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入り口のカウンターにずらっと、長野の地酒など並んである。

高めの部屋だったからか窓際。テーブル間は離れているので気にはならない。
山もだいぶ暗くなってきた。
北信濃風春の献立。綺麗に洒落て並べてあった。
お品書きはあるが、家族経営の小さな宿で、若主人が料理の説明をして、女将が料理担当で出来たてをはこんでくる。
食前酒は葡萄酒、飲みやすかった。
ビーツの芋生酢は、すっぱめシャキシャキ、酒に合う。
角皿:
リンゴ酢のサラダいろいろは、赤カブ、ブロッコリーなどいろいろ入って甘酸っぱい。
合鴨スモークりんごソースは、鴨の風味と燻製の風味よくやわらか、豆はくたっと、リンゴソース甘めで合う。
山菜スティックの介子酢味噌は、こごみ、セロリ、パプリカ、ピーマンと新鮮しゃきっと、酢味噌が合う。
紫大根生ハム巻はハムしっとり、アイスプラントはぷちっと水っぽく、蕪 ズッキーニていねい。
どれも酒の肴に合って、見た目も味も良かった。
牛乳豆腐 柚子味噌 けしの実は、とろっと濃厚な牛乳風味の豆腐でケシの味が香ばしく、柚子味噌もこってりで合う、とてもおいしかった。

刺身:
信州サーモンはしっとり脂がのって味もよく、筍アロエベラは筍シャキッとあまみあり、ベラは多肉植物でいろいろ薬効があるらしいが硬めの葉っぱ、紅たで大根は小さめで新鮮シャキッと、ホウレンソウのピューレで、どれもとてもおいしかった。
生湯葉ゆずこしょうは、とろっとこってりツンと酸っぱく杏仁もアクセント、とてもよかった。
おらほビール 千曲川のスケッチは、ちくまがわは長野での信濃川の名称で、千曲川のスケッチで島崎藤村の写生文らしい。ゴールデンエールで、黄金色、ホップの香りよく、しっかり味だが飲みやすくて、とてもおいしかった。800円。

十六穀米スープ ドライベジタブルは、熱々とろっと米の風味のやさしいスープに米粒いっぱいとろとろ、ドライベジタブルもカリッと。とてもおいしかった。
カウンターの酒から、渓流 朝しぼり 出品貯蔵酒1合750円。大好きな渓流 どむろくの酒蔵なので。朝しぼり渓流のもろみを長く熟成し、アルコール度20%まで高め、すぐに氷冷熟成させた生原酒。辛めしっかりめだが、まろやかですっきり、飲みやすく、めちゃおいしかった。

ここから春の天ぷら。
女将が揚げたてを、急いで、各テーブルに置いていく。同時スタートで部屋数がすくないことがなせる技。
独活(うど)は、若芽のところ、ちょいにがの山菜風味で、熱々さくっとからっとあがってよい。
蕗の薹は、ちょいにが風味よくとてもおいしい。

こごみは風味よく。
まこも筍はしゃきっと。

信州りんごは甘めでさくっと。
どれも揚げたてで風味がよく、とてもよかった。
大岩魚のジェノバ風ソース 長芋椎茸 ミニキャロットは、イワナのフライにバジルとオイルのソースでこってりめ、上に長芋椎茸、ニンジンのフライがからっと。
洋皿かな。

牛ヒレと冬瓜のお吸い物 独活 人参ディルは、ヒレはやわらか味わいあり一切れ、冬瓜くたっと、あとニンジンと独活、あぶらみのある澄まし。とてもおいしかった。
チーズの茶椀蒸し トマト・ねぎ入りは、トマトはジューシーで甘く皮もとってあり、茶碗蒸しはしっかりめ、おいしいし、面白い。

外は真っ暗、庭の木のライトアップと遠くに長野の夜景。
ここで、外のデッキに狸登場。太ってた。
さらに、老主人も登場し挨拶していく。満山荘ワールド全開。

野沢菜茶漬けは、しみしみの海苔茶漬けで、風味よくおいしかった。
結構はらくつい。揚げ物や濃い物系多いからなあ。
柚子シャーベットは、あっさりとすっぱく、果肉入り、りんご赤ワイン煮はくたくたに甘く。
以上、1時間40分ぐらい。
地のものをつかって、基本は田舎和食の創作料理で見た目よく、手も込んで、どれもおいしく、品数も多く、すばらしかった。
部屋に戻る。外は真っ暗、下の街灯ぐらい。遠くに長野の夜景、月。

夜のお風呂へ。暗くてちょっと恐いが、風情がある。
露天からは夜景が遠いがみえる。山は真っ暗。
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