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昨日、思わぬびっくりネタが飛び込んできたので、急遽、前回ボツにした生き物の写真を前座として復活させ、自然霊(精霊)の不思議なはからいに想いを馳せてみることにしました。 先日、玉泉寺でキレンゲショウマの写真を撮っている時、有刺鉄線に止まって、じっーとこちらを見つめている眼がありました。 赤トンボの仲間でしょうか。 記念に1枚パチリと撮ってあげることにしました。 しばらくして、もと来た道を下りていると、Mさんが目ざとく道端に這っているヘビを発見しました。 和気神社に次いで、またしてもヘビのお見送りです。 ラッキー! 聞くところによると、トンボはヘビの先生だそうです。 「おい、物好きな二人連れがお帰りになるそうな。ちょっと、見送ってあげなさい」 トンボがそんなことをヘビに言ったかどうかはわかりませんが… 笑 寺の境内に下りて来て、さあ、いよいよ帰るかという時になって、ふと忘れ物をしているような気になり、もと来た方へ踵を返してスタスタスタ。 そうそう、このカンゾウを撮っておこう。 そう思って、スマホを花にかざすと、おや、こんな所にケロちゃんが!(花を拡大してみて下さい) なあーるほど、ヘビに続いて、アマガエルまでもお見送りかあ。 ワシら二人、とことん自然霊に気に入られてるんやな、なんてついつい勘違いしてしまうやろ。笑 ここでちょっと、解説。 トンボ→ヘビ→カエル。 さあ、この流れであなたは何を連想しますか? 私はすぐに閃きましたよ。 実はこれらの生き物、すべて瀬織津姫の化身みたいなもんです。 おお、瀬織津姫‼︎ 久しぶりにその名前聞いたわ。 ええ、別に忘れてしまったわけじゃないんです。 自然の中に分け入って行く時はいつでも、この女神の気配を感じてはいます。 なんて言ったら、ドン引きする人もいるかもしれませんが、どうか、そんな人は勝手に地の果てまでも引きまくって下さい、私は軽いジョークのつもりで言ってるだけですから。笑 うわっ、何じゃ、これは! 昨日の夕方、Mさんからラインでこれらの写真を受け取った時は、正直、びっくりしました。 なんでも、散歩中にいきなりスズメが飛んできて、なつかれてしまったそうです。 それじゃあ、まるでアッシジの聖フランチェスコじゃないですか。 あるいは栂尾の明恵上人みたいな話ですよ、これは。 ついにMさんも聖人の仲間入りかあ、ああ、ありがたや、ありがたや。笑 それにしても、これは文字通り、有り難い出来事ではないでしょうか。 スズメはかなり警戒心の強い鳥ですから、めったなことでは人に近寄って来たりはしません。 まあ、スズメに限らず、野生の小鳥を肩に止まらせて歩くなんて、宝くじで高額当選するのに匹敵するくらい珍しいことではないかと思うのですが… そう言えば、昨年あたりからでしょうか、Mさんの周辺では、この手の不思議現象がよく起こるんですよね。 先日も、自宅付近の空を飛んでいた鵜がナマズを吐き出すところを目撃し、ファフロツキーズ現象の正体見たりって思ったそうです。 まあ、そういう面白い現象を色々と見させてもらったり、珍しい体験をさせてもらったりするというのは、いい感じで物事が運んでいるってことではないでしょうか。 精霊の軽い悪戯(ジョーク)にせよ、宇宙の恩寵(プレゼント) にせよ、不思議な驚きっていうのは、いつだってウェルカムですよね。
2020.08.20
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玉泉寺を出た後、近くにある見尾のカツラを見に行ってきました。 国道313号を西に少し入った所にあります。 水を好む木だけあって、沢沿いに立っています。 流れる水の音と緑陰が涼しげな雰囲気を演出し、浄化&リラクセーションのスポットとしては最高級の穴場と言えそうです。 案内板にも書いてあるとおり、主幹部がすでに折れて、株立ち(根元部分が何本にも分岐している樹形)状態になっていますが、これはカツラの木によくあることだそうです。 他の人の写真を見ると、春先にピンク色の雄花をつけた姿も素晴らしく、機会があれば、その頃にまた来てみたいと思わせるような木ではあります。 最後は高さ110mものスケールを誇る中国地方随一の名瀑、神庭の滝に向かうというのが当初からの予定でした。 そこの水でゆっくり足でも冷やして帰るかという心積りだったのですが、実際現地に近づいてみると、あれれれれー、まさかまさかの渋滞じゃないですか。 仕方なく、料金所までまだ数百メートルも残した坂道で車を停めて、テクテク歩いていくことになりました。 うーん、盆休みということも手伝ってるのかもしれないけど、それにしても数か所ある駐車場がすべて満杯になるほどの人出は予想外で、ちょっと面食らってしまいました。 まあ、見どころもそれなりにあり、写真も何枚か撮ったのですが、残念ながら、採用するのは1枚のみです。 迫力のある滝ではあるのですが、しぶきを浴びるほどには近寄れないというのが難点かもしれません。 それでも、山野草ファンには嬉しい写真を撮ることができたのはラッキーでした。 Mさんが目ざとく見つけたイワタバコです。(たぶんそうじゃないかな) こういう場所(陽が当たらない湿った岩壁)でなければ、なかなか見ることのできない植物ではないかと思います。
2020.08.16
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「森の妖精」レンゲショウマ(キンポウゲ科)をナマで見ようと思えば、その群生地を探して見に行くのが一番手っ取り早い方法でしょう。 それを栽培している人を探し出して、その人に頼みこんで見せてもらうよりは、はるかに面倒くさくないと思います。(当たり前〜) 笑 じゃあ、どこがいいか。 例えば、御岳山(青梅市)とかどうでしょう。 5万株も群生しているそうですけど。 うーん、仮に羽が生えていたとしても、さすがにそんな遠くまでは飛んで行きたくないなあ。 もっと近場で適当な場所はないのか。 ということで、岡山県下のレンゲショウマファンであれば、誰もが勧めるであろう真庭市鉄山の玉泉寺に、昨日行ってまいりました。 と言うより、いつものことながら、Mさんに連れて行ってもらっただけですが… 。笑 ミヤマオダマキと同様、外側に開いた花弁状のものは萼で、中央部の先端が紫色のやつが花弁です。 できるだけ森の妖精っぽいイメージで撮ってはみましたが… この丸っとした蕾がくす玉のようにパカッと割れて開花します。 やや鬱蒼とした裏山の林の中に何十株ものレンゲショウマが咲いていましたが、どれも幾分エントロピーの波にのまれ始めていました。 せっかくなので、その衰微の影まで味わっていただければ幸いです。 なお、一番フレッシュな花が見られるのは、おそらく8月の初め頃ではないかという気がします。 これは八重咲きのレンゲショウマです。 近くにキレンゲショウマも咲いていました。 名前は似てますが、こちらはアジサイ科で、花の色や形などはレンゲショウマとは全然似ていません。 一見ありふれた花のように見えるかもしれませんが、こちらもレンゲショウマ同様、希少価値の高い植物のようです。 「深山で、ごくまれにしか見ることのできない極めて珍しい植物で、大峰山、剣山、石鎚山、祖母山などに点々と分布している」というふうに某ガイドブックには書いてあります。
2020.08.15
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Western Utahリチャード・ミズラックの代表作、DESERT CANTOS にはアメリカ西部(カリフォルニア、ネバダ、ユタなど)の砂漠地帯に刻まれた人間活動の痕跡が生々しく記録されている。例えば、核実験によって生じたクレーター。トラックや爆弾の錆びついた残骸。実験の影響で死んだ夥しい数の動物の死骸。灌漑事業が引き起こした洪水によって水浸しになった町、など。「そんなの見たくねー」という人の方が多いと思われるような写真だが、時々、その独特な光や色調に魅了されたりすることがある。おそらく、まず撮った本人自らが、目の前の景色にうっとりとしたのではないかと思ったりもする。ここに挙げた写真はCRIMES AND SPLENDORS という写真集の中のDESERTSというCANTO (詩篇=章)に収めてある1枚である。人間の干渉による傷跡や変化の跡が残る風景を見た後にこれを見ると、何だか不思議な気持ちにさせられる。ここは本当に地球だろうか。ひょっとして別の惑星、例えば、火星みたいな星を見せられているのではないか?いや、ここはやっぱり地球のような気がする。それも人間が現れる前の地球、あるいは人間がいなくなった後の地球。ああ、なんだか懐かしい。笑これはジョン・ファールのパワープラントシリーズの中の1枚である。仮にあなたがアートに何の関心もないとしても、地質学的感性(?)の持ち主であれば、この地層剥き出しの崖を見て、ハイな気分になるのではないか。逆に地質学に何の興味もないという人が、地層の写真のコレクションを見せられた時、そこにアートを感じたとしても何らおかしくはない。例えば、伊豆大島の「バウムクーヘン」とか、山口県萩市の「須佐ホルンフェルス」などはマニアでなくとも、見入ってしまうのではないか。まあ、それを見てあなたがどう感じるかが大事なことであって、分類とか既成の美の基準なんていうのは、実は無きに等しい。このことと関連があるかどうかはわからないが、ユネスコの世界遺産委員会はナイアガラの滝を世界自然遺産に登録しない理由を、周囲に水力発電所や観光施設など、自然のありのままの景観を損なう人工物が多すぎるためとしているようだ。さてさて、ここでジョン・ファールの写真に戻って、どうでもいいことを考えてみよう。キャプションを読むと、Niagara Power Project, Niagara Falls, New York, September 1981とある。どうやら崖の上にあるのは、ナイアガラの滝の水を利用した水力発電所の変圧場ではないかと思われる。ユネスコの委員であれば、「この変圧場が邪魔だ、これがこの写真の美的価値を著しく低下させている」と言うかもしれない。何故なら、それは人工物だからだ。ところがである。もともと、ニューカラーやニュートポグラフィクスの写真家たちは、産業や災害等で変容していく自然の姿をそのまま写真に収めていくというアプローチをとっている。つまり、そんな彼らにとっては、人工物ですら自然の一部であり、なんら排除の対象にはなりえないのではないかと思われる。そもそも、人工VS自然という二項対立からして、人間中心主義的な視点に立った概念に過ぎない。変圧場の鉄材ですら、もとは自然の物を加工しているだけであり、さらに言えば、人間そのものが自然の中から生じたものである。地質学的、あるいは天文学的時間からすれば、ファールの写真に写っているのはまるまる一つの自然であり、人間が作った発電所なんて、自然によるほんのひと時の戯れに過ぎない。そして、それもやがては何十万年、何百万年もの時が積み重なった地層の中へと吸収されていくに違いない。これは、ふとそんなことを感じさせてくれる写真ではある。Spiral Jettyアースワーク系の記念碑的作品と称される Spiral Jetty ( スパイラル・ジェティ/ 渦巻き型の突堤 ) がロバート・スミッソンによって作られたのは1970年のことである。ユタ州グレートソルトレイクの湖岸に、6000トン以上の土砂や玄武岩を運んで作られたこの土工彫刻を見ていると、何故かしら田中角栄の「土方は地球の彫刻家だ」という言葉を思い出す。おそらく実際に作業したのはダンプカーやホイールローダー、あるいは大型トラクターを運転操作した土方の連中で、スミッソンは土砂が投入される現場で指示を出しながら、半ば恍惚とした表情で作業のゆくえを見つめていたのではないかと思われる。何せこの人は鉱物が無秩序に転がっている採石場とか、土砂が搬入される建設現場のような雑然とした場所、あるいはそうした人間の欲望が潰えた後の廃墟みたいな場所に美意識を掻き立てられるような(元祖廃墟萌え?)アーティストなのだから。笑そんな特異な感性もさることながら、その理論も黎明期のランドアート(アースワーク)界に多大な影響を与えた。方法論としてよく言及される「サイト/ノンサイト」というのは、中心となる作品をまず僻地で展開し(サイト)、それをすでに痕跡となった「場」として、写真、映像、テキスト等によって、都市部の鑑賞者のもとに拡散する(ノンサイト)という考えである。代表作であるスパイラル・ジェティも神話や歴史的要素のみならず、地理的、生物的要素も織り込んだ、まさにサイトスペシフィック(その場所に特有の)なものとして、入念に計画された作品なんだそうである。そして、この作品の場となったグレートソルトレイクに関しては、特に次の二点が重要なポイントではないかと思われる。・湖の水位が変動しやすい。・塩湖特有のバクテリアが水面を赤く染めるとともに、徐々に作品を分解していく。要するに、スミッソンは作品を自然の浸食作用に晒すことで、それが時間とともに変化していき、ゆくゆくはエントロピーの波にのみ込まれていくことを最初から熱望していたというわけだ。えっ、エントロピーって何だよ?本来は使い切ってもとに戻らない(不可逆性の)度合いを数値化したものらしいが、ここでは、とりあえず、すべてのものを無秩序化していく自然の抗いがたい作用とでも言っておこうか。いや、このブログのレベルに合わせてもう少しテキトーに言えば、覆水盆に返らずとか、諸行無常っぽい世界観に近いかもしれない。とにかく、そういうものにスミッソンは魅了されっぱなしだったみたいだ。そして、作品制作時は記録的に低い水位だったグレートソルトレイクも2年後には水面が急に上昇し、スパイラル・ジェティは予定通り水没してしまう。それから約30年間誰の目にもとまらず水中にあったこの作品が、2004年の干ばつを機に再びその姿を現した時、すでにスミッソンはこの世の人ではなかった。制作中の作品を撮影するために乗った飛行機が墜落し、35歳という若さでとっくの昔に他界していたのだ。(スパイラル・ジェティ水没の1年後)現在再び水没の恐れがあるということで、ある財団がこれを保存するという計画も持ち上がっているようだが、むろんスミッソンの考えを尊重して、そのまま成り行きに任せたほうがいいという反対意見も根強くあるという話だ。幾分ヘヴィで茶色っぽいアートばかり続いたので、最後はもう少し軽めのデリケートなやつで締めくくろうと思い、アンディ・ゴールズワージーの作品を二つ並べてみた。この人の写真はネット上でなんぼでも見られるので、お暇な方は他のものも覗いてみてほしい。どんな作風かは写真を見れば一目瞭然だが、参考までにWikipedia の記事を紹介しておこう。石、枝、棘、土、雪、氷柱、植物など、周囲の自然環境の中で見つけた自然物を素材として使用し、自然環境 ( エンバイロンメンタル ) のなかで場の特異性 ( サイトスペシフィック ) を活かした彫刻やランドアートを制作する。それらの作品は著しく壊れやすく、その変化自体も作品と呼べる。この文を読むと、ゴールズワージーがスミッソンの影響を多分に受けていることがわかるだろう。もちろんゴールズワージーにもサイトスペシフィックで大がかりな作品はあるのだけど、彼の真骨頂はやはり、その場で集めた素材を使ってささやかな作品を作り、それがそのまま自然環境の中に還っていくというプロセスのうちに見られる「儚さ」ではないかと思われる。スミッソンはアースワーク系の作品の要として、temporal ( 一時的なもの/一時的にしか存在しないということ ) という概念を強調したようだが、ゴールズワージーの場合、それに相当する語がephemeral ( つかの間の/短命の ) ではないかと思われる。彼はそういうツボを押さえてくるので、その写真を見て胸キュンになるのは日本人が多いのではないかという気がする。笑
2020.08.07
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雨あがりの朝、庭に出て、辺りの様子を眺めていると、見慣れぬ色の花が目に飛び込んできました。 この時期に、こんなピンク色の花が、こんなところに咲いていたっけ? もう何年も前に一度見たような記憶も微かにありますが、定かではありません。 ひょっとしてと思い、スマホのアルバムの中を探してみましたが、それらしきものは見つかりませんでした。 これはおそらくナツズイセンという花で、ヒガンバナの仲間です。 葉っぱがスイセンに似ているので、こんな名前がついていますが、花が咲いているこの時期に葉っぱを見ることはできません。 それがリコリス系(ヒガンバナの仲間)の特徴です。 ウチの庭の地中には、リコリス系の球根が何種類か埋まっていますが、中にはナツズイセンの球根もまぎれていて、それがいきなり長い眠りから目覚めたのだと考えると、別に不思議はないのかもしれません。 でも、植物って、今回のように、ある朝突然みたいな感じの咲き方をすることがあるので、そんな時はいつでもハッとさせられます。 これはGreen Snapという植物好きが集うSNSアプリの中にあるオンラインストアで見つけた植物です。 いま流行りのケープバルブ(南アフリカケープ州原産の球根植物)の一つで、オーニソガラム・トルツオスムという舌を噛みそうな名前が付いています。 もうちょっと覚えやすい流通名をつけてあげたらいいのにと思いますが、それは素人のテキトーな意見であって、マニアにとっては、この気難しそうな学術名込みでレアな植物なのではないでしょうか。 よくわかりませんが、親しみやすい名前ではいけないってこともあるような気がします。 それにしても、変わってますね、これは。 2センチほどの球根から出ている緑色の縮れたひものようなものが、どうやら葉っぱのようです。 この葉が枯れ落ちる頃には、長い花茎を伸ばし、小さな白い花を咲かせるそうです。 もしかしたら、この小ささがマニアにとってはチャームポイントの一つなのかもしれません。 今日日、愛玩植物たるもの、可能な限り小さくなければ務まらないのかもしれません。 同じケープバルブでエリオスペルマム・ケルビコルネという、これまた意地でも名前を覚えさせたくないといった感じの植物が紹介してありましたが、こちらもかなりのミニながら、マニアには熱烈に支持されてるみたいです。 ちなみにお値段は1株17,270円ということで、貧乏人を寄せつけないところが、またマニアにとっては、たまらんのかもしれません。笑 Mさんによる撮影 これはハナハマセンブリというリンドウ科の植物だそうです。 何ともチャーミングな花ですねえ。 地中海沿岸地域を原産地とする帰化植物で、そのへんの草地や空き地、道端などでフツーに生えているみたいです。 残念ながら、私はまだ出くわしたことがありません。 けれど、出くわした時のウキウキ感は想像することができます。 思うに、散歩に出かけて、こんな可愛い花に出くわすことがあるとすれば、それこそ僥倖(ぎょうこう)というもんです。 「山野の花」より拝借 暑さに弱い老人なので、猛暑日には、なるべく外に出ないようにして、エアコンの効いた部屋で、高山植物の写真などを眺めながらエアトリップなんぞにいそしんでおります。 今日は久しぶりに増沢武弘さんの本をめくって、世界最北端の町、ノルウェー領ロングイヤービーン(ロングイェールビーン)の空港近くの海岸に広がるカシオペ・テトラゴナの大群落を眺めてみました。 なかなかよろしげな景色でごわんす。 これがどんな植物か、鮮明なクローズアップの写真をもってお伝えしたいところですが、残念ながら、適当なものが見当たりません。 かろうじて1件、「植物ぶつぶつダイアリー」という超マニアックなブログでイワヒゲと抱き合わせで紹介してありました。 お暇な方は、そちらを覗いてみてください。(かなり凄いブログです) こちらは、代用品といっては何ですが、同じ仲間のイワヒゲの写真を借りてきました。 一見草のように見えますが、これでもツツジ科の小低木で、釣鐘型の花にしろ、細い鱗片状の葉(イブキの葉に似ている)にしろ、見た目からしてカシオペ・テトラゴナにそっくりです。 分布状況も似通っており、いずれも寒帯と高山を代表する植物です。 昨年、「初めて見る花」という記事の中で紹介したパイナップルリリーとギボウシの花が今年も咲きました。 代表して、ギボウシの写真だけを載せます。 今は花の季節なので、花にフォーカスしてますが、ギボウシって、もともと葉っぱがメインみたいなところがあります。 このたび、ちょっとお勉強してみてわかったのですが、ギボウシもなかなか奥が深いですね。 もともと日本に自生していた植物ですが、江戸時代に一大ブームになって、シーボルトがヨーロッパに伝えてからは、かの地でも人気となり、多種多様な品種が生み出されたようです。 アメリカでは「パーフェクトプランツ」とまで呼ばれ、空いた場所があればギボウシ(ホスタ)を植えるといわれるまでにポピュラーな植物なんだとか。 アメリカホスタ協会による「ホスタ・オブ・ザ・イヤー」があるかと思えば、日本ぎぼうし協会編の『ギボウシ図鑑』があったり、ちょっと調べただけでも、この植物の人気の程がよくわかります。 そうか、世間知らずで、ヒト様の庭を拝見する機会も少ないからか、今までギボウシを甘くみてたなあ。 さて、ちょっくら外に出て、ウチのギボウシでもなでなでしてこようかな。笑
2020.08.01
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