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ストーリー:東京の郊外--小住宅の並んでいる一角。組長の原田家は、辰造、きく江の夫婦に中学一年の子・幸造、それにお婆ちゃんのみつ江の四人暮し。原田家の左隣がガス会社に勤務の大久保善之助の家。妻のしげ、中学一年の善一の三人。大久保家の向い林啓太郎の家は妻の民子と、これも中学一年の実、次男の勇、それに民子の妹有田節子の五人暮し。林家の左隣・老サラリーマンの富沢汎は妻とよ子と二人暮し。右隣は界隈で唯一軒テレビをもっている丸山家で、明・みどりの若い夫婦は万事派手好みで近所のヒンシュクを買っている。そして、この小住宅地から少し離れた所に、子供たちが英語を習いに行っている福井平一郎が、その姉で自動車のセールスをしている加代子と住んでいる。林家の民子と加代子は女学校時代の同窓で、自然、平一郎と節子も好意を感じ合っている。このごろ、ここの子どもたちの間では、オデコを指で押すとオナラをするという妙な遊びがはやっているが、大人たちの間も、向う三軒両隣、ざっとこんな調子で、日頃ちいさな紛争はあるが和かにやっている。ところで、ここに奥さん連中が頭を痛める問題が起った。相撲が始まると子供たちが近所のヒンシュクの的・丸山家のテレビにかじりついて勉強をしないのである。民子が子どもの実と勇を叱ると、子供たちは、そんならテレビを買ってくれと云う。啓太郎が、子供の癖に余計なことを言うな、と怒鳴ると子供たちは黙るどころか、「大人だってコンチワ、オハヨウ、イイオテンキデスネ、余計なこと言ってるじゃないか」と反撃に出て正面衝突。ここに子供たちの沈黙戦術が始まった。子供たちは学校で先生に質問されても口を結んで答えないという徹底ぶり。この子供たちのことを邪推して近所の大人たちもまた揉める。オヤツをくれと言えなくて腹を空かした実と勇は原っぱにおヒツを持出して御飯を食べようとしたが巡査に見つかって逃げ出し行方不明となった。間もなく子供たちは駅前でテレビを見ているところを、節子の報せで探しに出た平一郎に見つかった。家へ戻った子供たちは、そこにテレビがおいてあるのを見て躍り上った。停年退職した富沢が電機器具の外交員になった仕事始めに月賦でいいからと持込んだものだった--。(KINENOTE)『お早よう』(おはよう)は、小津安二郎監督による1959年(昭和34年)の日本映画で監督第50作。 1958年10月、『東京物語』がロンドン映画祭でサザーランド賞を受賞。11月には小津安二郎が映画人として初めて紫綬褒章を受章。1959年1月には日本芸術院賞を受賞した。名実ともに映画界の重鎮としてみられるようになった直後に、小津が選んだのは、郊外の新興住宅地を舞台に元気な子供たちにふりまわされる大人たちをコメディタッチで描いたこの『お早よう』であった。本作品では子どもたちがオナラ遊びに興じる場面が出てくるが、「オナラ」を使ったギャグは小津監督がサイレント時代から温めていたアイデアだという[1]。1959年(昭和34年)1月にロケハンをし、2月27日から4月19日まで撮影をし、5月12日に公開された。小津作品としては『彼岸花』に続いて2本目のカラー作品であり、画面における色彩の使い方に小津の遊び心が随所に感じられる[2]。息子の中井貴一は、当作品中の佐田について「小賢しくない、余計な芝居のない演技をしていて、父の出演する小津映画の中では一番好きです」と評している[3]。(ウィキ)多摩川堤沿いの新興住宅地、持ち家かと思ったら借家のようで、高度成長期以前の東京の様子が興味深かったです。ビールまで貸し借りする近所付き合い、うわさ話と陰口、テレビ普及以前で夕食後は読書やおしゃべり、電化製品も多くの家では洗濯機も冷蔵庫もなかった時代です。押し売りも登場しますが、その撃退の様子が面白かったです。他にも、酔っぱらって、勘違いしてとなりの家に上がり込むシーンは、社宅のSさんの武勇伝を思い出します。間違われたよその奥さんも慣れたもので、更にいっぱい差し上げて帰したことが幾度もあったそうです。BSシネマで観たデジタル修復版は、とても色鮮やかでした。好演の子役ふたりは存命していましたが、ともに役者は卒業して別の人生を歩んだようです。今月は、12日に東京物語を放送し、26日は秋刀魚の味です。Eテレでは、小津監督の特集を放送していました。
2023.12.26
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ストーリー:京都。歴史の古い小さな花街・下八軒は、舞妓がたった一人しかいないという大きな悩みを抱えていた。ある節分の夜、八軒小路のお茶屋・万寿楽に一人の少女・西郷春子(上白石萌音)がやってくる。春子は、女将の小島千春(富司純子)にどうしても舞妓になりたいと懇願するが、どこの馬の骨ともわからない少女を老舗のお茶屋が引き取るはずもない。しかし、そこに居合わせた言語学者の“センセ”こと京野法嗣(長谷川博己)は、鹿児島弁と津軽弁がミックスされた春子に興味を持ち、老舗呉服屋の社長・北野織吉(岸部一徳)に「春子を一人前の舞妓にしたら自分に褒美をくれ」とけしかける。晴れて万寿楽の仕込み(見習い)になった春子だが、厳しい花街のしきたり、唄や舞踊の稽古、そして何より慣れない京言葉に戸惑い、何もかもがうまくいかない。芸妓の豆春(渡辺えり)や里春(草刈民代)、舞妓の百春(田畑智子)たちが心配する中、センセの弟子の大学院生・西野秋平(濱田岳)から「君には舞妓は似合わない」と言われ、ついに春子は声が出なくなってしまう……。(KINENOTE)『舞妓はレディ』(まいこはレディ)は、2014年9月13日公開の日本映画。監督は周防正行。主演の上白石萌音演じる地方出身の少女が、京都の架空の花街・下八軒[2]で舞妓を目指す成長物語を、歌とダンスを交えたエンターテインメント作として描く[3]。タイトルはオードリー・ヘプバーン主演で映画にもなったミュージカル『マイ・フェア・レディ』のもじりである[3]。135分公開同年の7月2日にはフランス・パリで開催されるJapan Expoに招待作品として出品[4]。第38回日本アカデミー賞で最優秀音楽賞を受賞したほか、上白石がいくつかの新人俳優賞を受賞した。ミュージカル『舞妓はレディ』舞台版として、博多座の企画・製作により2018年3月に舞台化され上演された[5]。監督・周防正行は『シコふんじゃった。』(1992年)撮了後より本作を構想していた。主役は800名以上を集めて半年をかけて行ったオーディションにより、2011年の東宝「シンデレラ」オーディション審査員特別賞を受賞している上白石萌音を抜擢[9]。最終オーディションを見た周防は「今すぐ本番が撮れる!」と絶賛した[10]。また、舞妓となる百春役に起用された田畑智子の実家は17世紀初頭、江戸時代中期の享保年間から京都・祇園で営業を続ける料亭で、幼少時の田畑自身も将来は舞妓になるのかと考えた経験があった[11]。撮影は埼玉県川口市にあるSKIPシティに下八軒を再現したセットを設置し、2013年5月から7月にかけて行われた[12]。(ウィキ)劇場公開時に吉祥寺で観て、2014年9月24日にブログアップしています。今回は、9年ぶりにBSシネマで観ました。マイ・フェア・レディのパロディーですが、もっと笑いがあってもよかったと思います。花街のしきたりを説明するのに、時間を使い過ぎです。鹿児島弁と津軽弁のくだりも、それほど面白いとは感じませんでした。ちょっと長いですが、それでも週末の夕食後に見るには、ちょうどよい作品です。京都の景色もいいです。
2023.12.16
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ストーリー:200万ポンドにのぼるダイヤモンドが密輸され、しかもそれが闇市場にも出回っていない。もし何らかの意図で貯めこまれるとすれば、ダイヤモンド産業は一挙に危機にさらされてしまう、とダイヤモンド協会が恐れている。イギリス秘密情報部の上官Mは007号ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)にこう前置きし、現在計画されているダイヤ密輸の運び屋に変装し、アメリカ密輸シンジケートに潜入せよと命じた。ティファニー・ケイス(ジル・セント・ジョン)という女にロスにダイヤを運ぶよう頼まれたボンドは出迎えた敵をかわし、ティファニーに腕によりをかけてサービスをほどこし、彼女を味方に引き入れた。しかしダイヤは知らぬ間に失せていた。ナイトクラブ“ホワイトハウス”の支配人バート・サクスビー(ブルース・キャボット)の仕業だ。しかもダイヤが持ち込まれたのは“ホワイトハウス”の持ち主ウィラード・ホワイト(ジミー・ディーン)の工場だ。そこにはダイヤモンドを一面に散りばめたチョウチョウ型の人工衛星があった。ボンドはホワイトハウスの最上階のホワイトの事務所に忍び込んだが、厳重な警戒網にキャッチされて捕らえられてしまった。しかもこの密輸組織の黒幕は数々の事件で挑戦した宿敵スペクターのブロフェルド(チャールズ・グレイ)だったのだ。だが超人的な能力を発揮して危地を脱したボンドはブロフェルドに利用されていたウィラード・ホワイトに会い、見事な推理力でホワイトの断片的知識をつなぎ合わせ、スペクターの陰謀を読み取ってしまったのだ。レーザー光線の発明はダイヤによって行なわれたこと、ダイヤからダイヤへ屈折し反射する光線は最後に強力なレーザー光線を放射すること、そしてダイヤを一面に散りばめたチョウチョウ型の人工衛星が打ち上げられ、そこからレーザー光線が放射されたら、地球上のあらゆる場所が危機にさらされること。ボンドの予感は的中した。人工衛星は打ち上げられ、世界各地の軍事基地等が次々と破壊されていった。ボンドとホワイトは急ぎ、工場を調べ、衛星がコンピューターに収められたテープのある音波によって操作されていることを知った。更にブロフェルドがカリフォルニアのバージャ沖にある石油櫓から操作していることを知った。送油管を伝って櫓内の司令室に忍び込んだボンドは、ブロフェルドに捕らえられていたティファニーの協力を得て、コンピューターのテープを取り換え、危機一髪ワシントンDCの爆破を防ぐことに成功した。(KINENOTE)1971年のシリーズ7作目で、ショーン・コネリーの復帰作。前作のシリアス路線から娯楽路線に戻った作品ですが、コントでつないだような大味の作品でした。アクションも特撮もゆる~い感じの作品ですが、ニューシネマ全盛時代では軽い娯楽作品として貴重な作品だったようでヒットしました。米国が舞台というのもめずらしかったです。エンドロールにたくさんのフェニックスのカジノホテル名が載っていました。BS日テレの吹替え放送で観ましたが、声優のくせを強く感じました。―主題歌はシャーリー・バッシ―で、これはよかったですね。シャーリー・バッシーが2度目の起用となり、同タイトル曲を歌っている。イギリスの「ミュージック・ウィーク」誌では、最高位27位、アメリカの「ビルボード」誌では、最高位57位を獲得している。同サウンドトラック・アルバムは、「ビルボード」誌アルバム・チャートで、最高位74位を獲得している。『ゴールドフィンガー』に続くシャーリー・バッシーの起用について、ガイ・ハミルトンは「僕は個人的に彼女の大ファンなので」とインタビューで答えている。(ウィキ)ダイヤモンドは永遠に [日本語訳付き] 予告編~ 主題歌 シャーリー・バッシー - YouTube
2023.12.12
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ストーリー:1891年のロンドン。名探偵シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)は、相棒のジョン・ワトソン(ジュード・ロウ)とともに新たな難事件に挑むことになる。それは、貴族でありながら秘密結社を結成し、魔術で世界を操ろうと企むブラックウッド卿(マーク・ストロング)を捜し出して捕まえるというものだった。だが、非情な野心とずば抜けた頭脳を持つブラックウッド卿は、ホームズとワトソンにとって恐るべき相手であった……。(KINENOTE)『シャーロック・ホームズ』(Sherlock Holmes)は2009年の英米合作のアクション・ミステリ映画。ロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウがそれぞれシャーロック・ホームズとジョン・ワトスン博士を演じた。映画ではホームズと助手のワトスン、かつての敵アイリーン・アドラーがオカルト的な儀式と共に行われる連続殺人事件を調査する。マーク・ストロングが悪役ブラックウッド卿を演じた。128分(ウィキ)BSテレ東の2時間枠の吹替えで観ました。米国大使の爆殺のシーンなどがカットされていたようですが、大筋に関係なく楽しめました。テレビシリーズとは異なるキャラクターで、アクション重視の映画です。造船所の乱闘シーンでは、船が川に突っ込むとは思いませんでした。CGの時代ですね。途中で一部種明かしされますが、絞首刑のくだりは最後でした。お楽しみは、最後まで取っておいたということですね。途中何故何故と愛方がうるさかったです。ワトソン医師やレストレード警部のキャラクターも、ドラマとは異なり興味深かったです。アイリーン・アドラーが華を添えていました。ドラマや原作に思い込みのある人にとっては?かもしれませんが、アクションミステリー映画として楽しむには十分な作品でした。
2023.12.09
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ストーリー:セントラルパーク。高級レストランの経営者ウィル(リチャード・ギア)は帽子デザインを勉強中のシャーロット(ウィノナ・ライダー)と知り合う。ウィルは彼女に帽子製作を依頼し、ふたりの交際が始まる。次々と女性を乗り換え、約48年独身貴族を謳歌したウィルは彼女に長く交際する自身がないと告白。一方彼女からは不治の病。神経芽腫に冒されていると打ち明けられる。長くて1年と宣告され、手術を受けないことにも同意しているという。恋に恋する彼女を尻目にハロウィンパーティーのどさくさに紛れて昔の彼女と寝るウィル。彼がかつて母親の友人を妊娠させたことがあるとシャーロットは祖母から聞かされる。一時は離れた二人だったが、クリスマスが近づくにつれ次第に距離を縮めていく。ウィルと時間を過ごすうちに生きる希望を見出したシャーロットは手術を受ける同意書に署名する。病魔は予想以上の早さで彼女を蝕み、クリスマスを目前にして倒れてしまう。病室でつかの間の対面をし、手術室に運ばれるシャーロットがその後戻ってくることはなかった。彼女が手渡すはずのプレゼントを見つけたウィルは、雪化粧したクリスマスツリーの前で涙に暮れる。春、実の「娘」と「孫」の3人でボートに乗るウィルの姿があった。(KINENOTE)『オータム・イン・ニューヨーク』(Autumn in New York)は、2000年のアメリカ合衆国のロマンス映画。監督は女優のジョアン・チェン、出演はリチャード・ギアとウィノナ・ライダーなど。リッチな中年プレイボーイが難病を抱えた年若い女性との恋愛をきっかけに自分本意だった生き方を変えていく姿を描いている[3]。(ウィキ)秋のニューヨークを味あうには面白い映画ですが、恋愛映画としては陳腐なストーリーです。プレーボーイを演じているリチャード・ギアが、そう見えないので面白さが半減です。「親子丼」みたいな設定も、いただけません。途中で男女の力関係が逆転するところは、面白いです。ストーリーよりも、秋から冬にかけてのニューヨークの風景を楽しみました。
2023.12.06
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荻 昌弘 解説「女王陛下の 007」 - YouTubeストーリー:イギリス秘密情報部のM(B・リー)は、スペクターの首領ブロフェルド(T・サヴァラス)の捜索と、動静を探るよう007号ジェームズ・ボンド(G・レーゼンビイ)に命じた。常に危険な仕事を求める彼は、この命令をあまり喜ばなかった。こんな時、ボンドはトレーシー(D・リグ)に会った。無謀な生き方と、自棄的な影をもった彼女、自殺まで図った彼女に、ボンドはなぜか心を魅かれた。そして、彼女の父ドラコ(G・フェルゼッティ)から、娘を立ち直らせてくれと懇願された。ドラコは、マフィアよりも恐ろしい組織、ユニオン・コルスの首領であった。彼の援助で、ブロフェルドの本拠がスイスにあることをつきとめたボンドは、単身そこへ乗り込んだ。スイス・アルプスのピズ・グロリアで、ブロフェルドは会員制のスキー・クラブと研究所を営んでいた。そこで、見事に変貌しているブロフェルドに会ったボンドは、彼の正体を見破ってしまった。しかし、何の武器も持たないボンドは、ひとまずスキーで脱走した。彼の身辺に手榴弾が炸裂する。その危機を救ったのはトレーシーであった。ボンドの報告から、イギリス情報部は、恐るべきスペクターの陰謀を知った。それは、催眠療法を受けた娘たちを使って、細菌をばらまき、生物学的戦争を起こそうとするものだった。ボンドは再びピズ・グロリアへ潜入し、悪の要塞を火柱の中に葬ったが、ブロフェルドをまた取り逃がしてしまった。一仕事おえたボンドは、初めて愛した女、トレーシーと結婚した。しかし新婚の夜に、スペクターの魔手が迫って来た。そして、トレーシーは無残にも血に染って倒れた。最愛の女を殺されたボンドは、燃えたぎる憎悪の中で、ブロフェルドへの復讐を誓うのだった。『女王陛下の007』(原題: On Her Majesty's Secret Service)は、1969年のアクションスパイ映画。映画「ジェームズ・ボンド」シリーズの第6作目にあたる。原作は1963年に出版されたイアン・フレミングの同名の小説である。ショーン・コネリーが『007は二度死ぬ』を最後にボンド役を引退した後、イーオン・プロダクションズは、モデルで演技経験のないジョージ・レーゼンビーをジェームズ・ボンド役に抜擢した。この映画の製作中、レーゼンビーはボンド役を今作限りで降板することを宣言した。 公開当時は興行成績も振るわず、オーストラリア人であったレーゼンビーの英語発音の悪さなどもあり評価は低かった。しかしアクションのみならずラブストーリー要素も取り入れた本作は、後年 最もボンド映画らしい作品の一つとして再評価され、映画監督のスティーヴン・ソダーバーグ[7]は本作をシリーズのベストだと指摘している。140分(ウィキ)BS日テレで毎週放送していますが、評価が高い作品ということで観ました。アクション+ラブロマンスが不評だったのは、スパイアクションは男の映画という常識があったからですね。CGが無かった時代の作品ですから、あの壮大な雪崩のシーンは実写なのでしょう。すごいと思って見てしまいました。コロナ禍を経験した後では、こうしたウイルス話も荒唐無稽とは言えませんが、粗さは否めません。美しいポルトガル?の景色も楽しめました。参考:· ブロフェルドの死の天使[3]o イングランド女性(ルビー・バートレット) - アンジェラ・スコーラー(英語版)o ハンガリー女性(ナンシー) - キャサリン・シェル(英語版)o オーストラリア女性 - アヌーシュカ・ヘンペル(英語版)o 米国女性 - ダニ・シェリダンo イスラエル女性 - ヘレナ・ロニーo ドイツ女性 - イングリッド・バックo アイルランド女性 - ジェニー・ハンリー(英語版)o ウェールズ女性 - ジョアンナ・ラムレイ(英語版)o ノルウェー女性 - ジュリー・エーギ(英語版)o 中国女性 - モナ・チョンo インド女性 - ザーラo ジャマイカ女性 - シルヴァーナ・ヘンリケス (ウィキ)アレルギー患者だという彼女たちの食事のシーンが興味深かったです。
2023.12.05
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映画CM 「スペース カウボーイ」日本版予告編 Space Cowboys 2000 japanese trailer - YouTubeストーリー:かつてアメリカ空軍にチーム・ダイダロスという伝説的なテストパイロット・チームがあった。彼らは宇宙探索の実験旅行のために待機していた。しかし土壇場になってNASAが介入。1958年、初めてロケットで宇宙に行ったのは彼らではなくチンパンジーになってしまった。それから40年。チーム・ダイダロスの一員だったフランク・コービン(クリント・イーストウッド)に、NASAから要請が入る。ロシアの旧式の宇宙衛星アイコンを修理してほしいというものだった。彼は宇宙での作業をチーム・ダイダロスで行うなら、との条件付きで承諾。かくして昔のメンバー、ウィリアム・ホーキンス(トミー・リー・ジョーンズ)、ジェリー・オニール(ドナルド・サザーランド)、タンク・サリバン(ジェームズ・ガーナーほ)が召集され、健康診断のあと、宇宙へ旅立った。しかしウィリアムは、実はガンだった。彼だけが作業の犠牲を自ら申し出て、月に向かって突っ込んでいく。残りの3人は無事地球に帰還するのだった。(KINENOTE)『スペース カウボーイ』(原題:Space Cowboys)は、2000年に公開されたアメリカ合衆国の冒険映画。クリント・イーストウッドが主演・監督・製作した。その他の出演はトミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガーナーなど。 ソビエト連邦の古い衛星を修理するために4人の年老いたパイロットらが宇宙に旅立つ。130分(ウィキ)老優が老パイロットに扮して、老人パワーを発揮するという娯楽作です。ベンチプレスで100kgあげるなどの余分なエピソードをカットして方がよいというコメントもありましたが、彼らの老人らしさもそれなりに楽しめました。フランク・シナトラの Fly me to the moonもいいです。私を月へ連れて行って星々達と遊ばせて木星や火星の春はどんなだろうかそれはつまり 手をつないで欲しいって事それはつまり キスして欲しいって事私の心を歌で満たしてずっと歌わせて貴方は私の望む全て私の憧れの人それはつまり…それはつまり……心から貴方を愛してる…
2023.11.30
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『アイ・アム まきもと』本予告映像 9/30(金)公開 - YouTubeストーリー:小さな市役所に勤める牧本壮(阿部サダヲ)の仕事は、人知れず亡くなった人を埋葬する“おみおくり係”。故人の思いを大事にするあまり、つい警察のルールより自身のルールを優先してしまい刑事の神代(松下洸平)に日々怒られている。そんなある日、牧本はひとりで亡くなった老人・蕪木(宇崎竜童)の部屋を訪れ、彼の娘と思しき少女の写真を発見する。そんななか、県庁からきた新任局長・小野口(坪倉由幸)は“おみおくり係”の廃止を決定。牧本は蕪木の一件が最後の仕事となるのだった。写真の少女探しと、一人でも多くの参列者を葬儀に呼ぶため、わずかな手がかりを頼りに蕪木のかつての友人や知人を探し出し訪ねていく牧本。工場で蕪木と同僚だった平光(松尾スズキ)、漁港で居酒屋を営む元恋人・みはる(宮沢りえ)、炭鉱で蕪木に命を救われたという槍田(國村隼)、一時期ともに生活したホームレス仲間……。やがて牧本は、ようやく写真の少女で蕪木の娘・塔子(満島ひかり)に辿り着く。蕪木の人生を辿るうちに、少しずつ変化が生じていく牧本。そして彼の“最後のおみおくり”には、思いもしなかった奇跡が待ち受けていた……。(KINENOTE)ウィキを検索したら、まだなくてかわりにオリジナルのおみおくりの作法のものがありました。『おみおくりの作法』(Still Life)は、2013年のイギリス・イタリア合作のドラマ映画。監督・脚本はウベルト・パゾリーニ(英語版)、出演はエディ・マーサンとジョアンヌ・フロガット(英語版)など。パゾリーニ監督がガーディアン紙に掲載された「孤独死した人物の葬儀を行なう仕事」に関する記事から着想を得て、ロンドン市内の民生係に同行して実在の人物や出来事について取材を重ねた末に誕生した作品である[2]。2013年8月末から9月にかけて開催された第70回ヴェネツィア国際映画祭のオリゾンティ部門で初上映され、監督賞を含む4賞を受賞している[2]。本作をリメイクした日本映画『アイ・アム まきもと』が2022年に公開予定[3]。こちらのあらすじです。ロンドン市ケニントン(英語版)地区の民生係として働くジョン・メイは44歳の独身男である。彼の仕事は孤独死した人物の葬儀を行なうというもので、事務的に処理することもできるのだが、几帳面な性格のジョンは誠意をもって1人1人を丁寧に「おみおくり」している。ところが、人員整理によって解雇されることになり、ジョンの向かいの家で孤独死したビリー・ストークの案件が最後の仕事となる。近くに暮らしていながら言葉も交わしたことがないビリーの死に、同じように孤独な1人暮らしをしているジョンは少なからずショックを受け、ビリーを知る人々を訪ねてイギリス中を旅することにする[2]。リメイク作品はほぼ原作を踏襲しているようですが、違いは主人公のキャラです。阿部サダヲワールド全開で、あまりに空気をよめない自分本位の言動、変な間の取り方、相手の立場が眼中にないような真っすぐすぎる行動が、この映画を面白くさせています。ハートフルコメディというよりは、ちょっとこわさを感じるサイココメディですね。おくりびとは酒田市が舞台でしたが、こちらは市役所職員というので差し障りがあるのか庄内市となっていました。でも酒田駅のプラットホームは何回も出てきましたね。山形は葬式映画の聖地?埋葬?中の雨は、虹の前触れと思っていたらやっぱりその通りでした。蕪木の関係者が葬式に集まるのは容易に想像できましたが、牧本の死は予想外でした。必然性もないように思います。仏教、キリスト教、神道などの葬儀のシーンが出てきて興味深いですが、この映画によれば最近は費用の安い神道が増えているそうです。身寄りが無かったりあっても引き取り拒否の孤独死は、どうなのでしょう。葬式はなく火葬し無縁墓地に埋葬するだけなのでしょうか。違和感を覚えたのは、河原や橋の下で暮らすホームレスです。庄内市も雪国ですから、こんな光景を見ることはないでしょう。雪国での野宿生活は無理です。食えなくなった人は、都会に出て行ってホームレスになるというのが多いのではないでしょうか。久しぶりに大きなスクリーンで見ましたが、観客が高齢者だったので音量が高めでした。身につまされるのか、笑いも少なかったです。続きます。
2023.11.24
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ストーリー:アメリカはメイン州の小島、リトル・トール・アイランド。メイドのドロレス・クレイボーン(キャシー・ベイツ)は、富豪未亡人ヴェラ・ドノヴァン殺しの容疑で拘留された。ニューヨークでジャーナリストとして活躍していたドロレスの娘セリーナ(ジェニファー・ジェイソン・リー)は、彼女宛てに送られてきた匿名のFAXでこの事件を知り、久しぶりに故郷に帰る。20年前にもドロレスを夫ジョー・セントジョージ(デイヴィッド・ストラザーン)殺しの容疑で検挙した業腹なマッケイ警部(クリストファー・プラマー)と知己の保安官補フランク(ジョン・C・ライリー)の監視のもと、保釈された母と家に帰ったセリーナだったが、母娘の間には溝があった。セリーナは過去と現在の二つの事件の“真相”を母の口から聞く。--20年前。セリーナの父ジョーは酒飲みの横暴な男で、ことあるごとにドロレスを罵っては殴打していた。ドロレスは娘の幸だけを生きがいに、厳格な富豪婦人ヴェラ(ジュディ・パーフィット)のメイドとして苦しい毎日を送りながら、セリーナの学資を貯金していた。ところがセリーナの成績は下がる一方。不審を抱いた彼女は、夫ジョーが学資貯金を勝手に使い込んでいたばかりか、自分の娘に性的いたずらを続けていたことを知る。悲嘆に暮れる彼女に声をかけたのがヴェラだった。ドロレスからすべてを聞いたヴェラは「所詮この世は男の社会……でも女も、時には悪女になる必要があるの」と語る。愛人と浮気していたヴェラの夫は、彼女が仕組んだ交通事故で死んだのだった。ヴェラの励ましを支えに、ドロレスは、それから間もなく訪れた日食の日、ジョーをかねての手筈どおり、古井戸に落とした。以来、彼女は町の人々から夫殺しと罵られながら、20年間、気心を通じあう仲となったヴェラにメイドとして仕えた。ヴェラが半身不随となってからも、ドロレスは彼女の世話を続けたが、ヴェラは老醜をさらし続けることに耐えきれず自殺を図り、死に切れなかったため、ドロレスに手助けを頼んだのだった。そしてドロレスは知らなかったが、ヴェラは遺産の160万ドルをドロレスに贈るよう遺言していた。-全てを聞き、自らのトラウマの正体をも知ったセリーナは、拘置された母のもとへおもむき、執拗に彼女を罪人扱いするマッケイ警部の前で、彼女の無罪を立証した。釈放されたドロレスはセリーナを港まで送り、和解の抱擁の後、ドロレスは娘に信じてもらうことだけが自分の唯一の望みだと語り、二人は別れた。(KINENOTE)『黙秘』(Dolores Claiborne)は、1995年のアメリカ合衆国のサスペンス映画。原作はスティーヴン・キングの小説『ドロレス・クレイボーン(英語版)』。監督はテイラー・ハックフォード、出演は キャシー・ベイツとジェニファー・ジェイソン・リーなど。 (ウィキ)部屋の整理をしたら古いDVDが出てきて、タイトルはスティーブン・キングとだけ記されていました。録画しっぱなしにしていたものです。再生して見ると、テレ東の午後のロードショーのものでした。昔はよく見ていたものですが、当地では放送されていません。吹替えで、B級映画が多いです。この作品は132分ですから、2時間の放送枠なので一部カットです。主人公のアリゾナ云々のくだりがカットされていたようですが、本題に差し支えなかったです。見所は、なんといっても、キャシー・ベーツの存在感です。米国の樹木希林?警官役は、クリストファー・プラマーでこちらも存在感たっぷりです。過去と現在がうまくすみ分けられていて違和感が無かったです。NYの弁護士なら状況証拠しかないこんな警察の報告書なら、陪審員の前でコテンパンにやり込め母は当然無罪と激しくののしる娘がいなかったら、裁判にも無知で弁護士を雇うのを拒んだ母は有罪になっていたかもしれません。訴訟社会米国の状況を垣間見る作品でもあります。日食をうまく使った印象深い作品です。最後に、邦題の「黙秘」は?です。題名に反して、主人公は多弁ですね。「(母のや、メイドの)告白」の方が、よかったのではないでしょうか?キングがかかわったシャイニングのテレビ版を観てみたいです。
2023.11.21
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ストーリー:1987年、医師の航一郎(大沢たかお)はケニアの研究施設に派遣されることになる。アフリカでの医療奉仕活動に身を捧げたシュバイツアーに憧れ医師になった航一郎にとってまたとないチャンスではあるものの、離島医療に従事する恋人の女医・貴子(真木よう子)と遠く離れることにもなった。ケニア赴任から半年後、現地の赤十字病院からの1ヶ月の派遣要請を受け向かった航一郎は、次々に運び込まれる麻薬を打たれ戦い重傷を負った少年兵たちの姿に衝撃を受ける。航一郎はこの病院への転籍を志願し、同じ病院に派遣されてきた看護師の和歌子(石原さとみ)と力を合わせ過酷な状況下でありながら懸命に従事。傷ついた少年たちを温かく包み込む彼は、彼らの良き友、良き師となっていく。そんな中、目の前で両親を殺害され心の傷を負いながら麻薬でかき消された深刻な状態のンドゥングという少年兵が病院に担ぎ込まれる……。(KINENOTE)2015年3月14日に公開された。監督は三池崇史、主演は大沢たかお。前述のとおり大沢が企画段階から携わっている[1]。2014年11月に長崎県で撮影がクランクインし[7]、その後はケニアのナイロビで撮影を行っている[1]。監督の三池が「冒険しない映画はつまらない」という理由から、敢えて南アフリカのように撮りやすい場所を選ぶのを避けて、ケニアロケを敢行。日本映画でケニアでロケを行うのは『沈まぬ太陽[8]』以来のことで、ホテルから撮影現場までは護衛が付き、全員が予防接種を受けて撮影に臨んだ。1980年代の医療器具を集めたり、古い車をもう一度走れるようにし、その当時の状況に出来るだけ近い環境で撮影を行った。三池はまた、自身の作品につきものの暴力的な表現を抑え、中学生でも観られる「デフォルメしない」撮り方をしている[9]。楽曲および小説の原作者のさだは、撮影の陣中見舞いで初めてケニアを訪れている[1]。139分(ウィキ)最後は、何者かに銃撃されて手りゅう弾を投げ込まれて、行方不明(遺体がなくたぶん死亡)という結末です。モデルになった日本人医師を調べると次の通りです。柴田 紘一郎(Koichiro SHIBATA)は、日本の医師、医学者、随筆家。公益財団法人「風に立つライオン基金」 永久名誉顧問。さだまさしの歌および小説、またそれを原作とした映画『風に立つライオン』のモデルとなった人物[2]。1940年生まれ 82~3歳· 1940年 - 宮崎県に生まれる· 1959年 - 宮崎県立大宮高等学校(現 宮崎県立宮崎大宮高等学校)卒業· 1960年 - 長崎大学医学部入学· 1964年 - 長崎大学医学部附属病院(現 長崎大学病院)第一外科助手の後、長崎大学熱帯医学研究所所属· 1971年 - 長崎大学熱帯医学研究所ケニア拠点に派遣され、リフトバレー州ナクルの州立総合病院などで医療活動に従事[3]· 1973年 - ケニアから帰国· 1987年 - さだまさしによって柴田をモデルとする『風に立つライオン』が作られる· 1999年 - 宮崎県立日南病院院長[4]· 2007年 - 2021年、介護老人保健施設サンヒルきよたけ[1] 施設長を務める· 2013年 - さだにより『風に立つライオン』が小説化される· 2015年 - 『風に立つライオン』が映画化される、劇中の手紙は本人愛用の万年筆を使って書かれた。 ケニアでの医療活動は2年でちゃんと生還して、その後はしかるべきポストについています。この経歴と映画で描かれた様子はだいぶ違っていて、見ていてとても違和感がありました。アフリカといえば、広大な大地と草原、遅れた貧しい人々と低レベルな生活環境というステレオタイプな描き方です。赤十字の病棟も野戦病院のようなテント張りです。医療活動は描かれていますが、主人公の医師や看護婦の生活状況は?で、あまりリアリティーを感じませんでした。ケニア危機(2007~8)までは、大きな内戦はなく、ケニアはアフリカの中では優等生。国境付近の内戦とありますが、スーダン(今は南スーダン)でしょうか。当然難民キャンプで暮らしているはずですが、そちらの生活改善をとばして孤児院設立です。恋人の離島の診療所のエピソードが長く、長尺となり焦点がぼけてしまいました。原作がさだまさしの思いつきのような空想話なので、映画もその域を超えることはなかったです。ケニア人=悪霊や迷信を信じる遅れた人との、援助を受ける人たちを見下したようなところがとても気になりました。東日本大震災の支援に、民族衣装を着たおばあさんが心配してわずかなトウモロコシを種を持ってくるというシーンもひどかったです。シュバイツァーの話に感銘を受けて医師を志したなんて話は、昭和20年代くらいまでかなと思いましたが、モデルの年齢を見てわかりました。ちなみに、さだまさしは1952年生まれで、國學院大學法学部を数か月程度で中退です。
2023.11.18
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ストーリー:酔ったあげくに街のパーキングメーターをやぶったルーク(ポール・ニューマン)は懲役2年の刑を言い渡された。刑務所仲間はドラグライン(ジョージ・ケネディ)ほか強面の連中ばかりだったが、それ以上に、彼らを見守る看守の面々も猛者ぞろいだった。囚人と看守の間には絶えず反目と憎悪の空気が絶えなかった。新入りルークの仕事は、炎天下に雑草を刈り溝を掘るという重労働だったが、彼の新入りらしからぬ図々しくて、容量のいい態度は仲間の反感を買い、とくにボスのドラグラインは気に入らなかった。ある日2人は命をかけての殴り合いとなり、ついにルークが勝った。囚人のリーダーはドラグラインからルークの手に渡ったのである。数日後、ルークの母(ジョー・V・フリート)が訪ねてきた。面会時間が切れて、病に老いた母の後ろ姿を見送った時、ルークは、母に会うことはあるまい、と思った。そして、母の死を知らせる電報が来た時、彼は泣いた。3日後、ルークは脱獄した。逃げに逃げたが結局は捕まってしまった。ひどい懲罰を受けた。だか彼は再度脱獄。そしてドラグラインに、“冷たい手のルークより”と署名した手紙さえ送ったきた。監房の連中は口惜しがったが、ひとりとして怒るものはいなかった。自由になったルークこそ彼らの願望の体現者なのだから。しかし皆の期待を裏切ってルークはまた再び捕まってしまった。厳重な足かせをはめられ独房にほうりこまれた。それでも彼は反抗をやめない。そして、三度脱獄。今度はドラクラインも一緒だった。だが途中で2人は仲間割れ。ドラグラインは1人になり急に恐くなった。死にたくない。ルークも死なせたくない。半分は親友への愛から、半分は恐怖からルークの居場所を密告した。瀕死の床でルークは、医学的な治療をすべて拒絶した。迫りくる死を待つ彼の表情は美しくさえあった。今日も囚人たちは炎天下で働いている。言葉ををかわさない彼らの胸の中には権威に反抗し続けて、屈することを知らなかった冷たい手のルークが生きている。『暴力脱獄』(Cool Hand Luke)は、1967年製作のアメリカ映画。ポール・ニューマン主演、スチュアート・ローゼンバーグ監督作品。フロリダの刑務所を舞台に、社会のシステムに組み込まれることを拒否する囚人ルーク・ジャクソンの物語。 1965年に発表されたドン・ピアース(英語版)の同名の小説(原題:Cool Hand Luke)が原作である。映画化にあたり、ピアースは本作品の脚本も担当した。ピアースは過去にフロリダの刑務所に収監された経験があり、その時の体験が作品のモチーフになったとされる。物語の舞台はフロリダだが、映画の大部分はカリフォルニアで撮影されたという[1]。 本作は300万ドルの制作費に対して1600万ドルを超える大ヒットとなり、各批評家からも高い評価を受けている。 ロジャー・イーバートなど多くの映画評論家によって作中のキリスト教的な暗喩が指摘されてきた。具体的にはルークの名前とその囚人番号が新約聖書中のルカによる福音書の章節に対応していること、ルークが50個の茹で卵を食べきった後にテーブルの上に十字架に架けられたキリストのように横たわるシーン、夜の教会でルークが神を「親父」と呼び、神が彼を見捨てたかどうか問い掛けるシーンなどである[3]。(ウィキ)見方によっては、神を否定した実存主義的な映画です。ルークはルカ、囚人番号の37は福音書の章と言われても、キリスト教とは無縁の身としてはピンときません。戦争では英雄だった主人公が虚無的になったのはPTSDによるものとの説明の方が、私にはしっくりきます。権力や権威に反抗する笑顔のポールニューマンの姿が、当時広く受け入れらえて愛された映画です。刑務所の道路整備作業の苦役をゲームに変えたシーンに代表されるように、人間最後はみんな死んでゆくけど、人生を楽しく生きる作法の指南の映画のようにも見えます。邦題は暴力脱獄ですが、決して並みの脱獄映画ではありません。
2023.11.15
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Goodbye, Mr. Chips Official Trailer #1 - Peter O'Toole Movie (1969) HD - YouTubeストーリー:イングランド南部の田園の町ブルックフィールドにあるブルックフィールド・スクール。ここに勤めるアーサー・チッピング(ピーター・オトゥール)は親しい人々にチップス先生と呼ばれていた。彼は教育熱心ではあったが、生徒たちの受けはよくなかった。まだ独身のチップス先生は、夏休みを利用して、イタリアへの旅に出かけた。途中、ロンドンで1泊した際、俳優のキャサリン(ペトゥラ・クラーク)と知り合った。そして、その後、ポンペイの遺跡で再会した2人の心は急速に打ち解けあった。そしてあるパーティの席上彼女から愛を打ち明けた。ブルックフィールドに戻った時、チップス先生のそばにはキャサリンがいた。校長(マイケル・レッドグレイヴ)をはじめ学園中が目を丸くして驚いたが、たちまちキャサリンは人気者になってしまった。しかし学校の有力者サタウィック卿(ジョージ・ベイカー)はチップスを学校から追い出すよう脅迫した。キャサリンはこの強力な反対に会い、身を引こうとしたが、チップス先生の愛に支えられ、2人の幸福な生活が続いた。そして、この頃から生徒達も、チップス先生の魅力にひかれはじめてきた。だが、やがて戦争が始まり、キャサリンは空軍の慰問に出かけて行った。チップス先生の校長就任が決まった時、彼女は帰らぬ旅路に発った後だった。そして戦争は終わった。チップス先生は生徒たちに別れを惜しまれながら職を退いた。しかし町を去るにしのびず、学校の近くに居を構えることにした。そして、そこには毎日のように、生徒の明るい顔がみられるのだった。(MGM配給*2時間32分)(KINENOTE)『チップス先生さようなら』(Goodbye, Mr. Chips)は、1969年のアメリカ合衆国・イギリスのミュージカル映画。ジェームズ・ヒルトンの同名小説の、1939年の同名映画に次いで2度目の映画化。ハーバート・ロスの監督デビュー作。主演のピーター・オトゥールは、第27回ゴールデングローブ賞 主演男優賞と1969年度ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 男優賞を受賞した[2]。151分序章やインターミッションがはいる長い作品でした。昔この作品を見て、いつかポンペイに行ってみたいと思ったものです。2回目のヨーロッパ夫婦旅行でカプリ島まで足をのばした際に訪ねました。その時に比べると、映像はまだ観光地化しておらずソレントあたりもずいぶんいなかにみえました。数十年ぶりにこの映画を観て感じたのは、自分が老人となってしまったということです。チップス先生は、ラテン語とギリシア語の教師です。すぐには役立たないけれども、欧米の一定の上の階層では当然知っておくべき教養なのでしょう。毛嫌いする生徒たちの描写が興味深かったです。パブリックスクールを美化しているとの批判もありますが、多感な時にこの映画に接した世代にとっては、なつかしい心に残る作品でした。晩年まで演じた主演のピーター・オトゥールはこの時37歳でした。ミュージカルなので、彼が語るように歌うシーンもあります。そしてペトラ・クラークといえば、この曲です。Petula Clark - Downtown (1964) 4K - YouTubeペトゥラ・クラーク (Petula Clark、1932年11月15日 - )は、イングランド・サリー州エプソム出身の歌手・女優。ペトラ・クラーク、ペチュラ・クラーク、ペトゥーラ・クラークとも表記される。イギリスを代表するシンガーの一人であり、特に1960年代が全盛期であった。イギリスのみならずフランスにも進出を果たし、特に1964年の「恋のダウンタウン」で世界的ヒットを飛ばした。1965年にはサンレモ音楽祭に出場し、「Invece No」を歌い入賞。また『フィニアンの虹』ではハリウッド映画にも進出を果たした。(ウィキ)YOU AND I - Petula Clark (Lyrics) - YouTube
2023.11.13
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ストーリー:所属していたオーケストラが解散して、失業したチェロ奏者の小林大悟(本木雅弘)。やむなく彼は妻の美香(広末涼子)と二人、実家のある山形へと帰った。その家は、2年前に死んだ母親が残してくれた唯一の財産だった。愛人を作った父が家を出たあと、母は女手ひとつで大悟を育ててくれたのだ。新たな職を探す大悟が行きあたったのは、佐々木(山崎努)が経営する葬儀屋での納棺師という仕事だった。死者を彩り、最期のときを送り出すという業務の過酷さに、大悟は戸惑いを隠しきれない。しかし、佐々木と事務員の百合子(余貴美子)の持つ温もりに惹かれて、大悟は「おくりびと」となった。美香にすら、その仕事の内容を明かせないまま…。故郷に戻った大悟は、幼い頃に通っていた銭湯で同級生の母親であるツヤ子(吉行和子)との再会を果たす。銭湯を経営するツヤ子は、廃業を勧める息子たちの声を押し切って、ひたすら働き続けていた。やがて、大悟の仕事を知った美香は、我慢できずに実家へと帰る。死者を扱う夫の業務が、どうしても納得できなかったのだ。それでも大悟は、納棺師を辞められない。唐突に倒れて、この世を去ったツヤ子の納棺も担当した。どこまでも自身の仕事に誇りを持つ大悟の気持ちを、ようやく美香も理解する。二人の関係は修復した。そんなとき、父の訃報が大悟のもとに届く。家庭を捨てた父親には深いわだかまりを抱いていた大悟だが、佐々木や百合子からの説得を受けて、死去した老人ホーム(?)へ美香と向かう。そこには、30年ぶりに対面する父(峰岸徹)の遺体があった。そして父が、決して大悟のことを忘れていなかったことを知る。堪えきれずに嗚咽する大悟の涙を、美香はハンカチで拭く。父の納棺を慎ましく行う大悟と、それを見守る美香。彼女の胎内では、大悟との間で芽生えた新たな命が動いていた。『おくりびと』(Departures)は、2008年の日本映画。滝田洋二郎が監督を務め、第81回アカデミー賞外国語映画賞[4][5]、および第32回日本アカデミー賞最優秀作品賞などを受賞した。(ウィキ)前回東京で観た時からいなかに戻って5年間がたち、母と同居して見送りました。この間映画の方も、峰岸徹が亡くなったり、広末涼子が不倫スキャンダルにまみれました。当地で、山形交響楽団の演奏会に2度行きました。いろいろなことがありましたが、この作品は名作です。山崎や余がいいですね。母の葬儀でシャワーの湯かんをしてもらった時は別室で待機し、きれいな死装束姿に対面です。男女の納棺士の方が、対応してくれました。映画のような悲しみはありませんでした。むしろようやくこれで区切りがついたという感じでした。参列者も淡々としていました。葬儀から6か月余りが経過しましたが、遠い昔のように感じています。愛方も同様で、不思議だとふたりで話しています。
2023.11.05
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Immortal Movie Trailer 『 恋をしましょう(Let's Make Love)』 予告編 Trailer 1960. - YouTubeストーリー:ジャン・マルク・クレマン「イヴ・モンタン」は億万長者で、色事もなかなか達者だ。クレマンのPR係コフマン(トニー・ランドール)が、バラィエティ紙に、クレマンを皮肉った芝居のリハーサルが行なわれている記事を見つけた。クレマンの弁護士は芝居を止めさせようといったが、彼は1度芝居をみてからにしようといった。ある晩、クレマンはコフマンを連れて、内緒で劇場を訪ねた。舞台ではアマンダ・デル(マリリン・モンロー)がセクシーな踊りを踊っていた。一目でひかれたクレマンは、コフマンに彼女と食事をする用意を命じた。プロデューサーのバークンズはクレマンに似た役者を探していた。それを知ったクレマンは彼女に近づくため、偽名を使ってその役を買って出た。なにも知らぬアマンダは、クレマンと親しくなるにつれ、金持ちを軽蔑し、夜学に通っていることがわかった。彼女はなかなかクレマンの誘いにのらない。どうも一座の中の若いハンサムな歌手トニー(フランキー・ボー)と仲がよいらしい。クレマンは弁護士ウェールスをプロデューサーに化けさせ、一座に経済的援助を与え、自分を主役にさせて彼女をモノにしようとした。計画はあたり、主役はトニーからクレマンに変った。やがて、アマンダはクレマンとの夕食を承諾した。彼は求婚した。が、アマンダの真意はトニーに主役をかえしてくれということで、彼とは友情意外なにもないという。しかたなくクレマンはアマンダに本物にあって、ショー上演を頼もうといった。彼女はクレマンの事務所を訪ねた。そこで同行の気違いが、本物のクレマンだとわかった。驚いて一時は気を失ったものの、クレマンの真情にほだされ、彼の求婚を受けることにした。(KINENOTE)『恋をしましょう』(こいをしましょう、Let's Make Love)は、1960年のアメリカ合衆国のミュージカル・ロマンティック・コメディ映画。監督はジョージ・キューカー、出演はマリリン・モンローとイヴ・モンタンなど。億万長者のプレイボーイと舞台女優の恋を描いている。(ウィキ)大富豪がカネにものを言わせて女をものにするという鼻持ちならないストーリーですが、嫌味にならないところがイブ・モンタンの力でしょうか。本当の恋にどぎまぎしている様子が、何とも可愛らしくておかしいです。 ミルトン・バール: 本人 ビング・クロスビー: 本人 ジーン・ケリー: 本人が出演して、ジョークや歌や踊りを個人指導です。この映画の2年後1962年に、マリリンは36歳で亡くなっています。遺作は1961年の荒馬と女です。
2023.11.04
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ストーリー:ロサンゼルスにある一流レストランで総料理長を務めているカール・キャスパー(ジョン・ファヴロー)は、メニューに口を出すオーナー(ダスティン・ホフマン)と対立し店を去る。次の仕事について考えなければならない中向かったマイアミで、絶品のキューバサンドイッチと出会う。別れた妻(ソフィア・ベルガラ)や息子(エムジェイ・アンソニー)、友人(ジョン・レグイザモ)、と協力し合い、フードトラックでのキューバサンドウィッチの移動販売を始めるカール。行く先々でサンドウィッチを作りながら、原点に戻り料理や生きる上での情熱を取り戻そうとする……。『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』(Chef)は、2014年のアメリカ合衆国のコメディドラマ映画。ジョン・ファヴローが監督・脚本・製作・主演を務めた。115分。(ウィキ)予定調和的な安心安全なストーリーでした。SNSで失敗し、逆にそれに救われるという現代的な味付けです。マイアミからニューオリンズ、オースチン、LAとロードムービーの味わいもあります。キューバンサンドイッチはじめ映される料理はどれもおいしそうで、見終わった後レストランに行きたくなる作品です。悪人が出てこない作品で、安心して?見れる作品です。キューバンミュージックもいいです。
2023.10.29
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ストーリー:1876年、ニューヨーク。レオポルド公爵(ヒュー・ジャックマン)は、愛する女性とめぐり逢えないまま、結婚相手を決めざるをえない状況にあった。そんな時、彼はブルックリン・ブリッジから落ちてしまい、現代のニューヨークにタイムスリップ。仕事にも恋にも疲れた広告会社で働くキャリアウーマンのケイト(メグ・ライアン)は、元ボーイフレンドであるスチュアート(リーヴ・シュレイバー)のところに転がり込んできたレオポルドと知り合い、彼の奇妙なふるまいにとまどいつつも、徐々に親しくなっていく。そしてケイトは、バッグをひったくられたのをレオポルドが馬に乗って助けてくれたことから、彼に恋心を抱きはじめる。そんなある夜、ケイトは会社重役のJ.J.(ブラッドリー・ウィットフォード)に食事に誘われる。ケイトを愛しはじめていたレオポルドは二人が食事しているレストランに乗り込み、J.J.の俗物ぶりを痛烈に暴きだす。怒り傷ついたケイトが翌朝レオポルドから受け取ったのは、誠意にあふれた美しい手紙。ケイトとレオポルドは恋仲になるが、やがてレオポルドは19世紀に帰ってしまう。そしてある令嬢との結婚の準備を進めるが、そこに、せっかく手に入れた重役のイスを捨て、ケイトがタイムスリップしてやってくる。かくして2人は19世紀でめでたく結ばれるのだった。(KINENOTE)『ニューヨークの恋人』(Kate & Leopold)は、2001年のアメリカ合衆国のロマンティック・コメディ映画。監督はジェームズ・マンゴールド、出演はメグ・ライアン、ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバーなど。ニューヨークを舞台に、仕事と出世しか頭にないキャリアウーマンと125年前からタイムスリップしてきた英国貴族の恋を描いている[3]。118分(ウィキ)以前観たことがある作品ですが、夕食後のひととき夫婦で見ました。私はすっかり忘れていましたが、愛方はセントラルパークで馬でひったくりを追うシーンを覚えていました。メグライアンのお馴染みラブコメディー、予定調和のハッピーエンドなストーリーです。タイムトラベルものですが、SF色はありません。総製作費4800万ドルの約3分の1にあたる1500万ドルはメグ・ライアンへの出演料として使われた。これはメグ・ライアンの出演料としては最高額である[要出典]。(ウィキ)日本円にして20億円ほど、売れっ子なら驚くことはないでしょう。興行収入は、米国カナダで4712万ドル、全世界で7600万ドルです。自身の名前で売れる女優です。恋人たちの予感 1989年めぐり逢えたら 1993年(男が女を愛する時 1994年)ユー・ガット・メール 1998年 この3部作で、ロマンチックコメディーの女王です。 本作 2001年2003年のインザカットが失敗して、以後低迷です。整形手術も話題になりました。作品選びの悪さが有名で、これまで『ゴースト/ニューヨークの幻』、『プリティ・ウーマン』、『誘う女』、『羊たちの沈黙』などのオファーを断っている。(ウィキ)彼女が出なくてもよかった作品だと思います。参考:エリシャ・グレーブス・オーチス(Elisha Graves Otis、1811年8月3日 - 1861年4月8日[1])は、アメリカの発明家、企業家。エライシャ・オーティスとも。エレベーターの落下防止装置を発明し、オーチス・エレベータ・カンパニーを創業した。ヴァーモント州ハリファックスの近くで生まれる。19歳で家を出、ニューヨーク州トロイで5年を過ごした。1852年、逆転止め歯形による落下防止装置(調速機、ガバナマシン)を発明し、1853年のニューヨーク万国博覧会で発表した。オーチスが来場客の面前で、吊り上げたエレベーターの綱を切ってみせると、エレベーターは数インチ落下しただけで止まった。この発明により、エレベーターは初めて実用的なものになった。同年、オーチス・エレベータ・カンパニーを創業し、エレベーターの販売を始めた。最初のオーチス製乗客用エレベーターは、1857年ニューヨークで設置された。オーチスの死後の1867年、2人の息子チャールズとノートンは、彼の遺産でオーチス・ブラザーズ・カンパニー (Otis Brothers & Co.) を創設した。オーチスの発明はエレベーターを信頼できるものにし、摩天楼を可能にした。オーチス・エレベータ・カンパニーは、今では世界最大のエレベーター会社であり、ユナイテッド・テクノロジーズの一部門である。オーチスは、映画『ニューヨークの恋人』で、19世紀からタイムトラベルしてきてケイト(メグ・ライアン)と恋に落ちるエレベーターの発明者レオポルド(ヒュー・ジャックマン)のモデルである。なお映画では、彼の執事の名がオーティスである。
2023.10.27
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地下室のメロディー(映画)/ Mélodie en sous-sol( Michel Magne / Palm Beach) - YouTubeストーリー:五年の刑を終って娑婆に出た老ギャングのシャルル(ジャン・ギャバン)は足を洗ってくれと縋る妻ジャネット(ヴィヴィアーヌ・ロマンス)をふりすてて、昔の仲間マリオを訪ねた。マリオはある計画をうち明けた。カンヌのパルム・ビーチにあるカジノの賭金をごっそり頂こうという大仕事だ。相棒が必要なので刑務所で目をつけていたフランシス(アラン・ドロン)と彼の義兄ルイを仲間に入れた。賭金がどのように金庫に運ばれるのかをたしかめると、シャルルは現場での仕事の段取りをつけた。各自の役割がきまった。決行の夜、フランシスは空気穴を通ってエレベーターの屋根にかじりついた。金勘定に気をとられている会計係とカジノの支配人の前に飛びおりた覆面のフランシスの手にマシンガンがあった。彼は会計係から、鍵を奪ってシャルルを表から入れた。札束を鞄に詰めると、シャルルとフランシスは、ルイの運転するロールス・ロイスを飛ばした。金は借りた脱衣所にかくした。警察が乗り出したころ、シャルルとフランシスは何食わぬ顔で別なホテルに納まっていた。完全犯罪は成功したのだ。しかし朝食をとりながら、眺めていた新聞のある記事と写真が一瞬シャルルの眼を釘づけにした。無表情な彼の顔に、かすかな動揺が起った。(KINENOTE)『地下室のメロディー』(原題:Mélodie en sous-sol)は、1963年製作のフランス映画。アラン・ドロンとジャン・ギャバンというフランス映画界の2大スターが共演した犯罪映画。1963年のゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞している。118分(ウィキ)カンヌのカジノを舞台にした強盗映画です。アラン・ドロンが、女にうつつをぬかして犯罪に真剣さが欠ける青年をうまく演じていました。義理で手伝った運転手役の義兄はどうなったのか気になります。カジノは売上の倍の金額の保険をかけているので、仮にお金が返ってこなくともダメージはありません。ラストシーンで「残念」と思った人が、多かったのではないでしょうか。久しぶりにフランス映画を観たという感じです。
2023.10.26
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ストーリー:少年時代を過ごした“スカイフォール”で焼け残った写真を受け取ったジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、その写真に隠された謎を解明するため、M(レイフ・ファインズ)の制止を振り切り単独でメキシコシティ、そしてローマへと赴く。そこで悪名高い犯罪者の未亡人ルチア・スキアラ(モニカ・ベルッチ)と出会ったボンドは、悪の組織スペクターの存在をつきとめる。だがその頃、ロンドンでは国家安全保障局の新しいトップ、マックス・デンビ(アンドリュー・スコット)がボンドの行動に疑問を抱き、M率いるMI6の存在意義を問い質していた。一方、ボンドは秘かにマネーペニー(ナオミ・ハリス)やQ(ベン・ウィショー)の協力を得て、スペクター解明の鍵を握る旧敵Mr.ホワイト(イェスパー・クリステンセン)の娘マドレーヌ・スワン(レア・セドゥ)を追跡。死闘を繰り広げながらスペクターの核心部分へと迫るなか、氷雪のアルプス、灼熱のモロッコへと飛んだボンドは、やがて追い求めてきた敵と自分自身との恐るべき関係を知ることになるのだった……。『007 スペクター』(原題: Spectre)は、2015年のスパイアクション映画。イーオン・プロダクションズが製作する「ジェームズ・ボンド」シリーズの第24作目である。ダニエル・クレイグが架空のMI6諜報員、ジェームズ・ボンドを演じる4作目の作品で、サム・メンデスが『007 スカイフォール』からシリーズ2作目の監督を務め、脚本は、ジョン・ローガン、ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、ジェズ・バターワースが務めた。製作費は約2億4500万ドルと推定されているが、一部の情報では3億ドルとも言われており、これまでに製作された映画の中でも最も高い作品の一つである。148分制作費は2億4500万ドル[9][10]から3億ドル[11][12]で、『007』シリーズでの史上最高額である。また148分という上映時間は、007 カジノ・ロワイヤル(2006年)の144分を上回る、シリーズ史上最長の上映時間となった。また、ダニエル・グレイグには出演料として2,400万ドル(約28億円)が支払われた[13]。Qの作業場には『カジノ・ロワイヤル』で使用したアストンマーティン・DBS(カジノアイス)と『慰めの報酬』で使用したアストンマーティン・DBS(クァンタムシルバー)が駐車してある他、『ワールド・イズ・ノット・イナフ』のボートチェイスでボンドが乗った小型ボート等、過去作品でボンドが乗用したものが置かれている。 冒頭のパレードより、ボンドがホテルの部屋に戻って建物の屋上から狙撃に至るまでの冒頭、5分45秒までは1カットで撮られている。また、このパレードは本作の物語の中の架空のものだったが、本作公開後、世界中からメキシコ政府に「いつ、どこに行けばあのパレードを見られるのか」という問い合わせが殺到。2016年から毎年、実際にメキシコシティの「死者の日」直前の週末に開催されるようになり、多数の観光客が訪れるようになった[24]。(ウィキ)007の影響力は大きいですね。前作のスカイフォールから日をおかずに見たので、すんなり入って行けました。ロンドンはじめメキシコシティ、ローマ、タンジール(モロッコ)、オーストリアで大体的なロケを行い東京やケープタウンでも場面設定です。お金がかかっていると思わせてくれる映画でした。ミッションインポシブルに張り合っていますね。興味深かったのは、世界の諜報組織の連合体を結成する東京でのシーンです。愛方の感想は、夜景に東京タワーが映っていないので東京に見えないです。私は、会議参加者のプレートの中国が意図的に映されていたシーンです。組織の名前はナインアイズとファイブアイズをもじったものです。9か国の内訳は?G7プラス2か国でしょうが、このシーンと南アの反対で2か国が判明です。中国は米国映画にとって大きなマーケットですから、その配慮ですね。東京での会議もアジアへのリップサービスでしょう。そのうちバンコクやシンガポールにならなければよいですが。ロシアは依然英国にとっては敵国なのでしょう。ウクライナやパレスチナ問題に重ね合わせてしまいました。スペクターがなくなっても敵役は健在なのでしょうか。
2023.10.25
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Rio Bravo (1959) Official Trailer - Johh Wayne, Dean Martin Western Movie HD - YouTubeストーリー:メキシコとの国境に近いテキサスの町リオ・ブラボ--保安官のチャンス(ジョン・ウェイン)は、殺人犯ジョーを捕えた。しかし、ジョーの兄バーデットはこの地方の勢力家で、彼の部下に命じて町を封鎖したため、チャンスは窮地に陥った。チャンスはジョーを町から連れ出すことも、応援を頼むことも出来なかった。チャンスの味方は、身体の不自由なスタンピイ老人(ウォルター・ブレナン)と早射ちの名人デュード(ディーン・マーティン)の2人だった。町を封鎖されたため、若い美人のフェザース(アンジー・ディッキンソン)や、チャンスの親友パットも外へ出られなかった。パットは燃料やダイナマイトを輸送する馬車隊を、護衛のコロラドと一緒に指揮していた。チャンスはフェザースがホテル・カシノでイカサマ賭博をしていると知らされ、彼女を尋問した。が、コロラドの証言で、フェザースは無罪だった。パットはパーデットの雇った殺し屋に射ち殺された。チャンスはフェザースの不幸な身の上を知り、なにかと世話をしてやった。これを機会に、2人の仲は接近した。ある日、デュードはバーデッドの配下に、不意をつかれて捕まった。バーデットはチャンスに、ジョーとデュードを交換しようと申し込んだ。チャンスは周囲の状況から、それを承諾せねばならなかった。翌朝、2人を交換することになった。デュードはスキをみてジョーに飛びかかった。これを機に両者の凄烈な射ち合いとなった。チャンスたちが苦戦していると、スタンピイ老人がパットの残していったダイナマイトを、バーデットのたてこもる倉庫に投げつけた。それをチャンスがピストルで射った。さしものバーデットも、遂に降服した。バーデットはジョーと共に監禁された。そして、チャンスとフェザースはめでたく結ばれることになった。(KINENOTE) 『リオ・ブラボー』(Rio Bravo)は、ハワード・ホークス監督、ジュールス・ファースマンとリイ・ブラケット脚本、ジョン・ウェイン主演の1959年の西部劇映画。原作はB・H・マッキャンベルの短編小説。本作はフレッド・ジンネマンの『真昼の決闘』に描かれた保安官の姿に不満を持ったハワード・ホークスとジョン・ウェインが『真昼の決闘』へのアンチ・テーゼとして制作したといわれている。 力強い保安官と彼を助ける仲間たちを描いた、歌あり、恋ありの痛快西部劇である。(ウィキ)いかにも昔の西部劇という感じの作品でした。いまの映画に比べるとテンポが遅く、141分は長かったです。敵役に迫力がなく、殺されるのはカネで雇われた男たちだけで、何かのんびりした感じでした。ディーン・マーチンとリッキー・ネルソンの歌が楽しめます。
2023.10.24
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ストーリー:マイケル(リーアム・ニーソン)は、10年間勤勉に働き続けた保険会社を60歳でリストラされる。いつもの通勤電車で帰路につき、顔見知りの乗客に挨拶しながらも、頭の中は住宅ローンと息子の学費のことでいっぱいのマイケルの前に、見知らぬ女が座る。彼女は、乗客の中からある人物を見つけてくれれば10万ドルの報酬を払うと持ちかける。ヒントは、常連客ではない、盗品を隠したカバンを持っている、終点で降りる、プリンと名乗る、というもの。マイケルは高額の報酬に抗えず、元警官のスキルを駆使してその乗客を探し始める。しかし、さすがに無理だと諦めようとしたとき、妻と息子を人質に取られてしまう。やがて、“プリン”が重大事件の目撃者だと知ったマイケルが、あと数人まで絞り込んだとき、恐るべき陰謀が明らかになる……。 (KINENOTE)『トレイン・ミッション』(原題: The Commuter)は、2018年に公開されたアメリカ合衆国・イギリス・フランス合作のアクション映画。監督はジャウム・コレット=セラ、主演はリーアム・ニーソンが務めたが、これは『アンノウン』『フライト・ゲーム』『ラン・オールナイト』に続く4度目のタッグである。キャッチコピーは「この謎(ミッション)が、解けるか?」[4]。105分 原題の「The Commuter」は「通勤者」の意。主演のリーアム・ニーソンが言うには「劇中の電車は7車両の設定だけど、撮影で使っていたのはいつも1.5車両分だった」という[18]。(ウィキ)フライト・ゲームの列車版のような作品で、それなりに面白かったです。60歳の年齢設定の割には、アクティブです。同乗者の善意にほろりとするシーンも。通勤電車の風景も東京とは、大違いです。
2023.10.23
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ストーリー:ゴジラにより破壊され尽くした新宿副都心。そこに残ったG(ゴジラ)細胞をめぐり激しい争奪戦が展開していた。G細胞は争奪戦の末、一つは日本の大河内財団に保管され、もう一つはサラジア共和国の手に渡った。そしてサラジアでは遺伝子工学の世界的権威、白神博士の手で分析がなされていた。しかし、バイオメジャーの工作により研究所は爆破され、白神は長年に渡る研究成果と共にG細胞、さらに愛娘の英理加をも失ってしまった。それから5年、ゴジラ復活の兆候ありとの情報を得た権藤一佐は、超能力を持つ少女、未希のテレパシーを頼りに三原山火口捜査を行っていた。そして、未希はゴジラが動いていることを感じ取ったのだった。英理加の友人であり、大河内誠剛の娘・明日香、その恋人であり生命科学研究所のホープである桐島一人は抗核バクテリアがゴシラに対し最も有力な武器になり得ることを説いたがその生成にはG細胞と白神の協力が必要であった。最初は断っていた白神だったが、G細胞を一週間預かることを条件に抗核バクテリアの研究に協力する。数日後、芦の湖の中央に巨大な怪植物が出現した。それは、白神が英理加とバラ、そしてG細胞を組み込んで生まれたビオランテだった。その頃、三原山火口が爆発し、ゴジラも姿を現わした。スーパーX2が他の自衛隊機と共に発進、攻撃に向かうがゴジラはビオランテに吸い寄せられるように小田原に上陸。英理加の心を持つビオランテもゴジラの熱線を吸収し狂暴になっていった。ゴジラは駿河湾から海に入った。そして、今度は大阪に向かっていった。大阪の街は破壊され、ゴジラはさらに原発の集中する福井県若狭に向かっていく。そこに再びビオランテが現われ、2大怪獣の死闘が繰り広げられる。ところが抗核バクテリアの効果が効いたのかゴジラは海岸に倒れこんだ。ビオランテも光の花に姿を変えて、夜空を高く昇っていった。その時、未希はビオランテの中に潜む英理加の「あ・り・が・と・う」というメッセージを受け取った。そして、再び動き始めたゴジラも弱々しく日本海へと去っていったのだった。(KINENOTE)『ゴジラvsビオランテ』は1989年(平成元年)12月16日に公開された日本映画で[12]、「ゴジラシリーズ」の第17作である[出典 6]。キャッチコピーは「超ゴジラ それはゴジラ細胞から生まれた![5][33]」「'90年正月映画日本代表[33]」「勝った方が人類最大の敵になる」など[注釈 3]。 本作品では原案が一般公募されたほか、特技監督には前作まで担当していた中野昭慶に代わって川北紘一、脚本と監督には『ヒポクラテスたち』などの大森一樹、音楽に「ドラゴンクエストシリーズ」などのすぎやまこういちを起用するという、それまでの怪獣映画にない新たな息吹を取り入れようとした意欲作でもある[出典 10][注釈 5]。本作品はミニチュアセットですべての市街地を再現した最後のシリーズ作品(ウィキ)ゴジラ映画6本の連続放送で見ました。ゴジラvsビオランテというよりは、ゴジラVS自衛隊の趣きでした。無名時代の鈴木京香が自衛隊員役で出ていて、びっくりです。大森一樹が監督なので観てみました。遺伝子操作などは当時の流行テーマだったのでしょう。CG以前の古き良き時代のゴジラ映画でした。
2023.10.19
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ストーリー:ある日、直属の上司M(ジュディ・デンチ)が秘めていた過去の事件が浮かび上がってくる。その衝撃的な内容は、Mに対するボンドの信頼と忠誠心を試すかのようだった。そんな中、彼らの所属するイギリス情報局秘密情報部“MI6”が何者かの標的に。ボンドの任務は、その相手を発見し、脅威を取り除くこと。たとえ、その代償がいかに個人的なものだったとしても……。(KINENOTE) 『007 スカイフォール』(原題: Skyfall)は、2012年のスパイアクション映画で、イーオン・プロダクションズが製作する「ジェームズ・ボンド」シリーズの第23作目にあたる。監督はサム・メンデス、脚本はニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、ジョン・ローガンが務め、アデルが作詞・作曲した主題歌「スカイフォール」が使用されている。ダニエル・クレイグが架空のMI6諜報員、ジェームズ・ボンドを演じる3作目の作品である。142分ボンドガールらしき女性は出てきませんでしたが、独特の映像美が印象に残りました。M役のジュディ・デンチが引退することを見据えたストーリーでしたね。軍艦島がマカオ沖の設定には、びっくりです。
2023.10.17
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映画『騙し絵の牙』【予告編】大ヒット上映中! - YouTubeストーリー:出版不況の煽りを食う大手出版社・薫風社創業一族の社長が急逝し、次期社長を巡り権力争いが勃発。そんな中、専務・東松(佐藤浩市)が大改革を推し進め、雑誌が次々に廃刊の危機を迎える。会社のお荷物となっている雑誌『トリニティ』の変わり者編集長・速水(大泉洋)も無理難題を吹っ掛けられピンチに。一見頼りないながらも笑顔の裏にとんでもない牙を秘める速水は、曲者揃いの上層部・作家・同僚らの陰謀が渦巻く中、新人編集者・高野(松岡茉優)を巻き込み起死回生の奇策を講じる。(KINENOTE)『騙し絵の牙』(だましえのきば)は、塩田武士によるミステリ小説[1]。文芸誌『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)にて2016年5月号から11月号まで連載され[2][3]、2017年8月31日にKADOKAWAから単行本として刊行された[1]。2019年に角川文庫化。 本作品は塩田が俳優・大泉洋を主人公として想定し、出版界と大泉を4年間徹底取材した上で書き上げた[4]。大泉洋の主演で映画化され、2020年6月19日から公開される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により延期され[8][9][10]、2021年3月26日に公開された[11]。 映画脚本として脚色するにあたって原作の構造を一旦解体し、再構築する形が取られている。その結果、大泉演じる速水であれば大泉らしさが排除されており、大泉は「(原作で当て書きされていたのに)私が出た映画の中で一番、私っぽくなかった」と述べている[19][20]。113分(ウィキ)どんでん返しが続きそれなりに面白かったですが、深みや痛快感はあまりなかったです。安物のワインを高級ワインと勘違いする大作家の二階堂大作:國村隼が面白かったです。町の書店主役の塚本晋也監督のほっこりした感じがよかったです。当地でも昔から営業している書店があり電話で注文すると家まで配達してくれて、亡くなった母がよく利用していました。
2023.10.11
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ストーリー:浪速大学医学部では、明年定年退官となる東教授の後任をめぐって、色々な前工作が行なわれていた。東の教え子財前五郎は最有力候補と目されていたが、東は五郎の傲慢不遜な人柄を嫌っていた。貧しい家庭に生まれた五郎は人一倍名誉欲が強く、苦学して医学部を卒業した後、裕福な開業医財前又一の婿養子となり、その財力を利用して、助教授の地位を手にしたのである。最も五郎は食道外科に関しては若いながら権威者であり、癌の手術をさせると見事な腕前を示した。五郎は日頃から教授と助教授の間には大きな差があることを実感していたから、教授候補者として入念な事前工作を進めていた。その中で、医学部長鵜飼に高価な絵を贈って味方にしたことは成功だった。一方、東は自分の派閥を拡張したいという含みで、東の出身校東都大学系列である金沢大学医学部の菊川教授を、後任教授に推薦した。その上娘の佐枝子と結婚させて、退官後の地位を確保しようという思惑もあった。こうして、教授選の日までに、財前、菊川、それに、基礎医学グループや整形外科の野坂教授の推す葛西という三人の候補者が推薦された。そんなある日、五郎は、同期生である里見助教授の依頼で胃癌患者佐々木庸平を手術した。しかし、五郎は、術後に庸平が苦しむ原因を探ろうともしなかった。教授選に気をとられていたのである。庸平は間もなく死んだ。やがて教授選の日、様々な思惑をもって投票が行なわれたが、結局、五郎と菊川が日を改めて決選投票を行うことになった。そうなると、財前又一の金力を背景にもつ五郎が断然有利である。買収、脅迫、あらゆる手段を用いて五郎は教授の地位を手にしたのだった。ところが、間もなく、佐々木庸平の遺族が、五郎に対して誤診の訴訟を起した。これはマスコミの注目するところとなったが、医学界の権威を守ろうとする大学側の証人は、五郎を無罪にしてしまった。そして純粋に医学上の立場から五郎に不利な証言をした里見は、大学を去らねばならなかった。今や、財前五郎の前に敵はなく、白い巨塔の中を自信たっぷりに闊歩している。『白い巨塔』(しろいきょとう)は、1966年(昭和41年)10月15日公開の日本映画。大映製作・配給。監督は山本薩夫、主演は田宮二郎。モノクロ、シネマスコープ、149分。医学界の内幕を描いた山崎豊子の同名小説の映画化作品。独立プロで活躍した社会派監督の山本が、娯楽性を持った政治社会派ドラマの第一人者であることを立証させた記念すべき作品[1]であり、山本並びに主演の田宮の代表作となった。田宮、小沢栄太郎、加藤嘉は1978年のドラマ版でも同じ役を演じた。2001年(平成13年)にはDVDでデジタルリマスター版が発売された。第40回キネマ旬報ベスト・テン第1位。昭和41年度芸術祭賞。(ウィキ)この日のBSシネマは、いつもの西部劇に代わって本作と「サイレント」の2本立てでした。どちらも大作、問題作で、後者は重いのでとりあえず録りだめです。149分の長編でしたが、長さを感じさせない物語の展開が巧みな作品でした。今は故人となった名優が続々と登場し、楽しませてくれました。中でも印象的だったのが、財前の義父財前又一を演じた石山健二郎です。太った禿げ頭の風貌と、カネカネカネの大阪弁で産婦人科医を演じていました。買収金額が10万20万と、今よりも2桁くらい違っていて、時代を感じさせました。映画化はこれ一本ですが、テレビは1967年から2019年まで6回です。財前役は、佐藤慶、田宮二郎、村上弘明、唐沢寿明で、ジャニタレの岡田准一も演じています。2007年には、韓国でもリメイクされています。
2023.09.30
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『ビューティフル・マインド』日本版劇場予告編 - YouTube 統合失調症に苦しむラッセル・クロウ | ビューティフル・マインド | 映画シーン - YouTubeストーリー:プリンストン大学大学院の数学科から優秀な成績でウィーラー研究所に進んだナッシュ(ラッセル・クロウ)は、周りに変人扱いされながらも数学の研究に没頭。ある時、諜報員パーチャー(エド・ハリス)にソ連の暗号解読を依頼される。世界の危機を救うことに喜びを感じ、密かにスパイ活動を続けるナッシュ。そんな彼にとって講師の仕事はつまらないものだったが、聴講生のアリシア(ジェニファー・コネリー)と愛を交わすようになり、2人は結婚する。結婚後も極秘でスパイの任務は続いていたが、プレッシャーは大きくなり、命の危険を感じる出来事も重なる。やがてナッシュは幻覚に悩まされるようになった。大学に勤めながらの、静かで長い闘いの日々。そして彼は老人になり、思わぬノーベル賞の報せを受け取る。幻覚症状は治っていないものの、ナッシュは穏やかな心を手に入れており、受賞のあいさつで妻への感謝を述べるのだった。(KINENOTE)『ビューティフル・マインド』(A Beautiful Mind)は、2001年のアメリカ合衆国の伝記映画。監督はロン・ハワード、出演はラッセル・クロウとジェニファー・コネリーなど。ノーベル経済学賞受賞の実在の天才数学者、ジョン・ナッシュの半生を描く物語。第74回アカデミー賞では作品賞・監督賞・助演女優賞・脚色賞を受賞し、第59回ゴールデングローブ賞では作品賞(ドラマ部門)・脚本賞・主演男優賞・助演女優賞を受賞した。 10年間にわたり入退院を繰り返す間、妻アリシアが献身的に支えたことになっているが、実際は1963年に離婚している。1970年に、ナッシュは最後の入院から退院すると、元妻アリシアの住居に間借人として住んだ。1990年代には元の関係を取り戻し、2001年に本人同士で再婚した[4]。なお、2015年に夫妻が乗っていたタクシーが事故を起こし、その場で2人の死亡が確認された[7]。ナッシュは看護師の女性との間に子どもをもうけているが、妊娠がわかった際にこの恋人を捨てており、これについても映画では描かれていない[6]。(ウィキ)エージェントやルームメイトが出てくる前半の妄想には、すっかり騙されました。こちらが描きたかった主題?学問の業績については、ほとんど説明がありませんでした。うまく結ばれていましたが、とびっきりの感動作を期待するのはどうでしょう。135分は長く感じました。万年筆の寄贈のシーンでは、今はどうなっているのかと思ってしまいました。いまはまったく使われない代物です。天才と狂人は紙一重なんて言われますが、まさにそんな人生だったのでしょう。「頭は100点、心は0点」なんてせりふもありました。映画では今もプリンストンで暮らしているとクレジットされていましたが、2015年に交通事故で亡くなりました。米数学者のジョン・ナッシュさんが交通事故死、半生映画化も - CNN.co.jp事故は5月23日、ニュージャージー州モンロー・タウンシップ付近で発生。ナッシュ夫妻が乗っていたタクシーが別の車を追い越そうとして制御を失い、ガードレールに突っ込んだ。警察によると、夫妻はその場で死亡が確認された。捜査が続けられている。「ゲーム理論」の発展に寄与するなど、20世紀有数の数学者として広く知られ、1994年にノーベル経済学賞を受賞した。統合失調症を長く患っていたことでも知られ、60年代後半に病状が悪化した際には、アリシアさんがナッシュさんを支えたという。ナッシュ夫妻は63年に一度離婚したが、アリシアさんはその後もナッシュさんを自宅で看病した。2001年には、ナッシュさんをモデルにした映画「ビューティフル・マインド」が公開され、同作品はアカデミー賞を受賞した。ただ、アリシアさんが闘病を手伝ったことなどは省かれており、「歴史修正主義の作品」と批判する声もある。ナッシュさんは同映画について、自身の人生を基にした「芸術的な」解釈としている。ナッシュさんは1928年、米ウェストバージニア州生まれ。若い頃から天才と呼ばれ、50年にプリンストン大学で博士号を取得。59年に統合失調症を発症し、数年にわたる入退院を繰り返しながら研究を継続。最も影響力の大きい米国人数学者の1人としての名声を築き、数々の賞を受賞した。
2023.09.28
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ストーリー:フランスの小さな村。レノ伯爵(アルフレッド・モリーナ)の猛威で因習に凝り固まったこの村に、ある日、不思議な女ヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)と娘アヌーク(ヴィクトワール・ティヴィソル)が越してきてチョコレート店を開く。次々と村の掟を吹き飛ばす二人の美しい新参者に、訝しげな視線を注ぐ人々。しかし、チョコレートのおいしさに魅了された村人たちは、心を開き、それまで秘めていた情熱を目覚めさせていく。そして、夫の暴力を恐れ店に逃げ込んだジョゼフィーヌ(レナ・オリン)がヴィアンヌ母娘の生活に加わってまもなく、河辺にジプシーの一団が停泊する。ヴィアンヌは、そのリーダーであるルー(ジョニー・デップ)という美しい男性に心を奪われ、彼を店に招き入れる。だがよそ者であるジプシーたちを快く思わない村人たちの、ヴィアンヌに対する風当たりは強くなった。やがて老女アルマンド(ジュディ・デンチ)の誕生日パーティー中、ルーの船は放火され、ジプシーの一行は村を出ていく。そして疲れて眠ったまま息を引き取ったアルマンドの葬式が続く中、ヴィアンヌは荷造りをして、次の土地に移るべく、嫌がる娘を引っ張って出ていこうとするのだった。『ショコラ』(Chocolat)は、2000年のアメリカ合衆国・イギリスのコメディドラマ映画。監督はラッセ・ハルストレム、出演はジュリエット・ビノシュとジョニー・デップなど。ジョアン・ハリスの同名小説を映画化。宗教と人間関係の複雑な絡み合い、そして大人の事情に飲み込まれている子供たち、また、愛する人を遠く思い続ける大人たちの感情が秘められた映画である。121分(ウィキ)バベットの晩餐会を思わせるような、それよりも甘い映画でした。食後に、チョコレートと番茶で愛方と観ました。糖尿病で70歳の誕生パーティー後に亡くなったおばあちゃんは、孫との交流ができてしあわせでした。フランスが舞台でしたが、英米の映画(ミラマックス)なので、セリフは英語でした。スイーツ プレゼント ギフト お返し お祝い チョコレート ゴディバ (GODIVA)【送料無料】ハート オブ ゴールド コレクション(30粒入)価格:10,800円(税込、送料別) (2023/9/23時点)楽天で購入
2023.09.25
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ストーリー:1979年に発生し、18年間機密扱いにされていたイランアメリカ大使館人質事件の真相を映画化。 1979年11月4日、イランの過激派がアメリカ大使館を占拠する。混乱の中6人が脱出しカナダ大使の私邸に逃げ込むが、残った52人の大使館員は人質となる。イラン側は、癌の治療のために渡米した前国王パーレビの引き渡しを要求する。大使館員の写真つき名簿は襲撃前にシュレッダーにかけていたが、名簿が復元されれば脱出者がばれ、捕まれば処刑される。国務省はCIAに応援を要請し、人質奪還のプロ、トニー・メンデス(ベン・アフレック)が呼ばれる。トニーは、6人をニセ映画のロケハンに来たカナダの映画クルーに仕立て上げて出国させるという作戦を閃く。トニーの知人で特殊メイクの第一人者、ジョン・チェンバース(ジョン・グッドマン)は協力を快諾する。チームに参加した大物プロデューサーのレスター(アラン・アーキン)は、自宅で山積みになっているボツ脚本から、イランでの撮影に相応しいSFアドベンチャー『アルゴ』を選び出す。事務所を立ち上げ、大々的な記者発表を開き、本物さながらのプロジェクトが始まる。一方、イランでは200人以上の民兵が空港を監視していた。1980年1月25日、プロデューサー補に扮したトニーはイランへと向かい、文化・イスラム指導省で撮影許可を申請した後、カナダ大使邸に入る。6人は計画に反発するが、それぞれの役柄を暗記する。翌日、ロケハンを許可した指導省が、バザールで担当者と面会するよう要求してくる。トニーは怖気づく大使館員を説得して連れ出し、何とか乗り切る。しかし翌日、トニーの上司オドネル(ブライアン・クランストン)から緊急電話で、計画の中止が告げられる。軍による人質奪還作戦が決定したのだ。航空券は取り消され、ハリウッドの事務所は閉鎖される。トニーは6人に黙ったままホテルに帰る。翌朝、トニーは電話で、6人を出国させると上司に宣言する。しかし作戦の復活には、カーター大統領の承認が必要だった。一方、大使館名簿の復元もあと数分に迫っていた……。(KINENOTE)『アルゴ』(ARGO)は、1979年から1980年にかけて発生した在イランアメリカ大使館人質事件を題材とした、ベン・アフレック監督・製作・主演による2012年のアメリカ映画である。第85回アカデミー賞作品賞受賞作品。(ウィキ)前回見た時にはそれほどでもないと思ったものですが、今回はとても面白く感じました。ラストの空港のシーンは、はらはらドキドキです。もちろん映画化にあたっては、100%事実というわけではなくて一部盛っています。ヒットしたことで、CIA自らがその違いについて異例の発表です。CIA、映画「アルゴ」の史実正す ユーモア交え真相公表(1/2) - CNN.co.jpまず、米外交官6人が脱出後、カナダ大使の公邸に直接向かい、3カ月間潜伏したとの映画の脚色に触れ、6人のうちの5人は最初、別々の場所に隠れ、最後に同大使の公邸に集合したと訂正。1人はカナダ大使の公邸に向かう前、スウェーデン大使館内の床で眠る生活に2週間耐えていたことも紹介した。また、「アルゴ」ではCIA要員1人のみがテヘランに潜入し、人質救出の任務に当たった姿が描かれたが、実際は偽造と脱出の技能に秀でる要員2人が関与したと指摘。映画ではCIA要員と米外交官らが映画製作の名目でテヘラン市内の市場を視察する場面があったが、事実とは異なると主張。外交官6人はカナダ大使公邸に79日間にわたりこもり続けたとしている。 さらに、テヘランからの脱出は決行の前夜に一度中止されたとの映画の筋書きにも触れ、当時のカーター米大統領はCIA要員がテヘランに向かう前に作戦決行の承認を既に与えていたことも明かした。作戦実行の日時の前夜にはCIA要員らに最終承認が通知され、このメッセージの最後の字句は「脱出者たちよ、後で会おう」との内容だったという。他にも、映画『アルゴ』、フィクションと史実の違いめぐり議論招く 写真1枚 国際ニュース:AFPBB Newsイラン側が制作する映画の情報はありませんでいた。冒頭紙芝居風にイランの歴史やパーレビ国王の人権弾圧を記していますが、作中のイラン人は暴力主義的に過激に描かれています。このように欧米人以外を野蛮に描くのは、米国映画にありがちな傾向ですね。観ている私=日本人は、劣等民族として描かれがちなアジア人なのに米国人・カナダ人に感情移入です。プロパガンダとまでは言いませんが、「映画の力」ですね。イランでは、反イラン的な映画との評価です。この映画で描かれたCIAの要員やカナダ大使は、現在亡くなっています。映画「アルゴ」が描いた元CIAスパイ死亡 米大使館占拠で外交官救出 - BBCニュース イランのアメリカ大使館人質事件で外交官助けたカナダ大使、死去 - BBCニュース参考:映画『アルゴ』特別映像-Based on a True Story-【HD】 10月26日公開 - YouTube
2023.09.24
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ストーリー:ここはロンドン郊外の病院。そこの精神料医のローレンス(A・パーキンス)は、明け方に運び込まれた、記憶喪失と思われる男(C・ブロンソン)を、自宅まで連れ帰った。名目上は治療ということであったが、その行為の裏には、プライベートな或る企みがあった。それは妻フランソワーズ(J・アイアランド)のローレンスへの背徳に対する報復であった。彼女には、ポール(H・ガルサン)というジャーナリストの愛人がいたのだった。当然、ローレンスの怨みの殺意は、このポールに向けられた。しかし、自分で手をくだすことはならない、と考えた彼は、記憶喪失の男を利用することを思いついたのだった。まずローレンスは、その男が記憶している、イースト・クリフ海岸での傷ついた女のイメージを利用して、その男の中に、虚構の記憶を作りあげ、自分の性格の一部を移植していった。男は時折、記憶の混乱にいらだちながらも、フランソワーズを自分の妻だと信じ込み、ポールへの怒りを燃やした。こうして、ローレンスのプライベートな治療は成功し、彼は演技者から観客へと位置を移した。そして、いよいよ予定通りの工作をほどこして、その男の前にフランソワーズと愛人のポールが現われた。男はローレンスの目論見通り、ポールを射殺し、フランソワーズを抱擁しようとした。その時、彼にとっては思いがけない彼女の抵抗をうけ、男はむりやり彼女を組みしこうとした。暴力をふるう彼の脳裏には、その時、イースト・クリフで若い女を暴行している自分の姿が映っていた。すべては終った。自分の実験が成功したことを確認したローレンスは、傀儡としての役目を果した男と、放心する妻の前に姿を表わした。自分の治療の成果を満足気にみていた彼は、男が自分の本当の記憶を求めて海岸へ去った後、妻と向かいあった。彼女は彼の企みを見抜き、完全犯罪の成功を、冷笑するように祝った。そこには二人の愛が甦える、何の可能性もなかった。ローレンスは、自分の計画が、愛を完全に破滅させてしまったことを知り、崩折れた。この企みが無に帰したその頃、イースト・クリフの海岸では、ただひとつの記憶に誘われて渚をさまよう、精神病院脱走者のよるべない姿があった。(KINENOTE)1971年公開のフランス映画で、97分。吹替えで観ました。· 記憶喪失の男:チャールズ・ブロンソン(森山周一郎)· ローレンス・ジェフリーズ:アンソニー・パーキンス(西沢利明)· フランシス・ジェフリーズ:ジル・アイアランド(沢田敏子)· ポール・ダミアン:アンリ・ガルサン(寺島幹夫) ブロンソン以上に、森山周一郎のお声がなつかしかったです。どんでん返しのない脚本はいまいちでしたが、それなりに楽しめました。 英仏間は、ホバークラフトが運行していたのですね。
2023.09.17
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ストーリー:1944年8月、第2次世界大戦の連合軍の反撃作戦が始まっていた頃、フランスの装甲師団とアメリカの第4師団がパリ進撃を開始する命令を待っていた。独軍下のパリでは地下組織に潜ってレジスタンスを指導するドゴール将軍の幕僚デルマ(アラン・ドロン)と自由フランス軍=FFIの首領ロル大佐(ブルーノ・クリーマー)が会見、パリ防衛について意見をたたかわしていた。左翼のFFIは武器弾薬が手に入りしだい決起すると主張、ドゴール派は連合軍到着まで待つという意見であった。パリをワルシャワのように廃墟にしたくなかったからだ。一方独軍のパリ占領軍司令官コルティッツ将軍(ゲルト・フレーベ)は連合軍の進攻と同時に、パリを破壊せよという総統命令を受けていた。将軍は工作隊に命じて、工場、記念碑、橋梁、地下水道など、ありとあらゆる建造物に対して地雷を敷設させていた。このような時に、イギリス軍諜報部から“連合軍はパリを迂回して進攻する”というメッセージがレジスタンス派に届いた。ロル大佐は自力でパリを奪回しようと決意した。これを知ったデルマは、これをやめさせる人間は政治犯として、独軍に捕らえられているラベしかないと考え、ラベの妻フランソワーズ(レスリー・キャロン)とスウェーデン領事ノルドリンク(オーソン・ウェルズ)を動かして、ラベ救出を図ったが失敗した。結局、ドゴール派と左翼派の会議の結果決起と決まった。そして決まったとなるや逸速くドゴール派が市の要所を占領してしまった。市街戦が始まった。パリ占領司令部は、独軍総司令部からパリを廃墟にせよという命令をうけておりその上、市街戦が長びけば爆撃機が出動すると告げられていた。コルティッツ将軍は、すでにドイツ敗戦を予想していて、パリを破壊することは全く無用なことと思っていた。そこでノルドリンク領事を呼び、一時休戦をして、パリを爆撃機から守り、その間に連合軍を呼べと、遠回しに謎をかけた。ノルドリンクから事情を知ったデルマは、ガロア少佐(ピエール・ヴァネック)を連合軍司令部に送った。ガロアはパリを脱出、ノルマンディの米軍司令部に到着した。パットン将軍(カーク・ダグラス)はパリ解放は米軍の任務ではないと告げ、ガロアを最前線のルクレク将軍(クロード・リッシュ)に送った。ルクレク将軍は事態の急を知ってシーバート将軍(ロバート・スタック)を動かし、ブラドリー将軍(グレン・フォード)を説いた。ブラドリーは全軍にパリ進攻を命令した。8月25日、ヒットラーの専用電話はパリにかかっていて“パリは燃えているか”と叫び続けていた。(KINENOTE)『パリは燃えているか』(パリはもえているか、仏: Paris brûle-t-il?、英: Is Paris Burning?)は、1966年のアメリカ合衆国・フランス合作のオールスターキャストによる戦争映画。ラリー・コリンズ、ドミニク・ラピエールによるレジスタンス(共産主義者とドゴール派)と自由フランス軍によるパリの解放を描いたノンフィクション作品の原作[2]をルネ・クレマンが監督した。脚本はゴア・ヴィダルとフランシス・フォード・コッポラが担当している。 1944年8月7日から、8月19日のレジスタンスの蜂起開始、アメリカ軍の援護を受けて、8月25日のフランスの首都パリの解放に至るまでを描く。 173分(ウィキ)約3時間の大作です。米仏合作で、多くの有名スターが出演しています。ジャン・ポール・ベルモンド、アラン・ドロン、ブリュノ・クレメール、ゲルト・フレーベ、レスリー・キャロン、オーソン・ウェルズ、ピエール・ヴァネック、カーク・ダグラス、クロード・リッシュ、ロバート・スタック、グレン・フォード、シャルル・ボワイエ、シモーヌ・シニョレ、イブ・モンタン、ジョージ・チャキリス、ミッシェル・ピコリ、ジャンルイ・トランティニャン、ジャン・ピエール・カッセルほか多数の俳優が出ていますが、光るのは占領軍司令官を演じたゲルト・フレーベとスウェーデン領事のオーソン・ウェルズですね。大統領官邸に乗り込み閲兵するベルモンドのシーンが、面白かったです。ド・ゴールはフランス共産党による解放で果たした活躍の描写を最小限に抑えることを切望しており、脚本のフランシス・フォード・コッポラは後に「露骨な政治的検閲だった」と発言している。(ウィキ)登場人物が存命の時代に作られた作品ですから、政治的な圧力もあったようですね。圧力がかけられた脚本でも、誰がパリを救ったのか、その内幕がわかる作品でした。本作は主に白黒で撮影された。これは、撮影のためナチスの卍旗を公共の建物に掲げることにフランス当局からの許可が出ず、本来の赤い部分を緑に変色させたものを使用したことをごまかすためである。なお、クロージングクレジットでのパリの空中ショットはカラーで撮影された。(ウィキ)時おり挿入される実写フィルムとの整合性を考えて白黒にしたのかと思っていましたが、こんな事情があったのですね。NHKのBSシネマで観ましたが、米国版でみんな英語です。どうせ字幕を付けるのですから、フランス語と英語、ドイツ語が混じったフランス語版を放送してほしかったです。余談ながら、映画の最後の方に対独協力者へのリンチシーンがあったと記憶していたのですが、私の記憶違いでした。他の作品との混同ですね。それにしても戦争で焼けずに残ったノートルダム寺院(この映画でもたびたび登場です)が、漏電火災で焼失とは残念です。3回訪れ、塔の最上階にも上りました。画集Parisの色 [ 近藤貴洋 ]価格:1,760円(税込、送料無料) (2023/8/31時点)楽天で購入
2023.09.01
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『スコア』(原題:The Score)は、2001年に製作されたロバート・デ・ニーロ主演のアメリカ映画である。クラブオーナーと泥棒、表裏2枚の顔を持つニックが、旧友マックスのためにモントリオールで最後の一仕事をこなすクライム・サスペンス映画で、スコアとは「泥棒」を意味する隠語である。(ウィキ)ストーリー: 超一流の泥棒、ニック・ウェルズは危ない橋は渡らない、地元では仕事をしない、仲間はもたないという信条をもち、仕事を続けてきたが、足を洗い、恋人のダイアンとジャズ・クラブの経営を始めようと考えていた。そんな彼に、25年来の友人であるマックスは税関の金庫に保管された秘宝の笏を盗み出すという計画を持ちかけた。悩んだ末に、ニックはこれを最後の仕事と決意する。この計画に、税関の内部に障害者を装い、清掃員として潜入していた若い男、ジャック・テラーが加わる。それぞれの思いを胸に秘め、計画は動きだした……。(KINENOTE)マーロン・ブランド(遺作)、デ・ニーロ、エドワード・ノートンの3世代演技派俳優共演ということでで観ましたが、お約束のどんでん返しはあったもののありきたりな筋書きで面白さはいまひとつでした。124分の作品を2時間枠で吹替えです。マーロンブランドを吹き替えというのは?でした。舞台の北米のパリモントリオールの街並みが印象的でした。フランス語圏で、取引先の工場でいきなりフランス語で話しかけられて驚いたことを思い出します。NYから日帰りの出張だったので、観光ゼロのとんぼ返りでした。NEW ERA MONTREAL EXPOS 【2T COOP CHARZ SNAPBACK/RYL BLUE-RED】 ニューエラ モントリオール エクスポズ [17_10_1SNA 17_10_2 17_10RE]価格:5,720円(税込、送料別) (2023/8/27時点)楽天で購入
2023.08.29
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ストーリー:遥か銀河の彼方で、人類の打ち上げた探査機と宇宙人が遭遇しようとしていた。宇宙人たち(声:モンティ・パイソン)はすぐに地球を下等惑星とみなし、即時破壊を検討する。しかし、宇宙の法に則り、地球人に一度だけチャンスを与えることに。その方法は、無作為に選ばれた人物に全知全能のパワーを与え、その知性と判断力を観察するのだ。そのパワーは、ロンドンで愛犬デニスと暮らす学校教師ニール(サイモン・ペッグ)に与えられる。彼は、階下に住むキャサリン(ケイト・ベッキンセール)に叶わぬ想いを寄せるごく普通の人物だ。朝、いつもと変わらぬ日常が始まり、ニールのクラスは荒れ放題。ニールが同僚レイ(サンジーヴ・バスカー)に「宇宙人に俺のクラスを破壊してほしいよ」と冗談を言って右手を振ると、閃光が学校を貫き、ニールのクラスの生徒は全員死亡する。自分の力に気付いたニールが慌てて「死人よ、生き返れ!」と言うと、あらゆる死人が生き返り、街はゾンビで溢れ返る。それから自分をムキムキボディにしたり、女教師に同僚レイのことを崇拝させたりするニール。そんな中、ふとキャサリンのことを思い出した彼は、彼女が自分のことを好きになるよう唱える。するとキャサリンが訪ねてきて、二人は甘い一夜を過ごす。しかし実はこのときパワーはメンテナンス中で、彼女は自分の意志でやってきていた。翌日、しゃべる能力と思考力を与えた愛犬デニス(声:ロビン・ウィリアムズ)によって、知らなくて良かった頭の中が筒抜けになる。そしてキャサリンのサイコな元カレ・グラント大佐(ロブ・リグル)がアメリカからやってきて、彼女を追い回し始める。一方、女教師によるレイへの信仰はさらにエスカレートしていた。その模様を宇宙人たちが天上から観察し、いまにも破壊のカウントダウンが始まりそうになるが……。『ミラクル・ニール!』(英: Absolutely Anything)は、2015年にイギリスで製作されたサイモン・ペグ主演のSF・コメディ映画。モンティ・パイソンのテリー・ジョーンズが監督を務め、他のメンバーも声優として出演している。パイソンズが揃って映画に出演するのは、1983年に公開された『人生狂騒曲』以来のことであった[4]。またこの作品は、ロビン・ウィリアムズの最後の出演作品となった[5][6][4]。他にはケイト・ベッキンセイル、サンジーヴ・バスカー(英語版)、ロブ・リグルなどが出演した。脚本はジョーンズとギャヴィン・スコット(英語版)が共筆した。主要撮影は2014年3月24日に始まり、同年5月12日に完了した。Rotten Tomatoesにおいて、作品には45件のレビューが寄せられ、支持率は20%、平均得点は10点満点中3.7点の「腐った」映画評価となっている[36]。『ガーディアン』紙のピーター・ブラッドショー(英語版)は5つ星中1つ星の評価で、「安っぽく陰気なSFコメディ」と銘打った評論の中で、「一流のキャストを揃え、テリー・ジョーンズが監督し、パイソンズが身の毛がよだつ異星人としてカメオ出演した。しかしこの低予算英国映画はただ憂鬱なだけで、ダグラス・アダムズのSFコメディもどきで、陰鬱な脚本と安っぽく陰気な価値しかない並みの子ども向けテレビ番組のようだ。とてつもない量の才能がここにある。行き場を失っているのは悲しいことだ」と酷評した[38]。『ザ・リスト(英語版)』のジェームズ・モットラムも1つ星を付け、「これがスクリーンに映る最後のパイソン共演作になるとしたらとても悲しいことだ」と述べた[39]。牛津厚信は映画.comに寄せた評論で、「努力すればするほど状況悪化を招くシュールな展開にはパイソンっぽさが感じられ」るとしたほか、「『しょーもない』どころか、映画史的にも類を見ない偉大な珍作と言うべきなのかもしれない」と結んだ[40]。(ウィキ)モンティ・パイソンのSFコメディーということで観ました。肩の凝らない、英国流のユーモアが散りばめられた85分間の作品です。だいぶ酷評されたようですが、それほどでもなかったです。与えられた巨大な力に戸惑い、その結果にビビり、あまりたいしたことに使わない(犬をしゃべらしたり、警官の制服をピンクになど)様子が、何ともおかしいかったです。ロビン・ウィリアムズは吹替えシーンとしてエンドロールで登場します。サイエンス・ダイエット(6.5kg)【サイエンスダイエット】価格:4,599円(税込、送料別) (2023/8/24時点)楽天で購入
2023.08.24
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ストーリー:ハイジ(アヌーク・シュテフェン)は、アルプスの山の大自然に囲まれ、ガンコだけれど優しい祖父(ブルーノ・ガンツ)と楽しく暮らしていた。ところがある日、フランクフルトの都会で暮らす大富豪のお嬢様クララ(イザベル・オットマン)の話し相手として連れて行かれる。クララは足が悪く、車いす生活を送っていた。明るく素直なハイジのお陰で元気を取り戻したクララとハイジは固い友情で結ばれるが、ハイジは日に日に祖父の待つアルプスの山が恋しくなる……。(KINENOTE)『ハイジ アルプスの物語』(Heidi)は、2015年のスイス・ドイツ合作のファミリー映画。 児童文学『アルプスの少女ハイジ』の実写映画化作品である。上映時間111分で、コンパクトにまとめられていました。裸足で天真爛漫に動き回るハイジをよく演じていました。スイスの景色がきれいで、楽しめました。でも、山中も村内の泥道も裸足です。チーズがおいしそうでしたが、食事は基本黒パンとチーズとミルクだけ。遊牧民のモンゴル人と似たようなものです。果物は?野生のブルーベリーを摘んで山で食べていました。アメリカでなくて、ドイツとスイスの会社が作った作品なので、そうした生活面は考証されているのでしょう。人間のたくましさを感じさせる作品でもあります。参考:ハイジの村のマインフェルトからチューリッヒまでは100km。そこから、ドイツのフランクフルトまでは410km。今なら高速鉄道で6~7時間ほどでしょうが、当時は蒸気機関車なので最低2日はかかりそうです。 PS:出張でジュネーブに立ち寄ってとてもよいところだったので、最初のヨーロッパ夫婦旅でスイスも組み込みました。フランスから入ってジュネーブ⇒ローザンヌ⇒ルツェルンとまわってイタリアに抜ける4泊のゴールデンルートです。氷河を見たりハイキングを楽しみました。九谷焼 5柄から選べるアルプスの少女ハイジ 豆皿 <和食器 小皿 取皿 豆皿 人気 ギフト 贈り物 プレゼント 退職祝い/内祝い/お祝い>価格:1,320円(税込、送料別) (2023/8/8時点)楽天で購入
2023.08.10
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ストーリー:貧しい家庭に生まれながらも中学時代から陸上選手として類いまれな才能を発揮していたジェシー・オーエンス(ステファン・ジェイムス)は、家族の期待を一身に背負ってオハイオ州立大学に進学。そこでコーチのラリー・スナイダー(ジェイソン・サダイキス)と出会い、オリンピックを目指し、日々練習に励んでいた。だが、当時のアメリカ国内ではナチスに反対してオリンピックのボイコットを訴える世論が高まり、さらに、ナチスの人種差別政策は黒人であるオーエンスにとって容認しがたいものであった……。(KINENOTE)『栄光のランナー/1936ベルリン』(: Race)は、2016年のアメリカ・ドイツ・カナダ合作映画。1936年のベルリンオリンピックで史上初の4冠を達成したアメリカの黒人陸上競技選手ジェシー・オーエンスの半生を描いた伝記映画。 ジェシー・オーエンスの生涯のうち、オハイオ州立大学入学から、ベルリンオリンピックで4つの金メダルを獲得し、本国での祝勝会に出席するまでを、ラリー・スナイダー(英語版)・コーチとの関係を中心に描いている。並行して、オリンピックをアーリア民族の優越性を示すプロパガンダに利用しようとしたナチス・ドイツの姿やアメリカ国内で起きたベルリンオリンピックに対するボイコットの動きなども描いている。(ウィキ)主人公に関しては、 ベルリンオリンピックで4つの金メダルをとった黒人陸上選手と行くくらいしか知りませんでした。本当はJCだったのが。読み間違えられてジェシーに。副題の1936ベルリンにひかれました。映画の初めに原題が、RACEと表示されます。レース、競技という意味もありますが、人種という意味もあります。なんとも意味深なタイトルです。ヒットラー、宣伝大臣のゲッペルス、五輪記録映画監督のレニ・リーフェンシュタールが描かれています。ゲッペルスは、なかなかクールないいお顔です。このオリンピックは、総統ではなくて自分のものだと発言します。リーフェンシュタールとの確執も興味深いです。もちろん、彼女はヒットラーのお気に入りですから、負けていません。オリンピック映画の意義をとてもよく承知していました。オリンピック期間も続く、ユダヤ人狩り、ゲルマン民族の誇り走り幅跳び選手のロングの子どもを産む使命をおびた女性(少女軍団)の来訪などのエピソードが描かれています。人種差別はナチだけでなく、米国も同様でそれ以上です。自分の祝勝会が行われるホテルに正面から入れず、通用口から入るというシーンは象徴的でした。この2016年の映画は、2017~2021年まで大統領をつとめたドナルド・トランプとそれを支持する層への抗議の映画でもあります。幅跳びの3位は日本人でした。米国オリンピック委員会が行われたのは、NYのコモドアホテルですが、後年トランプが買い取って今はハイアットリージェンシーです。ポイント稼ぎで一度泊ったことがあります。後にIOCの会長になるブランデージも、米国オリンピック委員会会長として登場します。ナチと取引した疑惑の人物ですね。当時は、建設業者だったということも知りました。ヒットラーの期待を裏切り、オーエンスを認め親しくしたロングは、戦地に送られ戦死させられたことがテロップで表示されます。参考:オリンピック後、オーエンスはアメリカのみならず世界における陸上界の英雄的な人物となったものの、その後の待遇は彼の功績に似つかわしくないものであった。アメリカ本国では黒人差別の下に馬と競走させられたり(自伝でこれは屈辱であると批判)、賞金稼ぎの競技に参加したことからアマチュアの地位を取り消された上に、その後破産するなど波乱の人生を送ることとなった[2][5]。また、1968年メキシコシティーオリンピックでトミー・スミスとジョン・カーロスが行ったブラックパワー・サリュートを批判して、白人に迎合しているとの批判を浴びたこともあった[2]。しかしその後、慈善活動を行うなどしてその名声と地位を取り戻した。これらの功績により、1976年に大統領自由勲章を受章した[5]。(ウィキ)1980年死去。66歳【8/5限定!抽選で最大100%ポイントバック】 スタンスミス レディース メンズ スニーカー アディダス ホワイト ネイビー 白 靴 シューズ ローカット 通学 おしゃれ サステナブル 合皮 人気 定番 カラー シンプル オリジナルス ADIDAS ORIGINALS STAN SMITH FX5501価格:8,970円(税込、送料別) (2023/8/5時点)楽天で購入
2023.08.06
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ストーリー:紀元前の春秋戦国時代、中華・西方の国・秦。戦災孤児として育った信(山崎賢人)は、王弟のクーデターにより玉座を追われた若き王・えい政(吉沢亮)と出会う。えい政は、天下の大将軍になると一緒に誓いながらも死別した幼馴染の漂と瓜二つだった。信は国王に協力し、河了貂(橋本環奈)や山の王・楊端和(長澤まさみ)とともに王宮内部に侵入する。信は敵を打ち破り、内乱を鎮圧すると、玉座を奪還する。半年後、隣国・魏が国境を越え侵攻を開始したと知らせが届く。秦国は国王・えい政の号令の下、魏討伐のため蛇甘平原に軍を起こす。信は歩兵として戦に向かい、その道中、同郷の尾平(岡山天音)と尾到(三浦貴大)と再会する。戦績のない信は、尾兄弟に加え、残りものの頼りない伍長・澤圭(濱津隆之)、子どものような風貌に哀しい目をした羌かい(清野菜名)と最弱の伍(五人組)を組むことに。魏で総大将を務めるのは、かつての秦の六大将軍に並ぶと噂される軍略に優れた戦の天才・呉慶将軍(小澤征悦)。一方、秦の総大将は、戦と酒に明け暮れる豪将・ひょう公将軍(豊川悦司)だった。信たちが戦場に着くと、有利な丘を魏軍に占拠され、すでに半数以上の歩兵が戦死した隊もあるなど、戦況は最悪だった。秦軍は完全に後れを取っていたが、信が配属された隊を指揮する縛虎申(渋川清彦)は、無謀な突撃命令を下すのだった……。(KINENOTE)『キングダム2 遥かなる大地へ』は、2022年7月15日に公開の日本の映画。原作は原泰久の漫画『キングダム』。主演は山﨑賢人で、2019年に公開された同名映画『キングダム』の続編。原作の5巻から7巻の部分を実写化したとされる。(ウィキ)134分の作品ですが、テレビの放送枠は新作の予告も含めて3時間でした。戦争場面が多く退屈で途中で居眠りです。最後まで見終わった後早送り再生しましたが、見なくてもOKと思われるパートでした。戦いのシーンも単調で、ジョン・ウー監督の三国志のような面白さを感じませんでした。原作漫画を順に映画化しているのでしょうが、ドラマとして適したパートかは?です。主人公の絶叫調に辟易する反面、伝説の将軍を演じていた大沢たかおが不思議なオーラを発していました。[新品/あす楽][全巻収納ダンボール本棚付]キングダム (1-69巻 最新刊) 全巻セット価格:43,501円(税込、送料無料) (2023/8/1時点)楽天で購入
2023.08.03
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ストーリー:7色の声を使い分ける声優のダニエル(ロビン・ウィリアムズ)は仕事中にボスともめ、クビになる。インテリアデザイナーの妻ミランダ(サリー・フィールド)は、子供と遊ぶしか能のない夫にうんざりしていた。長男クリス(マシュー・ローレンス)の12歳の誕生パーティで子供や動物たちとバカ騒ぎをしたダニエルに、ついにミランダの怒りが爆発し、離婚を宣言する。クリスの姉リディア(リサ・ジャクブ)と5歳の妹ナタリー(マラ・ウィルソン)も落胆するが、それ以上にショックだったのは、子ぼんのうなダニエルだった。裁判の結果、養育権はミランダのものとなり、ダニエルは週に1度しか彼らに会えなくなった。一方、ミランダは昔の恋人スチュ(ピアース・ブロスナン)と交際を始める。ミランダは留守中に子供の世話をしてくれる家政婦を雇う新聞広告を出すが、それを知ったダニエルは、オカマで映画の特殊メイクアップ・マンの兄フランク(ハーヴェイ・ファイアスティン)の協力で、初老のイギリス夫人に変身。ミセス・ダウトと名乗ってミランダを訪れた彼はすっかり気に入られ、家政婦として雇われる。ミランダも子供たちもフランクとは気づかず、何度もバレそうになるのをごまかしながら、彼は子供たちを厳しくしつける。ある日、クリスとリディアはダウトの正体に気づくが、パパの本心を知り3人だけの秘密にする。その頃、ダニエルはTV局の社長ランディ(ロバート・プロスキー)に気に入られ、新番組の打ち合わせにレストラン″ブリッジス″に招待される。ところが同時刻、同じ場所でミランダの誕生祝いがあった。仕方なくレストランに向かった彼は、トイレで忙しく変装しながら、2組のテーブルを往復する。酔ったフランクは、スチュにいたずらを仕掛けてさんざんな目に遭わせるが、逆に正体がバレてしまう。子供たちに対する愛情を知ったミランダは、フランクと和解する。TV番組のホストも好評を博した彼は、子供たちの良きパパだった。(KINENOTE)『ミセス・ダウト』(原題: Mrs. Doubtfire)は、1993年のアメリカのコメディ映画。クリス・コロンバスが監督、ランディ・メイエム・シンガーとレスリー・ディクソンが脚本、ロビン・ウィリアムズが主演を務めた。1987年にイギリスの作家アン・ファインが発表した小説『Madame Doubtfire』(または『Alias Madame Doubtfire』、邦題『ミセス・ダウト』)が原作。ロビン・ウィリアムズが60歳近くの女性に扮し、特殊メイク担当のグレッグ・キャノンがアカデミーメイクアップ賞を受賞した。2014年には続編の製作も発表されたが、主演のウィリアムズの死去に伴い実現へと至らなかった[3]。愛方の希望で観ました。トッツィーの二番煎じかと思いましたが、芸達者なロビン・ウイリアムズだけあってとても楽しめました。ピアース・ブロスナンも出ていてびっくりです。舞台はサンフランシスコ。坂道に建つ家が立派でした。米国はやっぱり豊かですね。最後の渋いハッピーエンドがいいです。続編の話もありましたが、彼の自殺(2014年63歳)でなくなりました。【ランキング6冠獲得しました】 シリコンバスト&専用ブラジャーセット【L】(左右400g×2) 女装 コスプレ 豊胸 人工乳房 乳がん 全摘 パット バストアップ パッド おっぱい 女装グッズ 下着 ブラジャー 偽乳 胸 バスト補正 ランジェリー 女性用 ブラ価格:6,640円(税込、送料別) (2023/7/22時点)楽天で購入
2023.07.24
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ストーリー:2010年4月。チーフ技師マイク・ウィリアムズ(マーク・ウォールバーグ)はメキシコ湾沖80キロの海上に浮かぶ石油採掘施設ディープウォーター・ホライゾンに向かう。安全テストが終わっていないにも関わらず、石油会社の幹部ヴィドリン(ジョン・マルコヴィッチ)はスケジュールの遅れを理由に掘削再開を迫った。突如警報音が鳴りだし、採掘口につながったバルブから濁った海水と原油が噴出。さらに海底油田から逆流してきた天然ガスが引火爆発し、作業員126名がいるディープウォーター・ホライゾンはたちまち炎に包まれてしまう。閉じ込められた作業員たちは被害拡大を食い止めようとするが……。(KINENOTE)『バーニング・オーシャン[1]』(原題: Deepwater Horizon)は、マシュー・マイケル・カーナハンとマシュー・サンドの脚本をもとにピーター・バーグが監督した2016年製作のアメリカ映画。デイビッド・バーストウ、デビッド・ローデとステファニー・ソールによって書かれたニューヨーク・タイムズ紙2010年12月25日の記事"Deepwater Horizon's Final Hours"を基にしている[7]。 この映画は2016年のトロント国際映画祭でプレミア公開された。2010年メキシコ湾原油流出事故をモチーフとした災害パニック映画。ラストには実際の事故映像が使用されている。(ウィキ)原因や責任追及といった視点はあまりなく、事故発生から脱出までを説明なく淡々と描いているドキュメンタリータッチの作品です。利益優先のBP社VS地元の掘削会社の対立が最初の方に少し描かれ、BP社の高慢さが強調されていました。ジョン・マルコビッチVSカート・ラッセルです。最後のテロップでBP社のふたりは故殺罪で起訴されたが、2015年に起訴がとり下げられたと表示されています。ドラマ部分はあまり描かず、油井事故をメインに描いた107分の緊迫した作品でした。確認テストの手抜きは大きなしっぺ返しを食らうという教訓で、原発関係者にもぜひ見てもらいたい作品です。もっとも福島の場合は、事故対応マニュアルさえも理解していなかったようですが。参考:【確率1/2で最大100%Pバッグ!7/25限定】【楽天ランキング総合1位】防災セット SHELTER プレミアム 1人用 【レビュープレゼント開催中】 防災士 監修の防災グッズ 地震 災害対策 防災用品 保存食 保存水 ラジオライト エアーマット 非常用トイレ 自治体 テレビCM価格:14,300円(税込、送料無料) (2023/7/22時点) 楽天で購入
2023.07.23
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ストーリー:ホームセンターの従業員として勤務、今では日々静かに暮らす元CIAの凄腕諜報員マッコール(デンゼル・ワシントン)は、ある夜、馴染みのカフェで娼婦の少女テリー(クロエ・グレース・モレッツ)と出会う。彼女を囲っているロシアンマフィアの非道を知ったマッコールは、彼の中で眠っていた正義感が目を覚まし、彼にしか出来ない“仕事”の遂行を決意。それは警察が介入できない不正やトラブルを身の周りにあるモノ全てを武器に変え、瞬時に解決することであった。世の中の不正を完全抹消する“イコライザー”と呼ばれる男、マッコールは元ロシア特殊部隊のロシアンマフィアに対峙していく……。(KINENOTE)『イコライザー』 (The Equalizer) は、2014年にアメリカ合衆国で製作されたヴィジランテ・アクションスリラー映画。製作・主演はデンゼル・ワシントン、監督はアントワーン・フークアが務めた。1984年から1989年にかけてアメリカ合衆国で放送されたテレビドラマ『ザ・シークレット・ハンター』の劇場版である。ヴィジランテ:アメリカ映画において、1970年代の『狼よさらば』や『ダーティハリー』がこのジャンルの嚆矢と見なされており、人気を博して続編も製作された。ロサンゼルス・タイムズ紙は、「私刑による復讐(Vigilante vengeance)は、この10年の映画テーマであり、多数の金儲け目当てのB級映画も生み出したが、同時にアメリカ映画における確立された新機軸として発展した」と述べ、この代表作として1976年の『タクシードライバー』を挙げている。2009年には「比較的平和に発展した1990年代」後に再びこのジャンルが脚光を浴びたとし、『ワイルド・タウン/英雄伝説』(2004年)、『狼の死刑宣告』(2007年)、『完全なる報復』(2009年)が挙げられている。(ウィキ)ロシアンマフィアや腐敗したボストン市警に立ち向かう必殺仕置人といった趣きの作品です。相方のロシアンマフィアもなかなか強力です。黒幕がプーシキンというのには、苦笑してしまいました。132分はちょっと長いですが、楽しめました。好評だったのか続編も作られています。参考:俗語としての "equalizer" には「銃器や刃物などの致命的な武器」という意味もあります。「特に銃器を意味する」と説明する辞書もあれば、「主に銃器やブラックジャック」と説明する辞書もあります。「イコライザー」は「コルト・シングル・アクション・アーミー(CSAA)」と呼ばれる拳銃の愛称でもあります。CSAAが「イコライザー」と呼ばれる理由は、「この拳銃が全ての者を(戦闘力において)平等にするから」とされます。CSAAには「ピース・メーカー」という愛称もあります。 「ピース・メーカー」は英語で "peace maker"。 和訳は「平和を作るもの」。映画「イコライザー」のタイトルの意味は? 言葉の由来は? | この英語の意味なに? (fenecilla.com)東京マルイ エアガン M92Fミリタリー ハイグレード ソフトエアーガン ソフトエアガン 18歳以上 エアピストル エアコキ オートピストル 自動拳銃 自動式拳銃 オートマチックピストル 遊戯銃価格:4,170円(税込、送料別) (2023/7/17時点)楽天で購入
2023.07.21
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ストーリー:滝島徹(三浦友和)は鉄道運転士として仕事一筋の日々を過ごし、59歳になった。55歳になった妻・佐和子(余貴美子)は、専業主婦として徹を支えてきた。徹が1か月後に定年退職を控え、夫婦で第2の人生をスタートさせようとしていたある日、佐和子が結婚するときに辞めた看護師の仕事を再開すると宣言する。しかし徹は佐和子の申し出を理解せず、2人は口論となる。思わず家を飛び出した佐和子と徹の溝は深まる一方で、ついに佐和子は離婚届を徹に手渡す。これからの人生は妻のためにと思っていた徹に対し、自分の人生を生きたいと願った佐和子。佐和子には、徹の知らないある理由があった。そばにいるのが当たり前すぎて、本当の気持ちを言葉にできない2人に、ひとり娘とその夫、徹の同僚や部下、佐和子が担当する患者一家の人生が交錯していく。こうして徹と佐和子は、思ってもみなかった第2の人生の出発点にたどりつく。『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』は、2011年の日本映画。『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』に続く、富山地方鉄道運転士のドラマを描く、地方鉄道を焦点にしたRAILWAYSシリーズ第2弾。監督は今作がデビューとなる蔵方政俊。出演は三浦友和。全編富山ロケを敢行した作品で、撮影は同年3月12日から行われ、前日に発生した東日本大震災の影響で撮影が危ぶまれていたが無事に撮影された。舞台となった富山県では、同年11月19日に先行公開され、12月3日に全国公開となった。キャッチコピーは「いちばん近くにいるのに、一番わからないあなた。」「人生は鉄道に乗った長い旅――夫婦の絆を描く、感動シリーズ第2弾」(ウィキ)有名俳優の富山ロケ作品。当然会話は富山弁で、久しぶりに聞いてなつかしかったですが、無理感もあってちょっと厳しかったです。お話は、仕事一筋の関白亭主とそれに長年連れ添ってきた従順な妻の自立と別居・離婚劇。予想通り最後はうまくおさまり、ラストのユーミンの歌で満足感が微増。鉄道ファンではありませんが、雪の立山をバックにした鉄道の風景を楽しみました。富山の駅弁ますのすしは出てきません。救急で駆け付けた妻の佐和子の自動車はどうなったの?ちょっと気になりました。【ますのすし一重】ますのすし本舗源 源 ますずし ます寿司 富山名産 富山土産 富山名物 駅弁 ギフト 贈答品 のし紙対応価格:1,700円(税込、送料別) (2023/7/16時点)楽天で購入
2023.07.17
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『キャスト・アウェイ』(Cast Away)は、2000年のアメリカ合衆国のサバイバルドラマ映画。監督・製作はロバート・ゼメキス、脚本はウィリアム・ブロイルズ・ジュニア(英語版)が務め、トム・ハンクス、ヘレン・ハント、ニック・サーシーが出演している。フェデックスのシステムエンジニアを乗せた飛行機が太平洋で墜落し、無人島に辿り着いた彼が帰還するまでの4年間の姿を描いている。興行収入は4億2960万ドルを記録し、主演のトム・ハンクスはアカデミー主演男優賞にノミネートされた[3]。(ウィキ)ストーリー:宅配便フェデックスのシステム・エンジニア、チャック・ノーランド(トム・ハンクス)は、恋人ケリー(ヘレン・ハント)と久しぶりに時間を過ごした後、南米行きの飛行機へ乗り込んだ。しかしその飛行機は、太平洋上で墜落。ふと気がつくと、チャックは無人島に流れ着いていた。近くを通る船はなく、彼はたった一人で、さまざまな工夫を凝らし、無人島で生活する術を身につけていく。友達はバレーボールのウィルソンだけだった。それから4年。原人のような姿になった彼は、ついにいかだを作って島を脱出する。荒れ狂う波でいかだは半壊になってしまうが、危機一髪で近くを通りかかった大型船に救出された。それから4週間後、彼は地元のメンフィスへ帰る。しかしケリーは、歯科医のジェリー(クリス・ノス)と結婚して、子供まで作っていた。チャックとケリーはまだお互いに愛し合いながらも、それぞれの道を歩むことを決意するのだった。現代版ロビンソンクルーソーで、作品の3分の2は無人島でのサバイバル生活の描写でした。トムハンクスは25kg減量して、それなりの肉体を披露していました。ほかのものは開けたのに、なんで羽のついた郵便物だけを開けなかったのかわかりませんでした。4年間の行方不明で、死亡扱いにできるのですね。サバイバル生活では、火をつけるシーンが一番興味深かったです。行き先は、カリフォルニア、カナダ、それとももと来たメンフィス?切ない再会のシーンと、一歩踏み出そうとするラストシーンが心に残る作品です。【圧倒的高評価!】ファイヤースターター ナイフ アウトドア 救急セット 火吹き棒 ホイッスル 日本製絆創膏付 ポイント消化 サバイバル BBQ アウトドア用品 キャンプグッズ キャンプ用品 伸縮式 メタルマッチ ソロキャンプ 携帯用 焚火 バーベキュー価格:1,800円(税込、送料無料) (2023/7/15時点)楽天で購入
2023.07.16
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カンヌ映画祭で役所さん男優賞「パーフェクトデイズ」誕生の裏側毎日新聞 5月29日 第76回カンヌ国際映画祭で27日夜(日本時間28日未明)、授賞式が開かれ、ドイツのビム・ベンダース監督が日本で撮影した日本映画「パーフェクトデイズ」に出演した役所広司さんが、男優賞を受賞した。日本人の男優が同賞を受賞したのは、2004年「誰も知らない」(是枝裕和監督)の柳楽優弥さんに次いで2人目。公共トイレ視察した監督が「長編映画を」映画「パーフェクトデイズ」は、東京のトイレを刷新しようという「THE TOKYO TOILETプロジェクト」の一環として作られた。同プロジェクトは、東京都渋谷区にある17の公共トイレを、世界的に著名な建築家らの設計で快適に改修しようという取り組み。「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリング取締役の柳井康治さん(46)が東京オリンピックを前に「すべての人に分け隔てなく関わるおもてなし」として発案して進めた。改修が進む中で、公共トイレを長くきれいに保つには文化的、芸術的価値を与えて社会の意識を変えなければならないと、アート作品の制作に結びつく。ふさわしい芸術家として、建築に造詣が深く、親日家でもあるドイツのビム・ベンダース監督に話を持ちかけた。当初は役所さんが公共トイレ清掃員を演じるというアイデアだけがあったが、来日してトイレを視察したベンダース監督は「長編映画を作りたい」と意向を示し、劇映画の製作が決まった。ロケ地を探し、脚本を2週間で作り、2022年10月、渋谷区や墨田区で3週間で撮影した。ベンダース監督は同プロジェクトについて「日本の公共トイレは快適で、自分たちにはない文化」と感嘆。「パーフェクトデイズ」では、斬新なデザインのトイレを主人公が丹念に掃除する姿を描写している。とはいえこれは「スピリチュアルな映画」とも話す。ベンダース監督は小津安二郎監督を敬愛し、1985年に小津監督の「東京物語」をモチーフとしたドキュメンタリー「東京画」を製作。今回も「東京を撮影して小津を感じずにはいられない。小津が戦後の東京の変化を作品に映したように、コロナ禍から再生する東京の今を映した」と話していた。【カンヌ勝田友巳】カンヌ映画祭で役所さん男優賞「パーフェクトデイズ」誕生の裏側 (msn.com)毎日新聞の記事ですが、 制作の裏側が記されています。朝日新聞も1面・天声人語と社会面で大きく取り上げています。これまで俳優の受賞者6人というのは、意外と少ないですね。1975~2004年、約30年間の空白です。蓼科に行ったり、小津作品を見たくなります。
2023.05.30
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ストーリー:アメリカの古代言語学者ポロック(グレゴリー・ペック)は、交換教授としてイギリスに派遣され、オックスフォード大学で、静かな学究生活をおくっていた。ところがある日、彼は、中東の某国の首相イエーナと、その部下の駐英大使ルフティに突然、大学の構内から連れだされた。そして彼らは、同国人の石油王ベシュラービのことを話し、秘密文書の翻訳の件で彼が近づいてきたら、彼の行動をスパイしてほしいと頼んだ。案の定ベシュラービから連絡があり、ポロックは彼の邸宅で、象形文字で書いた、秘密文書の翻訳を始めた。仕事が終えぬうちは、邸から出てはならぬと脅迫されながら……。彼の前に、ベシュラービの情婦とおぼしき美しい女性ヤスミン(ソフィア・ローレン)が現われ、仕事が終わったら殺されるから、早く手をひくようにと、言うのだった。ポロックは秘密の文書をキャンデーの包紙に包んで隠しヤスミンと邸を脱出した。動物園に逃げた2人はベシュラービ一味の追跡をうけたが、そこに現れて2人を助けてくれたのはウェブスター警部だった。しかし彼は、実は警部ではなく、ヤスミンを彼のボス、カシムに引き渡しポロックを失神させた。やがてヤスミンはベシュラービのもとへ帰り、ポロックは殺され、自分はベシュラービをスパイするために帰されたと語った。一方、秘密文書はウェブスターに奪われ、ポロックとヤスミンは彼を尾行してアスコット競馬場に現れた。ウェブスターが秘密文書を他のスパイに渡そうとした時、ポロックが横取りし、ウェブスターは、そのスパイの仕込みづえで殺された。ところがポロックが殺人犯として手配されてしまった。その頃ポロックはヤスミンの存在を怪しむようになった。一体彼女は何者なのか?どっちの味方なのか……。そして彼女を尾行することにした。とある建築現場。突然カシムが彼女を殺そうとした。ポロックは彼女を助け、高圧線を利用してカシムを殺した。2人の間は、再びもとのように、心がうちとけた。ヤスミンは政府のスパイだった。そしてついにポロックは秘密文書を解読した。象形文字はカムフラージュで、普通の点符号で書いた暗号書であり、その日ロンドンに到着するイエーナ首相の暗殺計画書だった。空港での記者会見場、イエーナ首相は暗殺された。しかし彼はニセ者だった。そして本物の首相はベシュラービ一味が監禁していた。ポロックとヤスミンは彼を助け、ベシュラービ一味と対決、ついに彼らを倒した。数日後、ボートで楽しむポロックとヤスミンの姿があった。(KINENOTE)『アラベスク』(Arabesque)は、1966年にアメリカ合衆国で制作されたサスペンス映画。監督は『シャレード』のスタンリー・ドーネン。主演はグレゴリー・ペック、ソフィア・ローレンが務めた。音楽は「暗くなるまで待って」のヘンリー・マンシーニ。ローレンが作中で纏うゴージャスな衣装もディオールのオートクチュール。105分(ウィキ)謎の暗号文書を巡って暗躍するふたつのグループ、そして彼らを潰そうとする政府側という三つ巴の戦い。そこに巻き込まれる初老の大学教授という展開ですが、途中で寝返ったりとごちゃごちゃした展開でした。ソフィア・ローレンの衣装を見せる映画ですが、3年前のシャレードのオードリー・ヘップバーンには及ばすです。それでも、当時の2大俳優共演ですから、楽しませてくれます。終盤は007を意識したところも。1966年ですから、まだオイルショック前の作品です。
2023.05.26
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ストーリー:昨日まで、地球上の誰もが“ザ・ビートルズ”を知っていた。しかし今日、彼らの名曲を覚えているのは世界でたった1人、ジャック(ヒメーシュ・パテル)だけ。彼は突然、信じられない不思議な世界に身を置くこととなったのだ……。ジャックは、イギリスの小さな海辺の町に住む悩めるシンガーソングライター。幼なじみで親友のエリー(リリー・ジェームズ)が献身的に支えてくれるが、まったく鳴かず飛ばず。音楽で有名になりたいという夢に限界を感じていた。そんな時、世界規模で瞬間的な停電が発生し、ジャックは交通事故に遭ってしまう。やがて昏睡状態から目を覚ましたジャックは、史上最も有名なバンド、ザ・ビートルズの存在がこの世から失われていることに気づくが……。(KINENOTE)『イエスタデイ』(Yesterday)は、2019年のイギリス・アメリカ合衆国のファンタジー・ロマンティック・コメディ映画。監督はダニー・ボイル、出演はヒメーシュ・パテルとリリー・ジェームズなど。ビートルズが消えてしまった世界で、唯一その曲を知る存在となった1人のシンガーソングライターの活躍を、ビートルズの楽曲に乗せて描く。(ウィキ)一種のパラレルワールドを描いた作品でとても面白かったです。本人登場のエド・シーランを知りませんでした。「いつか誰かに追い越されると思っていつたが、まさに今がその時だ。僕はサリエリだった、君がモーツァルトで」と潔く負けを認めたり、「Hey, Dudeでどうだ!」と提案するあたりは、さすが大スターだと思思います。ウェンブリーのコンサートシーンは、彼のものです。ビートルズを知らない世代にとってはどうかなとも思いますが、ラブコメディーとしてもそれなりの仕上がりです。途中でたびたび顔を出すビートルズを知っているという二人組にはハラハラです。主人公はビートルズの作品の継承者、まさにカヴァーズですね。最後にはビートルズにもならず従って暗殺されなかったジョン・レノン(78歳)が出てきて、主人公に愛こそすべてと説きます。予想外の展開でしたが、ジョンレノンがもし生きていたらこんな風に年を重ねていたのかと思います。他のビートルズメンバーの本作への感想です。ポール・マッカートニーは夫人のナンシー・シヴェルとともに、アメリカ合衆国・ハンプトンズにある映画館で本作を観ており、「とても気に入った」と語っている[36][37]。また、リンゴ・スターやジョージ・ハリスン未亡人、ジョン・レノン未亡人オノ・ヨーコも、本作を肯定的に評価している[38][39]。(ウィキ)主人公がデビュー直前に、リバプールを訪れる場面も興味深いです。ストロベリー・フィールド、ペニー・レイン、エリナー・リグビーの墓、リバプール・ジョン・レノン空港、リヴァプール・ライム・ストリート駅、クィーンウェイ・トンネルなどが登場します。今では聖地なのでしょうが、パラレルワールドでは普通の場所です。伝説や物語は観光地の重要な要素ですね。映画『イエスタデイ』予告 - YouTube『イエスタデイ』ダニー・ボイル監督×リチャード・カーティス対談映像 - YouTube
2023.05.14
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ストーリー:1920年、ボルチモアの少年矯正院に、腕白な性格を直すため、7歳の少年が連れて来られた。寂しさにしょげている彼に、マサイアス神父(ジェームズ・クロムウェル)は声をかけ、野球を教える。彼の並々ならぬ才能を感じたマサイアス神父は、それから12年間、彼に野球の技術とスポーツマンシップを教えていった。1914年、19歳となり身長180センチ、体重72キロと立派に成長した彼(ジョン・グッドマン)の野球の才能はプロ野球関係者にも知られるところとなり、マイナー・リーグのボルチモア・オリオールズに請われて入団する。プロ野球界でも彼は見事な力を発揮、豪快な場外ホームランや無類の子供好きで話題となり、その童顔から_ベーブ(赤ん坊)_と呼ばれるようになった。実力が認められて大リーグのレッドソックスにトレード、ここでも力を遣感なく発揮、ますます人気は急上昇していく。子供を愛する彼のまわりにはいつもにぎやかな子供たちの姿が。だが、外界との接触を絶たれた学校で成長したため、うまくスピーチができず、首脳陣をハラハラさせることもあった。1916年、ベーブは以前から恋焦がれていたウェイトレスのヘレン(トリーニ・アルヴァラード)に猛烈なアタックの末、結婚。心優しいベーブは、農場やサラブレッドなど、ヘレンの望むものは何でもプレゼントして彼女を喜ばせようとする。だが、ニューヨーク・ヤンキースに移籍後は、ベーブが選手としての黄金時代をスタートさせたのとは裏腹に、ヘレンは都会を嫌い、離ればなれの生活が続いた。そしてベーブは、自分の夢に熱心に耳を傾けてくれるクレア(ケリー・マクギリス)と意気投合し、彼女と過ごす時間が増えていく。ある時ベーブは、彼の大ファンである重病の少年ジョニー(ダイラン・デイ)と2本のホームランを打つことを約束。次の試合で見事約束を果たしたベーブをクレアが見守る。業を煮やしたヘレンはベーブに離婚を宣言。スランプに陥ったベーブをクレアは支え、減量し再起したベーブは予告ホームランを打つなど、ファンを驚愕させる。オーナーとぶつかり、ボストン・ブレーブスに移ったベーブは、1935年、吐血しながらも最後の力をふり絞って1試合に3本のホームランを放つ。グランドを去る決意をし、ベンチを後にしたベーブに、ひとりの青年がかけよる。それは、あの日ベーブが約束のホームランをプレゼントした少年、ジョニーの成長した姿だった。(KINENOTE)『夢を生きた男/ザ・ベーブ』(The Babe)は、1992年のアメリカ合衆国の伝記映画。監督はアーサー・ヒラー、出演はジョン・グッドマンとケリー・マクギリスなど。アメリカ合衆国の有名野球選手ベーブ・ルースの生涯をベースにした作品である。 1902年に7歳で少年矯正施設に送られ、そこで野球を始めてから、プロ野球選手となって1935年に引退するまでを描いているが、時系列などの細かい点は史実と異なっている。例えば、史実では別居中の最初の妻ヘレンが火事で亡くなってから数ヶ月後に愛人のクレアと再婚しているが、映画ではヘレンと離婚後にクレアと再婚、その後、ヘレンが火事で亡くなったことになっている。(ウィキ)大谷選手が比較されるベーブルースの伝記映画です。粗暴で酒と肉と女好き、マフィアとの親交もにおわせて、ベーブルースの負の部分も描いていました。ホームランを打つ以外は何のとりえもない人物として描かれていて、ちょっと驚きでした。表面的に描かれただけの駄作と評されている作品ですが、1920~30年代の豊かな米国の様子が興味深かったです。
2023.05.12
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ストーリー:イギリス。善良で信仰心が篤い田舎の主婦フィロミナ(ジュディ・デンチ)は、娘のジェーン(アンナ・マックスウェル・マーティン)とともに穏やかな生活を送っていたが、ある日、50年間隠し続けてきた秘密をジェーンに打ち明ける……。1952年、アイルランド。10代で未婚のまま妊娠したフィロミナは家を追い出され、強制的に修道院に入れられる。そこでは同じ境遇の少女たちが、奉公人のように働かされていた。フィロミナは男の子を出産、アンソニーと名付けるが、面会は1日1時間しか許されず、やがて修道院は、3歳になったアンソニーを金銭と引き換えにアメリカに養子に出し、フィロミナは「息子の行方を捜さない。誰にも息子のことを話さない」という誓約書に署名させられた……。それから50年。フィロミナは、アンソニーのことをいつも気がかりに思い、密かに彼の行方を捜していた。そしてアンソニーの50歳の誕生日に、初めてジェーンに父親違いの兄の存在を明かしたのだった。事実を知ったジェーンは、母のために、あるパーティで知り合ったなんとも頼りなさそうな元ジャーナリストのマーティン(スティーヴ・クーガン)に話を持ちかける。愛する息子にひと目会いたいと願うフィロミナと、ジャーナリストとしての再起をかけたマーティンは、アンソニーがいるアメリカへと向かった。一歩一歩、少しずつではあるがアンソニーに近づいていく二人。だがそこで二人は思いもよらぬ事実を知ることになる……。(KINENOTE)『あなたを抱きしめる日まで』(Philomena)は、2013年のイギリスのドラマ映画。監督はスティーヴン・フリアーズ、出演はジュディ・デンチとスティーヴ・クーガンなど。10代で未婚の母となり、幼い息子と強制的に引き離された女性フィロミナ・リー(英語版)の実話[3]を綴ったマーティン・シックススミス(英語版)のノンフィクション本『The Lost Child of Philomena Lee』を原作としている。(ウィキ)なんともべたな邦題なので観るのをためらいましたが、ジュディ・デンチ主演なので観ました。日本では007でおなじみですね。イギリスの話かと思ったら、アイルランドと米国が舞台の話で修道院がからんだ人身売買の話です。ひとり1000ポンドで子どもを養子として売っていたという話です。エリートジャーナリストと庶民のおばあちゃんのロードムービーでもあります。コメディーの要素もあって、引き込まれます。脚本も担当したスティーブ・クーガンは、コメディアン。アイルランドでは、カトリックの影響で未婚の女性の性交渉・妊娠に厳しいことやレーガン政権がキリスト教福音派に配慮してエイズ対策をしなかったこと(エイズはゲイの天罰視)などのバックグラウンドを知っていると、映画の理解が深まります。映画はそれとして素晴らしいものでしたが、原作には養子にした家族の事情も記されていてつらいものがあるようです。 あなたを抱きしめる日まで☆原作 | Yukiko's Movie Chronicle (wordpress.com) 尺の関係でうまくまともたのでしょう。米国ワシントンDCの住宅街が出てきますが、その美しさと豊かさを感じます。参考:フィロメナ (聖人) - Wikipedia 英映画 あなたを抱きしめる日まで 実話 町山智浩が紹介 - YouTube
2023.05.10
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ストーリー:西部に初めて鉄道が敷かれようとしていた頃……。アイルランドから移住して来たマクベイン(F・ウルフ)は、この荒野に大きな夢を抱いていた。そして、彼は砂漠を買い、ニュー・オリンズにいる婚約者ジル(C・カルディナーレ)を呼ぶ準備をした。その彼の地権を狙う二人の悪党がいた。鉄道局の役人モートン(G・フェルゼッティ)と、ガンマンのフランク(H・フォンダ)である。そこへ、フランクを捜して一人のよそ者(C・ブロンソン)がやって来た。彼は“その男”と呼ばれた。もの凄いガンさばきとハーモニカのうまいのが特徴であった。彼と同じ馬車でジルもやって来た。彼女はマクベインに呼ばれて来たのだった。しかし、その時すでに、マクベインはフランク一味の銃弾に倒れていた。この事件は、ハーフのシャイアン(J・ロバーズ)のしわざということになったが、居酒屋で“その男”に出会ったシャイアンは、犯行を否定した。一方、法的な利権がジルに与えられると知ると、フランクは彼女を狙いはじめた。身の危険を感じたジルは、保安官(K・ウィン)の助力を得て遺産をせりに出した。フランクは裏工作をしたが、“その男”とシャイアンが権利を買いとり、再びジルに与えた。その後も、フランクは執拗に彼女を狙ったが、目的を果せなかった。そしてついに、フランク一味の襲撃を待っていた“その男”の怨みの銃弾がフランクを倒した。その時“その男”の脳裏には一五歳の時フランクに虐殺された兄の事が浮かんでいた。彼は再びこの土地を去って行った。夫の夢をうけついでいこうとするジルを残して……(KINENOTE)『荒野の用心棒』、『夕陽のガンマン』、『続・夕陽のガンマン』のいわゆる「ドル箱三部作」のあとのセルジオ・レオーネ監督の1968年の作品です。黄昏の西部開拓時代を舞台に、当時の人間模様を活写した大作群像劇である。レオーネは新鋭監督のベルナルド・ベルトルッチと当時まだ映画評論家であったダリオ・アルジェントに映画の原案を委託した。彼らはレオーネの自宅で『真昼の決闘』や『大砂塵』といった西部劇の名作を鑑賞しながら、本作プロットを練ったという[3]。そのためか本作はこれまでの娯楽性を追求したレオーネの「ドル箱三部作」(いずれも典型的なマカロニ・ウェスタンである)と異なり、登場人物の心境の変化や作品のテーマ性によりフォーカスを当てた構成、いわば伝統的な西部劇スタイルへの回帰が見られるとされる。166分(ウィキ)公開当時、夕刊に大きな広告が出ていたのをよく覚えています。チャールズ・ブロンソンもクラウディア・カルディナーレも当時とても人気がありました。日本の公開は短縮版の141分だったようです。今回は、3時間半の放送枠で完全版を観ました。最初の20分の緊張感がいいです。ハエが顔を動き回るシーンは、大変そうでした。ローアングルで長回し、アップの多用。撮影を終えてから場面ごとに楽曲を追加するという通常の映画撮影の手法と異なり、本作品では撮影前にエンニオ・モリコーネが作曲した楽曲でイメージを膨らませたレオーネが、そのイメージの通りに映画を撮影するという製作方法が採られた[8]。 (ウィキ)
2023.04.09
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ストーリー:ゴウはギャンブル漬けで借金まみれ。妻の淑子や娘の歩からも見放されたダメ親父である彼がたった一つ愛してやまないのは、映画だった。ゴウは若い頃助監督として撮影に明け暮れ、食堂の娘・淑子に恋をし、映写技師・テラシンとともに夢を語らう、そんな青春の日々を駆け抜けた。ついに「キネマの神様」という作品で初監督を務めることになるが、撮影初日に転落事故により大怪我をし、作品は幻となってしまう。それから半世紀が経った2020年、「キネマの神様」の脚本が出てきたことから、沈みかけていたゴウとその家族は再び動き始める。(KINENOTE)『キネマの神様』(キネマのかみさま)は、原田マハの長編小説[1]。2008年12月12日に文藝春秋から単行本が刊行。松竹映画100周年記念作品として、2021年8月6日に公開。監督は山田洋次。撮影に先駆けて「この時代に生きた映画人の人生を、映画製作100年の歴史を誇る松竹という舞台で華やかに描きたいと思います」とコメントしている[7]。なお、原作や舞台版とは大幅に異なる内容になったため、前述の通り、映画版の内容を元にした『キネマの神様 ディレクターズ・カット』が発売された。125分(ウィキ)NHKドキュメンタリー『山田洋次の青春〜映画の夢 夢の工場〜』NHKドキュメンタリー『山田洋次の青春〜映画の夢 夢の工場〜』 BSプレミアムで放送決定 - amassも、同時に放送されて見ました。松竹100周年記念映画で、過去のパートでは往年の撮影風景が描かれ、監督役のリリー・フランキーがなんとも言えない味を出していました。北川景子もきれいな昭和の映画女優を演じていました。菅田将暉⇒沢田研二、永野芽郁⇒宮本信子、野田洋次郎⇒小林稔侍と過去と現在パートの配役でした。沢田研二がコロナで亡くなった志村けんの代役ということは、観終わった後知り、劇中で東村山音頭を歌ったのも納得です。だめジジイを演じたジュリーは、見事に期待にこたえたと思います。観終わって、よかった、ほっとする映画でした。飯田橋のギンレイホールが出てきますが、2022/11/27に閉館となりました。昔は、照明も、大部屋役者も、道具係もみんな正社員でしたが、今はフリーの寄せ集めだそうです。撮影所は建物ではなくて、職人の集団だそうです。そうしたものが失われていくのは、映画ファンとしては残念です。山田監督は東大卒で補欠入社(日活の調布発足でひとが抜けて採用された)、同期の助監督は9名で監督になれたのはふたりだけだったそうです。もうひとりは、大島渚でした。
2023.04.08
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ストーリー:ソビエト、ムルマンスク沿岸。副長ボロディン(サム・ニール)から出発の時を告げられたソ連最新鋭原子力潜水艦レッド・オクトーバーの艦長ラミウス(ショーン・コネリー)は、秘かな決意を胸に、艦の前進を命令する。その頃、CIAのアナリスト、ジャック・ライアン(アレック・ボールドウィン)は、英国情報局から入手したレッド・オクトーバーの写真を片手に、その謎の解明に奔走していた。レッド・オクトーバーの不審な行動が次々と米国に報告される中、ライアンは、ラミウスが亡命するつもりなのかもしれない、と直感する。国家安全対策顧問ジェフリー・ペルト(リチャード・ジョーダン)から、3日以内にラミウスの真意を証明するよう命じられたライアンは、直ちに北大西洋沖の米空母エンタープライズに向かった。一方モスクワから、レッド・オクトーバー撃沈の命をうけたソビエト海軍の潜水艦コノヴァロフのツポレフ艦長(ステイラン・スカルスガード)は、血眼になってレッド・オクトーバーを追っていた。そんな折、レッド・オクトーバーの動きを察知したダラスの艦長バート・マンキューソ(スコット・グレン)は、ソナー員のロナルド・ジョーンズ(コートニー・B・ヴァンス)からその行動を聞き、レッド・オクトーバーを待ちぶせしようとする。しかし同じ頃レッド・オクトーバーでは、乗組員の中に破壊工作員がいることが判明し、艦内は緊迫していた。嵐という最悪の天候の中、命からがらダラスに着いたライアンは、駐米ソビエト大使リセンコ(ジョス・アックランド)の連絡をうけ、レッド・オクトーバーを攻撃するよう命令があったことを知る。ライアンはマンキューソを説得し、ラミウスとの接触を試み、そして彼の真意が亡命にあることを確認する。レッド・オクトーバーが沈没したと見せかけるラミウスの機転で、ライアンたちは無事レツド・オクトーバーに乗り移るが、その時破壊工作員の襲撃をうけ、ボロディンが命を落とした。ラミウスとライアンは工作員を倒し、そして背後に迫っていた、コノヴァロフが放った魚雷を避け、逆にコノヴァロフに向けて爆発させたことで難を逃れた。そしてラミウスたちは、晴れてアメリカ亡命を遂げるのだった。(KINENOTE)『レッド・オクトーバーを追え!』(原題:The Hunt for Red October)は、トム・クランシーによる小説『レッド・オクトーバーを追え』を原作として1990年に製作されたアメリカ映画。冷戦終結後の1990年に公開され、アカデミー音響効果賞を受賞した。(ウィキ)BS日テレの3時間枠で、135分のノーカット版を観ました。潜水艦映画独特の緊張感と、ソ連ぽくなかったですがショーン・コネリーの渋さがいいです。男の世界の映画です。ジャック・ライアン=ハリソン・フォードかなと、本作を見て思いました。冒頭殺されるロシアの政治将校の名前が、プーチンというのは偶然なのでしょうか。The Hunt for Red October (4/9) Movie CLIP - Escaping Torpedoes (1990) HD - YouTube 宮島秀司 解説「レッド・オクトーバーを追え ! 」 - YouTube
2023.04.06
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ストーリー:今、娘アニー(キンバリー・ウィリアムス)の結婚式が終った。部屋の中にいるのはパパのジョージ・バンクス(スティーヴ・マーティン)。パパは半年前に始まる大騒動を回想していく。半年前、ローマで建築学を勉強していたアニーが久しぶりに帰ってきた。喜ぶパパとママ(ダイアン・キートン)に、アニーはいきなり結婚宣言をしてしまう。彼女の相手はブライアン(ジョージ・ニューバーン)。コミュニケーション・コンサルタントを営む若きエリートで、そのさわやかさにママは大感激。しかしパパは赤の他人に娘を奪われるようで面白くない。そんなパパをよそに、結婚式の段どりは着実に決められていく。披露宴は自宅でのパーティ。おフランス帰り風のコーディネーター、フランク(マーティン・ショート)の提示した予算はベラボーなもの。招待客は500人以上。パパの怒りは爆発するが、ママの説得でついに今後はグチを言わないことを約束する。そして結婚式の前夜、眠れないパパとアニーが語らう庭に、36年ぶりの大雪が積もり始める。翌日、式はとどこおりなく終わった。披露宴は華やかに開始された。しかし、花嫁とダンスを踊ろうとあせるパパは、結局アニーに送る言葉さえ言えなかった。落ちこみのパパ。そのとき、空港からアニーの電話があった。パパはやっと娘に、優しく送る言葉をかけることができた。パパの横にはママがいた。やがて2人はどちらからともなく優雅に踊り始めるのであった。(KINENOTE)『花嫁のパパ』(Father of the Bride)は、1991年のアメリカ合衆国のコメディ映画。監督はチャールズ・シャイア、出演はスティーヴ・マーティン、ダイアン・キートン、キンバリー・ウィリアムズなど。エドワード・ストリーター(英語版)の小説『Father of the Bride』を原作とした1950年の映画『花嫁の父』のリメイクである。1995年に続編である『花嫁のパパ2』が公開された。2022年にアンディ・ガルシア出演でリメイク版が公開された。105分花嫁の父 - 1950年のアメリカ合衆国のコメディ映画。 監督はヴィンセント・ミネリ、出演はスペンサー・トレイシー、ジョーン・ベネット、エリザベス・テイラーなど。(ウィキ)ストーリーは1950年版とほぼ同じでしたが、40年の時の経過を考慮して若干設定が変えられていました。結婚式のコーディネーターはあやしい外国人風で、助手はアジア系。このふたりはゲイぽかったです。スペンサー・トレーシーと違って、コメディアンのスティーブ・マーティンなので安心して?笑えます。プールに落ちるシーンは、面白かったです。昨今の結婚事情というか、家族の在り方を見ると「花嫁の父」は死語かと思いましたが、2022年にリメイクされているというのですから興味津々です。My Girlなどなつかしい曲がバックに流れていて、音楽もよかったです。The Way You Look Tonight - YouTube久しぶりに聴きました。Father of the Bride [Score] - Alan Silvestri - YouTube
2023.04.03
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ストーリー:三代将軍・家光の治世。筆頭老中、松平伊豆守の下知により江戸市中では過酷な浪人狩りが行われていた。役人により捕獲され連れ去られる浪人たちを救うために斬り込むならず者の一党があった。慶安四年、三代将軍・家光が急死したため、混乱のるつぼと化していた。その機に乗じならず者の一党は大名屋敷を襲い、盗品を市で売りさばく。副将軍・水戸光圀をはじめとする御三家は、家光の実弟で会津藩主、保科正之を世継ぎ家綱の補作役と決め、事態の収拾を計った。一方、老中筆頭、松平伊豆守は殉死を装い密かに権力を維持するために策を練っていた。ならず者の一党は伊豆派の内藤山城守の屋敷に押し入るが失敗する。一党の頭目は伊賀忍者・服部半蔵であった。翌日内藤の指示で出向いた半蔵はそこで伊豆守から保科正之暗殺を依頼される。先代半蔵が幕府に利用され最後は棄てられたことを恨む半蔵はそれを拒否する。伊豆守は子飼いの甲賀忍者の頭目、甲賀四郎兵衛に半蔵を始末するように命じる。ある夜会津藩邸に忍び込む影があった。正之を急襲したその影は「上半蔵」を名乗り、服部家再興のため自分を売り込むのだった。会津藩邸を後にした上半蔵をもう一人の半蔵「下半蔵」が呼び止める。伊賀忍者、服部には上下二家があり、上は隠れ名にて常に世人に混わり、下は草に生き機に乗じ時に応じ現われるのだった。幕府に棄てられた先代半蔵は抗議のため切腹し果てていた。共に幕府への恨みを抱きつつも、上半蔵は幕府内部に入り込み権力を手中に収める道を、下半蔵は盗賊家業で外から幕府を混乱させる道を目指すのだった。内藤を拉致し恥をかかせた下半蔵は、役人の探索から逃れるために隠れ家を移動する。その際に妹の小萩を上半蔵の元へ送る。小萩は上半蔵に好意を寄せていたからであった。次々と改革を進める保科に対抗すべく、伊豆守も30万両もの賄賂を光圀らへ送ることを計画する。それを盗み聞きしていた下半蔵は四郎兵衛に襲われ危うく難を逃れる。ある夜賄賂を強奪しようとした下半蔵たちを四郎兵衛率いる甲賀忍者が急襲する。長い死闘の末、下半蔵たちはなんとか甲賀忍者の包囲網を突破するのだった。多くの仲間を失った下半蔵を、小萩を連れた上半蔵が訪ね、共闘を持ちかける。伊豆守と四郎兵衛憎しの下半蔵はその話に乗る。四郎兵衛は老中永井信濃守に術をかけ保科殺害を企てるが失敗する。上半蔵と下半蔵はこの機に乗じ保科に取り入る。ついに伊豆守が登城する。光圀は伊豆守を死んだ信濃守の代わりに重用しようとするが、新たに家綱側仕えとなった青山図書が猛反対する。それを保科の自分への対抗策だと読んだ伊豆守は次の手を打つ。日光参詣途中の家綱が誘拐される。それが四郎兵衛の策だと睨む上半蔵は、手引きした人間を探るべく大奥に小萩を送り込む。手引きしていた女・千里は四郎兵衛の娘であった。失意のあまり床に伏した家綱の生母、お楽の方をたぶらかす四郎兵衛。それを盗み見していた小萩は千里に討たれる。晒されていた小萩の遺体を見つけた下半蔵たちは甲賀忍者に襲われるが犠牲を出しつつも撃退する。逃げる甲賀を追った下半蔵は四郎兵衛の隠れ家を突き止める。逃げた甲賀は千里であった。下半蔵は千里を犯す。図書は伊豆守の陰謀で、家綱誘拐のぬれぎぬを着せられ腹を切る。保科は執政職を解かれ、謹慎を命じられる。下半蔵の隠れ家を四郎兵衛が白昼堂々訪ねる。手打ちを進める四郎兵衛だが下半蔵は拒絶する。四郎兵衛は家綱が城中鬼門櫓に閉じ込められていると言い残す。罠と知りつつも、家綱救出に鬼門櫓に向うことを決意する上半蔵と下半蔵たち。下半蔵はいざという時のために、櫓を一挙に崩してしまう仕掛けを施こすよう命じる。そして決行の夜、千里が下半蔵を訪ねてくる。生き残って子を産めと千里に言い残す下半蔵だったが、彼女は腹の子供を流産させていたのだった。鬼門櫓に忍び込んだ下半蔵ら伊賀忍者と四郎兵衛率いる甲賀忍者との死闘が始まる。櫓上層部に斬り込む上半蔵は応戦する四郎兵衛に斬られる。四郎兵衛の絶叫に応対して櫓を崩す作業を始める伊賀忍者たち。そして凄じい亀裂が櫓全体に走り、最後の呻きのような異様な爆音とともに、鬼門櫓は崩れ落ちる。その中で下半蔵は四郎兵衛を討ち果たし、家綱を救出するのだった。翌朝、城中で新将軍家綱御宣下の儀が始まった。勅使対面の席に向かう家綱たちの列に下半蔵が斬り込み、その中にいた伊豆守を討ち取る。無事に逃げ出した下半蔵は河原で死んでいった仲間たちに想いをはせるのだった…。(KINENOTE)1980年の作品で133分の大作です。1978年の『柳生一族の陰謀』は映画公開後にテレビドラマが放送され、本作も同様に連動予定であった[2]。田中角栄が率いる“鉄の田中軍団”をヒントに、陰で策謀を張り巡らせながら時代を動かす忍者軍団の物語にしようと、東映京都撮影所の製作部長である翁長孝雄が企画した[3]。キャスティングは千葉真一が服部半蔵役で主演し[2][4]、脚本も高田宏治がそのような内容にしていた[2][3]。しかし監督の工藤栄一は思いつきで「二人半蔵」という設定を加え、高田の脚本を変えてしまう[2][3]。これに千葉が納得せず[2]、プロデューサーの日下部五朗が間に入るものの[3]、本作から降板してしまった[2][3]。工藤は伊賀と甲賀の忍者軍団が戦闘するシーンでも「アメリカンフットボールを取り入れた殺陣にする」とし、殺陣師の菅原俊夫に「アメフトを勉強しておいてくれ」と指示していた[5]。菅原はアメフトを取り入れた殺陣には、工藤が何らかのアイデアを想定していると思っていたが、工藤の演出はアメフトの試合そのままを伊賀と甲賀に行わせただけであった[6]。 テレビ時代劇のヒットメーカーとして東映京都に凱旋してきた工藤によるアイデア乱発の変更は[3]、「本作の躓きとなり[3]、二人半蔵もアメフトも劇中で何の効果をもたらすことはなかった[6]」と、時代劇研究家の春日太一は評している。(ウィキ)大河ドラマで注目を集めている服部半蔵を扱った作品なので観てみましたが、がっかりな作品でした。闇の中での忍者軍団の死闘を描きたかったのでしょうが、黒装束同士で分かりにくくアメフトのような盾も?です。登場人物も?渡瀬恒彦、西郷輝彦、緒形拳の3人の主役の中では、緒形拳が光っていました。上下の服部半蔵というのも、西郷を起用したかっただけ?水戸黄門が、悪役の金子信雄というのは違和感があります。山村聰などを使っているのですから、もっと掘り下げた内容にしてほしかったですが、尻切れトンボでした。武蔵野市出身の森下愛子はこんな作品にも出ていたのですね。敵役の娘でくノ一役。おっぱい要員?三鷹市在住だった成田三樹夫さんは、もう出てくるだけで悪役をあらわしていました。お金と役者を動員しても、こんな作品ではもう東映時代劇は終ったと思わせる作品でした。配役:· 渡瀬恒彦:下の服部半蔵· 西郷輝彦:上の服部半蔵· 森下愛子:千里(織江)· 原田エミ:小萩(下の半蔵の妹)· 三浦洋一:青山図書· 中島ゆたか:お楽の方· 橘麻紀:矢田局· 奈三恭子:秋野· 本間優二:小六· 蟹江敬三:一飛· 戸井十月:三々助· 成田三樹夫:松平伊豆守信綱· 金子信雄:水戸光圀· 仲谷昇:内藤山城守· 藤田まこと:先代上の半蔵· 山村聡:保科正之· 緒形拳:甲賀四郎兵衛
2023.04.02
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ストーリー:ニューヨーク。毒々しい夜の色彩と光の洪水に飾りたてられたその『闇』をじっと見つめる虚ろな、しかし熱っぽい感情をこめた視線があった。彼の名はトラビス・ビックル(ロバート・デ・ニーロ)、タクシーの運転手である。彼は他の運転手のように仕事場をきめていない。客の命令するまま、高級地区だろうと黒人街だろうと、どんなところへも行く。そんなトラビスを、仲間たちは守銭奴と仇名した。ある日、トラビスは大統領候補パランタインの選挙事務所に勤める美しい選挙運動員ベッツィ(シビル・シェパード)に目をつけた。数日後、彼は事務所をたずね、選挙運動に参加したいとベッツィに申し込み、デートに誘うことに成功した。だが、デートの日、トラビスはこともあろうに、ベッツィをポルノ映画館に連れて行き、彼女を怒らせてしまったのだ。以来、トラビスはベッツィに花を贈ったり、電話をかけても、なしのつぶてだった。毎日、街をタクシーで流すトラビスは、「この世の中は堕落し、汚れきっている。自分がクリーンにしてやる」という思いにとりつかれ、それはいつしか確信に近いものにまでなった。そんなある日、麻薬患者、ポン引き、娼婦たちがたむろするイースト・ビレッジで、ポン引きのスポート(ハーヴェイ・カイテル)に追われた13歳の売春婦アイリス(ジョディ・フォスター)が、トラビスの車に逃げ込んできた。トラビスはスポートに連れ去られるアイリスをいつまでも見送っていた。やがて、トラビスは闇のルートで、マグナム、ウェッソン、ワルサーなどの強力な拳銃を買った。そして射撃の訓練にはげみ、やがて4丁の拳銃と軍用ナイフを身体に携帯し、それらを手足のように使いこなせるまでになった。ある夜、トラビスは食料品店を襲った黒人の強盗を射殺した。この頃から、彼はタクシー仲間から『キラー』と呼ばれるようになった。そしてアイリスとの再会。泥沼から足を洗うように説得するトラビスは、運命的な使命を信じるようになった。大統領候補パランタインの大集会。サングラスをかけモヒカン刈りにしたトラビスが現われ、拳銃を抜こうとしてシークレット・サービスに発見され、トラビスは人ごみを利用して逃げた。ダウンタウン。トラビスはスポートの売春アパートを襲撃、重傷を負いながらもスポートをはじめ、用心棒、アイリスの客を射殺した。アイリスは救われ、新聞はトラビスを英雄扱いにした。やがて、トラビスは何事もなかったように、またタクシー稼業に戻るのだった。(KINENOTE)『タクシードライバー』(原題: Taxi Driver)は、1976年公開のアメリカ映画。監督はマーティン・スコセッシ。脚本はポール・シュレイダー。主演はロバート・デ・ニーロ。製作はマイケル・フィリップス、ジュリア・フィリップス。コロムビア映画配給。第29回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。また、1994年にアメリカ議会図書館がアメリカ国立フィルム登録簿に新規登録した作品の1つ。当時、弱冠13歳だったジョディ・フォスターがコールガールの役を演じたことも大いに話題となった。この映画に影響されてジョン・ヒンクリーがレーガン大統領暗殺未遂事件を起こした。なお、本作自体も、1972年に起きた暴漢によるジョージ・ウォレス大統領選候補狙撃事件からインスピレーションを得たといわれている[2]。 監督マーティン・スコセッシは、浮気した自分の妻の殺害を仄めかすタクシーの客として出演している。劇中ではデ・ニーロ演じるトラヴィスが、精神の昂揚しているスコセッシに終始無言で対応しているが、リハーサルの時には、逆にデ・ニーロが冗談半分でスコセッシのセリフにアドリブで言い返し、驚いたスコセッシは「頭が真っ白になり、言葉を返せなかった」と後に笑って語っている。(ウィキ)トラビスは、ベトナム戦争の帰還兵で元海兵隊員。敗戦後の米国の停滞した社会を映し出しています。学生の頃見て、私にとってはNYのイメージがしみ込んだ作品でした。後年NYで少し滞在しましたが、ここまでひどくはなかったです。もっとも、あぶない場所と時間帯は避けていました。ハーレムには、ガイド付きのゴスペルツアーで行きました。休日にSOHOに散歩に行ったと話したら、以前から駐在されていた方からずいぶん心配されたものです。ミッドタウンでも寄りになると、毛皮を着た女性が足を見せていました。エイズも問題になっていました。客待ちのシーンで、セントレジスホテルがちらりとでていました。久しぶりに観ましたが、デ・ニーロは若いですね。シビル・シェパードはきれいで、ジョディ・フォスターは不思議な魅力がありました。KINENOTEのコメント欄を見たらアベの銃殺に関連したコメントもあって、興味深かったです。トラビスは、元祖無敵の人ですね。日本も失われた30年で、ずいぶん増えてしまったようです。銃社会でない分救われている?
2023.03.30
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