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早いもので、あの日から2か月。手術痕はほとんどもうない。皮膚にかすかにそれとわかる小さな印が、残る程度。今でも急に、腫瘍がご機嫌ななめになる時もある。でも術前の不快や不調、激痛や不安と比べると、全然、こんなの、痛みや恐れのうちに入らない。だからあの日が、夢だったかのように、遠い昔に感じてしまう。毎晩ベッドに横になったら必ず、お腹に手を当て確かめてみる。これ以上は放置できないギリギリの所まできてしまった私のいくつもの腫瘍たち。触ればすぐにそれと判るほど、かなり大きく歪に育っていたが、日に日に、片手の中におさまるほど徐々にサイズが変化してるのが判る。間違いなく手術は、受けて成功だった。本当の答えは、数か月後の精密検査まで出ないけれど、前のような煩わしさが、少しずつ減ってきているのを感じている。前に踏み出す勇気、もってよかった。何事もうまくいかないで停滞してると感じる時は、一度立ち止まるか、思いきって別の方向に舵を切るか・・・・・・そのうえですべては自分のカンを信じ、時期を逸することなく動く。これに限る。★ ★ ★ ★ ★今日のちょっと長めのひとこと。「朝靄の早朝、雲海の山を望んで深呼吸。猫びたいガーデンで土いじり。町が起き出す前の時間、独り占めしたような快感。」
2016.05.29
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スーパーの花売り場の片隅に、値下げのシールを貼られあまり誰の目にも付かないような置き方をされた数個の鉢植え。見れば、ほわほわの赤い毛が、等間隔にやや黒みを帯びてまるでトラ猫の尾っぽのようなリアルさを醸している。色味が変わりつつあるから、たった100円になってしまったそのキャットテイルを一鉢、かわいそうだからレスキュー。帰りついたのは、ちょうど日暮れ前の、心地好い風も感じる時間帯。いつもなら、慌てて姑に出す夕食を作り始める時間だが、入院して居ないのでこんな夕方も珍しい。この時間の楽しみを、味わう好いチャーーンス! 骨折って手術を控える姑には悪いが、今のこの貴重な自由時間、思い存分満喫させてもらうことにする。一応、首周りに熱中症予防の冷やしタオルを巻き、帽子をかぶり手袋とマスクをして気分は、猫のしっぽカエルの手。京都大原のベニシアさん級にやる気みなぎる。休眠中のプランターの固まった土を、思いっきり手でかき混ぜる。ああ、幼稚園児の頃の自分がよみがえる。このニオイ、このひんやりとした懐かしい感触・・・・・・きっと今、泥団子とか作ったら、どハマりしてしまいそう。そのくらい土いじりは、なんだかとっても新鮮で・・・・・夢中になりすぎて、100均製の薄々手袋を突き破り、爪の間に土入ってるし♪ああでも、こんなことももう何年とないことだ。子供もいない私が、無邪気に猫の額ほどのベランダガーデンで、こんな歳になって今、野生に戻ることなんか。この作業をする度思う事だが。今回もまた、物言わぬ植物の【健気さ】に、心つかまれた。だいぶ前、これまたそのシルエットが猫の背中を思わせる見事な丸を描いた芝の塊が花屋の軒先に売られてて。ほぼ衝動買いで、一個を手に入れ、私が帰省してる間に枯らしてしまった。それに、凝りもせず最近まめに水をあげていた。見た目は茶色で枯れたまま。さすがにもうダメなんだろうと思い、この時捨てようと持ち上げてみたら。なんとなんと! 底の方に、ひょろりと緑の若草が生えてるじゃないか!まだ禿げおやじの頭にも劣るけど、今植え替えて育て直したらもしかするとまたあの時のようにふさふさに芝が丸い山を作ってくれるかも♪鉢植えで買ったゼラニウムも、隣の鉢の空き地に勝手に子供を増やし、キレイな花をぽんぽんつけている。これだから園芸は、やめられない。この植物達の生命力の強さを見る度、何事もすぐに諦めてはいけないと心を正すきっかけになる。水や光がそこに注がれれば、どんなに困難な状況でも必死にそこを求め生きようとするし、こうして周りを笑顔にしてくれようとする。私も負けてはいられない。姑の手術が迫り、術後、退院後の彼女との暮らしが、これまでとどれ程変わってしまうのだろうとか、いろいろと心配事もあるのだが。どんな事になろうとも、光を求め潤いを求めふたたび花が咲くと信じて、枯れずに腐らずに辛抱強く生きていくしかない。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「久々に兄弟で飲んでそろってあっという間に爆睡・・・おつかれ!」
2016.05.19
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さすがに今回は呆れすぎてもう、怒る気さえ起きない。【その事】を知った瞬間、地球一周分超高速で怒りが駆け抜け、勢いつきすぎて宇宙の彼方に飛んでった、みたいな。かなり大げさだが、このくらいの呆れ方と憤りとが入り乱れまくりの今。かと言って激しく怒ることさえ、もう無駄。何をどう、何万回強い口調で言ったところで、このトラブルメーカーに響く言葉が、残念ながら、この国には、ない。我が姑様が、ついにやらかした。あれだけさんざん、もしそうなったら次はないぞ!とダンナや私から繰り返し警告されていたにもかかわらず・・・・・・ものすごい音がするほどの見事な大転倒。それも転倒防止体操やったその日の、デイケアの帰り支度の最中に!施設長が本人にどうしたのか?と聞いても「わからない」と言い、私が施設長から当時の様子を聞く限り、間違いなく注意力に欠ける姑のちょっとした気の緩みが、大ケガを引き起こしたようなもん。帰宅早々、突然の電話に息つく暇もなく、そのまま施設長と本人を追いかけ救急救命センターに走る。ついこの前まで、私が、術後の様々なリスクに怯え、安静にしなきゃいけない立場だったのに。やっと今月から、普通の状態に戻ったばっかりで、もうこんな仕打ち!!私が一体何をしたというんだ? なんでいつも私ばっかりこんな役回りに・・・自分が長男の嫁それも姑と同居した時点、いや厄介な彼女が姑だった時点で負けてると言うか、私のくじ運の悪さと言うか・・・とにかくもう、私がたぶんすべて悪いんだ。ERの新米ドクターの説明で、CT画像を見せられたとたん私自身や実母のCTを山ほど見すぎて、医療ドラマ好きすぎてにわか医療の知識がついてしまってるもんだから、すぐにそれがマズイことになってるのは解った。当直医の話が解ってはいるけど、あまりの衝撃展開に頭の上を医療用語がつるつるツルツル滑ってくような妙な感じの中、気づけば「入院です」「手術ですね」みたいな激流が押し寄せ、私のもとに人が入れ代わり立ち代わりやってきて、繰り返し同じような質問をされいつの間にか手には入院のご案内の一式が・・・・・・仕事終わりで駆け付けたダンナと共に、正式な病名を担当医の説明で聞く。そんなわけで、デイケア先から家に帰ることもなく、そのまま緊急入院した姑。翌日。入院手続きを終え、必要雑貨と飲み物差し入れを持って病室を訪ねると・・・・・・三年前の悪夢(自宅で二か月間完全介護の寝たきり生活)がよみがえってきた。あの時と同じように彼女は、ベッドに仰向けに口をぽかんと開けたまま目を見開き、まるでカエルの開きみたいな恰好で、硬直してた。もう死んでるのか?と、一瞬疑ってしまうような、呆けっぷりが既にホラー。その後、延々と支離滅裂な会話が続き・・・・・・手術まで日があるが、まさかまさか・・・今度こそ、手術前にボケてしまうんじゃないかしら?という恐怖感。幸い手術自体は高齢者によくある転倒のものだから、命にかかわるものでもなく活動域は落ちても、リハビリ次第で歩けるようになるらしいから、ぜひとも寝たきりだけは避けたいのだが。本人がこんなんじゃ、先が思いやられる・・・ああ、もう、最悪!この人、ようやく穏やかな日々になると、いつもこうして嵐を起こす。もうこれっきりにしてほしい。けどしばらく我が家はダンナとふたりきり。夫婦水入らずが戻るわけで。その分のストレスはなくなったけど、これからひと波乱ありそうで安心できない。すべては彼女の気分次第。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「ダ〇エー碑文谷閉店・・・第二の故郷の想い出の場所が、またひとつ消えた。」
2016.05.14
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ボスの粋な計らいにより。結局、まるまる1ヶ月も休養させてもらった。自分の都合で気まぐれに、ちょこちょこっと小銭を稼ぐ程度しか働いていないハケンの身なのに。完治しない持病と要支援の老婆を抱えて、ナンダカンダで労働者としてはデメリットの方が多い弱い立場なのに。おそらくこの人の下でしか、私は雇ってもらえなかっただろう。この10年近く、変わらず私を必要としてくれる人たちが居てくれることに感謝したい、心から。術後の痛みや不快感・倦怠感も、徐々に消えてきた頃、ちょうどのタイミングで仕事の依頼の連絡をくれた。さすが、ボス! 自分の部下のこと、ちゃんと見えてるんだなー。おかげで、すんなりと職場復帰。心配した体調の急変もなく、なんとか気合で無事1日目を終えた。これからも。いや、ここからふたたび私にできることを、精一杯、こつこつ真面目にやるだけだ。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「洗濯物いっぱいで、終わりが見えない・・・衣替えの時季ですなあ。」
2016.05.04
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