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NHKの10:35からの番組に飯舘村が取り上げられた。福島原発事故の直後から現在までの飯舘村の苦難の道が、管野村長と母親の村の生活を守るか、子の命を守るかと言う苦渋の選択の中で紹介されていた。管野村長への殺人者との中傷メールや村外への避難が遅れて周りから責められる母親の姿が見ていて辛かった。行政の責任者として村民の生活や将来まで見据えた村長、子どもを守る母親の刻々と変化する状況下でのぎりぎりの判断を見るに付け、地域社会や家族を分断する見えない恐怖を拭いえない原子力発電を、喉元過ぎればで再稼働に突き進む今の政権のやり方には、言いようのない不信感を覚える。丁度、昨日菅野村長から手紙を貰い、飯舘村の「村外子育て支援住宅」の報道発表資料が同封されていた。番組でも、スクールバスで片道1H掛けて川俣町にある村の仮設幼小中学校に通う子ども達の姿が紹介されていたが、その子どもたちや親の負担軽減のための公営住宅の整備で、木造二階建ての23戸の住宅を福島市飯野町に建てると言う計画。管野さんらしいスピーディーな取り組みと改めてエールを送りたい。
2013年06月30日
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京都から戻って、後片付けを終えてテレビを点けると、NHKスペシャルで興味深い番組をやっていた。残念ながら、番組の後半からの様で、30分程度しか見られなかったが、何人かの知人が画面に映った。番組の終了後に新聞でタイトルを見て、ネットで番組内容を調べたが、残念な番組を見逃した様だ。恐らく再放送されると思うので、是非スルーして見たい、タイトルは「ニッポン観光革命」。「イタリアの村を体感」と言うサブタイトルも新聞のテレビ欄には出ていたが、この部分は既に終わっていた。ノンフクション作家の島村奈津さんやイタリア在住30年で、5月に大鹿歌舞伎に案内した中澤憲昭さんの顔も見えたので、イタリアの村の紹介をされたのでは。後半の30分だけでも、参考に成る指摘や共感できる意見が数多く出された。
2013年06月29日
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今日から1泊2日で、孫に会いに京都行。美味しいものを一緒に食べようとの狙いで、錦市場近くの甘味処の「栖園」や祇園の親子丼で知られた「ひさご」へ。何処も、マスコミで取り上げられた店で、順番待ちでの入店。
2013年06月28日
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今日は、電通大の海外留学生のサロン活動をサポートするボランティア「MIFO」のニューズレター発行日。編集担当として記事を書き、留学生に提出して貰った原稿の見直し作業を終えて、漸く発行に漕ぎ着けた。サロン開始前に原稿のコピー、封入、宛名貼りなど、メンバーの皆さんで分担して作業を終えた。サロンに参加してきたメンバーには、ニューズレターを手渡し。6月号を終えると、次の9月号に向けての原稿作成依頼先の学生探しの作業が待っている。過去に原稿を書いたことの無い人や暫く登場が無かった国のメンバーを探す事に。9月号には、7月4日に予定している「ゆかた体験教室」の記事も書く予定。
2013年06月27日
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「日本で最も美しい村」連合のHPの見直し作業を開始した。掲載データが古くアップデートされていない、リンク機能が弱い、コンテンツの内容が魅力的でない等、内外の多数の人々から厳しい指摘を受けており、改善するためのレビューを始めた。現状の課題を総ざらいするところから作業を開始。
2013年06月26日
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昨日は医者からの帰路、歩くことなく真っ直ぐ自宅に戻ったので、歩行数は6000歩強。今日は挽回しようと、午前中からウォーキングに出掛けた。神代植物園を抜けて、野川公園、二枚橋を越えて野川貯水池からハケの道へ、中村研一美術館まで足を延ばす予定だったが、途中から雨が降り出したので、ムジナ坂を登って引き返す事に。帰路は、野川沿いに自宅まで歩いたが、野川公園自然観察園あたりから本降りで、雷もゴロゴロ。傘を差してはいたが、ズボンはびしょ濡れ。自宅まで往復で23500歩。夕方7時から調布市市民活動センターで開催された「YDAS2013」の第一回実行委員会に出席。YDASは、毎年地元の小学校で「子ども遊び博覧会」を開催する市内のボランティアグループのイベント。やあやあドリームオールスターズの略称で、市内の多数の市民活動グループが参集。「調布わいわいサロン」も今年が3度目の参加と成る。今年は11月30日に滝坂小学校での開催。滝坂小学校は今年が創立140周年で、調布市内では最も古い小学校。今日は二度出掛けたので、歩数は3万歩を越えた。
2013年06月25日
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2週間毎の通院で、今日は血液検査。待合室で、非常勤勤務をしていた時の同僚で退職後も時々会っているTさんとばったりと遭遇。久々の再会で、医院の待合室であることも忘れて、お喋りを始めてしまった。注意されてしまったが、完全なマナー違反で恐縮する事しきり。
2013年06月24日
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今月の午後のティーサロンは「ロマン派の巨星チャイクフスキー」の映画の二本立て。一本目は、1970年のソ連映画「チャイコフスキー」で、数々の名曲を生みだすまで(ピアノ協奏曲第一番、悲愴ほか)の苦悩を描いた伝記映画。二本目が、2009年の仏映画「オーケストラ」で、この映画が素晴らしかった。最後はなぜか涙が止まらなかった、時代の宿命や音楽の素晴らしさ、人間臭い脚本に酔いしれたひと時だった。
2013年06月23日
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ユトリロ展のチケットを貰ったので、神田の連合事務局に行く前に、日本橋高島屋8階ホールに立ち寄った。大きな会場で、70余点と言う作品の多さに驚いたが、ユトリロの全貌を紹介するパネルも興味深かった。モンマルトル他パリの街角や地方の絵を含めて、仏在住中に訪ねた場所が数多く描かれていた。自殺する間際のゴッポの足跡を訪ねて、パリ郊外を巡ったことがあったが、アルコール依存症や母との葛藤で苦み、精神的に傷つきながら純粋な魂を表現したユトリロ作品を、初期から絶筆までスルーして見ることが出来た良い機会だった。
2013年06月22日
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今日のフランス語の個人レッスンは、セバスティアン先生より1週間のトピックスを話すように指示された。此処で改めて、動詞や単語の語彙不足を痛感、仏語が出て来ないので、英語が混じる事に。毎回、出て来ない単語を先生にメモ(仏語-英語の対照)して貰い、復習している。美しい村を紹介する練習もしているが、茅葺屋根(chaumiere)や棚田(champ de riz)は漸く覚えた。Chaumiereは、フランスで勤務していた時に、会社の近くに、田舎風屋根のレストランにお客さんを連れて何度か通っていたが、レストランの名前がchaumiereだったことを思い出した。レッスン後は、今日も馴染のハルビン出身の中国料理店の海南記で昼食。
2013年06月21日
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来週がMIFO(電通大海外留学生サロン活動支援ボランティア)のNewsletterの発行日なので、今日は原稿の最終チェック作業と紹介記事を書いてくれたスリランカのD君とのレビュー。1H遅れで、サロン会場の教室でのお喋りに参加。着て行ったTシャツが美しい村のロゴ入りだった事もあり、バングラディッシュの学生から、美しい村の質問が出た。言葉より写真を見て貰おうと、パソコンを持ち込んで、美瑛町や京極町のジャガイモ畑やジャガイモの花の写真を見せた所、母国ではジャガイモは花は咲かないと言われた?東南アジアのジャガイモは本当に花が咲かないのか、興味があるので調べて見よう。
2013年06月20日
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「日本で最も美しい村」連合のフォトコンテストの審査委員長の山岳写真家の青野恭介先生の自宅を訪ねた。2013年度のフォトコンテストの審査の打ち合わせ。先生の書斎には、本業の山岳写真や自然景観の写真以外に、山岳関係の書物(自著他)や山グッズが数多くあり興味を引かれた。若き日には、国内の谷川岳一の倉沢や北岳バットレスの岩稜の初登攀だけでなく、RCC会員としてヒマラヤ遠征など、先鋭的なクライマーだったことを知った。わが身は、20代前半の沢登りでバランスの悪さを悟り、尾根歩きや高山植物を楽しむ登山スタイルで山と接して来たが、先生はクライマーの写真付きの岩登りの解説書と言う新ジャンルを開拓された事も聞かせて頂いた。久々の山談義に遠い記憶も蘇ってきた。
2013年06月19日
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携帯からスマポに切り替えた。これまで、地域デビュー歓迎会の事前講座でIpadやスマホの講習を受けていたが、パソコン以外のモバイル機器を何にするか踏ん切りがつかないで、ぐずぐずして来た。今日、長男と昼食を食べながら、スマホの話題に成り、アップルのIphoneにするか、他連合軍のアンドロイド系にするのかも含めて、長男から情報収集をした。思い立ったが吉日と、さっそく大型家電販売店に出掛けて、店員さんの説明を聞き、両方を触って見た。その場では、結論が出せずにいたが、長男と別れた後で、やはり携帯で使ってきて馴染のある、ソフトバンクのIphoneにすると決めて、shopで機種切り替えの契約をして、スマホを入手した。ソフトバンクにしたのは、孫さんフアンの理由もある。マニュアル嫌いの性格なので、これからいろいろトライして、慣れるまで時間が掛かりそう。
2013年06月16日
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一昨日、湯河原のゆうゆうの里の生活サービスからTELがあり、母が肺炎の症状が出て病室に移ったと聞き、慌てて出掛けて来た。昨年の9月に倒れて以来、何度か食事が取れずに点滴状態に成ったが、その都度回復力があり、流動食が食べられる状態へと行きつ戻りつしていた。咳き込むことも無く、流動食が食べられる状態の時に、母が美味しいと言ってくれたトトロのシュークリームを持参した事もあったが、5月以降はそれも難しく成っていた。病室では、息子と認知して貰えたか定かでは無かったが、診療所の先生の話では肺炎の症状も緩和され、熱も下がったと聞かされた。昼食に少しだけ流動のゼリーを食べてくれたので、一安心。
2013年06月13日
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昨夜宿泊した那珂川町小砂地区のホテル「美玉の湯」の槇料理長の夕食、今朝の朝食とも久々に大満足の料理だった。料理長の研究熱心さや柔軟性、料理人としての感性が光っていた。地元の旬の食材を多彩な技で複数回使用、視覚を楽しませる、オシャレな料理は当に美しい村での美味しい村モデル。前菜で出て来た地元野菜のバーニャカウダーはオシャレな色模様。今年は、何度かの講演で美味しい村づくりの話をしているが、当に我が意を得た料理メニューだった。但し、宇都宮牛のA5のカットステーキだけは不満が残り、脂身が強すぎて口に合わなかった。見た目にも美しい料理の写真を紹介するが、最近売り出し中の温泉トラフグ(プールで養殖)や那珂川の鮎はお造りだけでなく、料理長の手で美味しく調理され、他素材との組み合わせも絶妙。品数を増やすために、海の刺身や天麩羅が出てくる地域の特徴の無い懐石料理にこれまでうんざりしていただけに、久々に料理を楽しんだ一夜だった。今朝は、5時に美玉の湯で寛いだ。朝食もバライティーに富んだ新鮮素材尽くしだった。午前中は小砂地区の皆さんとの会議、昼食は陶里庵で蕎麦を食べた。帰路、那珂川町の広重美術館に寄った後、温泉トラフグの養殖場を見学。那珂川町の温泉トラフグは、NHKのキッチンカーが行くや民放のテレビにも取り上げられたが、両番組とも見ていたので、その時初めて温泉トラフグ成るものの存在を知った。近大まぐろの完全養殖他、最近は大学発の高級魚の養殖が注目されている。野菜のF1同様に、この動きには賛否両論あるとは思うが、地元の活性化に繋がる事を期待している。
2013年06月12日
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今日から1泊2日で那珂川町小砂地区を訪問。先ずは馬頭地区にある那珂川町役場に町長を訪ねての面談。次いで町中から里山景観の広がる小砂地区に移動して、地区のコミュニティーセンターを訪ねて地元の皆さんと交流。小砂地区は森林資源に恵まれた地域でもあり、どんぐりの苗木育てや木を使ったヤジロベー作りなど、子ども達と一体に成って作り上げた作品が、地元の特産品の小砂焼の陶器と並んで展示されていた。コミュセンの庭には、小砂環境芸実祭2013の出展作品「キョウカイヲコエテ」も。コミュセンを後に、小砂の地域資源を巡った。先ずは、小砂焼の藤田製陶所へ。小砂焼は江戸後期がルーツで、地元に良質の陶芸用の粘土が産出することより発展、焼き物の表面に金をまぶしたように見える、釉薬が特徴で、「金結晶」の名で知られている。現在は、若手陶芸家を含めて7軒の窯元が、里山に点在し、独自の製法で小砂焼の伝統を守っている。藤田製陶所代表の藤田眞一さんは、陶芸教室をひらくなど、地域住民と一体に成った「芸術文化の里づくり」の中核メンバー。次いで、広葉樹のよろこびの森へ、4.5haの楢やクヌギの雑木林に囲まれたビオトープなど子ども達が自然と触れる工夫が施されている。よろこびの森には、ユニークな野外彫刻も。小砂地区では、今年の連休期間中に小砂里山トリエンナーレ、「KEAT小砂環境芸術祭」が開催された。那珂川の上流のこの地を舞台に、里山が輝きを増す美しい広葉樹林の森の中や棚田のほとりに、里山全体を美術館に見立てて作品を展示する「里山アート」で、首都圏の美術大学の東京芸大や多摩美大、武蔵美大の学生やOB等多くの芸術家の協力を得て実現されたもの。経済的にも困難な間伐が難しい杉林を、芸術家が間伐材に彫刻を施すことで、間伐の機能を果たしたユニークな取り組みで、森の新しい景観ポイントにも成っている。よろこびの森を後に、クヌギを炭焼きして作られる菊炭の里へ。クヌギの炭を裁断した時の切り口の模様が菊に似ている事から、菊炭と呼ばれるが、皇室にも献上されていた伝統の技が住民に受け継がれている。この辺りは棚田の里山景観としての魅力も備えている。菊炭の里から棚田景観や沿道の草花を見て、小砂焼の窯元が里山に点在するふれあい通りへ。ふれあい通りより、小砂地区を一望するビューポイント経由、いわむらかずお絵本の丘美術館へ、周辺は10haの雑木林が広がる子ども森で、モモンガが飛び回る豊かな自然が残されている。いわむらかずおさんより美術館の説明を受けた。今宵の宿の美玉の湯への移動途中で、美しい村を目指す看板の写真を撮影。
2013年06月11日
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今日は調布まで早朝と夕方の2往復、昼前には医者に出掛けるなど、良く歩いた。万歩預金(月間で1日1万歩に対してどれだけ貯金できるか)を始めて3ヶ月、今日初めて血液検査で顕著な効果が出ている事が分かった。2ヶ月経っても余り数値が改善されずに、落ち込んでいたが、今日は先生より良いですねと褒められた。更にモチベーションは上がり、今日は計測し始めて初の3万歩を超える歩きが出来た。明日から2日間、栃木県の村に出掛け、車での移動が多く成るので、歩数は1万歩を切り、マイナスの万歩預金に成る見込み。
2013年06月10日
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3月から万歩計を付けて、1日1万歩を歩く努力を続けている。3月の月平均は14324歩、4月は14050歩、5月はカナダケベックや国内の美しい村を巡る機会が多く、1万歩に満たない日が続いたので、10122歩と辛うじて1万歩をクリヤーした。出掛けると車に乗る機会が多く成り、逆に歩数は減少する。今日は新宿に出掛ける用件があったので、帰路思い切って新宿駅から自宅まで歩く初めてのチャレンジをして見た。自宅まで歩数は約24000歩、途中昼食と2回のカフェ休憩を入れて5Hの行程だった。
2013年06月09日
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本年2回めの市内の中学校での土曜学習教室の教育ボランティアに参加。今年も英語と数学を教えている。今年で4年目に成るので、教え方のポイントや生徒への接し方には余裕が出て来た。直ぐに解き方を教えるのではなく、自分で考える習慣を身に付けて貰いたいとの思いで教えてはいるのだが。
2013年06月08日
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カナダケベックや日本の美しい村行きのスケジュールが続いたので、ほぼ1カ月ぶりの仏語のレッスンと成った。5月中旬のカナダケベックでの「ケベックの最も美しい村」協会の総会でのフランス語でのプレゼンの出来栄え報告や「世界で最も美しい村」連合会でのフランス語での会議内容をセバスティアン先生にフランス語で報告した。拙い説明に対して、言い回しや単語等を丁寧に教えてくれ、良い勉強に成った。
2013年06月07日
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久々に電通大の海外留学生のサロン活動MIFOのボランティアに参加。定期試験前とあって学生の出足は悪かったが、徐々に顔見知りの学生が集まり、お喋りで盛り上がり予定時間をオーバー。中国人学生と結婚式の衣装の話に成ったが、日本と中国の違いが興味深かった。
2013年06月06日
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朝5時に宿泊先の松崎温泉、まつざき荘の露天風呂へ。朝食前に約1H、宿の前の松崎海岸を散策した。水揚げは西伊豆町で松崎漁港は既に役目を終えており寂しい限り。午前中は役場での会議、昼食は人気のワンコインランチの蔵らで。地元のお母さんたちが地元食材を持ち寄って、ワンコイン価格を維持しているが、それにしてもこの値段は安すぎる。持続的な発展のためにも700円に値上げすべきと思うが。「人生の楽園」のテレビ放映で最近紹介されており、本当にお母さんたちが生き生きと働く姿が印象的で、説明や接客も慣れた物。店内には、素敵なブティックの販売も。蔵らの近くには、ギャラリー喫茶の侘助も。
2013年06月04日
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西伊豆の松崎町への1泊2日の訪問。三島から車で土肥経由136号線を松崎町へ。松崎町は1978年から「花とロマンのふる里」をシンボルテーマに掲げて、全町で花いっぱい運動に取り組んでいる。1996年からは、町の恵まれた自然、文化、歴史を活かした体験型観光地を目指し、都市住民と農山漁村の交流を通した「全国まるごとふるさと」のグリーンツーリズムを推進。松崎町役場より透明度の高い海岸沿いを走り、石部の棚田を目指した。途中、岩地海岸のカラフルな屋根と海の青さの景観ポイントで小休止。石部地区の棚田は、標高120~250mに広がり、駿河湾を眼下に望む棚田景観が素晴らしい。此処の棚田は一旦耕作放棄地に成り、萱が生い茂ったものを、高橋周蔵さんをリーダーに地域住民が4.2haを復田した自然の生態系が豊かな棚田。2002年には、静岡県で初となる棚田オーナー制を導入して、農作業を通じ都市住民との交流をはかり、持続的な棚田保全の活動を展開している。小学生を対象とした「棚田百笑くらぶ」の毎月1回の学習活動や棚田コンサート「石部音楽博覧会」、地場産品販売「棚田でマルシェ」など多様な取り組みを実施中。狭い小さな棚田の区画には、都市住民との交流のシンブルたる名前札が立っていた。松崎町はさくら餅に使われる塩漬けのさくら葉を生産、全国シェアの70%を占めており、石部の棚田にもさくら葉の畑が。石部の棚田を下り、さくら葉漬の小泉商店を訪問、代表の小泉邦夫さんに工場やさくら葉畑を案内して頂いた。オオシマザクラの葉は、摘み取りやすくするために背丈が低く保たれ、初夏の頃から若葉の摘み取りが始まる。大樽(醤油樽)に塩漬けされたさくら葉(一樽に20万枚)は、半年後にはべっこう色に成り甘い香りが漂う。この香りは、環境省の「かおり風景百選」にも選定されている。応用分野も広がり、イタリアに出荷されてチーズ巻に使用されていると聞き、びっくり。次いで、日本で3番目に明治13年に建造された岩科学校へ。松崎町は明治時代から昭和初期にかけて、防火、防湿などを目的になまこ壁の建造物が多く建てられた。なまこ壁は、壁面に平瓦を貼り、継ぎ目に漆喰をかばぼこ型に盛り上げて塗る民家、土蔵などの外壁方式。現在でも、約200棟あまりの主屋や土蔵が残っている。このなまこ壁の保存や技術伝承をはかるために、「松崎蔵つくり隊」が2004年に設立されて、修復プロジェクトを進めている。初日の松崎町の地域資源巡りを終えて、今夜の宿の松崎荘へ。
2013年06月03日
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今日のTBS番組の「世界ふしぎ発見」は「奇跡のりんご、フランス農村へ行こう!」と言うタイトルの興味深い内容。映画化された「奇跡のりんご」は木村秋則さんの著書の「奇跡のりんごや」や「リンゴが教えてくれたこと」を読んでいたし、番組内で紹介されたフランスで日本野菜を作っている山下朝史さんからは、番組を見て欲しいとメールを貰ってた。山下さんとは、2003年に知り合ってから10年来の付き合いだが、相変わらずの山下節を聞かされた。今日の番組で紹介された、村ごとオーガニックのCORRENS(コランス)村には行ったことは無いが、VAR(バール)県の村で私の好きなフランスの最も美しい村のバルジェームから遠くない場所に有った。20年前に村長が全村オーガニックの方針を決め、200人の過疎の村が1000人に増えたのは凄い。野菜やブドウなどの農作物だけでなく、家畜までオーガニックにすることで、チーズ職人やシェフまで人がどんどん集まって、子どもが増えると言う理想的なサイクルが廻っている。
2013年06月01日
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