みきまるの優待バリュー株日誌

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Oct 24, 2015
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カテゴリ: 株式投資全般
 さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズ第17位の、運とつきあう(マックス・ギュンター著、日経BP社)の後編です。引き続きその「ベストオブベスト」の大トロの部分のみを見て行きましょう。

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 この章の中でギュンターはケンタッキーフライドチキン創業者のハーランド・サンダースがピンポン玉のように様々な職を転々とした後に大成功にたどり着いた事例を挙げ、 自分の長期計画に固執してはいけない。。。 思いがけずに幸運が近づいてきたら、躊躇せずにいさぎよく古い計画を捨てよう 。。。脇道の方に何か素敵なことがありそうだと思えば寄り道をしてもいいし、目的地を変えてしまってもいい。。。 ジグザク走行を怖れてはいけない。。。 運はどの方向から近づいてくるか分からない。 気配を感じたらすぐに手を伸ばすのだ 。。。と述べています。

 私はこの「ジグザク走行」が大切であるという概念をいつも心の中に持って自分のPFを毎日眺めています。何か違和感のある値動きをしている銘柄は無いか? 急騰しているのは何か新しくて楽しいことがそこで起こっているからではないのか? 未知のチャンスが今まさに生まれようとしているのではないか? そういう視点を常に持つようにしています。

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の良い人は総じて悲観的である。敗者は楽観主義なのだ 。。。プロのギャンブラーはリスクを選び、事態が悪化したら直ちに逃げ出す。。。さらに常に最悪の事態を想定して備えている。。。だからこそ運がいいのだ。。。  ギュンターの指摘は正鵠を得ています。  

 私がPFを優待バリュー株でカチカチに固めているのも、市場にブラックスワンが襲い掛かってきたクラッシュ時にそれが一番トータルでのダメージが少ないだろうと考えているからです。自分なりに常に「最悪に備えている」ということですね。

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 ちなみにこの章の最後に、私のオールタイムベスト第4位の名著、  マーケットの魔術師  で登場し、また実に面白い ピットブル

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 と言う本の著者でもあるマーティン・シュワルツの話が登場しているのですが、ギュンターに成功の秘訣を問われたシュワルツは  「負け方を学んだからだよ。」  と答えています。そして彼は     「9年もの間ファンダメンタルでやっていたがうまく行かず、羅線屋(テクニカル)として金持ちになった」  ことでも知られています。つまり 彼にとってはファンダメンタルよりもテクニカル分析の方が正しい手法だった ということですが、この事実が  ギュンターの言う「ジグザク走行」の大切さを象徴的に示している  ように思っています。

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 ギュンターは言います。  自分の問題や計画や感情について必要以上にしゃべってはいけない。。。しゃべりすぎることは自らの選択の自由や柔軟さを制限してしまう 。。。個人的に微妙な話題には注意を払い、思っていることをそのまま口にしてはいけない。特定の立場に自分を縛り付けてしまうのは得策ではない。。。余計な話をしないことによって、発言について説明したり、行動を正当化する義務から解放される。。。

 この章は素晴らしいです。私の観察によると  楽勝で資産自由億を超えていると推測される超A級の凄腕投資家の方はほぼ寡黙  です。「○○○○○○○株式投資さん」とか、「○○○○○さん」とかがそうですね。その意味では私ももっと寡黙にならなくてはその頂には登れないと思うのですが、元々がお喋り好きという性格があるので今のところはあまり実現できていません。(汗) 

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 運の良い人は忙しい。。。いくつもの事業を同時にこなしている。。それはいま成功している事業が立ち行かなくなった時の保険にもなる。。。いろいろなことをしていれば何かいいことが起こる可能性は高くなる。。。  あなたにできるのは、幸運をキャッチするための釣り糸をいくつも投げ込むことだけ  だ。。。

 このギュンター先生の金言を胸に私は今も兼業投資家として頑張っています。(滝汗)

 さてこれでこの本の紹介はおしまいです。  歴史的傑作「マネーの公理」のB面的な、そして 不可思議な「運」というものに真正面から対峙した名作 であり、数ヶ月に一度くらいふっと本棚から取り出して読み返したくなる、そんな  深い琥珀の魅力のある本  です。未読の方は是非。。。。

 P.S.   実はこの「運とつきあう」は1977年刊の  「ツキの科学」  と言う本を発展的に昇華した内容となっています。ギュンターが生涯を賭けて追い求めた「運」というものの正体に対する熱意と言う点では、

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 この「ツキの科学」の方が明白に勝っています。今回は投資家的な観点から、  より蒸留・洗練され、エッセンスが濃縮されていて日々参照しやすい本書をベスト20入り  させましたが、読み物としての面白さで言うとツキの科学は飛び抜けています。こちらの本も100%の自信を持ってお勧めします。特に後半部分の出来は神レベルです。お勧め本が多くて申し訳ないですが、この本も必読です。♪♪♪






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Last updated  Oct 24, 2015 02:52:01 PM
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