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寒い。飯島敏宏+千束北男『バルタン星人を知っていますか?テレビの青春、駆け出し日記』小学館分厚いですが、文章が綺麗なのであっという間に読み終えた。アマゾンのレビューに指摘されたような箇所が実際ありましたが、そんなに固いこと言わなくてもと思った。この人の作品は基本的に実体験に基づいていることがよく分かった。もっと評価されて良い人。アマルティア・セン『グローバリゼーションと人間の安全保障』筑摩書房以前から読みたかった一冊。文庫になったので迷わず購入。講演を文章に起こしたものなので読みやすかった。石川賢『ウルトラマンタロウ完全復刻版』小学館石川賢も円谷プロも適当すぎて面白かった。面白かったけど、監修的には全然ダメだろ。少年サンデー版は大傑作。ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?上』早川書房ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?下』早川書房行動経済学だと色々なことが説明できて面白い。ちょっと冗長気味で中盤ダレてきたが。樋澤吉彦『保安処分構想と医療観察法体制 日本精神保健福祉士協会の関わりをめぐって』生活書院タイトルや内容以上にちがう箇所で衝撃を受けました。白石雅彦『ウルトラセブンの帰還』双葉社かなりの労作。新しい視点もてんこ盛りで面白かったが、なぜか必要以上に主観が目立つ。そのことで損をしている一冊。
2018年01月07日
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『鬼平犯科帳ファイナル』をチラッと観てたが、出演者が全員おじいちゃんとおばあちゃんになっていた。市川森一『私が愛したウルトラセブン』NHK出版金城哲夫と上原正三を主人公にした夢と現実が入り混じった青春記。ラストが印象的。ふつうに面白かった。これ観たくて大雪の中自転車漕いで帰ったことを思い出した。こちらも青春記。松原聡『民営化と規制緩和――転換期の公共政策』日本評論社面白かった。90年代の研究は面白い。たいへん勉強になりました。友井健人他『タケダアワーの時代』洋泉社これまで語られたことの無かった視点からのノンフィクション。これも面白かった。つくづく『ウルトラQ』『ウルトラマン』って必ずしも円谷プロの製作ではなく、むしろTBSや宣弘社、武田薬品などによって作られたんだなあと思う。木下武志『アメリカ福祉の民間化』日本経済評論社二度目。今回は文章の組み立て方や論文の構成が勉強になりました。花田春兆編『支援費風雲録 ストップ・ザ・介護保険統合』現代書館こちらも二度目。事実関係を確認するため再読。京極高宣『介護保険改革と障害者グランドデザイン 新しい社会保障の考え方』中央法規こちらも二度目。色々な意味で面白かった。色々な人たちから叩かれて大変だろうなあと。でも何でそこまでして頑なだったんだろう?岡崎伸郎・岩尾俊一郎編『「障害者自立支援法」時代を生き抜くために』批評社こちらも二度目。今回も面白かった。90年代とか2000年代の研究にさっさと手をつけないといかんと思う。資料の散逸も始まってます。
2018年01月07日
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目が覚めたら13時だった。傷だらけの天使 第3話「ヌードダンサーに愛の炎を」深作欣二、二度目の登板。ただし多忙だったためか今回で離脱。脚本は市川森一。暴力肯定派の深作欣二と幻想的な作風を好む市川森一は水と油。しかも市川森一は脚本の修正を極度に嫌うため、両者が衝突する可能性は大きい。しかし深作欣二が大人でした。市川森一の作風を尊重、自分の色は押さえ目に演出。そのため深作自身のフィルムグラフティ―でもかなりの異色作となりました。あるストリップ劇場の看板ダンサー・有明マリ(中山麻里)を実家へ連れ戻すのが今回の仕事。有明マリは某財閥の令嬢だったが、家出をし、元暴力団の幹部だった忠さん(室田日出男)と生活を共にしていた。修と享はストリップ劇場で住み込みをしながら、マリの様子をうかがう。マリと忠さんはストリッパーとヒモの関係だったが、マリは忠さんに心酔、今の生活に満足していた。いつまで経っても変化の見られない状況に苛立ちを感じた辰巳は修にマリを寝取るよう命令するが、事は上手く進展しない。一方、享も忠さんの生き方に心酔、ヒモ宣言をする始末。実は修も忠さんの男気にあこがれを抱いていた。ある日、忠さんは自分の組を潰した連中と決着をつけようとする。ついて行こうとする享に代わって修がついて行く。この辺、任侠映画の世界。そして忠さんは見事に散る。忠さんの死にっぷりに腰が引けた修はその場から逃げ出してしまう。この辺、東映の任侠路線を否定し実録路線へ引っ張って行った深作欣二らしい演出。ただし映像はいつものリアルタッチではなく、カットごとにソフトフォーカスを多用。忠さんの死は夢か、現実か。そんなこんなで辰巳はマリの写真をとある暴力団を通じてマリの親に売りつけて金を強請ろうと画策。しかし修の大乱闘で水の泡に。その夜、修の前にマリが現れる。一緒に遠いところへ行こうと。翌日、自分と同じようなことを言われた享に喰ってかかるが、綾部と辰巳からマリが実家へ戻ったことを聞かされる。ストリップ劇場に足を運ばせる修と享。キャンディーズ「危ない土曜日」、リンリンランラン「恋のインディアン人形」、ぴんから兄弟「女のみち」、殿さまキングス「なみだの操」などに合わせて踊る踊り子たち。お・わ・り
2018年01月07日
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おい。傷だらけの天使 第2話「悪女にトラック一杯の幸せを」今回は恩地日出夫が演出。オープニングも恩地日出夫が撮ったらしい。修が享に起こされて食事を取る。その間、綾部から仕事を依頼する電話が掛かってくる。この間3分ほど長回し。今回の仕事は緑魔子の恋人になること。緑魔子は上野山功一らから追われていた。そんなこんなで修と緑魔子は上野山功一らに監禁され拷問に遭う。修には何が何やらさっぱりわからない。実は緑魔子はとある輸入商社から密輸品である銀の洋食器をトラックごと横取りし、隠し持っていた。金額にして約1億円。輸入商社は密輸品であるため警察に被害届を出せない。そのことを知った修は緑魔子と意気投合して洋食器を売ろうとするが、すべて緑魔子らの自作自演だった。緑魔子は洋食器を残して警察へ自首する。修と享は上野公園で叩き売りをするが、辰巳の妨害もあってちっとも売れる気配はない。やけくそになる修と享。お・わ・り
2018年01月05日
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チータ。傷だらけの天使 第1話「宝石泥棒に子守り唄を」市川森一の代表作。ただし、第1話はベテラン・柴衛三郎が執筆。そして演出を担当したのは深作欣二。そのせいか第1話は深作映画好きなら分かる深作欣二の世界で構成。しかし、市川森一の創作と思われる、主人公の修には義理の妹に預けた息子がいる、という浪花節っぽい設定を上手く拾ってホロッとさせられる。修と享は綾部探偵事務所の下働きとして、綾部の秘書・辰巳にこき使われている。しかも探偵事務所とは名ばかりで、実際にはかなりきな臭い仕事も請け負っている。そのため海津警部を始め警察から常に目をつけられている。今回の依頼は宝石店へ強盗に入り、時価三億円の宝石を奪い、警察に捕まるようにという内容だった。ギャラは30万円。仕事は成功するが、逃げる途中にすれ違った男の子(坂上忍)に怪我を負わせてしまう。修はしばらく会っていない息子・健太のことを思い出す。そんなこんなで仕事の依頼の裏には宝石を横取りしようとするグループが存在し、さらに綾部はそのグループからの横取りを画策していた。この辺の設定は完全に深作欣二ですな。修は男の子(坂上忍)にすっかり同情し、辰巳から金を巻き上げようとする始末。結局、修、強奪グループ、綾部たちの争いに警察が介入したことで事件は収束する。修は綾部と辰巳から得た30万円を男の子(坂上忍)が住む団地にそっと届けるとバイクで走り去る。お・わ・り
2018年01月04日
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