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橋下知事が誕生しました。たぶん失言を連発。同時に陳謝しまくるんだろうな。まあ、やることさえしっかりやってくればいいんです。僕は全く期待していませんが。それにしても民主党、全然ダメでしたな。気合、やる気、力強さ、いずれも橋下候補に圧倒されまくっていた熊谷候補そのものがダメなんですが(政見放送は本当にひどかった)。そもそもこういう人物を擁立した民主党に問題アリ。大橋巨泉とか蓮峰とか変なおばさんとか、昔から人を見る目が無いというか、わくわく動物ランドというか、選出の基準が良く分らない。こんなんではいつまでたっても政権は取れないよ。にしても!白票を投じた僕の意向はやっぱり反映されませんでした。今回の選挙結果は果たして本当に民意が反映されたと言えるのか?たまたま選挙に行った連中のほとんどが橋下候補を支持していただけで、多くの選挙に行かなかった連中は一体誰を支持していたのでしょう?問題はそこなんだよ!今月も本を読みましたよ。何の役にも立ちませんが。 姜尚中『在日』講談社著者の自伝+東北アジア論。一時期、梁石日の本ばかり読んでいたので免疫が付いたのか、あっさり読み進めることが出来た。それだけに何だか物足りなさあり。しかし、実は大学生の時からの姜尚中ウォッチャーだったりする。当時も暇な学生だった僕は、毎月最終金曜日の深夜は『朝まで生テレビ』を観ていたものです。毎回濃いパネラーの中でひときわクールさを放っていたのが姜尚中。以来、ひそかに追い続けて早10数年。ビッグネームになったなあ。東北アジア論、面白いです。南北朝鮮だけ着目するのではなく、コリアン系マイノリティーが点在する日本、中国東北部、ロシア(シベリア)、あるいは中央アジア・カザフスタン等を視野に入れ、「在日」がこれら東北アジアにおけるネットワークとしての役割を担うことへの期待は熱いものがあり、とても興味深かった。終わりの方でチョロっとだけ触れていたのが残念。先週、文庫本が発売されてました。 星野仙一『夢 命を懸けたV達成への647日』角川書店阪神が奇跡的な優秀を遂げた2003年に発売された本。当時、人生の岐路に立たされ毎日頭の中がグルングルンしていたため阪神の優勝はどこか他人事。ただ、星野監督のすごさだけはビシビシ感じていたものです。あれから約4年が経ち先日やっと購入(ブックオフで105円也)。すんごい面白いです。野球の本というよりも組織論。人事や組織の運営に悩む中間管理職の皆さんにお勧め。指摘してる内容がいちいちストライク。人を動かすのって本当に難しいんです。僕も星野監督に見習って別の組織に入ったのですが、実際はなかなか難しいものです。上にも下にもモノを言って、しかもきちんと結果を出すということは。それを実行した星野監督はすごい人です。星野監督に敬意を表し、今年のキャッチフレーズは「ネバー・ネバー・ネバー・サレンダー」に決定。 芳崎せいむ『金魚屋古書店出納帳』小学館古本マンガにまつわる物語が展開する読み切り短編。面白いけど、ただそれだけ。あんまり残らない。この手のマンガにグッと来た時期もあったような気もしますが、今は全然。感性が衰えてきてるのでしょうか?それとも社会に出てスレてしまったんでしょうか?とにかく淡々と読み終えました。 福満しげゆき『僕の小規模な生活』講談社『僕の小規模な失敗』の作者がメジャーデビュー。しかし内容は。。。それでもグッと来ました。こんなどうしようもないマンガにグッと来てしまうのは、きっと社会に出てスレたからに違いありません。マンガを描くマンガ家のマンガ。作者が他人とはとても思えません。わかるよおー、その心境。その気持。お勧めNo.1の一冊。でも人によっては読んで後悔する人もいると思うので、読むのは勇気のある人だけね。 吾妻ひでお『チョコレート・デリンジャー』青林工芸社杉作J太郎率いる男の墓場プロダクションによる映画化が決定。って、こんなん映画に出来るの!?全然オチが無いんですけど。。。不条理ねえ。コレ書いてる時点で精神的にかなりイッてたのでは。まさに転がり落ちまくってる状態。不条理などという生易しいものではなく、病や狂気の匂いがプンプンします。その後、社会復帰できてよかったね、あじま先生。
2008年01月28日
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帰宅すると裁判所からお手紙が届いてました。「20年度もよろしくね」と。あれ?選任の手続きした記憶が無いけどエントリーされてるみたいです。まあいっか!と、こんないい加減な気持ちで仕事を引き受けてしまって良いのやら。我が国の司法の夜明けは遠いな。。。年末年始に集中して読書をしました。こんな時でないと読めない本を。。。 冨田貴子『付き人 松田聖子との456日』鹿塵社元付き人による暴露本。というよりバカ本。機会があればぜひ読んで頂きたい、早くも今年No.1の一冊です。ポイントは…・他人からの伝聞を自分が見たかのように書きつつ、文末は必ず「だそうなんです」で終わらせて肩透しを喰らわせる独特の文体。もしくは散々いい加減なエピソードをつづった後「聖子さんてこんなに素敵な女性なんですよ!」で締める。うーん。。。・会話を拾った文章がやたら説明口調で長いこと長いこと。1ページ以上も使ったりする個所もあったりで「これはドフトエフスキーの影響かな?」と思いつつもそんなはずは無いですな。どっちかというと大映テレビの影響大・著者は奥付を見ると1971年生まれなので出版時は25歳。なのに使う言葉が古い。レコード、フィーバー、ボーイフレンド等など昭和の香りが立ち込めてます。ゴーストライター、しかもおっさんが無理して書いてるような痛い感じが伝わってきました・聖子の不倫相手アランが日本のことわざに詳しい。以下アランの発言。「日本のマスコミなんていうのは、人の噂も75日で、今、嵐の過ぎ去るのを待っていればすぐに平穏になるから。ビバリーヒルズホテルに避難することはグッド・アイディアだよ、聖子」。アランよ、「人の噂も75日」って今時の日本人でも使わんぞ。つか、やっぱこの本おっさんが書いてるでしょ!? ガッツ石松こと鈴木有二『神様ありがとう 俺の人生』桜の花出版帯に書かれている「これが本当のガッツ伝説だ!」に偽りなし。普通に面白かったです。ガッツもガッツなりに考えてるんだな。でも結構行き当たりばったりな人生だけど。それでも役者としてのガッツはなかなか大したものです。本文中に貴重なガッツ写真が掲載してあるんですが強烈です。スピルバーグとのツーショット、松田優作、アンディ・ガルシア、マイケル・ダグラス、内田裕也との奇跡的記念写真、そしてガッツ夫人(かなりの美女)。うーん、男だなあ。読んでて一番感心したのが、自分のことを「私」で統一していたはずが、ボクシングやケンカのエピソードの時だけ「俺」になっていること。書きながら興奮してきたのか?つか、「俺」以外のとこは全部ゴーストライターが書いたのでは!? ヒロシ『ヒロシです』扶桑社最近露出が減りましたね。でもこの本かなり面白いです。腹抱えて笑いました。一番面白かったネタが「ヒロシです。リンスをお湯でといて使う時代に生まれました」。僕は最近までお湯で溶いてましたけどね。。。 宜保愛子『宜保愛子の恐怖話大百科』ケイブンシャ表紙のインパクトにやられて購入。中身は全然大したことありませんでした。宜保愛子、全然出てこないし。唯一面白かったのが巻末の『宜保先生に聞いてみよう!!心霊・幽霊なんでもQ&A』のコーナー。最初の方は比較的真面目な質問だったのが、ネタが切れてきたのか、「自分を好きにさせるには?」とか「試験問題を予知するには?」などある意味なんでもありな質問の連発。それに対して宜保先生は「お墓参りをしたり、仏壇に祈ってみましょう。彼もきっとあなたに注目するようになりますよ」とか「試験の範囲を先生が伝える時、どこが出そうかある程度のヒントを言うはずです。これを絶対聞き逃さず、そこだけ力を入れます」と実にアバウトな回答をされてました。いやあ、年末年始を無駄に過ごしてしまいました。。。↓これが『宜保愛子の恐怖大百科』の表紙↓こちらは裏表紙。本文よりこっちが怖かった。。。
2008年01月11日
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交差点で信号待ち。ボーっと立っていたらものすごい美女が寄ってきました。「これは出逢いの予感。間違いなし」と思っていたら、ただのキャッチセールスでした。おとなしそうで、幸薄そうな顔をしているためか、昔からキャッチセールスや宗教の勧誘に声を掛けられやすいのです。腹が立ったので「私、○○市の者ですけど、ちゃんと許可取ってるの?」と言ってやると青い顔をして逃げて行きました。「○○市役所の者」などとはひと言も言っていないのに単純ですな。HDDがパンパンです。便利なモノを発明してくれたおかげでエライ迷惑してます。録画した番組をちょっとずつ整理。先日から集中して整理しているのが、丹波哲郎主演の『ジキルとハイド』。知ってる人は知ってるけど、知らない人は誰も知らない70年製作のテレビドラマ(最近サントラが発売されました)。丹波哲郎扮するジキル博士はじーさんな精神科医。ある日若返りの薬を発明し、ごっくんしたところバイオレンスな青年ハイドに変身。夜な夜な薬を飲んでは、街や公園で暴力を繰り返すというお話。毎回、子猫からおまわりさんまで皆殺し。そしてエロ。これがお話のパターン。ジキル博士は薬を飲んでいる間、すなわちハイドになっている間の記憶は一切ありません。「うう~、ワシはなんだかものすごく悪いことをしてきたような気がするんじゃが~」と悩みながらも、「今夜も飲まずにはおれん~」と薬を飲んでしまいます。その後はお決まりのパターン。街や公園で出会う人を片っ端から皆殺し(しかもグーで)。そしてエロ。かなり強烈です。ハイドはセリフほとんど無いです。ジキル博士もモノローグが多いので、セリフを全く覚えてこようとしない丹波先生にピッタリの役。観ててやりたい放題やってる感じがガンガン伝わってきます。でも、あまりにも丹波先生やりすぎてしまい、テレビ局から「これは放送できんよ~」と言われてしまい3年間もオクラ入りしてたそうです。確かに放送できません。反社会的すぎて。まあ、暴力とエロ描写はさておき、忌わしい人間の業をテーマにしたドラマなのでかなり見ごたえあります。これがフジテレビ製作とは、今は見る影もないです。。。さあ、あと2話分で完結です。
2008年01月10日
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