2006.06.26
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わがたましいよ。主をほめたたえよ。
私のうちにあるすべてのものよ。
聖なる御名をほめたたえよ。
わがたましいよ。主をほめたたえよ。
主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。
主は、あなたのすべての咎を赦し、
あなたのすべての病をいやし、
あなたのいのちを穴から贖い、
あなたに、恵みとあわれみとの冠をかぶらせ、

あなたの若さは、鷲のように、新しくなる。
           (詩篇103:1~5)


今日は、末っ子次男 真の15才の誕生日である。
私は、毎年、真の誕生日には、神様がなさられた大いなる栄光の御業をほめたたえるため、また、私自身の生きている恵みを忘れないようにするため、真面目なブログを書く(笑)


正直に言うと、今朝、私は、真の誕生日のことを忘れていた。
そして、不安や思い煩いが心の中を占め、神様の前に静まることよりも、猛烈に家事をこなす事に自分を没頭させていた。
そして、フッ・・・と、立ち止まり、聖書を開いた。
しかし、なんだか集中できない。
本棚に行って、久しぶりにC・H・スポルジョンの「朝ごとに」という本を開いた。
そして、「え~っと、今日は何日だっけか・・・」
そこでやっと気がついたのだ・・・



私はこんな自分に腹が立って、泣きそうになった。

プレゼントだとか、そういうのは、先週末にお父さんと一緒に買い物に行ったりなんかして、ささやかだけれども、あげた。

けど、そういうことじゃない。
本当の意味での事を、真の誕生日には、神様に感謝を捧げ、神様をほめたたえる事・・・それを忘れていた自分が情けないのである。

これは、神様と私との間の事なのだ。

私だけでなく、夫にとっても、また、ミク、大樹にとっても、そして、亡くなった夫の父にとっても、また、実家の家族にとっても、死の陰の谷であった15年前なのである。


ここで、私は神様の前に悔い改めるために、正直に告白しよう。
昨日の礼拝の中で、私は一度も、この特別な日の事を思い出さなかった。
これで一目瞭然だ・・・
礼拝というのは、神様にお逢いするところだ。
それなのに、私は、奉仕の事やら、別の事で頭がいっぱいで、神様と自分が向き合っていなかったのだ・・・。

主よ・・・
赦してください。今朝、まだ気がつかずにいた私に、主は哀れみを注いでくださり、こういう自分だったことに気づかせてくださった事を感謝します。
今、この瞬間、主に赦されて新しくされた事を感謝します。
我らの主イエスキリストの尊い御名によって、お祈りいたします。アーメン。



さて、恵みを思い起こそうではないか!!(笑)

15年前。
私がイエス様を心にお迎えして、受洗した翌年、1991年6月。
それは、夫の母が卵巣癌で亡くなった丁度一年後のことであった。夫の母は1990年6月に亡くなった。
そして、私は1990年の12月、クリスマスに受洗した。

夫の母が亡くなった事から、我が家は経済的困窮に追い込まれ、母亡き後、この父と、また、障害をかかえた兄と、どうやって生きていけばいいのだろう・・・と不安と混乱に陥っていた。
その中で、私は洗礼を受けた。
受洗日の数日前、私は妊娠していることをお医者さんから告げられた。
それは、混乱の中にあっての、一筋の希望だった。
新しい命がおなかに宿っていることを神様に感謝した。
そして、お腹の中にいる真と一緒に、洗礼を受けた。

その後、忙しさの中に翻弄され、自分の事はいつも後回しだったこともあり、妊娠中期に入ってから、妊婦検診に行った。

その時、診察してくださったお医者さんが、もの凄い険しい表情で、あれこれ検査を始めた。
そして、「今すぐここからご主人に電話をしなさい。紹介状を書くので、明日ご主人に付き添ってもらって、大学病院に行きなさい」と言われた。

足が震えた・・・。
何が起こっているのか、よくわからなかった・・・。

家に帰宅し、
「卵巣に腫瘍があるそうなので、明日、大学病院に行ってきます」
と、父に説明した。
父は「また卵巣かよ・・・なんでだよ・・・」と、不安を露に叫んだ。

翌日、大学病院に行った。
夫は会社を休んで付き添ってくれた。
後になってわかったことだが、その日のうちに、夫は医師から
告知を受けた。
「奥さんは、卵巣癌です。お腹の赤ちゃんは不思議なことに、順調に成長しています。卵巣が赤ん坊の頭くらいの大きさにまで膨れ上がっているのに、子宮の中で赤ちゃんが成長していることが既に奇跡です。産み月までまって、お腹を切開して、赤ちゃんを取り出すと同時に卵巣と子宮の摘出も行います。奥さんは、赤ちゃんを産むという大事業があるので、ガンであることは伏せましょう。ご主人、大変でしょうけれど、一緒に頑張りましょう」
こう告知されたそうだ。

1991年6月、手術予定日は26日。
私は、一週間前くらいから入院した。
手術前日、私は眠れなかった。
家で待っている、ミクと大樹のことを考えると、この先どうなっていくのだろう・・・死んだらどうなるのだろう・・と。
眠剤を出してもらっても、眠れなかった。
死への恐怖。それは上手く言葉で説明できない。

手術日当日。
夫と、実家の母が病室で待っていてくれた。
手術は8時間半に及び、母は、「葉子はもう帰ってこないのではないのだろうか・・・」と思ったという。
夫は、告知を受けた日に、決心したそうだ。
「自分ひとりの胸の中だけに留めよう。両親にも伝えないでおこう」
母は、ガンであることは、ずっと知らないでいたが、手術にかかった時間で、ただ事ではないと悟ったそうだ。

産科婦人科総出での手術だったため、真が無事生まれた事の連絡が、病室で待っている夫と母にしばらく届かなかったそうだ。母が思い余って、ナースセンターに尋ねにいったら、看護婦さんが申し訳なかったと、真と対面させてくださったそうだ。
2620グラム。
未熟児かもしれないと言われていたが、元気に生まれてきてくれた。

麻酔から醒めた私は、自分の姿に愕然とした。
身体のあちこちにチューブがささり、鼻からもチューブがささり、意識朦朧とする中で、医師の説明を聞いた。
そして、真が無事元気に生まれたことにホッとした。
手術は大成功だったから、頑張ろうね!と医師に励まされ、おっしゃーっ!と思った。
日ごとにチューブが一つずつ取れて回復してく実感の中、毎日看護婦さんにお願いして、真を病室に連れてきてもらった。
そして初乳をなんとか根性だして飲ませた(笑)
周りはハラハラしながら、無理するな!と言ったけれど、あの根性は、上から、そう、天から来ていたのよっ♪

おしっこの管が取れて、自力でトイレに行けるようになった私は、毎日点滴をガラガラ押しながら、授乳室に通った。

ドクターも看護婦さんも、若さから来る根性だと言ったが、ノンノン・・・上からっす。天からきてたのww
厳密に言えば、私の内に内住している聖霊から来ていたのれす!!

周りがビックリするような回復力によって、私は日増しに元気になっていった。
そして、ドクターがこう言った。
「赤ちゃんは、健康体で元気に生まれたので、退院しなければなりません。お母さんは、これから、婦人科の病棟に移っていただいて、化学治療を行っていただきます。ですから、赤ちゃんの預け先をご家族と相談しておいてください」

私は再度、目の前が真っ暗になった。
自分も手術の傷が回復したら、真と一緒に家に帰れるとばかり思っていたのだった。

そして、悟った。
化学療法っつーことは、抗がん剤・・・
やはりガンだったか・・・

一年前に母を看病した私は、抗がん剤治療の壮絶さをよく知っていた。
そして、卵巣癌についても、母を通して知識を持った。
再び、死への恐怖に苛まれた。
卵巣癌は、発見が難しく、生存率が低い。
死への恐怖と同時に、苦痛への恐怖も来る。
抗がん剤は、本当に辛い。

真を実家の母と妹が預かってくれることになった。
妹は、自分の子供がまだ1歳。
実家の家族にとっても試練の時となった。

真の退院日が決まってから、毎晩、声を殺して泣いた。
婦長さんがそれを見つけて、励ましに来てくれた。
「お母さんの今すること。それは病気に打ち勝つことです。赤ちゃんのことは、ご実家のお母さんと妹さんにお任せして、ミクちゃんと大樹くんのことは、ご主人にお任せして、病気と闘いましょう」
私は、再度、おっしゃー!と思った。

そして、半年間の闘病生活が始まった。


続きは明日。

神様、感謝しますー!!





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Last updated  2006.06.26 20:35:52
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すてき@ えへ ひさしぶりー  『どうするか・・・ではなく、いかに神を深く…
まりまむ1108 @ たか~~♪ (¨)(..)(¨)(..)ウンウン ほんと、そうだd…
たか@ そだね 全ては神さまの御手の中。そだね。 余…
まりまむ1108 @ たかっ♪ (¨)(..)(¨)(..)ウンウン あたしも、徹底…
まりまむ1108 @ timothyさまっ♪ はいっ!! アーメンですー!! 感謝し…

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