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6月29日(日)アリス=紗良・オットのコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・フィールド:ノクターン第17番、ベートーヴェン:ソナタ第19番、フィールド:ノクターン第1番、第2番、第4番、第10番、ベートーヴェン:ソナタ 第30番、フィールド:ノクターン第14番、第16番、第9番、ベートーヴェン:ソナタ第14番「月光」紗良・オットの音の質は極めて高く、素晴らしいリサイタルでした。クリアなのにふんわり感があるタッチで、緩みがなくしっかりとしているのに自然体で暖かみを感じさせるのは比類なく、何とも魅力的でした。フィールドは明朗淀み無く多彩な表現で、どれも文句のつけようのない素晴らしさでした。ベートーヴェンは30番がやや独特で宇宙を感じさせるようなひと味違ったアプローチを見せましたが。14番は全く隙がなく圧巻でした。トークを織り交ぜながらフィールドとベートーヴェンの関連性などを聞けたのも興味深かったです。
2025年06月29日
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6月27日(金)ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(庄司紗矢香)、ブラームス:交響曲第4番序曲のヨーロピアンな響きを聴いて以前の印象と大きく違って驚きました。そんな中にもシャープさがあってバランスよい好演でした。庄司のヴァイオリンを初めて聴いた時は濃厚感が強く前に前に来るイメージでしたが明らかにスタイルは変化していて、力みのない自然体なアプローチで大半は淡々と進める印象でした。ただ緩みはなくキリッとしたところが特徴です。音もしっかり伸びていてさすがと思わせるのですが、時としてこだわりの強さを感じる場面があって曲自体の素晴らしさがストレートに伝わって来る感は残念ながら乏しかったです。シャニはオーソドックスな中にメリハリを付けながらスケール感を持って全体を構成していきます。やや弦を抑え気味にバランスを重視した組み立てで、ゆったりと十分に響かせてしっかりした音楽を造るので聴き応えがありました。オケは重厚さはありませんが穴が少なく安定感に富んでいたことから、充実したブラームスが聴けました。
2025年06月27日
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6月24日(火)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲、チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(アウグスティン・ハーデリヒ)、ドヴォルザーク:交響曲第7番スメタナはヴァイグレらしく実直丁寧なアプローチでヨーロピアンな響きも好感が持てました。ハーデリヒはやや太めで最近主流の綺麗に響かせるタイプではなく、ゴツゴツ感もありました。結構揺らしながらテンポの変動や表現を細かく付けるので濃厚感が勝っているイメージです。ただ全体的に見るとどこも同じ切り口な印象で一本調子感がありました。後半のドヴォルザークは淡々としていて抑え気味な部分もありましたが、効果的には今一つ伝わらずやや味わいに欠けた印象でした。管のボリュームが大きめでバランス的に気になる場面もありました。
2025年06月24日
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6月21日(土)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(NHKホール)。・コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲(ダニエル・ロザコヴィッチ)、マーラー:交響曲第1番「巨人」若手注目株揃い踏みで会場は相当埋まっていました。ロザコヴィッチは線はやや細めで神経質系美音のイメージですが、音自体に大きな引力は感じられず埋没する場面も少なくなく、コルンゴルトのイメージからするとやや乖離があった印象で、最後まで今一つ盛り上がらず終わりました。ペルトコスキは珍しく脇を締めて振るので横の動きではなく縦や前後の動き主体でやや分かりづらい印象です。タイタンは全体的に大きくメリハリを利かせながら、時として大胆にテンポを落としたり濃厚に表現したり、ソロやティンパニを際立たせたりしながらまとめ上げたのは見事でしたが、やや流れを失したイメージでまとまりと言う意味では今一つな印象でした。オケは珍しく精度は不十分で整っていませんでした。
2025年06月21日
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6月19日(木)パリ管弦楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付」、ベルリオーズ:幻想交響曲もういいかなと思いながらまた来てしまったマケラですが、相当クセ強のサンサーンスでした。随所に縦ノリ系のイメージでうねりも強くボリューム高めなのでうるさく感じる部分は少なくありませんでした。繊細さには乏しく音楽がよく練れているようには聴こえないので雑然さが残りました。そのようなアプローチが理由なのかオケからも特別に感じるところは無かったのですが、乱れを見せなかったところが力量の高さということでしょうか。不安一杯で迎えた後半でしたが、打って変わって文句のつけようがないベルリオーズでした。終始悠然としていてクセ強は影を潜め、曲の魅力を十二分に発揮しました。洗練さの強い高質高位安定しているオケとのマッチ感が素晴らしく、会場の爆声ブラボーにも納得でした。
2025年06月19日
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6月12日(日)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・イベール:フルート協奏曲(カール・ハインツ・シュッツ)、ブルックナー:交響曲 第6番シュッツはきっちり端正でムラが無く、しっかり感の強いソロでした。メナは流れ重視のアプローチで細かくはこだわらず、ある意味淡々と進めました。全体的にボリュームが大きくやや不明瞭になる場面も見られましたが、朗らかと言えるブルックナーでした。オケは総合的に安定感がありました。
2025年06月12日
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6月8日(日)東京交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・モーツァルト:交響曲第25番、ロッシーニ:スターバト・マーテル(ハスミック・トロシャン、ダニエラ・バルチェッローナ、マキシム・ミロノフ、マルコ・ミミカ、東響コーラス)モーツァルトはじっくり感のあるテンポで、こまめに指示を出しながら丁寧に進めました。極めてバランス感に富んでいますがメリハリも失わず、味わい深くしっかりとまとめました。オケも上々で充実度の高いパフォーマンスでした。ロッシーニは文句なしの名演でした。マリオッティの的確なテンポ感、緻密な構成力は終始揺るぎない上に、ソリスト陣のレヴェルの高さと合唱の安定感で聴き応え十分でした。トロシャンの艶のあるボリューム感とミロノフの堅実さもさることながら、バルチェッローナの囁いているだけようで突き上げるように伸びてくるメゾは圧巻でした。オケも申し分のない出来で、終曲後もじわじわ感動が押し寄せてくる満足度の高いコンサートでした。
2025年06月08日
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