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もらいもの コート・デュ・ローヌ コート・デュ・ローヌ・ルージュ2001 ドメーヌ・ルゥ・フレジョウ セルジュ・チャスタン Domaine Lou Frejau Serge Chastan グルナッシュ80% サンソー15% シラー5% オーク樽で平均12ヶ月熟成、地下セラーで瓶詰め後12ヶ月熟成 アルコール度13% 輸入:モトックス 参考価格:1600円弱色は透き通った赤紫。上澄みがやや褐色気味。香りは胡椒、アンズ、プラム、チェリー、ブラックベリー?味は酸味と軽い渋味。余韻に酸味と苦味を伴う薄い甘味。香りはいかにも南フランスのグルナッシュっぽくて分かりやすい。味のバランスも悪くない。だが経年によるものだろうが、どうしても味が軽い。時に水っぽくも感じるが、まだ香りが底を支えてて“赤い水”状態に陥るのを防いでくれてる。味の軽さの割りに平べったい渋味が妙に暴れてて気になり、もう少し味に落ち着きが欲しいが、まぁこの価格のレベルならこんなもんか。 抜栓20分弱で酸味にしつこさが出てくる。 軽い味に特徴が出来てくるのでコレ位なら悪くない変化。このワインの全盛期にはもう少し味に強さと厚みがあったはず。香りは正統派で味のバランスも良かったし、もう少し全体にヴォリューム感が残ってれば良好なワインだと思う。出荷後2~4年以内に飲むべきなのかも。元は決して悪くなかったんだろうが、今は結構ヘタれてきてる。粉の様な澱が発生してるので注ぐのに注意しつつ、グラスの底にたまったものは無視。スワリングは禁止で一口分残し推奨。値段相応。この価格・レベルのローヌワインを8年置いたらこうなりました、というだけの見本。これは普通のワイン。★楽天検索 ルウ・フレジョウ★
2009/01/29
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ボルドー コート・ド・カスティヨン セニョール・デギュイユ2006 Seigneur D'aiguilhe ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵 Comtes von Neipperg メルロー80% カベルネフラン20% アルコール度13.5% 輸入:重松貿易株式会社 購入価格:1869円色はやや濃い目の紫。香りはブラックベリー、カシス、プラム、革、インク、カカオ?味は渋味と苦味を伴う甘味。余韻に酸味と渋味。 抜栓30分弱で渋味と苦味。余韻に苦味を伴う薄い酸味と薄い甘味。良いねコレ!!シャトー・フォンガバンよりも完成度高いんじゃない!?(飲み頃時期のズレの問題もあるだろうけど)まず香りが良い。ベリー系果実による正統派ボルドーの香りに革やインクの奥行きが加わる。味もストレートに渋味を基調としバランスが高度に取れてて、ブランデーの様な一面が見られる時も。特に余韻の微かな甘味の存在感が全体を整えてて、高級感の向上に大きく働いてくれてる。ボルドーワインに理解のある人でこの味を悪く言う人はまずいないはず。それはそれで、このストレートで綺麗な味が人によってはシンプル過ぎる味と思う人もいそうではあるかもw。間違っても不味いと言う人はいないだろうが、飲み手の経験値(ワインは好きでもまだ自分の好み・基準が把握できてない位のレベルの人)によっては感動の度合いが小さくなるな。 抜栓30分弱で抜栓直後からの味の厚みが薄れ気味。 渋味一辺倒な傾向に変化して当初の高級感が少しずつ削れてくる。味の安定感は流石に値段なりにブレる所があるか・・・。まぁ香りと深みは変わらないので、この味の変化だけで大きな減点にはならないが。この価格ではかなり高級感を感じる香り。ほぼ飲み手を選ばない優れた味の強さとバランス。いわゆる“ボルドー右岸のワイン”の良い所を集めた様な味。今飲んで美味しい、そしてこのバランスなら現在から2年後の変化も期待できそうな感じ。1869円なら値段相応。抜栓直後の状態を維持出来れば値段以上の評価でもいい。時間経過後でも香りだけなら質感は衰えない。味の安定感とさらなる深みが伴えば2600円以上も不可能ではない。★楽天検索 セニョール・デギュイユ★キタザワ セニョール・デギュイユ2006 1344円というわけでキタザワの円高還元セール1344円というのは驚異的な価格設定。
2009/01/27
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もらいもの ブルゴーニュ マコネー地区 マコン・ヴィラージュ2004 Macon-Villages ジョセフ・フェヴレ Joseph Faiveley シャルドネ100% アルコール度13% 輸入:株式会社ラック・コーポレーション 参考価格:2000円弱色は濃い黄色。香りはグレープフルーツ、蜂蜜、胡桃、火打石?味は苦味を伴う酸味と甘味。余韻に苦味と薄い甘味。来た!正統派ブルゴーニュのシャルドネ。香りの柑橘系ニュアンスがちょっと強く出てる感じはあるが、蜂蜜とナッツ類の香りがすぐにサポート。苦味が少し目立つ時があるが、後から追いかけてくる甘味と蜂蜜の香りが上手くバランスを取ってくれる。香りに負けず味も結構濃厚に感じるが、口当たりは思ったよりも軽い。温度が低いと味も香りも軽さがより強調される傾向に。温度上昇に伴ってコクが出てくる。低い温度から変化を楽しむつもりで徐々に飲んでいくのを推奨。低温時(8℃前後?)は人によっては水っぽく、余韻の苦味ばかり強く感じるかもしれない。ある程度時間をかけて、ゆっくりと味わって飲んだ方が楽しめる。蜂蜜とナッツの香りにオイリーな味わい。奇をてらわない、直球のマコン・ヴィラージュ。値段相応。まぁ2000円取るんならこの位のワインは標準か!?やはりブルゴーニュのシャルドネは信用できるwwwピノノワールオンライン マコン・ヴィラージュ2004 フェブレ 1842円1800円台なら悪くない。
2009/01/26
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ボルドー AOCプルミエール・コート・ド・ブライ AOC Premieres Cote de Blaye シャトー・カップヴィル(キャプヴィル、カップヴィユ)2006 キュヴェ・プレステージ Chateau Capville Cuvee Prestige シャトー・カップヴィル メルロー75% カベルネソーヴィニヨン25% コット(マルベック)5% アルコール度12.5% 輸入:ドウシシャ 購入価格:1350円色はやや濃い目の綺麗な紫色。香りはカシス、ブラックベリー、枯葉、土、ミント、バニラ?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻は苦味と軽く渋味を伴う薄い甘味。良い味。こういうボルドーを久しぶりに飲んだ気がする。新鮮なパワーがあり、ベリー系果実の強い凝縮感を大いに楽しめる。余韻の伸びは値段相応に短いが流石にそこまでは期待してない。むしろ余韻を短く持ってくることで逆に苦味の目立つ印象を抑え、上手くバランスを取ろうとしてる様にも感じる。渋味・苦味・酸味の3要素の強いせめぎ合いで成立している香りと味と余韻のバランスのワインなので、どれか一つでも崩れたら途端に普通のワインになってしまいそうな気配がある。ちょっとした変化で評価が変動しそう。味に荒っぽさはあるが、香り・味・余韻が互いに牽制・サポートしあってて全体のバランスは悪くない。もう2年位熟成させるのも面白そうな気はするが、なるべく新しい内に抜栓直後から早く飲むべきワインだと思う。パワーを保ててる内が華。値段相応。濃い果実の味が好きな人が気に入るワイン。★楽天検索 カップヴィユ★
2009/01/25
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ボルドー AOCプルミエール・コート・ド・ブライ AOC Premieres Cote de Blaye チャペル・ド・テュティアック2006 キュヴェ・エクセレンス Chapelle De Tutiac Cuvee Excellence カーヴ・デ・オー・ド・ジロンド Cave Des Hauts De Gironde ソーヴィニヨンブラン100% ステンレスタンクとオーク新樽で5ヶ月熟成 アルコール度12% 輸入:富士貿易株式会社 購入価格:1080円色は薄っすら黄緑がかった黄色。香りはシトラス、ミント、ライム、蜂蜜?味は酸味と苦味。余韻に苦味と薄い甘味。抜栓直後は透き通った味で結構軽い。以前飲んだダッチェス・ド・テュティアックと比べて軽さ・薄さが目立ち、飲み応えに乏しい。テュテイアックのマイナーチェンジ失敗か!?wwwそれでも温度上昇で変化していくだろうと思い、少し(15分位)放置してみる。11℃を超えてくると味に重みが出て、余韻の苦味が少々強まる。これ位からある程度ヴォリュームが出てくるが、それ程大きな変化ではなく美味しくなるというわけでもない。これは普通の白ワインだな。平凡なりに肉料理以外にはそれなりに合わせ易い。むしろ何か料理と合わせないと酸っぱ辛い水で終わる。ダッチェス・ド・テュティアックと比べれば安定感はあるが、味は平凡に。飲み方を変えたり、温度上昇でも特にレベルアップ要素は無いので本当に“ただの白ワイン”。とりあえず値段相応。だが1080円でこれならコノスル・ソーヴィニヨンブランの方がレベルは上。
2009/01/23
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補助品種主体ワイン第3弾 ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ラ・クノワーズ・ド・ジョンヌ2005 La Counoise de Jeune ドメーヌ・モンペルトゥイ ポール・ジョンヌ Domaine Monpertuis Paul Jeune クノワーズ90% アリカンテ(グルナッシュ?)10% アルコール度13% 輸入:野村ユニソン 購入価格:1504円色は透き通った紫。香りは白胡椒、カシス、インク、獣臭(室内犬?)味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味と薄い酸味。 抜栓60分弱で苦味を伴う酸味と渋味。余韻は変わらず。まぁまぁの味。爽やか系で悪くない。酸味と苦味の要素がワンセットなのはやはりクノワーズの特徴のようだ。香りもシンプルで分かりやすい。ラミエル・クノワーズで感じた渋味の薄さの欠点はかなり解消されている。特に10%のアリカンテが味の軌道修正に良い働きをしてる気がする。余韻はほぼ同じであっさり系。ただ、味の厚みはやはりどうしても物足りなさをカバーしきれない。余韻もあっさりで伸びないし、伸びた所で薄い酸味と苦味では有り難味が無い。 抜栓60分弱で渋味と酸味の感じ方の順番が変わり、より酸味が強調される味になってくる。 こうなると解消されたはずの欠点が新たに(再び)台頭してきて減点幅が大きくなる。不味くはなかった。その上で言わせてもらえれば、やっぱりクノワーズは主役になれる品種じゃないね。味にクセがある割にはインパクトが弱く、酸味と苦味ばかりが大きく目立ってワインとしての厚みがどうしても乏しい。ファンになる人は確実にいると思ったが、言い換えればモノ好きかファンしか目を向けない葡萄。クノワーズにはこのままシャトーヌフで脇を固めるいぶし銀的な位置で主役級品種(グルナッシュ、シラー等)を補佐していってほしい。値段相応。1500円なら標準的なレベルのラングドックワインの範疇。酸味基調のワインが好きな人ならそれなりに気に入るはず。
2009/01/21
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ブルゴーニュ ボジョレー地区 ラ・シャペル・ドゥ・ガンシェ村 ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー・ヴィエイユ・ヴィーニュ2008 ドメーヌ・デュ・シャピトル ジャン・クロード・ジャンボン氏 Domaine Du Chapitre ガメイ100% アルコール度12.5% 輸入:キッコーマン 購入価格:1250円(2520円 → 1880円 → 1250円)色は透き通った薄い紫。香りはカシス、イチゴ、チェリー、コリアンダー。味は酸味と苦味を伴う渋味。余韻に苦味と非常に薄い甘味。2007年と比べて香りにフルーティさが増した。味も余韻もシンプルにあっさりと仕上げてきてる。ドメーヌ・デュ・シャピトルは2008年も美味さ健在!www強すぎない香りと酸味。余韻のシンプルさには物足りないモノを感じなくもないが、全体のバランスはかなり良好。 ところが抜栓100分で酸味が強まり、多少味にしつこさが出てくる。 あっさりした味に特徴がでてきたが、これはちょっと酸味が粗くなり過ぎ。 こうなると好き嫌いが明確に出てくるかも。最初のこのシンプルさを長所と捉えたのは他の2008年ヌーヴォーを飲んだからとも思えるかな!?2008年のヌーヴォーには味は良いのに香りの違和感が大きかった点でマイナスが目立った物があったが、このワインは味はシンプルに、しかし香りは大人しくも手堅く造り“減点幅を小さく”したのが勝因。結局シンプルに手堅く造ったワインが無難に美味いということか!?ボジョレー・ヌーヴォーには醸造・熟成に手を加える余地は少ないだろうし、単純に土地と葡萄の造り手の気合の差か?1250円なら値段以上。1880円なら相応。2520円はお祭り価格込みと考えれば納得。来年まで1ユーロ120円以下の円高が続いたら標準で解禁価格1980円位になるんだろうか!?これは良いボジョレー・ヌーヴォー。★楽天検索 ボジョレー シャピトル★
2009/01/20
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地元の商店街の酒屋で発掘。 ボルドー ACカノン・フロンサック Canon-Fronsac シャトー・カノン1995 Chateau Canon マドモワゼル・H.オロー Mademoiselle H. Horeau メルロー主体 細かな割合不明 アルコール度12.5% 輸入:有限会社カツミ商会 購入価格:4200円(商店街の福引でゲットした商品券を使用し実費2200円)色は透き通った小豆色。褐変気味。香りはコーヒー、炭、ブラックベリー、バニラアイス。味は酸味と苦味。余韻に苦味と軽く酸味を伴う薄い渋味。予想はしてたが、熟成折り返し地点は当然越えてる。14年経って渋味も果実感も抜けてるが、それなりに飲める味・状態を保ててるのは流石。抜栓1時間以上の経過でも大きな変化は見られず、元々の品質・耐久力はなかなかの物だったのだと思う。だが現在では葡萄的な香りが希薄で苦味を連想する単純な感じの物が多く、香りには特に魅力がない。味もこれはという特徴は無く、10年以上経った普通の古ボルドー。良くも悪くも個性が弱い(弱くなってる)分飲み手を選ばないワインだが、それだけ。遅くとも7年以内には飲むべきだったワイン。95年は結構良い年だったからこそここまで持ったと思うべきか。ボルドーの古酒ファン、又は経験を積むつもりのワイン中級者限定向け。初心者には良さは分からず、上級者はファンでもない限りわざわざ手を出すことはしない。福引で貰った2000円分の商品券の使用で期待半分シャレ半分で購入。当たれば儲け物のつもりで実質こっちの方が福引挑戦気分w結果を言うと引き分け。全額実費だったら完敗だった。4200円と言う価格設定から想像したレベルのワインとはかなり違ったので実質的に挑戦者(自分)の判定負け。4200円では値段以下。ありえない。謎。2200円ならまだ何とか値段相応。1800円位でもいい。店頭に並んだ直後でも、14年経った今のこの状態もまぁせいぜい2000円レベルだろう。これは普通のワイン。400cc残しで次の日(20時間後)。味も香りも変化無し。元々は本当に安定したワインだったんだろうなぁ・・。澱の発生も皆無だった。
2009/01/19
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補助品種主体ワイン第2弾 プロヴァンス AOCバンドール AOC Bandol レ・ザドレ2003 Les Adrets ドメーヌ・ムーラン・ド・ラ・ロック Domaine Moulin de La Roque ムールヴェドル95% カリニャン5% 葡萄品種ごとにフレンチオーク樽で18ヶ月熟成 アルコール度13% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:2079円色は透き通った濃い目の赤紫。香りはカシス、革、ブランデー、胡椒、バニラ、シナモン?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味と薄い酸味。お、美味い。正統派の“ワイン”渋味が適度に乗ってて葡萄の酸味が追いかける。余韻は軽目だが、その分変に後を引かないようにあっさりした後味にできてる。甘味が少ないからか、少々味のバランスが崩れ気味に。たまに苦味が突出する時があって、何か料理で甘味要素を補填するかリセットするかしないと口の中がちょっと汚くなる。一応、味の輪郭はしっかりしてて悪くない。ブランデーの様な香りと風味にクリアーな渋味が綺麗な印象。苦味の突出の欠点はツマミ一つでカバーできるレベルだし、感じ方によってはこの苦味を味のアクセントと受ける事もできるので大した問題はない。値段相応。欠点はあるが、全体的にはまあまあ良い感じ。味のバランスに至らない部分はあれど、ワインとしては悪くない。自分は「ムールヴェドル」はグルナッシュ主体のワインの足りない部分(バランスと枠組み)を補完する補助品種と思ってたが(ムールヴェルド自身もグルナッシュによって甘味と香りが補われる)、どちらも結構メインでやっていけそうな味なんだな。しかし、ムールヴェドルはグルナッシュ他とコンビを組んで初めて完成する品種なんだろうなと改めて感じられた。うきうきワインの玉手箱 バンドール・レ・ザドレ2003 2079円OK。絶賛売り切れ中。ムールヴェドル主体のワインはプロヴァンスには色々ある様なのでその内また何か飲んでみようと思う。
2009/01/16
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール VdP du Gard ヴィニョーブル・ド・ラ・ラミエル・セパージュ・クノワーズ2003 Vignoble de la Ramiere Cepage Counoise ドメーヌ・モンペルトゥイ ポール・ジョンヌ Domaine Monpertuis Paul Jeune クノワーズ100%(?) アルコール度13% 輸入:野村ユニソン 購入価格:1504円色は透き通った小豆色。上澄みがやや褐色がかってる。香りはアンズ、ラムネ、プルーン、白胡椒、獣臭(室内犬っぽい)?味は酸味と苦味。余韻は渋味と苦味を伴う酸味。酸味基調で酸味に苦味が付いてくる感じ。クセの強いイタリアワインっぽい。香りのラムネの様な印象から“甘酸っぱい”味に感じる。 抜栓40分以上で味に重みが出てきて、飲み応えもある程度増していく。だが渋味がかなり弱いので、飲み易さはあるがバランスの問題で酸味のしつこさが目立ち気味。 抜栓40分後にはこのしつこさに重みも加わって、クドいとも思えるニュアンスに近づく。自分の好みとこのワインの特徴が噛み合わなかっただけだろうが、物足りなさが大きい。香りのユニークさと甘酸っぱく感じる味とで個性はあるんだけど、(経年による変化も多分にあるんだろうが)やはりパワー不足。これでもうちょい渋味が乗ってくれれば自分でも気に入りそうなんだが・・。「クノワーズ」という聞き慣れない品種に興味を持って飲んでみたが、単独で造るには少々力不足に感じる。ただ、この爽やかな感じのユニークな香りと酸味基調の飲み易さ自体は悪くない。自分の好みとは合わないが、多少冷やして(15℃前後位)飲めれば万人受けするタイプで、ファンになる人は確実にいそうな味。クノワーズ種は通常はシャトーヌフ・デュ・パプ等の味の調整・補填の為に使う葡萄で、本来単独でワインを造る様な葡萄ではないらしい。何か他の葡萄と合わせて、アシスタントとして真価を発揮するタイプなんだろうな。ギリギリ値段相応。味は1200円位でもよさそうだが、「クノワーズ」の珍しさ分が乗ってると思えば1500円なら納得してもいいな。でもリピートはしない。350cc残しで次の日(約19時間後)香りはアンズ、カラメル、胡椒、炭?前日に感じたクドさが和らいでて、結構落ち着いた味になってる。落ち着いたといっても、スコッチウィスキーのグレープジュース割りみたいな味。“ワイン”の感じが少々追いやられ気味で人を選ぶ印象に。(自分には悪い感じはしないが)
2009/01/15
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ボルドー グラーブ地区 AOCペサック・レオニャン シャトー・ラフォン・ムノー1999 Chateau Lafont Menaut フィリベール・ペラン(?) シャトー・カルボニュー Philibert Perrin Chateau Carbonnieux カベルネソーヴィニヨン60% メルロー40% アルコール度12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1980円色はややくすんだどどめ色。褐変気味。香りはアンズ、ココア、煙草、チョコレート、アーモンド、腐葉土。味は酸味と苦味。余韻に酸味と非常に弱い渋味。2008年1月に飲んでこれが2本目。ラベル画像は流用。あー、渋味がほとんど抜けてる。後味がエグいコーヒーみたいな味になってた。でも古酒領域に突入した事でむしろ香りが去年より熟成感が出てきて、これはこれで悪くない。味の主張が弱まった割りに、香りの強い料理でも負けない存在感を出せてる。だがこのワインの本来の実力(?)・良さは消えかかってるので、その辺分かってる人向け。今初めてこれを買って飲んでも、楽しめる部分はそんなに多くないと思う。一応料理と合わせるのも難しくは無いだろうが、今のこのワインにそこまでする位なら別のもっと新しいワインを選んじゃう。前回「まだまだ熟成していける」とかテキトーな事書いたけど無理だったwww。去年の段階がピーク。自分が期待する様なボルドーワインとしての味はほぼ終了したので、後は香りを楽しめるかどうかで評価が決まる。今のこの状態は、味だけならコノスル・カベルネ並の質とヴォリューム。値段相応。1999年で約2000円のボルドーの寿命が10年弱。ま、妥当な所なんだろうな。購入店舗での保管状況も不確か(“やまや”で棚の最上段に放置)なので、もしかしたら瓶差も大きく出たのかもしれないが。ヴェリタス シャトー・ラフォン・ムノー2000 1764円赤は楽天ではヴェリタスのみ。大分前から売り切れ中。保管状態が良好ならば今買っても悪くはないのかな!?
2009/01/11
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ボルドー グラーヴ地区 シャトー・オー・メイヌ2005 Chateau Haut Mayne シャトー・オー・メイヌ カベルネソーヴィニヨン50% メルロー50% アルコール度13% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1580円色はくすんだ紫。上澄みは赤紫。香りはブラックベリー、インク、枯葉、カカオ、カフェオレ、煙草?灰?味は渋味と酸味。余韻に渋味と軽い苦味。悪くない。渋味基調の正統派ボルドー。渋味に上手く果実感が乗ってて飲み応えがある。ボルドーファンならそんなに悪い評価はつけないんじゃないかな!?しかし味だけなら普通のACボルドーとの大きな差はあまり感じないかも。枯葉やタバコっぽい香りの印象のおかげで何とか“グラーヴ”ワインを名乗れる状態に引き上げられてるが、この香りもそんなに綺麗で明確なモノでもなく、下手するとチリのカベルネワインに近い様にも思えてくる。良くも悪くも普通のボルドーワインだな。でも1580円でそこそこグラーヴの感じが楽しめるワインとすれば、上出来な方だとは思う。値段相応。気分的には1300円位でいい気もしたが“グラーヴ”の土地のニュアンスを出そうと頑張ってる感はあるし、まぁショバ代として+280円・・・妥当なところか。
2009/01/08
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もらいもの 正月は日本酒も活躍 山形県 でわざくら(出羽桜) 桜花吟醸酒 火入れ(?) 出羽桜酒造株式会社 美山錦(精米歩合50%) アルコール度15~16度 参考価格:2680円(1800ml)気のせいか・・?チョコレートみたいな香りと甘味がする。試しにワイングラスに入れて嗅いでみた。気のせいだった。分かりやすいシンプルな味と香り。標準的な吟醸日本酒。でも妙に違和感が残ったので・・・思いつきで色々酒器を変えてみた。 1:左端のお猪口これだとあまり香り出ないな。甘味と苦味がほぼ同時。純粋に酒の味のみを楽しむならこれも悪くない。 2:左から2番目の盃こちらも香りは弱い。味は甘味より苦味が強めに出てきて、この酒の長所を殺され気味に。 3:真ん中のガラス器やっぱり気のせいじゃなかった。これだと何故か香りがチョコレートっぽくなるんだよなぁ。味も甘味が前面に出てきて、飲み口に重み(コク?)が出てくる感じ 4:右から2番目のワイングラスフルーティーな香り。よくある吟醸系日本酒。口当たりは水っぽいが、後から米の甘味が波の様に静かに迫ってくる。 5:右端の湯呑み香りはほとんど出ない。味は変に酸味を感じる。器で印象がかなり変わってくるのが分かった。オススメは3番か4番。酒器の胴体部が小さく絞られてると香りの出方が集束されるのか、甘い感じがチョコっぽい香りと風味に思えてくる。またはワイングラスの様に開口部を狭めて香りをこもらせる様にしないと、香りが散って水っぽいだけのぼやけた酒になっちゃうみたい。お猪口の場合は盃や湯呑みと違い、すすり込む様に飲むよりも一口で流し込む様に飲む事で味がストレートにまとまった。ツマミは和食全般OK。特にナマ物系魚介類と相性良し。例外として鍋物系は押しが強いので酒の味と香りを乱される傾向があるかも。漬物はあっさりした味だと酒に負けて口内の味がバラバラになるので、物によっては醤油をかけて味を調整しないと噛み合わなくなるかな。基本的にシンプルな味の酒なのでツマミもなるべくシンプルなほど良いと思う。値段相応。分かりやすい、飲み易い日本酒。酒器次第では評価がかなり左右されるかもしれない。★楽天検索 でわざくら 桜花 吟醸★
2009/01/06
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カリフォルニア ノース・コースト地区 ナパ・ヴァレー サターホーム・ピノノワール2006 SutterHome PinotNoir サターホーム・ファミリー・ヴィンヤーズ SutterHome Family Vineyards ピノノワール100% アルコール度13% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:800円色は濃い目の赤紫。香りはイチゴ、インク、カシス、シンナー?砂糖?味は甘味と酸味。余韻に苦味と甘味。味自体はそんなに悪くないけど、それでも全体的に軽薄な感じで飲み応えに欠ける。砂糖の様な単純な甘味が前面に出て、変に不自然さが目立つ。アメリカの安ワインってのは どうしても大味な傾向になるなwwあと、香りがハッキリしない。果実の香りだったり、油性ペンみたいな香りだったりで妙にのっぺりした印象。飲み進めていくと味の起伏も乏しく感じられ、のっぺりした香りとも相まってか どうでもいい味に変わっていく。↑では短所を強調してるかの様に書いたけど、一応食中のグラスワインとしてならそこそこ飲める方。何となく、ラングドックとかによくあるカリニャン主体のごちゃ混ぜ安ワインに近い。ガブ飲み用安ワインと考えれば飲み易さはあるし悪い所ばかりでもない。これはこれで豚肉系の料理にはよく合うと思う。フライドポテトにケチャップとマスタードでもいい。値段相応。ピノノワールと思わなければそれなり。標準的な軽めの味の安ワイン。
2009/01/04
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丑年だから、という理由で新年最初に飲むことにしました。牛のフィギュア付きだったので。 スペイン カタルーニャ地方 トーレス・サングレ・デ・トロ(赤)2006 Torres Sangre De Toro ミゲル・トーレス社 Miguel Torres ガルナーチャ(ガルナッチャ) カリニャン 割合不明 オーク樽熟成 アルコール度13.5% 輸入:サントリー株式会社 購入価格:1280円色はやや濃い目の紫。香りはブラックベリー、白胡椒、オレンジ、昆布?白砂糖?味は渋味と酸味。余韻に薄い渋味と薄い苦味。軽い口当たりで飲み易い。香りも特殊なことはなく分かりやすい味と香り。まぁ口当たりの軽さが全体に渡っていて、飲み易さと引き換えに飲み応えもかなり削られている感じがある。極端に言えば「葡萄味の緑茶」みたいなシンプル過ぎる軽い味で落ち着いちゃったかなと思う。アルコール度は高目だが味が強い事もないし、喉越しもあっさりで余韻も伸びてこない。時間経過でも変化は無いし、純粋に“飲み易さ”と安定感を追求したワインと考えれば、ある意味完成度は高いと言える。料理と一緒向けのワインだな。単独だとグラス2杯目途中から物足りなくなってくる。肉全般に合うと思うし、魚も生魚やあっさり系料理でなければ問題ない。(鯖の味噌煮とか悪くないかも)値段相応。飲み易いスペインワイン。特に悪い部分は無いが、ワインとしては普通。★楽天検索 トーレス・サングレ・デ・トロ★
2009/01/01
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