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いやあ11月が終わりましたね。 今月も市場環境が本当に良好でした。株価が上昇している、勢いのある銘柄は、そのファンダメンタルズに関係なくいくらでもドンドン上がる傾向が強く、いわゆる モーモー株(more momentum株) のパフォーマンスが特に良好であるように感じる1ヶ月でした。 ただその一方で、今期が減益予想だったり横ばい予想だったりする銘柄の中には、指標的に割安でかつ2~3年の中期で見れば非常に魅力的と考えられるところでも全く株価が動いていないところもあり、「買える株が全くない。」という様な市場全体が過熱した状況とは程遠いとも個人的には感じています。ちなみに「まだ全然余裕で買えるんじゃないかな?」と思う銘柄としては、1718 美樹工業**** (新たな主力候補として現在仕込み中)3228 三栄建築設計3277 サンセイランディック4754 トスネット5***(既に主力だが更に買い増し中)6186 一蔵7520 エコス7932 ニッピ8119 三栄コーポレーション8167 リテールパートナーズ8922 日本アセットマーケティング9324 安田倉庫 などがあります。 さて続いて今月の成績ですが、全体相場の活況につられて私のポートフォリオも上位銘柄が満遍なく上昇し特に問題の無い1ヶ月でした。その為トータルでは対2016年末比で+31.3%となり、先月の+26.0%から較べると大きく上昇しました。 ただその一方で、 「対TOPIX+20%」 という毎年の基本目標には依然として程遠いのも事実です。残りの1ヶ月でどこまで出来るかは分かりませんが、最後の最後まで、決して諦めずに0.1%でも良好なパフォーマンスを求めて死力を尽くしていく所存です。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Nov 30, 2017

さて今日は株式投資本オールタイムベストです。第63位は、マーケットのテクニカル分析 (ジョン・J・マーフィー著、パンローリング社)です。 この本は、世界を代表するテクニカルアナリストであるジョン・J・マーフィーが30年以上前に書き、その後テクニカル投資家のバイブルとなった「先物市場のテクニカル分析」という本に株式市場の分析を加えて大幅に加筆したもので、 古典的なテクニカル分析の集大成、決定版と断言して良い1冊 です。 世の中にはたくさんの「テクニカル分析、チャート解説本」がありますが、正直に言ってそれらのほとんどはこの本の「劣化コピー」に過ぎない と思いますし、逆に言うと、 本書の完成度の高さは突出 しています。何故なら、 テクニカル分析について網羅的に、かつ異次元に分かりやすく解説しており、更には表現が平易で非常に読みやすい からです。 ところでこの日記を書いている私は「コテコテのバリュー投資家」である訳ですが、 我々バリュー投資家にとってもこの本は必読書 です。 それが何故かというと、テクニカル戦略が有効であることは、その根幹の一部である モメンタム投資 に 統計学的な優位性が証明されている ことから明らかだからです。つまり、 私達バリュー投資家は、そのパフォーマンス改善&更なる上積みのために「テクニカル分析に対して敬意を払わなくてはならない。」 のです。 ある意味ではこの本は、「古典的なモメンタム投資の指南書」 としても読めるんですね。 そして更に言うと、 「テクニカル分析は株の売り時をファンダメンタルズ分析よりも鋭敏に検出する。」 事も、我々バリュー学派がテクニカルへの敬意を失ってはならない大きな理由です。ファンダメンタルズ分析を基にして株の買い場を探し、テクニカル分析を基にして株の売り場を探すという、両者を融合した、 ファンダメンタルズ → テクニカル 戦略 (別名 バリュー → モメンタム 戦略) は、非常に理に適っていますし、毎日の株式市場での戦いの中で実践的に使いやすい考え方なんですね。 すいません、興奮のあまりいきなり脱線してしまいました。(滝汗) それでは次回から、この「丸ごと一冊宝石」の様な「テクニカル投資家のバイブル本」の最高の、最高過ぎる部分だけを一緒に見ていくことに致しましょう。(続く)
Nov 29, 2017

さて今日は久々に 2017主力株概況シリーズ です。 33位 9384 内外トランスライン (東1、12月優待) 〇 PF33位の準主力は、独立系の国際海上輸出混載首位の内外トランスラインです。この数年を超主力株として共に戦ってきた大切な銘柄で、前回2016年はやや順位を落としながらもPF13位の主力でしたが、株価上昇に伴って更に持ち株の大部分を手放し、今は激戦の形見として投下資本回収済の「恩株」が残るのみとなりました。 現在の株価は1869円、時価総額200億円、PBR2.63、自己資本比率は69.3%と良好、今期予想PER17.39、配当利回り1.6%(30~32円)、総合利回り2.4%(30+15=45円)で、優待は100株保有で1500円相当、200株保有で2500円相当、4000株保有で5000円相当のカタログギフトです。 私は毎回4000株優待品を戴いています。具体的に見ておきましょう。 前回は、銀座 飛雁閣 飲茶セット を選択しました。 具体的な調理例をいくつかご覧戴きましょう。 どの飲茶もプリプリで瑞々しい美味しさで、あっという間に食べ切ってしまいました。これは良かった。めっちゃ美味しかった。次も絶対これを選ぼうと思います。 さて、内外トランスラインはかなり株価が上がってしまいましたが、ビジネスモデルにも魅力がありますし、現時点では依然としてPF上位に足る銘柄と考えています。そのため、今のところは残りの保有株はそのままホールドして応援していく予定です。
Nov 28, 2017

さて今日は通常の2017PF概況シリーズです。563位 8285 三谷産業 (東1、3月優待) ◎ PF563位は、北陸地盤の総合商社の三谷産業です。 現在の株価は425円、時価総額億243円、PBR0.84、自己資本比率は43.6%、今期予想PER13.49、配当利回り1.9%(8円)、総合利回り2.6%(8+3=11円、優待品はヤフオク平均落札価格の額面の20%で換算)で、優待は100株保有で1500円相当の陶磁器製品などです。 今日は私が過去2年間に戴いた100株優待品を実際にご覧頂きましょう。 2016年です。 2015年です。 なかなか高品質な品物だと思いました。 三谷産業は指標的にもまずまず安いですし、優待内容も魅力的ですし、PF下位としては十分過ぎる程に良い銘柄であると評価しています。
Nov 27, 2017

さて今日は株式投資本オールタイムベスト62位オニールの相場師養成講座 (ウィリアム・J・オニール著、パンローリング社) の最終回第5弾です。 さて今日は、第5章 ポートフォリオ管理ー損を抑えて利益を伸ばす方法 を見ていきましょう。 株式ポートフォリオの管理は、ガーデニングと似ている。気を配っていないと、あなたが植えた美しい花々は、めざわりな雑草におおわれてしまい、喜びよりも頭痛の種となってしまう。。。雑草が現れたら躊躇せずに刈り取ることだ。 花と雑草はどうやって見分けるか? 簡単だ。 市場が教えてくれる。 あなたの買値よりも上がっている株は花で、いちばん下がっているか、いちばん上がっていない株が雑草だ。 。。いちばんダメな、、、負け銘柄から手をつける。 いやあ、分かりやすくていい表現ですね。(笑) 私も少し手を抜くとすぐにポートフォリオが雑草だらけになってしまうのですが、 あまりにも雑草が増えると「ゴミ屋敷」化してしまい、きれいに掃除をする気力が衰えてしまう ので、 常に意識してこまめにPFをメインテナンスする、大きなダメージになる前に損切りすることが大切 であると考えています。 市場はオークション形式の価格決定メカニズムを通じて、あなたの保有株のいくつかが並み以下の代物だと教えてくれる。。。この方法でのみ、自分のポートフォリオを健全に保ち、勝ち銘柄という花を咲かせることができる。 海千山千の商人たちのやり方もだいたい同じだ。商品の動きが悪ければ、値を下げて速く処分し、もっと売れる商品の仕入れにそのお金をつぎ込む。あなたが持っている「商品」も同じような管理が必要だ。。。 含み損の出ている銘柄を長期間放っておいては絶対にいけない。 このポートフォリオの管理は出来る商人のやり方と同じ、というオニールの例え話は、実にしっくりと来るし分かりやすいですね。 、、、2回目の買い資金は前回よりも減らすことが大切だ。例えば、50ドルで買った株が51ドルに上がったら、それだけでも読みが正しかったという手応えになるので、買い増しすることができる。 1回目に100株買っていたら、2回目は65株買って、上がりそうなポジションを積み増していく。わたしは1回目の買値から2~2.5%上がったらいつもすぐに2回目の買いを機械的に入れている。そうすれば、勝つ可能性のある銘柄を追加購入し損なうことが絶対にない。 このオニールの指摘には大切な点が2つあります。1つはいわゆる 「ピラミッディング」をする場合には、株価が騰がる度に買う株数は段々と減らしていかなくてはならない という事です。 そうでないと綺麗な「ピラミッド」のカタチにならない からです。ところが私自身もその気がありますが、株価が上がってえらく強気になってしまい、イケイケの状態になって、元々持っていた株数よりも多くの株を高値圏で買ってしまう 事があります。これをやると 「平均買い単価」を大きく上げてしまって負けやすくなる ので、厳に慎まないといけないんですね。 もう1つは 買値から僅かに値上がりしたら、その情報をポジティブに捉えて機械的に少し買い増しをするというやり方が「利を伸ばす」ために非常に効果的 なやり方であるということです。 50ドルで買った株が45ドルに下がっても絶対に買い増しするな。。。ババを引くことになる可能性のほうが高い。長い目で見れば確率的に不利であり、遅かれ早かれ痛い目に遭うことになる。 優秀なプロはナンピン買い上がりはするが、買い下がりはしないものだ。 最初の分が含み益を出していないかぎり、けっしてそれ以上金をつぎ込まないことだ。 ナンピン、クソピンは絶対にダメ ということですね。多くの大投資家が口を揃えて同じことを言っていますが、それだけ大切だという事ですし、 損失が拡大して頭に焼きの回った投資家はどうしてもその「禁断の木の実」に手を出しがち ということでもありますね。 株を売買するときは、成り行きーつまり、その時点で付いている価格で行うこと だ。。。指値注文をしていると、いずれ指値を逃してしまい、手放したいのに手放せなかったり、手に入れたいのに手に入れられない状況に遭遇することになる。。。 株は4分の1ポイントにこだわって投資してはいけない。もっと大きなスタンスで投資すべき だ。 → 実践的で良いアドバイスですね。 優秀なマネーマネジャーたちは、企業が配当を支払い始めたり、 配当比率を上げると、一般的にその企業の成長が止まる兆候 であることを知っている。定期的な収入が必要な場合は、配当収入を得るためだけのために、ぱっとしない、古い、現状維持的な、配当を支払っている企業の株を買うよりも、最高の実績を有する堅実な企業の株を買って、口座から毎年6%を引き出すことを考えた方が良い。 配当株を買う場合は、利回りが並外れて高いものは避けること だ。 そういう株は一般的に優良ではなく、それだけリスクが大きい ので、値上がりはあまり望めない。 → このオニールの言葉は深いですね。 自分の過去の経験からも高配当株=高成績株では全くない ですし、なぜ高配当株が良くないかの説明も実によく腹に落ちます。 わたしなら債権も買わない。。。大恐慌のときも債券で財産を失った人がたくさんいた。 原則としてポートフォリオに債権の居場所はない というのは ピーター・バーンスタインも述べています。私も、彼ら多くの先人の言葉に倣っており、今まで一度も債券をPFに迎え入れたことはありません。 さてこれでこの本の紹介はおしまいです。書評を書いてみると、改めて実にいい本でしたね。未読の方は是非。 (終わり)
Nov 26, 2017

さて今日は株式投資本オールタイムベスト62位オニールの相場師養成講座 (ウィリアム・J・オニール著、パンローリング社) の第4弾です。 今日は第4章 利益を確定する最適なタイミングで売る方法 を見ていきましょう。 、、、しっかりとした健全なベースパターンから上放れしてからわずか1、2または3週間で大商いに乗って20%急騰した場合は、そこで売らずに、上放れした買いポイントから少なくとも8週間は保有し続ける。 このオニールの「8週間ルール」は、私もいつも意識の片隅に置いています。 ジェシー・リバモア が言っているように、「大きな利益は、アイデアによってではなく、相場に踏みとどまることによって得られる」のだ。 オニールの言葉のあちこちにはリバモアの影響が感じられます。それだけ、リバモアが偉大だったという事でしょうね。 人はいつでも歴史から学ぶことができる。なぜなら人間と言うものは変わることがなく、ほとんどの人が考えるほど市場には完全に新しいものなど存在しないからだ。 株式投資の歴史に精通することの大切さを感じる一文ですね。尚、この観点に関しては、 ケン・フィッシャー の「チャートで見る株式市場200年の歴史」が最高の1冊ですので、未読の方は是非ご覧下さい。 この株がすごいとみんなが大騒ぎし始めたころは、買うような人はだいたいすでに買ってしまっているので、あとは値下がりするしかない。みんなが知っていて騒いでいるときは、もう遅いのだ。 群集心理は、ここぞという相場の大転換点において、常に間違っている。 クライマックスを何度か目にすれば、いかに繰り返し同じことが起こっているか、驚くはずだ。。。大手ファンドやプロの共同資金が、その当時の最高の成長株を追いかけ、それらの株価を上昇させ、やがてPERをだれも正当化できない水準へ押し上げている。 人間の本性は変わることなく、歴史は繰り返される のだ。 この 「大衆は常に間違っている。」 というのは、オニールに限らず過去の大投資家の多くが同じ意味のことを言っています。 市場ではその多くの参加者は最終的には敗れ去る 訳なので、これは理に適った考察ですね。 保有株のレラティブストレングス(モメンタム)の変化を熱心に見守っていない投資家や、チャートを利用しない投資家は、レラティブストレングスの悪い銘柄をいくつも買ったり、抱え込んでいたりすることになる。そんなことをやっていれば、運用成績は伸びず、まともにやっていれば避けられるような過度な損失を被ることになる。 ドキッ。 オニールは暗に我々バリュー投資家の事を批判 しています。確かに我々はレラティブストレングスもチャートもあまり参考にせず、ちょっと「浮世離れして泰然とし過ぎている」傾向が強いので、持ち株のモメンタムがどうなっているか?についてもしっかりと気を配ることが大切ですね。 最後の秘訣はこうだ。売る時は、売り切ることだ。小賢しく、一部だけを切り売りするのはだめだ。。。手を引きたいときは、完全に手を引くことだ。 買い持ちと空売りを同時にやってヘッジすることも避けよう。。。両方のポジションで手仕舞いのタイミングを間違え、両方で損してしまう可能性もある。 シンプルにやること だ。ただでさえ投資は難しい。込み入ったことをしすぎて複雑にしないことだ。 そうですね。私もとにかく「常にシンプルに分かりやすく投資をする。」ことを心掛けています。空売りは決してしませんし、ポートフォリオも98%以上が自らが専門とする 優待バリュー株 だけで占めています。自分のコアコンピタンス(他の投資家を圧倒的に上まわるレベルの能力)領域に特化して戦うことが大切であると肝に銘じています。(続く)
Nov 25, 2017

さて今日は2017PF概況シリーズを1本書いておきます。 562位 3205 ダイドーリミテッド (東1、3月優待) △ PF562位は、アパレル中堅で主力ブランドが『ニューヨーカー』のダイドーリミテッドです。 ちなみに私はここの傘下のブルックスブラザーズのシャツが大好きで良く買っています。 現在の株価は441円、時価総額166億円、PBR0.83、自己資本比率は41.8%、今期予想PER55.13、配当利回り2.3%(10円)、総合利回り3.4%(10+5=15円、優待品のヤフオク平均落札価格は500~1000円。ここでは厳しく500円で換算)で、優待は100株保有で4500円相当の自社取扱商品などです。 ダイドーリミテッドの優待品は毎年趣向が変わりまた高品質なので、非常に楽しいんですね。今日は私が過去に戴いた魅惑の優待品を数年分見ておきしょう。 2017年です。 2016年です。 2015年です。 ダイドーリミテッドは業績は悪いですが、優待内容には非常に力があります。これからも現行の優待制度が続く限りは楽しくホールドして応援していく予定です。
Nov 24, 2017

さて今日は株式投資本オールタイムベスト62位オニールの相場師養成講座 (ウィリアム・J・オニール著、パンローリング社) の第3弾です。 今日は第2章 利益と損失を3対1に想定する方法 を見ていきましょう。 いつ、なぜ、売らなければならないかも分からずに株を買うことは、ブレーキのない自動車を買うようなもの。 。。あなたが理解しておかなければならないことは、 「良い」株とか「安全な」株というものは存在しない ということだ。。。 結果が全て だ。 過去50年間の全優良株に関するわたしたちの研究では、 最高水準の運用成績を出す期間は平均して僅か約1年半から2年間しか続かない ことが分かっている。。。 どんな優良株でもやがては下落する。 真の主導株ーほかの銘柄の2~3倍以上値上がりする株ーはピークに達したあと平均で72%下落する。 そう、私達投資家にとっては、「結果が全て」なのです。どんなに勉強をしていようが、投資理論が優れていようが、実際の投資成績が悪ければクソの役にも立たない、そういう「血みどろの戦場」で我々は戦っているんですね。 この重要な歴史的事実を覚えておこう。 ブル(強気)相場における主導株で、次回以降のブル相場においても主導株になった銘柄は8つに1つだけ だ。時代は変わり、それにつれて経済状況や競争条件も変わる。 市場は新しい主導株へ移行していくのが普通 だ。 ここが株式投資の難しい所です。私自身も残念ながらもそうなのですが、一旦ある銘柄で大成功すると、既に指標的に極めて割高で「ゆでガエル」状態になっているのにそれに気づかずに味をしめて何度も手掛けたり、既にピークを過ぎているのに同じセクターの銘柄に意味もなく拘って戦ってしまったりということが頻繁にあります。 主導株は常に変化していく という視点を私たちは常に意識していないといけないんですね。 、、、さて、皆さんにお知らせがある。そんなものはないのだ。すべての普通株はきわめて投機的 であり、一般に安全だと見られている銘柄も含め、大きなリスクを持っている。 、、、 83%の下落だ。安全性とはそんなもの なのだ。。。あらゆる普通株にはリスクがあり、今日の優良株(ブルーチップ)がたちまち明日の糞株(カウチップ)になる ことがある。。。 主導株は常に入れ替わる のだ。 つまり、 世の中に「安全な株」などというものは一切存在しない のです。前世紀の大投資家である ジェラルド・M・ローブ が述べた通り、「すべての投資は投機である。唯一の違いは、ある人はそれを認め、ある人はそれを認めないことだ。」 ということなんですね。ちなみにオニールの言葉の節々にはローブの影響が見て取れます。 偉大な投資家の物の見方・考え方は、こうやって「思想を載せた本と言う船」によって受け継がれていく んですね。 どんな銘柄でも上がらなければ悪い株 だと考えなければならない。。。 大切なことは、こだわりをもたないこと だ。 株式市場では個人的な意見になんの価値もない。あなたが尊重しなければならない唯一の意見は、市場そのもの意見だけだ。 相場はあくまで需給関係で決まるのだから、どこへは行くが、どこへは行かないということはない。 くー、オニールのこの「鋼鉄の様な熱い冷たさ。」最高ですね。。。 さてどうだったでしょう。 でも、これらのオニールの言葉に違和感を感じた方も、もしかしたらいらっしゃったのではないでしょうか? ただ、もしもそうであれば、それは貴方が「一般社会の常識」に強く縛られており、「株式市場の常識」を未だに全く理解していないということかもしれないのです。(続く)
Nov 23, 2017

現在全国の書店で絶賛発売中の日経マネー、2018年1月号。 今月号は 投資初心者向けに「資産づくりの王道」を懇切丁寧に説明する というコンセプトの、実に親切な、真心のこもったハートウォーミングな素敵な1冊に仕上がっているのですが、その中で、「株式投資の初心者向けに、王道の投資法について夕凪さんと対談して分かりやすく解説をして欲しい。」というエキセントリックな依頼を編集部の方からしばらく前に頂いていました。 私は対談自体は面白そうだし勿論OKだったのですが、夕凪さんを「システムトレードメインのモメンタム系の凄腕熟練投資家」と認識していたので、「それって、対談として本当に成立するのか?」ということを真っ先に危惧しました。私は皆様ご存知の通り「優待バリュー株一筋」の「草食系のおっとりまったりゆったり投資家」なので、何と言うか「出自の異なる格闘家同士による、マットをお互いにゴロゴロ転がりまわるだけの、噛み合わないミスマッチな異種格闘技」になってしまうのではないか? と強く感じたのです。 ただ、そういった懸念を伝えたところ、日経マネーの編集部の方が、「いいんです、いいんですよ。まさにそれが狙いなんです。お互いの投資法の違いを際立たせたいんです。」と言うので、「、、、日経マネーは実にエグい企画を考えつくんだなあ。ほんとにどうなっても知らないよ。♬」 と思いながらOKしました。。。。。。。 果たしてその結果はどのようなものになっているのか? 「バリュー×モメンタムの、ハブとマングースの灼熱の対談」 はちゃんと、きちんと成立して機能しているのか? 皆様も興味がありましたら、是非その意外な結果を本屋さんで見てみてくださいね。(笑)
Nov 22, 2017

さて今日は株式投資本オールタイムベスト62位オニールの相場師養成講座 (ウィリアム・J・オニール著、パンローリング社) の第2弾です。 今日は第1章 市場全体の方向性を見きわめる方法 を見ていきましょう。 以前の見方にいつまでもこだわっていてはいけない。いつまでもこだわっていることは、市場に逆らうことであり、たいてい高くつくことになる。柔軟性を持ち、市場が変化したら見方を素早く切り換えられなければならない。 市場に一貫性がないのだから、あなただけが一貫しているわけにはいかない。 エマソンが言うように「一貫性などというものは、小心者の心に宿るお化けのようなもの」なのだ。戦場における最高の軍師は、敵の動き、天候、予期せぬ展開、失敗などに臨機応変に対応して計画を変更する。あなたにとって大切なことは、市場において最も正しくあるべきときに正しくあることだ。 このオニールの言葉は深いですね。私たち人間の一般社会では、考えを変えず首尾一貫していること、自分が一度口に出した言葉に責任を持ち続けること、は称賛される性質ですが、「常に変わり続けることだけが唯一の原則」であるここ株式市場では、そういった「一般的に賛美される人間の特質」は役に立たないばかりか、逆に有害ですらあるということなのです。 つまり、 株式投資と言う「真の戦場」においては、状況が変わればあっさり前言を翻しても全然100%OKだし、むしろそうでなくては生き抜けない ということです。 必要な、求められる「常識」が、一般社会とは170度くらい、全く異なる んですね。(続く)
Nov 21, 2017

さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。第62位は、オニールの相場師養成講座 (ウィリアム・J・オニール著、パンローリング社)です。 この本は、永遠の名著で全米ベストセラーでもある、 オニールの成長株発掘法 の著者であるウィリアム・オニールが、初心者向けにその投資哲学を口述したものです。 語り言葉ならではの分かりやすさ があり、私のお気に入りの1冊です。リバモア唯一の自筆本である、 リバモアの株式投資術 などに通じる、「シンプルなんだけど奥が深い」魅力があります。ま、一言で言えば、これまた「最高の1冊」ということですね。♬ さて、初回となる今回は、早くもオニール節全開の「はじめに」を見ていきましょう。 1990年代の相場は、1636年のチューリップの球根に対する投機熱にも匹敵するほど異常だった。。。1998~2002年のような激動の時期を過ごしたあとでさえ、わたしが最も痛感していることは、ものごとはほとんど変わらないということだ。 市場を動かしているのは群集心理だ。そしてー特に非常に多くの投資判断を左右している願望と恐怖心とプライドとエゴについていえばー人間の本性は1929年や1636年と現在で変わった様子はほとんどないのだ。。。投資で大成功することと、あなたの感情や個人的な意見とはなんの関係もない。 株式市場は、わたしたちがどんな人間で、どんなことを考え、どんなふうに感じているかなどまったくお構いなし だ。 市場はなににも増して野獣 だ。人の願いなどに関心はなく、常識など眼中になく、強烈なあまのじゃくであり、事あるごとに大多数を裏切ることに情熱を燃やしているように見える。 市場が従うのは需要と供給の法則だけ だ。あなたが投資家としてこの現実を把握し、市場に逆らわず、市場に沿って行動することを学ばないかぎり、よくても並程度の成果に甘んじることになるだろう。 市場では、あなたが何者で何を考えているかなど何の意味もない。。。 市場はやりたいことをやる。市場に逆らっても損をするだけ だ。 くー、この圧倒的で冷徹な実践感。痺れます。また、これらの文章には、オニールのモメンタム投資家としての考え方が凝縮 されている感じもしますね。 さてそれでは次回からは、いよいよ本文を見ていくことと致しましょう。(続く)
Nov 20, 2017

さて今日は 2017主力株概況シリーズ です。 32位 9707 ユニマット リタイアメント・コミュニティ (東JQS、3・9月優待) ◎◎ PF時価総額32位の準主力株は、ユニマットHD傘下で全国で多機能型介護施設『そよ風』を運営しているユニマットRCです。2015年に一度主力の一角として激アツで手掛け、その時は強烈な業績下方修正でノックダウンされ超絶損切りで命辛々逃げ出した銘柄ですが、その後の業績回復と指標的な割安さ、同業他社と比較した場合の異次元の相対魅力度の高さを評価して、今回恥ずかしながら再び舞い戻って参りました。(滝汗) 現在の株価は1555円、時価総額134億円、PBR0.96、自己資本比率は31.0%、今期予想PE6.52、配当利回り0.9%(14円)、総合利回り0.9%(14+0=14円、優待は0円換算)で、優待は100株保有で「自社直営グループホーム入居保証金20%割引+ 自社直営有料老人ホーム管理費250円割引」500株保有で「同500円割引」です。 さて今日はここで、復習として介護関連銘柄の比較をしておきましょう。 2373 ケア21 (PBR2.53×PER12.56=31.78) 2374 セントケアHD (PBR2.16×PER16.53=35.70) 2398 ツクイ (PBR3.03×PER22.62=68.54) 2435 シダー (PBR3.71×PER31.71=117.64)4355 ロングライフHD (PBR1.68×PER20.60=34.61) 6059 ウチヤマHD (PBR0.68×PER16.28=11.07)6092 チャームケアC (PBR6.98×PER25.14=175.47) 9707 ユニマットRC (PBR0.96×PER6.52=6.26) 世界一の高齢化がこれからも驚異的なスピードで進むことが高い確率で予想されているここ日本では、介護関連は「確かな成長産業」です。そのためどの銘柄も株式市場からの評価は高く、グレアムのミックス係数 は30~180 となってるところが多いです。 そしてその中で、ミックス係数が10以下のユニマットRCが突出して異次元に安いことが分かります。(但し今期は特別利益込み。実質的なPERは10倍程度)後、ウチヤマHDもまずまず安いですね。。。。。。。 ところで私は介護関連銘柄とは非常に相性が悪く、かつて超主力で戦った「6059ウチヤマの陣」では結果を出せず一敗地に塗(まみ)れました。 その後改めて介護銘柄を分析し、新たに白羽の矢を立てた「9707ユニマットRCの陣」で2015年に2回目の勝負を挑みましたが、この時もまたしても敗北に終わり、多くの兵力を失い血を流しました。 そのため今回の「第2次9707ユニマットRCの戦い」では、かなり兵力を絞り、半身の姿勢で臨むこととなりました。「そんなに苦手なら介護銘柄なんか触らなきゃいいじゃないか。」というもっともな声が自分の頭の中で囁いていますが、これからさらに本格的な高齢化社会を迎える日本ではこの業界の長期的な成長性は揺るぎませんし、私はどうしてもPF上位で有力な介護関連銘柄を持っておきたいのです。 ただこれは以前からなのですが、「ユニマット関連」の銘柄と言うのは親の都合で利益水準が大きくかつ突然にトリッキーにブレることがあり、自分の中では「要注意グループ」となっています。そして今のユニマットRCが指標的に同業他社に対して明らかに安いのも、多くの投資家に ユニマットリスク が潜在的に共有認識としてあるから、と言う面が厳然としてあると個人的には考えており、その点は割り引かなくてはならないとも感じています。 そのため、ここに関しては最大限の注意を払いながら、若干の疑心暗鬼と共に慎重に保有しているというところですね。(汗)2017主力株概況シリーズ 免責事項2017主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Nov 19, 2017

さておかげ様で超絶な大好評を戴いている「株式投資本オールタイムベストシリーズ」ですが、今日はそのスピンアウト企画として、過去の凄腕バリュー投資家について改めて見ておきましょう。尚、シリーズ第1弾として、 凄腕モメンタム投資家を見てみよう 2017年編 を以前にアップしていますので、是非こちらも合わせて御覧下さい。 まずは、バリュー投資について、極めて高い視点から俯瞰し、それを最新のデータを基にして体系的にまとめ上げた、ジョン・ミハルジェビック 100人を超える世界の名だたる投資家にインタビューを行ってきたバリュー投資の専門家である彼が、その貴重な知見をまとめ、世界のスーパースターたちの様々な投資法をまとめ上げた極上の一冊である バリュー投資アイデアマニュアル は、全バリュー投資家必読&2014年株式投資本ダントツナンバーワンだった衝撃の1冊ですね。最初にこの本を読むと、バリュー投資にはどのような手法があるのか、そして自分にはどのようなやり方が向いているのかが分かるので、とても良いと思います。ある意味、「投資家にとっての鏡」の様な本なんですね。 さて次に紹介するのは、「バリュー投資」という概念の発明者である ベンジャミン・グレアム バリュー投資の創始者であり、また世界一の投資家ウォーレン・バフェットの師匠でもある、我々バリュー投資家にとっての「神様」的な存在ですね。 当ブログでは過去に彼の代表作である 新 賢明なる投資家 を紹介しています。 次に紹介するのは、皆様ご存知の ウォーレン・バフェット その知名度は圧倒的ですね。 当ブログでは過去に、 バフェットからの手紙 バフェットのポートフォリオ バフェットの教訓 の3冊を紹介しています。また今後の株式投資本オールタイムベストシリーズでも、更に数冊のバフェット関連本を取り上げる予定です。 そしてバフェットと言えば、忘れてはいけないのが彼の投資参謀の チャーリー・マンガー 当ブログでは過去に、 完全なる投資家の頭の中 を紹介しています。 20世紀最高のストックピッカーと言われた、伝説のファンドマネジャージョン・テンプルトン 「逆張り投資の伝道師&国際分散投資の始祖」 であり、 「逆張り系優待族」を自認する私にとっては最も尊敬する投資家の1人ですね。 当ブログでは過去に、テンプルトン卿の流儀 を紹介しています。 次は1980年代のカリスマファンドマネージャーで日本での知名度が高いピーター・リンチ 私は彼から 企業IRへ電話をかけることの重要性 を学びました。当ブログでは過去に、ピーター・リンチの株で勝つ を紹介しています。 世界最大級の資産運用会社、オークツリー・キャピタル・マネジメントの創業者 ハワード・マークス 彼の 投資を成功させるには、一番大切なこと がたくさんある。 それらはすべて重要 なのだ、と言うのは本当に名言です。当ブログでは過去に、投資で一番大切な20の教えを紹介していますが、「あらゆる投資本の中で、この本がベスト。」と激賞するバリュー投資家の方も多くいますね。 ニューヨークの超名門投資顧問会社「ツウィーディ・ブラウン」のマネージング・ディレクタークリストファー・H・ブラウン ツウィーディ・ブラウンは、「バリュー投資界のバチカン」、「聖地」として知られています。それは、ベンジャミン・グレアム、ウォルター・シュロス、ウォーレン・バフェットという歴史に名を残す3人の著名投資家のブローカーだったからです。そしてバリュー投資のDNAをダイレクトに受け継ぐ彼の言葉には、熟成されたウイスキーの様な芳醇さがあるんですね。 当ブログでは過去に、 バリュー投資 を紹介しています。 1987年に自身が創立した投資顧問会社であるグリーンヘイブンで、過去25年間に現物投資だけで平均年利19%と言う驚異のリターンを上げてきた エドガー・ヴァへンハイム3世 彼は、グレアムやバフェットに連なる手堅い正統派のバリュー投資家です。そしてその著書を読めばすぐに分かりますが、ヴァへンハイムは「本物」です。 当ブログでは過去に、ハーバード流ケースメソッドで学ぶバリュー投資 を紹介しています。 次は、ジョエル・グリーンブラット 現代最高峰のバリュー投資家です。また彼の「 バリュー投資は必ずしもいつもうまくいくわけではない。 短期的にはうまくいかないこともある。しかも その状態が2~3年も続くこともある。 それは非常に良いことです。 私達の バリュー手法が一定の間うまくいかないという事実こそまさに、長期的にはうまくいく理由だからです。 」 と言うのは、時空を超えた名言 ですね。 当ブログでは過去に、 株デビューする前に知っておくべき「魔法の公式」 グリーンブラット投資法 の2冊を紹介しています。 孤高の天才、ケン・フィッシャー 真のコントラリアン(逆張り投資家)であり、宝石の様な言葉が散りばめられた彼の著作はどれも「ある種の異常な輝き」に満ちています。 当ブログでは過去に、 ケン・フィッシャーのPSR株分析 を紹介しています。また株式投資本オールタイムベストシリーズで、「チャートで見る株式市場200年の歴史」が、近日中に新たに登場予定です。 最後に若手投資家から数人。 まずは、現代バリュー投資家界で最も頭の良い男として知られる モニッシュ・パブライ 彼の 「厳選した少数に賭ける、大きく賭ける、たまに賭ける」 と言う言葉は、投資の真髄 だと思っています。 当ブログでは過去に、 ダンドー を紹介しています。 パブライの盟友でもある、ガイ・スピア 彼の 人に勧められたものは買わない 売り込みにあった投資は、必ず避ける というのは大切な視点ですね。 当ブログでは過去に、勘違いエリートが真のバリュー投資家になるまでの物語 を紹介しています。 さてどうだったでしょうか? バリュー投資家界には本当にスーパースターがたくさんいますね。私もこれからも少しでも良い投資家になれるように日々精進していくつもりです。
Nov 18, 2017
さて今日も通常の2017PF概況シリーズです。561位 4678 秀英予備校 (東1、3・9月優待) 〇 PF561位は、静岡地盤で中学生向け集団指導塾が主力の秀英予備校です。 現在の株価は469円、時価総額31億円、PBR0.82、自己資本比率は29.5%で利益剰余金はマイナス、今期予想PER70.00、配当利回り2.6%(12円)、総合利回り4.7%(12+10=22円)で、優待は100株保有で年2回500円相当の図書カードです。 秀英予備校は業績も財務状態も今一歩ですが、1単元も低くてカジュアルに買いやすいですし、十分過ぎる程の総合利回りが出ていますし、優待族的には実に良い銘柄です。現行の優待制度が続く限りはこれからも楽しくホールドして応援していく予定です。
Nov 18, 2017
さて今日は久々に2017PF概況シリーズです。560位 3726 フォーシーズホールディングス(東2、9月優待) △ PF560位の超微力株は、IT発祥で買収によって化粧品・健康食品の通販会社となったフォーシーズホールディングスです。 現在の株価は496円、時価総額35億円、PBR2.31、自己資本比率は44.9%、今期予想PER34.69、配当利回り0%(0円)、総合利回り4.0%(0+20=20円、優待品は私の独断で額面の20%で換算)で、優待は100株保有で、10000円相当の株主優待券(5000円×2枚、※「フェヴリナ」・「サイエンスボーテ」で1枚ずつ利用可。また 株主優待引き換え限定商品10品 の内から2つを選ぶことも可)です。 フォーシーズホールディングスは指標的にはやや高いですが、ま、優待狙いで1枚ホールドしていくのには大きな問題はないものと考えています。
Nov 17, 2017

さて今日も株式投資本オールタイムベストシリーズです。今回は第20位新マーケットの魔術師 ジャック・D・シュワッガー著、パンローリング社) のまさかの第3弾です。シリーズの第2作目(通称:白本)となる歴史的名著ですね。 今日は、ポーカープレーヤー出身の魔術師、ビクター・スペランデオについて見ていきましょう。 、、、先の生命保険の例で言えば、株式市場に参加する大部分の人は、20歳と80歳の市場年齢による違いを認識していないのです。。。 マーケットがどの段階にあるのかを知らずにトレードするのは、20歳の青年と80歳の老人に同額の保険料で生命保険を販売するようなもの なのです。 これは、ポーカープレイヤー出身のスペランデオらしい、数学的でかつ分かりやすい表現ですね。そして市場サイクルの「今、どこにいるか。」を感じ取ることの大切さは、超名著 投資で一番大切な20の教え の中で、著者のハワード・マークスも繰り返し述べていましたね。(インタビュアーのジャック・D・シュワッガーの質問)知性とトレーディングでの成功との間に、何か相関関係はありましたか? (スペランデオの答え)絶対にあります。しかし、一般に考えられているようなものではありません。 私が訓練した人たちの1人に天才がいました。知能指数は188。テレビのクイズ番組に出演して、すべての出題に正解した男でした。しかし、彼は5年間で、たったの10セントも稼げませんでした。ただ知識を与えるだけではトレードの教育にならない、と私は悟りました。 トレーディングで成功する秘訣は、感情を管理することにある のです。 トレーダーとして成功するためには、自分の誤りを認める度量がなければなりません。。。 トレーディングに関しては、自分の誤りを素直に認める人が勝利への道を歩む ことになるのです。 トレーディング以外には、恐らく、自分の過ちを認めなければならない職業は存在しない のです。。。 トレーディングでは自分の失敗を隠せない のです。。。トレーダーにとって理屈をこねることは、最終的な破産へと進む確実な道を辿ることなのです。 我々投資家にとって、自らの過ちを素直に認めることは必要不可欠な能力です。何故なら マーケットでは「100%常に正しい」ことなどはあり得ず、あらゆる投資家が失敗を犯す からですね。。。 さて、これでスペランデオのインタビューの紹介は終わりなのですが、興味のある方は是非彼が書いた「スペランデオのトレード実践講座」も併せて御覧下さい。これまた極上の素晴らしい1冊ですよ。♬
Nov 16, 2017

さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。今回は以前第20位で紹介した新マーケットの魔術師 (ジャック・D・シュワッガー著、パンローリング社) の数年ぶりの続編です。シリーズの第2作目(通称:白本)となる歴史的名著ですね。 今日は、ジョージ・ソロスの下で、柔軟さと多様性の極意を身につけた「テクニカル派の巨人」、スタンレー・ドラッケンミラーの珠玉のインタビューを見ていきましょう。 ジョージ・ソロスの投資哲学で、私が受け入れたものがあります。それは、長期的な収益を築き上げるには、資産を保ち、ホームランを打つこと、なのです。。。 多くのファンド・マネージャーたちは、いったん、30~40%の収益を上げると、その年を終えてしまいます。(残りの期間、既に実現した素晴らしい収益を危険にさらすことのないように、注意深くトレードを行う。) 本当に素晴らしい長期収益を達成する方法とは、30~40%の収益が上がるまで努力を重ね、そしてもしもその時点で確信を持てるのであれば、100%の収益を目指す、ということなのです。 このドラッケンミラーの指摘は「人間の心理の盲点」を突いていて鋭いなあと思いました。言われてみると、私も投資成績が良好な年(特に対インデックスで良い時)には年の後半になると、ちょっとホッとして気が抜けて、ポートフォリオ管理にかける時間が短くなってしまう事があるのですが、「それは心の罠」であり、最後の最後まで全力で駆け抜けることが大切なんですね。 最も重要なことは、マーケットの見通しについて正しいか間違っているかということではなく、正しければいくら稼げ、間違っていればいくら損するか、ということ なのです。私は何度かソロスに非難されましたが、それは私が本当に正しいマーケットの見通しを持っていたにもかかわらず、その機会を最大限に利用しなかった時でした。。。 、、、そのポジションは、思惑通りの成果を出し始め、私はそれをかなり自慢に思っていました。ソロスが私のオフィスに来て、われわれはそのトレードについて話しました。 「ポジションのサイズは?」と彼に聞かれました。私は「10億ドルです。」と答えました。 「それでポジションと呼べるのか?」 とソロスは吐き捨てるように言い、私にポジションを2倍にするように勧めました。 ソロスは、もしそのトレードに強い確信を持っているなら、すべてを賭けて勝負しなければならない、と教えてくれました。 貪欲になる勇気が必要 なのです。 この ソロスの「それでポジションと呼べるのか?」という言葉は、私達投資家の中では「伝説の名言」となっています。そして私はある銘柄を主力として戦う時には常にこのソロスの言葉を思い起こして、本当に自分の「確信度に応じた大きなポジションサイズ」になっているかを自らに問うようにしています。 私達投資家は、「正しい時には大きく勝つ。」ことがどうしても必要 なんですね。 基本的なマーケットの真実の1つは、勝たなくてはいけないとき、勝つことは出来ないというものである。 マーケットとは、切羽詰まった状況から生まれる不注意さを決して許さない、非常なところなのである。 古いウォール街の格言に、「脅えたカネで勝つことは出来ない」というのがある。その理由は単純である。負ける余裕のないカネを危険にさらせば、トレードの感情的な落とし穴が全て増幅されてしまうからである。 自暴自棄になったトレードに付随する不注意を、マーケットが大目に見てくれることはないのである。 この「脅えたカネで勝つことは出来ない」という格言も、自分が常に心に留め置いている言葉です。私の観察によると、少額の資金で高いレバレッジをかけて戦っている投資家の方は、非常に高い確率で数年以内に市場から淘汰されて去っています。この理由も、「心理的に極めて不利な状況で戦っているので、メンタルが持たない。」からではないでしょうか? (まさかの続編へ続く)
Nov 15, 2017

さて私は毎日大量の投資本を読みながら御機嫌に株式投資をしているわけですが、その中には「頻繁に参照する」名著中の名著と言うのがあります。それは具体的には、 株式投資本オールタイムベスト10 の中の、 生き残りのディーリング や オニールの成長株発掘法 などがそうなのですが、実は一番良く手を伸ばすのは マーケットの魔術師シリーズ全4作 になります。 そしてその中でもシリーズ第1作の 青本 を最も愛でているのですが、実は更にその中でもダントツに良く読み返すのが、前回紹介した エド・スィコータ のインタビューに並んでポール・チューダー・ジョーンズの記事になります。 彼はテクニカル投資で驚異的な成功を収めたスーパートレーダーであり、その言葉の1つ1つには純金よりも遥かに光輝く至高の価値があります。今日は、そんな彼の宝石の様な名言を一緒に味わっていきましょう。 「この相場はもう誰も売って来ない」と2度目のミーティングで彼は強調した。このように短期間で180度考えを転換したことに、ジョーンズの成功の根底にある優れた柔軟性が現れている。彼は当初のポジションを素早く手仕舞っただけでなく、いったん自分の見通しが誤っていることが明らかになれば、進んで逆の側につく。 優れた投資家というのは、とにかく「柔軟性」に優れている んですね。そういえば外資系金融出身で「恋愛工学」で有名な藤沢数希さんも「恋愛と投資では、状況が変われば瞬時にいつでも前言を翻してよい。そういうルールの世界なんだ。」と言う様なことを語っていましたが、この複雑で変幻自在なマーケットで生き抜くには 「くらげ」 の様な心の柔らかさが必要なんですね。 日々、できるだけ幸せでリラックスするように努めている。もし自分に不利なポジションを持ってしまったら、素早く手仕舞うようにしているし、有利な方に動いたら、持ち続けるようにしている。→ この言葉には、モメンタム投資家の考え方が良く表れていますね。私はいつも儲かった場合ではなく、損した場合のことを考えている。→ マックス・ギュンターの 運の良い人は悲観的推測に基づいて行動する という名言を思い出しますね。 リスク管理はトレードにとって最も重要なこと。。。損をするに従ってポジションサイズを落としていく。私はトレードがうまくいかないときはポジションサイズを落とし続ける。そうすれば、トレードの状態が最悪になっているときに最小のポジションになる。→ トレードは0か100ではなく、うまく行かないときは断続的に70→50→30と可変的に落としていけばいい、ということですね。言い方を変えれば「常に正しくあろうとはしない。しょせん無理なのだから。」という事だろうと思います。前世紀の大投資家ジェラルド・M・ローブはこれを「ステップシステム」と呼んでいましたね。 ナンピンをしないこと。トレードがうまくいかないときは枚数を減らすこと。うまくいっているときには枚数を増やすこと。コントロールができないような局面では決してトレードしないこと。例えば、私は重要な発表の前には多くの資金をリスクにさらすようなことはしない。それはトレードではなくギャンブルだからだ。 もし損の出ているポジションを持っていて不快なら、答えは簡単だ。手仕舞うだけだ。いつでも相場に戻って来れるのだから。新鮮な気持ちでスタートを切るのに勝るものはない。→ 、、、どうでしょう。ジョーンズの言葉って凄くないですか? 簡潔で分かりやすくて、心の中にすーっと入ってきます。超一流の投資家の言葉と言うのは、とてもシンプルなことが多いんですね。後、多くのS級投資家が口を酸っぱくして繰り返し述べていることですが、 絶対にナンピン買いをしない ことも本当に大切ですね。 トレードで最も重要なルールは巧みな攻撃をすることではなく、巧みな防御をすることだ。 → これは本当に大切なことです。そして私が 優待バリュー株投資 を専門にして戦い続けているのも、これが特に下げ相場に強い、防御力の高い投資法であるからなんですね。 英雄を気取ってはいけない。自己中心的な考え方をしてはいけない。常に自分自身とその能力を疑ってみる。自分はうまいんだなどと思ってはいけない。そう思った瞬間、破滅が待っている。。。 成功するためには脅えていなくてはならない。 。。 私が大きくやられるのは、いつも大きく稼いだ後で、自分は何かをつかんだと思い始めた時 だ。→ 、、、これが世界最高のトレーダーの1人と評されるジョーンズの言葉です。驚くほどの謙虚さ。彼にしてこの心構えな訳ですから、 私達市井の街角投資家は「常に頭が地面に付くほどに謙虚」でなくてはならない んですね。 私の強みの1つは、現在までに起こったことを何でも歴史の様に見ているという事 だと思う。私は3秒前に相場で犯したミスはまったく気にしない。私が気にするのは、次の瞬間から何をしていくかということだけだ。 この「何でも歴史の様に見る」という視点は、初めてこの本を読んだ時に鮮烈な印象を持ちました。スーパートレーダーが特別な存在であり続けている秘密の一端を垣間見た気がしましたし、私も常に彼のこの言葉を意識しながら日々の相場に向かっています。 、、、相場は下がらなかった。。。私はまず最初に線路に耳を当ててみるんだ。私は価格の動きがまず先で、ファンダメンタルは後からついてくるといつも信じている。 この「テクニカルがファンダメンタルに先行する」という局面は実際の相場で頻繁にありますね。市場には「インサイダー」が厳然として存在しますし、私も 「テクニカルが放つ危険信号」を決して甘く見てはいけない といつも肝に銘じています。 、、、いやあ、思わず時を忘れて語り尽してしまいました。改めて、この「青本」の凄さに痺れますね。 (もしかすると、いつの日か、次回へ続く)
Nov 14, 2017

さて今日は株式投資本オールタイムベスト61位ウォール街のモメンタムウォーカー個別銘柄編 (ウェスリー・R・グレイ、ジョン・R・ボーゲル著、パンローリング社) の最終回第11弾です。 今日はまとめです。 バリューは悪いニュースに対する過剰反応であり、モメンタムは良いニュースに対する過小反応である。 良い表現ですね。まとめると、 バリューやモメンタムのような戦略はおそらくは将来的にも機能し続ける だろう。 なぜなら、これらの戦略はパッシブベンチマークに対して「大きくアンダーパフォーム」することがあるから である。 はい、この最後の一言が恐らく「市場の真実」なんでしょうね。 バリュー投資もモメンタム投資も統計的にはパッシブ投資に較べてうまく行くが、市場を大きくアンダーパフォームすることがあり、しかもその期間が現実的にとても耐えられないほどに長いことがあるので、機関投資家を含めて大多数の投資家はこれらの戦略を実行しきれない ということなのだろうと思います。 さて、これでこの本の紹介は終わりです。個人的には2017年最大の衝撃作でした。私はこれまでに数百冊の株式投資本を読み倒してきましたが、ここまで驚きそして感動した本は数える程しかありませんし、今改めて1から株式投資本オールタイムベストシリーズを書くとしたら「ベスト10入り」は確定の、殿堂入りの飛び抜けた名著と思います。未読の方は是非。(終わり)
Nov 13, 2017

さて今日はPF上位銘柄を紹介する 2017主力株概況シリーズ です。 31位 4928 ノエビアホールディングス (東1、3・9月優待) △ PF31位の準主力株は、訪問販売主体の化粧品会社のノエビアです。 現在の株価は7690円、時価総額2726億円、PBR4.61、自己資本比率63.2%で有利子負債は0、今期予想PER38.39、配当利回り2.0%(150円)、総合利回り2.5%(150+44=194円、ノエビアの化粧品は非常に人気が高くて戦闘力があるため、優待品は額面の100%換算)で、優待は100株保有で年2回税抜2000円相当の自社商品、1000株保有で税抜22000円相当の自社商品です。 1000株優待ではwebカタログの中から税抜22000円分の商品を選ぶことができます。今日は私の過去の選択例をいくつか見ておきましょう。 このような商品達でした。もちろんこれらの選択した優待品は全て姫の元へ旅立ちます。 ちなみに、以前選択した商品の中には、 なんと 1本で18000円 (上の写真の左の商品)もするものもありました。 化粧品の値付けは完全に頭がおかしい。 というのがバリュー投資家としての率直な感想ですし、驚きで目が飛び出ますね。(笑) こうしてみると、「化粧品会社というのは儲かって当然だな。」としみじみと思います。実際抜群のブランド力を誇るノエビアHDも、長年極めて高い利益率を謳歌し続けています。会社は儲かる、優待品で姫はより美しくなる、株価上昇で私も潤う、いいことばかりですね。なんだかどこかに深い深い落とし穴がありそうな気もしますが (笑)。。。。。。 さて冗談はこれくらいにしてここで少し真面目な話をすると、今のノエビアHDの株価位置はバリュー投資家的な観点からは「ちょっと上がり過ぎ」だとは思います。ただ、 株式投資で利益を伸ばすには、「株価の勢い(モメンタム)がある限りは、我慢してホールドを続ける。」ことがどうしても必要 であり、私も「ノエビアHD、もうガチで高いんだけどなあ。でも引っ張れる限りは極限まで引っ張りたい。出来ればそろそろ株式分割&優待維持があると最高なんだけどなあ。」と日々思いながら、自分の現在の基本戦略であるバリュー → モメンタム戦略(不人気な時期にバリュー株としてそっと静かに買い、株価の上昇局面をグロース株として圧力強く楽しくホールドし、ついにモメンタム(勢い)が失われたときに迅速に売却し、ポッケに札束をねじ込んでドロボーの様に光速で逃げ去る投資法の事) に従って粛々と保有を継続している所です。(汗)
Nov 12, 2017

さて今日は 2017年主力株概況シリーズの中間総括 として、ここまでで紹介したポートフォリオTOP30銘柄をまとめておきます。私はこれらの銘柄と共に、日々市場で戦っているという事ですね。 尚、最初にお断りししておきますが、私は独自の「優待株いけす理論」を基として、常に総合戦闘力最強の頑健な銘柄のみでポートフォリオ最上位を組み上げることを目指しており、順位は常に変動しています。 ポートフォリオは年中無休で改築中 ということですね。また今年も既に10か月が経過したため、今回紹介するTOP30銘柄の中には残念ながら状況の変化に伴って「力量不足」と判断され、既にかなり順位を落とした子もいます。 TOP30銘柄の「その後」の命運については極一部はこの後触れますが、それ以外はまた来年の新しい 2018主力株概況シリーズ で是非御堪能頂ければと考えていますのでご了承ください。 まずは復習でTOP10銘柄です。 1~10位 11~20位 それではいよいよ、21~30位を見ていきましょう。21位 3467 アグレ都市デザイン アグレ都市デザインは若い会社ですが、創業以来順調な成長を続けており、7月28日には東証2部昇格を果たしました。今期の業績推移も好調ですし、来年はいよいよ「東証1部昇格チャレンジ」となる可能性もありますし、今改めて見ても本当に良い銘柄と思います。今は、優待新設&株式分割に期待しながら楽しくホールド中です。尚、更なる買い増し&株価上昇により、現時点での最新順位は余裕のポートフォリオTOP10入りとなっています。22位 9324 安田倉庫 株価上昇の起爆剤となる魅力的なカタリストが複数揃った、キラキラと輝く素敵な銘柄。来期の業績回復にも期待している。 23位 8818 京阪神ビルディング ここは利益率が極めて高く、「非凡な銘柄」と評価している。今後もPF上位でゆったりホールドしていけたらいいな、と考えている。24位 8591 オリックス ここは指標的な割安さ、成長力、優待力、高い総合利回りを兼ね備えた途轍もなく良い銘柄です。機関投資家とまともに張り合う事になるので個人投資家にとっては状況的に不利な「超大型株」であることを除くと、ほとんど欠点の無い「スーパー銘柄」ですね。 25位 1718 美樹工業 ここは住宅、建設が柱の実に地味な銘柄ですが、指標的に見ると破格に、超安いです。株式市場という海は本当に広くて深く、マーケットの片隅には未だにこんなに魅力的な銘柄が不人気なままに放置され続けているんですね。26位 4754 トスネット ここも建設現場やイベントの交通誘導警備が柱の地味株ですが、ここ数年で利益率が急改善しています。指標的な割安さ、着実な成長力、堅牢な財務、魅力的な優待 の4つの魅力を兼ね備えた、実力派銘柄ですね。27位 7837 アールシーコア 丸太組み工法の住宅(ログハウス)でトップシェアを誇る、実に私好みのニッチ銘柄です。指標的に安く、総合利回りも高く、ややマニアックな優待品にも確かな魔力が宿る、3拍子揃った銘柄ですね。ちなみに「業界最凶 ハピネス拡散」という、かなりイカレた中期経営計画のネーミングはIRによると「社長さん自身によるもの」とのことです。(笑)28位 3515 フジコー 私が典型的に好きな優待バリュー株の条件である、超低PBR、好財務、不人気。その全てを高いレベルで満たしている「3種の神器」が揃った小粋な銘柄ですね。29位 7551 ウェッズ ここはあまり成長力はないですが、指標的に十分に割安ですし、またしっかりとした総合利回りも出ていますし、自己株式の償却をするなど「株価に意識を向けた経営」をしてくれていますし、非常に安定感のある良い銘柄です。ポートフォリオの「午後の紅茶」的な、癒し系の存在ですね。30位 7614 オーエムツーネットワーク ここは万年不人気ですが非常に地力のある玄人受けする銘柄で、大相撲で言うと「安美錦関」のような存在です。指標的な割安感と高い優待戦闘力を併せ持つ、安定感のある良い銘柄ですね。 以上、2017年ポートフォリオ時価総額TOP30のまとめ でした。
Nov 11, 2017

さて今日は株式投資本オールタイムベスト61位ウォール街のモメンタムウォーカー個別銘柄編 (ウェスリー・R・グレイ、ジョン・R・ボーゲル著、パンローリング社) のクライマックス第10弾です。 今日も引き続き第2部の大トロのところを一緒に見ていきましょう。 次は、第6章 モメンタムの最大化―重要なのは経路 から。 「スムーズな」モメンタム経路を持つ銘柄は、「でこぼこの」モメンタム経路を持つ銘柄よりも、将来的なパフォーマンスは高い。 これは、 株価が綺麗に順調に上がっていく銘柄の方が、汚くぐちゃぐちゃに迷走しながら上昇する銘柄よりも成績が良い という指摘なのですが、この本を読むまではそんなデータは全く知りませんでしたし、多分自分だけの力では200年かかっても思いつくことすらなかったと思います。非常に印象に残りましたし、勉強になりました。↑ 確かに高クオリティー・モメンタムポートフォリオの方が良く騰がっていますね。 またこの本を読んで思ったのは、永遠の名著である オニールの成長株発掘法 の CAN-SLIM投資手法 の中のN N= New Highs Off Properly Formed Bases 株価が正しい「ベース」を抜けて、年初来高値、昨年来高値、上場来高値などの新高値をつけていること。 の {株価が正しい「ベース」を抜けて}と言うのは、グレイ&ボーゲルの言う、「スムーズ」なモメンタム経路を持つ銘柄の事 なんだなということでした。 そして、この モメンタムの経路が大切との指摘は、考えてみると実際の相場でも良く観察される事実 のように感じます。 派手さはないんだけど、ずっとじりじりと静かに上昇し続けて、いつの間にかパフォーマンスに大きく貢献してくれている地味株 ってポートフォリオに良くありますよね。(ついに栄光の最終回へと続く)
Nov 10, 2017

さて今日は株式投資本オールタイムベスト61位ウォール街のモメンタムウォーカー個別銘柄編 (ウェスリー・R・グレイ、ジョン・R・ボーゲル著、パンローリング社) の好評第9弾です。 今日からは第2部の中で最高のところだけをコンパクトに一緒に見ていきましょう。 まずは、第5章 モメンタム戦略構築の基礎 から。 第1部は、私たちに重大なメッセージを残した。「すべての投資家はモメンタムを使うことを考えるべきである。」そして、 モメンタム戦略を実行する可能性の最も低いバリュー戦略に忠実な投資家にとって、バリューポートフォリオをモメンタム戦略で補完すれば、大きなメリットを得ることができる という逆説的な命題が成立する。 くー、これは非常に鋭い指摘です。何故なら我々バリュー投資家は基本的に逆張り思考が極めてに強く、必然的に「反モメンタム投資家」に成りがちだからです。 短期(ルックバック期間1か月)と長期(ルックバック期間60か月)のモメンタムポートフォリオではリターンリバーサルが発生するが、中期モメンタムポートフォリオ(ルックバック期間1年)ではリターンは継続する。投資アプローチとして最も説得力があり堅牢なのは中期モメンタムである。 中期モメンタムでは、勝者は勝ち続け、敗者は負け続ける。 この 中期モメンタムが最も堅牢 という指摘は非常に勉強になりました。そして私はこの本を読んだ直後から、毎日のポートフォリオ管理で主力株に関して、過去1年間のレラティブストレングス(RS≒モメンタム)をチェック項目に追加することとしました。 ちなみに私のPFトップ20銘柄のこの記事の下書き時点での中期モメンタムは以下の様になっています。(1が最も弱く、100が最も強い) PF最上位群のモメンタムがやや弱く、それが今年の今一歩のパフォーマンスに繋がっていることがはっきりと見て取れますね。(汗) そして私がこの第5章を読んだ時に最初に連想したのが、前世紀の大投資家である ジェラルド・M・ローブ の あなたの持っている銘柄の多くが高値を更新していれば、現在の状況において適切な銘柄を持っている と考えられる。 と言う名言でした。 私はこの言葉がずっとずっと心の深い所に引っ掛かり続けていたのですが、この本を読んでその棘(とげ)がようやく溶けました。そしてローブは体感的に「モメンタム投資の真髄」を理解していたんだなあということと、この本は「これまで霧とベールに包まれていたモメンタム投資」の本当の「鋼鉄の真実の扉」を開く、歴史的で革命的な一冊なんだなあ、ということを深い感動と共に実感しました。。。 と同時に私は、今後は主力株の中期モメンタムに一層の注意を傾けて日々戦うようにしよう、と決意を新たにしました。(続く)
Nov 9, 2017

さて今日は株式投資本オールタイムベスト61位ウォール街のモメンタムウォーカー個別銘柄編 (ウェスリー・R・グレイ、ジョン・R・ボーゲル著、パンローリング社) の好評第8弾です。 今日は、このようにトップアノマリーであるモメンタム戦略を何故スマートマネー(大口投資家)が裁定に使っていないのか?について述べた部分を中心に見ていきましょう。 モメンタム投資は常に機能するわけではなく、大失敗することもある。こうした厳しい現実を考えると、スマートマネーがモメンタムプールにつま先をあまり深く入れ込まないように注意しているのは納得がいく。 モメンタム戦略は危険すぎる のだ。 モメンタム戦略はときにはあなたの富に危険を及ぼすこともある。↑ 確かに2008~2009年のモメンタム株の成績の劣悪さは際立っていますね。 モメンタム戦略を利用するときのマーケットフリクションは、キャリアリスクどころの話ではない。 確かに、2008年にモメンタム戦略を取っていたら、ファンドマネージャーは100%首になったでしょうね。(続く)
Nov 8, 2017

さて今日は 2017主力株概況シリーズ です。 30位 7614 オーエムツーネットワーク (東JQS 1・7月優待) ◎◎ PF時価総額30位の準主力株は、2292エスフーズ傘下の食肉小売業のオーエムツーネットワークです。前回の19位からは少し順位を下げての登場となりました。ここは万年不人気ですが非常に地力のある玄人受けする銘柄で、大相撲で言うと「安美錦関」のような存在です。 現在の株価は1440円、時価総額102億円、PBR0.83、自己資本比率は74.1%、今期予想PER8.80、配当利回り1.7%(24円)、総合利回り2.1%(24+6=30円)で、優待は年2回、1・7月に100株保有で自社オリジナルギフト商品の30%割引販売 プラス年1回7月に、500株保有で3000円相当、1000株保有で5000円相当の自社取扱商品(ハム・ソーセージ)もしくはアウトバックステーキハウスで使える食事券です。 私はこの数年は、アウトバックステーキハウスの食事券を戴いています。 それではアウトバックステーキハウスの実際を見ていきましょう。 私はこれまで色々と食べたのですが、今までのところではこのハンバーグ・ステーキが一番美味しいと思いました。結局、自分はとても「安く出来ている人間」なんですね。(汗) 見て下さい、この断面図。 凄い「肉密度」でした。 ♬ ちなみに、この食べ放題のパンがまた美味い。 このアウトバックステーキハウス、利益率が高くてOM2のドル箱のようです。以前に質問があってIRに電話した時も担当者の方が、「とにかくアウトバックステーキハウスが好調で、、、」と嬉しそうに仰っていました。 以上、OM2ネットワークは現状指標的に十分に割安ですし、優待内容も上記の如く素晴らしいですし、PF上位銘柄として全く不足の無い極めて良い銘柄であると認識しています。というか、どの銘柄も大きく上昇している今の相場では、OM2ネットワークの「相対的な割安感」は以前よりも上昇している様にも思います。ま、いずれにせよ、これからも楽しくホールドして応援していく予定です。
Nov 7, 2017

さて今日は株式投資本オールタイムベスト61位ウォール街のモメンタムウォーカー個別銘柄編 (ウェスリー・R・グレイ、ジョン・R・ボーゲル著、パンローリング社) の第7弾です。 今日は素晴らしい出来である第3章 モメンタム投資は成長株投資ではない を見ていきましょう。 私も以前から強く感じていたのですが、 モメンタム投資と成長(グロース)株投資は同じもの、もしくは非常に似たものとして一般に混同されている ように思います。例えば、マーク・ミネルヴィニの傑作書籍、Momentum Masters は邦題が 成長株投資の神 となっていますが、これは完全に間違った使い方の一例です。何故なら、この本は徹頭徹尾モメンタム投資の哲人達がモメンタム投資について激アツで語る本であり、成長(グロース)株投資について語っている本では全くないからです。 パンローリング社は素晴らしい投資本を多く邦訳してくれている素敵な出版社ですが、以前からその「邦題の付け方」には(恐らく確信犯でしょうが)大きな問題があります。この本の正しい邦題は「モメンタム投資の神様たち」くらいが適当であると個人的には考えています。 すいません、またもや脱線してしまいました。 それではいよいよ本文を見ていきましょう。 まず、はっきりさせておかなければならないことは、モメンタム投資は成長株投資ではないということである。 成長株投資は、、、過去のファンダメンタルズ(例えばPER)に対して株価の高い証券を買う戦略 だ。 モメンタム投資は、ファンダメンタルズとは無関係に、ほかの証券とのクロスセクションでの相対パフォーマンスが高い証券を買う戦略 だ。 例えば、モメンタム戦略では、ほかの株式に対する過去12か月の累積リターンを見るが、収益やそのほかのファンダメンタルズ統計量は分析には含めない。 モメンタム投資では価格が全て なのだ。 成長株投資とモメンタム投資が同じであると考えないようにするためには、モメンタム投資を特徴づけるシグナル(つまり、価格のみ)と成長株投資を特徴づけるシグナル(ファンダメンタルズに対する株価)の違いを理解することが極めて重要だ。 高モメンタムポートフォリオの銘柄と成長株ポートフォリオの銘柄とではオーバーラップしているのは21% しかない。 つまり、モメンタム株の多くは成長株ではないということであり、成長株の多くはモメンタム株ではないということ である。 この第3章のモメンタム株と成長株の違いについての説明は非常に分かりやすかったですね。私も良く覚えておこうと思います。 そして私が同時にハッとしたのは、 モメンタム株であると同時にバリュー株であるということはあり得る んだ、ということでした。一例を挙げると私が主力の一角で戦っている3228三栄建築設計 は過去1年で見て対TOPIXで見てより強いモメンタムを発揮しているわけですが、指標的には十分に割安株の範疇に入ります。(PBR1.56×PER7.71=12.03 なのでグレアムのミックス係数で見てもほぼ合格範囲内) そして私はこれからも「モメンタム+バリューな銘柄」を一生懸命探し続けていこう、と改めて決意しました。(続く)
Nov 6, 2017

さて足掛け2年半をかけてお送りし、今では大人気記事へと成長した 株式投資本オールタイムベストシリーズ ですが、私が過去17年間をかけて読み倒してきた数百冊の中から、ここまでで選び抜いた61冊の投資に関する超名著を紹介してきました。 そして今、「0ベースで新しくベスト50を考えたらどういうランキングになるだろう?」ということを考えてみました。ここまでのシリーズでは初心者向けの本も意図して大目に入れていましたし、結果として重複しているな、どちらかを省けるな、という本も改めて見ると結構ありました。そして、現時点の自分にとって最も役に立っていて大切にしている本を、再度その「最新の総合戦闘力順」に新たに並べてみました。 それでは早速見てみましょう。 1列目の左上が1位で順位は右に進みます。5列目の右下が50位で、6列目の10冊はベスト50をギリギリで洩れた「補欠」になります。 2017年版最新ランキングでは、スイス人投資家であるマックス・ギュンターの永遠の名著「マネーの公理」が1位に輝きました。またジャック・D・シュワッガーによる「マーケットの魔術師シリーズ」が全体に大きく順位を上げています。青本・桃本・紫本がトップ5入りし、赤本(ただしこの本のみ別著者)・白本もトップ25入りと全作が驚異的な強さを発揮しています。 またバリュー投資を体系的かつ最新の視点でまとめあげた「バリュー投資アイデアマニュアル」、これまで謎と深い霧に包まれていたモメンタム投資の秘密をついに解き明かした「ウォール街のモメンタムウォーカー」、及び「同個別銘柄編」がトップ10入賞となっています。 ベスト11~20位には「バフェットからの手紙」、「シーゲルの株式投資第4版」、「敗者のゲーム」など、バリュー系の押しも押されぬ世界的な名著が並んでいます。また前世紀の大投資家であるローブの「投資を生き抜くための戦い」、本人の直筆による「リバモアの株式投資術」、現代最高峰のモメンタムレジェンドによる「ミネルヴィニの成長株投資法」、「成長株投資の神」など、モメンタム系からも多く入賞しています。 ベスト21~40位はバリュー系の傑作が多くなっています。また41~50位になると、ややマニアックな名著が目立ち始めています。51~60位にはまだブログで紹介していない本も登場しています。ただ未紹介の物も、既に書評は完全に書き終えており、その最新戦闘力は完全に評価済みとなっています。 いかがだったでしょう? 私は今回のセレクトに丸3日をかけて「現時点でほぼ満足のいくランキング」となりました。ただ「この本はもっと順位が上だろう。」とか、「この本が入っていないのはおかしいだろう。」と言う様な感想を持つ投資家の方も当然にいらっしゃるだろうと思います。 皆様が考える投資本のベスト50と較べてどうだったでしょうか? 何かありましたら、是非コメントを下さいね。
Nov 5, 2017

さて今日はいよいよクライマックスシーズンに突入した、このブログの根幹を成す、2017PF概況シリーズ です。 559位 3232 三重交通グループホールディングス(東1、3・9月優待)◎ PF559位は、近鉄系で傘下にバスの三重交通と不動産デベロッパーの三交不動産を持ち、東急ハンズFCも併営している三重交通グループホールディングスです。 現在の株価は480円、時価総額515億円、PBR1.20、自己資本比率は25.6%、今期予想PER13.37、配当利回り1.7%(8円)、総合利回り5.8%(8+20=28円、100株優待のヤフオク平均落札価格の1000円で計算)で、優待は下記の通り色々とてんこ盛りです。 100株優待の肝はJR名古屋高島屋の中にある名古屋店と久屋大通にあるアネックス店及び三重県桑名店で利用できる「東急ハンズ」買物割引カード(5%割引)1枚 と三重交通・名阪近鉄バス共通路線バス片道乗車券2枚 で、この2つでヤフオクで1000円に評価されているということです。普通に全国で使える東急ハンズの買物割引カード(5%割引)を手に入れようとすると、約38万円を出して3289東急不動産HDを500株買わないといけないので、名古屋圏限定とはいえ4万円台の投資でハンズの割引カードが手に入るということには一定の意義があるということでしょう。 さてここ三重交通GHDですが、私は名証1部から東証1部への昇格イベントを狙い撃ちして 2014年に超主力株 として戦い、結果として幸運にもまずまずの利益を得たことがありました。 今はその時の激戦の形見が1枚ポートフォリオの片隅に静かに眠るのみですが、「またいつか、ここ三重交通GHDの様なリスクとリターンの関係が最高に優れたクールな銘柄を見つけたら、ガツンと大きく勝負したいな。」といつも思っています。
Nov 4, 2017

さて今日は株式投資本オールタイムベスト61位ウォール街のモメンタムウォーカー個別銘柄編 (ウェスリー・R・グレイ、ジョン・R・ボーゲル著、パンローリング社) の好評第6弾です。 今日は、なぜモメンタム戦略は機能するのか についてを見ていきましょう。 データを見ればモメンタム投資が機能することは明らかだが、「なぜ」なのかははっきりと分からない。 モメンタム投資には、未だに解明されていない謎がたくさんあるんですね。 モメンタム株は、バリュー株、成長株、株価指数を大幅にアウトパフォーム している。モメンタム株ポートフォリオの年平均成長率が16.85%であるのに対して、成長株ポートフォリオの年平均成長率はわずかに8.70%で、その差は8%だ。なぜ モメンタム戦略が学術研究者たちにトップアノマリーであるとみなされたのかは、この差を見れば歴然 だ。 1つだけはっきりしているのは、 モメンタム投資はパフォーマンスキング であるということである。 ほうほうほう、どれどれ。。。↑ どひゃー、 1927~2014年の長期パフォーマンスで見て、モメンタム株は16.85%と、私達が専門とするバリュー株の12.41%を遥かに上回る驚異的な成績 となっています。 リバモア、ダーバス、オニール、タートルズ、ミネルヴィニ、スタイン、、、 多くのS級モメンタム投資家達が驚異的なパフォーマンスを叩き出すことが出来たのは、彼らの才能が傑出しており同時に幸運だったからだけではなく、このようにモメンタム株がバリュー株を圧倒的に超える実績を持つからこそ なんですね。尚これに関連して未読の方は、 凄腕モメンタム投資家を見てみよう 2017年編 という過去の超人気記事も是非合わせて御覧下さい。 さて、著者らの「モメンタム投資の謎」を巡る思索は続きます。見ていきましょう。 バーベリスたちは、バリュー投資とモメンタム投資は互いを映し出すバイアスによって生じると結論付けている。前にも述べたように、バリュー投資は過剰反応によって生み出される。。。これとは対照的に、モメンタム投資は過小反応によって生み出される。 株価が上昇して、新たなファンダメンタルズ情報を完全に反映するまでにはかなりの時間がかかる。この行動がモメンタム投資である。 私たちは投資家として、とにかくそれが機能することだけを理解していればよい。とにかく、モメンタム投資は機能する。 、、、つまり、2017年の現段階では、どうしてモメンタム投資のパフォーマンスがここまで驚異的なものなのかについては100%は学術的に解明されていない、ということです。 ただ、私が感じたのは、モメンタム投資の秘密の全てが解き明かされたときには、きっとモメンタムはその魔法の光を失うんだろうな、ということでした。 私達が愛する不可思議なこの株式投資の世界では、本当に価値のあるもの、ピカピカと光り輝くものは、完全に言語化することは出来ない んですね。(続く)
Nov 3, 2017

さて今日は久々に通常の2017PF概況シリーズです。 558位 8230 はせがわ (東1、9月優待) 〇 PF558位は、仏壇仏具の小売専門店で業界トップのはせがわです。 現在の株価は513円、時価総額96億円、PBR0.95、自己資本比率は53.0%、今期予想PER19.14、配当利回り1.5%(7.5円)、総合利回り4.4%(7.5+15=22.5円)で、優待は1年以上の継続保有を条件として、100株保有で1500円相当の九州特産品(昨年はカタログより選択)です。 今日は私が過去に戴いた優待品を具体的にいくつか見ておきましょう。 2016年です。 2015年です。 2014年です。 はせがわは指標的な割高感もありませんし、1単元が比較的小額ですし、非常に高い総合利回りが出ていますし、PF下位銘柄としては実に良い銘柄であると認識しています。これからも現行の優待制度が続く限りはのんびりとホールドしていく予定です。
Nov 2, 2017

いやあ11月になりましたね。 さて最近は毎月プロフィール画像を新しく更新しているのですが、今月はそろそろモフモフ毛皮が欲しくなる季節の11月らしく タヌキみきまる です。 その心は、 変幻自在な株式市場で化かされることが時にあっても、常に前向きな気持ちで戦い続けよう という、私の投資家としての心意気を具現化したものです。 それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Nov 1, 2017
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