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柳楽さんが主演するのは、日本・モンゴル・フランス合作映画「ターコイズの空の下で」という映画です。ターコイズというと耳にしたことがあるのはターコイズ・ヒルというカナダの鉱山会社です。国はカナダですが、もちろんモンゴルでの採掘が中心で、オユントルゴイ(OT)で金や銅の採掘をしています。ターコイズというのはトルコ石のことですが、「大空を象徴する澄んだ水色」を意味することもあるようなので、現地でよく使われるモンゴリアン・ブルー(青空)のような意味もあるかもしれません。そう考えると、この映画の題名にも納得です。こんな感じの石です。もっと大きく見るとこれを見ると、なんだかモンゴルの田舎で見たことがような記憶もありますが、正確にはわかりません。この映画がなぜ日本とモンゴルだけの合作ではなく、フランスも入っているのかわかりません。ですが、以前浅野忠信が主演した「モンゴル」という映画は、ドイツ・カザフスタン・ロシア・モンゴルの合作映画でしたから、ヨーロッパからの関心は高いのかもしれません。ちなみにこの映画「モンゴル」の主役は浅野忠信さんでしたが、日本が出資しているわけでもないのに、主役抜擢には驚きました。しかも全編モンゴル語でした。しかも、役者さんの中で唯一の日本人だったそうです。私は日本でDVDを買って、モンゴルの自宅で見たのを覚えています。ほぼ同時期にあった反町隆史さん主演の「蒼き狼」(日本とモンゴル合作)が超がつく駄作だったので、それに比べても浅野さんの演技は素晴らしいと思いました。今回の柳楽さんは日本人役なので、モンゴル語を話すシーンはほとんどないでしょうが(せいぜいサエンバイノーくらい?)アムラという俳優も出てくるようなので、モンゴル語のシーンも結構あることでしょう。ちなみにこのアムラ役の俳優さんの名前は「アムラ・バルジンヤム」というのだそうです。多分、モンゴル国内では「アムラー」と呼ばれているのでしょう。映画は楽しみですが、日本での公開はなんと来年です。『ターコイズの空の下で』は2021年2月26日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開とのこと。https://www.cinemacafe.net/article/2020/09/15/68998.htmlちょっと先ですが、楽しみにしましょう。
2020.09.30
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9月29日にモンゴル政府が年利5.125%、期間5.5年(返済期日は2026年4月)で6億ドルのNamadボンドを発行したと発表がありました。これは2021年4月に返済期日が来るMazaalaiボンド5億ドルの返済に充てるとのことです。Mazaalaiとは、絶滅危惧種であるゴビに住むヒグマのことです。更に現在10.0875%のMazaalaiボンドを5.5%のNomadボンドに切り替えるとも発表しています。意味するところは、来年4月に返済するMazaalaiボンドの返済資金だけど、半年早く今回のNomadボンドに切り替えて、金利を半減させるということなのでしょう。つまり国債を発行しても、モンゴル国内には全くお金は残らないということです。またこれと同時に、Chingisボンドの返済期日を先延ばしにしたとも発表されています。Chingisボンドに関しては、発行額15憶ドルのうち、2018年に5億ドルは返済したので、延期したのは残りの10億ドルと推察されます。2012年末に発行したChingisボンドですが、当時の為替がおよそ1ドル1400トゥグルグ程度とすると、現在はちょうどその倍ですから、トゥグルグベースでは元本が2倍になっています。これではモンゴル人がいくら頑張っても、返済するのは容易ではありません。今回は多少は金利支払いが減るかもしれませんが、元本そのものは今後もトゥグルグベースでは増え続けるような気がします。一番の問題は「ところで、その15億ドルって何に使ったの?そこに行ったの?今、どうなっているの?」ですが、「すぐにみんなにばら撒いて使ってしまって、どこに行ったかわからない」というのが答えなのです。モンゴル人特有のこの考え方「私(当時の首相)は借りて、使う人。」「返すのは10年後の首相だから私は関係ない」では、不良債権国に転落するしかないと思います。最後は中国に助けてもらって、領土を・・・でしょうか?
2020.09.29
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本年8月13日付けの本ブログ「ハーン銀行が日系銀行でなくなる??」で、ハーン銀行の親会社である澤田HDが投資ファンドから本年2月にTOBにかけられているということを書きました。その時点でなんと買い付け期間が12回も延期され、8月の時点でまだ成立してないとも書きました。その後どうなったのか?前回のブログにはこう書かれています。・澤田さん自身はTOBに応じる構えを見せている。つまり澤田さんは澤田HDを手放すつもりでである。・澤田HDの最大の資産はハーンバンクであるので、買う側からすると澤田HDを買うというのは、ハーンバンクを買うというのとほぼ同義語。・しかしながら、モンゴル最大の銀行の経営権が変わる(澤田さんから、誰かわからない人に変わる?)こともあり、モンゴルの中央銀行が経営権の移動を認めるかどうかがカギとなっている。・実際には、モンゴルの政治家・役人や民間人がこのディールの裏に潜んでいる可能性もある。美味しい汁を吸いたい人は必ずいます。という趣旨のことを書きました。この記事から1か月以上経過した9月23日に、なんと当初は賛成していた澤田さんが会長を務める澤田HDがTOBに反対する意見表明をしたというのです。当初は「出来レース」のTOBと思われていましたが、それが「敵対的TOB」に変わったというのです。それは一番のカギであった、モンゴルの中央銀行が「支配株主異動について事前承認を与えない」との判断を下したことによるものだということです。仮に支配株主異動後にモンゴル銀行が得られなければ、大きな問題になります。もしそうなると、澤田HDの価値は大幅に下がってしまうことになりかねません。これは避けねばならないのは、TOBする側も現在の澤田HDの主要株主である澤田さんも同じことです。ところが問題を複雑にしているのは、これだけではないのです。ここからは澤田氏個人と澤田HDを分けて読んでください。澤田HD筆頭株主の澤田氏は保有する全株式をTOBに応募するという契約を既にしているというのです。なので澤田氏個人はこのTOBに賛成だろうが反対だろうが、応募しなければならないのです。ですが、澤田HDという会社は上記の理由でこのTOBに反対しています。個人の気持ちは反対したいけど、TOBには応募せざるを得ない。なので会社としては反対を表明した、というところでしょうか。更にややこしいのは、澤田さんの澤田HDにおける持ち株は51%ではなく、約30%だというのです。つまり50.1%目標のTORで、既に30%は決まっているということです。そうなると、残りの20%はどうなるのか?それは個人株主などの一般株主の動向です。9月23日の澤田HDの終値は857円です。それに対して、TOBの買い付け価格は1050円ですから、個人株主からしたらこのTOBに応募する可能性は大いにあります。そうなると、TOBそのものが成立してしまうのです。TOBが成立して、ハーンバンクの支配株主が異動しても、モンゴル銀行は認めない可能性があるのです。そうなったら、どうなるのか??今後に関して3つの見方ができます。1つは、TOBが不成立となった場合です。もしそうなったら、そもそも澤田HDの企業価値は何か?という根本的な問題になるでしょう。要するに「ハーンバンクを所有していると言っても、売ることもできない幻の価値」だと見なされます。これを解決しないことには、澤田さんがハーンバンクから離れる自由もないし、相続時にうまく引き継げるかどうかもわからないということになります。TOBが成立しなければ、企業価値つまり株価は下落するのではないでしょうか?2つめは、TOBが成立するもモンゴル銀行が簡単には承認しないケース。この場合、もちろん大きな問題となります。銀行業は完全な許認可事業ですので、モンゴル政府の承認がなければ何もできなくなる可能性すらあります。「まさかそんなこと!」と思うのは平和ボケした常識ある日本人くらいです。モンゴルは何でもありの国なのです。恐らく政治家や役人が仲介に出て、たんまり賄賂を請求してことを収めることになるでしょう。あるいは、「この支配株主変更は認めない。」「しかし、モンゴル人への支配株主変更は認める」とか言って、政治家指定の民間人にとんでもなく安く売らせることを画策するかもしれません。もちろん、安く買えたお礼は政治家にたっぷりと搾り取られるでしょうけど。そして3つめは、このような予測は当然TOBを仕掛けた投資ファンドもわかっているでしょう。買ったところで、その後のトラブル満載だということを。だとすると、TOBそのものを取り下げるということもあると思います。私の予想は、1が取り下げ、2が成立、3が不成立、です。私の予想とは異なる第四の行方もあるかもしれませんが、やはりモンゴル相手ではさすがの澤田さんも苦労しているようです。
2020.09.23
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本年8月22日付け「高専DCON2020に行ってきました」で書きました通り、モンゴルの高専生が日本の高専生によるAIのコンテストに出たとお伝えしました。 それを私がリポートする形でモンゴルのWebサイトに載せましたので、ご興味ある方はご覧ください。言葉はモンゴル語ですが、英語へなら簡単に翻訳できます。 モンゴルのShuud.comというニュースサイトです。http://www.shuud.mn/a/522720
2020.09.21
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本年7月18日付け「モンゴル語教育禁止!!??」で、今まで大人しかった内モンゴルのモンゴル人が本当に抵抗できるかどうかわからないと書きましたが、どうやら遂に行動に出たようです。今日の新聞では「内モンゴル130人拘束」と出ていました。それによると、拘束された住民がいるのは区都フフホト市をはじめ、東部の通遼市や赤峰市、西部のオルドス市にも広がっているとのことです。更には抗議の自殺者や授業のボイコットまで出ているということです。内モンゴルではモンゴル人はモンゴル語教育を中心とする「民族学校」と中国語中心の通常の学校を選べるようなのです。当然、民族学校を選ぶということはモンゴル語で教育を受けられるということが最大の特徴です。つまり内モンゴルでは全部モンゴル語教育をしているのではなく、民族学校を希望するモンゴル人だけがその対象なのです。なのに、その民族学校での「国語」の授業でのモンゴル語を禁止し中国語にするというものですから、これは大変な問題です。比較していいのかどうかわかりませんが、在日韓国・朝鮮人の民族学校で「ハングル禁止」なんてことになったら、半島政府も含めて大騒動になるのは目に見えています。中国外務省報道官は「国の共通言語を学ぶことは権利であり、義務である」と述べていますが、これは対外的に誤解を与えることを狙っているように見えます。なぜなら、民族学校でも当然ですが中国を学ぶのです。なので、今までもちゃんと中国語は学んでいます。そもそも内モンゴルは既に大量の漢人が進出しているので、日常生活では中国語を使わないといけない状態なのです。その上で、モンゴル語をきちんと残そうと民族学校では子供たちにモンゴル語教育しているわけです。それを禁止するということは、当然「モンゴル語の消滅」「モンゴル語に基づくモンゴル文化(民謡、文学、詩、歴史など)の消滅」更には、漢化によるモンゴル民族そのものの消滅を狙っているとしか思えません。北のモンゴル国にとっても大きな問題です。現在モンゴル文字を日常的に使っているのは内モンゴル人だけなのです。モンゴル国ではロシアのキリル文字ですから、実は歴史的なモンゴル文字は読めないのです。もちろん、小中学校でモンゴル文字教育はしていますが、現実には使われることなくほとんど忘れられているのが現状です。実はこのような民族語を国語から外すという動きは既にウィグル自治区で2017年、チベット自治区で2018年にあったとのことです。これは民族弾圧の順番と逆の順番です。共産党による殺戮を伴う民族弾圧の最初のターゲットは文化大革命時の内モンゴル人でした。それを弾圧できたことに自信を持ち、次にチベットを弾圧したのです。その時にダライラマ14世がインドに亡命したのは有名な話です。多くのチベット僧侶を殺戮し弾圧をほぼ終えたところで、現在のターゲットがウィグル人です。これはまさに「過去の歴史」の話ではなく「現在進行中のジェノサイト(民族集団殺戮)」なのです。チベットやウィグル人弾圧は世界的に有名であり、著名人も含めて弾圧に反対の声をあげる人は多いですが、モンゴル人はあまりにも前の出来事(50年前)なので、ほとんどの外国人は知りませんし、実際、内モンゴル人たちからも「ほぼ諦めている」という声も聞きます。そんな羊のようにおとなしくなってしまった内モンゴル人たちも、さすがに今回のモンゴル語禁止には声をあげ、行動に出たのでしょう。これを機に、中国人の恐るべき民族弾圧をもっと外国人に知ってほしいと願っています。今の共産党相手では、多くの外国人が批判の声をあげたくらいでは何も変わらないだろうということはわかってはいますが、それでもやる必要はあると思います。中国悪魔が襲い掛かる相手は、モンゴル人、チベット人、ウィグル人そして香港人、台湾人です。もしこれらが全部成功したら、次に来るのは・・・?他人事ではないのです。
2020.09.16
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