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靖国神社参拝を中止した昭和天皇の発言メモをめぐるさまざまの意見の中に、「大御心」という言葉が使われたものがあった。たとえば、小沢一郎氏は「ひたすら国民の幸せを考えておられた昭和天皇のことを思い浮かべながら、大御心を感じている」と述べたそうだ。「大御心」という言葉は、与謝野晶子の有名な詩の一節を思い起こさせる。 君死にたもうことなかれ すめらみことは 戦いに おおみずからは出でまさね かたみに人の血を流し 獣の道に死ねよとは 死ぬるを人のほまれとは 大みこころの深ければ もとよりいかで思されん昭和11年生まれのボクは、国民学校4年生の夏に終戦の日を迎えたのだが、それまでの間、『大御心』という言葉を聞くときには常に直立不動の姿勢をとっていたのではないかと思う。この単語の前には、間髪をいれず姿勢を整えるべき「畏くも天皇陛下の・・・・・・」という言葉があったからだ。その頃からすれば、今は、小泉純一郎氏のように「陛下にも様々な思いがおありになったんだと思う。」などと言えるのだから、結構なことだと思う。もう一つ。ニューヨークタイムズ7月22日の電子版に掲載された論説"In the Hearts of Leaders"は、次の1節で終わっている。"The emperor almost certainly committed war crimes himself, which were ignored only because of the exigencies of the postwar era. But apparently this elderly product of an imperial age had more room in his heart for doing the right thing than a self-styled modern reformer, international leader and Elvis lover. "
2006.07.31
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今日、ご近所のAさんご一家が、マレーシアに移住するため出国された。30代後半のAさんご夫妻とSクン(小学3年)とKクン(幼稚園年長組)の4人のご家族。数年前から、ときおりご家族で海外旅行をしておられたし、以前から計画しておられたことのようだ。会社を辞め、一家を挙げて異文化の中へ移り住む決心をされるまでには、さまざまの葛藤があったことだろう。それを乗り越える心の若さと強さがうらやましい。2年前のこと、小学校で地域の大人との交流行事があって、ボクが、何気なく1年生の教室へ入るとすぐ、「このオジチャンを知っている!」と声がかかった。その頃、通学路に接して住宅の工事現場があって、たまたま下校時間の頃に、現場のオニイサンと打ち合わせをしながら、子どもたちの誘導をしていたのを覚えていたらしい。それが、当時1年生のSクンだった。その1年後くらいから、子どもたちの見守りをボランティアで引き受けることになったのだが、ボクの場合、その引き金の一つは、Sクンの一言だったと言えよう。2学期からは、朝、公園に集合する子どもたちの中にSクンはいない。自転車の補助輪外しに成功した弟のKクンの姿を見ることもない。もしかすると、彼の地の日本人学校のHPに登場するかもしれないのでそれを楽しみにして、今は、小さな二人とAさんご夫妻の前途の平安を祈ろう。
2006.07.27
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総理大臣が靖国神社に参拝すべきでないと考えるのが、外国から言われたからだけではないことが、ましてや、外交問題などではなく日本の内なる問題であることが、ここ数日、かなりはっきりとしてきたようだ。当然のことである。この機会に言わせてもらいたいのは、総理大臣が靖国神社に参拝すべきではないのは、A級戦犯が合祀されているからだけではないことである。あの戦争の頃、国民学校生であったボクにとって、靖国神社というのは、「醜の御盾」として戦場で喜んで死ぬべき決意を植えつけられる仕組みだったような気がする。もちろん、日本という国が、あの頃のような「軍国」になるとは思わない。また、戦場でなくなった方々を追悼し、再び同じ犠牲をもたらさない決意をすることは大切である。しかし、その場が、あの頃と同じというのはいかがなものだろうか。
2006.07.21
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ここ数日、下校時の通学路の途中の信号のない横断歩道で、子どもたちの見守りをしていた。すぐ近くで建物解体工事中なので、念のためだ。もちろん見ているだけではない。自動車に合図して停まってもらうこともしばしば。ところが、子どもたちは、ダレも手を上げて渡ろうとしない。だらだらと渡ったのでは、メリハリがないし、せっかく停まってくれている自動車に対して愛想がない。子どもらしくない。おそらくそのように教えられていないのであろう。この地域だけのことなのだろうか?それはともかく、いつ頃からのことなのかわからないが、自動車の方も横断歩道の手前で停まることがなくなったように思う。道路交通法では歩行者の優先が定められているはずだが、歩行者が渡り始めないと、停まってくれないようだ。また、信号が飛躍的に増えたわけではない。予算がないという話を聴いたこともある。また、横断歩道を新設する場合、これまでからある横断歩道との距離が短いと新設が認められないという話も聞いたことがある。こちらは、予算の問題ではなくて、自動車交通の円滑化のためだそうだ。信号と横断歩道が増えない状態では、自動車交通が優先されて、子どもや高齢者といった交通弱者と自動車との間の緊張が高まらざるを得ないように思う。せめて、横断歩道における歩行者優先義務違反の取り締まりに力を入れてほしいものだ。
2006.07.20
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あと3日で夏休みという今朝の集団登校に、2年生のKクンが帰ってきた。Kクンは小柄にもかかわらず敏捷で脚も早い人気者なのだが、ここ3週間くらい休んでいた。5年生のお兄ちゃんS君に聞くと風邪をこじらせて入院したのだが、先週の終わりごろ、S君が「Kは今日退院する。」と教えてくれて、「もうすぐ夏休みだから、学校は2学期からかな?」などと話していたのだった。Kクンは少し照れながらもうれしそうだ。Kクンのいなかった朝の公園はまるで活気がなくて、見守りのボクにしても、しゃがみこんでボソボソと草抜きをするほかなかったのである。2学期には、元気な頃と同じように、お兄ちゃんだけでなく、ほかの5年生や3,4年生の男の子を巻き込んで、オニゴッコなどをして、集団登校出発前の公園を駆け回ってくれるであろう。よかった!よかった!
2006.07.18
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11日付のニューヨークタイムズは、Japan Finds Still Harsher Words for North Korea's Missile Tests の見出しで、最近の日本政府高官による先制攻撃に関する発言についての署名記事を掲載している。この記事の終わりの数節は次のとおり。Some analysts say the main target of Tokyos comments on the North may have been domestic public opinion, as Mr. Abe tries to set himself up as a strong leader to replace the popular Mr. Koizumi. "The public thinks Japan needs to be able to respond to this kind of threat," said Tadasu Kumagai, a private military analyst who has written several books on regional security. "This is a chance for Mr. Abe and others to get public support for building a regular military."なお念のために、見出しに使われた"harsh"を調べてみると、どうもnot niceのニュアンスを含めて使われる言葉のように思われるのだが・・・・・。
2006.07.12
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先日、集団登校集合場所でのこと。公園のとなりのMさんちのHちゃん(幼稚園年少組)が駆け込んできた。Hちゃんのお姉ちゃんのKちゃんは1年生、いつもお姉ちゃんを見送りに来る。そのH ちゃんが、ボクに「ヘビがいるから来て!」という。急いで見に行くと、近くの道路わきのブロックの隙間からミミズが出てきて、Kちゃんがそれをみている。「ミミズだよ。大丈夫!」といってやって公園に戻ったのだが・・・・・。それはそれとして、Hちゃんが駆け込んできたとき「オジイサン!ヘビが・・・・・!」といったような気がして、いささか複雑な心境になっている。孫たちから「オジイチャン」といわれるのには何の抵抗も感じない。立場がそうなんだから・・・・・。でも、高齢の男性という意味の「オジイサン」と呼ばれると、いたし方ないとはいえ、気持が少し揺れる。女性のオバアサンも同様(以上?)だろう。そういえば、先日も、自転車で買い物に行く途中、少し離れたマンションの顔見知りの小学生(2年生くらい)と目が合ったとき、その男の子が「???ジイサンや!」といった。すぐ通り過ぎてしまったし、???の部分は聞き取れなかったのだが、ボクはナニ?ジイサンなのだろう。もしかすると「???ジジイ」といったのかもしれない。その子にまた出会えば聞いてみようかなと思うのだが、子どもは正直で、それゆえに残酷なときもあるから、正直なところ、少々、気後れ?もしているのである。
2006.07.11
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テポドン2号の最大射程距離は6700キロ、ノドン1号は1300キロ、スカッドB・Cミサイルは射程距離300~500キロであり、いずれも、ピンポイント攻撃用ではなく、都市もしくはある程度広い範囲の地域への攻撃を想定した弾道ミサイルだそうだ。つまり、このミサイルは自国内の戦闘で使用するものでないことはもちろん、先制もしくは報復のために相手国を直接攻撃するためのものだ。このような弾道ミサイルを、開発実験のためではなく、「訓練の一環」として発射する北朝鮮の行動が非難されるべきであることは明らかだ。一方、アメリカが、日本海に原子力空母をはじめとする強力な戦力を展開していることにも注意する必要があると思う。アメリカという国も、一つ間違えば先制攻撃を躊躇するような国でないことは明らかだし、緊張が高まった状況の中では、いずれかの側からか、偶発的な形をとった先制攻撃が行われる可能性も強くなるであろう。このたびのミサイル発射は、必ずしも日本の方向に向けて行われたものではないとも思われる。北朝鮮の行動は非難されるべきであるが、あたかも、みずからが攻撃を受けたかのような非難や制裁が事態のクールダウンに役立つのであろうか?
2006.07.06
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