2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
全15件 (15件中 1-15件目)
1

最近、きよじが冷たい。理由はわかっている。私が構ってあげられないから。ちょっと忙しくって。散歩も慌ただしいし、あんまり触れ合ってない。遅く帰宅すると、寒い時期なので玄関の中(いつもは外の小屋)に入れてあげて寝ているきよじがまぶしそうに私を見上げる。そうしてふっと目をそらす。伏し目がちきよじ。「きよちゃん」と優しく声をかけても、座ったまま義理でしっぽを軽くふるだけ。忙しいっていう言い訳が通じない動物は難しい。きよじは私が急に構ってくれなくなった、優しくなくなったと思っているのではないかしら。そうじゃないのんに…「最近忙しい」きよじは確かに理解してくれないけれど、実は人だって結構そう。人の忙しさって結局人はわからない。「大変だねー」と言葉は合わせるけど、「誰だって忙しいっつーのー」って本音がちらほらり。あからさまに「ばーか、なによ」って言ってくれるきよじの方がいいかもね。
2006.02.28
コメント(0)
![]()
堀江敏幸。2001年芥川賞受賞作。芥川賞を取った時に名前は聞いていたけど、もっと若い人だと思っていた。院の友達に「この人よく知らないけど読んでるー」と屈託なく見せたら、「ああ、堀江ビンコウ。評論が面白いよね」と一言。すみません、勉強不足な日本文学専攻ですいません。名前をわざと音読みにするのは研究者特有のアレですね。仏文学者で現在は明治大学の助教授だとプロフィールには書いてありました。須賀敦子さんのファンは他にどんな本を読んでいるかがあるサイトで調べられていて、堀江敏幸さんの名があがっていたので読んでみたのです。読んでみたけれど、イマイチぴんとこなかった。通勤電車のぼんやり気分で読んでいたからだめだったのかも。もう一度気合を入れて読み直すか考え中です。須賀敦子さんも、1冊目の途中までそれほど面白いと思っていなかったし。うーん、??芥川賞は生ものですな。その時期に読まなければなんで芥川賞かはわかんないですね。同時代評の重要さ。
2006.02.26
コメント(2)

大学の教授に、「杉浦はそのことについて20%だけ知っているものについて知ってるか?と聞かれた時、知らないと答える人間なんだ。○○(研究室で一番のキレモノ)は20%知っていることについて聞かれた時、知っていると答えるタイプの人間なんだ。別にどちらが悪いということではない。ただ、これは自分の傾向として知っておくべきだ」というようなことを言われたことがある。強か酔っていた時分だったのでよく覚えてはおりませんが。20%しか知らないことについて、知っていると言えない。これは自分の性格として薄々気付いていたことではありました。特に大学院に入ってからこの傾向が強まった。例えば「高尾太夫について知っている?」と問われた時に、それが吉原随一の花魁の名で、その名は代々受け継がれ、それぞれの高尾についてエピソードが残っていることは知っている。けれどやっぱり、「知ってます」ではなく「よくは知りません」と答えてしまうと思うのです。謙虚というより自信がない。大学院で研究を続けるのであれば、この傾向は決して悪いわけではないと思う。自分より知識のある人はもちろんいくらでもいるし、簡単に「知ってます」と答えることは知識の狭さを露見させることにもなりかねない。専門の研究者が数いる中で、安易に「知っています」と胸を張ることは「私は何も知りません」と言っているのと同じ。ただ、大学院という特殊な世界を離れて、普通の社会においてはやっぱり、「知っています」と取りあえず屈託無く答えられることが強みの一つなのだろうなと思う。教授が続けて「○○は、取りあえず知っていますと答える。確かに20%は知っているから。それでその後、自分で調べて70%、80%に持っていくんだ」と言った。知らないことは罪ではない、知らないことを知っているように思いこむことは罪だ、っていうような言葉がなかったっけ。
2006.02.24
コメント(2)
東京ディズニーランドと東京ディズニーシー、どっちがいいでショー!!ということで明日1対1のミニディベートをするのであります。わたし、あんまりディズニーリゾート好き好きッ子ではないし、詳しくありません。でも毛嫌いするほどイヤでもないですよ、平日の空いてるときなら行ってもいいですよ~~ぐらいの気持ちです。私の担当はディズニーシーの方。どこがいいでしょうね、ディズニーシー。相手の方はディズニーシー行ったことない、とのことでしたので私がシー担当となりました。どちらも大してディズニーに情熱ないんですな。ランドに比べてシーは動員数がすんごい少ないってことが絶対指摘されると思いますので、わたくしとしては、ディズニーランド側にとってはどうかしらないが、客側からすると人少ないのもってこいだぜ!↓なぜかって言うとほら、シーはお酒を解禁にしたりして「大人の雰囲気」の味付けを売りとしているわけでしょ。↓ランドのお客さんの半分以上は家族連れ(これはまだデータ取ってません)↓カップルにとって、ロマンスにとって最大の敵は生活感です。↓お子さんは大変可愛いですが(既婚者もいるのでここを強調するのがポイント)、付き合って3ヶ月とか半年とか1年とかまだラブラブでウハウハの(バ)カップルたちにとって、子供さんの泣き声ですとか、お母ちゃんお父ちゃんの疲れ顔っていうのはあんまりありがたくないものであります。(バ)カップルはとかく夢の世界だけで生きたがるものです。↓また、ディズニーランドのジンクスで、「カップルで行くと別れる」っていうのがあります。これは、長蛇の列に並んだカップルが会話がそのうちなくなり、気まずくなって、ディズニーで遊んだ後に熱が覚めてしまうというものです。↓適度に空いているからこそ、シーでロマンスがはぐくまれるわけであります。そういうメリットもあるのです。↓混んでるばかりがディズニーじゃない!↓えーと、みんなシーへ行こう!!! ?あれ、みんな行ったらだめですね。混んじゃうもの。どうしようかな。子供の泣き声がうるさいとか言ってしまいまして、世界各地のお母様お父様気分を悪くされましたら申し訳ありません。論の流れでついつい~~。電車の中で泣き出す赤ちゃんとか、心に余裕のないときは確かにイライラッとすることもありますが、いずれは自分も(たぶん)通る道だと思っております。ですよね、ですよな。ディベートの結果は明日です。
2006.02.21
コメント(4)
わりとオススメ、『イヌゴエ』。『イヌゴエ』公式HPあらすじをかいつまむと、突然、犬の声が聞こえるようになった主人公の臭気判定士と、迷子になって預けられたフレンチブルドックのお話。こう書くとほんわかファンタジーですが、このフレンチブルドックの声がなんでだか関西弁のおっさんで、「腹減った」「人間は臭くてかなわん」「交尾したい」と、傍若無人。しかも、主人公の言うことはあちらには通じないらしいので、会話は成立しない。一方的に聞かされるだけ。この主人公が、ちょっと変わり者なのだけど、ああわかるわかるこういう人いるいると思えるくらいの変わり者。そこがリアルで可笑しい。そしてほほえましい。ストーリー良し、脚本良し、笑いのセンス良し、犬可愛い、と、思うのですが、とっても好きなタイプの映画なのですが、一つだけ残念なのは役者の演技がイマイチ…。主人公と彼が好きになる女の子は上手いと思ったのだけれど、主人公の同僚役の村上淳がちょっと、あれは、どうなの?彼の初登場シーンで、後ろの方から「へったくそ」というつぶやきが聞こえました。演出が悪いんでしょうか?他にも幾度か、ぎこちないなーっていうセリフまわしが。独特なセンスと間を持つ映画だから、やりにくい役者さんにはやりにくいのかもしれない。さもあれ、戌年映画、『イヌゴエ』おもろかったですよ。あんまり大きなとこではやってないようなので、DVD出たらば、どうでしょう。
2006.02.20
コメント(0)

たくあんの波利と音して梅ひらく 加藤楸邨大岡信さんの『名句歌ごよみ 春』には「波利」はハリと読むのかそれともパリか。後者の方が実際の音には近いがこの句の場合にはあえてハリと読むべきだろう。たぶん作者は、「波利」と意識的に感じで書いて、パリという音をうしろに漂わせながら、ハリの音に軽やかに遊んでいるのである。その結果「梅ひらく」がこの音と優しく響き合う。と解説があります。私も「ハリ」であろうなあと思う。日本人なら、たくあんを噛んだ時の「パリっ」は誰でも容易に想像できる。それがあるから「ハリ」と読むことに一興がある。「ハリ」と言っても、それが「パリっ」であることをみんな知っている。だから、もっと意味を込められて、風情をかもし出すことのできる「ハリ」としたい。「張り」というキッパリとした感じと、「春」に似た「柔らかい」響きを同時に持つ「ハリ」。こんなこといちいち説明したらくどくて興醒めですが。高校の時、本当かは知らないけど加藤楸邨の血縁だという年輩の男性の先生に「また寝てるのは杉浦かっ!!いぎたなしっ!!」と、いつもいつも青筋立てて怒られてました。それである時、今日は絶対寝ない寝ない寝ないと前の日によ~~く眠って授業に挑んで、ばっちり起きていることに成功しました。眠らないとヒマなもので、ツレヅレにあたりを見渡していると、私の席から遠くに座っている女の子が船を漕いでいるのを発見。いつも私が怒鳴り倒されるように、今に雷が落ちる落ちるとハラハラ&初めて私以外の人が怒られるちょっとワクワクで見ていると、しばらくして先生が一言。「私はもう寝ている人を怒らないことにしました。こないだ杉浦と話してみて、杉浦も怠惰なだけではなくて、午前中は具合が悪いことだというのがよくわかった。大学受験を控えたあなたがたも、夜遅くまで勉強しているという事情があるんだろう」!!そう言えばその前に廊下で、私はしおらしくというか悪びれもせずというか、「午前中は頭が痛くて…、眠るつもりはないんですけど眠たくなっちゃうんです、へんですよね」って話をしていたのです。いや、もう、なんていうか、今考えるとまったくの怠惰です。夜、漫画読んでたもの。先生ごめんなさい。固そうに見えたけど、優しい先生だったんだなあ。
2006.02.18
コメント(2)

なーんでだか、きしめんが好きです。昔から。うどんより。疑問なのです。なんで自分がうどんときしめんとを区別してきしめんの方が好きなのか。成分は同じでしょ?これはもう明らかにカタチの問題ですよね。ひらべっちゃい感じが口にフィットしているのだろうか?一度に口に運べる量がちょうどいいのかしら?初めて食べたのはまだ小学校に上がる前。家族で映画(家族では寅さんかジブリしか見なかった)を見に行った帰りに、しゃぶしゃぶを食べた。そこで私が喜んだのが、しゃぶしゃぶではなくってきしめん。うっすら覚えてます。見たことのないカタチが不思議で面白かったのかもしれない。そういえば、和→そば・うどん洋→パスタ中→らーめんと、国は違っても、麺類って共通。人間はずるずるすするのが好きなんでしょうか。面白いですもんね、麺類のカタチ。ユーモラス。食文化博士に聞いてみたい。80位くらい。
2006.02.17
コメント(4)

先日、母と二人で家から徒歩5分の距離にあるスポーツクラブの見学をしてきた。いたって文系の母ですが、今年の初めにあった俳句の新年句会の余興で「ペッパー警部」の後ろで踊り子をした(ポンポンを振っただけ)時に、「体を動かすのって結構面白いかも!」と目覚めてしまったらしいのです。その後、家の中で不器用に体を動かしている母を幾度か見かけました。一人で通うのってなんかちょっと勇気がいるから一緒に行かない?行かない?行かない?と誘われて25才の私。確かにシェイプアップしたいしね。座り仕事で体なまってるしね。仕事ができる女の人はジムに通ってるイメージあるしね。でも本当はホットヨガがやってみたいんだけどな。まあ、母が誘うなら仕方ない。ジムのメニューにはホットヨガはないけど普通のヨガならあるし。と、いうことで見学に。圧倒的に30代後半以上が多かったです。チラホラ若い女の子も。男性は40代以降という感じ。みなさん懸命に泳いだり自転車こいだり歩いたりしていて、私は少し気圧されました。えー、もっとかる~い気持ちでやりたいんですけど、と。なんかみなさん確固たる目標をもって挑まれている感じで。真面目な人が多いんだな~としみじみ。あと、こういう光景よくアメリカのドラマ&映画で見るな~って。続くのかな、私。と始める前から。そんな私の気持ちをよそに、隣で母は目をキラキラさせてました。「楽しそうねえ」とか言って。一体いきなりどうしたんだろう。恋でもしてるのかしら。今月末に入会キャンペーンらしく、入会金が90%OFF(!!)ですよと言われたので、それならまた来ますってことにしました。母が楽しんでくれればいいです。私の体が引き締まればもっといいです。
2006.02.16
コメント(2)
楽天広場のテーマに乗っかって書いてみます。今更ちょくちょくテーマを気にしだしているとこがなんかネタ切れっぽいですね。「宮崎アニメで何が一番好きですか?」いや~も~、『もののけ姫』です。映画館でだけで3回見た記憶があります。映画はタイミングだと思うので、人によってまちまちだと思いますが、私のBESTはやっぱもののけ。ジブリ映画と私の成長をリンクさせて並べると小学校以前 『未来少年コナン』小学校低学年 『ナウシカ』小学校中学年 『となりのトトロ』『蛍の墓』 『天空の城ラピュタ』 小学校高学年 『魔女の宅急便』中学校 『紅の豚』『思い出ぽろぽろ』高校 『もののけ姫』大学 『千と千尋の神隠し』 大学院 『ハウルの動く城』だと思います。大体。多少あいまい。トトロ・蛍と魔女が逆かも。『未来少年コナン』はほとんど記憶にありません。小学校低学年の頃に見た『ナウシカ』はあんまり意味がわからなくて、ただただ巨神兵が怖かった。泣いて他のお客さんに迷惑をかけたガキは私かもしれません。トトロは可愛く、蛍は辛いイメージ。『魔女の宅急便』は今見るといい映画だなあと思いますが、その時はたぶん『天空の城ラピュタ』のような飛んだり跳ねたりのアドベンチャーを求めていたのでイマイチッと思った記憶があります。『紅の豚』はいいな~大人ってと思った。大人と恋。『思い出ぽろぽろ』は原作を先に読んでいたような。そして『もののけ姫』。確かこれが発表される時、宮崎監督がもう映画は作らない…というようなことを宣言したんですよね。ショックを受けたものです。友達と「うちらの子供はもう宮崎アニメ見られないんだよ」と言い合った覚えがあります。(ビデオで見せろって話ですね)。親と一緒ではなく、初めて友達と一緒に行った宮崎アニメが『もののけ姫』だったかも。音楽といいですね、アシタカの男前といい、サンの悲しさといい、美輪さんのあだっぷり野生っぷりといい、日本の森といい神話といい、「日本は室町の頃、森を失った」という宮崎監督の歴史の捉え方の秀逸さといい、言うことないです。あんないいもんない。高校の部活の友達ともののけ姫ごっこしたものです。モロはきよちゃんに似てるし。『千と千尋』はすこ~うし説教臭く感じられてしまって。私がピュアな心を失ってしまったということでしょうか。湯屋の設定は遊郭っぽくてすごく好きです。『ハウルの動く城』は練られ不足・まとまり不足を感じてしまいました。原作が壮大なもののためか、上手く説明できていないと思ってしまった。でも愛はいいよね。「待たれよ」は好きでした。以上。
2006.02.15
コメント(6)
高校時代も大学時代も、女の子ばかりの部活だったというのもあったし、何だか何かにつけて回避してきたのですが、ついに今年、初体験。義理チョコ。アルバイト先に配ったのです。昨日、バイト帰りに調達。どさっとしたその重みに、なんだかしみじみと大人になったような気がいたしました。いけないいけない考えちゃいけない。これが私の何時間分の時給だとか。一体何枚原稿を書けばこれだけになるかとか。世間では、OLの70%・サラリーマンの50%がバレンタインなんてなくなればいいと思っているとか。いえ、私はあまのじゃっくなので、そう言われますと「いや~、たまにはいいじゃないですか」と言いたくなる。ねえ。何かにつけて楽しめばいいんですよ。めんどくさいと思ったらなんだってめんどくさいよ。と、自分を励ます。
2006.02.14
コメント(0)

どうでもいいんですが、つい最近まで、冬季五輪は2年に一度あるもんだとばかり思ってました。ほら、夏季オリンピックが終わる頃になるとよく「ああ、この次は4年後…」↓「でも2年後にはまた冬季五輪があるからね」っていう会話がされますよね。されるはず。私の頭の中であれがですね、勝手に短縮されて「冬季五輪は2年に1度」になっていたのですよ。ですわよ。モーグル、たまたまテレビをつけたらLIVEでやっていて見てしまいました。ちょっと残念でしたね。それにしても上村愛子さんは、見るたびにキレイになるなあと思う。いやあ、ちょっと。いろいろ。同じトリノでも、世界中でいろんなとこにあるテレビを通して見られてるんですよね。
2006.02.13
コメント(7)
仕事で、こないだのK-1にも出てた日本人選手にインタビューしてきました。リングの上にあがらせてもらって、そこでお話を伺ってきちゃいました。でへでへ。前にまとめた資料を読んだりお話を聞かせてもらったりして感じたことは、やっぱりモチベーションの高さがすごい。自分がどうなりたいかが明確。ファンからの質問で、「不安になったりすることはないのですか?」というのがあって、その答えが、「ないですね。一つ一つ、小さい目標をクリアしていけば、達成できないことはない。分析することが大切です。」「その過程で、常に自分のなりたいイメージを持ち続けることが大事」こういうことってよく言われたり、本にも書いてあることだけど、自分の生きてきた経験に基づいてこういう考えにたどり着いて、実践して、成功して、さらなる飛躍を目指している人って本当に強いなと思った。自分を信じる力。信念。よく、「オーラが出てる」っていいますが、過去に何人かいろんな分野で活躍している人を間近で見た感想で言うと(っていうと大袈裟ですが、道で偶然見かけたとかも入ってます)、何かが出ているっていうよりも、すごくその人の輪郭を濃く感じる。その人がその人であるために、その顔をしている必然性を感じるというか。その人でしか有り得ない顔をしているというか。ああいうふうになりたいもんだと思う。大それてるでしょうか。でもそう思います。
2006.02.10
コメント(4)

行ってきた来た。夜の部より。よせばいいのに寄席。とか言ってみたりして…。講談もいいが、漫才もいいが、マジックもいいが、やっぱ落語っていいねえ~~。真打ちは夢丸さん。私はトンと詳しくないのでわかりませんが、どれ程有名な人なのでしょう?上手い下手なんて言えるほどではもちろんないのですが、夢丸師匠の落語が終わった後、あ、すごいな~と思った。何がかと言いますれば。わたし、気がついたら見入ってました。話の最中に、「あ、次の展開はこうなるんだろうな」とか「あ、今のでちょっと間合を取ったわけなんだな」とか「お腹空いたな」とか「おでこてかってる」とかそういった雑念をほとんど持たなかった。こんなことは久し振り。映画にしても舞台にしてもドラマにしても、久しくなかったです。まあ、時間が短い…ということはあるかもしれないけど。話し方が上手だな~と思うヒマもなかった。正直言って、パッと見た瞬間ちょっと気障なタイプに見えて、あんまり好きなタイプの落語家さんじゃないような気がする…とさえ思っていたのに。すごい。これぞ芸っす。また見に行かなきゃ。今は誰がスゴイんでしょうね。落ち落ち落ち落ち
2006.02.09
コメント(4)

月曜日、友人に誘われて、目黒区教育委員会が主催、NPO法人目黒ユネスコ協会主管の催し、「歌舞伎入門」に行ってきました。ユネスコ無形文化遺産選定記念なのだそうな。プログラムは、第一部が中村又之助さんによるレクチャーと女形のお化粧・着付けの実演。休憩をはさんで第二部が、「藤娘」と「雨の五郎」の実演でした。観客のおよそ半分が外国の方。そのためか、ホール内には空港のようなあの独特のあま~い匂いが。講義も全て同時通訳付き。又之助さんも通訳の方もなかなか話馴れた感じで、「講義」と名がつくものは全て30秒で寝るという癖のある私にも面白かったです。お客さんにも歌舞伎の「笑い方」「泣き方」の振りを壇上に上がってやってもらったり、講義だけでなく、お化粧の実演があったりと、見てる人を退屈にさせない工夫が見られて、段取りもなかなか良かったのではないかと思いました。時間は大分押していたみたいだけれど。一つ難癖をつけさせて頂けるなら、「雨の五郎」を演じる又之助さんが「では、私は化粧と着付けがありますのでいったん、引っ込みます」と退場した後、通訳の方(ハーバード大博士課程卒で、歌舞伎研究家らしい)が、英語のみでペラペラと「雨の五郎」と「藤娘」についての説明を始め、私の高校1年生程度の英語レベルではとんでもはっぷん歩いて十分だったわけであります。ありゃないよ。むふう。お化粧実演をしてくれた女形の方は中村京紫という方だったのですが、いやもうイケメン。お化粧したらもちろん美人。美人だけど、「女の人にきつそうなタイプの美人」でした。お化粧中もずーっとキビシイ顔のまんまで、はじめっから終わりまでクスリともしなかった。ヌリヌリヌリッ。パタパタパタパタッ。カキカキッ。「きれいですね~」とか媚びても、プイっとされそうな感じ。女はコワイです。同性に嫌われなくては女とは極められないものなのか?ジェンダーなどについて少しだけ考えてみた風花の夜でした。→しばらく見ないうちに相当下がっちゃいました。
2006.02.08
コメント(0)
![]()
本屋さんが選ぶ本屋大賞の第一回を受賞した『博士の愛した数式』は、割りと万人受けする穏やかな作品だと思いますが、小川洋子さんの本領は「平常に潜む狂気」とか「表には決して見えない残酷さ」ではないでしょうか。~あらすじ~鳥・帽子・食料、そして季節まで。徐々に自分たちを取り巻くものが「消滅」していく島に住む「私」。島に住む人々は「消滅」が一つ起こると、そのものが存在していた記憶させ失ってしまう。小説を書いて暮らしている「私」の母は、かつて記憶を失わない数少ない人間の一人だったのだが、「秘密警察」に捕らえられてしまった…ここからは、ネタバレありっぽい感想です。さみしくって暗くって冷たくって痛くって長い話です。なんというかですね、ひく~いテンションのまま小説を読み続けるのにちょっと忍耐がいりました。もー、はじめッから最後までひく~いですよ。小川洋子さんは嫌いか好きかで言ったらどちらかというと好きな方ですが、結婚されていて子供もいる方が、どうしてここまで残酷というか、最終的に人を突き放す話を書けるのか、いつも不思議です。いったい、小川洋子さんの心の中はどうなっているのだろう。いや、「人を突き放す」っていうのは私の感覚なので、どうかわかりませんが。作者は何を見据えているのだろう。もしくは何を見て育ったんだろう。中途半端に過激なことを書く若い作家よりも、この人の方がよっぽど恐いものを見たことがあるのでは、と思うことがあります。『密やかな結晶』全体を通して、ちょっと冗漫かと。平坦かと。長編にしては。小川洋子ファンにはいいだろうが、それ以外の人は途中で飽きる!と思う一冊でした。うつらうつらした怖さを味わいたい人にはいいかもしんまい。心に余裕があるから、たまには切なくなりたいって人にもいいかもしんまひ。
2006.02.07
コメント(0)
全15件 (15件中 1-15件目)
1