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いつもの散歩コースに咲いていたツツジ。毎年、この時期にはそこで見かける花だ。けど、なんだか今年は印象が違う。初めて見るような気がするのは何故だろう。単なる気のせいだろうか。いや、確かにちょっと違う。もっと濃いオレンジ色だったような気がする。昔撮った写真と見比べてみようと思い、家に帰ってスマホのフォトライブラリをチェックしてみたが、このツツジの写真はどこにも見当たらなかった。すでに削除してしまったのかもしれない。あるいは、写真を撮ったという記憶自体が怪しいのかもしれない。いずれにせよ、今となっては確かめる術もなし。まあ、わしの記憶もツツジの花の色も移ろって劣化の一途を辿っているだけかもしれんな。それもエントロピー美学の一端だと思えば、風流ですらある。風流ついでに、この写真に音楽を被せてみようか。この手のツツジには何となくギターの音色が合うんだよね。例えば、ナルシソ・イエペスが10弦ギターで奏でるバッハの「プレリュード&ブーレ BWV 996」なんかどうだろう。いや、もうちょっと音密度が高いやつがいいかもね。じゃあ、村治佳織が1954年製のマルセロ・バルベロで奏でるアルベニスの「アストゥリアス」なんてどうだろう? 笑これも先日、散歩の折に撮った花。この時期の花壇ではよく見かける花だが、はたして名前がすぐさま出てくるだろうか。何となくポピーっぽいなと思った人は正解!英名はカリフォルニアポピー、和名は花菱草というらしい。「花菱」というのは、「四つの菱形を花弁のように配した、伝統的な模様や家紋のこと」。このポピーは花の形がその花菱紋様に似ているということのようだ。でも、この濃いオレンジ色を見ると、陽光燦々ってイメージなので、カリフォルニアポピーと呼んであげた方がいいような気がする。また、そうしたイメージどおりの花でもある。上の写真のように機嫌よく花が開いているのは日の光が当たっている時だけで、雨や曇りの日、あるいは夜間になると、この花は閉じてしまう。ウチの庭で言うと、原種チューリップ(クルシアナ系シンシア)がこういうお日様大好きタイプやね。 ヘリアンフォラ Charm よりティランジア・テクトラム Gardeners' World よりパキポディウム MAINE のShop-List より上にあげた三つの植物は、本来なら、食虫植物、エアプランツ、コーデックス(塊根植物)と、それぞれ違う種類に分類される植物である。それをあえて一つに括ってしまえば、ビザールプランツ(珍奇植物)ということになるだろうか。もっと平たく言うと、「変態植物」。そして、世の中にはそういう変態植物(とっても変な植物)ですらこよなく愛する人たちが、やはり当然の如く、相当数いるんだよねえ。 笑先日、そんな変態植物ラヴァーの生態を扱った短尺のYou Tube動画を、ひょんなことから覗いてしまった。タイトルは何のひねりもなく、そのものズバリ、『変態植物倶楽部』。 笑今どき、そんなニッチなコンテンツ、誰も見んわと思ったら大間違い。第1話の再生回数が26万回なので、そこそこは視聴されているドラマなのである。というか、植物ラヴァーって、やっぱり侮れないくらいそこらへんにフツーに棲息しているんだ、と改めて実感したってところかな。さて、今、ドラマって言ったけど、別にストーリー仕立てというわけではない。まるでミニ植物園みたいな部屋に寝起きして、植物に奉仕しながら生活している感じの副島(一ノ瀬ワタル)という男が、毎回、首都圏の植物専門店を訪れて、同類みたいな店主の話を聞く。その後、植物と謎のダイアローグを交わして、それを購入するというのが主な運びかな。第1話のロケ地は東京恵比寿にある食虫植物の専門店、Cherry Radish Plants さん。そこで店主による簡単な食虫植物講義を受けた後、副島は¥32,750のヘリアンフォラを買ってしまう。たまたま高級品を掴んでしまったか、それとも、高級品ばかりの店なのか、それはわからない。 笑第2話は東京浅草橋にあるティランジアの専門店、「ティランジアガーデン」さん。雑誌BRUTUS にも紹介されているその道の第一人者である店主が、独特なエアプランツ愛を披露する。ここで副島はティランジア・テクトラムを¥4,000でゲット。副島に限らず、大方の植物ファンが手に取ってみたくなるようなこの植物が、わずか¥4,000だなんて、安すぎないか?第3話は千葉県印西市にある多肉サボテン類の聖地、「グランカクタス」さん。副島は調子の悪そうな自宅のユーフォルビアをここに持ち込んで、店主に育て方のポイントを教えてもらう。ついでに、目に留まったパキポディウムを¥25,000で購入。第4話は、ショップではなく、近頃ビカクシダを育て始めたひょうろくという芸人のアパートを副島が訪問し、そこでお互いの変態ぶりを確認し合って喜ぶという、フツーの人からすると、ちょっと気色悪い展開。 笑この後、『変態植物倶楽部』は一ノ瀬が多忙という理由でとりあえず終了し、代わって「花畑」役で出演したひょうろくがこれを受け継ぐ形になる。わしは暇なので、この後、ひょうろくが兵庫県川西市にある「花宇宙」を訪れて、店主の西畠勲造さんと話したり、変態植物カップルの自宅を訪問する動画まで観てしまった。個人的な感想として言うと、変態植物系キャラとしては、ひょうろくの方が一ノ瀬より向いてるかもしれない。ただ、10分くらいの動画なので、コアな植物ファンにはちょっと物足りないかも。
2026.04.16
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トキワマンサクえぇっと、今日は何の話をするんだっけ?忘れた。 笑実は、もう、ブログなんてとっくにどうでもよくなってるんだけど。じゃあ、さっさとやめればいいじゃん。まあ、そりゃそうなんだけど、なんか、斜め上の方からわしを観察している存在が、まだやめちゃいかんって言いよるし、そう簡単にやめるわけにもいかんのじゃ。ふーん、何かよくわかんないけど、とりあえず、話の取っかかりがいるみたいやね。そうかもしれん。じゃあ、お聞きします、おじいちゃん、今日の昼は何食べた?えっと、今日は、自分で作るのが面倒だったんで、コンビニでおにぎり2個とカップ入りの惣菜を買って来て、それで済ませた。たまにそんなふうに軽めの食事になってしまうことってあるよな。ヘンリー8世やバルザックみたいな大食漢、あるいはルイ14世やロッシーニみたいな美食家であれば、毎食が全力投球かもしれないけど、そんな人間ばかりだと、世の中の食材はとうの昔に底をついているって。 笑つましい食事で満足する一般庶民がいるからバランスが取れているのとちゃう?中にはニュートンやキュリー夫人やアインシュタインみたいに、食にほとんど興味がないような人たちだっているしね。えっ?会ったこともないのになんでそんなことがわかるのかってか?換言すると、その情報、どこで手に入れたかってことやな。じゃあ、説明しよう。Facebookのリール動画にReal Meals シリーズっていうのがあるんだけど、知ってる?そっくりさんを使って、過去の偉人が何を食べていたかを再現してくれてるやつ。あれを見ると、上に挙げたような有名な科学者が、いかに質素なものを食っていたかってことがわかるよ。どうやら食に時間を割くこと自体がもったいないと考えていたみたい。まあ、それでも、彼らはまだその気になれば美味いものだって食えたはずだし、時には滋養食だって口にしただろう。けど、生活苦のため、それすらままならないような人が、偉人と呼ばれる人たちの中にも紛れている。例えば、Vicent Van Gogh (ゴッホ)。この人の食卓は本当に侘しすぎる。動画は最晩年の1888-1889年頃を再現している。Dawn : Plain bread Black coffee Empty plateMidday : Plain bread Black coffeeNight : Absinthe glass Bread pieceもうこの頃には、ジャガイモ料理とかオニオンスープのような粗食すら食卓に上らない。夜明けと昼は、パンを齧りながらコーヒーを啜るだけ。夜になると、ちぎったパンをアブサンで流し込むだけ。 そのわずかな燃料だけで、絵に対する情熱の炎を燃やし続けたところが凄い。とは言え、このシリーズの短尺動画の中で、個人的に一番気に入っているのがゴッホというわけではない。それを挙げるとすれば、やはり、Leonardo da Vinci (ダ・ヴィンチ) ということになるかな。(1518年、France )とあることから、こちらも最晩年ということになるが、さっそくそのメニューを覗いてみよう。Morning : Bread olive oil Vegetable soup Wine Midday : Chickpea (ひよこ豆)stew bowl Dressed greens Fresh fruit Night : Roasted chestnuts (焼き栗) Walnut (クルミ) pieces Wine 率直に言って、今のわしには、これが一番美味そうに見えた。ベジタリアンということで言えば、ガンジーの動画もあるが、そちらはあまり食べたいとは思わなかった。ダ・ヴィンチの食卓の方が何故だか食欲をそそるんだよね。食器や場の雰囲気、食べ方などが影響しているのだろうか。それとも、豆類やナッツ類のせいだろうか。これ、わしの好物なんだよね。子供の頃から好きだった。たぶん、その人の食の好みって、子供時代に食べたものである程度決まってしまうんじゃないかな。わしは別にベジタリアンではないけど、ベジタリアンの食卓にはものすごく惹かれてしまう。これも子供時代の食生活の名残りが影響しているのかもしれない。昔は冷蔵庫もなかったし、肉なんてめったに食べることがなかったような記憶しかないんだけど…それに、肉をうまいと思って食べた記憶もない。老年になって、豆類や野菜や果物が恋しくなってきたのには、健康志向という理由以外の要因も関与しているのかもしれない。歳を重ねるにつれ、徐々に原点回帰というか、味覚が子供時代に戻っていくみたいな。そう言えば、近頃は、ゴリラが野菜や果物を食べる動画を見ても、郷愁を感じるんだよね。G town Gorilla ってやつだけど。本当に美味そうに食べるので、ついつい見惚れてしまう。肉食獣の人もこれを見ると、きっと野菜を食べたくなるのではないかと思う。そして体型とか歯の造りなどから、自分がライオンよりはゴリラの方によく似ていることを思い出すのではないかと思う。 笑
2026.04.05
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