全6件 (6件中 1-6件目)
1
9月28日(日)東京交響楽団のコンサートに行ってきました(ミューザ川崎シンフォニーホール)。・バッハ:マタイ受難曲(ソプラノ:カタリナ・コンラディ、メゾソプラノ:アンナ・ルチア・リヒターエヴァンゲリスト(テノール):ヴェルナー・ギューラ、イエス(バリトン):ミヒャエル・ナジ、テノール:櫻田亮、バリトン:萩原潤、バス:加藤宏隆、合唱:東響コーラス、合唱指揮:三澤洋史、児童合唱:東京少年少女合唱隊、児童合唱指揮:長谷川久恵)ノットらしくテンポも含めてスッキリしていて、全編通して重々しさはありませんでした。それもあって物語色の強いアプローチでしたが全体的に質が高く長さを感じることもなく充実していました。やはりエヴァンゲリスト・ギューラの安定感、多彩さが全体の軸になっていたのは間違いありませんが、イエス・ナジのブレのなさやコンラディ、リヒターの女声陣の情感豊かさ、存在感を示した邦人男声陣、落ち着き安定の合唱と、最後まで集中力を切らさず穴を見せず見事な一体感を見せました。オケも個人技を含めて高いレヴェルでしっかりでした。
2025年09月28日
コメント(0)
9月27日(土)バイエルン国立管弦楽団のコンサートに行ってきました(ミューザ川崎シンフォニーホール)。・ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲、モーツァルト:ピアノ協奏曲 第23番(ブルース・リウ)、ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」第2稿(1878/80)新ブルックナー全集(コーストヴェット校訂版)序曲は音楽も粗くオケも粗くと言うスタートとなりました。モーツァルトもこれほどバランスの整わないコンチェルトは珍しいと言う印象でした。リウはやや散漫なイメージで方向感が見えづらかったのですが、伴奏も我が道を行くスタイルで調和に乏しく、テンポ感の齟齬やソロの埋没が随所に見られました。後半は一転、見違えるような名演でした。スケール感や重厚感に不足はなくズッシリとブルックナーを聴けました。何と言ってもユロフスキーの集中力が途切れることなく高いレヴェルでの統率が効いたパフォーマンスで、全体観、テンポ感、バランス感など見事なまとまりでした。オケは総合的には普通でしたが善戦と言えます。会場は6〜7割の入りと寂しさがありました。
2025年09月27日
コメント(0)
9月25日(木)河村尚子のコンサートに行ってきました(東京オペラシティコンサートホール)。・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番K.310、ラヴェル:組曲「クープランの墓」、ラフマニノフ:幻想的小曲集 Op. 3より第1番「エレジー」、ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」モーツァルトは柔らか過ぎず繊細過ぎず、いくらかうねりや独特な強弱をつけながらクセは強過ぎず、暗くなく明る過ぎない尚子ゾーンを見せてくれました。ラヴェルは独特感は影を潜めスッキリしたアプローチでしたが、アンジュレーションの付け方やバランスは見事で素晴らしい仕上がりでした。たっぷり聴かせたエレジーは想定内でしたが、かなりクセ強を予想していたムソルグスキーは全くの的外れながら極めて満足度の高いパフォーマンスでした。過度な表現や強調は見られず、時として物足りなさを思わせるさらり感もありながら、とにかく全体的によく練れていて上手く、スケール感に不足なく多彩さに富んでいて、しなやかなで聴き応え十分な「展覧会の絵」でした。河村のセンスの良さが堪能できる素晴らしいリサイタルでした。
2025年09月25日
コメント(0)
9月24日(水)ジャン=ギアン・ケラスのコンサートに行ってきました(王子ホール)。アフメト・アドナン・サイグン:無伴奏チェロのためのパルティータOp.31、ファジル・サイ:ルーツ、細川俊夫:線Ⅱ、コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ前半のトルコの作曲家による二曲は民族性や叙情性を持っていますがケラスは極めて筋肉質な表現でストイックにアプローチし、細川では二本弓も含めて多彩かつ大胆さを見せました。後半のコダーイもいつもながらの極めて高い精度と集中力を持った素晴らしいパフォーマンスでした。以前何度か聴いたケラスはハイクオリティかつ整い感や収まり感がありましたが、今日は音に鋭角さが増し随所に荒さを感じさせ、これまでとは違った印象を受けました。
2025年09月24日
コメント(0)
9月18日(木)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・武満 徹:3つの映画音楽、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(マリア・ドゥエニャス)、メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」武満はスッキリしたアプローチでしたが、抑揚に乏しく平面的な印象でした。ドゥエニャスは線は細目で随所で擦り感があって音的な魅力は薄く感じました。うねりを付けたかと思うとやたらと素っ気なかったりとややわかりづらく、曲がとても長く感じました。メンデルスゾーンは文句なしの名演でした。品格に満ち、テンポ感、バランス感、オケのレヴェルなど申し分なく、何も余計なことをしないルイージの良さを存分に堪能できました。
2025年09月18日
コメント(0)
9月7日(日)金川真弓のコンサートに行ってきました(浜離宮朝日ホール)。・エネスク:幼き頃の印象 Op.28 より第1曲「吟遊詩人」、バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ BB124、バツェヴィチ:ポーランド風カプリッチョ、イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番ト長調 Op.27-5、バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004いつものことながら精度の高さに驚きです。楽曲への向き合い方は正対系でオーソドックス、シンプル、フラットで、物足りさを感じそうになる場面もあるほどですが、艷やかでストレートに伸びてきて揺らぎやムラがない音のクオリティや、完璧なテクニックが控え目な表現以上の必要性を感じさせませんでした。何と言っても弾きっぷりの凄さが他を圧していて極めて冷静でありながら深い集中力を感じさせ、ヴィルトゥオーゾの名にふさわしいと言えました。どれも高質でしたが後半2曲が際立っていて、特にバッハは金川でも何回か聴いてきましたが、終盤の高みは特筆していてややトランス状態に入る感覚もあって、更なる進化を見せてくれました。
2025年09月07日
コメント(0)
全6件 (6件中 1-6件目)
1

![]()
