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電通大の海外留学生相互の交流を支援するボランティアMIFOのサロンに、外国で日本語教師をしているM君が訪ねてくれた。ルーマニアとウクライナに挟まれた小国のモルドバやサウジアラビヤなど、日本人も少ない滞在国の言葉も知らない土地に飛び込んで、日本語を教えると言う生き方に興味が湧いたので、話を聞かせて貰った。日本語教師に成るためにはどんな資格や条件がいるかを聞いたが、・日本語教師養成講座の420時間講座・日本語教育能力検定試験などで、海外勤務体験のあるシニアの日本語教師もいるそうだ。
2013年01月31日
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調布わいわいサロンの次なるステップに向けた運営委員によるフリーディスカッションを市内の高層マンションの33階の部屋を借りて実施。約4H、じっくりと思いをぶつけ合う話し合いが出来た。会議の前に、テラスに出て高所から周囲の景色を楽しんだが、新たな発見もあった。2月2日に、地域デビュー歓迎会の歴史講座のメニューとして、歴史バスツアーを計画しているが、調布の江戸時代からの旧家や古い神社仏閣の多くが国分寺崖線に沿って残されている事を知った。緑と水と崖線と歴史の街と言うキャッチフレーズを思いついていたが、今回高層マンションの上から周囲を見渡した時に、緑の林が崖線上に存在していることを再認識させられた。狛江や世田谷区の成城から入間町、若葉町へと調布市を横断して深大寺を通り、野川沿いに野川公園へと続く国分寺崖線上は緑の宝庫と思われた。
2013年01月29日
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2006年に出版した「フランス四季の色と美しい村」で、出版に至る過程で様々の困難に直面したが、その時にいろいろ支援いただいた感動マーケティングのお2人と丸の内VIRONで会い、ランチを採りながら近況を語り合った。年末の奥様からの喪中挨拶で、お世話に成ったもう一人のIさんが急死された事を知った。美しい村のガイドブック出版を機に、Iさんを偲んでの再会と成ったが、書店でガイドブックを入手出来ないとの問い合わせも貰っていたので、手持ちの二冊を持参した。帰路、新宿の紀ノ国屋本店と南口店に寄って、ガイドブックが店頭に並んでいるかをチェックしてみた。出版社から増刷が完了して、紀ノ国屋書店やAMAZONで買える様に成ったと聞いていたため。本店には在庫が無かったが、南口店には地図ガイドブックフェアーコーナーに15冊が平積みに成っていた。
2013年01月28日
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年末に母を訪ねて以来の久々の訪問。2週間前には次男とWIFEが揃って見舞いに行った。認知症が進み、表情が乏しく成ったので、今日も息子と認知して貰えたかは確信が持てなかった。ヘルパーさんに様子を聞くと、食べ物も飲み物も咳き込む事が多く成り、とろみを付けないと食事も難しい状況に成りつつあるとのこと。手をじっと握って見つめ合う時間がゆっくりと過ぎて行った。車いすでケヤーセンターから少し出て、散歩に連れ出したが、外の空気に触れても表情に変化が見られず、直ぐに戻る事に。今日は、暖かで空気が澄み渡り、ゆうゆうの里のテラスからは伊豆七島の、大島、利島、新島、式根島が肉眼でも望めた。こんなに展望が効くのは、年に何度も無いのでは。行き帰りの小田急線の車内からも、真っ白な富士山が近かった。
2013年01月27日
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調布市の地域デビュー歓迎会の講座編「調布の地名の由来」を郷土史家の馬部美佐男さんを講師に実施、約30名の市民が出席した。調布市や市内の地名(町名)の由来に纏わる話を、豊富な文献に基づいて解説いただき、歴史好きな参加者を楽しませて頂いた。テキストの充実ぶりには感謝。
2013年01月26日
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智頭ウィーク in 虎の門の最終日、寺谷町長他のtalk eventが開催されたので出掛けた。寺谷さんからは、NHKテレビのFACEで紹介された、税金の使い方を住民が提案する百人委員会の活動、その中から生まれた杉の間伐を促進するための地域通貨や「もりのようちえん」、疎開保険など、全国的にも注目されている智頭町の取り組みの紹介。前日にお酒を控えた成果なのか、ほぼ時間通りに終了。その後、各活動の具体的な説明は、もりのようちへん「まるたんぼう」の西村代表、森林セラピーや疎開保険は役場の担当者から。西村さんとは、一昨年の雪の時期にガイドブックの取材で会って以来の再会で、彼女が来ているとは知らなかったので、嬉しいサプライズに成った。取材時から、1年間の変化を聞くことも出来た。「まるたんぼう」は園児も増え、現在35名に増加、NHKを通じて海外各国で放映された成果か、ハンガリーから移住してきて「まるたんぼう」に入園した子供も生まれた。都会でも順番待ちの状況に。一部のトークの後は、お楽しみの智頭の食材を使った料理。郷土料理の呉汁、地鶏、TKG(卵かけご飯)、地元の豆腐を楽しんだが、平飼い地鶏の食感は本物で豆腐も垂直に立つ程の弾力が有った。
2013年01月25日
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仕事の意味って何だろう。1.何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。2.生計を立てる手段として従事する事柄。職業。3.したこと。行動の結果。業績。4.悪事をしたり、たくらんだりすること。しわざ。所業。大辞泉より定年前の現役世代のサラーリンマンや私の様な団塊世代の高度経済成長下で企業戦士として、しゃにむに働いてきた人間に取っては、2,3の比重が大きくて、仕事とは何かなどを考える余裕も無かったのでは。1も勿論あてはまるが、何かを自分で見つけだす要素は限られ、与えられた業務を着実にこなしてきたと言うのが実態では。1の成し遂げるための行動が最も重要性が高いと思うが、自身の価値観や生き方に忠実に成し遂げた行動だったか、それが本当に生きがいだったかは、はなはだ疑問だった。確かに困難な課題を解決できた時には、自身の存在価値や達成感を見出すことも出来た。成果を出して次ステップに移行、いわゆる出世して業務範囲を拡大、更なる困難にチェレンジすると言う成長サイクルには違和感を感じながら、ずるずると定年を迎えた事も事実である。団塊世代の学生時代は70年安保世代、ノンポリ学生ではあったが、社会的な関心は強く、ナショナリズム嫌いやリベラル好きは当時に身に付けたもの。自著書のあとがきにも書いたが、会社生活の最終コーナーをフランスで過ごしたことが、定年後の生き方や仕事とは何かを自問する良い機会に成り、本当に自分が好きな事、自身の価値観に沿ったセカンドライフを考える時間が取れた事には感謝している。現在活動しているNPO法人「日本で最も美しい村」連合との出会いも、フランスでの体験がルーツ。東日本大震災と福島原発事故で、従来型の成長神話の大量消費/生産/廃棄型社会や市場主義経済への行き詰まりを実感した人も多い。喉元過ぎればで、成長重視の揺り戻しの流れが出てきたが、これも又大けがをしない限りは、流れが止まらない事も歴史の事実。但し、従来型の仕事の範疇を超えた、新しい生き方を模索する若者が数多く出てきて、それが社会的に認知され、評価されると言う時代が到来して来た事も、ネット社会の光の部分だと思う。先日、海士町で起業した「巡り環」の阿部さんと、宗岡さんの「僕たちは島で、未来を見ることにした」、長いので略語は「僕島」の出版記念トークイベントを聞きに行った。この本はソトコトの木楽舎から出版され、AMAZONの社会・文化のカテゴりーで2~6位とヒット作に成った。編集者、デザイナー、阿部さん、信岡さんのお2人の作者がソトコト編集長の司会で、海士町での起業や出版に至る経緯を語り合ったが、面白かった。若者が地方で「新しい生き方を見付ける」と言う基本のスタンスがとても新鮮で、何度も出てきた等身大のありのままの姿が島で受け入れられるかと言う思いが良く伝わってきた。「暮らし」と「稼ぎ」が一体と成った、自分の価値観を満たしてくれる仕事を自らの手で生み出す(起業)、新しい生き方に辿り着いた姿が、とても眩しかった。
2013年01月24日
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フランス繋がりの美しい村大好き仲間と仙川の蒔でランチ。千葉市、川崎市、江東区など遠い所から調布に来て頂き申し訳ない思いだったが、美味しい料理と楽しいおしゃべりで許して貰えたか。蒔の西岡シェフは、パリ6区の蕎麦懐石「円」の料理長を10年務めた後、帰国して創作和食の店「蒔」を開いた。見て楽しい、食べて楽しい、優しい味の和食が頂けるので、最近は親しい友人と来る機会が増えた。今日は自宅から30分歩いて仙川駅へ、此処で待ち合わせをして、店に向かった。京都産の細長い小型大根と鯖の雪見風の一皿に、鯛のこぶ締めお造り、かき揚げ、野菜の手まり寿司と4皿にデザートを楽しんだ。フランスの美しい村を70村以上巡っている0さん、欧州ツアーのコンダクターのKさん、フランス旅行の記憶が抜群のSさんなど、話題はフランスやイタリア他欧州旅行の思い出話が中心。既に連合準会員メンバーのOさん以外の3名の方に、「日本で最も美しい村」連合の準会員に登録頂く事に成った。
2013年01月23日
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2月から1回/週の予定で、フランス語の個人レッスンを受けることに決めたが、2月分のレッスン場所の確保の為、たづくり11Fのみんなの広場のテーブルの予約をして来た。調布駅から神田の連合事務局に移動して打ち合わせ。夕方、美しい村運動に関心があると言う法政大学生がサポータに付き添われて事務所にやってきた。この運動に、より多くの若者に関わって欲しいと言う思いもあり、説明にも熱が入った。
2013年01月22日
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伊那食品の塚越会長より、「ぱぱな農園」の野沢菜漬が届いた。伊那食品のOBが務める「ぱぱな農園」の社員の方が、昔ながらの製法で漬け込んだ野沢菜は本当に美味しい。昨年は地元のレストランはじめ、知人にお裾分けをしたが、皆さんにとても喜んで頂いた一品。独自の発酵で漬け込んだものだけに、塩辛く無いのがありがたい。
2013年01月21日
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海士町で起業した巡り環から出版された「僕たちは島で、未来を見ることにした」の出版関係者のトークイベントが下北沢の本屋B&Bで開催されたので、聞きに行って来た。この本はソトコトの木楽舎から出版され、AMAZONの社会・文化のカテゴりーで2~6位とヒット作に成った。300ページの厚い本だったが、年末に一気に読み切った興味深い内容だった。編集者、デザイナー、阿部さん、信岡さんのお2人の巡の環の作者がソトコト編集長の司会で、海士町での起業や出版に至る経緯を語り合ったが、面白かった。若者が地方で「新しい生き方を見付ける」と言う基本のスタンスがとても新鮮で、何度も出てきた等身大のありのままの姿が島で受け入れられるかと言う視点や「暮らし」「仕事」「稼ぎ」が一体と成って満たされる生き方へ辿り着いた姿が、とても眩しかった。
2013年01月20日
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今日は待ちわびていたガイドブック「日本で最も美しい村」他が届いた。暫く在庫切れ状態が続いていた連合のオフィシャルガイドブック「日本で最も美しい村」の20冊。増刷を出版社と交渉して、漸く実現したもので、個人的にも20冊の確保をお願いしておいたが、紀伊國屋から送付されてきた。紀伊國屋の書店売りやAMAZAONでの注文も可能になり、ほっと一安心。AMAZONでは、暫くお取扱いできない表示が続いていたが、今朝10冊在庫有りの表示に変わっていたが、午後8時現在は6冊に減っていた。それ以外に、季刊の「日本で最も美しい村」新聞が発行元のエクサピーコから届いた、一部150円で都内のカフェや画廊、キッチンで購入できる。冬号には、「ベルギーの美しい村」の記事を投稿していたので。
2013年01月19日
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神田の「なみへい」で「日本で最も美しい村」連合の在京会員有志で新年会を開催。おじさんだけでの開催予定にクレームが付き、急遽元気溌剌でアクティブ女性メンバー3名が加わり、会話に弾みが付いた。
2013年01月18日
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昨日の郷土博物館での打ち合わせを元に「歴史バスツアー」の下見を兼ねて、訪問を予定している古民家と神社、お寺の場所を確認する散策に出かけた。全て歩き通したが、昼食休憩を入れて約5Hのウォーキングと、運動不足の解消も出来た。自宅からつつじが丘駅を超えて、入間町の新井家住宅まで約30分、新井家は広大な敷地の中に古木が鬱蒼と茂り、傾斜地に立地する事から国分寺崖線の一角である事が分かる。都道111号線の坂を登り、仙川駅に出て北東に向かう進路を取ったが、地図無しのウォーキングの悲しさで深大寺方面とは外れて北側にずれた様で行きつ戻りつのジグザグ歩行と成った。深大寺に近づき、馴染の広島お好み屋の福で昼食。内田家に付いて教えて貰った。雪景色の神代植物公園に立ち寄ったあと、深大寺の内田家へ。深大寺通りに面してはいるが道路からは茅葺屋根は見えない。喫茶曼珠苑の駐車場に入って初めて見える位置取りだった。曼珠苑で美味しいコーヒーを飲み、店主に断って写真を撮らせて頂いた。次いで裏山を超えて野川沿いに出て、佐須街道の琥珀神社へ。江戸中期の天和年間建造の本堂は市指定文化財、小屋裏から発見された棟札から建立者名や文化年間の改築が分かった。今日最後の訪問先は、12日の七福神巡りで来たばかりの祇園寺。此処の薬師堂は江戸中期享保年間に建造されたものを改修。
2013年01月17日
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調布市の郷土博物館を訪問。2月2日に予定している地域デビュー歓迎会の歴史講座、調布の古民家を巡る「歴史バスツアー」の打ち合わせ。講師をお願いしている調布市文化財保護審議会長の稲葉先生と長瀬学芸員を訪ねた。入間町の新井家住宅、深大寺元町の内田家住宅、佐須町の琥珀神社、祇園寺を巡る行程で、先生に時間配分や見所などをチェックして頂いた。
2013年01月16日
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今日から、NPO法人「日本で最も美しい村」連合での活動開始。神田の事務局で、2件の打ち合わせ。2月から募集スタートする2013年度の新規加盟町村審査の下打ち合わせ。ガイドブックの発行や新聞や雑誌に取り上げられる回数も増え、徐々に知名度が浸透して来た事もあり、本年度は申請件数が増えるものと予想している。後半は、美しい村新聞他、広報に関するフリーディスカッション。資金捻出が最大の難問。
2013年01月15日
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雪の降る中、分倍河原駅から歩いて7分ほどのイタリアンピッツェリアのBel Lino(ベル・リーノ)に出掛けた。ベル・リーノとは伊語で可愛らしいの意味。長男夫婦と12時に待ち合わせてランチ、私以外の3人は何度か来ていて、ピザがお勧めの店だそうだ。アンティパスト付のコース料理を頼み、ピザ3皿とパスタ1皿をシェアー。期待通り、ピザは本格派でとても美味しかった。南イタリアとミラノのグッズが飾られたお洒落な店内で、ミラノから直輸入された小さな薪炊きのピザ窯が目を引いた。昨日、NHKのテレビで野村佑香さんの「ぐるっとイタリア4000KMの旅」と言う番組を見た.サレルノのレモン農家のお宅でレモンリゾットを食べていたが、その時のお皿と同じレモンの絵柄のカップが飾ってあった。ミラノピッツァーの店だけに、レモンや太陽の絵柄グッズが良く似合う。
2013年01月14日
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1月度の午後のティーサロンは「名監督のこの一本」シリーズの第9回、川島雄三監督の「幕末太陽傳」。昭和32年の日活映画で、往年の日活スターが全て顔を揃えた名作で、平成11年にキネマ旬報が行った「オールタイムベスト100日本映画編」で5位にランクされた、日本映画史上最高傑作の一つと言われている。主演のフランキー堺他、石原裕次郎、南田洋子、左幸子、二谷英明、岡田真澄、西村晃など、小林旭を除いては全て鬼籍に入っている名優揃い。品川の遊郭を舞台に、幕末の攘夷志士の高杉晋作と居残り佐平次をぶつけたコメディータッチの作品で、懐かしいスターの若かりし頃の容姿も楽しめた。
2013年01月13日
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調布わいわいサロンの1月度の企画で、調布七福神を巡った。西調布から仙川と調布全市域を横断する形で七つのお寺が分散しており、参加メンバーの大半がシニアのため、無理をせずに途中5回バスの力を借りた。昼食は深大寺でお蕎麦を食べた。
2013年01月12日
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2013年度の地元調布市でのボランティア活動のスタート。昨日は調布わいわいサロンの運営委員会で、3月までの企画を決め、今日は調布市の地域デビュー歓迎会の実行委員会で、3月16日に開催予定の全体会でのパネルディスカッション、ふれあいトークの内容を詰めた。休み中に遠出した人のお土産のお菓子を食べながら。
2013年01月11日
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新年初の電通大の海外留学生のサロン活動MIFOの行事はお雑煮会。女性メンバーが持ち寄った厚焼き玉子、なます、鰤、乾菓子とお雑煮に材料で、お雑煮膳でのお持て成し。つま物やお正月の飾りで彩を付けた。留学生の家族も参加、皆さんはお雑煮に舌鼓を打ち、喜んで貰えた。日本の正月の習慣やお正月料理に付いても質問が出たが、キーワードを話すと直ぐにスマホで検索するのが今では標準パターン。
2013年01月10日
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今年に成って初めて、湯河原の母を訪問。ケヤセンターで昼食を終えた母の元に会いに行ったが、顔を会わせても表情に変化が無い、認知症が進んだ事を痛感させられた。車いすを押して部屋に戻って、いろいろ話しかけた。言葉は出て来なかったが、問いかけには頷いてはくれるので、理解は出来ているように思えた。何とか反応を得たいと、ひ孫の写真を見せたり、母が好きな黄色の生花や猫のぬいぐるみを見せたが、表情には変化が無かった。自分に出来る事は、黙って両手を握って、顔をずっと見つめる事だけだった。
2013年01月09日
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フランスから帰国後、非常勤で勤務していた会社の同僚で、気が合い退職後も交流を続けているTさんと、久々に調布市文化会館たづくりで再会して、近況を話し合った。Tさんからは、長文のエッセイ「つぶやき」がたまに送られて来ていたので、彼の勉強熱心さや何に関心があるかは掴んでいたが、そのアンテナの高さには改めて感心させられ、刺激を受けた。自分でも、つぶやき的エッセイを書き留める事を考えようと思い始めている。
2013年01月08日
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都会人が美しい村を訪れるのは、都会では味わえ無い非日常の体験を求めるから。それは心癒される人の営みが作り出した景観や豊かな自然環境や地域に脈々と受け継がれてきた地域文化に触れたりすることが大きな要因ではあろう。但し、リピータとして何度もその村を訪れ、行きつけの田舎に成るためには、あの人にもう一度会いたい、あの料理をもう一度食べたい、あの宿にもう一度泊まりたいなど、村での快適だった非日常体験、楽しい思い出作りが出来たかに掛かっている。地元の人と話すことによって、その土地の魅力は深まる。その土地に愛着を持って、誇りと拘りを持って仕事に励んでいる人に会うと、もう一度話を聞きたいと思う。料理もしかり、料理の種類を増やすために山の中で、刺身が出てくるとがっかりさせられる。冷めた料理がテーブルの上に沢山並ぶと、度とこの宿には泊まりたいとは思わない。食の楽しみは五感で味わう物で、色彩や香り、食感が素晴らしい料理や食材に応じた温度で料理が出てくると、料理人に会って話を聞きたくなる。フランスやイタリアでも同じような悩みを抱えており、通年営業が難しい美しい村で、意欲と技を備えた都会で修行してきた働き盛りのプロの料理人を専用シェフとして雇う事は持続性の面で、限界がある。持続性の観点で、定住して貰らえる料理人の確保と言う視点では、セカンドライフは田舎でと考える社会的な関心の高いシェフの確保や地元の意欲あるお母さん方に都会人向けの料理を勉強して貰い、腕を磨いてもらう事が現実的な解と思われる。食の五感では、フランスやイタリアの例が参考に成る。フランスでは1970年代から子ども達に「味覚教育」が行われ、「味覚の授業」では子どもの味覚を育てる豊かな感性、5感と料理の関係、食文化を教えている。イタリアではスローフード運動の一環で、「スローフード食の大学」が運営されている。味覚が重視される日本の食の現場の中で、農作業や山仕事をする村人と都会人向けの味付けでは、塩加減にも大きな差があり、レシピの試食では村の男性の指摘だけでは、都会人には味が濃すぎる事に成る。確かに都会からの訪問者だけではレストランの経営が成り立たない事も事実である。都会人に満足して貰うメニューを提供できるレストランと地元の人が頻繁に食べに来てくれる食堂の両面を持たせることは、難問ではあるが、この両立は美しい村として超えなければ成らないハードルでもある。2つの方向性があると思われる。1つ目は、美瑛町が成功している洋食系のレストラン。地元食材を使った美味しい洋食は、地元住民にも好評で観光客向けにも人気の一押しのメニューがあれば、リピータの確保は可能。2つ目は、村の代表的な宿やレストランのメニューの方向性。料理の品数を増やすために全国から素材を集めて、野菜、肉、海魚、川魚等メニューのバライティーを増やすのでは無く、例えば地元の在来野菜を素材に同じ素材を使った和洋を取り混ぜた複数のメニューを提供するスタイルに変更する。地元の一押し素材がジビエや在来野菜、こんにゃくなら、徹底的にその素材を使った何々づくし料理のレパートリーやレシピを追及する。一流シェフから習うより、少ない素材で苦労してお持て成し料理を工夫してきた海外駐在員の奥さんで料理好きな人の力を借りたり、社会的な関心の高い料理研究家とのコラボを考えれば面白いかも知れない。
2013年01月07日
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江戸連睦月講「柴又七福神めぐり」に参加した。江戸連の講への参加は半年ぶりと、メンバーの皆様とは久々の再会。昨年の後半はスケジュールが合わず、欠席が続いていたが、久々にメンバーと語らいながらの街歩きが出来た。京成高砂駅を1時30分にスタートして、約3Hで7寺を巡ったが、お参りした本堂よりも、お地蔵さんなど周りの風情に興味が湧いた。寅さんで有名な毘沙門天へは、柴又駅から草団子他の食べ物屋が続き、約1Hの休憩タイムにはお団子屋さんに入って、草団子を食べた。柴又駅から京成金町駅に移動して、駅前の店で恒例の新年会。
2013年01月05日
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年始は予定が無かったこともあり、いろいろ思いを巡らす良い機会だった。前から関心が高かった美しい村の地域ブランド構築に付いて、考え方を整理してみた。2009年に開発工学会からの依頼で、開発工学2009年度前期号に「地域が蘇る地域ブランド構築」を投稿した。企業ブランドと地域ブランドを比較して、日本、フランス、イタリアの最も美しい村運動のブランド戦略を紹介した。昨年11月に東白川村で開催された「岐阜グリーンツーリズムネットワーク大会」では、東白川村のブランド力強化への提言と言うテーマで話をさせて頂いた。最も美しい村のブランドづくりのポイントは、地域資源のとんがらせ、村のまるごと売り出しで、複数存在する地域資源の内、何に特化して、とんがらせて、オンリーワンとするか、売り出すのは村まるごとが一番ブランド力の浸透に効果がある事を話した。企業ブランドでは、製品名より企業名がブランドイメージの根幹に成っている。この会社であれば、どの商品も品質が高く、安心できると言うプレミアムがブランド力。美しい村のブランド事例でも、馬路村の村まるごと売り出しは大いに参考と成る。全ての商品に同じイラストを使い、「ごっくん馬路村」の様に製品にも馬路村を謳う戦略が、人口980名の村に、ゆずビジネスで80名の雇用(受注から発送まで一括請け負い)を生む、全国ブランドのビジネスと成った。上勝町のはっぱビジネスの彩も、彩ブランドを他の上勝町産品にも使って波及効果を出している。改めて、地域の場合にはブランド化の対象は多様であり、地域資源で取り上げた景観、自然環境、文化の中で、何を如何ゾーニングするかが知恵の出しどころ。ゾーニングと言うと場所で切り分けるイメージが強いが、これは美しい村の価値や特徴を良く分析してみて、再整理する必要がある。美しい村とは人の営みが生み出した美しさであり、ブランド資産は人そのものやその土地ならでは味わえ無い独特の景観や地域文化。煎じ詰めると「地域独自の体験価値」で、地域外の都会の人と村人との連携をベースにした「経験」こそが価値の中核では。経済活動の、物からサービスへ、モノからコトへのパラダイムシフトの中で、美しい村のブランド作りも体験の場としてのモノから思い出の戦略イメージが必要と思われる。「最も美しい村」と言うネーミングは、言葉の響きやイメージから見ても、素晴らしいブランドコンセプトと言える。「日本で最も美しい村」連合と言う、いわゆる企業ブランドと各加盟町村と言う個別製品ブランドの2階層のブランドイメージから構成されていると考えると、両者が相乗効果を発揮してブランド力の強化に繋がって行くプラスサイクルの側面がある一方、一つの製品事故が企業そのもののブランドイメージを一気に喪失して、企業の存亡に関わる企業ブランドと同様なリスクも包含している。最も美しい村に名実ともに相応しいかを常にチェックする、加盟各町村及び連合本体の持続的な努力が不可欠と言われる所以でもある。「日本で最も美しい村」が、農村に残る癒しの景観や、その土地でなければ味わえ無い地域文化を、都会に住む人々に楽しんで貰う「体験価値」を提供することの積み重ねで、ブランド力が高まる事を期待しているが、そのための課題も多い。都会の人々は、農村での癒しだけでは無く、都会生活でのアメニティーも同時に求めている。都会と同レベルとは言わないが、トイレなど水回りや料理のレベルにもうるさい。美しい村に期待する都会の人々は、単なる田舎では満足しない。都会人の洗練された目にかなう美しさや素晴らしい村人との出会いや、快適な非日常体験を求めてやってくる。都会人に最高の美しい村での思い出と言う体験価値を提供するデザインが、ブランド構築に繋がてくると思う。体験型ツーリズムのインフラ整備や専門的知識と人間的な魅力を併せ持った地元ガイドの養成が急務である。
2013年01月04日
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正月三が日は、毎年ほぼ同じパターン。午前中は駅伝三昧で、午後からは運動不足解消のために、深大寺、神代植物公園、野川公園までの2~3Hのウォーキングで、帰路は3日間とも野川沿いを戻るルート。深大寺は3が日は混むので、今年も境内横を歩いただけで、初詣は明日以降の空いた時期に行く予定。長男家族が1日の昼食時に、次男が3日の夜にやってきた。孫娘2人には、TELで会話出来た。
2013年01月03日
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元旦の朝日新聞の記事に興味深い記事が2件あったので、スクラップした。8面の国際の「脱成長 豊かさ問う欧州」と37面の社会Sの「飯舘発 未来へ響く言葉」。飯舘村の記事は菅野村長から聞いていた全国から募った「未来に残すことば」PJで、主催した飯舘中学生に俳人の黛まどかさんが、言葉に込めた思いを聞いた記事。国際面の脱成長の中の豊かさの記事は、自身がフランスで暮らし田舎での生活の豊かさに触れてきた体験や最も美しい村運動に関わる様に成って、再認識させられた価値観にぴったりとはまる内容であった。私が理想とする社会は、多様性を認めあう持続可能な社会、おおらかな地域主義(排他的な愛国心とは対極)で、一人一人が地域で出番と居所を見付けられる社会。飯舘村の「までい」に象徴される丁寧に生きることが評価され、報われる社会。低成長の中でも生活の質を保って、暮らしを豊かにする方策や人間の豊かさとは何かを考えさせられるヒントは欧州にある様に思われる。脱成長が社会運動として、多くの市民の共感を得て、一定の社会的な勢力と成るためには、成長一辺倒の経済モデルに変わる社会モデル(社会の問題を解決出来る)とは何かと言う事に尽きると思う。仏思想家のセルジュ・ラトゥーシュ氏は脱成長の為に重要なのは、グローバル経済から距離を置き、地域の経済や文化を再生する「再ローカル化」と説いている。一方、地域での雇用と言う視点では、集客で稼ぐビジネスモデルが一番付加価値が高く、持続可能な雇用に直結している訳で、都市住民が地域にお金を落して貰うためにも、グローバリズムを単に否定するだけでは解に成らない。フランスの美しい村のモデルでは、グローバリズムで豊かに成った都市住民を美しい村に顧客として迎える、都市と調和した偏狭ではない地域主義が芽生えている。地域経済では、市場原理やグローバル経済原理の影響を受け難い地域内で循環する経済、ハンガリー生まれの社会哲学・経済学者で「大転換」の著書のあるカール・ポランニーの言う互酬経済を目指すことが必要と思う。地域の一流素材を市場価格に翻弄される中央卸売市場に持ち込むのでは無く、宿やレストランで消費したり、加工品として付加価値を付ける、都会人にアピールできる集客力や商品力で勝負して、地域にお金を落として貰える仕組みと住民の覚悟が求められる。互酬経済とは半ば義務としての相互扶助関係、即ち地元産品を使って商品レベルを上げようと言う愛郷心に他ならない。社会の潮流は、大量生産と大量消費、大量廃棄で行き詰まりを見せた都市モデルの成長信仰から脱却した、地域経済や文化を再生する社会モデル型にシフトしていると思う。TPPの問題も農業の生産性問題として経済政策面での議論で語られているが、農村社会・地域の社会問題としての視点は弱いように思われる。米国コーネル大学のトーマス・ライソン教授が著書、「シビック・アグリカルチャー」唱えたのは、農業を社会問題として再定義して、食と農を地域にとりもどす方策に付いて提起している。社会運動として、地産地消、地元での直販運動、地域内での食品加工、高付加価値作物に特化した小規模農業など地域社会に根を下ろす事業こそが、シビック(市民的)と言うコンセプトを具現化しており、自然との調和や多様性重視、共同体モデルの持続可能な農業と説いている。これらの根っ子にある理念が近いさまざまの社会運動を統合する大きな運動体、スローガンが必要であるが、脱原発運動が失速しつつある状況を見るに付け、ムードだけでは社会は動かない事も事実。
2013年01月01日
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