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泡、白と続いて、最後の赤。 オーストリア(オーストリー) ブルゲンラント州 スモール・ヒル・レッド2009 Small Hill Red レオ・ヒリンジャー(ヒーリンガー) Leo Hillinger メルロー50% ピノノワール25% サンローラン25% ステンレスタンク発酵、10%はバリック樽発酵 アルコール分13% 輸入:--- 参考価格:350円前後(187ml)(単品で約2.7ユーロ)色はやや澄んだ赤紫。香りは鉄、革、カカオ、湿った土、トマトケチャップ?古い水飴?味は渋味と苦味を伴う甘味。余韻にに苦味と薄い甘味。普通のメルロー系ワインって感じ。香りはちょっと不思議な雰囲気が有ったが、味は渋味基調でちょっぴり甘味。余韻が思ったよりも強く残る。比較的やや冷涼(?)な地域の赤だからか、果実感は穏やか控えめ。その割に香りが結構しっかりしてて、穏やかな味を大いにサポート。全体の味と特徴がセパージュに忠実な雰囲気。メルローの強さをピノノワールで抑えて、抑えて足りなくなった部分はサンローランで補強?、みたいな。ちょっと香りにワイルドな(フランスのフロントンみたいな)部分が有って、好みが別れそう。でも、こういうものと思えば何の事はないな。フランスのシュッド・ウェストのワインが好きな自分には全く問題にならない。この香りのクセが穏やかな味に勢いを与えてる点もあるので、これは短所ではない。全体的には、悪くない赤ワイン。泡と白よりも、この赤の方がしっかり形が出来上がってる感じで、好みに合い易かった点も込みだが、飲んでて満足感が有った。肉系が合わせ易い。ローストした肉(内臓系もアリ)に胡椒を気持ち多めに振った感じが合うかも。中華とかのちょっと粘っこい酸味の料理にも合わせ易い。値段相応。(フランス基準の)感覚的には1280円程度。そこで「オーストリア」ワインという点を考えれば大体納得。187mlで約350円として 750ml換算約1400円、個人的にはアリ。
2016/03/30
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昨日のもらいものの白のやつ オーストリア(オーストリー) ブルゲンラント州 スモール・ヒル・ホワイト2010 Small Hill White レオ・ヒリンジャー(ヒーリンガー) Leo Hillinger リースリング70% ソーヴィニヨンブラン20% ゲルバームスカテラー10% ステンレスタンク発酵 ステンレスタンク熟成 アルコール分11.5% 輸入:--- 参考価格:350円前後(187ml)(単品で約2.7ユーロ)色はやや薄い黄色。香りはペパーミント、ライム、水飴、塩水、かいわれ大根、べっこう飴?灰?味は苦味と薄い酸味。余韻は苦味と苦味を伴う薄い酸味。おっと、ヒネかけ状態。それは置いといても、リースリング主体って感じはしない。ハーブ香と柑橘香は生き残って、酸を活かしたフルーティーな雰囲気は有る。苦味を軸に、薄く酸味を纏わせる。余韻はシンプルで、味の勢いをそのまま伸ばすだけ。スクリューキャップだったけど、締まり方は大分緩かったので、あまり密閉されてる感じではなかった。 開栓15分弱でハーブ香と柑橘香は弱体化。 ほのかな青臭さ と べっこう飴の感覚が目立ってきて、ヒネ香が顕在化。 やっぱり結構ギリギリだったんだな。図らずも今飲んで正解。ヒネかけだったので正当な評価は難しいが、まあまあ飲めた。主体のリースリングよりもソーヴィニヨンブランの雰囲気を強く感じる。味と香りのバランス感は綺麗で、出来は良かったと思う。今回のワインは、玉子焼きに大根おろしみたいな、日本酒に合いそうなツマミと相性が良さそうな雰囲気だったかな。魚の西京漬け焼きとか、・・・やっぱりヒネ香に引っ張られてるw?クリームチーズとか、微妙にしつこさを感じながらも、あっさりした味わいのツマミが向いてる感じ。う~ん、値段以下。187mlで約350円として 750mlで約1400円、となるとちょっと高価。やはりお土産用セットの中の、お手軽ワインの範疇か。微妙な割高感やむなし。だが1000円位のチョイ安白ワインの方が、同じお手軽ワインジャンルの中でも もう少し上かと。とはいえ、この辺の価格は為替や生産者の意向によってどうにでも変わるとこだし、本来は考えてはいけないトコかw。ちなみに公式サイトのショップでギフトボックスが値下げされてたww。
2016/03/29
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もらいもの母の知人のオーストリア土産 オーストリア(オーストリー) ヒリンジャー・セッコ・ロゼNV Hillinger Secco Rose レオ・ヒリンジャー(ヒーリンガー) Leo Hillinger ピノノワール100% シャルマ方式(?) アルコール分11.5% 輸入:--- 参考価格:420円前後(200ml)(単品で約3.2ユーロ)色はややピンクがかった朱色。香りはアンズ、イチゴ、カラメル、オレンジ、ビスケット?粉砂糖?味は酸味と甘味。余韻に苦味と薄い甘味。味はなかなか良いが、余韻はほとんど無い。オレンジみたいな果実味がスッキリ出て、余韻がすぐに消える。消えるというか、伸びが異様に浅い。まあ普通。普通だが、味の構成と出力の割には香りは結構幅が有る。余韻の希薄さは香りのイメージで補強し、薄めの味に感じつつも全体では意外とボディを見せる。あまり甘くない微炭酸オレンジジュースみたいな印象。万人向けの飲み易さ、分かり易さは有るが、それだけのワイン。イタリア辺りのロゼ・スプマンテのイメージに近い。(オレンジに近い色合いに印象引っ張られてる?)飲み切りサイズのお手軽ワインと思えば、それなりに美味い。あれこれ考えずガブ飲み用。前菜のサラダとかに合わせる様な感じ。或いはハムとチーズのホットサンドとか、ワインのお手軽感覚に合わせて、お手軽な料理によく合いそう。ん~、総合で値段相応。正直、ワイン自体は値段以下かな?ちょっと高価いね。現地価格200mlで400円程度なら750ml換算で約1500円弱、イメージの近いイタリア辺りなら1200円以下で買えるレベル。御土産用(?)のギフトボックスの1本だし、多少割高でも程々の美味さで収められてるから、「まぁこんなもんか」位には思える。きっとそれで良いのだろう。
2016/03/28
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ニュージーランド ネルソン地区 オールド・コーチ・ロード・シャルドネ2010《3本目》 Old Coach Road Chardonnay サイフリード・エステート Seifried Estate シャルドネ100% 4割をマロラティック発酵 7割をフレンチオークとアメリカンオーク樽熟成(2~3年使用樽) アルコール分14% 輸入:アプレヴ・トレーディング株式会社 購入価格:1104円色は薄い黄色。香りはレモンバター、クリーム、石灰、ミント、粉砂糖、パイナップル、塩水?サラダ油?味は酸味と甘味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と酸味。味構成は大筋では《2本目》の時と大差は無いが、味の出力はやや後退、その分余韻の伸びが強く出る様に。香りも内容は大きくは変わらないが、出力の低下が見られる。でも飲んでてバランス感はまだ十分。余韻の伸びとボリュームが際立つ。味の落ちた果実感をカバーするかの様な伸び方。飲み応え自体は前回よりも上かも。冷え過ぎてると、味が締まり過ぎて、ボリューム感が伸び悩む感じ。気持ち高め(12℃程度)の温度の方が美味いと思う。この辺は半端に熟成が進んだ樽熟シャルドネの特徴の範囲内。5年を超えて、ようやく(?)変化が顕在化し始めてきた。旨味感に近い余韻の酸味がグンと伸びて、不思議な飲み口に。この旨味感はコルトンに近い厚みを感じた。ミネラルの張りは有りそうで無いので、コクの強い料理だとワイン側が押されそうに。サッパリした料理の味を補強させる感じで飲める。鶏胸肉のハムとか、淡泊な味のツマミか、塩とオイルのシンプルな味付けのものに向いてる。料理の味自体はさほど強くなくていい。1104円なら当然値段以上。現在は1400円以上が標準の価格となってしまってるが、価格が実力に追いついたと言うか、うれしい残念感w。400ml弱残しで次の日。(冷蔵庫に保管して開栓約24時間経過)香りはレモン、石灰、ミント、クリーム、塩水?味は苦味と甘味を伴う酸味。余韻に苦味と薄い甘味。香り出力は減退してるが、味は微妙に甘味が増してる。前回(2本目時)の時程甘味の爆発は無いね。オイリーな飲み口で、甘味が出にくい分、苦味と旨味の飲み応えは感じ取り易い。 注いで10分程(温度上昇)で徐々に香り出力が増加傾向。 味は酸味も甘味も退いて、苦味や旨味がメインに。初日の旨味感の厚みを維持しつつ、余韻は少しキレの良さを出す。前回「初日にダメだったら2日目が勝負」と書いたが、初日がそんなに悪くなければ2日目の伸び代も限定的。今回は両日とも美味いかったからどうでもいいけど。下手に果実感が目立ったりしないので、料理の幅は広くなったかな。肉でも魚でもチーズでも何でもイケる。よほど繊細な料理でもなければ、ワインの旨味は味方になってくれるはずまぁ、値段以上。寿命も長そうだし、1400円以上クラスを充分張れる。2日目は果実感は弱いが、食中のグラス白ワインとしては なかなかの活躍ぶり。★楽天検索 オールド コーチ ロード シャルドネ★楽てな使い約17件 1458円~2480円 平均1680円前後まぁ現在の1600円台標準は分からんでもない。ただ、2000円オーバーはいくら何でもやり過ぎ。そこまでいったら、自分なら同じ1500円ちょっと位の南アフリカやチリのシャルドネを選ぶ。
2016/03/25
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福井県 吉田郡永平寺町 九頭竜・純米 Kuzuryuu Junmai 黒龍酒造株式会社 Kokuryuu Shuzou KabushikiGaisha 福井県産五百万石(精米歩合65%) 蔵付酵母使用 2016年1月製造 日本酒度 +4 酸度 1.3 アルコール分 14.5 購入価格:1242円(720ml)香りは梨、メロン、ラムネ、寿司酢?タバコ?結構良い香り。普通の純米酒の枠を超えてる。大人しい味。口当たりは綺麗だが、ちょっと余韻は粗め。香りが良い感じ。甘味が穏やかで、それでいてきちんと存在感が有る。酸味や苦味が弱めだからか、それおかげで なおさら甘味が見え易くなってるのかも。そしてその構成がとても上手くいってる。通常の純米酒でありながら、(特に香りが)吟醸酒に近い雰囲気を持ってる。流石に味は分を弁えてると言うか、下手に甘味や酸味を出さない、良い意味で普通酒の雰囲気。悪く言えば半端に淡麗辛口な、拡がりに欠ける味わい。 ★熱燗にしてみた★(沸騰した片手鍋のお湯に一合徳利を浸けて約5分。約46℃程度) 香りは綿飴、蒸し米、柚子?出力は減退。 味は澄んだ感じでキレの有る甘味がメインに。元々弱い酸味や苦味はもっと弱く。 冷やの時より後を引く味わいで、飲み易さと美味さが増した感じ。総合的には、上出来の日本酒。冷酒 や 冷や で飲んでもそれなりに、燗酒にしてもなかなかの美味さ。日常の食中酒に活躍を大いに期待出来る、良くも悪くも(?)無難で、香りもちょっと頑張ってる。余韻の粗さが、逆に燗酒時のキレの有る味わいに厚みと勢いを伴わせ、本当に上手くバランスを保つ。魚の刺身が無難だが、塩辛とか塩味や旨味の強いツマミも悪くない。燗酒状態ならおでん等の煮込み系もいい。飲み方の自由度が高いだけあって、料理も結構何でもアリ。値段相応。味は良いし、飲み手の好みに対する汎用性が高く、コスパも悪くない。味だけなら980円位だが、香りと高汎用性も込みでなら、充分1200円台相応。★楽天検索 黒龍 九頭竜 純米★楽天扱い約10件 1215円~1242円 平均1240円 1升瓶は2560円から標準的な価格。約1200円の食中酒向け純米酒の懐の広さを見るに充分。初心者から中級者以上まで、飲み方も大きく選ばず万人(良い意味で無難に)にススメられる。
2016/03/23
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チリ マウレヴァレー モーンスーン・ソーヴィニヨンブラン・シャルドネ2015 Moonsoon SauvignonBlanc Chardonnay ヴィニャ・ティナハス(ティナハース) Vina Tinajas フアン・イグナシオ・メーナ(醸造) Juan Ignacio Mena ソーヴィニヨンブラン、シャルドネ 割合不明 アルコール分12% 輸入:ネスコジャパン株式会社 購入価格:430円色は薄い黄色。香りはレモン、シトラス、ミント、青草、塩水、シロップ?味は苦味と甘味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。結構悪くないかも。適飲温度10~12℃と書かれてて、大体その位の温度で開けたが、程々の苦味と適度な甘味感。酸味の勢いがちょっと弱いが、そこは香りの柑橘感で出来る範囲でサポート。ソーヴィニヨンブランの強さをシャルドネで抑える感じの構成で、香りはソーヴィニヨンブランの雰囲気が強い。で、味はソーブラの苦味や酸味の流れを平坦なシャルドネで包む事で、上手くバランスを取る。メモリーズ・シャルドネに近いコスパ感の味わいを感じる。(流石にメモリーズ程の苦味の張りと締まりではないが)多分、冷え過ぎて(と言っても8℃位のよくあるスッキリ系白ワイン向けの温度で)いたら苦味感が目立ち過ぎて水っぽい味わいになってたかも。安白ワインにとっては微妙に高めの温度が、このワインには良い感じ。 15分程の時間経過(ほぼ温度上昇)で香り出力減退。内容自体は変わらず。(室温20℃、湿度40%) 味もちょっと酸味が落ちて、苦味が不必要に拡がり気味。 適温の範囲が狭いが、安ワインだし想定内。グラスワインで1杯持ち堪える分は大丈夫。総評としては、やっぱり悪くない。普通に飲んでもおよそ予想と期待通りに。適温でタイミングが合えば予想も期待も上回る動きを見せる。変に酸っぱ苦いだけで終わる様なよくある安チリとは明らかにバランス感覚が違う。冷えていれば水代わりにサラダなり魚なり大体何でも。適温なら鶏肉や野菜のコンソメ煮込み位には対応出来る味のふくらみを見せる。ワンコイン未満のチリにしては意外な程の実力と活躍を見せてくれる。430円なら値段以上。適温ならコノスルのヴァラエタル白と充分闘えるレベル。充分500円以上、最大700円前後はイケる。モーンスーン ソーヴィニヨンブラン シャルドネ 750ml MOON SOON SAUVIGN…価格:498円(税込、送料別)楽天では永島人美商店きみ のみ 赤はいくつか店が有るが納得のお値段。この価格のワインに期待する役割は問題無く果たせる。
2016/03/21
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チリ リマリヴァレー カッシェロ・デル・ディアブロ・レセルヴァ・プリヴァダ(プリバダ)・ソーヴィニヨンブラン2014 Casillero del Diablo Reserva Privada SauvignonBlanc コンチャ・イ・トロ社 Concha Y Toro ソーヴィニヨンブラン100% ステンレスタンク発酵 ステンレスタンク熟成(PDF) アルコール分13.5% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:1496円(2138円の特価30%off)色は非常に薄い黄色。香りはグレープフルーツの皮、塩水、小麦粉、粉砂糖、ペパーミント、セロリの葉? 開栓10分程でグレープフルーツ、青草、白胡椒、セージ、キャベツ、青リンゴ?ローズマリー?味は苦味と酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。香り出力はイマイチ。内容も標準的。でも味は澄んだ感じで結構綺麗。余韻の薄い甘味感が澄んだ味にほんのりアクセントを加える。美味いと言えば美味い。苦味も酸味もバランス良く、品種の特徴も見え易く、余韻も全体を支えてくれる。特に味も余韻も苦味の出方が綺麗で、丁寧につくられてるのが分かる。 開栓10分強(温度上昇)で香り出力が大きく向上。(室温21℃、湿度35%) 温度が低過ぎると、香りが出にくくなる。 香りが出てくると、味の強調もハッキリしてくる。温度が上がると、澄んだ味に苦味が伸び易くなり、綺麗さに陰りが。この苦味自体はしつこいものではなく、言う程イヤな感じもしないが、割と口内に残り易い。ソーヴィニヨンブラン特有の青臭い香りがこの傾向を強めてる(?)総合的には、良い意味で普通のソーヴィニヨンブランワイン。ちょっと温度高めの方が味や香りがしっかりしてて悪くない。(低温時のスッキリ感も好きだが)人によっては、この綺麗さに飲み応えの物足りなさを覚える人もいそうだが、品種とつくりを考えればこれは仕方なし。ソーヴィニヨンブランだし、こういうもの。料理は何でもいいな。スッキリ爽やかタイプの白ワインなので、あまり油っこいものでなければ大体大丈夫。酸味の少し効いたサラダや魚介系マリネが無難。鶏肉のソテーも良し。1500円前後で値段相応。2000円超は流石にやり過ぎと思うが、ニュージーランドの1680円弱位のソーブラよりも香りがうるさくなく、味のバランスも整ってて綺麗さは上。「チリ」の「少し気合の入った」「ソーヴィニヨンブラン」が飲みたい人向け。楽天では扱い無し。有っても、通常価格だとリピートする気にはならない。この価格のソーヴィニヨンブランならロワールやニュージーランドのちょっと良いボトルが買えてしまう。品種やブランドを気にしないのなら、モンテス・リミテッド や コノスル・20バレル等のライバルが同価格帯にひしめいてる。そう考えると このディアブロ・プリヴァダ、割と立ち位置微妙だなw。
2016/03/18
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茨城県 水戸市 寿の舞・純米大吟醸・黒瓶 KotobukiNoMai JunmaiDaiGinjou Kurobin 明利酒類株式会社 MeiriShurui KabushikiGaisha 国産米、国産米麹 (精米歩合50%) 2015年12月製造 日本酒度+3 酸度 1.2 アルコール分 15 購入価格:1058円(720ml)香りはメロン、梨、きなこ、餅?チョコレート?吟醸香は有るが、出力は弱め。綺麗な甘味と少しだけ伸びる苦味と旨味感。軽やかな口当たりと澄んだ甘味を軸とする、まさに「The 吟醸酒」の佇まい。酸味が有るのか無いのかハッキリしないのだが、むしろスッキリした味を楽しむには下手に酸味を出しても邪魔になりそうなので、これでいいのだろう。変にやり過ぎてない感じの雰囲気も良し。以前飲んだ時はもっとうるさい位に果実香が主張してたが、今飲むと香りが随分と穏やかに。何かマイナーチェンジしたのかな?味は悪くないけどね。甘味の出方、余韻の伸び等、バランスが綺麗に取れており、万人向けの味わい。ラベルが変更になって、いくらか経って久々に飲んでみたが、やっぱり良い味。自分の好みとドンピシャの味構成なんだが、純米大吟醸の格でこの良心的価格は素晴らしい。魚の刺身に山葵醤油がバッチリ合う。意外と焼き物、炒め物に合いそうで合わない感じ。とりあえず素材の味がベースになってる料理でないと、酒の方が着いていけなくなりそう。以前は素材の味を活かした繊細な料理は酒が潰しかねない過度な強さが有ったが、今飲んでみると、今回飲んだこっちの方が香りは弱くとも飲んでて落ち着く。値段以上。1280円以上、場合(温度、酒器、好み)に因っては1500円と言われても納得しそう。これで香りがもっと華やかに出てれば、それ以上も狙えたかも。税込1000円強の純米大吟醸でよくここまでやれるなぁと感心する。このレベルの酒の情報が少ないのは何故なんだろう?
2016/03/14
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イタリア マルケ州 DOCラクリマ・モッロ・ディ・ダルバ ダセンプレ・デル・ポッツォ・ブオーノ2013 Dasempre del Pozzo Buono ヴィカーリ社 Azienda agricola Vicari S.S. ラクリマ100%(ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ Lacrima di Morro D'Alba) ステンレスタンク発酵 ステンレスタンク熟成4ヶ月後、瓶熟成2ヶ月 アルコール分13% 輸入:アプレヴ・トレーディング株式会社 購入価格:2138円色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、インク、イチジク、プラム、腐葉土、グレープフルーツの皮?紅茶の出涸らし? 抜栓15分程度でブラックベリー、インク、セージ、腐葉土、プルーン、薔薇?杉?味は渋味と酸味。余韻に苦味を伴う酸味と薄い渋味。まぁ、普通か。渋味と酸味が真っ直ぐ出て、余韻まで薄く引っ張る。香りは味のイメージとほぼ一緒で、すんなりと口を通り抜ける。シンプルな味構成で、口当たりに一瞬厚い味のイメージが出る。だが余韻のキレは有って、それ程ボリュームは感じない。多少の飲み応えは感じるガブ飲みワインって雰囲気。何か・・・、中途半端な勢い。強そうで強くない。味の分かり易さ・飲み易さは確かに有るんだが、シンプルさが悪い方向に行ってるのか、味の出方が単調。そこをカバーする為にか 香りには少々複雑さも見られたが、味をサポートするまでには至らない。 抜栓15分強で香りの要素が徐々に絞られ、ちょっと穏やかな出方と内容に。 チリのピノノワールか、南アフリカのピノタージュからスパイス香を抜いたみたいな感じ。 ベリーを主軸にハーブや草花の香りも伴い、やや高級感が見える。 味は変化無し。ラクリマ種のワインは味より香り重視の品種か? 香りは決して悪くないし、味も単調なりに安定はしてて個性は有る。ただ、飲んでて物足りない。果実感は有るが、その割に厚みと伸びに欠ける。樽熟してないスペインワインみたいなイメージ。後一押しが足りない。樽の香りと苦味が絡まないスペインワインみたいな感じ。香りが意外と(?)しっかりしてるので、香りの強い料理とも合わせ易いと思う。チーズみたいな粘りの強い食感でなければ、根菜類やニンニク、生姜等の香味野菜の効いた料理にもよく合うはず。シンプルな味のワインなので、料理も味自体はシンプルな方が良いかも。塩か醤油の味付けで、補助的にオリーブオイルの甘味と香りが付いたのものとか。生ハムの、オリーブオイルとパルメザンがけとかだな。残念ながら、値段以下。香りはちょっと良かったが、味は結構普通。(この辺は好みの問題も少なからず有ると思うが)1680円位のそこそこの出来のボルドーの方がもう少し味に複雑さが有って楽しめる。【6本〜送料無料】ダセンプレ デル ポッツォ ブオーノ 2014 ヴィカーリ 750ml価格:1,857円(税込、送料別)楽天ではトスカニーのみ味だけなら、良くて1500円前後レベル。「香りの良さ」に「イタリア」の「ラクリマ種のワイン」という点を上乗せしても、1800円台は妥当だろう。2000円の壁を超えるには、どうにも貫目不足だった。
2016/03/11
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近所のスーパーの在庫整理の特価ワゴンに最後の1本が入ってたので買ってみた。ルイ・ラトゥールの傘下のメーカーらしい。 ブルゴーニュ マコネー地区 マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー2015 Macon Villages Nouveau アンリ・フェッシ(フェッシー) Henry Fessy シャルドネ100% ステンレスタンク発酵 アルコール分13% 輸入:アサヒビール株式会社 購入価格:1078円(2246円→1797円→1078円)色はやや薄い黄色。香りはレモン、カリン、蜂蜜、グレープフルーツ、クリーム、沈丁花、マンゴー?オレンジの皮?味は薄い苦味と薄い甘味。余韻に薄く苦味を伴う薄い酸味と薄い甘味。味は薄いが、香りは結構幅が有って、満足感が有る。柑橘、蜜、白い花にほんのり南国果実、味の薄さを香りの拡がりでカバー。その甲斐有ったか、余韻に果実の甘酸っぱい雰囲気をわずかに匂わせて綺麗に去る。酸味が有りそうで無い。だがそれで何か悪い事が有るか?と言うと、そんなに無いな。酸の弱さ故に味の厚みには欠けるが、そこは新酒の軽やかさの内と思えば悪い気もしない。カリフォルニア辺りの非樽熟のシャルドネに近い。(又は、ちょっと高級な甲州)日差しの強い地域(南部イタリア、スペイン)のタンク熟成の白ワインのイメージ。ヌーヴォーとはいえ、マコン・ヴィラージュのオイリーなニュアンスを期待するとちょっと肩透かし。 開栓30分弱(温度上昇)で、余韻の酸味が少し強まり、味に張りが増す。(室温21℃、湿度38%) 薄い味にボリューム感が生まれたが、普通っぽさが目立つ様になったとも感じる。 普通なら それはそれでより万人向けになるので嫌な変化では決してない。何か、香りが良いね。味も多少薄味傾向だが、香りの良さも有って繊細な雰囲気を出し、飲んでて軽快さと下手に出しゃばらない奥ゆかしさが有る。「酸っぱい感じの白ワインが苦手だが、かといって甘口が好きでもない。変に重い飲み口でキャラを作ろうとせず、しかし ただ薄いだけで終わらない存在感も持ってる。」みたいな白ワインが好きな人に向いてる。シャルドネワインに軽やかさと比較的中庸な味わいを求める人なら、大体気に入る白ワイン。冷奴の出汁醤油がけ や、鶏胸肉の塩ハムのオリーブオイルがけとか、あっさりしたツマミに合わせたい。ワインの薄味を壊さず上手く活かせる、出汁や塩の味に油の甘味が合わさったものに向いてる感じ。合わせる料理のイメージまで考えると、シャルドネよりも甲州の雰囲気が強くなる。1078円なら値段以上。解禁直後のヌーヴォーお祭り特価でなら、1680円位は出しても良い気にさせる。流石に2200円超えてくると、どうしてもインパクトに欠けるかな!?300ml強残しで冷蔵庫保存し、次の日。(開栓約24時間経過)香りはミカン、沈丁花、ライム、柚子の皮?シロップ?味は薄い苦味と薄い甘味。余韻も薄い苦味と薄い甘味。香りは柑橘感と蜜感が後退。味は大差無いが、やはりこちらも出力が一様に後退。中国の杏露酒を水で多めに薄めた様な味わい。そう思うと、香りもそんな気になってくるw。香りが最大の長所だったので、そこが変化すると、評価も変わってくる。白ワインとしては2日目も十分。辛口白ワインとしては、アルザスかスペインの白に近い雰囲気。初日の美味さの維持は流石に無理だったが、まぁこれはこれで飲んでて不味くはない。2日目は約1000円で値段相応。これを飲んでマコン・ヴィラージュとは誰も思わないだろう。とはいえ購入価格の値段なりの働きは充分にやってくれてるし、元のワインの出来は折り紙つき。マコンだのヌーヴォーだの云々抜きに、単純に白ワインとして良い味だった。★楽天検索 アンリ フェッシ マコン ヌーヴォー★楽天扱い約7件 1875円~2365円 平均2000円前後2000円未満ならアリかな?って思わせるものは持ってたが、甲州ワインの様な薄い雰囲気を "繊細さ" と感じ取れる味覚を持ってる人でなければ、物足りなさの方が強く感じられてくると思う。これに関しては好みと経験に強く左右されるので、誰にでもオススメとは言わない。
2016/03/07
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富山県 黒部市 播州50・銀盤・純米大吟醸 Banshuu50 Ginban JunmaiDaiGinjou 銀盤酒造株式会社 Ginban Shuzou KabushikiGaisha 山田錦、国産米、国産米麹 (精米歩合50%) 2015年6月製造 日本酒度 +6 酸度 1.2 アミノ酸度 1.3 アルコール分 15 購入価格:2041円(2916円の商品入れ替え30%off)(1800ml)香りは糊、甘くないメロン、葛湯、水っぽい梨の皮?純米大吟醸の格の割に、なんかパっとしない香り。んー、味は まあまあ・・・か!?程々の甘味に後を追う苦味。余韻はあっさり、やや苦味が残り易い。旨味や酸味が薄めなのでクセも特に無く、飲み易さはそれなりに。北陸特有の万人向け無難な、普通の純米酒の流れ。香りの出力と内容のショボさのせいか、野暮ったい雰囲気が強い。純米大吟醸を名乗る程 果実香が有るわけではなく、変な独特の生臭い雰囲気まで感じる。味も悪い方に行くと、起伏に乏しいノッペリした味わいに。 抜栓20分弱で、少し酸味の感覚が明確になった気がする。(室温22℃、湿度30%) だが、それで美味くなったか?というと、大して違いは無いな。一応 山田錦を使用してるらしいが、全部ではなく山田錦以外の通常米(?)も相当量使用してるらしい。そのせいかは知らないけど、香りが弱くて味もちょっと甘味を感じるだけで終わる安い味になってる。イメージとしては以前飲んだ官兵衛・山田錦に近い。あっちよりも製法の分だけ(?)もう少し上品な甘味とイメージだが、純米大吟醸の格を背負うには明確に貫目不足。美味い不味い以前に、飲んでて味が一面的で面白くない。何より吟醸酒的な香りが非常に弱く、特徴らしい特徴が見えない。新潟か山形辺りの800円位の適当な本醸造酒と言われても納得する。おそらく「淡麗辛口」と呼ばれるジャンルのファンなら美味しく飲めるんだと思う。甘過ぎず、香りは弱く、酸や旨味も控えめ、どの要素も「主張をさせない」タイプの日本酒。自分にとっては弱い、軽い、薄いの面白くない確定3コンボ。(1個なら個性、2個までは特徴、3個目からは別ジャンル)料理は何でも良さそうだが、料理の味を引き立てる役割はあまり期待出来そうにない。それでも、甘味と旨味の両方を補填出来ればワンチャン有り。魚よりイカやホタテの刺身が適任。2041円で、値段相応。元値の2900円強の値段で買いたくなることはない。4合瓶で1000円位なら、純米大吟醸の格(表示)の分だけ、まだ納得が出来てくる。それでもリピートする事はまず無いけど。7合程度残しで冷蔵庫保管し、次の日(抜栓23時間程度経過)香りは変わらず。味は少し酸味が出易くなった。面白くない、と言う程平坦な味ではなくなったけど、淡麗な感じはそのまま。酸味の主張が淡麗感を良い意味で和らげるけど、まぁ普通の味。 時間経過(温度上昇)で伸びの有った酸味がまた沈んできた。 初日の淡麗辛口感が復活。 自分には飲み応えが落ちたみたいで良くない変化。そもそも、温度変化に敏感だったのかもしれない。標準的な味だったのは確かだが、しっかり冷やして素早く飲めればそんなに悪くもない。初日は薄い・軽い・弱いと感じた味だが、2日目改めて飲んでみると、決して弱い酒ではないっぽいと感じる。2日目も2041円で値段相応。やや強めに冷やして、1杯あたりは少なめにして、サッと飲むのが良し。ちょっと昔(10年~15年位前?)はこういうのが「いわゆる美味い日本酒」だったのかな~・・って思える。★楽天検索 銀盤 純米 大吟醸 播州★楽天扱い約38件 4合瓶1133円~1614円 1升瓶2446円~4219円 1升平均3000円前後あまりオススメはしない。「淡麗辛口」ジャンルの酒が好みであるなら、それなりに美味しく飲めると思うが、コスパを考えるとちょっと高価いかな。純米大吟醸ではなく、普通の純米酒とかの方がそこそこ味とコスパのバランスが良いのかも。
2016/03/04
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イタリア ヴィノ・ダ・ターヴォラ ヴァルディボッテ(ヴァル・ディ・ボッテ)・ヴィーノ・ビアンコNV Valdibotte Vino Bianco トランブスティ Trambusti トレビアーノ主体(トレビアーノ100%?) アルコール分12% 輸入:富士貿易株式会社 購入価格:375円色は薄い黄色。香りはレモン、塩水、昆布、キャベツ?リンゴ?味は薄い苦味と薄い酸味。余韻に薄く苦味を伴う酸味と薄い甘味。薄い、軽い、浅い、ド直球のガブ飲み安白。香りもちょっと柑橘香がしたら、後はちょっと生臭い雰囲気の要素が追うだけ。でも香り出力も弱く、生臭い雰囲気と言ってもほぼ一瞬の話。良くも悪くも水っぽい感じ。ソアーヴェからもっと酸味や苦味の感覚を1段安く落とした感じの。コップに氷入れて飲んでも良さそうな感じだし、この気軽な流れと構成が分かり易い。60分以上の時間経過(温度上昇)でも変化は軽微。(室温21℃、湿度37%)ちょ~っと酸っぱい、余韻でほんの~り甘い、所々で薄い苦味がちょいちょい。VdT規格の軽薄な白ワイン、と分かってて飲めば 何も気にならない。実際安いし、味や香りが安っぽいのはどうでもいい。日常のテーブルワイン以上の役割を期待しなければ、まぁまぁ活躍出来る。まぁ、普通の安白ワイン。味や香りがどうこう言うレベルでもない、食中の水代わりに有ったらいいね、のお手軽さは必要十分。この味の良い意味での安さ(薄さと浅さ)と手軽さを活かせれば、見所は有る。下手に使うと、無いよりマシレベルの白にしかならないので、ホント適切な使い道をしてこそ映える安ワイン。料理は肉料理や濃い味付けのもの でもなければ大体何でも大丈夫。野菜系が無難だが、塩の味が綺麗に効いてれば問題無い。オイル系パスタ、ソース無しのチーズピザ、蒸し野菜の塩オリーブオイルフォンデュ等。値段相応。ワンコイン以下での奮闘と考えれば充分頑張ってる。750円程度のワインの約半分位の実力、と考えれば納得いくし何も腹が立たない。
2016/03/01
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