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初めての作家さん。以前から話題になっていたが、本屋大賞受賞も納得。成瀬のキャラが最高に面白くて、爽快感がありよかった。成瀬は自分勝手で空気が読めないタイプかな、と思ったけど、頭が良くて相手の気持ちを考え、気遣いもできる。決めたことは信念を持ってやり通すところが気持ち良い。これからの成長が楽しみだな、と思ったら、もう続編が出ているではないか。成瀬は天下を取りにいく [ 宮島 未奈 ]
2024.08.28
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日露戦争30周年、関東大震災から10年、満州事変が起きた頃から話が始まる。語り手は複数の「わたし」で敗戦から現在まで時系列で語られる。東京の女学生がに集められ、大きく裁断した和紙をこんにゃく糊で張り合わせて風船みたいなものを作らされる。場所は東京に出来たばかりの宝塚劇場。それが風船爆弾だったことを知るのは戦後40年経った後。女学校がまとめた資料や関係者に聞き取り調査した内容が散文的に淡々と語られる。進駐軍のための慰安所が政府の命令で戦後すぐに造られたこと。戦犯が靖国神社に合祀されたこと。辛い読書でした。【中古】女の子たち風船爆弾をつくる/小林 エリカ
2024.08.23
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表紙の絵はヒナゲシです。第一次世界大戦の戦死者を追悼するためのシンボルです。この本を読んだ小学4年の孫が「ヒナゲシには毒があるんだよね」と言ったので調べたら、ケシ科の植物には大麻の原料になるものもあるし、毒があるものもあり、見分け方が難しい。とりあえず、ヒナゲシには毒はないことがわかり安心。舞台はイギリスで第一次世界大戦の話。戦争は私たちが暮らす町へ突然やってくる。終わらせるためにはどちらかが勝たなければいけないのだろうか戦争が町にやってくる [ ロマナ・ロマニーシン ]
2024.08.23
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プラステックゴミの問題。世界中の海には巨大なゴミだまりがいくつもある。最後のページの世界地図を見ると陸地の面積より広いのではないかと思う。世界中には今だけ金だけ自分だけの人が多いから、もっと地球の未来を考えるべきだ、私も。ところで、この本の訳者が小学5年生だということにビックリプラスチックのうみ [ ミシェル・ロード ]
2024.08.23
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原題は「what makes us human」うまい訳だな。 金原 瑞人(訳)「わたし」って誰のこと?と思って読んでいくと、人が人になるものは何?という話になっていく。ユネスコ「先住民言語の10年」公式絵本。大人にも読んで欲しい。もし、世界にわたしがいなかったら [ ビクター D. O. サントス ]
2024.08.21
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原題は「We travel so far」旅をするみんなの中には人間も入っている。でも動物たちには国境がないから地球上どこでもOK。蝶のオオカバマダラはカナダからメキシコへ。キョクアジサシは夏を求めて北極と南極の間を移動する。それぞれ理由があるんだけど、すごい体力だな。かがくのとびらシリーズ ぼくたちは みんな 旅をする (講談社の翻訳絵本) [ ローラ・ノウルズ ]
2024.08.21
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放散虫と言えば、ブラタモリによく出て来た「チャート」という石のもとになったもの。実は虫ではなくとても小さな単細胞生物で海にふわふわ浮いていて、5億年前から進化を重ねてきた。ガラス質の骨で、色んな形がある。これが積もり積もって硬い石になるなんて不思議。その辺の河原に転がっているかもしれない。ほうさんちゅう ちいさなふしぎな生きもののかたち [ 松岡 篤 ]
2024.08.21
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小学生から大人まで楽しめる。けど、自分の仕事はどうだったかな?思い出すのも嫌だ。もっと若い時に読みたかった。おしごとそうだんセンター [ ヨシタケ シンスケ ]
2024.08.21
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風船を持って浮いてる感じなのかな。浮いてる子は同じように浮いてる子が見つけられる。時には浮くのもいいかもしれない。ぼくは、ういてる。 [ なかがわちひろ ]
2024.08.14
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子供にとって学校の先生との出会いはその後の人生を変えるほど重要なこと。小学1年で先生から「宇宙人みたい」と言われた子が6年生で出会った変な先生によって気持ちが救われる話でした。「宇宙にただ1人のカッコイイ宇宙人で生きていきます」先生、ぼくは宇宙人じゃないよ? [ 古内しんご ]
2024.08.14
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垣谷美雨さんがよくテーマにするような女性差別やマイノリティの話にミステリーがプラスされたような話でした。人物相関図があるので、複雑な人間関係もよく理解できた。理解できないのは男性政治家の頭の中。日本には女性政治家を増やそうという男性はいないことも分かった。女の国会 [ 新川 帆立 ]
2024.08.14
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失敗を恐れていたら何にも出来ないからね。子供が読んだら勇気をもらえる本。本当の失敗は夢をあきらめたとき。ふうせんパンツは面白いかも。しっぱい なんか こわくない! [ アンドレア・ベイティー ]
2024.08.13
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インドネシア西部、インド洋に面した小島の海底に古代遺跡を発見した、元大手ゼネコン勤務の加茂川一正。日本の学者二人を連れて再び島を訪れる。インドネシアと言えばイスラム教の国。でも、有名なボロブドゥール遺跡は仏教寺院だ。島の表側の住民は自称アラビア人でムスリムだが遺跡のある側の住民は電気も水道もなく女系家族で原始的な生活をしている。が、携帯電話を持っているし、インドネシア語も片言の英語もしゃべる。多民族、多宗教国家の複雑さ、火山に供物を捧げた島のムスリムを許さないイスラム原理主義者の厳格さが垣間見られた。ドゥルガーの島 [ 篠田 節子 ]
2024.08.07
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カメラアイを武器に群衆から手配犯を捜す女性刑事と、広域捜査班の女性刑事。「緊立ち」とは緊急立ち回り情報のこと。警察署にこんな地味な部署があるとは知らなかった。指名手配犯の顔を700人も記憶している警察官が4人1組て毎日街角に立つ、見当たり捜査。かたや、犯人の通話記録や携帯の微弱電波を頼りに日本中を飛び回る広域捜査。男性警官が女性警官を軽視する場面は全く無く、むしろ体力面で劣る女性に対する気遣いが感じられた。やっぱり、結婚相手は同業者が良いのかな。緊立ち 警視庁捜査共助課 [ 乃南 アサ ]
2024.08.01
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小学校高学年から中学生向けの内容。10の短編集。友達との関係に疑問を持つ年頃。はっきりとした答えが見つからずにもやもやしたこともあったな。答えは一つじゃない、今なら言える。答えは風のなか [ 重松清 ]
2024.08.01
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