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6月29日(土)札幌交響楽団のコンサートに行ってきました(札幌コンサートホール Kitara)。・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(金川真弓)、ドヴォルジャーク :交響曲第9番「新世界より」何と言うチャイコフスキー。金川のチャイコンは何度か聴いていてどれも素晴らしかったのですが、またまた進化を感じさせました。尾高&札響の極めてオーソドックスで穏やかな伴奏に包み込まれながら主導権は完全に金川が握りテンポ設定もストレスを感じさせず進めました。強いて言えば二楽章の淡々感がやや物足りない印象だった他は非の打ち所がなく、特に三楽章のややテンポをゆったり目に取って細部まで見事に表情を付けながら金川ワールドを十二分に見せたのは圧巻でした。これ以上のパフォーマンスは想像できないほどの見事さでした。
2024年06月29日
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6月28日(金)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・ハイドン:交響曲第22番「哲学者」、ヴィヴァルディ:「四季」から"春"【ギター独奏】、武満徹:「虹へ向かって、パルマ」(村治佳織)、ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」明快なハイドンでした。一楽章は管のバランスにやや違和感がありましたが二楽章以降はまとまりがあって調和が素晴らしかったです。パスカルは独特なダンスを踊っているような指揮振りで全身で意思を伝えて行きます。ヴィヴァルディは明るく軽やかでしたが村治は大きくは目立ちませんでした。武満はどちらかと言うと陽の雰囲気でギターとオーボエ・ダモーレのソロのややシックなアプローチとマッチ感が抜群で素晴らしい出来でした。オケも全体的に安定して高水準の仕上りでした。ストラヴィンスキーはややメリハリが利かない漫然とした印象でスッキリしませんでした。オケも大編成にありがちな全体的に足りていない感もそう思わせた一因かもしれません。
2024年06月28日
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6月26日(水)メトロポリタン歌劇場管弦楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・モンゴメリー:すべての人のための讃歌【日本初演】、モーツァルト:アリア「私は行きます、でもどこへ」「ベレニーチェに」(リセット・オロペサ)、マーラー:交響曲第5番オケはシックなイメージで落ち着きのあるモンゴメリーのスタートでした。オロペサはやや線は細めながら伸びやかでいくらか鼻にかけながら独特でボリュームある美声を披露しました。伴奏が華やかかつ厚みがあって好印象でした。マーラーは極めて充実度の高い素晴らしいパフォーマンスでした。一、二楽章の「重渋さ」が強烈で強く印象に残りました。セガンはとにかく細部まで緻密に組み立てていてテンポ感やバランス感が絶妙で練れてる感が半端なく、何とも聴き応えのある5番でした。オケは細部は結構整いませんでしたが全く気にならず、全体的な力量は素晴らしく、三楽章のソロホルンも圧巻でセガンの要求を余すことなく実現しました。
2024年06月26日
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6月24日(月)東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・メシアン:トゥランガリーラ交響曲(務川慧悟、原田節)さすがミョンフンでこの難曲を手中に治めていて極めてまとまりのある仕上がりでした。全体的には淡々と進めた印象で全体バランスを強く感じさせるアプローチでしたが、そこに務川のクセなしピアノが実にマッチしていてメシアンの独特な世界観を堪能できました。オケも安定感があって肝である金管と打楽器は終始ブレを見せず、素晴らしい出来でした。
2024年06月24日
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6月16日(日)イザベル・ファウストのコンサートに行ってきました(青山バロックザール)。・バッハ:無伴奏ヴァイオリン パルティータ 第3番、無伴奏ヴァイオリン ソナタ 第2番、無伴奏ヴァイオリン パルティータ 第2番今日も昨日とほぼ印象は変わりませんが、より情感が増し更に進化を感じました。精度やテクニックは揺るぎなく「魅力的」や「味わい」と言う類いではなく一段上の質を実感できるパフォーマンスで、好みは別として「凄い」という言葉しか見当たりませんでした。
2024年06月16日
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6月15日(土)イザベル・ファウストのコンサートに行ってきました(青山バロックザール)。・バッハ:無伴奏ヴァイオリン ソナタ第1番、無伴奏ヴァイオリン パルティータ第1番、無伴奏ヴァイオリン ソナタ 第3番ファウストはホールの違いもあるとは思いますが、前回オペラシティでやはりバッハ無伴奏を聴いた記憶と結構違っていて正直驚きました。前回の方がより自然体な印象が強かったのですが、今回は力強さが増し更に筋肉質になってなおかつ体脂肪が下がったイメージでした。どこを取っても隙が無く文句なく素晴らしい出来でしたが、殊更ソナタ3番は凄みもあって圧巻でした。
2024年06月15日
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6月14日(金)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(NHKホール)。・イベール:「寄港地」、ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲(デニス・コジュヒン)、ドビュッシー/夜想曲(東京混声合唱団)まずはコジュヒンのラヴェルからです。硬軟織り交ぜた多彩さで時には中腰になり時には立ち上がりながら熱を持って織りなすピアノは迫力満点な反面繊細さも十分で、さすが十八番だけあって聴き応え十分な名演でした。沖澤のイベールはカッチリしていてバランスに富んでいましたがやや躍動感が、ドビュッシーはきっちり感が勝っていてまとまりがありましたがやや雰囲気とスケール感が物足りなく感じました。合唱は目立ちませんでしたが、オケは上手く終始安定していました。
2024年06月14日
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6月9日(日)ソニー・フィルハーモニック・オーケストラのコンサートに行ってきました(東京芸術劇場)。・ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲、サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番(金川真弓)、チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」金川のサン=サーンスです。正確無比、丁寧、とてつもないクオリティの高さで全く隙がありませんでしたが、それでいて機械的や無機的な印象は無く、驚異的なパフォーマンスでした。音響今一のホールですが凄い伸び方を見せていてただただ唖然とさせられました。毎度のことではありますが、こんなに素晴らしい音楽を披露してもらって感謝という言葉以外思い浮かびません。
2024年06月09日
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6月8日(土)東京交響楽団のコンサートに行ってきました(ミューザ川崎シンフォニーホール)。・ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」、交響曲第4番6番は極めてオーソドックスで安定していました。あいまいさや必要以上の響きは排除していて明確に表現された「田園」でしたが、やや管のボリュームが大きめでバランス的には気になる場面もありました。オケはやや乱れもありましたがしっかりまとめました。4番は職人スダーンの思いがこもった名演で明らかにバランスや調和の精度が高まっていました。オケの出来も申し分なくレヴェルの高い上質なベートーヴェンでした。
2024年06月08日
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6月5日(水)CMGプレミアム小菅優プロデュース『月に憑かれたピエロ』に行ってきました(サントリーホールブルーローズ)。・ストラヴィンスキー:クラリネット独奏のための3つの小品より第1番、ストラヴィンスキー:「シェイクスピアの3つの歌」、ラヴェル:「マダガスカル島民の歌」、ベルク:室内協奏曲より第2楽章「アダージョ」【ヴァイオリン、クラリネット、ピアノ用編曲】、シェーンベルク:「月に憑かれたピエロ」(小菅優、金川真弓、クラウディオ・ボルケス、ジョスラン・オブラン、吉田誠、ミヒャエラ・ゼリンガー)吉田が照明のない会場を歩きながらストラヴィンスキーの独奏曲を奏でスタートしました。ゼリンガーはやや硬さが見られぎこちない立ち上がりでしたがラヴェルの中盤以降は艷やかさが加わりしっとりした素晴らしいパフォーマンスを見せました。チェロのボルケスの滑らかさに耳を惹かれましたが、金川のベルクで見せた雰囲気のあるヴァイオリンが圧倒的な存在感を示しました。実演で接することが稀なシェーンベルクはゼリンガーの迫真の語りと粒揃いのプレイヤーによるパフォーマンスで悪いはずもなく、極めて貴重な素晴らしい機会となりました。
2024年06月05日
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