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2012.04.21
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カテゴリ: ドラマ
テラビシア



監督 ガボア・クスポ
出演 ジョシュ・ハッチャーソン アナソフィア・ロブ ゾーイ・デシャネル

 以前、「イエスマン“イエス”は人生のパスワード」で、ヒロイン役だったゾーイ・デシャネルに魅せられてしまったので、彼女を追って、この映画を見てみました。
 後から知ったのですが、キャサリン・パターソンという児童文学作家の原作で、アメリカでは、非常に有名な作品だそうで、映画化は2回目だそうです。

 田舎町に住むジェス(ジョシュ・ハッチャーソン)は、5人姉弟の真ん中で唯一の男の子、仕事に忙しい父と、娘にかまってばかりの母のため、絵をかいては空想にふける孤独な少年でした。
 ある日、同じ年の女の子レスリー(アナソフィア・ロブ)が、隣に引っ越してきます。運動も勉強もでき、男勝りな子でしたが、少し変わりものでした。
 作家の娘で、お話を作るのが得意なレスリーと、空想の絵が得意なジェスは仲良くなり、家の近くの川をロープで飛び越えた森の中に、自分たちだけの国“テラビシア”を空想して遊んでいました。
 ジェスが密かに憧れている音楽のエドマンズ先生(ゾーイ・デシャネル)に、美術館に誘われ、レスリーも誘おうか迷った末に、彼はひとりで出かけます。その時、悲劇が起こるのです。


 “テラビシア”は、最新のCGを駆使して映像化されていますが、それはジェスとレスリーの空想の域を越えず、彼らの秘密の遊び場である森から出ることはなく、彼らは夕方は必ず家に帰ります。
 この物語は、ひとりの少年が、悲しみを乗り越え、1段階大人へ近づいていくための成長物語だったのです。
 ジェスは、学校では、親しい友人もおらず、上級生にはいじめられ、家でも女兄弟たちに囲まれて、自分の居場所が見つからない、そのため、夜中のベッドの中で、ひとり空想にふけっている少年でした。
 ところが、同じく空想好きであるにもかかわらず、レスリーは非常に活発な少女でした。そのレスリーに引っ張られる形で、今までひとりで、内にこもって想像していたジェスは、“テラビシア”と言う舞台を得て、その想像力を外に向かって発揮することを覚えるのです。
 だから、深い悲しみを乗り越えて、ラストの彼は、前向きな行動に出ることができるのです。(どんな悲しみで、どんな前向きな行動なのかは、ネタバレになるため秘密です。)
 この後、彼が絵が上手なことが先生にも認められたこともあり、ジェスは自信をもって前向きに進んでいくことでしょう。そんな物語なのです。

 ところで、お目当てのゾーイ・デシャネルですが、先生役ということもあり、出番も少なく、ちょっと残念でした。
 しかし、レスリー役のアナソフィア・ロブが、非常に魅力的でした。以前、このブログで、「ウィッチマウンテン/地図から消された山」を紹介しましたが、そこで、宇宙人の少女サラをやっていた子です。目がクリクリっとした大変魅力的な子です。「チャーリーとチョコレート工場」の生意気なガム少女の時は、わき役ということもあり、あまり魅力を発揮できませんでしたが、この映画では、その魅力をいかんなく発揮しています。今後楽しみな子です。(だから、この映画の結末は実は大変不満です。なぜ不満なのかは秘密。)
 また、ジェス役のジョシュ・ハッチャーソンも、今後楽しみな子役です。「ザスーラ」、この映画、「センター・オブ・ジ・アース」と着々とキャリアを重ねつつあります。今、「センター・オブ・ジ・アース」の続編が公開中ですよね。前作から引き続いての出演で、活躍しているようです。





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Last updated  2012.04.21 07:37:55
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