SAMEJIマジメ日記 JAKE JAWSのHP
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今日は、朝7時に家を出て、福岡県の中小企業大学校直方校へ、向かった。この日から、福岡県を中心に、北海道や、和歌山、滋賀、長崎などの地域の商工会や、商工会義所の経営相談員と言う仕事に従事する方27人が8月4日まで、なんと4週間にわたる研修があるのだ。この方達にとっては、約一ヶ月間、博多や北九州では「祭り」が相次ぎ、きっと息抜きには町へ出ることも可能かも知れないが、直方の山の中の自然環境抜群の!?、要するに隔離された環境におかれての大研修プログラムへのチャレンジである。研修プログラムを見せてもらうと、「中小企業を支援する施策の最前線とその背景」、に始まり、「地域発ビジネスの発現と育て方]、とか「経営計画の立て方、進め方」、「財務知識」、「販路開拓」、「販売促進」、そして「コーチング」まで。ぼくは、このコーチング研修部分を講師として担当し、丸一日の7時間研修を、7月27日に実施する。それに先立ち、初日の一日に、[受講者同士のコミュニケェーション]と言う時間を急遽取り込みたいというお話になった。担当の指導員のかたに、ファシリテーションのアイスブレークの手法をお話したら大変興味を持たれて、今回頭で実施できないかと言うご相談を受けたのだ。アイスブレークとして、10:50から12:20までの90分を担当し、「コミュニケーション」と言うテーマで、何か皆さんを、緩やかに活性化をして欲しい。自由に、お任せしたいと言うものだった。これまでの、日本ファシリテーション協会九州支部(FAJ)で、加留部貴行氏と言う大変優秀なファシリテーターの薫陶を日ごろ得ているので、いくつかのアイスブレークの紹介活用に、ぼくなりにアイデアの組み立ては持っていた。事前に渡されたリストをみると27人のうちの90パーセントは、40代50代の人たちである。彼らは、それぞれ専門家として自分の地域で専門家としてすでに活動を十分している大ベテランの方である。そんな方たち相手にあんまり、他愛ないものでは失礼になるなあと、当日の「場」の雰囲気で、何にしようか決めようとある程度緩やかに対応を考えた。始めに、僕自身の自己紹介で、自分は団塊世代のひとりであると、つまり皆さんよりは、僕は年上ですよとアッピールしてから、アイスブレークの紹介に入っていった。まず、皆さんに立っていただき、今日の仲間をよく見てみましょうと「アイコンタクト」を促す。次に、自由に歩き回っての「握手」、ただしここでは言葉は語は使わないでくださいと「言葉縛り!」。その後にでは自由に、各人ご挨拶で「会話してください]と。そして、2分間に出来るだけ多くの方と挨拶をと促した。やっと皆さん、ほぐれてきてくれた。アイコンタクト、握手、会話の説明を僕が始めたらいつの間にかまたまた皆さん、固い表情になっていく。そこで、今度は、「ラインナップ」と言う手法を使う。まず、ファーストネームで、皆さんアイウエオ順にまわるく円になってくださいとお願いする。この時、普段使わない、姓名の下の名前、ファーストネームの方で、並ぶというところがミソなんだが…。円ができたら、みなさんに左右の人の顔と名前を覚えてくださいと言う。次に、その円を崩し、前と違う人と隣り合って、円。そういう円つくりを3回繰りかえし、そして、「では最初の円を再現してみてください]とお願いした。つまり、自分の左右の相手の顔を覚えていればこれはいとも簡単に再現できるのだ。もし自分が忘れていても、相手が覚えていてくれれば大丈夫ということである。3回輪を作り直す。これは[隣人の証人]と言うスキル。初めて会った人の名前と顔を覚えるための、一工夫あるゲームである。みんな、結構喜んでワークをしてくれた。次は、3人1組のグループをつくり、全部で9組になってもらう。グループ内で、各自の自己紹介、2分話す。後で他己紹介としてその人ことを、30秒にまとめて話していただきます、とお願いする。Aさんは話す人、Bさんは聞く人、Cさんはオブザーバーである。これを3人でまわす。1名前、2所属、3自分で思う「自分の長所]を交え、自由に話すように促す。聞く人はメモしても良いですよと言う。その後、自分の聞いた相手の話を30秒で皆さんに、他己紹介。チーム単位で、前に出て紹介していただく、と言うものだった。自分で考えた自分の長所を、他人の紹介で改めて聞くということでの自己承認、自己肯定感を持ってもらおうとした。ただ、50代は、無芸大食が自分の長所などと、ほんとに自分をまだまだちゃんとちら得ていない。恥ずかしいのか、余り自分のことを考えてる機会がないんだなあ。全チームが終わるのにスムースに進行して、時間が余ってしまった!これだけで、時間は目いっぱい掛かると思ったのだが、なんとまだ時間が20分程余っている!そこで、時間を有効活用しなくてはと、一瞬何をしようか迷ったが、最後に、もう一回、みずからの自己紹介にトライしてもらうこととした。テーマは、[自分を漢字一文字にたとえて、全員に改めて、自己紹介]皆さんに、まずは自分の、もっとも自分の個性を現す漢字を探してみてくださいと30秒を差し上げる。さて、それぞれの出てきた[漢字一文字自己紹介]は、こんな風だった。義、笑、和、道、直、気、海、酒、恭、一、思、志、海、山、遊、柔、創、誠、忍、啓、朗…僕は、それぞれの参加者の「漢字」を、黒板いっぱいに書き留めていく。漢字のそれぞれが、みなの自己主張のようにみえる。同じ漢字をあげた人も数人いたが、人は、皆違う。同じ人は一人もいない。それぞれの個性を互いに感じあい、また自分だけのの個性、価値感を意識するということにこのワークは、少しは役立ったのではと思う。講座担当の指導員氏が、黒板に書かれた文字を写真にとっておきましょうと、大変面白くワークを拝見しましたと言ってくれた。さて、27日には、僕の「コーチング講座」となるのだがそれまでにどのくらい皆さん方が仲良くなっているか、楽しみである。
2006.07.10
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