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旅といふ再会のあり冬菫 教会の白壁冬日を受けてなほ 結氷湖旅の会話の果て知らず すれちがふリャマのまつげに冬日濃く 冬空に向かふ峠の祈りかな 冬鴎峠に六つの十字あり 赤青のショールの並ぶ旅の坂 細道に細き空あり冬の旅 息白し扉の写真撮りためて 湖またぎペルーだといふ冬の丘 商いの坂を上がれば冬銀河 冬の丘リャマの下りて日の暮るる ボリビアで友の見る夢冬灯 北風に立ち止まる土壁の街 十本のフィルム尽きて冬の旅 着ぶくれてエコノミー席のものおもひ
2006.11.28
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12日より2週間ほど、ボリビアへ行って来ます。青年海外協力隊で派遣されている友達を訪ねます。あでぃおすじゃぱんー。
2006.11.11
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ディエゴ・レルマン/監督・脚本原題『tan de repente(suddenly)』■お国■アルゼンチンの映画です。たぶん。南米の香むんむんです。行ったことないけど。■あらすじ■ちょっとふとっちょの女性が突然ふたりぐみの女の子に拉致されてアワワワ。女の子のひとり(美人な方)が言います。「愛してるの。ひと目見て惚れたわ。愛を証明したいの、ついてきて」。それからどんどこしょー。■どうして見たのか■今度結婚する大学院の先輩(3つ上の女性)にこないだ会った時にオススメされました。わたしはこの先輩のことがとても好きで、どんくらい好きかと言うと、学部の授業の時、この先輩はすでに修士課程で、教授のアシスタントとして授業に出席されてまして、教授のパシリとかしてました。ほんで教授が、先輩にコピーを取らせに行った隙に言うんです。「今の院生はTという名前で、沖縄の遊郭史なんかを勉強しているちょっと変な奴で、小柄なんだけど酒飲みで底なしで、まあ面白いイイ奴だ」とか。その頃は一度も話したことがなかったのだけれど、「あんな人と知り合いになれたらどれほど楽しいことよ」と思っていたら、その後わたしが大学院に入り研究室の後輩になることができて、話せた。そのうち一緒に飲みに行けるまでに。さらに結婚式に招待してくださるまでに。もー、これらのことが運命かと思っているくらい好きなんです、結構。先輩は背の低い人で細い人で顔の小さな人で、勉強してることも沖縄の遊郭史だけれど普段の格好も民族チックで、そういえば長いスカートをひきずっているところ以外見たことがない。飲んでると口調も顔つきも全く変わらないので誰も気が付かないけれど、知らないうちに酔っている、だいぶ酔っている。そんな方。■だから■好きな人に勧められたものが面白くないわけがないよ、なかった。■でもね■なかなかありませんよ、このビデオ。渋谷のTSUTAYAにもなかった。アマゾンで買いました(一緒に話を聞いた友達が)。あ、半分お金払うよって言ったのに払ってないや。払うよ。
2006.11.09
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酒井順子/著■きっかけ■『負け犬の遠吠え』でイッパツあてた酒井さん。売れてる人のエッセイってどんなのかと思って読んでみた。それならまず『負け犬』を読めって感じだけど、BookOFFになかったんです『負け犬』。■うがー!■Tsumanねえ。信じられないくらい。ヤワラちゃんの結婚が一般女子にウケが悪かった理由が「それというのも女子という生きものは、ヤワラちゃん的素朴な女子が色気づくことに対して生理的な嫌悪感を抱く傾向があり、時に”あの手の女は一生処女でいろ”くらいの希望を持つからである」って、え? そうなの?女子の心ってそんなに醜いの?確かにいろいろとあちゃーとは思うけど、話題になったウェディングドレスもひっくるめて「お幸せに…」って思いましたが。素朴ったってオリンピック選手ですよ?そもそもヤワラちゃんって素朴か?前には柔道の吉田選手とも付き合ってたし、結構浮き名は流してるようなイメージが。床上手って噂はすごく信憑性があると思うんですが。世界一の寝技ですよ?色んな意味で一般人じゃないよ。一般の女性だって、あの方を自分と同じレベルに置いて眺めるほど奢ってはいないと思う。というか、『入れたり出したり』って言ってるなら、女子アスリートの性欲の強さから話を始めるべきではないのか。穿った目線で見ている気がもしれないが、下世話が足らない。st.paul卒のお嬢さんめ。なんというか、「このくらいの毒舌ならば一般が面白がるくらいの毒舌じゃないかな?」って狙いながら書いている感じが好かない。言ってみれば、林真理子的な、あまりに林真理子的な。(林真理子はブスがやっていいことといけないことの規準が少し壊れているので、思わず見てしまうようなゲテモノという意味でまだ面白いと思うけど)。全てに置いて、「ぬるい毒舌」と「のらりくらりの日常(キレなし)」と「迎合的オモシロ(がらせようとしている)小咄」です。う!が!こんなもんは自分のブログだけでやったらいいよ。
2006.11.07
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20時から須賀敦子さんの特集があるんです。「イタリアへ… 須賀敦子静かなる魂の旅」20:00~21:55でも私見られないんです。なぜならBS朝日の放送だから!地上波でやってよ、地上波でやってよ、痴情派で……こんなに須賀さんが好きなのに。BS朝日なんて見られる人、どんだけいるっていうんだ、バカ。須賀敦子ファンHP須賀敦子とは(はてなダイアリー)
2006.11.05
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奥野修司/著。■あらすじ■1969年春、横浜の高校で悲惨な事件が起きた。入学して間もない男子生徒が、同級生に首を切り落とされ、殺害されたのだ。「28年前の酒鬼薔薇事件」である。10年に及ぶ取材の結果、著者は驚くべき事実を発掘する。殺された少年の母は、事件から1年半をほとんど布団の中で過ごし、事件を含めたすべての記憶を失っていた。そして犯人はその後、大きな事務所を経営する弁護士になっていたのである。これまでの少年犯罪ルポに一線を画する、新大宅賞作家の衝撃ノンフィクション。(Amazonより)■普段は■あんまり読まないジャンルの本。実際に起こった恐ろしい事件の内容、聞くの苦手です。ほとんどの人がそうだろうけど。読むだけでその日いちにちズドーンと真っ暗な気分になってしまう。オシゴトのために読みました。■タイトル■表紙の少年が血だらけのナイフを持っている絵と事件の内容から、ほとんどの人がこの「心にナイフをしのばせて」というタイトルを聞いた時に、「加害者の少年の心のナイフ」を想像するのではないかと思う。けれど、本書を読んで感じるのは「心にナイフをしのばせて」きたのは、加害者じゃなくて被害者の遺族、被害者少年の父・母・妹だということ。そのナイフは加害者に向けられているのではなく、一直線に自分自身に向けられている。事件が起こってからの被害者遺族の心の葛藤というのは犯人への憎しみという単純なものではなく、事件から立ち直ることのできない自分自身と家族との闘いだった。■内容や感想■「少年Aは弁護士になっていた」という事実の衝撃度から、そこだけがクローズアップされて宣伝されている節がある。しかし、著者が訴えかけたいのは被害者遺族の長年の苦しみである。少年Aが弁護士になっていたことは著者は取材前から知っていたわけではないし(出所後のキロクはナイショにされているので当たり前だけど)、少年Aが被害者母に対してアマリニモアマリニモな態度を取った(本書の記述を全て信じるのなら)ことで、これを書かずにはおれなかったのだろうが、そこに焦点を当てているつもりはないだろう。本書を読み終わった後、まるで小説を読み終わったかのような読後感を感じた。小説の登場人物のように感じられるというと誤解を招くかもしれないが、それくらい明確に人物像が焼き付けられるほど、細かく被害者の心の葛藤を描いている。被害者遺族3人の過去(事件より遙か前まで遡る)から現在に至るまで追跡しているのも、細かな心理描写を独白の形で写し取った本文も、何よりも被害者遺族の苦悩を読者に伝えるためのことだっただろう。そして何のために著者が本書をこういった形で世に出したかったかといえば、少年Aを糾弾したかったというのではなく、被害者遺族の救済のためだ。これまで誰にも聞いてもらえず聞いてもらう機会も与えられなかった被害者の心境を掘り出して形にしたことは、少なからず意味のあることだと思う。■と、手放しで心を寄せたものの■著者が後書きで、遺族の独白の形で文を書いたのは伝える内容上これしかなかった、というようなことを書いている。これに対してはいくらか疑問の声があがっているみたいだ。私は、「内容上これしかなかった」というのには同意する。だけど。それでもやっぱちょっと読みにくいよ。妹のみゆきさんの言うことで「お兄ちゃんではなく私が死ねば良かった」「父母は私より兄の方が……」というのが、もうほんと、100回くらい出てくるんですが、これはさすがにやりすぎでは。意地の悪い読者(私のような)は、それまでの妹さんの苦しい葛藤に寄り添う気持ちも忘れて「それさっきも聞いたワ~」と「笑い飯」のようなツッコミを入れたくなってしまう。「大半はみゆきさんのモノローグで占めるがすべてみゆきさんが語ったわけではない。(略)みゆきさんの了解を得た上で、私が取材したデータや関係者の証言で補足しながら構成した。それゆえ、本書から派生する責任はすべて私にある」と著者は仰ってるので著者に言おう。もうちょっと整理しても良かったんじゃまいか。後はやっぱりタイトルと売り出し方から、加害者を追跡したもの(もしくは加害者と被害者両方を同じくらい取材したもの)と思って読んでしまう人もいると思うので、そういう人はちょっと「みゆきさんのモノローグ」に面食らうんじゃないだろうか。たぶん、書いていないけれど(間接的には書いているけど)、著者はみゆきさんに少し後ろめたさがあるのだろう。自分の不注意からみゆきさんの家庭に少なからず良くない影響を及ぼしてしまったという。■だけどやっぱり■「目には目を」というけれど、それをすることよりもしないことの方がどれだけ辛く厳しく凄まじいことなのかを思い知らされた。■それから■完全なる余談ですが、いくつか出てくるお化けっぽい話が大変怖い。普通の人は気のせいでしょと読み飛ばすところだと思うのですが、私そういうの信じちゃうんです信じちゃうんです。冒頭のお母さんの「白昼夢」のエピソードは、「怪談・新耳袋」もまっつぁおの怖さだと思います。はい。
2006.11.03
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