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文庫: 301ページ 出版社: 新潮社 (2004/04) 題名のとおり、すごい殺人事件が起きる・・・・わけではありませんw 小説家を主人公に展開される東野ギャグ炸裂です................<超税金対策殺人事件> 作家にとってもそろそろ確定申告の時期だ。こんなに国に持っていかれるのはごめんだ。 浜崎会計事務所に相談しよう。 しかし、経費で落とせない領収書ばかりであった。 ハワイ旅行や妻に買ってやったコート、アルマーニのスーツ等々を仕事に使ったことにすれば良いのだ。小説に登場させれば良いのだ。しかし、カラオケセットまで登場させなければならないのだ。 そして、出来上がった小説はとんでもないものになってしまった・・・。<超予告小説殺人事件> 売れない小説家松井が連載している「殺しのコスチューム」と全く同じ事件が起きてしまい刑事が2人やってきた。看護師、エレベーターガール、バレリーナと次々に殺されていった。もちろん小説を書いている松井に疑いはかかるのだが・・・。<超長編小説殺人事件> 長編小説が流行っているとのことでライバルに対抗する為には通常の2倍3倍まで話を長くし様々なうんちくを並べなければならない。それにしてもうんちくだらけになったしまった。 ライバル同士負けてはならぬとどんどんエスカレートしていく・・・。...............................................................超・殺人事件 文庫
March 30, 2007
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面白そうではあったのですが、私には合わなかった...。永遠(とわ)も半ばを過ぎて 文庫
March 30, 2007
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単行本: 401ページ 出版社: 中央公論新社 (2002/09) ............ 米国同時多発テロについての論考や考察を極力排し、実際に事件に遭遇した41人の証言だけをまとめた純度の高い「オーラルヒストリー」。生還の裏に隠された衝撃的なエピソードの数々。 ............... 忘れもしない2001年9月11日ふとつけたテレビを見たとき自分の目を疑った。アメリカでの出来事なのに驚きと恐怖と怒りがない交ぜになり、しばらく眠れなかった。繰り返し流れる衝撃映像に「う、うそでしょ」と世界中の人々が一体となった。 あれからもう5年も経ってしまったのかぁ・・・。 ということは5歳も年を・・・・・・・
March 30, 2007
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文庫: 203ページ 出版社: 徳間書店 (2007/1/6) イジメによる自殺が相次ぐ現代、イジメられる子にもう少し強くなって欲しいと思う、と冒頭で筆者はいっている。 洋七いわく、大阪の小学生は強いのだという。 「お前アホやろ」と言ったら、 「なんで知ってんのん」とか「うちの兄ちゃんも」とか「親ゆずり」などの言葉が返ってくるという。 極めつけは「お前アホやろう」、 「おっちゃんよりマシや」だって。おもろいw 笑いに変えてしまう明るさがあるんだな。 日本全国大阪人になったらいいのに。................... さて、今回のがばいシリーズ第4弾はかあちゃん(洋七の母親)が主人公だ。 洋七は15歳になり広島の高校入学が決まると、やっとかあちゃんと暮らせるようになったのだ。 しかし、いざかあちゃんと暮らしてみると今度は佐賀のばあちゃんの事が心配になり、買ってもらった自転車で4日間かけて行ったのであった。 ....................... このシリーズもどれくらい続くのだろうか。そろそろネタ切れって気もする。 このシリーズってビートたけしの勧めで書いたのだそうだ。 そういえばたけしの幼少時代もドラマ化されてたりしたよな。 お笑いコンビ麒麟の田村の貧乏話も本にしたら面白そう。かあちゃんに会いたい 文庫
March 29, 2007
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まだ3月だってのに、今日は夏日?らしい 熊谷は25度だって。 そういえばこの前、春一番(芸人のほう)を知らない人に会った。 というより知らない人の方が多い? そういえば最近見かけないな。 「元気があれば何でもできる、元気ですかー」
March 29, 2007
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単行本: 223ページ 出版社: 青春出版社; 新装版版 (2002/11) ...................... 自分の一番の伝達方法は、会話です。喋りに自信があっても、自分を伝えることはできない。会話のプロ、古舘伊知郎が明かす、面白対話術。90年刊の新装版。 ............................ なかなか面白かった。 言葉尻に「いい意味で」と、なんでもかんでも付けて会話していたエピソードには笑った。喋らなければ負けだよ 単行本
March 29, 2007
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単行本: 285ページ 出版社: 草思社 (2002/06) 奥田秀朗氏推薦。 世の中で騒がれていることの裏の裏を取材して分かった、思わず笑っちゃうエピソード。 ................ <国民の声> かつて筆者がADをしていた頃、視聴者からかかってくるクレーム電話の話。 「からくりテレビでいつも天然ボケをしている女優をなんとかしろ」 「ニュースのアナウンサーの顔が左右対称じゃないのは可笑しい」 等々クレーム電話の面白裏話。<ガリバー王国> オウム事件で沸いた上九一色村に「ガリバー王国」というテーマパークがあった。 当時開園されたときはオウムのおかげで宣伝費が3分の1で済んだという。 その他、オウムのせいで損をした住民は殆どいないというのだ。 変化があったのは、ごく一部の近所の人だけで、あの頃も今も何ら変わらないという。<賛成の反対なのだ> バカボンを思い出します バカボンの話ではなく沖縄米軍基地の話。 1995年に起きた少女暴行事件を発端に「日米地位協定の見直し及び基地の整理縮小」に賛成か反対かを住民に問う投票が行われたが、賛成は53%しかいない計算となったという。 「土地を返せー!」とバスで怒鳴り散らしているのは一部の人間だけのようだ。 「あのバスに地元の人間は乗っていませんよ」とシラケタもんだ。 地元紙でも「住民は怒りをぶつけるべき」と言う見出しが書かれるときもあるという。 実際には地元の人間が軍に土地を貸しているため、持ちつ持たれつであるらしい。 「音がうるさいですね」と問うても「ああ、そういえばうるさいね」と言われる。田舎のカエルの鳴き声と似たようなものだ。 「各地で返還運動やってますけど・・・」と問うと、 「あれはあれで助かってるっサ、基地に反対してくれれば借地料がまた上がるっサ」だってさw<ぶら下がり天国> 自殺で有名な富士の麓の青木ケ原樹海の話。 地元の人は首吊り自殺した人のことを「ぶら下がり」と呼んでいるというのだ。 あまりキョロキョロすると見つけちゃうから、よそ見しないんだって 自殺しに来た人の、申し訳ないけど笑っちゃう話付きw ................. 富士の樹海を有名にしたという小説、松本清張の「波の塔」今度読んでみよう。からくり民主主義 単行本
March 28, 2007
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文庫: 280ページ 出版社: 文藝春秋 (2006/09) ................. 「わたしを助けて」休暇で沖縄へ来た脚本家の前に、かつての恋人が現われる。彼女は「恋愛ドラマの教祖」と呼ばれる売れっ子脚本家となっていた。土曜ドラマのためのシナリオを二人で作り上げていく、息苦しいような四日間の後に…。じんわりとせつない恋の短篇集。他に遺作となった次回作プロットを収録。............... まぁまぁってとこでしょうか。 後半に書きかけの作品が付いています。 しかし、どうして自殺なんて・・・。ふたたびの恋 文庫
March 28, 2007
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文庫: 366ページ 出版社: 小学館 (2005/03) ............... 桐生拓哉45歳、過去を捨て今は大型ホテル(新宿メトロポリタンホテル)で警備員として働き5年になる。 日々単調な暮らしに一匹の子猫が転がり込んで来てからというもの安定した生活が破られていた。しかし、子猫がやってこない日は何やら寂しいのだ。桐生の暮らしに新しい力を与えてくれてもいた。 飼い主が現れてしまい子猫を返そうとすると、留守がちになるので子猫がやってきた時には泊めてやって欲しいと頼まれる。飼い主は若い女性で竹久翔子といった。子猫の名は「ラン」。 若い女性と子猫を共有できるなんて何だかこそばゆい気持ちになった。 そして彼女は頻繁に現れて桐生の身の回りの世話までするような関係になった。 世田谷区北沢の空き地にマル暴の刑事が頭から血を流し発見された。 総員160名を擁する特別捜査本部が北沢署に設置され、身内を殺された事件だけに捜査に力が入った。 そして翔子はアパートのベランダで、何者に矢を放たれ腕にケガを負った。どこかで恨みを買ったのか。だが、警察には知らせたくないという。なにかのっぴきならない理由でもあるのだろうか。 翔子は恐怖にかられ桐生の家に転がり込んできた。桐生、翔子、ランの同居が始まった。 桐生と翔子は街でチンピラに絡まれた。しかし、桐生は数人の男たちを逆に痛めつけてしまう。桐生は一体何者なのか。どんな過去があるのか・・・。 そして、ある日翔子は居なくなった。拉致された可能性もある。 桐生は絶対自分の手で彼女を取り戻そうと決心した。................ 愛らしいニャン子さんも登場し面白かった。 終盤登場人物が多くなり錯綜したので、訳分からなくなった 最後は繋がったけどネ。ガラスの恋人 文庫
March 27, 2007
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単行本: 239ページ 出版社: 宝島社 (2003/07) .............. クレームに噛みつかれたら、あなたは受けて立ちますか? それとも逃げ出しますか? 20余年のクレーム処理人生で出会った、トンデモない面々! 著者のクレーム処理体験を紹介。すべて実例で実用性もバツグン!................. 許せないことって誰しもそりゃーあるけど、ここに登場する面々は半端じゃないねぇ。 世の中トンデモナイ人間がいるもんだ。私には無理だ、この仕事は。社長をだせ! 文庫
March 27, 2007
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文庫: 423ページ 出版社: 新潮社; 改版版 (1970/05) ............... 阪神銀行が阪神特殊鋼に見せかけ融資をしていることが、大同銀行に分かってしまった。三雲頭取は万俵鉄平に確認するが、鉄平はその事実を知らなかった。万俵頭取が裏で手を引いているしか考えられない、一体何を企んでいるのだろうか・・・。万俵頭取は大同銀行の専務と結託して阪神特殊鋼が不渡手形を出し倒産へと追いやらされるさなか、大同銀行との合併をはかる。阪神特殊鋼は会社更生法適用を申請することとなる。 鉄平は阪神特殊鋼を意図的に窮地に追い込んだ父である万俵頭取を特別背任罪で告訴することにしたが・・・。 そして、鉄平他阪神特殊鋼役員は責任追及され、解任されてしまう・・・。.............. ふ・・・。長かった。 結構前の作品なのに、なぜ、今ドラマ化されたのだろう。合併がある程度落ち着いたからなのだろうか。 10年前とかだと、なんだか生々しかったろうし。 なんだか現実的でとっても悲しい話ですね。華麗なる一族(下巻)34刷改版
March 26, 2007
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単行本: 286ページ 出版社: 小学館 (2000/06).................. 恋人との穏やかな日常に、突然生じた疑惑。彼女は自分を裏切り、あの男と愛しあっているのではないだろうか?身を苛む嫉妬。崩壊して行く関係。それでもなお彼女の放つ香りは理性を奪い、「私」を虜にする。そして、白い花の香りをまとったもうひとりの女―。欲望?それとも愛なのか?「香り」を通奏低音に、愛についての張りつめた問いが続く、狂おしく、ピュアな恋愛小説。................嫉妬の香り 単行本嫉妬の香り 文庫
March 26, 2007
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文庫: 637ページ 出版社: 新潮社; 改版版 (1970/05) ..... 万俵大介は第三銀行と平和銀行の合併を阻止すべく第三銀行の不正融資や政治家との癒着を表に出し世間を騒がせる策略を立てる。不正融資の裏にはどうも政治家が隠れているようだ。 阪神特殊鋼の専務万俵鉄平は、アメリカン・ベアリング社からの増注契約を一方的にキャンセルされて危機に陥る。旧友である大同銀行の三雲頭取が多額の融資を了承してくれる。三雲頭取は阪神特殊鋼を自分の手で育てたいと思った。 その矢先、熱風炉が爆発するという事故がおき、死者4名、重傷者5名、軽症者13名という惨事。 銀平の妻が妊娠するが銀平は「これ以上万俵一族の血を継承したくない」「子供はいらない、堕胎しろ」と言われ・・・。 そして鉄平の義父は倒れてしまう・・・。 ............. 中巻終わり・・・。長い。華麗なる一族(中巻)33刷改版
March 23, 2007
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文庫: 295ページ 出版社: 東京創元社 (2003/01) 小学生にとって何が大事件かって、それは学校に行っても担任教師が来ていない時ほど大きな事件はない。 教頭先生が今日は自習だと言いに来た。 小学校5年の慎司はあり得ない経験をした。担任が殺されたというのだ。 少年数人で独自に情報を集め真相を探り出す。時計が落ちて頭に当たって死んだこと、睡眠薬入りのチョコレート、そのチョコを送ったのが同じ学校の教師だということ。・・・とここまでは良かったのだが・・・・・・・なんだか読んでいるうちに、小学生が刑事よろしく先生をつかまえて尋問していって、それをまともに教師は対応し弁解している設定にひいてしまった。 こんな、この世のすべてを知り尽くしたかのような拗ねた小学生いるかな・・・。いないって。子供が出てくる小説って結構あるけど、妙に子供っぽくない言葉遣いとか言い回しだと、醒めてしまう。 勉強できる、できないにかかわらず、小学生はいい意味でもっとアホであるべきだ。なんなら鼻でも垂らしていてほしい(笑 金田一少年の事件簿とか好きな人にはお勧めかも。プリズム 文庫
March 23, 2007
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文庫: 395ページ 出版社: 祥伝社 (2007/02) 民家が寝静まったところを狙い現金を盗む「ノビカベ」こと真壁修一は出所後、自分が逮捕された当時の新聞記事を図書館で探す。 記事には<稲村宅にノビカベが侵入し物色しているところへ妻が物音で目を覚まし110番通報し、駆けつけた署員に捕まった>と載っていた。「物音で目を覚まし」という部分が違うのだ。 押し入ったその家の妻は目を開けて夫を殺そうとしていたのだ・・・。 「ノビカベ」と中耳に響く別の声・・・双子の弟・・・を中心に展開されるちょっと切ない7つの物語。 後でもっかい読んでみたい作品。影踏み 文庫
March 22, 2007
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単行本(ソフトカバー): 246ページ 出版社: 光文社 (2003/3/19) プロ野球を愛し、中日ファンの奥田さんがあっちこっちへ一人旅。 野球観戦やら映画やらマッサージやらを語った毒舌面白エッセイ。まだヤクルトでいうと古田や池山が居た2002年頃の時代の話である。 沖縄の中日キャンプでは長嶋さんがやってきた「えっへっへ」とあの声。その筋の人がいる、と思ったら江夏だった。 松山の坊ちゃんスタジアムではヤクルトと中日の公式戦観戦、台湾ではダイエーとオリックスの海外初公式戦観戦。奥田さんは言い回しがホント面白い、そして下品だw 私は奥田英朗さんの作品が大好きだ。好きな作家ベスト5に軽く入る。 その奥田さんが本作の中でこんなことをいっている「今までの小説は全部まぐれだ、小説家には向いていない、本当は陶芸家とかの職人になりたかったのだ」・・・ふむ・・・・・・そんなこと言わずがんばって書いてくださいな。 しかし最近私はめっきり野球を見なくなった・・・。 巨人にデーブ大久保が居た頃は大好きだったんだが・・・。あの頃はドラマがあって良かった。大久保が涙を流しながら1塁ベースを回った時は、そりゃーもう・・・私も泣いたさ野球の国 文庫
March 21, 2007
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TBS系ドラマ「華麗なる一族」が18日の最終回で、関東地区の平均視聴率30・4%を記録、瞬間最高は自殺した主人公の鉄平が残した手紙が読まれる場面で、35・5%を記録。関西では平均39・3%で、昨年末の紅白歌合戦の平均37・6%を超えた。 小説(下巻)を現在読んでいて、小説を読み終わってからドラマを見ようと思い録画してあるんだけど・・・・・・今朝からニュースで視聴率の話で盛り上がっていた・・・・・・・・って・・・・・・・おーーい鉄平くん・・・・・自殺しちゃった・・・・・・・のね。
March 20, 2007
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単行本: 410ページ 出版社: 朝日新聞社 (2005/7/15) 阪神大震災のさなか、700km離れたN県警本部の警務課長の不破義人が失踪した。 県警の事情に精通し、人望も厚い不破がなぜ姿を消したのか? 本部長の椎野勝巳をはじめ、椎野と敵対するキャリア組の冬木警務部長、準キャリアの堀川警備部長、叩き上げの藤巻刑事部長など、県警幹部の利害と思惑が錯綜する。 ホステス殺し、交通違反のもみ消し、四年前の選挙違反事件なども絡まり、解決の糸口がなかなか掴めない・・・。震度0(ゼロ) 単行本
March 20, 2007
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文庫: 463ページ 出版社: 文藝春秋 (2006/11) 工藤翔太はマニラに住んで日本からやってくる観光客を迎え、セブ島やエル・ニドへの乗り継ぎ便に乗せる。あるいはマニラの半日観光に案内する。客の起したトラブルを処理する。それが工藤の仕事であった。 東京からFAXが入り客をバヤン島に同行し案内して欲しい、というものだった。 バヤン島の近くテオマバルでは政治危機が深刻化し治安も悪い。デモや集会、暴動まで起きていたので問題があった時はすぐに帰国の手続きを取るよう指示が出ていた。 そして工藤は3人連れの、歳はいっているが頭の軽そうな連中を迎えた。 現地の案内人が国の歴史や注意点などを説明しても、3人はどこ吹く風で観光案内ハンドブックを眺めレストランチェックに余念がない。 やがて政治情勢が不穏になり、暴動に放火と街は騒然となり3人は逃げる羽目に。 逃げて逃げて無人島にたどり着いたと思ったらそこには小さな村があった。 彼女たちは助けを求め日本に帰ることが出来るのか。 上巻半分くらいまでは面白かったが、村人との生活が始まったあたりから面白くなくなってしまい斜め読みでした・・・。 好きな人は好きなんだろうな・・・。
March 19, 2007
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文庫: 313ページ 出版社: 講談社 (1997/05) 「あたしには幼い頃の思い出が全然ないの」。7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、私は彼女と「幻の家」を訪れた。それは、めったに人が来ることのない山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった。 そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは…。超絶人気作家が放つ最新文庫長編ミステリー。むかし僕が死んだ家 文庫
March 19, 2007
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文庫: 374ページ 出版社: 集英社 (1990/08) 百舌シリーズ第二弾。 稜徳会病院で公安部長の室井と暴力団の野本他計5人の殺傷事件があったが、その捜査は打ち切りとなった。背後に政治的な陰謀が絡んでいるのではないかと取り沙汰されていた。 稜徳会病院事件の渦中にいた倉木尚武刑事は1年経って事件の真相や陰謀を暴くべく原稿を作り週刊誌に発表したいと考えた。それを手伝わせたのは、やはり事件に関わった明星美希刑事だ。マスコミを使って事件にまた火をつけるのが狙いだ。 編集者に持ち込んだのは良いが内容がぶっ飛びすぎていて記事に出来ないと言われた。証拠でもあれば別だがと。 能登半島沖では海上保安庁の巡視船が国籍不明の漁船を発見し停泊を命じたが無視、機銃を発射し相手の男が一人死亡した。 その男を尋問したらうわ言のように「シンガイ」と2度口にしたという。あの男、百舌・・・新谷のことなのだろうか。しかし、新谷は稜徳会病院事件で間違いなく死んだはずだ。兄の和彦もそれ以前に岬から突き落とされて死んだはずだ。死体は揚がっていないのだが。 新谷は生きていた。死んだと思われていた新谷和彦は実は北朝鮮の工作船に引き揚げられ拉致されスパイに仕立て上げられ日本に送り込まれたのだ。 新谷は稜徳会病院に出入りしている男を使い、身寄りのない孤独な人間を入院させ適当な時期に引き取り戸籍を売らせる。自分の戸籍が50万円もの大金で売れることが分かると大抵の人間は取引に応じるのだ。そうして得られた戸籍は北から送り込まれたスパイの新しい身元保証になる。 明星は倉木のマンションに初めて泊まろうとマンションの前まで2人で来ると、白い上っ張りを着た4人の男に道を塞がれた。倉木を入院させると言っている。知事命令でもあるというのだ。抵抗しようとしたが、注射を打たれぐったりとなった倉木は連れ去られた。早くも事件の真相に迫ることを拒む政治家の陰謀が働いたらしい。 明星は誓った。絶対この手で倉木を取り戻してみせると。 そして、大杉警部補の娘も連れ去られてしまう。 明星は従業員に成りすまし病院に倉木を助けに行った、が、失敗し奴らに捕まってしまった。 倉木は病院で脳手術(ロボトミー)をされたしまったようだ。感情がなくなってしまう手術なのだ。 明星も同じようにされてしまうのか。 仲間の大杉警部補は2人を助けに向かう。 そして、また、院長室での攻防が起こる。 百舌もまた現れるのか・・・。 うーん百舌シリーズ面白い。 第三弾につづく・・・。幻の翼 文庫
March 16, 2007
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単行本: 377ページ 出版社: 講談社 (2003/10) 日本に1つしかない精神科救急に密着取材、その知られざる内部を丹念に探り、脳科学から精神疾患へのアプローチなどの最新の成果も取りこみ深く考察する。精神科医療の流れを知り、今後のより良いありようを模索するための良書。 「精神病は治せるんだ!」医師たちの闘いは今日も続く。 突然妄想に取りつかれたエリートサラリーマン、神様モードの青年、自殺したい少女。24時間態勢で精神科救急に取り組む、日本で唯一の公立病院を3年にわたり密着取材。 知られざる精神医療の最前線を追う。 意外と精神を病む人は多いという。気付かないがあなたの傍にも精神薬を服用しているひとはいるかもしれない。救急精神病棟 単行本
March 16, 2007
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文庫: 160ページ 出版社: 小学館 (2006/12/7) 「妹を僕にください、十五年間僕はそう思い続けてきた、神様はそれを叶えてくれるんだろうか、それとも僕は神様を怒らせてしまったんだろうか」二卵性双生児として生まれ育った兄妹、頼と郁。 一線を越えてしまった兄妹を待ち受ける衝撃の結末とは!?累計六〇〇万部の大ベストセラーコミック『僕は妹に恋をする』と、その映画版を元にしたオリジナルノベライズ。 年のはなれた妹ではなく、二卵性双生児の妹を愛してしまったからこそ、この物語は栄えるのだろうな。僕は妹に恋をする 文庫
March 15, 2007
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文庫: 378ページ 出版社: 講談社 (1993/07) 高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった男は、苦闘の青春を過ごした後、警察官となった。 男の前に十年ぶりに現れたのは学生時代ライバルだった男で、奇しくも初恋の女の夫となっていた。刑事と容疑者、幼なじみの二人が宿命の対決を果すとき、余りにも皮肉で感動的な結末が用意される。 映画にもなったのね。ドラマかな?宿命 文庫藤木直人主演×東野圭吾原作 宿命(DVD) ◆20%OFF!
March 15, 2007
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文庫: 462ページ 出版社: 光文社 (1998/08) 私の大好きな鮫シリーズ。 台湾からやってきた刑事(郭栄民)が台湾ヤクザ(リューマン)に刺されケガをした。 その刑事郭栄民は先日張り込みをした大久保の常設賭場に顔を出していた男だった。何か関係があるのかもしれない。 奈美は中国で13歳まで育ってから日本に移り22歳まで数え切れないほどの苦労をし続けてきた。今はキャバレー「ローズの泉」に勤めている。そのキャバレーにボーイとして勤める楊は店長の亜木を殺してしまった。いつも機嫌が悪い度殴られていたのだ。奈美は虫の知らせか、閉店後一度店を出たが、気になって戻ってきたところで現場を見てしまったのだ。 2人は死体をそのままにして逃げた。楊は指紋を拭いていた。自分が触ったところはすべて覚えているのだと言った。 台湾の殺し屋「ドゥユアン」毒猿。仕留めた死体の上に自分で彫った木彫りの猿の置物を置く。日本でいう「見ザル、言わザル、聞かザル」だ。その毒猿が日本に来ていると郭栄民は確信している。 郭栄民が陸軍最強の部隊「水鬼仔」にいたころの、かつての同僚が毒猿かもしれないと日本へ追ってきたのだ。 毒猿が恨んでいる葉という男を石和組が匿っているとの情報もある。毒猿が戦争でも仕掛けたら新宿は大変なことになるかもしれない。そして毒猿は目的を果たす為、新宿御苑にやつらを呼び出す計画を立てた。<ネタばれあり> 毒猿は新宿御苑の台湾閣のそばの切り株の下に様々なものを隠してある。ウエットスーツ、ナイフ、爆薬等。 池の中に潜み相手をかくらんするのだ。しかし、毒猿は虫垂炎に罹っていた。薬で炎症を抑えているが時々襲ってくる発作に耐えていた。そして奈美が連れ去られ、殴られ、男達に輪姦されているところに鮫島と郭栄民が助けに行く。 舞台は最終新宿御苑へと移りシリーズ最大といわれている殺戮が起こる。 今回の鮫島は脇役だ。彼女の晶もチョイ役だ。郭栄民が主役か?っていうほどカッコイイ。 鮫島と肌が合いそうな本庁の荒木刑事登場。 藪刑事のおちゃらけぶり、タカリぶりには笑えました。毒猿新宿鮫 毒猿(DVD) ◆20%OFF!
March 14, 2007
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文庫: 285ページ 出版社: 集英社 (1997/09) 外車輸入販売店に勤める葉山知可子27歳。会社で仲の良い友人が、3ヶ月前に別れた知可子の元彼安原慎二と付き合い始めた。別れた原因はこのことにあったのかもしれない。 知可子はビデオを借りて帰る途中で2人に会ってしまった。一緒に食事でも?と誘われたが、とんでもないことだ、と思っていると、さっきビデオ屋でひと悶着あった男が歩いてきたので咄嗟に見栄を張りその男を即席の彼氏として紹介した。男は芦田徹といった。 知可子は新しい仕事を任され新車の写真撮影に行くと、例の即席彼氏の芦田がカメラマンのアシスタントとして来ていたのだ。 そして次第に芦田に惹かれていく。 ひたむきに恋する女たちの姿を描く長編。キスよりもせつなく文庫
March 14, 2007
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文庫: 657ページ 出版社: 新潮社; 改版版 (1970/05) 万俵大介は亡き父の後を継いで阪神銀行の頭取になり、今では全国第十位の都市銀行にまで発展させ、万俵グループである万俵鉄鋼も阪神特殊鋼と改称し、近代的な設備をもった特殊鋼メーカーへと成長させた。 阪神銀行で融資担当をしている次男の万俵銀平は地元スーパーの融資に難色を示していた。 粉飾決算に高歩からの借入れと、ズタズタである。他所との合併吸収も視野に入れなければならない。 阪神特殊鋼の専務である長男の万俵鉄平は、将来を見越して高炉建設を考えていた。総工費二百億が必要だが、メインバンクである阪神銀行からの融資40%を見込んでいたのだが、頭取である父の反対により30%まで下げられてしまう。資金繰りに苦労させ、企業家として鍛錬するためなのか。 何しろ不足分十億を何とかしなければならない。 関東の富国銀行が密かに合併の相手を探し始めている。長女の婿である大蔵省官僚の美馬を呼んで、食われる前に食う方策を考えていかなければと万俵大介は思った。 なりは大きいが内容が伴っていない銀行と合併する画策を立てた。 ドラマ化され、なにやら面白そうなので読み始めた。 昭和の時代に書かれたものだが、今の時代とすり合わせてみると実際に銀行は合併を繰り返している。何十年も前に筆者はこうなることが分かっていたんだなぁ。 しかし、長い・・・・・けど面白い。 一気読みはさすがに疲れそうなので、他のを読みつつ合間合間に読んでいます。 ドラマは途中からビデオを撮り始めた。読み終わったらゆっくり見てみよう。華麗なる一族(上巻)32刷改版
March 13, 2007
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あれから約3年‥‥。 全国の読者の横隔膜と出版業界を震撼させた伝説の愉快本「言いまつがい」の新刊がついにリリース! しかも、まさかの2冊同時発売 またまた、笑わせてくれます。 うちの上司は何度言っても「団塊の世代」を「男根の世代」と言いまつがいます。オヌシ相当自身でもあるのか
March 12, 2007
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単行本: 350ページ 出版社: 東京糸井重里事務所 (2004/2/14) 正しい日本語の、あまりにナイスな反面教師。Web新聞『ほぼ日刊イトイ新聞』等掲載をまとめる。03年刊「オトナ語の謎」の弟本。本のカドが丸まっている、裁断が斜め、表紙の紙が小さいなどは「不良品」ではありません。 笑ってはいけない場所でこの本を読んではいけません。w その時の気分にもよりますが、笑い出したら止まりません。
March 12, 2007
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文庫: 347ページ 出版社: 光文社 (2006/6/13) 新宿を根城とし、残った弁当は物色するが、お金は絶対乞わないし、貰いもしない、と頑なにこだわっている路上生活者達が様々な事件にたまたま絡んでしまい、大事な証拠や糸口を握って解決にまで導かれるエピソードの短編。 登場人物は変わらず、いつも女性物のミンクのコートを着ている将軍、その相棒軍曹、元医者のドッグ、元教授でプロフ、元板前の花板、社長、隠居、毎度お馴染み刑事のモーさんこと牛尾と青柳。 一番はじめのが一番面白い。 短編じゃないと思って読んでいて、この先どうなるんだー?と期待を込めて読んでいたら解決してしまった。殺人のスポットライト 文庫
March 9, 2007
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単行本: 476ページ 出版社: 講談社 (2004/2/26) 消えた核爆弾を探せ! 父親のアブナイ仕事を手伝う高校生リュウ。今度の敵は国際テロ集団。東京と美女を核爆弾から守れるか? ノリも女好きも正義感もそのままに、あの親子が帰ってきた! 人気シリーズ完全復活。 帰ってきたアルバイト探偵(アイ)文庫帰ってきたアルバイト探偵(アイ)単行本
March 9, 2007
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文庫: 477ページ 出版社: 講談社 (2005/02) 間抜けで哀れな父親は初めて家族でドライブに出掛けた。一週間前に免許を取ったばかり。 家族三人の乗ったワゴン車はカーブを曲がり切れず対向車線にはみ出し、トラックに正面衝突してしまった。母親は一命を取り止めたが、父親と息子は即死した・・・。五年前の出来事であった。 一雄は会社をリストラされ人生ボロボロになり、本当に疲れきっていた。 夢も希望もなくしていて、もう死んでもいいや・・・と終電の終わった駅前のロータリーのベンチで溜息を漏らした。 すると知らぬうちに現れたワイン色のオデッセイが目の前に来て、助手席から男の子が顔を出し「遅かったね」「早く乗ってよ、ずっと待ってたんだから」と言われ訳も分からず乗ってみることに。 車が走り出す。前の信号はずっと青、青、青。静かに空を飛んでいるかの様な走りだ。僕は駅前のベンチで脳溢血やら心筋梗塞で死んでしまったのだろうか、一雄は思った。 運転席には父親、助手席には小学校高学年くらいの男の子が乗っていた。男の子は健太くんといった。 そして若い頃の父親が一雄の前に現れる。 父親は末期の癌で病床にいた。一雄は父親の仲が悪かった。最後に仲直りをしたい、そんな思いが時空を超えて会いに来たのだろうか。 とっても切なくて、家族とか、親子関係とか、色々と見つめなおすことができる温かい一冊。大好きな一冊です。 オデッセイ長い冒険旅行 古代ギリシャの叙事詩に「オデュセイア」というのがあって、それが語源なのだそうだ。<本文中より> 今夜死んでしまいたい。もしもあなたがそう思っているのなら、あなたの住んでいる街の最終電車が出た後の駅前に佇んでみるといい。暗がりの中に赤ワイン色のオデッセイが停まっているのを見つけたらしばらく待っていて欲しい。橋本さん親子が気に入ればあなたを乗せてくれるはず・・・・。流星ワゴン
March 8, 2007
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文庫: 533ページ 出版社: 角川書店 (1998/04) 歌舞伎町の裏社会で楊偉民こと通称薬屋のじいさんのことを知らないものは居ない。歌舞伎町での様々な情報が入ってくる場所だ。台湾人と日本人の半々(ハーフ)の健一を楊偉民は以前面倒を見ていた。 健一がじいさんのところで油を売っていると、呉富春が戻ってきたことを知らされる。富春(フーチュン)は以前裏社会の大物元成貴の右腕の男を殺して逃げていたのだ。あの男が戻ってきている、目の前に死神が現れたような気がした。 かつて健一と富春はコンビで散々悪さをしてきたが、やがて健一は富春の凶暴さを持て余すようになった。そして、とうとう元成貴の怒りを買うことになってしまったのだ。 その富春が元成貴のやっているクラブを襲撃した。いったい何を考えているのだ。何が目的だ。健一がクラブに行くと富春は「女はどこだ!?」と叫んで拳銃を発砲したという。 この事件の前に「助けて」と健一に助けを求めてきた女がいた。もしかしてあの女のことなのか。 女は夏美といった。富春と別れたくて逃げてきたのだという。何か企んでいるかもしれないが、夏美の容姿に惚れ込み、ひとまず匿うことにした。 健一は元成貴に呼び出された。富春のことで何をされるかわかったものではないので保険を掛ける事にした。元成貴とは敵対とされる北京マフィアの雀虎と取引し味方してもらう作戦だ。 かけひきは成功したが、元成貴に「富春を3日以内に連れて来い!かつての相棒だから居場所は分かるだろう」と脅された。富春がとうとう健一に助けを求めてきた。夏美のことは伏せて富春に会い、元成貴を始末する計画を立てた。 はたして健一の思惑通り事を運ぶことが出来るのか。<ネタばれ> 健一は半々である天文を使い元成貴を呼び出し、そこで富春に始末させる計画を立てた。 匂いを嗅ぎつけた雀虎に捕まってしまい、しぶしぶ計画を話す。その見返りとしてショットガンを借りた。そのショットガンを紙袋に入れ知り合いのホームレスの次郎に頼み、ある男に渡せと頼んだ。 健一は夏美のことをどこまで信用して良いものか不安だった。自分は利用されているだけなのかもしれない。 実際調べて見ると男に身体を提供し、その見返りとして自分の思うままにことを運ばせる、嫌いな者を排除してもらう、そんな人生を10代の頃から送ってきた。さらに分かったことはなんと富春とは兄妹だったのだ。夏美は実の兄の寝る女だったのだ。 そして元成貴暗殺実行の時がきた。富春は持ち場に隠れている。健一は携帯電話で指示を出す。 富春は手が汗だらけになり震えが止まらない。 元成貴が歩道を歩いてくるのが見えた。富春が飛び出す! と同時に牛丼を食べていた人間が何人も飛び出してきた! 路上では想像も付かない展開、そして惨劇・・・・。 たしか以前にも2度ほど読んだ記憶があるが、半分位忘れていた。 久々読み返してみたが、いやー面白かった。 映画も久々見てみるか。金城武が役柄に見事にマッチしてたような。不夜城 文庫24%OFF!不夜城(DVD) ◆24%OFF!
March 7, 2007
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文庫: 287ページ 出版社: 集英社 (1998/08) <鬱積電車> 知らない者同士が乗り合わせる電車内にはOL、女子高生、中高年、妊婦、子供と様々な人達が一時共に過ごす。 シルバーシートを占領し、とぼけるやつ。それを気付かそうとする老女。 スカートの中をなんとかして覗き見たいと思っているエロ男。あんな男に見せるもんかと考える女。 それぞれが何を考えているかはたから見ると面白い。考えていることがまわりに分かってしまったら困るだろうなぁ。<しかばね台分譲住宅> 住宅地で路上に腹を刺された死体が早朝見つかった。 家から続々と住人が出てきて死体を取囲み輪になった。 「警察に連絡するしかないでしょうな」と一人が言うと、別の人間が「新聞にも載りますねえ」「テレビのニュースで流れたりとか」「大騒ぎになるでしょうねー」と皆が口々に言っている。 「イメージが悪くなり家が値下がりするわよ」 「このままにしておく訳にもいかんしなー」 「いっそのことどこかへ埋葬しちゃいましょうか」物騒なことを言い出すものまでいる。 「いっそのこと隣町の黒ヶ丘タウンへ捨てに行きましょうか、へへへ」 車のトランクに死体を入れ、町内会長と数人で捨てに行った、黒ヶ丘タウンへ。 しかし、新聞には出ないしテレビも騒いでいない。おかしい・・・。 すると次の日の朝、例の死体がまた、自分たちの町に捨てられていた。 オチが最高です。怪笑小説 文庫
March 7, 2007
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栃木県で煽り運転の末2名を死傷させた男が逮捕された。 これを機会にどんどん煽り運転についてマスコミは取り上げてもらいたい。 私は煽らない派なのでトラックなどに煽られた時はホントムカツク あまりに酷いときは急ブレーキをカクンとかけてやるのだが、トラックだと危ないからそうはいかない 以前に煽られてブレーキを踏んでやったときの話ですが、普通車で後部席から小学生位の子供が体をだしており、運転手は男・・・・・今だとブレーキを踏み後ろをミラーで確認すると、子供がおもいっきり前にこけてた姿が見えましたヨ、フフッしてやったり子供を乗せているんだから静かに走りなさい 急ぐ場合も多々あるでしょうけど、あれって癖だと思う。 酒飲み運転と同じくらい厳しくして欲しいものだ。危険運転致死傷罪(刑法第208条の2)第2項に、人又は車の通行を妨害する目的で,走行中の自動車の直前に進入し、その他通行中の人又は車に著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で四輪以上の自動車を運転し、結果、人を負傷させたり死亡させたり・・・・・となっている。 事故に及ばなかった場合には安全運転義務違反の軽い反則行為として処理されるため、罪の意識も薄い者が多く問題であり、今後の法改正を願いたいところ。
March 7, 2007
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単行本(ソフトカバー): 264ページ 出版社: バジリコ (2006/5/30) 小説やTVドラマより面白い警察の真実を、元警視庁刑事の著者が大公開。モテモテ絶倫警官、銃を撃ちたがる警察官の行く末、株主総会シーズンの密かな楽しみ、警察官の合コン事情…。門外不出の裏話が満載! さすが元警視庁刑事って感じの顔つき、鋭い眼光の北芝さん、最近テレビで見かけないなぁ。警察裏物語
March 6, 2007
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ニュアージュとは、フランス語で「雲」のことを言うらしい。 千里眼シリーズというより、姉妹作?ってな感じで小柄な臨床心理士一ノ瀬恵梨香は放火事件の犯人を言い当てたことで、白羽の矢がたち大量破壊兵器を作って本人は自殺してしまった事件に協力することになる。 関東一円の破壊能力があるかもしれない「ベルスティック・プラズマ爆弾テロ」を恵梨香は阻止できるか!蒼い瞳とニュアージュ 文庫
March 6, 2007
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文庫: 376ページ 出版社: 幻冬舎 (2000/10) 男たちは少女をどこかへ連れて行く途中に後部座席で暴れられ、その拍子でドアが開き少女は落ちた。 落ちた先は崖になっていて、セーラー服のリボンが途中に引っかかっていた。「これを持っていって殺したことにしよう」男は言った。 殺しを依頼したのは少女の両親だった。 父、風祭靖久の兄が一人の少女を連れてきた。死んだ歩美と同じ制服を着させた。「今から君は川中歩美だ」 そして、祖母の風祭信代の家に預けられた。今のところ順調であることを歩美は風祭靖久に電話で報告した。 風祭信代がトップに立つグループ企業のパーティーに歩美は連れて行かれ、そこで会ったフリーライターをしている栗山という女が歩美は妙に気になった。 歩美には尾崎拓郎という兄が居て、歩美の本当の名は尾崎由美。拓郎が由美に久しぶりに会い、今は歩美という名でお嬢様をしている話をする。何やら金の匂いがぷんぷんするな、便乗するしかないな、と拓郎は思った。 フリーライターの栗山愛子はニュースキャスターと付き合っていた。笹井というキャスターはアシスタントの女にも手を出していた。そのことが愛子にばれてしまい、記事にでもされると困るので、笹井は取引を考えた。 由美は歩美として中学校に通い始めたが、その学校で生徒と先生が駆け落する事件が起きた。 栗山愛子の学校へのスクープ取材、たくらみ、事件は陰謀に少しずつ迫っていく。 涙のような雨が降る 文庫
March 5, 2007
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鏡の法則単行本: 96ページ 出版社: 総合法令出版 (2006/5/10) インターネットで爆発的にひろがっている、愛と感動の真実のストーリー。 この短い物語には、あなたの悩みを解消し、運を開くヒントがあります。 泣けますよ、ホント、例のところで・・・。 特に親に迷惑ばっかり掛けていた人にお勧めですかね。 結構売れてるようですね。
March 5, 2007
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文庫: 276ページ 出版社: 徳間書店 (2006/01) 佐賀のがばいばあちゃんの続編、第三弾。 幼い頃、原爆でとうちゃんを亡くした徳永昭広は小学校二年生から中学三年生まで佐賀のばあちゃんに預けられた。 かあちゃんが居なくて寂しかったが、貧乏ながら底抜けに明るいばあちゃんとの暮らしは楽しく佐賀が大好きになっていた。 その後成人した昭広は律ちゃんという娘とかけおちをし、いざ東京へ。親戚の家やホテルを転々とする。 公衆電話を使うのに律ちゃんは、 「佐賀の10円でいいのかな?」といい、近くのタバコ屋へ行き、 「あのぉ、これ佐賀の10円なんですけど、東京のと取り替えて下さい」とおずおずと言ったのだ。 そして、次に目指したのは大阪であった。そこで吉本新喜劇に会ったのだ。 今回は律ちゃんこと今現在の奥さんである人の思いやり溢れるエピソードがふんだんに詰まっています。 修行時代から始まり成功、そして人生のバブル、終焉、そして現在。いつのときも陰で支えていたのは佐賀のばあちゃんであった。がばいばあちゃんの幸せのトランク 文庫
March 2, 2007
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文庫: 284ページ 出版社: 文藝春秋 (2006/05) 起案書に30以上もの印鑑が押され、最後に法務大臣が執行命令をくだす日本の“死刑制度”。「人殺し!」の声の中で、死刑執行の任務を命じられた刑務官が、共に過ごした人間の命を奪う悲しさ、惨めさは筆舌に尽くしがたい。死刑囚の素顔、知られざる日常生活、執行の瞬間など、元刑務官だからこそ明かすことのできる衝撃の一冊。 死刑執行を実行した刑務間は、ほぼ不幸な人生になっているという。「仕事で人を殺す」ことで気が触れてしまうらしい。しかし大変な仕事だ。死刑制度に反対賛成と、以前から問題になっているが、私は賛成派だ。犯罪抑止の為にも廃止してはいけないと思う。被害者のことを考えれば「廃止しろ」なんて言えない筈だ。全体的にもっと重くしてもよいくらいではないか。生かしておくにも我々の莫大な税金が投入されているのだ。 冤罪や知的、精神障害者の犯罪となるとまた、話は違ってくるが。元刑務官が明かす死刑のすべて 文庫
March 1, 2007
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文庫: 390ページ 出版社: 文藝春秋 (2003/11) それは1本の電話から始まった…。“忙しい”が口癖のOL亜理子は、その晩十数年ぶりに幼なじみ恵美の声を聞いた。 偶然亜理子の連絡先を知ったという恵美は、奇妙に明るい声で、梨紗も誘ってかつての仲よし3人組で再会しようという。“なぜ、いまごろ、どうして…?”心の奥に閉ざされていた夢のような妖しい記憶。 亜理子は軽い眩暈とともに、あの夏へと溯っていった―。 現代社会に生息する、あたりまえで不思議な女性たちと、彼女たちの深層に潜む恐ろしい原体験を綴る、衝撃のサイコ・サスペンス。水の中のふたつの月 文庫
March 1, 2007
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