った。「手作り新聞、か。 それって今で言うポエムみたいなもんだよねー。 あんたもやってるんでしょ?ポエム」それを言うならブログだろう。 今日の一曲『ヴァージン・ブルー』 Lead
2006年02月26日
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私がよく行くお店というとCD屋と本屋と洋服屋。新品の店、中古の店、両方、行きます。中古の店、大好きです。時代やニーズを超えちゃってますから品ぞろい豊富だし、安いし(笑)最近、中古の店で買って嬉しかったものはというと・・・CD、本から、一つずつ、紹介しましょう。CD 高橋洋子『BEST PIECES 2』 高橋洋子、好きなんですけど、 あんまり中古店に置いてないのよね。 あっても、お値段、高めだったりして。 恒久的に支持されるタイプのシンガーは おおむね、そんなもんですけどね。 このCDもそんなに安くなかったのですが、 中身がすごく気に入ったので、 中古とか値段とか関係なく 「買ってよかった」と思いました。 ちなみに 『残酷な天使のテーゼ』はシングルとは別のバージョン。 この曲に関しては 「やっぱ、シングルバージョンの方が好きだなー」 と思いましたが、 そっちは既に持っているので、 「違うバージョンも入手できて却って良かったよ」 って感じです。 本 芥川龍之介全集・全12巻。 これ、すごいですよ。マニア大喜びの内容です(笑) 岩波書店から1977年に出たものなのですが 小説、随筆を全部収録、 ってだけじゃなく、書簡に、 座談会やインタビューでのコメント、 手帳の中身までと、まさに「芥川龍之介全集」 パーフェクトです。 どうでもいいことなのですが、私は、 芥川龍之介が後に妻になる塚本文へと送ったラブレターが とても好きだったりします。 作家・芥川龍之介の作風からすると 意外なほどに、素朴で素直。素敵なラブレターです。オマケ 中古店で探してるモノ・ナンバー1 沢田研二『架空のオペラ』 アルバムです。どこにもないの(泣) そもそもCD化されてるんだろうか。 今日の一曲『あの頃に待ち合わせよう』 高橋洋子
2006年02月24日
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ひさしぶりに髪を短くすることにした。テレビや雑誌を眺めて「こうしようかな。 でも、こういうのもいいな」と、楽しく迷う。そうしてようやく決定し、明日の休みは美容室だよと浮かれていた夜に、母から電話がかかって来た。「明日、買い物に付き合って欲しいんだけど・・・」しょうがないなー、美容室は次回の休みまで先延ばしにしよ。そうして翌日。買い物が終わり、別れ際、母が、付き合ってくれたお礼だよと、きれいな色の小さな包みをくれた。入っていたのは、髪留め。さっきお店で私が「まとめ髪にいいなー、可愛いなー」そう思って手に取っていた髪留めだった。そして、「あ、髪、切るんだった。もういらないんだった」そう思って棚に戻した髪留めだった。 今日の一曲『Merry・Go・Round』 YUI
2006年02月23日
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テレビでおなじみの劇団ひとりの初小説です。劇団ひとり、結構好きだしー、帯に大好きな恩田陸と大槻ケンヂの推薦コメントがくっついてるしー。ということで、パラパラっと拾い読みして、気に入った一文に出会ったので、買いました。定価、本体1400円+税。幻冬舎。切ないロマンチシズム、毒あり哀しみありのユーモア、個性的でリズミカルな文章。ってな感じで自分の好きなタイプの小説でした。ここ何ヶ月かの間に読んだ本の中で一番、好きです。すっごく良かった。パラ読みした時に期待できそうだなーとは思ったのですが、ここまでとは予想しませんでしたー。声を出して笑い、点と点が繋がる醍醐味味わい、胸がきゅんとなり、じわっと涙ぐみ、最終行で微笑み浮かぶ。まあ、つまり、絵に描いたような幸福読書体験でありました。 今日の一曲『ワールドアパート』ASIAN KUNG-FU GENERATION
2006年02月22日
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「裏切り者め」と或る日の彼が薄い膜のかかったような笑顔で言った。なんのことだろう。さっぱりわからない。戸惑っていると、彼は、「昨夜、きみの夢を見たんだ」と種明かしをしてくれた。「この公園でね、 きみが別の男と 一緒にブランコに乗ってる夢」「なーんだ。夢か」「俺の知らない奴だったよ。 でも、たぶん、年上の人」「どうしてわかるの?」「なんとなく。 きみが裏切ったせいで 今日は俺、落ち込んでた」「夢なのに?」「夢なのに」夢なのに落ち込んでくれていることが嬉しくて、「私のことが本当に好きなんだね」と、からかった。そうして「大丈夫だよ」って笑ってみせた。「正夢になったりして」しつこく心配する彼に私は何度も繰り返した。「正夢になんてなるわけないよ」それから数年後、私はその公園に別な人といた。彼の知らない年上の人。始まったばかりの恋。照れくさくって居心地悪い気分でブランコを揺らしている時に、突然、頭の中に遠い日の彼との会話が甦った。正夢に、なっちゃったね。正夢にする気なんて少しもなかったはずなのに、いつのまにか運命はこんなふうに流れてた。だけど。もしも、あなたが、あの日のまま、私のことを好きでい続けてくれていたなら、夢は夢のまま、正夢になることはなかったはずだよ。裏切ったのは、私じゃなかったね。 今日の一曲『3年目』 斉藤由貴
2006年02月21日
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本当は甘えたがりなんだろうなと思う、自分のこと。甘えた人を見ると私、「ふん、甘えちゃってさ」って心の中で呟いてしまう。なんとなく、苛々した気持ちになってしまう。「この人、嫌い」って感じじゃない。ただ、なんとなく苛々。人は自分にはできないことを無邪気にしている人を見るとイヤな気分になるものなんだって何かの本で読んだことがある。甘えた人を見ると私、なんとなく苛々してしまうのにたいていは、その後、「しょうがないなー」って苦笑いしながら受け容れてしまう。人は自分がして欲しいように人にしているものなんだって何かの本で読んだことがある。 今日の一曲『群衆の中の猫』 尾崎豊
2006年02月20日
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6才の時だった。親が離婚して、私は、母親と一緒に、住んでいた家を出た。同じ区内だったからもとの学校にそのまま通うことに決定。電車通学。ポンとお金を渡されて、「ただ乗っていれば着くから」と言われた私は最初の日から一人で電車に乗った。こんなの、たいしたことじゃないのかも。だけど、私は、すごく心細かった。二日目も三日目もそれから、ずっと後になっても、緊張で胸のドラムが鳴りやまなかった。怖かった。不安だった。両手で銀色のパイプをしっかり握りしめながら目と耳は窓の外の景色とアナウンスを必死で追いかける。そんなに緊張してたのに、もともとの性格がぼんやりさんなだけに、失敗してばかり。忘れ物をして「取って来なさい」と玄関で回れ右をさせられたこと。だけど、取って来ようがなかったこと。お金をなくしてどうしようどうしようと困った挙句、運転手さんに一生懸命謝ったこと。行き先の違う電車に乗ってしまい日暮れ時の長い道のりを、てくてくと歩いたこと。どれも忘れられない思い出。随分前になるけれど、或る人にこの話をした時、「ココナツさんのお母さんって 子どもの自立心を養おうとする立派なお母さんだったんだね」って、言われた。私はその言葉になんともいえなく苛ついて、そうして苛ついたことによって、自分が何を求めているのかがわかってしまった。誤解しないで欲しい。批判的な目で母を見て欲しかったんじゃない。むしろ私は他人からは母のことを悪く言われたくない。そうじゃなくって。自分のことを褒めて欲しかった。まだ小さいのに偉かったねって、よくがんばってたねって言って欲しかった。私の中には、小さな私が住み続けていたんだ。小さな私は目を輝かせながら、「私、ちゃんと一人でがんばったよ! ねえ、がんばったことを、ほめて!ほめて!」と、飛び跳ねている。願いが叶わないまま、大人になってしまったからなのかな。小さな私は大きくなった私の中に住み続けていたんだ。 今日の一曲『Swallowtail Butterfly ~あいのうた~』 YEN TOWN BAND
2006年02月19日
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私の友人、モモンガ(仮名)は、旧友が職を失い生活に困っていた時に3万円を貸してあげた。モモンガだってお金持ちじゃない。たまたまボーナス後だったので捻出できた、大事な大事な3万円である。期限は決めなかった。モモンガは、きっちり約束しなくても、就職が決まったら返してくれるだろうと思っていた。旧友を信頼していたのだ。ところが、就職が決まっても、お金は返って来ない。モモンガは思った。「まだ生活が苦しいのだろう」もう少し待つことにした。旧友は、何かにつけて「モモンガから借りた3万円」のことを話題に出していた。忘れられているってことはない。大丈夫だ。何ヶ月かが過ぎて、モモンガの誕生日が来た。旧友は「いつもお世話になってるから」と、友達が友達に贈るにしてはちょっと高価なプレゼントをくれた。モモンガは「こんな高いものをくれるくらいなら 貸したお金を一部でも返してくれればいいのに」と思ったが、「モモンガに少しでもお返ししたくって」と照れくさそうに笑う旧友を見ていたら何も言えなかった。気がつけば1年が過ぎていた。「たまにはうちに遊びに来てよ、ごちそうするよ」と言われ、旧友の家を久々に訪れたモモンガは、壁に貼られている感謝状を発見して、はっとした。それは盲導犬の会がお金をたくさん寄付した人に贈る感謝状だった。モモンガの視線に気付いた旧友は、こう言った。「善人ぶってるとか思われたらイヤなんだけど 少しでも役に立ちたいなーと思ってるんだ」と言った。「そそそ、そんな、別に善人ぶってるとか思わないよ。 こういうのに寄付するのって偉いと思うよ。 私なんか、寄付したことないし」妙にしどろもどろなモモンガであったが、旧友はそこらへんにまるで気付かず真面目な表情でこう続けた。「こういうことを無視して生きてる人って多いけど やっぱ、社会の一員として できることはすべきだと思うんだよね。 あ、別にモモンガが駄目だってわけじゃないんだよ? できるんだったらした方が良いと思うけどね」言ってることは正しい。だけど、だけど。モモンガは居心地悪い気持ちで感謝状の日付を見た。明らかに自分が3万円を貸した後だった。結局、3万円は、戻って来なかった。旧友は今、遠い町に住んでいる。モモンガは時々、どこかの盲導犬に思いを馳せる。「返って来なかった私の3万円、 盲導犬のために役に立ったというのが、 せめてもの救いだな」 今日の一曲『サレンダー』 布袋寅泰
2006年02月17日
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洋服の整理をした。流行はめぐる。だから、なかなか捨てられない。組み合わせの妙で、変てこな服でもこれに合わせればキュート♪ってものもある。バリエーション、無限大。だから、なかなか捨てられない。ボロいけど着心地が良いものもある。部屋着にしかならないけどリラックスするには最適だし、最終的にはぞうきんに使えそう。だから、なかなか捨てられない。捨てられないわけはいくらでもある。しかし、収納するスペースには限りがある。もはやパンク寸前。「いつか着るかも」だのなんだの言ってる余裕は、どこにもないのだ。こうなったら思い切らなくてはいけない。ポンポン、ポンポン、ゴミ袋につっこんだ。気がつけば、七つのゴミ袋。しかも、一つ一つが、やたらと重い。布って軽いようで重いよね。どこも同じかもしれないが、私の所にも「ゴミは当日に出しましょう」というルールがある。キタキツネやカラスがやって来て、ゴミを喰い散らかすから、というのが、その理由。私は悩んだ。明日の朝、出勤前に、この重量級ゴミ袋七つ&普通のゴミを、捨てる時間の余裕はあるだろうか。いつもなら、出勤時にゴミ捨て場に寄れば済む。だけど、この量ならば、往復必至。無理だ。私には無理だ。低血圧なのだ。寝起きは頭も体も鈍いのだ。やる気も出やしないのだ。往復するような時間もなけりゃ、気力体力、全部ない。というわけで、ゴミ袋七つ、寝る前に捨てに行きたくなった。洋服だからキタキツネにつつかれる心配はないと思うんだけどだからといって「当日」というルールを破ってしまって良いのだろうか。・・・良くないよなあ。そこで私は夜更かしすることにした。午前3時。当日・・・だよね?午前3時の空気はいつもより透きとおっている。嬉しくて思いきり吸い込んだら、咳こんだ。 今日の一曲『春待ちロマン』 原由子
2006年02月16日
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仲間内のお喋りかよ?って感じのテレビ番組がどうも好きになれない。形式が問題、なわけではない。形式がこうでも、面白い番組はある。だけど、この手の番組にありがちな「せいぜいクラスの人気者レベルの笑い」が、私にはつまらない。テレビでわざわざやるほどのもんか?と思うし、この程度の笑いならわざわざテレビを見なくても自分の周りにあふれてる。直に体験する分、テレビよりずっと面白い。だけど、こういう番組が多いところをみると需要があるらしい。つまり多くの人に好まれているってことなのね。だから、好きに放映すりゃいいさと思っている。自分としてはチャンネルを変えればいいだけの話だ。とはいえ、「芸人は この程度の笑いで落ち着いてたら 芸を磨けないんじゃないか。 っていうか、曇るんじゃないの、笑いのセンス」というふうには、やっぱり思ってしまう自分。そんなわけで、好きなお笑い芸人がこの手の番組にレギュラーで出てると行く末が心配になる。余計なお世話である。 今日の一曲『素敵なSeason』 伊藤つかさ
2006年02月15日
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まるでドラマの主人公気取り。「ドラマな人」って、はたから見ていてかっこ悪いったらない。だけどこういう種類のかっこ悪さ、嫌いじゃなくて。私も時々なってる「ドラマな人」味気ない日常の中からロマンのかけらをすくいだし、私好みのドラマを作ってる。自分だけの秘密のドラマ。のつもりが、時々、誰かに見せたくなってしまうんだ。そんな時には、笑われたくなくて。流されたくなくて。そうして、こんなことまで思っていたりする。よろしければ一緒にドラマを作りませんか? 今日の一曲『春 ~spring~』 ヒステリック・ブルー
2006年02月14日
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夜の道を歩いていたら春の匂いがした。過ぎ去った日々の中の、同じように春の匂いを感じた瞬間たちが次から次と甦る。春にまつわるいろんな歌が次から次と頭の中を流れて消えて行く。ああ、春だなあ。翌日、友人に、「春の匂いがしてきたね」と言ってみた。「そうだね、してきたね」と頷く友人。そうして次の瞬間、私たち、口をそろえて、こう言った。「雪解けの匂い!」春の匂いは、雪解けの匂い。 今日の一曲『なごり雪』 イルカ
2006年02月13日
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ひょんなことから戦争の話題になり、年下の知人がこう言った。「戦争?どうでもいいよ。 なったらなったで仕方がないし」「自分とか、大事な人とかが 死ぬかもしれないのにー?」「どうせみんな死ぬんだもの、別にいいよ」驚く私に、彼女は、こっちの方が驚きだよって顔をした。「普通だよ。私のまわりはみんなこんなだよ」普通、なんだろうか。彼女のまわりの、同い年の友人たちは、本当にみんな、こんな感じなんだろうか。本当、なのか?私はびっくりした。素直にびっくりした。なんて受け身なんだ。傍観的なんだ、諦観的なんだ、客観的なんだ。そして、そして、「自分の思い」の重量が、なんて軽いんだ。実をいうと、今の時点でも、私は、半分、疑っている。本当、なのか?ひょっとしたら、彼女、重たい話題が苦手だとか私に心を開いていなかったかで適当に答えただけで本当はそれなりに思ってることがあるのかもしれない。そう考えた方が私にとっては自然だし、そうであって欲しいなと思う。せめて「普通だよ。私のまわりはみんなこんなだよ」という部分だけでも、嘘であってもらいたい。戦争を「どうでもいい」と思う人がわんさかいる社会なんて、ゾッとする。 今日の一曲『ナロウカーヴ』 スネオヘアー
2006年02月12日
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パソコンしてる時、読書してる時、とにかく家で座っている時の私の必需品。湯たんぽ。レンジで温めるジェルタイプのやつ。コアラのマーチの形になっている。こいつがいなけりゃ冬を乗り切れないわ。というのは大袈裟だけどこいつのおかげでかなり助かっている。私は寒いのが嫌いだ。ちなみに暑いのも嫌いだ。今も膝の上にコアラ。こうしていると昔飼ってた猫のことを思い出す。呼んでも来ない奴だったけれど知らん顔していると私の背中だとか膝の上だとかに乗っかって気持ち良さそうに目を閉じていた。ぽかぽか温かくてなんともいえなく平和な感じがしてそんな時間が、とてもとても好きだった。 今日の一曲『親愛なる絵描きさんへ』 より子
2006年02月10日
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人間って比較したがる生き物なのね。いや、人間じゃなくて、私か?勢いあまって「人間って」なんて、でかい問題にしてしまったわ。人から欠点を指摘され、「あんたに言われたくないよ」と思ってしまう時がある。これってこの人に比べれば自分の方がまし(もしくは同等)なのにーって感じの時。比べちゃうの、悔しいから。これって、我ながら、貧乏くさい根性だなと思う。客観的見解として言っているのだとするなら、自分がどうあれ人の欠点は欠点なわけで、それを指摘するのはおかしなことじゃないはずなのにね。他人事なら、そういう気持ちで話を聞ける。よくよく考えれば「この人が言っても いまいち説得力に欠けてるよな」って場合だとしても、そこにはあまりこだわらず、言ってることが的を得てるかどうか?って所に考えが進んでく。けれど自分のこととなると、言われた瞬間、そういうあなたはどうなのさ?って所に考えが行っちゃってそこで立ち止まりたくなっちゃうんだな。立ち止まると、会話が泥仕合みたいになってくのよね。低レベルの争いというか、成長のない展開というか。とにかく、やな展開だよ。なので、意識して、他人事の時のように冷静に相手の話に耳を傾けるようにしてる。この人がどうであれ、意見は意見、ってね。その方が自分にとって実りある会話になる、絶対。最初の瞬間、カチンと来たとしても最終的には、言ってもらって良かったなって気持ちになれたりね。でも、心に余裕のない時は駄目だね。あと、あまりにも失礼な言い方をされた時も。それで心に余裕なくなるから。自分がこんななんで、人に何か言う時には、すごく考える。「私に言う資格はあるのかー?」とか、「相手の心の余裕を奪わないような言い方で」とか。とかなんとか言ってるけど、実のところ、私って、人の欠点を指摘することってほとんどないんだわ。基本的に欠点ってふうに受け止めてないっていうか。ある意味、人様の役に立たない性格だね(笑) 今日の一曲『ANYWAY』 ハウンドドック
2006年02月09日
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いつも通っている近道の階段を降りようとしたら昨夜からの雪で、段が埋まっていた。つまり、普通に、ただの下り坂って感じになっていた。だけど遠回りしている時間はない。行くしか、ない。なーんて、一大事みたいに言ってみたけど、ふふん、こんなもん、豪雪地帯で育った私からしたら、ヘでもないわ。手すりをガっとつかみ、乗り出した。いざ。と、そこに、通りすがりのお年寄り。「ちょっとあんた! なにやってんの、危ないよっっ」「いえ、大丈夫です」「駄目だって!ほら、怪我するから!!」「いえいえ、大丈夫です」「大丈夫じゃないから、やめなさい」だから、大丈夫なんだってば。私は、お年寄りに、余裕の笑みを向けながら踏み出した。お年寄り、大声で、「ちょっと待ちなさいって!あらららー」無事、通り抜けた。ね、大丈夫だったでしょ?背中に、お年寄りの「まったくもう。人が心配してやってんのに」って声が、ちくちく突き刺さる。心配してくれてありがとう。言うこと聞かなくて、ごめんね。遅刻するわけには行かなかったんです。 今日の一曲『Dream On Ice』 和製ジェロニモ&ラブゲリラエクスペリエンス 和製?倭製?
2006年02月08日
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ショックだ、ああ、ショックだ。ショック爆弾、三千発くらい打ち込まれたような気分だ。さっき、何気なく窓辺の棚の一番下からCDを取り出したら、ケースに白いてんてんがついていた。白カビだ。やだ、もー、白カビーっっ。た、たすけて・・・。助けを呼んでも誰も来やしない。おっと、こうしちゃいられない。「も、もしや」CD全部取り出して見てみたら棚の木の所に、てんてんてんてんてんてんてんてんてん!ギャー!!「ってことは、こっちも?」真横の棚には本が入っている。本、さわった瞬間、湿っぽい。「うそーっっ」当然ながら(もう当然になっている)本にもやはり白カビが。カバーについた白カビは、この際、いい。やだけど、ものすごくやだけど、いい。拭けば取れるから、まだましだ。もっとも最悪なのは、本が水分吸収して、ぼわぼわになっちゃったことだよー。というわけで、書き出しのショック状態へ、すこーんと飛んだ私なのでした。今までこんなことなかったのにー。というよりも、数週間前までは、こんなんじゃなかったのにー。結露のバカ!!いや、寒いのに負けてストーブ、がんがんつけてたくせに、結露への注意を怠ってた私がバカ・・・・。とりあえず、全部きれいにしてドライヤーもかけたんだけど、手のほどこしようもないほど、ぶよぶよになってしまった本が何冊か。うぅ。でも、まあ、今日、気付いたってことが、不幸中の幸いだったわ。良かったー、急に、竹内まりやが聞きたくなって。まりやよ、聞きたくなるよな曲を作ってくれてありがとう。 今日の一曲『おかしな二人』 竹内まりや この曲を聞こうとしたのさ。
2006年02月07日
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希望の数だけ失望は増える。と、これは、ミスチルの『くるみ』の中の一節なんだけど、でもって、それでも明日に胸は震えると続くんだけど・・・ほんと、そうだよねって思う。希望の数だけ失望は増える、だけどそれでも明日に胸は震えてしまうし、震わせていたいよって思う。失望の数が増えたとしてもそんなの、たいしたことじゃない気がするの。いや、たいしたことか(笑)でも、失望したくないからって希望を持たないでいることに比べればずっといいような気がするの。失望したって、また新しい希望を探せばいいんだし。失望したからって、それでおしまいってわけじゃないんだし。失望の多い人生っていうと、なんかイヤだけどさ。でも、それって希望の多い人生でもあるわけよね。希望の多い人生って、素敵だと思う。 今日の一曲『くるみ』Mr.Children
2006年02月06日
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検査の結果、脳には全然異常がないことがわかりました。良かったー。だけど、首の骨が曲がっていることが発覚。し、知らなかった・・・、ショック。「鞭打ちの経験はありますか?」「あ、はい。そういえば前に軽い鞭打ちを」「その影響かもしれないですねえ」ちくしょー。家の中で躓いてぶっ飛んで顔からダイビングした、あの間抜けな夜のことが、こんなふうに尾を引くなんて。横着して電気をつけなかったこと、これまた横着して、廊下に荷物を置きっぱなしにしてたことが、心底、悔やまれるぜ。これからは、横着しないで生きて行こう・・・。というわけで、医師の診断は、『偏頭痛と、 首の骨の影響によるコリが原因の頭痛の混合型』(頭痛にもいろいろタイプがあるんですよ)で、偏頭痛に効果的という薬(偏頭痛界ではちょっと話題の薬)を処方してもらいました。高かったです。でも、効くなら、安いもんです。効くのかな、効けばいいな♪薬をもらい、私は、生まれて初めて頭痛が来る日を心待ちにしました。ところが!それ以来、あんなに頻繁にあった頭痛がすっかりおとなしくなり、試す機会がさっぱり訪れやしない。偏頭痛っていうのは、脳内物質が原因らしいんでね、気分的なことも関係あるのかもしれないですね。そんなこんなで約一ヶ月。もしやこのまま頭痛とはおさらば?とえらくのんきな気分になって来た頃に、来ました。すごいやつが。例のズキズキムカムカの頭痛。朝、起きた時から、最悪。ふらふらしながら、薬を飲みました。「そういや、この薬は飲むタイミングが重要らしいけど、 このタイミングってどうなんだろう」と思いつつ、ごっくん。不安を抱えつつ飲んだからなの?ちっとも効かない!!「期待してたのに効かないなんて」と落ち込む元気もないほど、ズキズキムカムカ。で、7時間くらい耐え抜いてふと首の後をさわったんですね。ほんとに何気なく。そしたら、ズキーン!!って。「なに、これ」って、びっくりするほどの激痛です。落ち込む元気はないけどびっくりする元気はあったんですね、自分。それで「あ、首?首なのか?偏頭痛じゃなくて首? そんなら、あの薬が効くわけないじゃん」ようやく気がついて、湿布を貼ってみました。すると、あらら不思議。頭痛が消えて行くではありませんか。完全には消えなかったけど、格段に楽になりました。今回、検査したおかげで自分の頭痛の正体がつかめたような気がします。良かったです。偏頭痛が来てないだけに薬の効果がまだまだ気になる所だし、最悪な頭痛に関しては偏頭痛じゃなくて首のせいである可能性が大きくなってきたし・・・気になる、気になる。はっきり確かめたい。というわけで、生まれて初めての頭痛が待ち遠しい気持ち、まだ持続している私です。 今日の一曲『光と影』 FAYRAY
2006年02月05日
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こんにちは、頭痛持ちのココナツです(笑)思春期頃から頭痛持ち。夏場は三日に一度くらいのハイペース。冬は比較的、少ないのですが、それでも週に一回くらいはあるかな。でも、まあ、夏の半分って感じか?おなかがすいては痛くなり、疲れては痛くなり、眩しくても痛くなり、強い匂い、人ごみ、騒音と、何かっていうと頭が痛くなります。とにかくもう頻繁なので「ちょっと重いかなー」とか「なんか痛いかもー」くらいの頭痛なら、結構、平気です。慣れっこよって感じです。ズキズキ痛いのも、なんとか頑張れます。以前は、薬が全然効かなくて、ほんっとに困ってたのですが去年、市販のよく効く薬(というか合う薬)を見つけてからは、だいぶん、楽になりました。というわけで、普通の頭痛に関してはなんとか折り合いつけて暮らしてる自分なのですが、たまにすごいのが来るんですよ。いつものは頭の片側なんだけど、これは頭全体が痛い。それでもって、吐き気がするんですね。ズキズキだけならともかく、ムカムカズキズキなので、つらいなんてもんじゃありません。意識朦朧です。無表情、顔面蒼白で、人によると「見るからに具合悪そう」らしいよ。でもね・・・一度も病院に行ったことがなかったのでした。こう言っちゃなんだけど頭痛って誰にでもあるようなものだし、体質なんだからどうせ病院行ったって治るもんじゃないし・・・って、思い込んでたというか、諦めていたというか。のわりに、最新の頭痛医療はすごく気になってて、テレビ、本、インターネットとかなり熱心にいろいろチェックしてたんですけどね(笑)諦めてるけど、諦めきれない気分の日もある、みたいな複雑な心模様だったわけですね。性格は結構、単純なんですが、心模様は複雑なんですよ、自分。とにかく、そんな感じで、ずっと生活して来たのですが、なんか最近、「しかし本当に脳は大丈夫なんだろか」と心配になって来ちゃって。で、「やっぱ、1度、ちゃんと診てもらった方がいいよなー」と。そんなこんなで病院に行って参りました。脳ドックってやつさ。といっても、お正月明けに行ったので、かれこれ一ヶ月くらい前の話なんですけどね。 (翌日につづく)
2006年02月03日
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友達に話しかけて「そうじゃよ」と返された。じゃよって・・・仙人?さすがだ、友達よ。なんと突飛な切り返し。友人として、ここは一緒に仙人モードに突入すべきだろう。と思ったけれど気の利いた長老言葉がぱっと思い浮かばなかったのでとりあえず、杖をついた仙人の格好で、「フォッフォッフォッ」と笑ってみた。すると友達、渋い顔で、「ちょっと言い間違えただけなのに・・・」 今日の一曲『Babe』 片瀬那奈
2006年02月02日
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小さな頃のこと。夜の間ずっと大雨が降っていた日の朝、カーテンを開けると、窓ガラスの向こう側に小さなカエルが一匹くっついていた。まるで作り物みたいにつやつや光る黄緑色。どこを見ているのかわからない、大きめのビーズみたいな黒い目もやっぱり作り物みたい。まるで、おもちゃのようなのに生きている。すっごく不思議。すっごく不思議で、とっても可愛いカエル。カエルを間近で見たのはその時が、はじめてだった。はじめて見て、私は、カエルが大好きになった。雨上がりの草原を靴を濡らしながら分け入ってカエルを探す。残念なことに遭遇率は低かったのだけどたまに会えるとすごく嬉しくて夢中で追いかけた。薬局に行った時には必ず入り口に立っている大きなカエルの頭を撫ぜた。そのカエルのマスコットが欲しくて「こっちの薬がいいと思う」などと母の薬選びに口出ししては「それはいらない」とあっさり言われて残念な気分になることを繰り返していた。この間、薬局に行ったら、レジ脇の「ご自由にお持ちください」の箱からカエルのマスコットたちが顔を出していた。一匹いただいて指にはめてみた。やっぱり可愛い、カエルくん。 今日の一曲『ふりむけばカエル』 矢野顕子
2006年02月01日
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