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スペイン DOバルデペーニャス ヴェンタ(ベンタ)・レアル・グラン・レセルヴァ(レセルバ)2005 Venta Real Gran Reserva ボデガス・フェルナンド・カストロ Bodegas Fernando Castro テンプラニーリョ100% コンクリートタンク発酵 樽熟成24ヶ月 瓶詰め後に瓶熟成36ヶ月以上 アルコール分12.5% 輸入:巴工業株式会社 購入価格:1024円色は澄んだ紫。香りはブラックベリー、アンズ、インク、カラメル、カカオ、アーモンド、赤身肉?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。悪くない。渋味は有るけど大分穏やかに。果実の香りに樽の感覚がほのかに乗り、綺麗な感じ。苦味の絡み方がいかにもスペイン。経年相応に落ちた渋味感が苦味と上手く合わさり、バランスが取られる。きちんと軽さが長所として活かされてる。味自体は、割と普通のレベルのスペインワイン。価格が価格だから、味の厚みとか香りの良さとか、そういうとこまでは無い。このヴィンテージのワインが約1000円で、今でもそれなりに美味しく飲めるというのが最大のウリと存在意義。普通ではあるが安いなりに程々熟成もしてて、渋味穏やかで飲み易く、かなり万人向けの出来。ガブ飲みも出来るし、じっくり飲んでもまあまあ。かつて飲んだ事の有る90年代のヴェンタ・レアル(当時でも980円位)よりも もう少し美味かった気がする。2005年はヨーロッパ全土でグレートヴィンテージっぽいから、この年の安ワインは総じて上出来。良い年の安ワインは、やはり何かしら期待出来るw。渋味は弱めなのでアブラはあまり要らない。肉なら鶏肉だな。シンプルな塩胡椒ソテー か チキントマト煮込み辺りが丁度良い。チーズやナッツ等の手軽なスナック的ツマミでも問題無い。値段相応。相応だが、これで約1000円なら文句は無いよな。ワイン自体の約1000円という価格に加えて「2005年」「グラン・レセルヴァ規格」という部分に付加価値を感じられれば、もう十分な、1300円クラス以上の仕事をしてくれる。★楽天検索 ンタ レアル グラン★楽天扱い3件 バッカスで1166円 アズマヅルで1190円 いしかわ で1382円赤ワインとしては約1000円。何らかの付加価値でそれ以上の上乗せ。
2016/06/30
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バッハじゃないよ、バックだよ。とセバスチャン的なキャラが注意w。 スペイン DOカタルーニャ バック・エクストリシモ・セミ・ドゥルセ・ブランコ2014 Bach Extrisimo Semi-dulce Blanco マシア・バック Masia Bach コドーニュ・グループ(販売?) Codorniu チャレロ80%、マカベオ20% オーク樽熟成6ヶ月 アルコール分11.5% 輸入:サッポロビール株式会社 購入価格:742円色は黄色がかった金色。香りはカリン、レモン、薄い蜂蜜、ビスケット、アンズ、ピーナッツ?味は甘味と苦味。余韻に苦味と薄い甘味。柑橘に蜂蜜、さらに何か粉をローストした様な香り。リースリングっぽい甘味の出方で、酸味はかなり控えめ。味がそのまま余韻まで伸びてきてる感じ。もっとハッキリ柑橘香が有れば、1000円位のドイツ・リースリングに思ったかも。甘口と言う程甘くはなく、まさにSEMI-DULCE(やや甘口)の表記通り。甘味の走り過ぎを苦味で抑えつつ、その苦味で余韻の甘味を演出する構成バランス。味を支える要素がシンプル過ぎて、飲んでて飽き易い印象は有る。香り出力も弱めで支援も頼りなく、起伏が平坦気味。 温度上昇で甘味と苦味の境目が曖昧になり、味が変に軽薄で単純に。 冷温で口当たりのシャープさを維持しつつ、口内の温度で軽さとキレをつくるべきか!? 温度上昇には思ったより敏感。ガッチリ冷やして飲まないと、より退屈な味に。 開栓40分の時点で一度、冷蔵庫のチルド室(0℃~4℃)に置いて20分経過。 香りに変化は無く、味はやや苦味が目立ってるかも。 やっぱり、ガッチリ冷やして開栓直後の味が一番美味かった気がする。開栓直後の、最初の口当たりの甘味は悪くなかった。そこがこのワインの最初で最大の山場。ワイン慣れしてない女性にはウケがいいタイプ。香り気にしなくていいのなら、コップに氷入れて注いで飲んでも良いし、炭酸水で割ってスプリッツァーにするのも良い。(ってか公式のイメージ画でまさにそういう飲み方を推奨してるねw)温度が上がると悪い意味で安っぽくなるので、温度・飲み方・タイミングには結構うるさいワインと思える。これは食中のグラスワインではないな。最初か最後の簡単なツマミに合わせて、短時間で少量(100ml弱)だけ飲むためのワイン。アヒージョとか、クリームチーズとか、ボイルソーセージとか、ワインの甘味を活かせるシンプルな味を。イタリアのカプレーゼにアンチョビーソース(又は少し多めに塩を振ったみたいなの)が最適。普段の食事に合わせるには、少々甘味がうるさく感じるかもしれない。あえて、値段相応。相応だが、ちょっと甘い白ワインが好きな人なら、1000円弱クラスの働きと満足度を期待出来る。ここは飲み手の好み と 期待する味の役目によってコスパが変わる部分だな。最初の1杯の最初の1口はそれなりに感心出来るが、それ以降は・・・・。
2016/06/28
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スコッチ ロイヤル・ウォーリアー(ウォリアー) Royal Warrior クオリティ・スピリッツ・インターナショナル社 Quality Spirits International スペイサイド産とハイランド産モルト、ローランド産グレーン アルコール分40% 輸入:広島中央酒販株式会社 購入価格:1058円香りはシンナー、杉、バニラ、梨?黒糖?アルコール感に木の香りが支配的。その中から甘い雰囲気のものが漂う。ピート香やスモーキーさはあまり無く、取っ付き易い部類。 【ストレート】軽い苦味と薄い甘味。口当たりの苦味が余韻まで伸びる感じ。軽さのおかげで飲み易さは有るものの、まぁ普通の安スコッチだな。 【ロック】香りは【ストレート】から変化無し。溶けた氷で余韻の苦味が薄れ、澄んだ甘味が流れる様な。これはそこそこ美味い。 【水割り】 ・酒1:水0.1溶剤感が穏やかになり、甘い香りが拡がり易くなった。【ストレート】時の軽さがさらに増し、飲み易さも向上。その分苦味も伸び易くなったみたいで、ちょっと余韻が綺麗にならない。 ・酒1:水1ん?香り弱体化。何かビニールっぽい香りになってる。でも味は軽快な甘味が拡がり、伸びてたはずの苦味を牽制。香りはともかく、味に関しては悪くないかも。 ・酒1:水3~4香り出力はさらに減退。でも【酒1:水1】の時のビニール香も薄れ、少し綺麗に。味は特に特徴無し。普通のウィスキー水割り。飲み易さ自体は有るが、【ストレート】をただ水で薄めただけ。オススメは基本的に【ロック】一択。水割りなら【酒1:水0.1】か【酒1:水1】。【ストレート】は割とどうでもいい。意外と(?)味がしっかりしてて、軽い味なりに美味さがハッキリしてる。スペイサイド産とハイランド産のモルトがメインとのことで、甘味の出方には見所が有る。ジョニー・ウォーカーの赤よりは美味いと思えるかな。値段相応。約1000円のスコッチ。飲んでて嘘が無い。ロックで飲むなら、ジョニ赤よりもオススメ。★楽天検索 ロイヤル ウォ リア★楽天扱い3件 あきさで1050円 走るモアイで1051円 ドリンクキングで1058円まぁ1000円だね。880円のスコッチより上、1280円のスコッチよりは下。もちろん好みと飲み方で、この辺の微妙な価格感覚は変動する。
2016/06/26
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山梨県 甲州市 シャトー・ジュン・甲州2015 Chateau Jun Koshu シャトー・ジュン株式会社 Chateau Jun KabushikiGaisha 甲州市勝沼町藤井産甲州100% 矢野貴士(醸造) ステンレスタンク発酵 アルコール分12% 購入価格:1857円色は非常に薄い黄色。香りは柚子、ライム、塩水、水菜、水飴、藁?小麦粉?味は酸味と苦味。余韻に苦味と薄い酸味。シンプルな味。これは良い意味で、いかにも甲州らしい味。柚子系の和の柑橘を軸に、ほんのりミネラル感を感じさせる様な香り要素。穏やかながらも主張する酸味に、控えめながらも伸びる苦味で、綺麗に果実感を出しつつもワインの存在感を演出。余韻の苦味がグンと伸びて、酸味を大いに引き立てる。元の酸味の出方は大人しい方だが、この苦味によってボリューム感を全面に展開。薄い味だけど、全体の味は不思議と(?)厚いものを感じる。抜栓40分以上(温度上昇)でも変化は軽微。(室温25℃、湿度57%)甲州ワインが好きな人なら大いに気に入ると思うが、この酸を支える苦味(旨味?)の厚みにしつこい(うるさい)雰囲気を感じる人もいると思う。甲州らしい薄いなりの良さではなく、強引に甲州をブ厚く仕上げた、みたいなイメージの違和感!?とはいえ、そこが このボリューム感の源泉だし、ここは好みの問題かな。総合的には上出来の甲州ワイン。良くも悪くも、とても甲州らしい甲州。単純に甲州ワインとしての味や香りの基礎がしっかりしてて、その上で独特の勢いと厚みが有り、飲んでて印象に残る。厚みを "しつこさ" に感じる時も有るが、そこはツマミ一つでどうにでも潰せる部分。3~5年程度寝かせて酸を落とせば、もっと旨味感を活かしたシンプルさ故の個性溢れる味になってるかも。これは和食向け。洋食に合わせるには味構成がシンプル過ぎる。塩焼き魚や塩焼き鳥に柑橘果汁がけ等、焦げの苦味も このワインなら むしろ味方に出来る。普通の白ワインに合わせる料理の決め手が「塩と油」なら、このワインとの料理の決め手は「塩と酸」。ポン酢の味とは絶対に相性が良いはず。湯豆腐、水炊き、水さらし玉ねぎスライスの鰹節和え等。洋食に合わせるなら、フルーツ(リンゴとかキウイとか)のケチャップとかを用いたものかな。バルサミコ酢を使ったイタリア系の前菜(タリアータやカルパッチョとか)ならイケる。一応、値段相応。相応だが、感覚的には1600円位の味わいレベル。1800円台は「シャトー・ジュン」又は「甲州ワイン」への興味が無いとオススメし辛い。2000円台超えたら「シャトー・ジュン」への興味のみ。楽天検索 シャトー ジュン 甲州楽天扱い約2件 バッカスマーケットで2160円 ふじまつ で2376円あくまで「甲州ワイン」が飲みたい、という人前提。それなら2000円弱もそれなりに分かる。2000円超えで品種にこだわりや目的が無いのなら、作り手の「シャトー・ジュン」への興味次第。シャトー・ジュンはその年の葡萄の出来によって、ワインのつくりを変える事がよくあるとこらしい。意図的にヴィンテージ差が大きくなる様で、そこがただ飲む以外の楽しみ方な部分なんだろう。
2016/06/24
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山梨県 甲州市 ロリアン・勝沼甲州2014 L'orient KatsunumaKoshu 白百合醸造株式会社 Shirayuri Jouzou KabushikiGaisha 勝沼町産甲州100% シュール・リー製法 アルコール分13% 購入価格:1468円色は薄い黄色。香りは柚子、塩水、レモン、リンゴ、酒粕?百合?味は薄い苦味と甘味。余韻に薄い苦味と薄く酸味を伴う甘味。結構美味い。味は苦味からの薄味型だが、余韻の酸味の中から旨味が伸びてきて、厚みを伴わせる。薄さと厚さの両立は良い甲州(シュール・リー)の特徴。なかなかクリアーな味わいだが、その一方でキチンとボディも感じる。スッキリしつつも、スッキリさの中に飲み応えを主張。万人向けに、バランスの取れたニュートラルな味。 抜栓10分程(温度上昇)で、味の出力がより明確になった気がする。(室温25℃、湿度50%) 温度上昇による味の出方の鈍り方(?)がボディとして感じられたのかな? もっと冷温だったら、よりシャープで繊細な方向の味を楽しめたのかも。 冷蔵庫から出して注いですぐ(7℃位)ならシャープに、 ちょっと温度が上がれば(10℃位)ややヘヴィに。苦味の張りや酸味の勢いは有りそうで、あまり無し。ただし、この辺は品種とつくりの特徴に、飲み手の好みでも どうにでも印象変わる部分。そこそこの美味さの甲州ワインが飲みたい人にはむしろオススメ。少なくとも、シャンモリの樽熟・甲州よりは美味い。単純に、とても良い出来の甲州ワイン。水っぽいだけで終わらず、ボリューム感もアピール出来てる。自分がそう思えるのは、それなりに甲州ワインを飲んで来たからかもしれないが、とりあえずこのワインは好きになれる部類w。「甲州ワイン」と言える範囲内で、しっかりした味わいを楽しめる。料理は鶏肉系のものが向いてる。さほどアブラに片寄らず、それでいて塩の味が上手く引き立つものといえば、鶏肉。この条件で言えば、サバとかブリなんかの白身魚の塩焼きの味とも問題無く合致。シンプルな洋食だけでなく、一般的な和食とも良い相性。意表を突いて(?)、クリームチーズ(またはカッテージチーズ)にオリーブオイルとハーブソルトのツマミに上手くハマると思う。(このワインに限らないけど)要は「塩とアブラ」の流れとバランスやなww。値段相応。約1500円、絶妙。サントリーのジャパンプレミアム・甲州とも十分闘える(むしろ勝ってる?)。日本の甲州の中堅どころに喰い込める実力を確かに持ってる。★楽天検索 ロリアン 甲州★楽天扱い4件 全店1836円 あー、1800円台・・・。この価格だと標準(埋もれる)かな。せめて1580円なら1000円台中盤勢力に豪快に斬り込めてたと思う。
2016/06/22
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山梨県 甲州市 フジクレール・甲州・シュール・リー・東渓2014 Fujiclair Koshu Sur Lie Toukei フジッコワイナリー株式会社 Fujicco Winery 甲府盆地東部の峡東地区産甲州100% シュール・リー製法 ステンレスタンク熟成6ヶ月 アルコール分12% 購入価格:1291円色は薄い黄色。香りはレモン、グレープフルーツ、石灰、酒粕、ローレル、グラニュー糖、アンズ、白胡椒?塩水?味は甘味を伴う苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と甘味。ほう、美味いやん。いかにもな白ワイン的柑橘香に、甘い雰囲気の要素がいくつも乗る。穏やかな流れの中に、きちんと果実味がバランス良く配置。どの要素も突出の無い、万人向けの落ち着いた味わい。苦味の中から甘味や酸味の起伏が顔を出す様で、控えめながらも主張を感じる味わい。そして、バランスの良さの中にあって、(甲州の味の弱さに欠点を感じる自分が)飲んでて全然弱いと感じない位しっかりした味。 15分程の時間経過(温度上昇)で、甘味が強まった気がする。(室温24℃、湿度55%) バランスは崩れず、むしろ味にボリューム感に近いものが生まれて飲み応えが増す。 冷蔵庫から出した直後(6℃前後)より、ちょっと高め(10℃弱)の温度が良いかも。甲州ワインだけど、甲州ワインっぽくない。柑橘感の出方や甘味の伸びが、控えめなのに目立つ。矛盾した言い方だけど、穏やかなのに勢いが有る。何か、イタリア(南部の日差しが強い地域の)ワインに近い雰囲気。各要素は甲州なんだが、その出方がアブルッツォやシチリアやら(或いはカリフォルニア)のイメージ。この辺は完全に好みと経験と直感の問題。それが悪いワケじゃない。甲州ワインが苦手な人に飲んでもらうのは良いが、このワインから甲州ワインの良さを感じるのは難しいかも。美味いから良いけど、良くも悪くも甲州ワインらしくないのが特徴か!?料理は何でもイケるな。塩の味はもちろん、味噌や醤油とも問題無い。イタリアっぽい雰囲気から、和食だけでなく、塩とオリーブオイルのシンプルな洋食とも合う。料理にもう少し(ホント少し)だけ甘味が欲しい、足したい、という時にこのワインが有ると綺麗にハマるかもしれない。値段相応。白ワイン慣れしてる人なら充分上出来と判断するはず。これで約1300円なら、サントリーやメルシャンの甲州よりもコスパは高い気がする。300ml弱残しで冷蔵庫保存し次の日(抜栓約19時間経過)香りは金柑、粉砂糖、柚子、酒粕、グレープフルーツ、セージ、ローレル、ラムネ?味は苦味と薄い酸味。余韻に苦味と甘味を伴う薄い酸味。2日目の方が初日より甲州っぽい香り。味も苦味の張りが機能してて、ややシャープな飲み口。味の幅は初日より狭くなってるが、その分本来の持ち味が絞られてきたみたいで、分かり易い味になった。「白ワイン」としては初日の方が万人向けに美味いのだろうが、「甲州ワイン」としては2日目の方が好き。線の細い味わいが、日本らしい繊細さを演出する。最初から2日目の味だったら、(それはそれで美味いけど)「普通のワイン」で終わってたかもしれないので、この変わり方で何も間違いは無いのだろう。2日目はより和食向けに特化。アブラっこいものでなければ大体大丈夫。初日はイタリアワインの代わりになれる味だったが、2日目は日本酒の代わりになれる方向に。2日目も値段相応。やはり上出来の甲州ワイン。結構気に入った。★楽天検索 フジクレール 甲州★楽天扱い2件 マキノで1286円 あきさ で1296円味の良さ・香りの拡がりにしては控えめな、良心価格。サントリーやメルシャンら大手と対等に闘える実力を持ってる。これでもう少し手に入り易ければ・・。マイナーなポジションが惜しいw。
2016/06/20
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ミュゼ・デュ・ヴァンシリーズではないアルプスの竜眼ワイン。スペックとしてはMdV・善光寺竜眼と同様の様だが、NAC(長野県原産地呼称委員会認定)マークが付いてない。NACマーク付とマーク無しの2タイプが有って、こちらは無い版という事か!? 長野県 塩尻市 信州産・地ワイン・プレミアム・竜眼2013 ShinshuuSan JiWine Premium Ryugan 株式会社アルプス Alps Wine 善光寺平産竜眼100% 低温でステンレスタンク発酵 フレンチオーク樽熟成5カ月(新樽率30%) アルコール分12% 購入価格:1278円色は非常に薄い黄色。香りはレモン、クリーム、バニラ、百合、ミント?生姜? 抜栓10分程で柚子の皮、ビスケット、キャベツ、銅、ラムネ、大豆、薄めた蜂蜜?味は酸味と薄く苦味を伴う甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。 抜栓20分程で苦味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に薄い苦味と酸味。MdV・竜眼と比べて香りは大差無いと思うが、味はちょっと粗いかも。以前飲んだのとヴィンテージは違うし瓶差も有るだろうから、気のせいとも思えるが。酸味がハッキリと出ており、樽熟による甘い香りが上手く味に幅を持たせている。全体では薄味傾向だが、粗い雰囲気ながらも酸の勢いが有り、これが独特の飲み応えを出す。味自体は悪くないけど、味の出方が どこか一直線な感じで、拡がりがない。個人的には これ位ハッキリとしてた方が分かり易くて嫌いじゃないけど、MdV・竜眼で見えた繊細さは何か弱い。 時間経過で妙に安っぽく変わっていってる様な・・。 柑橘要素が生臭い感じだったり、金属っぽい香りも出てきた。 味も果実感が衰え、変な甲州よりは厚みが有るものの、過度にニュートラルな雰囲気。 良く言えば少し熟成した白ワインみたいだが、これ飲み手に好き嫌いが出る味だと思う。瞬発力は有ったが、時間経過で落ちるのが早い。竜眼ワインの美味さは分かるが、竜眼ワインの長所は活かしきれてないっぽい。多人数で少量飲むなら この信州産プレミアム・竜眼で充分と思うが、少人数で1~2杯をじっくり飲むのならMdVシリーズの竜眼の方が繊細さと穏やかさが有ってオススメかも。基本は甲州ワインの延長で問題無いと思うが、甘味と塩味が合わさった料理が最適。シンプルな和食よりも、洋食の前菜向け。塩とオリーブオイルの組み合わせがいい。イタリア(例えばソアーヴェとか)の白ワインの雰囲気に非常に近い。ただ、同価格のイタリアよりも上出来のレベルと思う。値段相応。MdV・竜眼の方は+100円~200円だから、目的と好みに合わせて選ぶ事は出来る。今回のワインはMdVシリーズのマイナーチェンジ版と思って良いな。甲州ワインよりも、酸味やボディが明快なのが竜眼ワイン。個人的には甲州より好きなんだが、マイナー品種なのか、メーカーになかなか商品が無いw。
2016/06/17
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鳥取県 東伯郡北栄町 ホージョーワイン・白NV Hojyou wine White 北条ワイン醸造所 Hojyo Wine Jouzoujo 鳥取県北条砂丘産甲州100% アルコール分13% 購入価格:1166円色は綺麗な金色。香りはホワイトチョコ、ペパーミント、スイカの皮、おがくず、ポートワイン?高菜の漬け物?味は苦味と薄い酸味。余韻に苦味。ん~、普通?少し色合いが酸化したっぽい濃いめで、香りにちょっとヒネ香的なニュアンスが有ったが、これは状態異常ではなく元々こういうモノみたいだな。味は苦味基調で余韻も薄く、シンプル傾向。突出は無く苦味にしつこさは無いので、シンプルに「辛口白ワイン」として楽しめる。酸味が弱いが、それでも苦味のおかげで引き出されてる感じで、弱いなりに起伏を見せる。60分以上の時間経過(温度上昇)でも変化無し。(室温25℃、湿度55%)抜栓直後は少し気になったヒネっぽい香りだが、ここから強くなっていく事はないので、割りと早い段階で慣れる。そんなに強い出力ではないし、この程度ならまだ特徴と呼べる範囲内。以前飲んだ甲州樽仕込みから樽由来の要素を取っ払った様な感じ。味自体は悪くないが、(甲州慣れしてない)人によっては水っぽいだけと判断されそう。正直、白ワイン(甲州ワイン)としては色々足りないものが多いとは思う。柑橘香だったり、酸味や苦味の張り、余韻の厚みや伸び等、でも下手にバランスを崩される位なら、この小さくとも綺麗にまとまってる今のままの方が良いのかな?とも思える。今なら、この特殊な香りも、全体のシンプルさの中でアクセントとして必要なものだったのだろうと納得。ただ薄いだけの甲州よりは、この北条ワイン・白の方が飲んでて面白い。甘味よりも、酸味や旨味との相性が良いワインだな。塩や醤油ベースの和食なら問題無く、トマト系の料理なら洋食ともハマる。魚ならともかく、肉に合わせるには頼りない。値段相応。1200円弱、まずまずのところ。大手メーカーの1500円台甲州のワンランク下(?)。良くも悪くも薄味だが、冷温で苦味の勢いを活用出来れば、イタリアの同価格の白とも十分対抗出来る。★北条 ワイン 白★楽天扱い約5件 1270円~1343円 平均1280円前後 1升瓶が2650円まあまあ、納得の価格。日本の甲州ワインの中でもやや個性派。嫌いじゃない。
2016/06/15
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もらいものブログ書き始め(ワイン飲み始め)位の時期に何本か飲んだ事があって、懐かしくなったw ボルドー シャトー・バラン・ラルケット・ルージュ2010 Chateau Ballan Larquette Rouge ヴィニョーブル・シャイニュ・エ・フィス Vignobles Chaigne et Fils カベルネソーヴィニヨン55% メルロー28% カベルネフラン17% ステンレスタンク醸造 ステンレスタンクとセメントタンクで熟成12ヶ月~18ヶ月 アルコール分14% 輸入:株式会社 成城石井 参考価格:1700円前後色はやや濃い赤紫。香りはブラックベリー、カシス、インク、プルーン、革、鉛筆、緑茶、炭?味は渋味と甘味を伴う苦味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い酸味。う~ん・・懐かしい様な、でも自分の飲み慣れたボルドーと大して変わらん様なww・・。黒果実の香りに少し粘性を感じるものを追わせ、鉛筆系の青臭さを出す。渋味が軸だが勢いは軽めで、果実感も軽め。これは1000円ボルドーの流れですわ。カベルネ系らしい渋味の厚みよりも飲み易さ重視の、ガブ飲みボルドーの延長線上。流石に香りの質と味のバランスは1000円と言わず、1200円レベル並み。14%のアルコール度が、良くも悪くも水っぽい雰囲気をカバーして厚み補填しようとしてるのかもしれないが、余韻の底上げとか伸び補助とか、あまり上手くいってない。これはこれで、じっくりゆっくり飲んでも意外と(?)アリっぽいが、じっくり飲める程の深みは無し。とりあえず、抜栓100分以上の時間経過でも変化は無く、安定感は確かだった。まぁ、これは1000円ボルドーワインの一種。やや安っぽいなりに正統派で普通な雰囲気。普通なりに万人向けではあるが、ボルドーワインが好きな人、飲みたい人でなければ、積極的に手を伸ばす意味は無いだろうな。料理は、出来れば肉。肉の旨味と甘味がワインを大幅に支えてくれるはず。渋味は軽いのでアブラは控えめで良い。ローストビーフ、厚切りのベーコンのソテー、ベビーチーズとか、あっさりしてるか、塩味が程々に感じられるかのレベルが適任。1700円前後なら値段以下。9年前の2002年ボトルは約1200円代で妥当、と判断したが、今回の2010年ボトルもそんな感じ。自分の根本の好みと味覚が変わってないのか、9年自シャトーの味を変えずに維持出来てる作り手が凄いのか、断言は困難。自分の経験と照らし合わせて、ちょっと面白さが有ったが、こういう楽しみ方に普遍性は無いよね。精々1280円まで、もし1400円以上なら(競争に耐え得る)商品力は残念ながら無い。澱の量と出方から見れば、良いつくりのワインなんだろうけど、「普通」のレベルを超えてはいない。その上で500円程の値が上がったのは、ACボルドーでありながら、この6年前から変わらぬ印象の安定感が決め手か!?
2016/06/11
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山形県 寒河江市 銀嶺月山・純米酒 GinreiGassan JunmaiShu 月山酒造株式会社 Gassan Shuzou KabushikiGaisha 布宮雅昭(杜氏) 国産米、国産米麹 (精米歩合80%) 2016年3月製造 山形酵母使用 日本酒度 ±0 アルコール分 14 購入価格:1007円(720ml)香りは水飴、餅、蝋?香りは弱い。味は良いバランス。酸味の後から甘味が伸びてくる。余韻もあっさり目で、飲み易さ重視。良くも悪くも普通だな。口当たりの酸味は少し良かったが、そこから先が続かない。それはそれで万人向けではあるけど、特徴として見える部分が乏しい。 ★熱燗にしてみた★(湯呑みに150ml程注いで電子レンジ加熱) 酸味はやや減退したが、甘味にはふくらみが出てきた。 冷やの時よりは少し勢いが出たかも。 でも、冷やのあっさり感が好きな人はやらない方がいい。総合的には、「普通」の純米酒。普通なりに突出も大きな特徴も無く、万人向け広汎用の流れ。普通過ぎて飽き易い気もするが、逆にそこがこの酒の良い(間違いの無い)所か。料理は大体何でもOK。甘味が強い料理でなければ大丈夫。塩、醤油の味とは相性良く、酒の香りが弱いので、香りの強い料理とでも問題無い。値段相応。4合瓶約1000円の純米酒。奇を衒わない正統派。不味い事はないけど、普通過ぎてリピートする気が起きない。★楽天検索 銀嶺月山★楽天扱い約6件 1008円~1296円 平均1100円前後 1升瓶は2263円から「山形の酒」「月山酒造」のいずれか1つに理由が無ければ、買わんでもいいかな!?初孫が+100円ちょっとで買えるんだから、どうしても手を伸ばしにくいよなぁ。これはこの酒がつまらないと言うより、初孫の出来が良過ぎたんだろう。
2016/06/08
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ソーヴィニヨンブラン以外の品種のボトルも並んでたので買ってみた。ヴィンテージ表記が無く、公式サイトのラインナップ(?)にも無いので、実験作か何かか? ニュージーランド ホークスベイ ビッグ・バンチ・ピノノワールNV Big Bunch PinotNoir マッシヴ・ワインズ Massive Wines ビッグバンチワインズ Big Bunch Wines ピノノワール100% アルコール分13% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1058円色は澄んだ赤紫。香りはブラックベリー、イチゴ、土、昆布、枯葉、アンズ?チェリー? 開栓15分程で灰、ブラックベリー、インク、粉砂糖、紅茶(セイロン?)、イチゴ?カカオ?味は渋味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に渋味と薄い甘味。まあまあか。一瞬渋味を強く感じたが、これは一瞬で緩み、後から酸味がゆっくり追う。余韻は強くなく、味の延長で少し伸びるだけ。飲み易いピノノワール。香りのイチゴやチェリーっぽい雰囲気で、余韻に甘味のニュアンスが加わり、ソフトなキレを生んでくれる。良くも悪くも起伏がなだらかで、突出する味覚が無く、バランスの良さを感じる。ま、「普通」以上の感想は持ちにくいかも。果実感が強いわけでも渋味が滑らかというのでも全体に深みが有るのでもないし、香りもそれなりのレベル。安ピノとしての出来は良いが、値段自体の壁はどうしようもないw。 開栓15分程で香りの出方が変わった気がする。 やや無機的で粉っぽい雰囲気からベリー系果実が顔を出す感じ。 味の変化は無く、香りが変わった事で何か有ったとも思わない。万人向けの飲み易さが一番のウリ。渋味は有るが強くなく、酸味も甘味も苦味も程々で、香りも分かり易い流れ。以前飲んだカリフォルニアのブラックリッジ・ピノノワールに似てる。似てるがブラック・リッジよりも勢いが穏やかで、主張は大人しい。(そこが飲み易さの根幹)これは純粋に好みの問題。正直ブラック・リッジの方が美味いと思うが、自分はどっちも好き。料理は肉がいいが、渋味控えめなのでアブラはそんなにいらない。ある程度甘味が有るソースで味付けすれば、大体何でもイケる。タレ焼き鳥、ローストビーフ、焼き豚等、カリカリベーコン、大穴でウナギなんか良いかも。これはこれで値段以上。1300円前後は狙える。1058円なら十二分に上出来。もし、これで「ブルゴーニュ」の看板付きだったら1600円位でも納得しそう。(でも看板付きでもそれ以上は無理だな)300ml強残しで14℃設定のセラーで保管し次の日(開栓22時間経過)香りは黒糖、餡、甘草、アンズ、濃い紅茶、カラメル、カカオ?味は薄い渋味と酸味。余韻に薄く甘味を伴う薄い苦味。香りは比較的ニューワールドに近くなったが、微妙に高級感も出せてるみたいに。焦げた餡の様なニュアンスを出しながらも、そこからの甘草や紅茶の香りの雰囲気は良い感じ。味のシンプル化傾向は強めで、バランスと飲み易さは損なわれてないが、「普通」の印象は強まってる。やっぱり、味が浅いんだな。もちろんワインとしては何も不味い事は無いけど、初日の「良い意味での曖昧さ」が弱くなってる。まぁ2日目もそこそこ良い味。香りに関しては初日より向上した雰囲気も有り、味もある意味ニューワールドらしさが出てて、分かり易い。2日目は値段相応。初日に感じた1300円レベルの美味さまでは感じない。ニューワールドの1000円ちょっとレベルのピノノワールとしては十分美味いけど、やっぱりフランスと比べるとラングドックよりは美味いけど、ブルゴーニュの安ピノよりは下。劣化ワインとかもそうだけど、2日目の味でワインの真の格って決まるなw。ダメなのは2日目でヘタレるが、良い物は2日目も衰えず、場合に因っては美味くなる。で、このワインはと言うと、向上した部分も有るけど弱った部分も有る、「普通」wのピノノワールワイン。それはそれで、美味いワインなのは確か。約1000円、上出来。
2016/06/05
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なんか、ヨーロッパ(フランスやドイツ)で洪水らしい。フランスはパリやロワールがひどいみたい。 ニュージーランド ネルソン地区 オールド・コーチ・ロード・シャルドネ2011《2本目》 Old Coach Road Chardonnay サイフリード・エステート Seifried Estate シャルドネ100% 4割をマロラティック発酵 7割をフレンチオークとアメリカンオーク樽熟成(2~3年使用樽) アルコール分13.5% 輸入:アプレヴ・トレーディング 購入価格:1141円色は明るい黄色。香りはレモン、カスタードクリーム、ピーナッツ、グレープフルーツ、セージ、蜂蜜、レタス、ミント、シンナー?味は甘味を伴う苦味と薄い酸味。余韻に苦味と甘味。お、美味くなってる気がする。酸味が弱く感じられるのは前回もそうなので、これはヴィンテージの特徴だろう。柑橘と甘い雰囲気の要素が絡み合い、ちょっとの青臭さも伴う、なかなか。甘味と苦味が適度なバランスで口内を通る。こうなると弱い酸味もこのバランスの引き立て役みたいに思える。味自体が、それなりに美味さを主張出来る様になった?起伏や拡がりは、流石に値段なりだし、平坦と言うか、一面的。これはこれで安定感を担ってる部分でもあるし、一概に悪くも言えない。そこをカバーするための香りだったが、経年でカバーが要らなくなり、香りが底上げ要員に転換。元々味も香りも悪くなかったし、順当に熟成した結果だろう。ヴィンテージに左右される部分が大きい様だが、リリース5年程度で本領発揮するのが分かった。開栓60分経過でも変化は軽微で、安定を越えて信頼性が高い。前回飲んだ時と全体の印象はほぼ同じで、それでいて味の美味さは向上してる。料理は酸味が強いものでなければ何でも合いそう。酸味が弱いワインだから、酸味の補填が有った方が良いかなと思いきや、意外とそうでもない。酸味の強い料理に合わせると、甘味と苦味のバランスが崩れ易くなる。バルサミコ酢を使わないイタリア系アンティパスト、チーズでアクセントを付けたサラダとかが適任。値段以上。これなら1480円はイケると思う。自分の好みと、熟成の発展も込みでだが、なんか高評価。前回1500円を超えるとお得感が薄れると書いたが、今回飲んだこの味は、1500円でお得とは言わないまでも、損したとは思わせないレベルの美味さを感じられた。★楽天検索 オールド コーチ ロード シャルドネ★楽天扱い約6件 1458円~1933円 平均1700円前後 最低1458円以上からか。もう1200円未満で買える事は無さそうだが、評価が実力に追いついたと強引に納得すべきwか!?それでも1700円以上からは値上がりペースが早過ぎると思うが。こうなると1500未満のフランスが存在感出してくるのよね。
2016/06/02
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