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5月31日(金)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・シベリウス:交響詩「フィンランディア」、エルガー:チェロ協奏曲(鳥羽咲音)、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界から」こんなにティンパニの聴こえるフィンランディア初めてで最初は違和感があったのですが次第に効果的なことを認識できました。メリハリのある響きの豊かなシベリウスでした。鳥羽は線は細めで左手を物凄く揺らす割りに音の振幅はさほど大きくなく、憂いがあってやや物悲しく頼りなさそうでありながら不思議と魅力を感じるチェロでした。四楽章はやや単調であった印象ですが難曲を見事に掴んでいました。後半はかっちりしていて丁寧なドヴォルザークでしたが、かっちり感が勝っていてやや潔癖な印象で雰囲気が出てきませんでした。オケは相性は別として見事な出来でした。
2024年05月31日
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5月27日(月)モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・ベートーヴェン:序曲「コリオラン」、ピアノ協奏曲第3番(藤田真央)、ベルリオーズ:幻想交響曲序曲は山田らしくスッキリ洗練されていてオケのヨーロピアンな響きとも良くマッチしていました。藤田は軽めのタッチでポロポロ系、独特のこねるイメージも随所に見られ全般的にしっくり来ませんでした。しっとり感のあるオケとの調和もあまり感じられず見るべきところはほぼありませんでした。ベルリオーズはやや聴くのが辛い状況でした。オケの精度が足りず調和が見られず響かないのでガチャガチャとしたまとまりのなさを感じました。また、山田がテンポをやたらいじり極端に遅い場面や通常ではあり得ないほどの間を見せることの狙いがよくわからず、オケの足りなさを助長する結果になっていました。
2024年05月27日
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5月26日(日)日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(小菅優)、チャイコフスキー:交響曲第5番とてつもないラフコン名演!過去にも何度となくがっかりさせられた曲で正直期待せずに臨みました。全般的にややゆったり目のテンポでじっくり進めましたが、小菅は極めてシンプルかつストレートなアプローチで、しっとり感だけは終始失うことなく明快に表現し非の打ち所がありませんでした。ソロも申し分無かったのですがソロとオケのバランスも凄く、お互いがお互いを引き立て得も言われぬ一体感を醸成していたのはこれまでに体験のない素晴らしさでした。曲が曲だけにソロが独りよがりになったり伴奏がやたらシンフォニックだったりと融合が難しい曲だと思っていましたが、ようやくツボにはまりました。メインは変化・変動・強調が激しく、まさに劇的なチャイ5でした。最近ほとんど耳にしなくなった爆音系一歩手前のイメージで音量にはやや引きましたが、ここまでできるのはカーチュンならではで好みは別として気持ち良さがありました。オケもカーチュンの要求を十分に満たしていました。会場の湧き方も凄かったです。
2024年05月26日
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5月25日(土)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(東京芸術劇場)。・リャードフ:魔法にかけられた湖、ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲(周防亮介)、チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」周防は明るめ伸びやかで見事な弾きっぷりでしたが、それ以上に感じる部分はあまりありませんでした。弓で弦を擦っている感が強くありました。チャイコフスキーはオーソドックスで落ち着きのある堂々としたアプローチでした。全体観にブレがなくしっかりしていて部分的な装飾での表現は極力排しているので、大きさが感じられ聴き応え十分でした。オケも高いレヴェルで安定感を見せました。ヴァルチュハは首席客演の位置づけとのことで今後が楽しみです。
2024年05月25日
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5月22日(水)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番(ルドルフ・ブフビンダー)、ニルセン:交響曲第2番「4つの気質」ブッフビンダーは目を瞑っていても弾けるような完全な手中感で、やや軽めのタッチで全く淀みなく進めます。サクサク感が勝っていて余計なことはしないひたむきなアプローチですが軽々しい訳ではなく、ポイントを押さえた完璧な構成力を感じさせます。殊更三楽章は速めのテンポで一気呵成に仕上げたのは圧巻でした。伴奏も重厚感と柔らかさのバランスが見事でした。ニールセンはしっかりまとまりがあって安定を感じさせましたが、馴染みの薄さもあって曲の魅力が十分に引き出されていたのかはわかりませんでした。やや細部の精度に欠いた印象もあり感じ入ることはありませんでした。
2024年05月22日
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5月15日(水)ヒラリー・ハーンのコンサートに行ってきました(所沢ミューズアークホール)。・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番、第3番(アンドレアス・ヘフリガー)ハーンのヴァイオリンはとにかく線が太くシッカリしていて精度が極めて高い印象で、音は文句なく素晴らしかったです。一番はやたらテンポが遅く訥々としていてやや重く、音の粘性が高く哀愁を感じさせました。二番は全く色合いが違い前に出た感じでやや華があるアプローチでした。じっくり弾きあげるイメージでジワジワ来る素晴らしいパフォーマンスでした。三番は終始表現はシンプルながら滔々と歌い上げたスケール感十分の名演でした。ピアノのヘフリガーも暖かみがあって素晴らしく満足度の極めて高いコンサートでした。
2024年05月15日
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5月11日(土)東京交響楽団のコンサートに行ってきました(ミューザ川崎シンフォニーホール)。・武満徹:鳥は星形の庭に降りる、ベルク:演奏会用アリア「ぶどう酒」(髙橋絵理)、マーラー:大地の歌(ドロティア・ラング、ベンヤミン・ブルンス)武満は細部ではやや整わなかった感がありましたが、ノットらしく明快でまとまりを見せました。髙橋は滑らかで魅力的な優しい声質です。きっちりしていて実直さを強く感じるのですが、やや硬さが見られ奥まった印象で雰囲気がもう一つ出て来ませんでした。マーラーは素晴らしい名演でした。ソリストの安定感が光りましたが殊更ラングの存在感は圧倒的で、作らなくても醸し出るオーラ・雰囲気があって何とも魅力的なマーラーをきかせました。ブルンスも真面目、四隅の揃ったアプローチできっちり仕上げました。ノットはシャープでダイナミックな構成でしたがオケは非の打ち所がないほど集中力が高く、なかなか聴けない高質なマーラーに接することが出来て満足でした。
2024年05月11日
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