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2013.06.22
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カテゴリ: サスペンス
test10-1



監督 エリック・ワーセンバーグ

 またまた、いつものレンタルビデオ屋で見つけた日本未公開のB級映画です。

 大学の冬休みにロブとグレッグは、2週間で3150ドルの報酬を得られるという治験モニターに参加します。
 彼らを含む老若男女10名の被験者は研究施設に入り、24時間監視され、定期的に新薬を投与されていきます。
 排泄物の検査などもし、穏やかに始まった治験ですが、日が経つにつれ、次第に被験者の様子が変化していきます。

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 はっきり言って、ありがちな、実験系のシチュエーション・スリラーなんですが、意外と面白かったです。
 僕が気に入った点は、薬の効果というか、被験者の皆さんがドンドン変化していくことが非常に理に適っているところです。
 彼らが投与される薬の効果はただ一つ、体の治癒力を飛躍的に高めるということだけです。つまり、普通の人間を皆“ウルヴァリン”あるいは“破面(アランカル)”にしてしまう薬ということです。(余計わからない人のために注釈をつけておきます。)

      の骨にアダマンチウム(架空の超合金)を注入する手術にも耐えられたし、戦いの度
      に手の甲から刃が出てくるのにも耐えられるのです。
      また、“破面(アランカル)”というのは、久保帯人の漫画「BLEACH」に出てくる、
      ホロウ(悪霊)に死神の力を融合させた、死神である主人公たちに敵対する悪役で、
      基本能力として、傷をすぐに自分で治してしまう“超速再生”という能力を持っ
      ているのがいるんです。
 そして、そこから派生する効果がとても面白くて、「なるほど!!」と思ってしまったんです。
それは、汚いものや危険なこと、怖いことなどからの嫌悪感がなくなるということです。
 劇中で博士(この博士が意味なく美人で色っぽいです。)から説明されるんですが、傷ができても秒速で治ってしまうようになるので、けがをすることは怖くないし、ばい菌など全く恐くなくなってしまうというのです。
 薬の投与回数を重ねるたび、それがだんだんエスカレートしてしまい、とうとう、とんでもないことになって、制御不能の状況に陥ってしまうのです。
 「なるほどねえ、うまいこと考えたなあ。」と感心してしまいました。(ただ、ネットでこの映画を紹介している数少ないページを見てみると、「嫌悪感がなくなる薬を投与され……」とか、「薬の副作用で……」とか、「頭がおかしくなってしまって……」とか、劇中でしっかり説明しているのにもかかわらず、この辺をカン違いしているものが少なからずありましたので、気を付けてください。)

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 ただ、1つのアイデアが、どんどんエスカレ-トしていって、収集つかなくなってしまうという展開が気に入ったというだけです。
 そうそう、あのロブといい仲になる看護学生の子の死に方もアイデアを生かしていてとても気に入りました。(死んだのが気に入ったなんて、なんて不謹慎な!!!と、自分で突っ込んでおきます。)
 もちろん、エロ・グロ・スプラッタ満載の映画ですので、気を付けてくださいね。





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Last updated  2013.06.23 00:17:34
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