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イタリア アブルッツォ州 フィラーリ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ2011 Filari Montepulciano d'Abruzzo カンティーネ・ガラッソ Cantine Galasso モンテプルチアーノ100% ステンレスタンク発酵 ステンレスタンク熟成 アルコール分12.5% 輸入:富士貿易株式会社 購入価格:398円色は濃い紫。香りはブラックベリー、粗挽き黒胡椒、トマトケチャップ、赤唐辛子、インク、ブルドック中濃ソース、コーヒー?石灰? 開栓20分程で中濃ソース、トマトケチャップ、バルサミコ酢、灰、カカオ、黒糖、緑茶?鉄?味は渋味と塩気を伴う甘味。余韻に酸味を伴う苦味と薄く甘味を伴う薄い渋味。・・・・・・・不思議な味だな。ハンバーグのソースっぽい。香りもやたらとスパイシーだし、知らずに飲んだら、何かシラー種のワインにも思いそう。渋味は有るが 飲み応えが有るのでもなし、果実感は有るが 葡萄っぽさは弱い。誤解を恐れず言えば、ワインと言うより食塩入りのトマトジュースの味に近い。渋味は無くはないし 甘味も酸も感じ、それでいて苦味の突出も無いから、この味と香りは熱劣化等の状態異常とは違う様な気がする。多分、元からこういうワインなんだと思う。有る程度モンテプルチアーノ・ダブルッツォの経験が無いと、何とも言えない。有ったとしても、このワインでは あまり美味しいとは思わないだろう。明らかに果実感が異質。葡萄と言うより、トマトのワインにカラメルソースとバルサミコ酢を添加した感じ。 開栓20分程度で、香りが絞られてきた。 果実的な香りが消え、中濃ソース的な濃ゆい感じの香りが支配的に。 でも、もとの味が葡萄っぽくないからか、それで大した違和感も無かったりする。とりあえず、値段なりの赤ワインではあるのだろう。やや特殊な味と香りではあるが、味の濃い料理と合わせる分には、そこそこの働きを期待出来そうではある。ガブ飲み用レベルのワインではあるが、分かってて飲んでも ワイン単独では相当に安っぽい雰囲気。トマトジュースが好きな人なら理解を示しつつ飲めるだろうが、そうでなければ ただ安いだけの赤ワインかも。料理は間違いなく、トマト系煮込みハンバーグ か ビーフシチュー。チーズを使わず、それでいてトマトと肉の組み合わせにハマる。ワインのトマトジュースっぽさを存分に活かせる料理が望ましい。値段相応。398円なら意外と(?)アリ。あまりモンテプルチアーノ的果実感は期待出来ないが、それっぽい赤ワインとしては398円なりに納得。スクリューキャップだし、味が気に入らなければ料理用赤ワインとしてキープしておけば良い。料理用ならあまり悪い気がしない。
2013/01/30
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福岡県 博多の華・シェリーカスク・熟成酒ブレンド27° HakatanoHana SherryCask JukuseishuBlend 福徳長酒類株式会社 FukutokuchouShurui 麦、麦麹 ステンレスタンク熟成、樽熟成、シェリー樽熟成5% のブレンド アルコール分27% 購入価格:880円香りはインク、シンナー、レモンの皮、メロンの皮?うわぁ、かなりツンとくる溶剤的な粗い香り。でも場合によっては、蜂蜜やホワイトチョコの様な香りにも。【ストレート】香りはイマイチだったが、味はそこそこイケるかも。余韻の苦味の伸びはやや難だが、甘味の出方はクリアーで、飲み易さが有る。余韻がのっぺりしてる以外には、味自体はそんなに悪くない。【ロック】溶剤的香りが盛り上がる様で、香りはイマイチ。味は甘味が冷たく引き締まり、ハイトーンな甘味が飲み手の好みを越えて存在感をつくる。苦味も伸びるが、そこは酒と麦焼酎的な甘味にサポートされ、味の存在感は邪魔しない。【水割り】 ・酒1:水0.1香りの溶剤感が増した感じ。味の印象も過度に平坦な雰囲気になり、本来の良さが出てない。これはダメだな。 ・酒7:水3 (※推奨の割合らしい)なるほど。【ストレート】時の雰囲気をそのまま薄めた感じで、香りを落ち着けつつ、飲み易さを増してる。余韻の苦味の伸びも和らいでる様で、推奨するだけはある。酒と樽感の甘味と香りイメージとのバランスが一番取られてるかもしれない。 ・酒1:水1お、これはそこそこイケる。香りのイメージと勢いが、水で薄まりながらも そのまま生き残ってる感じ。大筋では【酒7:水3】の時と大差は無いのだが、こちらの方が甘味がクリアーで飲み応えも感じられる。 ・酒1:水3~4香りはとことん弱るが、味はまあ“よくある水割り”になって、万人向けの飲み易さ。まさに普通なんだが、普通なりに水割りとして悪い気はしない。酎ハイにしても 普通の焼酎ソーダ割りだと思う。オススメは【ストレート】か、【水割り(酒1:水1)】【水割り(酒7:水3)】。麦焼酎らしい 酒の甘味と、焼酎の飲み易さとが両立した整った味。個人的に スコッチの「マッカラン」が好きなので、シェリー樽熟成の要素が好みに合致した部分は有ったかもしれない。5%の割合だし、気分や風味のレベルだろうけど、感じは良い。ソフトな伸びと勢いで、麦焼酎としてはそこそこの出来。樽の感覚も(割合相応に)まずまずで、個性と雰囲気は綺麗に出てる。かつて居酒屋で、同じ会社の「博多の華・三年貯蔵」というのを飲んだ事があるが、その焼酎の微妙に甘い版かなぁ・・・。「三年貯蔵」はまあまあ美味しかったけど、普通の麦焼酎だったのだが。値段相応。相応でも、880円なら上出来。1000円ならまずまず。1200円なら普通~論外。焼酎としては決して悪くはないんだが、香りの粗さ と 飲み方の幅の狭さは悩むところ。多分、全量をシェリー樽熟成していたら、かなり化けてたんじゃなかろうか!?
2013/01/28
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コート・デュ・ローヌ ラ・カボット・コリーヌ・ブラン2011 La Cabotte Coline Blanc ドメーヌ・ド・ラ・カボット マリー・ピエール・エ・エリック・プリュメ Domaine de La Cabotte Marie-Pierre & Eric Plumet グルナッシュブラン40% クレレット40% ヴィオニエ20%(ビオ・ディナミ栽培) ステンレスタンク発酵 ステンレスタンク熟成 アルコール分40% 輸入:株式会社ファインズ 購入価格:1180円色は薄い黄色。香りはグレープフルーツ、シトラス、レモン、バニラ、石灰、ミント?味は苦味と酸味。余韻に苦味と甘味を伴う酸味。柑橘類満載の香り。味もミネラル感押しで苦味基調。余韻にほんのり甘味を感じ、味に膨らみを持たせてる。味と香りのイメージがピタリ一致で、分かり易い。まず苦味を出して、後からすぐ酸が追い、余韻の果実味でソフトに締める。以前飲んだシャトー・ラ・トゥール・ピジョニエ・ブランと近い味と香り。やはり南フランスの自然派つながりで似てくるんだろうか!?ただ、良くも悪くも 予想も期待も裏切らないワイン。飲んでて、何の驚きも感心も無い。ただ“白ワイン”というだけ。それはそれで値段なりの働きはしてくれてるのだけど、全体的にどうにも“浅い”感じがする。個人的にボルドーの白の方が好みで、同価格のボルドーと比べて 酸の伸びと甘味の起伏が弱い。総合的には、結構普通の白ワイン。普通なりに 飲み手も料理も選ばない高汎用性は確かで、飲み易さは なかなか。まさにお手本の様な、南フランスの辛口白ワイン。60分以上の時間経過でも変化は軽微(余韻の酸が少し強まる程度)なので、安定感はほぼ盤石。料理は何でもイケるが、淡泊な味の食材を濃厚に調理したものに向いてる。カルパッチョとか生魚系でなければ、鶏肉のクリームシチューやらカツレツとかでも良い。和食ならサバやイワシの味噌煮なんかも悪くない。味噌と相性良い感じ。値段相応。まあ食中の白ワインとしては、およそ普通。「ビオ・ディナミ栽培」という点に価値を見出せる人になら決して悪くはないだろうが、値段やウタってるステータス以上の感動を得られるものではない。ワイン980円 + 自然派補正200円ってところか。★楽天検索 ローヌ カボット ブラン★楽天扱い約5件 1158円~1323円 平均1180円前後まあ普通。気が向いたらどうぞのレベル。
2013/01/26
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栃木県 佐野市田島町 開華・純米あらばしり・無濾過生原酒 Kaika JunmaiArabashiri MurokaNamaGenshu 第一酒造株式会社 日本名門酒会サイト 栃木産あさひの夢(精米歩合65%) 富山県産五百万石(精米歩合65%) 日本酒度 +1 酸度 1.5~1.6 アミノ酸度 1.3~1.4 2012年12月製造 アルコール分 17 購入価格:2100円(1800ml)香りはリンゴ、桃、メロン。吟醸酒と何ら遜色無い内容。お、美味いじゃん。穏やかな甘味とフルーティーな香り。余韻の旨味もしっかりしており、飲み易さと飲み応えが両立。辛口でも甘口でもない ニュートラルな味で、意外と(?)バランス感が有る。香りの影響も有るのか、甘味を感じ易くなってはいるが、苦味感や旨味の印象が間延びを防ぎつつ厚みを持たせてる。よくある普通の「しぼりたて新酒」とかよりも、味の重みと存在感が明快(無濾過原酒だからか?)。この甘味の出方が長所にして短所かも。飲み方や温度次第かもしれないが、甘味だけが伸びがちで、余韻のサポートが追い付かない時も有る。ある意味 飲み易さ や 分かり易さを生んでる部分でもあるから、この辺は好みの話でしかないのかな?基本的には美味しいし、自分好みの味の日本酒。やや高めのアルコール度でも それを感じさせない、大人しい飲み口で綺麗な印象。綺麗だが旨味も感じられるし、香りも吟醸酒並み。これはなかなか気に入った。 ★思いつきで熱燗にしてみた★(徳利を鍋で湯煎にして5分程) 煮えたマヨネーズやピーナツバターの様なネチっこい香りになった。 味も、とろろ昆布の吸い物にグラニュー糖をかけた様な雰囲気になり、 元の瑞々しくも落ち着いた甘味が消し飛んで、ダルっダルのだらしない味に。 燗酒大失敗。やはり生原酒というだけあって、 冷や以下の温度で飲むのが一番みたいだ。ツマミは是非とも白身魚の刺身。とにかく魚。淡泊であっさりしてるが、歯応えや旨味がしっかりしたツマミに向いてる感じ。もしくは酒の甘味を活かして、塩の味を活用した珍味全般。漬け物系なら、肉でも魚でも野菜でも何でも合いそうな気がする。値段相応。相応だけど、一升瓶で2100円ならかなり良好なコスパを感じる。「あらばしり」だから、入手時期が限られるのが最大の欠点だろうが、それを含めての日本酒の魅力なんだろうなぁ。まあ「ひやおろし」との流れで「あらばしり」を楽しむべきか・・・。開華 純米あらばしり価格:1,050円(税込、送料別)楽天では松田酒店で4合瓶のみでもって売り切れ中。価格は高価くない。
2013/01/23
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兵庫県 稲美町 倭小槌・神通・純米酒2002 YamatoKotsuchi Jintsuu Junmaishu 井澤本家合名会社 IzawaHonke GoumeiGaisha 豊ノ花100%(精米歩合60%?) 2002年4月瓶詰め アルコール分 17 購入価格:1627円(720ml)米の甘味が素直に伝わってくる香り。ぐい呑みに注いですぐに分かるトロっとした粘性。飲んでみると、これが凄く甘い。喉越しはややソフトだが、舌の上をピリピリと刺激し、なだらかに通り抜けていく。その後の余韻がかなり暴れる感じ。アルコールの高さが生み出してるのか、舌の上のピリピリが喉までガシガシと主張する。思ったよりも酸味の感覚は控えめかも。古酒なりに旨味は多めで、口当たりの甘いのを越えてからの飲み応えは有る。古酒だからスッキリ感は求めてないものの、甘味がうるさく感じ易い。口当たりの重さとも相まって、酒の味が甘味に押し潰されそうにもなる。この辺を濃厚芳醇と取るか、しつこいと取るかは飲み手の好みと経験次第。 ★熱燗にしてみた★(徳利に約1合入れ、湯煎にかけて4分強) 甘味が強かったので、燗酒にした方が活きるのでは?と思い、やってみた。 香りは冷やの時と比べて結構荒れる。いかにもな酒臭さ。 でも味は温まった事で甘味の出力が和らぎ、元々の旨味と合わさって 厚みの有る味わいを生み出してる。冷やの味が悪かった訳じゃないけど、タイプとしては燗酒に向いてたのかもしれない。冷や状態だと好き嫌いが明確に別れ易そうだが、熱燗になら結構万人向けの美味さ。ナマ物には合わないだろう味。煮魚か、オイスターソースで調理した肉野菜炒めみたいなものに向いてる味。酒の強めの甘味と旨味に負けない、濃い味の料理に合いそう。値段相応。1200円程度の日本酒が11年の熟成で+500円、まあ納得。甘めのドッシリした味の日本酒が好きな人なら気に入る味。
2013/01/20
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2010年11月に飲んで2本目 ブルゴーニュ ボジョレー地区 シャルネ村 AOCボジョレー・ブラン ハーモニー・デ・テロワール2007 Harmonie des Terroirs ジャン・ポール・ブリュン Jean-Paul Brun シャルドネ100%(ビオロジック栽培?) アルコール度12% 輸入:野村ユニソン株式会社 購入価格:1526円色は綺麗な金色。香りは蜂蜜、ミント、ピーナッツ、べっこう飴、水飴、黒蜜、きなこ?カラメル?味は苦味と薄い甘味。余韻も苦味と薄い甘味。柑橘の香りは消え、ヒネ香が混じってきた。今抜いて正解。味も酸が完全に抜け切ってる。味や余韻の甘味も弱ってるが、こちらは香りの甘さに支えられてる。かなり希薄な味になってるが、味自体はニュートラルな雰囲気。苦味もソフトな感触で、意外と飲める感じ。全体が一様に落ちてくれたおかげで、ヒネが入った状態でもバランスは崩れずに済んだか。甘ったるい香りが後からグイグイ伸びてきて、甘味だけはサポートを受けてるから、飲み易さも残してる。酸はほぼ無く、香りも少々特殊。これはこれで、と楽しむには ある程度経験が必要と思う。だが40分以上の時間経過にも変化は無く、味だけならまだ万人向けの要素を備えてる。総合的には香りヒネ始めだが、割と端麗な印象を感じるシャルドネワイン。苦味は出しゃばらず、全体が落ち着いてて白ワインとしての印象まではヒネてない。とはいえ、やはり自然派ワインの端くれとして、このワインは下手に保管せずに 早めに消費するのが本道。そういえば、昔と比べると ヒネ香に対する抵抗が薄れてきた気がするw。ヒネりワインの経験というものは、自分でワインを買って、自分で保管して、自分で頃合いを見計らって飲む事でしか積めない経験なんだろう。値段相応。状態が落ち始め位で、まあまあギリギリの処で飲めたのは良かった。今となっては手に入らないが、それでどうという事もない。柑橘・蜂蜜・ナッツと3拍子揃ったシャルドネが飲みたくなったら、別の新しいワインを飲む。
2013/01/18
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ドイツ ラインガウ クロスター・エバーバッハ・リースリング・クラシック2011 Kloster Eberbach Riesling Classic ヘッセン州立醸造所 Hessische Staatsweinguter リースリング100% アルコール分12% 輸入:株式会社ファインズ 購入価格:1610円色は薄い金色。香りはライム、グレープフルーツ、蜂蜜、クコの実、レモンオイル?味は苦味を伴う酸味と苦味。余韻に苦味と薄い甘味。香りは いかにもなリースリング。ミネラル感満載で、ちょっとしたシャブリに近い感じ。硬質的な苦味が味のキレを促し、飲み易さは上々。酸味はしっかりと主張しつつ、ミネラル感で厚みを持たせ、余韻の苦味で間延びを防ぎ、端正なバランスを形作る。分かり易い辛口白ワインで優等生的な印象。 開栓15分(温度上昇で)甘味が明確に出始めてくる。 クリアーで、さらに 有る程度の複雑さも伴い始めた。 ドイツのリースリングとしてさらにレベルアップ。欲を言えば、始めから甘味の印象が明確に出てくれてもよかった。或いは香りの蜂蜜感をもう少し強めに出すか。よく冷えた状態で、開けてすぐだと 苦味感が目立ち過ぎるかもしれない。 開栓40分(さらなる温度上昇)で苦味がしつこく出始めてきた。 ヌベっとした飲み口で、当初の味と比べて ひどく安っぽく感じる。 端正で締まりの有るミネラル感が魅力のワインなので、 そこが崩れると落ちるのも早い。総合的には出来の良い辛口白ワイン。開けてすぐだと苦味が過度に目立ち、1200円程度のシャブリ並み。少しづつ温度が上っていくにつれ、品種らしい甘味のバランスが取れて均整が取られていく。料理は割と何でも良い。甘味を感じ易いツマミに向いてる。軽くトーストしたパンにクリームチーズとドライフルーツとかが有ると最適。値段相応。食中のグラスワインとしては信頼のおける味。多少は時間経過に対する耐久力も持ち合わせてるが、基本的には早めに飲み切るのを推奨。300ml強残しで冷蔵庫保管し、次の日(開栓約22時間経過)香りはレモン、石油、粉砂糖、セロリ、塩水?味は酸味と苦味。余韻も酸味と苦味。柑橘感はやや弱体化。弱った分だけリースリング特有の石油香が漂い始めた。味は初日よりも酸がシャープに。酸が主張した分だけ、余韻の甘味の印象が薄れてる。どこか一つが伸びたら 別のどこかが落ちてしまってる、惜しい変化。白ワインとしては不味くなってはいないが、どうにも締まらない味。苦味の部分が息切れしてる感じで、何か安っぽい飲み口に。残念ながら、2日目だと値段以下。1000円レベルのクオリティに後退。やはり初日で早めに飲み切っておくのを推奨か!?★楽天検索 クロスター エバーバッハ リースリング クラシック★楽天扱い約4件 1880円~2079円 平均1980円前後 現在全店売り切れう~ん、この価格だと買う気は全然起きない。高価くても1700円台前半が上限。それ以上は他に埋もれる。ワインとしての出来は悪くないんだけど、このワインでないといけない事は無い。自分ならゲオルグ・アルブレヒトのミュラートゥルガウ・カビネットか、何かフランスのシャルドネを買う。
2013/01/15
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新潟県 阿賀野市 越後桜・新酒しぼりたて・大吟醸原酒 EchigoZakura ShinshuShiboritate DaiginjouGenshu 越後桜酒造株式会社 山田錦100% 米麹、醸造アルコール 2012年11月製造 アルコール分 17 購入価格:980円香りはリンゴ、メロン、水飴。かなり明快な吟醸香。甘味が全面に展開し、華やかな香りに負けない強めの飲み口。新酒でかつ大吟醸ならではのスッキリ感に原酒的な押しの強さも伴う。長所と特徴を最大限活かしてる感じで、分かり易い味。ただ、味がシンプル過ぎて飽き易いので、じっくり飲むには不向き。長所と真正面からぶつかる部分だが、甘味が無駄に強過ぎる。ワインと一緒で、新酒だからスッキリ感とフルーティーさを楽しむのが普通だと思うので、それで悪い事は無いんだろうが、もう少し旨味の感覚が出てくれてもよかった。「大吟醸のフルーティーさ」「新酒のスッキリ感」「原酒の飲み応え」全てを兼ね備えた日本酒。正直、悪く言えば先の3点の全てが中途半端(或いは特定の一つが目立ち過ぎ)で、バランスが良くない気がする。甘いだけで終わったり、何の余韻も無く通り抜けて終わったり、美味さがハッキリしなくなる時も有るが、これはこれで 良くも悪くも万人向けに作られた綺麗な酒だと思う。ただ・・何だろ?「綺麗な酒」とは思えるけど、あまり「美味い酒」とは思えないんだよなぁ・・・。上手く説明出来ない。あえて言えば「不自然」「人工的」な印象?フルーティーさが悪い方向へ行きそうなので、刺身とかには合わなそう。出汁の効いた味噌味の鍋物とかに向いてると思う。値段相応。新酒・原酒の補正を効かせて値段以上と判断しても良さそうだったが、どうも万人にオススメって感じになれない。甘味はクリアーで香りも明快だが、何か、単独でも食中酒にも合わせ辛い雰囲気。決して不味くないし、高価過ぎる事もないけど、あまり積極的に飲みたい気分になれない。400ml弱残しで次の日(開栓約20時間経過)香りは・・・何だ? 前日と大差は無いはずだが、やたら甘い香りがツンと鼻を刺す。味は・・・・何だ? 甘味が口内をまとわりつく様なしつこい出方。前日に感じた、不自然な、人工的な印象が突き抜けてる感じで、日本酒らしさが無い。日本酒に似た、別の何かの飲み物の様な雰囲気。おかしなフルーティーさと不自然な甘味とで、普段自分が好んで飲んでる吟醸酒とは明らかに異質。これは違う。自分が飲みたい大吟醸でも原酒でもない。初日にはまだ綺麗さが見られたが、2日目は味が甘味でゴテゴテした風で、香りとも相まってバランス感が見えなくなる。熱燗にする勇気も無い。値段以下。以下というか、判断不能。救いは、新酒で大吟醸でも高価過ぎなかった事か。
2013/01/13
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もらいもの イタリア IGTシチリア ネロダヴォラ2011 NeroD'Avola カンティーネ・コローシ Cantine Coloci ネロダヴォラ100% ステンレスタンク熟成5か月 アルコール分14% 輸入:株式会社モトックス 参考価格:1500円前後色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、カシス、インク、灰、カカオ、小麦粉、鉄錆?ビーフジャーキー?味は甘味と渋味を伴う薄い苦味。余韻に苦味と甘味を伴う薄い酸味。香りは冴えないが、味は結構良いね。渋味が控えられてて、甘味を綺麗に感じ易い。渋味の希薄なローヌワインみたいな感じ。(スパイス香の有無で容易に判別可能な程度で)ソフトな甘味が平坦ながらも口内を滑らかに通り、果実感を主張。アルコール感の厚みはそれなりで、意外と(?)ボリュームを出す。ガブ飲みも可能だが、有る程度じっくり飲める雰囲気も残してる。粉っぽい香りに引き摺られるのか、苦味感が必要以上に主張しがち。せっかくの甘味の伸びが遮られるみたいで、この辺は惜しいな。状態異常とは違うだろうが、何か 味から余韻まで 苦味が全体に絡み易い。葡萄の甘味は結構明快で、飲み易さは まずまず。味の起伏はやや高めのアルコール感頼りだが、飲み易さと飲み応えの両立のためと思えば理解も出来る。苦味の出力は、料理で適当に散らせるレベルなので大した欠点でもない。90分以上の時間経過でも変化は軽微で、安定感も なかなか。ツマミは生ハムかチーズ系が良いかも。ワイン自体は渋味が緩いので、アブラのノリはあまり必要ではない、でもコクの深いものが望ましい。トマト系パスタやピッツァ、粉チーズとルッコラ多めのタリアータも良い相性。値段相応。相応だが、好みと気分的には もう少し安く1300円前後辺りでもよいと思った。まだ香りの質と味の厚みに頼りないものを感じる。★楽天検索 コローシ ネロ★楽天扱い約30件 1334円~1900円 平均1500円前後1300円台なら分かるが、1580円を超えると名前代以上のものが乗ってる様に感じてくる。なるべく1400円台以下での購入をオススメ。
2013/01/10
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イタリア IGTシチリア アスダ・エクストラ・スペシャル・ネロダヴォラ2010 Asda Extra Special NeroD'Avola カンティーネ・セッテゾーリ Cantine Settesoli ネロダヴォラ100% アルコール分13% 輸入:株式会社 西友プロキュアメント 購入価格:780円色は濃い紫。香りはカシス、ブラックベリー、インク、炭、キャンディー、百合?味は渋味と酸味を伴う甘味。余韻に苦味と甘味を伴う薄い渋味。味と香りのイメージが強く一致。色も香りも強いが、味は意外(?)と濃さに走った味でもない。だが余韻の苦味がアルコール感と相まって、強く主張。値段の割にはボリューム感がある飲み口。渋味基調だが果実感は明快で、割と万人向けの味構成。余韻の苦味が思いの外強いが、そこは果実感で散らす。このボリューム感と引き換えか、単調で飽き易い。余韻のアルコール感は まずまずの存在感だが、それだけでは決め手に欠ける。スペインチックな印象も受ける、果実感の濃いタイプのワイン。単調な味ではあるが、時間経過の変化はほぼ無く、それはそれで飲める味。ちょっと濃いだけで、良くも悪くも普通。値段相応。相応だが、この万人受け感と質の安定感は それなりに評価できる。でもリピートはないな。シチリア産のぶどうネロ・ダヴォラ100%【ASDA】【アズダ】【エクストラスペシャル】価格:780円(税込、送料別)楽天では西友LIVINオンラインショップのみ現在売り切れ中。売ってても、特に買う事はない。
2013/01/09
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イタリア IGTシチリア ネロダヴォラ2010 NeroD'Avola テッラ・ブオーナ Terra Buona ネロダヴォラ100%(ビオロジック栽培?) アルコール分12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:980円色はやや透き通った紫。香りはインク、カシス、ブラックベリー、甘草、ナツメグ?イチジクジャム?味は渋味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に甘味と甘味を伴う苦味。軽めの渋味にソフトな果実味。香りは濃い感じがしたが、後から甘い雰囲気が追う。ガブ飲みワインとしては上々の雰囲気。サラッとした口当たりの割に、渋味が軽いなりに主張。余韻の甘味混じりの苦味が なだらかに動き、味枠を補正。香りが軽い口当たりをサポートするかの様に、上手い事立ち回る。余韻の苦味がしつこく出る場合があるが、まあまあアクセントの範囲内。ガブ飲み系なりに 飲み応えを生み出してくれてる。手作りの野菜ジュースっぽいしつこさではあるが、甘味や酸味が損なわれてるのではなし。総合的に、万人向けの分かり易い赤ワイン。渋味を起点に果実感が追い、余韻の苦味で味を整頓。香りと味出力は値段なりだが、味の構成自体はかなり良好なバランス。料理は塩味系のシンプルなものに向いてる。渋味を制御しつつ甘味を引き立てる感じで、塩焼き鳥とかマルゲリータピッツァとか。シチューの様なコクの深い料理だと、ワインと合わないかもしれない。でもレトルトの煮込みハンバーグとかなら上手く合いそう。値段相応。安イタリアなりに気軽に飲んでもじっくり飲んでもOK、90分以上の時間経過でも変化は軽微。980円のガブ飲みワインとして、何も嘘が無い。400ml強残しで次の日。(開栓23時間経過)香りは大差無し。味は軽めの渋味がさらに緩くなり、ジュースっぽい雰囲気が出てきた。ジュースっぽさが強まったことで、余韻の苦味が綺麗になった。飲み易さは増したが、ワインらしさは少し後退したかも。でも しつこさを残す位なら、この方が好意的に評価できる。2日目も値段相応。だが、安ワインとしては信頼のおける安定性を感じられた。
2013/01/07
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澱や濁りが過度に発生してるという理由で、“料理酒”名目で12本程度投げ売りされてた特殊ボトル。よく分からないが、およそ飲むには適さない異常が発生したのだろう。実際どうだろうか期待はしてないが、500円なら冒険してみようと思って購入。もしワインとして飲むのなら1週間は縦置きして澱を沈め、冷やし過ぎないで召し上がり下さい、との助言。 イタリア トスカーナ州 IGTトスカーナ セグモ・ビアンコ2000 Segumo Bianco カ・デル・ヴィスポ Ca'del Vispo シャルドネ50% ピノグリージョ25% ソーヴィニヨンブラン25% シャルドネとピノグリージョは一部パッシート(陰干し) 澱上で樽発酵8か月 アルコール分12% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:525円(2520円の訳アリ処分品)色はウイスキーの様な琥珀色。香りはカラメル、べっこう飴、味醂、黒糖、生姜?味は酸味と甘みを伴う苦味。余韻に苦味と薄い甘味。おー、ヒネきってポートワイン化してる。色からして限界突破してそうな雰囲気だったが、香りも味もモロにホワイト・ポートワイン。白ワインとしては確かにもうアレだが、料理酒としては甘過ぎないし 良いかもw。分かってて飲む分には、意外と1杯位はイケそう。冷やし過ぎない様にと言われてたので13℃位で飲んだが、もう少し冷えていても良かったと思う。香りはともかく、酸や苦味が変に伸びないから、味だけならまだ何とか飲めなくもない感じ。このヒネ香が好きな人になら、訳アリなりに悪い気はしないかもしれない。例えばワイン会で1杯90ml位なら、これはこれでと面白がって飲めるだろうと思う。この辺は好みと経験次第。およそ事前に説明されてた通りの変質ボトル。澱やら濁りは特に目立たなかったが、料理用ワインという点はその通り。香りが気にならなければ、そのままチビチビと飲むのは可能だろうが、まあ "面白がって" 以上の動機で飲むものではない。 氷入れて強引に冷やしてみた。 余韻の甘味がシャープに出る様になり、 当初のポートワインっぽさが和らいで飲み易さが出た。 氷で薄まった分、酸や苦味はボヤけ気味だが、 ポートワイン化した白ワインには丁度良い位。オーブンで軽く炙ったフランスパンとブルーチーズをツマミにしたが、これが思いの外噛み合ってて笑えたw。パンとブルーチーズの香りがワインの香りへの牽制となり、チーズの塩味が崩れかけた鈍い酸や甘味を引き立たせる。値段相応。元々料理酒向けと説明されてたボトルだったし、525円なら何も文句無い。とりあえず2杯だけ飲んで料理用に回すつもりだったが、ブルーチーズのおかげで3杯弱(ボトル半分位)飲んでしまった。
2013/01/06
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イタリア ヴェネト州 IGTデッレ・ヴェネツィエ ゾーニン・リージョンズ・コレクション・シャルドネ2009 Zonin Regions Collection Chardonnay ゾーニン社 Famiglia Zonin シャルドネ100% アルコール分12% 輸入:アサヒビール株式会社 購入価格:678円(848円の商品入れ替え20%off)色は微妙に黄緑がかった金色。香りはグレープフルーツ、カリン、シロップ、塩水、クリーム?洋梨?味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。軽めの薄い味。香りは柑橘を基礎にしてそれなりに正統派だが、あまりシャルドネって感じはしない。でも薄いなりに果実の感覚はきちんとしており、水っぽさみたいなものは無い。意外と(?)悪くない味かも。薄い印象なのが幸いしてか、どの味も突出しないバランスの良さを感じられる。酸や余韻の甘味が、シンプルな味わいの中で丁寧に起伏を作れてる。まあ、良くも悪くもガブ飲みワインね。ソアーヴェ程の水っぽさ(どうしても自分の中のイタリア安白の基準はソアーヴェになるw)は無いが、味や香りの勢いはどこまでも値段なり。そういうのを求めてるワインじゃないから、それで別にかまわないんだけど。 開栓30分程(ほぼ温度上昇)で苦味と甘味が強まる。 酸が置いてけぼり受けた様でバランスに動きが見られるが、 これはこれで薄い味構成に、より明確なアクセントが生まれたみたいで そんなに悪くない変化。総合的には、飲み易さ重視の分かり易い白ワイン。シャルドネらしさ というのはよく分からないが、食中のグラスワインとしては及第点。ガブ飲みワインらしく、スイスイ飲んでいくのが良いのだろう。温度上昇後の味がイマイチの場合、氷入れて飲むのもアリだと思う。料理はサラダとかに合いそうだね。酸と苦味のバランス感は野菜系との相性が取り易い。温度が上がってからは、鶏肉の煮込み や ソテーに向いてる。今回、クリームチーズを生ハムで包んだものをツマミにしたが、生ハムの塩味が酸を、クリームチーズの甘味と粘性が苦味を牽制し、なかなか上手い事シンプルな味の中からワインの美味さを引き出してくれた。848円で値段相応。678円での購入は充分満足。イタリアの安シャルドネの立ち位置と役割を量るには結構楽しめた。★楽天検索 ゾーニン シャルドネ コレクション★楽天扱い約6件 732円~1040円 平均900円前後まあ標準的な価格。高価くても1000円未満での購入をオススメ。
2013/01/02
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