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9月28日(土)金川真弓のコンサートに行ってきました(世田谷区民会館)。・モーツァルト:ヴァイオリンソナタ第18番、パガニーニ:「24のカプリース」から第1番、第10番、第24番、ラヴェル:ツィガーヌ、メシアン:主題と変奏、サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番(久末航)コンクール優勝直後ですがいつもと何ら変わることなく音楽への直向きさが素晴らしかったです。とにかくクオリティの高さが凄くミスも少なく文句のつけようがありません。語りかけるようなモーツァルト、完成度が高いカプリース、香り立つツィガーヌ、金川の質の高さを存分に味わえるメシアンとどれも素晴らしかったのですが、今日は更に思いのこもったサン=サーンスが非の打ち所がなく極めて印象度の強い超名演でした。クリアで滑らかなタッチの久末の伴奏も極上でマッチ感も申し分ありませんでした。
2024年09月28日
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9月27日(金)ロンドン交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・シマノフスキ:演奏会用序曲、ショパン:ピアノ協奏曲第2番(ユジャ・ワン)、マーラー:交響曲第1番「巨人」シマノフスキーでは特別目立つパートはありませんでしたが全体的に安定感がありました。パワフルダイナミックですが粗さは見られず期待が高まりました。ユジャ・ワンは繊細多彩でクリアな上に暖かみがあって文句ないショパンでした。貫禄が感じられ以前にも増して音の深み、味わいもある素晴らしさでした。また伴奏がむちゃくちゃ良かったです。アンコールは3曲でパッパーノの譜めくり付きプロコフィエフは圧巻でした。マーラーは全体的に淡々とした運びで重々しさや憂いには薄くやや噛み応えに欠けるタイタンでした。オケは力があることは間違いないのですがムラが感じられ細部は整わずやや気になりました。
2024年09月27日
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9月19日(木)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・シューベルト:イタリア風序曲第2番、シューマン:ピアノ協奏曲(アレッサンドロ・タヴェルナ)、ベートーヴェン:交響曲第7番シューベルトは何とも素晴らしいスタートとなりました。N響のレヴェルの高さを存分に再認識できるパフォーマンスでとても満たされた気分になりました。タヴェルナは優しいタッチですが何故か繊細さは感じられず音のクオリティもこれと言ってなくペダル多用で混濁しミスも目立ち、残念なシューマンでした。ベートーヴェンはフルリピートで極めてオーソドックス、余計なことは一切しないイメージでルイージらしくスケール感も激しさもある高質な名演でした。オケは十分に整っていたとまでは言えませんが、疾風の四楽章を含めて十分に安定していました。
2024年09月19日
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9月17日(火)東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・ヴェルディ:歌劇「マクベス」【演奏会形式】(マクベス:セバスティアン・カターナ、マクベス夫人:ヴィットリア・イェオ、バンクォー:アルベルト・ペーゼンドルファー、マクダフ:ステファノ・セッコ、マルコム:小原啓楼、侍女:但馬由香、医者:伊藤貴之、マクベスの従者、刺客、伝令:市川宥一郎、合唱:新国立劇場合唱団)まずはオケの安定感は終始光っていました。きりりとしまった切り口でさすがミョンフンと思わせる統率力で最後まで楽しめました。マクベスカターナは憂いの心情をよく表現していて安定していましたがやや物足りなさを感じ、マクベス夫人イェオは声量は見事でしたがやや悪女的に造りすぎている感があって今一歩マッチしていない印象でした。
2024年09月17日
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9月16日(月)ウィーン放送交響楽団のコンサートに行ってきました(所沢ミューズアークホール)。・モンゴメリー:「ストラム」、モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」(角野隼斗)、ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」モンゴメリーは弦楽合奏曲でしたがオケの印象としては「普通」でした。角野は軽やかなピアノで粒粒も明確に伝えるテクニックの持ち主です。一言で言うとさらさらしたモーツァルトで終始熱を感じないイメージで、馴染むには至りませんでした。オルソップはあまり細かくはこだわらないアプローチ姿勢なのかベートーヴェンで感じたのは「大味」でした。淡々・飄々としていて時として淡白な扱いが見られ、それがオーケストラにも表れた印象があり全体的に漫然感があったことから、演奏の迫力や音楽の力が弱く伝わってくるものがありませんでした。
2024年09月16日
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9月15日(日)日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・ヒグドン:ファンファーレ・リトミコ【日本初演】、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番「軍隊」(辻彩奈)、ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ヒグドンは精悍な楽曲で打楽器を中心としたまとまりが見事でした。辻は線は細いものの艷やか伸びやかな美音でサントリーホールにもよく映えていました。ただこれは好みの問題ともいえますが、やや澄まし気味で揺らしが強めなことからクドさとなって気になりました。伴奏は安定していました。ショスタコーヴィチは原田のセンスの良さをまざまざと感じ特に一楽章の全体バランスやテンポ感は素晴らしかったです。しかし二楽章以降はややいじりが多く全体観としては見えづらくまとまりに欠けた印象がありました。オケにムラが散見されオーディエンスに集中力が見られなかったことは残念でした。
2024年09月15日
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9月14日(土)東京交響楽団のコンサートに行ってきました(ミューザ川崎シンフォニーホール)。・ストラヴィンスキー:弦楽のための協奏曲、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」(中野りな)、チャイコフスキー:交響曲第1番「冬の日の幻想」ストラヴィンスキーは硬質のアプローチでややパートのかけ合いバランスに物足りなさを感じました。中野は線は細めながらボリューム感は十分で綺麗なヴァイオリンです。しかしながら音や表現ともにもう一つ足りない印象で味わいや雰囲気が出てこずモーツァルトを聴いている感はあまりしませんでした。チャイコフスキーはある意味淡々としていて曖昧さを排しこの曲と向きあった珍しいアプローチでした。従って曲のタイトルを想わせる雰囲気やノスタルジックさは影を潜めていて捉え方によっては物足りない印象だったと言えます。オッテンザマーの指揮振りは全く違和感なく今後も十分に期待をいだかせるものでした。オケは終始安定していて十分な満足度を与えてくれました。
2024年09月14日
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9月11日(水)中川優芽花のコンサートに行ってきました(浜離宮朝日ホール)。・ラフマニノフ:前奏曲集 Op.23より第6番、第2番、第4番、第5番、シューマン:子どもの情景、リスト:ピアノ・ソナタアムランとダブルブッキングとなりましたが、昨年のグリコンのインパクトが強く残っていたことからこちらに参戦しました。この選択に全く後悔を感じさせないリサイタルとなりました。やや小柄でニコニコ笑顔で現れますがひとたびピアノに向かうと音楽への同化が凄く高い集中力を見せます。同じタッチは一音とも無いのではないかと思わせるきめ細かいアンジュレーションとレンジの広い多彩な打鍵が見事で、活力を伴ってクオリティの高い音楽を紡ぎ出していきます。優しく暖かみのある表現と時として見せる荒々しく豪快な剛鍵とのギャップが凄く、相当深く切り込んでくるイメージのインパクトの強さがありました。ラフマニノフは繊細さと雰囲気が十分で5番の激しさに圧倒され、シューマンの多彩さに惹き込まれ、ギャップオンパレードのリストはテクニックと質の高さに只々驚かされました。これまでの中でも印象の強さでは上位のリサイタルで、聴き終えた今でもドキドキワクワク感が消えません。
2024年09月11日
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9月5日(木)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」、スルンカ:チェンバロ協奏曲「スタンドスティル」【日本初演】(マハン・エスファハニ)、シューベルト:交響曲第8番「グレイト」メンデルスゾーンはテンポ変動やこまめな表現を付けながらダイナミックなアプローチを見せましたが、ややいじり過ぎ感があって曲のイメージとは違った印象でした。スルンカは前衛感が勝っていて自分の守備範囲を超えていて理解するに至りませんでした。チェンバロだけを取ってみても腕を使った奏法や弦を直接弾いたり打楽器として用いたり独特でした。シューベルトは1、3、4楽章でリピート有りと実演では極めて珍しく「グレイト」を堪能できました。1・2楽章はテンポが速く忙しく感じるほどで、それに加えてメンデルスゾーン同様表現に富んでいて独特感が勝っていました。掛け合いの妙とでも言えるこの曲の魅力はやや影を潜めてしっくり来ない印象もありました。しかしオケの集中力は高さを維持していてバランス良く安定していたことから惹きつけられましたし、4楽章ではめちゃくちゃオーソドックスに打って変わったことの落差が効いたこともあって終わってみれば充実度の高い極めて楽しかった印象として強く残りました。オケは総じて良かったのですが特にオーボエは終始存在感を示しました。
2024年09月05日
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