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ひさしぶりに会った父は、電気発声器を手にしていた。電気かみそりのようなものを首に当てて発語すると、機械的なイントネーションだが、言葉になる。先週、もらったばかりで、まだ練習には行けていない。病院が遠いので、週2回診察を受けるのが精一杯だということだった。呼吸の雑音を拾うのだろうか。わたしは、あまり聞き取りの良い方でないのが、もどかしい。父は、一人でいるとき、留守番電話の応対をどんな思いで聴いているんだろう。それでも、今日も父はうれしいらしい。一生懸命しゃべって、よく笑った。わたしも、おとうさんは口を開くとやっぱり皮肉言うね、と笑った。急激に縮まった距離感がうれしい。姉の休暇に合わせて、年末のおでかけでした。来年は、どんな年になるかな。どうか、これからもたくさん父からお話が聞けますように。みなさん、楽しい一年をありがとうございました。日本をめぐる社会情勢は悪くなる一方ですけれど、個人的には、結構実りがあり、幸せでした。
2003.12.31
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長野県に本部があり、都内でホームレスの支援の炊き出しをしている山谷農場から、はがきが来ていた。****(以下引用)****「まさかこのオレが路上で正月を迎えるなんて考えもしなかった」路上で年を越すのは初めてだと戸惑う人たちのために、昨日から私たち民間の力で越年対策を展開しています。(中略) 最近配食を求める大勢の姿の中に、二十代や七十代とおぼしき女性も見られるようになりました。小さい体に不釣合いな大きいリュックサックを背負いながら黙って列に並ぶおばあさん。切なくなりました。*****冒頭の「まさか」のことばが重い年の暮れである。誰かが順番に受ける痛みをたまたま自分の身に負ってしまったとき、どんななのだろうか。日本のホームレスでさえ、うっかりすると自分とは関係のないことのよう。ましてや遠い他の国のことは、想像して心が痛むしかないのだが。山谷農場へのリンク先http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Tachibana/1440/ ◎このごろ、気になる言葉(まだ言葉が熟さない) No one is perfect.
2003.12.30
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あれこれと年末はいそがしいです。ムスメと相変わらずキャッチボールです。どちらもそれなりなので、続かないですが、何か一緒に体を動かすことを日課にしたい。(何日続くかな~、チェックしててね)。連れ合いが走り回っています。たよりにならないからなあ、うちのかみさん(笑)。今、せっせと秀さんとキリスト教談義をしています。キリスト教に関しては、20代前半まで20年近く信徒をやっていたのですが、やめてしまいました。結局、キリスト教の教理を信じることができず、やめたのですが、それでも、聖書の教えにはいろいろとうつくしいところがあり、今でも郷愁のようなものがあります。さまざまな矛盾が包括され、そして織りなしている大きな絵物語のようです。なんだかこのごろ、お尻のあおいような感じがして仕方がないのです。わたしはまだ一回しか生きていない、それも途中だから、まだまだ何もわかっていないのだなあと。わかったふりなどしたくない、ましてや右見て左見て、それが標準だなどと納得もしたくない、何にもしていないのに、何もできないなどと言っても仕方がない、気持ちだけは、そんなです。なかなか言葉にならないけれど。
2003.12.29
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緑の少なくなった公園で。久しぶりに子供とキャッチボールをした。ソフトボールの合宿以来なので、ちょっとやっただけで肩が痛い。こんな風だったら、ひきこもりや不登校などのみなさんも、たまに外に出たら体が痛かったりするのかな。まあ、老化もあるんだろうけれどね。子どもと一緒に思い出のある楠を見上げてしゃべったり、ちょっとだけのんびり。現在、パソコンのお引越し中です。あまり知らないので、結構ばたばたしますね。
2003.12.28
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なんだか毎日息苦しくなるような事件が多発することで、みんな口をふさぎ、耳をふさいで襟を立ててあるくようで。むずかしいことかも知れないけれど、今、声をあげよう。イラクに派遣準備の出来た援助の専門家集団である自衛隊を、地震災害にみまっているイランにつかわしてくださいと。◎首相官邸http://www.kantei.go.jp/index.html トップページの上から5行目のご意見募集から、投書ができます。◎他にも新聞などで投書が出来ると思います。なんだかはっぴいえんどの「春よこい」という唄を思い起こすこの新春です。 お正月といえばコタツをかこんで~というなごやかな思い出を背景として、 家さえ飛び出なければ今ごろみんなそろって おめでとうが言えたのにというさびに向かうのです。誰か不安な人、危険にさらされている人の話を聞きながら、おめでとうもないものだとか思いながら、年賀状を書いています。
2003.12.27
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「信じることさ かならずさいごに愛は勝つ って歌知ってる?」同期の女の子にそんな風に話しかけられたのは、宿泊研修の休み時間だった。「へえ、そんな歌あるの?」と何気なく聞いて、無駄話の1年くらいあとに、出産間近のわたしは、KANのその「愛は勝つ」という歌を繰り返し聴くことになる。「愛は勝つ」ということが本当かウソか知らないが、苦しいこと、不安なことを目前とした妊婦には、またとない応援歌になった。他には、たまの「さんだる」とかとんちんかんな感じが楽しかったし、オリビア・ニュートン・ジョンの「WORM AND TENDER」のクリアなやさしさをよく楽しんで聴いていた。人に何かを主張すると言うことは、自分の立場をはっきりさせるということだ。自分の力不足をしんしんと感じてくる。なんだかちょっとした息苦しさを感じながら、祈るように目を閉じてみる。案外連れ合いというのも、役に立つ奴だったりするのがうれしい発見。
2003.12.25
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急に冷え込んできた。学校の仕事は冬休みになって、うれしい。しかし、その分普段できない案件がこれもこれも!と顔を出してくるので、とってもたのしい(涙)。義理も欠いているから、頭下げなくちゃ m(__)m ふかぶか~!おととい、渦中の都立大学に行って来た。移転後の南大沢キャンバスは、とても美しいところだった。小ぶりのプリズムなどを売ったり、大道芸のおにいさんに人だかりがしているプロムナードを、横目で見ながら、急ぎ足で通った。トップページにリンクしているように、今、東京都では石原都政の下に、かなり強引な都立4大学の統廃合がなされようとしている。8月1日に、今まで大学側が検討していた案をまったく無視した案を記者会見で発表し、都市教養学部なんてへんてこなわけのわからないものに、大学を変形してしまおうというのだから、泣けてくる。その理念を河合塾に依頼した、というのだから、中身はあとから付いてくる思いつきでの発案に振り回されているとしか考えようがない。もうひとつ、左ページの養護学校の性教育への圧力も読んでください。わたしは、矯正施設でのお仕事などもしてきたのですが、知恵遅れのお子さんには、自分のからだを大切に扱うことや、性的なことがらの処理や排泄などの自立をきちんと教えなければならないと思うのです。今回の処分も適切なものなのか、どうも判断できないものがあり、裏に自立的な教育の場を侵害して発言権を奪おうとするような政治的な意図を感じてしまうのです。ミドル英二さんがmskさんの掲示板で「国民総羊化計画」と書いておられたのを読んで、なんだかうなづけるものがありました。民主主義の実現のためには、意見交換の力を付けなければならないと思うのですが、石原都政下の教育行政は、むしろ、彼個人の理想のために、他の意見を排除するものであり、これだけのことが、東京都の税金を使ってされるというのは、なげかわしいものだと思います。胃が痛くなるような思いで、駅に駆け戻ると、もううつくしいプリズムは、売っていませんでした。残念・・・。
2003.12.23
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夜になって、今日は何曜日かとまじめに考えた。連れ合いと話をしていて、朝ご飯を作ってから、お昼過ぎまで眠ってしまったことをやっと思い出した。どうも記憶の中で時間の流れ方がいつもと違っているらしい。だいじょうぶか。でもね、ちょっとやさしくて冷静な今のわたしがいつもより好きなんです。しみじみ人と時間を共有するのが、はずかしいくらいできなかったなあと、来し方を思えば、苦笑。長男が生まれて、一番良い時間を保育園で過ごさせてしまい、帰ってくると、いつもだしがらのように不機嫌。自分も子どもも連れ合いもいつも疲れ果てていました。土曜や日曜も仕事が入る日もあり、連れ合いと休みを奪い合うようにしていたように思います。日曜の午後、子どもにせがまれて、広い公園に出かけても、たまの主婦に遊び友達がいるでもなく、新参の子に話しかけてくれる子どもがいるでもなく。子どもが乗り物なども飽きてしまうと、もう、することなどありません。公園に背の高いえごのきがありました。薄くて上品な白い花びらに黄色い芯の白鳥のような花が咲いて、小ぶりのさくらんぼくらいの薄緑の実が鈴なりに実ります。木の下に落ちている実を意味もなく拾い集めて、たくさん集めて、そうすると、子どもが尋ねる、「おかあさん、これ何にするの?」「おかあさんもわからないのよ。 他にすることもないでしょう、だから集めているの。」つぶやくように、投げやりにこたえる。なめらかに白いえごの木の幹。それでも、実は、食べられるわけでもなく、どんぐりのように子どもの興味をそそるというわけでもなく。上毛の美しい山に囲まれたうつくしいところでした。時間があるときくらい、笑顔を見せてあげられればよかったのに。そんなにして、毎日が過ぎていきました。今、思春期が近づいた子どもに、あのときは、申し訳なかったと思いながら、今与えられるものはなんだろうと、問い直してみるのです。祈る人は時代時代にいただろう、それでも戦争はやまなかった。流れを止めることができるのだろうか。今の時代に何をすることができるか。小さい人間のひとりとして、せめて、やさしく強い女になりたいものだと。
2003.12.20
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これだけ書いたら、仕事に没頭。イエスイエス脳はあしたにおいてきた見栄っぱり人の明日で博打打つ
2003.12.19
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久しぶりに高田馬場で降りた。いつも出歩く街よりこじんまりとしていて、本屋さんもあるし、ちょっと息抜き。駅前に、山手学舎のハンストの学生さんたちがいた。http://www.geocities.jp/yamatedormitory/ 50年以上も歴史のある学生寮で、今年度で学生募集を打ち切り、廃寮にすると宣告され、昨日からハンガーストライキに入っているということだ。学生さんたちは、口元がちょっと荒れているようだった。寒いのに、ひどい風邪でも引かなければよいが。朝日新聞に掲載されていましたね、と話し掛けると、ちょっと喜んでいたようだ。現在、11名で、そのうち4名が留学生。今まで、さまざまな人材を輩出してきたらしい。時代が終り、現在の都内ではきわめて安価な生活の場がなくなることは、たいへんなことだと思う。時勢の流れで、YMCAも経営難だと思うが、誰か手を差し伸べることがなければ、存続はむずかしいのだろうか。 行く秋やうしろ歩きになるこころ どんよりと冬のお空が落ちてくる*******ぬいぐるみを洗う。大きな鴨のティッシュペーパー入れのぬいぐるみは、初めてのお給料で買ったものだ。茶色とみどり色、きいろなど繊細にぬり分けられている。一人暮らしの小さなアパートは、大きな家を三軒に分けて二階建てだった。当たり前のドアなのに、三軒が赤、黄、青のちがった色をつけているのが、ちょっとおしゃれだった。大きな鴨を洗っていると、水を吸ってどっしりと重たい。ガラスの瞳が、モナリザのように追いかけてくるみたい。 ぬいぐるみ見てきたことは言わないのついでにもひとつ。(ノートにでも、つけた方がいいのかな。「右と左は」→「左と右で」となる。) 靴下の左と右で仲たがい
2003.12.18
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ドラえもんに出てくるしずかちゃんみたいに、昼からお風呂に入った。このごろ、目をわずらっているので、顔が渋柿みたいな感じ。電話帳で近所に目医者の開業医を発見。なんといつも前を通る花屋さんの二階だった。ちまちまと玄関から段差をなくしたフロアにじゅうたんが敷いてあって、「高齢者、からだの不自由な方はスリッパを履かないでください」、と大きな張り紙。おしゃれより、実用本位の町医者だ。元気な女性の声がして、きびきびと患者さんが入れ替わる。タメ語(友達ことば)をさかんに飛び交わしている小柄な女性が、なんとお医者さんだった。「眼球には異常がありません。」と言われ、一安心。「でも、甘いものはやめなさい、 まぶたに出来ているのは、脂肪の塊ですよ。」つまみ食いがばれてしまったか。でも、ずっと気になっていたから、原因がわかってラッキー。「デスクワークが多いので、ついクッキーなど食べちゃうんです。」と正直に告白。「新陳代謝が盛んでないので、その分、食べちゃったら、 顔につくんです。 ついたら、取れませんよ。 クッキーはもらったら捨てなさい。」もらったクッキー、はい、まだあります、お歳暮で。捨てなさいって、そんな殺生な・・・。と心で思うが、ぱんぱんと畳み掛ける女医さん。明るいお説教は、ちょっと楽しかったりもする。「納豆とか、食べるものはいくらでもあるでしょう。 今だったら、かぼちゃとか、煮て、子どもと一緒におやつにたべなさい。 くだものはいいですよ、小さいみかんをふたつくらい。 りんごだったら、ダンナさんと半分ずつ。」なんだ、少しだけじゃない。でも、すみません、反省します、食生活。外に出ると、クリスマスの街なみ。元気を出して、ひさしぶりにちょっとだけお化粧でもしよう。*** 母親に似ている顔で強情でやだな。こんな人で、ごめんね。 クリスマス近くて闇のピアノかななんだかわかんないけれど、とりあえず書き書き。夜中なのに、東洋系夫婦が乳母車を押して歩いていた。追い越していけば、赤ちゃんがちょっと泣いた。そんなに苦しそうでもなかったけれど、やっぱり都会の夜はまだ覚めてる。ピアノが響いている。
2003.12.17
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フォークダンスが止みおわかれが来る日暮れこのごろ、家でヒデとロザンナの「愛は傷つきやすく」がなぜかリバイバルヒットしています(笑)。クレヨンしんちゃんの古い映画で歌ってたの。かっこいいよね、二人の掛け合い。 よみ~がえ~る日々 愛 チャンチャチャチャチャチャン!間奏がまた大げさでかっこいいんだわ。
2003.12.15
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鬼の子をうしろの正面抱いとくれ今日は、これだけ書いたら寝ちゃおう。(朝になって、「抱きしめて」を書き直し。ぎゅーな感じなんだけれど、甘ったるくしたくない)(昼になって「抱きとめて」を当初の「抱いて呉れ」→「抱いとくれ」に直す)はぁ、これだけ、ちまちま直して、新着アクセスが増える。申し訳ございません。
2003.12.13
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師走の街並みは、クリスマスソングが妙に似合わず浮いています。なんだか切ない雨です。 地球はひとつ みんなのものさ~なんて歌をどこかでリバイバルしてくれないかと思っています。 逃げれば逃げるほどボクに近づくってわけ・・・ だって地球はまるいんだもん ... というのは、うそだと思いますけれどね。歌詞もどこかおもしろいところがあるのかもしれないですが、見つかりませんでした。ファンじゃなかったから、覚えてない。ドコモの携帯のCMも、70年代ステージ101風なのが泣けるし、フォーリーブスもリバイバルしないかなあ、この曲、時勢に合わせて。わたしは、振り返れば、良い過ごし方をしたと思えないので、今も思い出すと、後悔する事ばかりですが、だからと言って避けて通れない。いつからでも、人間も時代も流れは変わる。なるほど、時代はこんなにして動いているんだ。また、人が無関心を辞めて真面目に話し合う時代が来るのだろうか、というささやかな希望に、暮れていくのです。(今日は、なんかきれいに書きすぎたなあ。失敗。)
2003.12.12
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このところ、自己点検をしてみると、かなり落ち着いてきたように思う。ただ、行動のあちこちで、もう少し柔軟性があり、人の話をよく聞ければよいなあと思う。人を育てるということは、かかわり合いの中で、自分を啓いていくことではないだろうか。以前から取り上げている都立大学の改革問題であるが、ファカルティ・デベロップメント(教員の能力開発)の面から見ると、河合塾にアドバイスをもらうのも悪くはないように思う。ただし、今まで構築されてきた大学の文化は、大切な資源である。それを無視することは暴力的だと思う。大学の現在の状況を聞いてみると、一時は、毎日のように教授会などあってぴりぴりしていたが、今は一種のあきらめムードである、ということだ。石原知事は、都立大学をどこまで知っているのだろう、どこまで調べて教育効果をわかっているのだろう。毎日のように議論を繰り返し、善後策を練ろうとしている人たちの声をまったく無視した上で、自分だけが知者であるかのように思い上がって振舞ってどうする。自分に有利な者だけを集めて、他を排除する者が、教育を取り仕切るのにはふさわしくないように思う。軍靴の音が近づいてくるような不穏な社会の空気である。
2003.12.10
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小学校の頃、那須田稔さんの本がだいすきだった。小さい子向きの本でも何でも、後付の作家紹介やら帯のリストやら探して、はじから集めて読んでいった。中でも、年少の頃をハルピンで過ごし、終戦と共に引き上げて来られたころのことに、空想を織り交ぜて書かれた「文彦のふしぎな旅」、「ふなぞこの人々」、「野にわたる風」の三部作は、すばらしく、当時、何度も読み返してみた。母子家庭から、ヴァイオリンの修行のため、ある女流ヴァイオリニストの家に住み込む文彦。いっしょに住むこととなった白系ロシア人の少女に淡い恋心を抱く。そして、出入りする絵描きの男性は、地下で反戦運動をしていた。少年が「あこがれ家族」と名づけていたほほえましい人々だ。やがて、戦況が悪化する。桐一葉、一葉と落ちるように、アゲハのさなぎの「にじ」が孵って死に、飼っていたカラスが死んでしまう。ヴァイオリニストの先生は戦地の支援に赴き、ロシア人の少女ニーナを連行しに来た日本兵に歯向かって、男性は殺され、ニーナも死んでしまう。というようなことで、少年は単身で家を離れ、中国人に拾われる。やがて、お世話になった中国人からも離れ、船に乗り、日本に向かう。日本が中国にしてきたことも見つめながら、第二部、第三部へと向かうのだ。運命に翻弄されながら、必死に生きていく人間の姿が魅力的で、いくつもの作品を読んだ。鎌倉に住んでおられる作者に、ずうずうしく絵の入った童話を作って送りつけて、見ていただいたこともある。今でも復刊して、若い人たちに読んでもらいたい本なのに、と思う。戦争を知らずに生きて、でも、決して笑ってだけいたわけでない今までの数十年。不幸は、外の現実からだけではなく、関係性や心の中でも作り上げることは出来るのだ。今の子どもの笑顔を、「あこがれ家族」というように、なつかしく思い出す時代が来ないともかぎらない。ありふれたことばだけれど、大切に今を生きよう。
2003.12.09
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今日も夕陽がやってきた。「窓ガラスの前にいる昔のおじょうさん、ごきげんいかが?」、なんて、言わない定期便。 まっすぐな瞳の雄になりにけり息子ちゃんが帰ってきた。さて、眠たい目をこすりながら、やることやらなくちゃ・・・。 今週は、とてもいそがしいの。午前中二回も、笑学校の集まりで、仕事もいつもどおり、それに加えて、家仕事もらっちゃった。わかっているけれど、週の始まりは、欲の果てのないウィンドショッピングでした。あんまりお天気がよいから予約の品を取りに行って、風船のように帰れなかったオバカなわたしです。 なでるのも気がすんだかと醒めた猫さあて、やらなくちゃ・・・。(気合ばかりかけて、どっこいしょ。)
2003.12.08
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もういいよ思い出落ち葉ふりしきるきまぐれな雨で、ふと気が付くと傘をさしているのが自分だけになっている。そして、傘を閉じると、またぽつりぽつり。こんな薄暗い日は、ささやかな雨にも傘にかくまってもらいたいなんて、若い子でもないのに。 幾千もどこから来るか繁華街 それぞれの生き方あるも うじゃうじゃと雑踏で、ホームレスが雑誌を売っていた。拾ってきたわけではなく、「ビッグ・イシュー(BIG ISSUE)日本版」というホームレス自立支援の雑誌だ。大通りはホットペッパーとかの無料配布の雑誌だの、ティッシュ配りのお兄さんだの、ドリンクさえただで配っていることがあるので、なぜ200円かと、不思議な気がした。110円が雑誌販売者の収入になるのだそうだ。野外生活でできたしわのたくさんきざまれた白茶けた手で、雑誌を渡されるとき、おもわず引きそうになる自分が嫌である。ビッグイシュー第3号の特集から~イタリアには、ヴァレンティ通りという架空の通りがあって、戸籍がない人に、そこで戸籍を与えるだ。日本では生死が明らかでないことが7年続くと、失踪宣告の申し立てによって、戸籍を抹消されることがある。そうした場合、社会保障や市民権の権利がなくなってしまう。なるほど・・・と思いつつも、犯罪逃亡中の者のチェックとか、どうやっているのか気になる。おじさんたち、冬はさむいだろうな。金曜日は、ためいきついて、ぐだっとしてくだまいて、それで、ちょっと自分を取り戻す。 わかってくれるだろ そう信じたいから~今日も「学生通り」が流れてくる
2003.12.05
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木金と、教えるお仕事が続きます。木曜日は、ひと段落付いてハイになって、だいたい金曜日に力尽きてます(笑)。教えるという作業は、とっても疲れます。でも、何か彼らにとって社会を見通すちいさなステップになれるといいなあ。そんなことを思いながら、しこしこと昨日の猫ちゃん画像を百匹コピペして、サンプリングの教材を作ったり、そこいらの画像で、アイキャッチャー用のOHPの原稿を印刷したりなんかしているわけです。自分自身も眠たい彼らのアイキャッチャーだと思うから、座り込んでテキストに目を落としているわけにもいきません。今年は、自由着席の講義形式から定位置のディスカッションの机の配置になったので、かなり学生を把握しやすくなりました。学生たちも小さくいじけている感じがなくなってきたような。今日はちょっぴりうれしいことがありました。レポートを書かせるのですが、わたしが何度も強調して言い聞かせていることがらを、とてもコンパクトにまとめて書いてくれた学生がいたのです。さあて、ハイになっている場合ではないので、また明日!おやすみなさい。 小春日はなんだか君に会えそうで
2003.12.04
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おはようございます。久しぶりにWORLD PEACE NOWをのぞいたら、こんな行事がありました。一応コピペしておきます。http://give-peace-a-chance.jp/118/1203.html(詳細あり)本日12/3、外務省前で緊急アクションが行われます。--------------------------------------------------------------------------------○ 日時:2003年12月3日(水)午後1時~夜まで(部分参加も可) ○ 場所:外務省前 http://www.mofa.go.jp/mofaj/ 外務省へは地下鉄・芝公園駅のA3番出口が近いです。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/comment/faq/index.html #2-1 ここにアップしておけば、誰か行く人が増えるかなあと思ったのです。行った方々、おつかれさまでした。わたしは、午後から風邪気味となり、やっぱり大事を取って正解でした。ちょっとざんねん。 風邪に酔い 君のことさえ忘れ居るさて、おもしろいことを聞きました。絵を書くことが出来る象さんのお話。本当なのよ、おもしろいでしょ。1990年、タイ政府が発令した森林伐採禁止令のため、職を失った象とその象使いたちを救済・保護する目的で1998年に開始されたプロジェクトだそうです。千葉の川村記念美術館で展覧会「コマール&ミラメッドの傑作を探して」開催中。オークションで買うこともできるとか。大胆なタッチの抽象画みたいなんですが、あきらかに草花に見える作品もいくつか。うちにもひとつほしいなあ。草原の風が、お茶の間に吹き込んでくるかも。象さん、ひとことどうぞ。「絵をかくぞう~」失礼しました。 日記に、猫でも飼おうっと。
2003.12.03
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電車が御茶ノ水駅に近づくと、車窓の右も左も緑に包まれる瞬間がとても好きだ。まあ、本を読んでいると、うっかりその前後の駅で降りちゃったりすることもあるんだけどね。今日は、めずらしくあたたかく、昨日の氷雨のつもりで羽織ってきたジャケットが暑かった。毎週同じように、ケメさんの「学生通り」をバックグラウンドミュージックに、大きな橋を渡るんだ。「持ち歩くメモ帳に」詩は書かないけれどね。夕方、ももさんが、「おかあさん、星がきれいだよ」というから、渡り廊下に出てみた。ももさん、おそくまでお留守番だったから、遅めだけれど、つきあって空を見ていた。ここに引っ越してから、オリオン座を見たのは初めてだと思う。ビル街の夜景は、好きな人は好きなんだろうけれど、わたしは、星が見える方が素敵だと思う。今夜は、風の強い夜で、きたない空気など吹き飛ばされて、透明度が高いのかも知れない。
2003.12.02
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