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5月31日(土)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(東京オペラシティコンサートホール)。・ガーシュイン:パリのアメリカ人、ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲(阪田知樹)、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界から」溌溂としたガーシュインでしたが、きっちり感が勝っていてやや硬い印象でした。阪田はチャレンジングなプログラムが目立ち好感が持て、このラヴェルもらしく綺麗に仕上げました。ただ、やや雰囲気は物足りずラヴェルのコンチェルトを聴いた感は薄めでした。後半も川瀬の硬さが気になりました。久々に聞くのですが以前とはやや違う印象があり、音楽の造りは極めて丁寧ですが指揮ぶりも含め硬さを感じました。全体的に結構いじりながらメインのパートは明確にさせますが、やや全体感・調和に欠けうまく響いているようには感じられませんでした。オケもムラがあって精度は今一つでした。
2025年05月31日
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5月30日(金)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(NHKホール)。・シューベルト:「ロザムンデ」序曲、ドホナーニ:童謡(きらきら星)の主題による変奏曲(藤田真央)、R. シュトラウス:歌劇「影のない女」による交響的幻想曲、歌劇「ばらの騎士」組曲シューベルトは何とも味わい深い超名演でした。いくらかゆったり目のテンポとやや渋めのアプローチで、N響の重厚感を活かしながらヨーロピアンに仕上げました。さすがオペラの実績豊富な実力をのっけから見せてくれて、これだけでも十分満足して帰れるほどのレヴェルでした。藤田の軽やかで超滑らかなタッチは見事でした。弾いているようには見えず鍵盤に軽く触れているだけのイメージで多彩に捌きました。曲も全体的にややうねりがあって藤田にはマッチ感がありました。いつもはやや生真面目できっちり感に勝っていて時には厳格ささえ思わせるN響が、シュレキーテによって丸みを感じさせたのは驚きでした。シュトラウスも見事で特に「影」がより雰囲気があって強く印象に残りました。
2025年05月30日
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5月16日(金)東京都交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・ペンデレツキ:広島の犠牲者に捧げる哀歌、ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番(アンナ・ツィブレヴァ)、交響曲第5番ペンデレツキはいつものように暗譜で向き合うウルバンスキの統率力に感服しました。非常に精度、集中力の高いパフォーマンスで強い引力を感じました。ツィブレヴァは軽やか伸びやかなアプローチで時に強めのアクセントを見せましたがやや特徴に薄く、聴かせどころの二楽章も表情に物足りなさがありました。細かいミスも目立ち雑な印象が残ったのは残念でした。ショスタコーヴィチは文句なしの超名演でした。テンポやまま見せる変動、間の取り方など明らかに独特でウルバンスキワールドと言えるのですが、奇をてらった感は皆無で躍動感に溢れ極めて効果的でした。都響の重厚感を活かしながらヨーロピアンは失わず懐深く響かせる中、細部に至るまでよく練れていて音楽が丁寧、弦から打楽器に至るまでどのパートとは言わず全てが活き活き浮かび上がって来るようなイメージには驚かされました。PMFの時とは大きく違った印象を受けたのは明らかにオケの違いで、全体的にハイレベルで穴が少なく、中でもフルート松木は圧倒的な存在感でした。
2025年05月16日
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5月5日(月)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(所沢市民文化センターミューズ・アークホール)。・武満 徹:3つの映画音楽、グリーグ:ピアノ協奏曲(リーズ・ドゥ・ラ・サール)、ブラームス:交響曲第武満は立ち上がりだったこともあるのかやや温まっていない印象があり独特な静謐さは出てきませんでしたが、進むにつれてしっかりまとめました。ドゥ・ラ・サールは芯がある陽系の音質で最後までオケに埋没することなくしっかり伸びてきました。グリーグとしては憂いは薄いものの聴かせどころを押さえた見事で多彩な表現は素晴らしく、聴き応え十分な名演でした。実演を聴いてもピンボケなソロが多く中々納得感のあるパフォーマンスに巡り合わない曲ですが、多少のミスも全く気にならず最後まで集中できました。伴奏も秀逸で申し分のない出来でした。ブラームスは正直あまり期待していなかったのですが十分満足でいる名演でした。ベースはオーソドックスで余計なことは何もしない系、全体バランスを意識したやや抑え気味でヨーロピアンな響き満載でした。一楽章のピュアなアプローチが特に印象に強く、四楽章は他の楽章に比べると思いがあるのかややいじっていてそのまま行ってほしかった思いがありました。オケは結構綻びもありましたが、ヨーロッパ公演を意識したのかダブルコンマスで客演を含めてほぼフル布陣でしっかり感を見せました。
2025年05月05日
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5月1日(木)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・ベルク:ヴァイオリン協奏曲(諏訪内晶子)、マーラー:交響曲第4番(森麻季)諏訪内のベルクはややインパクトに欠けました。そもそも決して明るくはない音質ですが音自体の魅力としても捉えどころが難しく今一つ迫ってくるものがありませんでした。どうしてもオケに耳が向かってしまいました。マーラーは小気味よくバランス感、品格に富んでいて素晴らしかったです。時として音楽がやや堅くなるきらいのあるルイージですが4番は終始安定していました。森のソロは目立ちませんでしたがオケはさすがと思わせる隙のない出来でした。
2025年05月01日
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